ちょっと怖い戸隠山
23日~24日で戸隠の山歩きに行ってきました。まずは戸隠山を目指します。
長野駅からのバスを奥社で下車します。奥社へは参道をまっすぐ歩きます。最初は普通の参道ですが、随神門を過ぎたあたりから登りが始まり、結構きつい登りになります。奥社でお参りして登り始めますが、かなりきつい道です。ようやく着いた百間長屋。岩がすごいです。天気は今ひとつなのが残念。
ヨメナでしょうか?キクは難しいです。
岩をへつるような感じの場所を歩きます。写真だと小さすぎて分かりにくいですが、右の真ん中あたりに小さい仏様がありました。
登山道の横にある岩に一本の鎖。なんだろうと思って見上げたら岩棚に何かあるようです。昔は鎖なんかなかったでしょうし、どうやってあんな所まで登ったのでしょうか?
もう草紅葉が始まってます。
言わずと知れた蟻の戸渡りです。簡単そうに見え、最初は軽く立って歩き出しました。しかし、真ん中あたりは鎖も何もなく、岩を掴むしかありません。しかし、意外と掴みにくい。一度、右に下ってから上に登り返します。ちょうど前の人がゆっくりで、真ん中で立ち往生。わずかな間が永遠のように感じられ、怖さ倍増。渡り終わった頃、恐怖心から足が震えました。(マジ)
残念ながら八方睨ではガスが多く、あまり眺めがありませんでした。休むにはいい場所でしたが、せっかくなので山頂を目指しました。少し歩くと着きましたが、狭い山頂は人でいっぱい。結局道標を写真に撮っただけで、そのまま先に進みました。
稜線歩きは楽しいですが、右が切れ落ちていることが多いです。あんまり覗きこみたくない感じです。
今年初めてのきれいな紅葉に出会いました。
避難小屋まで距離があって、結構疲れました。ザックがいくつも置いてありましたので、泊まる人が多いのでしょうね。
氷清水(地元の人が付けたらしい看板に一杯清水を訂正してくださいと書かれていました。)は本当にちょろちょろ流れているだけですが、そのすぐ下に沢が流れ出ています。これも十分に冷たい水で美味しく、私はこの水を汲みました。
キャンプ場に下って、バス停まで行きますが、10分前に行ったばかり。次は50分ほど待つので、宿まで歩くことにしました。越後道は散歩道かと思っていたら、しっかりハイキングコースで登らされました。でも、途中に小さな祠や石の「言わ猿」などがあって、昔ながらの道であることが分かります。林道からは舗装道路になって、しばらく歩くと女人結界碑がありました。明治時代には撤廃されたようです。
この日は越水ロッジという静かな宿に泊まりです。隣にお蕎麦屋があり、時間も遅かったせいか人がいませんでしたが、最高に美味しい野菜の天ぷらとそしてもちろんお蕎麦を堪能しました。
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わぁ〜、やっぱりもうこのあたりまで来ると秋色なんですね〜。私はこの週末、山に行き損ねたので、余計にうらやましい〜。
それにしても、私は「蟻の戸渡り」だけは勘弁です。テレビで見たことあるのですが、テレビで見ただけで「わぁー、これゃ、ぜったいアカンわ」と思いましたよ。
確か、有名な登山家も跨って渡っていましたっけ。。。
リブルさんは足の裏で歩かれたんですよね〜。いや、マジメな話、あそこは毎年のように誰かしら落ちて死んでいますから、ホント無事ご帰還されてよかった。
投稿: ゴン太 | 2006年9月26日 (火) 21時43分
ゴン太さん、こんにちは。
今年はいつもの年より急激に温度が下がったような気がします。そのせいか季節の移り変わりがなんとなく早い感じがしますね。少し早いかなと思いましたが、思ったよりも紅葉が始まっていました。
写真で見るように、そんなにたいしたことはないですよ。ガスが上がってきていたので、そんなにはきれいに下が見えた訳じゃないので、なんとも言えませんが。ただ、鎖は欲しいなと思いました。詰まらなければ楽しい場所に感じたのでしょうが、岩場の途中で待たされることぐらい苦痛な事はないですね。ちょっとバランスを崩したら、落ちてしまうような気は確かにしました。
投稿: リブル | 2006年9月27日 (水) 23時54分