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土合から清水峠、そして谷川岳へ

    横山厚夫さんの「ある日の山、ある日の峠」という本の中で、気になった山があり、それは茂倉岳。きつい山と書かれていて、どんな山なのだろうと登ってみたくなったのは随分前であった。下りなら比較的楽に歩けそうだが、ここはやはり登ってみたい。もちろん、厳しい谷川連峰の気象。その上、夏場はものすごい蒸し暑さ。まともに歩ける期間は実に短い。その上、水場は少ないときている。清水峠もまだ歩いたことがない場所だ。そんな山にようやくトライできた。

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まずはロープウェイ駅から旧道を行く。旧道と言っても、一の倉沢までは舗装道路で車も走る。どうせなら通行禁止にしちゃえばいいのに。さすがに岩壁の眺めはすごい。秋の空気が澄んだ時ならさらにすごいんだろうな。

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ハンカイシオガマだろうか。数本見掛けることができた。

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芝倉沢への分岐から下って新道を行く。人気はなくなり、静かな山歩きになった。ミゾソバだろうか。群落がすごかった。

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白樺避難小屋へ登るが、途中で暑さでバテる。なんとか避難小屋まで登る。十分に休憩してから清水峠に向かう。トラバース道のようで、結構歩きにくい。しかし、白毛門、笠ヶ岳方面の眺めはさすがに素晴らしかった。

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歩いて来た土合方面もよく見えた。

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今年初の紅葉した葉。

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随分歩いた頃、送電鉄塔の横を通ると、ようやく清水峠の小屋を見ることができた。しかし、あんな所まで行くんだ。

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ナナカマドの実がなっていた。

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これは葉が赤くなっていた。

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何の実だろうか。やっぱり秋が近いね。

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清水峠にようやく着いた。JRの巡視小屋はとてもきれいな小屋だ。泊まりたいね。でも、一般の人は泊まれない。

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一般の人はこちら。白崩避難小屋はしっかりした小屋。この裏手がテント場になっていて、私も張る。避難小屋は中は暗そうだった。夕方、突然新潟県側から霧が登ってきたと思ったら、あっという間に暗くなり、パラパラと雨が降り出す。7時頃だろうか、かなりの雨になり、やっぱり今回も雨山行かと気分が暗くなる。もし、このまま雨だったら蓬峠から下山しようと弱気になった。

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早朝起きるが、霧雨が降っている。やっぱりだめかな。朝食だけ取って寝ていたら、霧雨も上がったようなので、みなさん出発していく。遅れて6時に出発する。霧の中、七つ小屋山を過ぎ、蓬峠に着く。暗い中で気分も暗かったが、写真を撮ったら、明るく写ったので、気分も明るくなった。

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武能岳を過ぎ、一度大きく下ったのち、茂倉岳への登りが始まる。霧の中でどのくらい登ったのか、どこにいるのか、あとどのくらいなのか、さっぱり分からない。しかし、だいぶ登った頃、ようやく少しガスが切れてきて、先の方に稜線が見えた。あれ、意外に近いな。コブのような所を右に巻き、登っていくと、あっけなく茂倉岳の山頂に着いた。

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茂倉岳から一ノ倉岳に向かう。すると、霧がどんどん晴れて、登ってきた尾根が見渡せるではないか。あの尾根を登ってきたのか。やっぱり茂倉岳への登りはなかなかの尾根であった。

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草紅葉が始まっていた。

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一ノ倉岳からは遠くに何か小屋が見えると思ったら、清水峠の小屋ではないか。あんな所から来たのか。感慨深かった。

一ノ倉岳からはオキの耳へ。たくさんの人がロープウェイで登ってきていた。下山は西黒尾根へ。しかし、雨が降り出し、さらに本降りになって、シャレにならない道であった。それでもなんとか鎖場をこなし、樹林帯を下る。とても写真を撮る気にはなれなかった。道路に降り立った時には、本当によく歩いたということと、無事に降りられたという安堵感で一杯だった。

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コメント

谷川の地図見たんだけど、2日目の行程の長い事~!!(@_@;
しかも西黒尾根って下りにとると大変って聞いたよ~。

雨に降られた割に、景色がよく見えてますね♪
振り返ると、自分が歩いてきた稜線が見えるのは…やはり感動もんよね~(^^)
怖い想いもあったみたいだけど…ホントよく頑張ったね~~!

れれちゃん、こんにちは。
コースタイムでは2日目は10時間になってますね。なので、自分もかなり心理的に不安がありました。でも、実際歩いたら、思ったよりも早く歩けたので、良かったです。

ずっと霧または雨の中で、景色が見えたのは、茂倉岳から一ノ倉岳の間のわずか20分ぐらいの間だけだったんですよ。本当にあの写真を撮ることができたのは、まさに偶然の一言。お疲れ様って、山が見せてくれたのかもしれませんね。やはり、景色を見たときにはしばらく動けませんでした。

こういうことがあるから、山にまた行きたくなるんですよね。

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