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湯浜温泉、湯ノ倉温泉、温湯温泉

湯浜温泉は一度は泊まってみたかったランプの宿。日曜日の宿泊ということもあって、誰も泊まっておらず、私一人貸切でした。今でこそ、対岸に舗装された道路がありますが、通る車など数知れたもの。山の中の静かな宿です。

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内湯は単純温泉ですが、誰も入っていなかったので、お湯が熱く、かき混ぜると大量に白と茶色の湯の花が舞い上がります。お湯にはほとんど硫化水素などの香りはしなかったので、ごく微量なのでしょう。柔らかいお湯はいいものでした。

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夜に点けてくれた部屋のランプはほんのりと明るく、雰囲気があります。

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内湯のみだと思っていましたが、宿から歩いて3分ほどでしょうか。森の中に露天風呂があります。対岸の道路もちょうど林などで見えない位置で、山の中の秘湯を満喫できるお風呂です。もちろん、私一人の貸切。こんな贅沢をしていいのか、なんて思いました。お湯は単純硫黄泉。宿の内湯と違ってほんのり硫黄の香りがありました。

次の日は湯浜温泉から歩いて温湯温泉に出ますが、下り道について、ほとんど人が歩かないのでヤブに覆われているため途中まで車道を歩いた方が良い、と宿のご主人にアドバイスされます。まあ、多少分かりにくいところはあっても大丈夫だろうとは思ったものの、せっかくのアドバイスですから、その通りに車道を下ります。

白糸の滝に寄ってから湯ノ倉温泉へ。

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ここも一軒宿でランプの宿です。泊まってみたいですが、日程がそれを許しません。日帰り入浴を頼みます。入浴料は500円。中に入って下へ降りていくと、脱衣場があり、そのすぐ下に内湯がありました。小さなコンクリート製のお風呂ですが、東北には、よくあるお風呂です。ここも単純温泉で熱めのお湯がピリピリと焼けた肌に痛かったです。そして、少し渓流沿いに裸で歩くと写真の露天風呂があります。大きい露天風呂で目隠しはもちろん何もない。渓流の横なので風が涼しく、お風呂に入るには最高でした。ちょっとお湯が熱めなのは、夜には気温が下がってぬるくなってしまうからでしょう。しばらく浸かっていたら、すぐに熱くなってしまいました。

道を下って温湯温泉へ。林道を歩いていると、途中に壊れた橋があります。

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これじゃ渡れないね。

林道は結構長く、ようやく温湯温泉に着きます。

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最後の締めは佐藤旅館。残念な事に露天風呂は清掃のため入れないと注意書きがあります。内湯は混浴の風呂と女性専用のお風呂があります。入浴料は500円。誰も入っていませんでした。弱食塩泉のお湯はちょうどいいお湯で温まります。古い建物ですが、秘湯の雰囲気を維持するために建て替えはしない方針のようです。ここも泊まってみたいですね。

本当に素晴らしい温泉を巡ることができました。バス利用では訪れるのが不可能に近いような遠い場所ですが、それだけに記憶に残る温泉となりました。

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