登山(北アルプス)

島々谷へ

霞沢岳その2からの続きです。

次の日は下山日。

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早朝に起きると少し朝焼けして、穂高岳にかかっていました。この後、展望台に急いで行きましたが、もう色がなくなっていました。残念。

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島々谷へ下山を開始します。

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細いけど、しっかり歩かれている感じでよい道です。

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さすがに谷に入るとちょっと湿気が多くなります。予想よりも早く力水。
この水はなかなか美味しい水で、持ってきた水を捨て、たっぷり飲んで、たっぷり汲みました。

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どんどん谷を下っていきます。途中では何度も橋で渡り返しながら進みます。古くはウェストンも歩いた道。もちろん当時はこんな良い道ではなかったでしょうね。随分歩き、岩魚留小屋に着きます。もう今は営業はしていないようです。このまま朽ち果てていくのでしょうか。

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水が流れているところもあり、歩きにくいところもありますが、登山道は続いています。瀬戸上橋のあたりは谷の一番の見どころという感じでした。

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瀬戸下橋のあたりもちょっと森が暗く、ひんやりと冷たい沢風が吹いておりました。

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先へ進むとベンチがありました。そのあたりが中間地点のようです。

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だいぶ道が悪い所があり、また、横から来る沢で靴を濡らすような所が結構ありました。それでも進んでいくと、古い炭焼き窯がしっかり残り、案内板もありました。

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二俣へ出て、その後は長い林道歩き。水が溜まっている所もあり、歩きにくい道でした。ようやくゲートを見ますが、まだ先は長いです。

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砂防ダムでは下から吹き上げてくる飛沫が林道にまで来ていてびっくり。さらに歩いて島々谷発電所を見て、さらに進んでようやく駐車場。ゲートを過ぎて、島々の集落を見て歩いていくと、ようやく徳本峠入口に着きました。近くには島々のバス停がありますが、もう今はバス停が廃止され、安曇野支所前バス停まで右に行かなくてはいけません。

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そこからバスに乗ってもいいのですが、時間も早かったので、後40分ほど歩き、新島々の駅まで歩きました。さすがにちょっと疲れました。

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霞沢岳へ その2

1からの続きです。

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暗いうちに出発していく人達が多かったですが、自分はのんびり派。明るくなってから出発します。ガスが上がりつつあり、展望台からは穂高岳も見えていました。寒いので雨具の上を着て出発。

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まずはジャンクションピークまでかなりの登り。ひたすら登ります。天気がよかったです。

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しばらく進むと雲海と乗鞍岳を見ることができます。

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のらりくらりとアップダウンの稜線を進んでいくと、ようやくK1が見えてきました。もうこの時でも草紅葉していたようです。

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さすがにK1の直登はきつかった。でも穂高岳の素晴らしい眺め。手前は六百山です。

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右がK2、その先が霞沢岳です。K2の登りがきつそうです。

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登ってみれば、K2手前の岩がちょっと登りにくい障壁みたいな感じでしたが、その先はたいしたことはなく、拍子抜け。しかし、霞沢岳が近いようで、意外に歩かされました。
山頂からの眺めももちろん素晴らしいです。

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焼岳もよく見えます。まだ歩いたことないなぁ。そのうちに行かなくては。

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たくさんの人に会いながら、往路を戻ります。帰りの方がジャンクションピークまでの長い緩やかな登りで結構疲れて時間もかかりました。ジャンクションピークにつくとおじさんが一人。夜行で上高地から来て往復するつもりだったようですが、ちょっと遅くなってしまったらしいです。

この日はテントに戻り、徳本峠でもう一泊しました。するとやはりさらに人が増えて小屋の裏手もテントで一杯でした。

島々谷へに続く。

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霞沢岳へ

時間経ちすぎですが、SWの9/19~は北アルプスへ。

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久しぶりの上高地。平地は晴れでしたが、残念ながら山は一日目はまだ天気が回復しておらず、ガスのかかる状態でした。観光客は思ったほどまだ多くありませんでした。

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まずは軽く明神へ。その先から徳本峠に向かいますが、なんとカメラが故障。
エラーが出て写真が取れず焦りました。

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仕方なく徳本峠に向かって登っていきます。ようやく途中でガチャガチャやっていたら、なんとか撮れるようになり、ホッとします。

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思ったほどの時間ではなく最後の水場に着きます。沢水で、それほど美味しいというほどの水ではありませんでしたが、徳本峠には水場がない(小屋では汲み上げた水を買えるけど)ので、貴重な水場ですね。

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小屋に着くと、もうテン場はほとんど一杯。ここは10張りしかないんです。ただ、この時は裏手にあるヘリポートを開放してくれたので、裏にも張れました。ただし、小屋の発電機があるので裏手は発電中はうるさいです。写真は昔からの小屋。今は宿泊には使っていないらしいです。

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こちらの右が現在の小屋。もちろん予約で一杯ですので、予約なしでは泊めてくれません。

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早い時間からガスに包まれ、穂高岳の眺めもあまり楽しめなかったです。
この日はとても寒く、夏用シュラフを頭までかぶっても寒くてガタガタ震えてしまいました。持って行ったダウンを着込んでようやく落ち着きました。
さて、次の日は果たして晴れてくれるのでしょうか。

その2に続く。

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有明山へ

随分と時間が経ってしまいましたが、1日は有明山へ。

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ムーンライト信州を穂高駅で下車し、中房温泉行きのバスに乗ります。有明荘で下車したのは自分一人だけでした。東京は超熱帯夜でしたが、沢沿いということもあって、寒いぐらいの気温にびっくり。ウィンドブレーカーを着こみました。

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わずかに登った駐車場の先から登山道になります。

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滝への道を左に分岐し、ひたすら登りになります。木段などもいくつもあってきつい道でした。

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途中、右に行くように表示があり、それを右に少し進んでから登ると、踏み跡になります。あれれ、この先は人があまりいかないのかな?この時点で道迷いをしているとは気づいていませんでした。テープも付いているし、そう思ってどんどん登っていくと岩場で塞がれてしまいました。うーむ、やはりこれは道ではない、おそらく登山道は右手だろうと思います。

少し戻って右へ巻き、登ってみたのですが、やはり何かおかしい。谷状の地形を登ることもできそうでしたが、無茶はやめようと戻ります。しかし、これも笹ヤブがひどく、戻るのも危ない感じでした。ようやくテープを見つけてなんとか元の分岐まで戻れました。

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戻ったところの道標。素直に右に右にと進まなくてはいけません。

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右にわずかに行くと上に行く道にはご覧の通り☓印が付いていました。もちろん、上へ行くときにはこんなものは見ませんでした。テープのあったあの踏み跡はクライマーさんなどがたまに使っているのかもしれません。

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登山道は予想以上に右手に進んでいく道でした。無理に右に行かなくてよかったです。斜め登りが続き、岩場に出るとようやく眺めが出てきました。

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その先もちょっと下って登り返しが何箇所かあり、岩もあったりするので、越えたり、巻いたり、なかなか忙しい道で疲れます。ようやく稜線らしきところまで登れました。

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樹林から出ると日差しが暑いこと。岩場からは雲海を眺められました。

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しばらくの登りで着いた山頂。ここは北岳。数人休まれていました。その中には道に迷う前に抜いた方もおりました。どうやらその人達もやはり少し迷ったそうです。

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南岳を目指します。少しアップダウンを歩くと三角点がありました。

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中岳まで10分ほど、その先はあまり人が行かないようで、踏み跡という感じでした。細かいアップダウンが多く、疲れます。その上日差しがきつい。ようやく着いた南岳、ほとんど日陰もないので、写真を撮っただけで引き返しました。

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中岳の祠の向こうには燕岳の稜線をよく見ることができます。

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北岳山頂は日差しがカンカン照りなので、自分は休む気にはならず、そのまま下って樹林に入った所で昼食を取り、休みました。往路を戻りますが、やはりまだまだ遠いです。下りもそれなりにきつい道。ようやく迷った分岐まで戻った所でしばらく休憩。

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途中にはセンジュガンピ。下り道はどうやら登った道と違う道を辿ったようで、木段はあまりなく、ロープのついたところが何度もある道でした。

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ようやく登山口に戻ってきました。さすがに暑い。でも、東京の暑さに比べたら、遥かに普通の夏の気温でした。

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花の白馬岳 その2

その1からの続きです。

早朝に起きるとかなり寒い気温。

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やはり昨日の夕方と同様、雲の多い天気であまりよろしくないようです。

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朝一番の登りをこなして白馬山頂からの眺めも昨日と変わらず。

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寒いせいか、まるまっていたりするお花もあったりします。風が冷たいのでずっとウィンドブレーカーを着て歩いていました。

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朝日岳方面の縦走路との分岐からの眺め。さすがに縦走路を歩いていく人達は自分は見ませんでした。

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小蓮華山を目指します。

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しばらく登ると小蓮華山。槍みたいなのが立ってます。

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ここまで来ると白馬大池が見えます。その向こうに見えるのは雨飾山や妙高の山々でしょうね。

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途中から雨がぱらぱらと風に混じって吹き付けてくるようになりました。
やっぱり雨山行かな?途中で雨具の上を取り出して着ました。

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雨が多かったのか、雪が多かったのか、白馬大池は随分水があるように見えました。

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白馬大池で雨がしっかり降り出し、慌てて雨具を下まで着て、さっさと先へ進みます。
登り返すと乗鞍岳。一旦雨は小止みになりました。
この先へ進み、下っていくと、雪渓になります。斜度があって途中でロープを掴んで下ることになりましたが、ロープは雪の上にあったのでかなり冷たく、手も擦れて痛いです。

しかし、問題はその先。夏道が出ておらず、雪の急斜面の直下降を強いられ、ロープはあるものの、かなりびびりました。
自分はピッケルが欲しいと思ったぐらいです。とても写真を撮る余裕はありませんでした。
さらに、雨も本格的に降り出し、ひたすら下りました。

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ようやく天狗原手前で風吹大池への道が分岐していて、ホッとしました。
しかし、その先は石ゴロの道で下りにくく、雨で滑るところ多数でこれまた下りは難儀の道でした。途中で一度、ネマガリタケが刈られた上に乗って転んでしまい、ネマガリタケが手にグサッと刺さってしまってちょっと傷を作ってしまいました。

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栂池自然園の建物などがある所に出ました。時間的に余裕なので栂池自然園を回ろうと思っていましたが、この天気では、とてもそんな気にならず、そのまま下ってロープウェイに。駅に入ると「もう次の便が出ます。」と急かされて、急いで切符を買ってロープウェイに乗り込み、あっという間に栂の森。再び雨の中を少し歩いてゴンドラに乗り、なんかベルトコンベアに運ばれた感じで、あっという間に山麓に着いていました。

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バス停に行くと次は長野行のバス。近くの案内所で白馬駅までのチケットを買いました。
でも、このバス、白馬八方も通りました。知っていればそこで降りたのになぁ。白馬駅から雨の中、傘をさして以前にも入浴したみみずくの湯へ。→以前のレポ

さすがに入浴料は600円に値上がりしていました。
でも、やっぱりいいお湯。露天風呂から雨に煙る山を見ながらのんびり入浴しました。

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松本方面へは3時間以上普通列車なしという状況。駅の時刻表で調べるとそのまま普通列車を乗り継ぐと途中の乗り継ぎが悪く、東京に着くのは深夜に近い時間になってしまいます。2時台に特急があり、今回は青春18切符ではないので、松本まで特急に乗り、後はいつも通り、のんびりと帰りました。

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花の白馬岳へ

11日(金)夜から土日で、久しぶりにお花を見に白馬岳へ行ってきました。

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夜行快速ムーンライト信州に乗るのは久しぶり。どうせ雨だろうと思っていたら、台風が来てこれじゃだめだと諦めていたら、東京はほとんど影響なしというのはびっくり。おかげで台風一過のようです。

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大雪渓を登るのは13年ぶりのこと。5本爪ですけど、軽アイゼンとストックを持ってきました。

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それなりに残雪は多いようですが、台風の影響なのかだいぶ雪がくさっていて登りにくい感じがありました。

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やっぱりそれなりにきついですね。

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雪渓が終わればお花畑が広がります。ただ上部でも結構、残雪が残っていて、雪渓を横断したりしました。

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このあたりまで登れば、もう白馬岳頂上宿舎はもうあとわずか。

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小屋を過ぎてさらに白馬岳の頂上を目指します。

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人もそれほど多くないので、小屋の受付はせず、そのまま山頂へ。まだ12時になっていない時間でした。ちょっと雲が増えて雲ってしまいました。

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それでも剣岳はしっかり見えていました。

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まだ白馬大池まで行ける時間でしたが、あえて白馬山荘に泊まります。
久しぶりの小屋泊でしたが、1泊2食\9,500と随分料金が上がって、旅館並みでした。

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やっぱり生ビールでしょう!(^^)v
一杯850円で、剣立山連峰を眺めながら、ちょっと贅沢なビールでした。

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雲がちょっと取れて再び天気がよくなりましたので、しばらく散歩しました。

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残照に照らされる杓子岳もなかなかです。

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夕闇迫る時間に山頂まで登ってみました。風がビュービューと吹き、かなり寒かったです。
小屋は空いていて、両隣とも誰も来ないぐらいの状況。夜行の疲れもあり、あっという間に寝に入りました。

その2に続く。

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夏の思い出 北アルプス表銀座コース 燕岳~槍ヶ岳3

2からの続きです。

3日目もやっぱり良い天気です。

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早朝の富士山と八ヶ岳、南アルプスなどのシルエットがいい感じでした。

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日が出るともう暑い。槍沢の雪渓はだいぶ雪が残っていて、アイゼンもストックもなかったのでちょっと不安でしたが、なんとか下っていきました。

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ようやく着いた槍沢ロッジ。ここで一休み。しかし、この後もずっと長い歩きが続くんです。

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約1時間歩くごとに休み、ようやく河童橋へ。観光客に混じって穂高の眺めを撮影。
暑かったですが、やはりいい山でした。

入浴しようと思っていた某温泉旅館(上高地じゃないよ)はすでに廃業していました。なので上諏訪に行き、片倉館で入浴して、ようやく汗を流すことができました。

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夏の思い出 北アルプス表銀座コース 燕岳~槍ヶ岳2

1からの続きです。

4時に起きます。
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早朝は冷え込んだので快晴を期待してテントの前を明けると、やはり雲がほとんどない天気でした。

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テントを畳んで出発し、下っていきます。ようやく大天井ヒュッテへ。
さすがに登山者は出発した後みたいです。

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喜作新道をあるきます。途中からは常念岳の向こうに富士山が!

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目の前の槍ヶ岳まではまだ遠いなぁ。

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ヒュッテ西岳までは意外にかからずに着きました。

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しかし、水俣乗越からの東鎌尾根の登りはきついものでした。階段の登りもあってバテバテになります。ようやく登り着いたヒュッテ大槍からの槍ヶ岳。

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足にきてしまい、辛い思いで槍ヶ岳山荘に着きます。しばらく休んでから槍の穂先に向かいます。左側の景色が開け、素晴らしい景色が広がっていました。しかし、これもわずかな間。帰りにはガスってしまって何も見えなくなっていました。

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みなさん、これをバックに記念撮影していました。

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三角点は...。女の子の手の下でした。

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ガスってきてしまったので、槍ヶ岳山荘を撮ります。

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このまま下ろうかと思いましたが、日の差す時間に雪渓を下ると、もう痛くなっていた日焼けがさらに酷くなりそうでしたし、下へ降りればもちろん暑くなります。なので殺生ヒュッテ前でテントを張り、次の日に下山することにしました。でも、やっぱり日射しが強烈で、テントの中も灼熱状態でした。

3へ続く。

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夏の思い出 北アルプス表銀座コース 燕岳~槍ヶ岳

だいぶ遅くなってしまいましたが、17日(土)~19日(月)で北アルプスに行ってきました。

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夜行快速を穂高駅で下車し、バスで中房温泉へ。歩き出しますが登山道が渋滞でした。

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合戦尾根はやはりそれなりにきつい。水場で3L汲んで持ち上げます。合戦小屋ではいつも通りスイカを食べている人が多かったです。

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燕山荘の手前のテン場のあたりは珍しく雪渓が結構残ってました。目の前には広い眺めが。今年は雪が多く残っているようで、ここ数年の眺めと少し違う感じで新鮮でした。

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青空の中、燕岳へ。石のオブジェという感じですね。

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山頂へ。北燕岳へ向かう人がいて、去年の餓鬼岳への縦走が思い出されます。

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近くにいた誰かがイルカにそっくりと言っていたのですが、後で調べたらやはりイルカ岩と名付けられているようですね。槍ヶ岳もきれいに見えて、対比が良かったです。

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燕岳にもコマクサは多いですが、山荘の少し先にもコマクサがよく咲いています。

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蛙岩などを経て、大天井岳に向かいますが、ちょっと雲が出てきて怪しい雰囲気に。

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道を開いた喜作のレリーフが付けられています。

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通り雨に降られたものの、なんとか大天荘に着きます。表銀座を歩く場合、大天井ヒュッテの方が近いですが、テント場はこちらにしかありません。

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テントを張ってから、大天井岳の山頂を往復します。歩いてきた縦走路が見えました。

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明日はあの手前の長い尾根を歩いてそれから槍ヶ岳まで行くのです。果たして行けるのか不安になります。しばらく眺めてました。

2へ続く。

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燕岳から餓鬼岳縦走2

その1からの続きです。

雨具がもう古いこともあって完膚なまでに濡れていたので、本当は小屋泊まりにしようと思ったのですが、あえてテント泊にしました。どこまで悪条件の中、自分が耐えられるのかを試してみたいと思っていました。

しかし、替えの靴下はなく、足下から寒さがじんじんと来ます。シュラフも濡れていて入っても暖かくならず、夜には雷もなってかなりの雨。なんとかうとうととすると、寒さで目が覚める、そんなことを何度も繰り返して体力を消耗しました。

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隣のテントの人が4時前に起き出して動きだしたので、自分も起きます。テントの入口を開けると星空が広がっていて、晴れることは予想できました。しかし、体が重く、もう唐沢岳に行く気力も体力もなくなっていました。

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しばらくテントの中で時間を潰して、6時前にようやく餓鬼岳に向かいます。雲一つない素晴らしい快晴。

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これは針ノ木や立山方面でしょう。

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これは鹿島槍方面かなぁ。

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そして、左は八ヶ岳、真ん中は富士山、右は南アルプスでしょうね。

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小屋に戻って、下山する旨を小屋番さんに伝えると、「なんでこんな天気にすぐ下山しちゃうの?」という感じの顔色がちらっと伺えましたが、タクシーの予約を受け付けてくれました。自分の登山地図だと4時間になっていましたが、4時間30分がコースタイムみたいです。下山の分岐にも4:30と書かれていました。

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白沢登山口へ向かいますが、最初は普通の道です。七曲りと言っても、普通のじぐざぐ道。その先は樹林帯の中を下っていきます。雲海の下に入って霧が出てきます。登り返しもあって、少し辛い。山頂とは思えない通過地点にこの道標がありました。

しかし、この先が一箇所、谷の中を歩くところで崩壊している地点があります。まだ踏み跡も固まっていないので、つい最近崩壊したようです。そこで滑落してしまいました。2mほどでしたが、腕の上に小さな岩が転がってきて、腕に傷を作ってしまいました。とりあえず崩壊地を降りなきゃと、踏み跡を探して下り、ようやくまともな道が出てきて、さあ、あそこで手当をしようと思った矢先、今度は木の桟道が半分壊れていて、滑って右に転げ落ちます。転がっただけで済みましたが、爪の根本のあたりの皮膚を切ってしまい、血が流れています。少し先まで行って絆創膏を貼って、なんとかなりました。

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沢沿いの道になると、こんな桟道やハシゴ、高巻き道が連続です。体力も使うし、桟道は滑りやすいので注意しなきゃ、と思って歩いていると、左が岩で、その横の下に空間のある高い位置にある桟道が出てきました。この桟道は少し右側に斜めっています。しかも足裏の感覚でヌルッとした感じがあったので、これはゆっくり歩かなきゃと思った瞬間、ぐらっと足下が滑り、右に体が振られます。溺れる者は藁をも掴む、ではないけれど、左にあった草を瞬間的ににぎりました。一瞬、止まったかに思えましたが、「ブチッ」という音と共に無情にも千切れてしまいます。

時間の流れが一瞬止まったような気になって、「これでおれも終わりか...」と転がっていく自分を感じていました。右側は草が生えていて、どのようになっているのか、歩いている時には全く状況が見えていませんでした。下の沢までは高さがあり、崖になっているものと思っていました。ごろっと、重いザックが下になって落ちましたが、突然、ピタッと体が止まりました。

「あれっ、止まったぞ。」思わず呟いてしまいましたが、自分の頭の少し上に今落ちた桟道が見えています。よく見ると、右側の草の中に古い木の階段が見えています。どうやら、古い登山道が下にあり、アップダウンを避けるように、その上に桟道を作ったらしいのです。天の助けとはこのことでしょう。気を取り直して、右に行けば、すぐに桟道に戻れる場所に出ました。どこか怪我したのかと体を触ってみましたが、少しあざを作った程度で、どこも怪我している様子はありません。なんと幸運だったのでしょうか。

気を取り直して、同じ桟道を通ります。よく見ると左の岩に細くてさびた古い鉄線がありました。これでも掴んでいれば少なくとも転げ落ちることはなかったと思います。その先もいくつも桟道がありましたが、石橋を叩いて渡るように、ゆっくりと渡りました。

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ようやく着いた白沢登山口。ホッとしたことは言うまでもありません。やはり唐沢岳を往復していなくて良かったようでした。

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5分ほど歩いた所が車の終点。そこにタクシーがすでに待っていてくれました。大町温泉薬師の湯へ直行。4300円と思っていたよりも安く済みました。

去年の薬師の湯のレポはこちら

まじめに、かなりやばかった山歩きでしたが、五体満足で帰れたのは幸運でした。

      

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