風雨の針ノ木から船窪
雨の予報でしたが、15日(土)から17日(月)で、針ノ木から船窪へ歩いてきました。
15日は扇沢から登り始めます。以前、夏に歩いた時には水も流れていなかった沢は雨で増水して、かなりの水が流れています。木を使って渡りました。雪渓はかなりの雪。下の方から雪渓を登ることができます。途中で稲光があってビビリます。上の方は急傾斜。ピッケルが欲しいぐらいです。滑るとシャレになりません。なんとか登り切って、テントを張りますが、猛烈な風と雨で諦めて撤収し、小屋に素泊まりにしてもらいました。
次の日も雨。蓮華岳へ向かう軽装の団体さんを抜いて、蓮華岳へ。風雨の山頂はとても休めるような状況ではありません。北葛岳へ向かう道に入ると、さらにものすごい風雨。ばしばしと吹き付ける雨と風で遭難するかと思うぐらいでした。
鎖場を過ぎて、乗り越すと、今度は辛い登りが続きます。なんとか登っていくと、北葛岳。道標があるので山頂と分かりますが、ここも風雨。休憩などする気にもならず、そのまま下りへ。ここもひどい風雨でした。さらに下っていくと、七倉乗越。ここはものすごく下ります。雨が少し小降りになりましたが、風がひどく吹き抜ける場所は吹き飛ばされないかと心配でした。登り返しがこれまたかなりきつい。登っても登ってもさらに高い所が出てきます。突然ガスが少し切れ、後ろを振り返ると、まだこれしか登っていないの、と唖然となります。
ようやく登り切ると、七倉岳。小屋まで10分という表示を見て安堵します。緩やかに下って、分岐点を過ぎ、少し登り返すと、船窪小屋に着きます。船窪小屋に入ると、暖かいお茶を頂き、感激。コーヒーも頼んで、食事にしました。
下り始めると、ようやく少し眺めがありました。少し余裕が出て、写真を撮ります。
もう少し下ると道脇にアカモノがたくさん咲いてました。
この道は本当にきつい下り。鼻付八丁のあたりはハシゴの連続。やがて雨が強くなり、ひたすら下ります。本当に長い下りで、ようやく沢そばの林道に着いた時にはホッとしました。この日は七倉山荘に泊まり、温泉にも入って、楽しい一夜を過ごしました。
朝、泊まった人と一緒にタクシーで信濃大町駅へ。中央西線は大雨で止まっていましたが、中央東線は普通に動いていて、各駅停車でノンビリと帰りました。
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船窪小屋のおもてなしは、皆さんが絶賛されてますね。
私もあのお母さんに会ってみたいです。
烏帽子岳から針ノ木岳間の赤腺を引くことができたら、北アのほとんどが繋がるんですけどね、今は体力が無くて行けません。
いつの日か、きっと。お天気の良いときに(笑)
投稿: イワカガミ | 2006年7月19日 (水) 15時58分
イワカガミさん、こんにちは。
船窪小屋、天気が良ければ泊まっているはずだったんですけどね。下の小屋でスタッフの一人が下ってきたので聞いたのですが、団体さんが泊まることになっていたようです。小屋もメジャーになってきたのかな。でも、あの天気だと本当に行けたかどうか、分かりませんね。
私も烏帽子岳まで行けば、蓮華温泉から上高地まで繋がります。新穂高でもいいか。またいつか本当に、本当に、天気のいい日に行きたいですね。(^^)
投稿: リブル | 2006年7月20日 (木) 22時27分