つれづれ

入山料に思う

もう随分長いこと購読している、「山の本」という雑誌のNo87、2014年春を読んだ。

大内尚樹氏が富士山の入山料について書いている。
「しかし、本当にオーバーユースを防ぐなら、入山料でゴミ処理やトイレ整備をする以前に入山制限を実施すべきだ。」と。

まさに言いたいことが書かれている。
入山料は確かに多くなったゴミや環境を守ろうとするためなどに対する料金ではあると思うが、本当に環境を守ろうとしているものとは思えない部分がある。それに本当にこれらの料金にすべてに当てているのだろうか。もちろんまともに頑張っている人達はいると思うが、どうしても既得権益という言葉が頭に残ってしまう。

しかし、入山制限をすれば観光にダメージがある。絶対にこんな意見に賛成する地元の人はいないに違いない。従って、よほどの事がない限り、こんな事が行われることはまずあり得ない。

最近は弾丸登山に対する風あたりが強い。これについても書かれていた。
確かに今まであまり登山をしたことがない人についてはこのような登山は体へ負担がかかるし、危険も多いことは十分に理解できる。

しかし、本当に山登りの経験がある人については、これに当てはまるのだろうか。
特に最近の夏季の昼ごろの暑さは温暖化でひどい状態で体にコタエるものがある。富士は高山だから、平地に比べればかなり涼しいが、それでも天気の良い昼間の直射日光はかなり厳しい。だから夜間の涼しい時間に登るのはある意味、体への負担を避けるよい登山手段であると思う。ただし、徹夜による登山はもちろん別な意味で体への負担があることは言うまでもない。

どうもこの弾丸登山への批判は山小屋などへの宿泊に伴うお金の問題が絡んでいるようにしか思えない。そういう思いがまさに大内尚樹氏の文章に書かれていて、頷けるものであった。

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