子連れ鹿の猛進に遭った帯那山
日曜日は雷雨が心配だったので、比較的に軽く歩ける帯那山を目指しました。
山梨市駅で下車して、朝一番の山梨市営バスで戸市まで入ります。もちろん、乗客は私一人でした。
しばらく進んだ所に登山口があり、そこからは元は林道のような登山道が続きます。樹林の中で眺めもなく、淡々とした道が続いていました。
ウツギが咲いていました。今年はよく見るなぁ。
頂上直下まで林道が来ていて今ひとつですが、まったく人に会わないので静かでいい感じ。山頂からはなんとか富士山を見ることができました。写真だと本当に薄くしか写りませんね。
ここが山頂なの、って思うような所に標柱がありました。
あまり見たことがない花、と思って後で調べたらミヤコグサのようです。
奥帯那山へ行ってみると、そこに三角点がありました。こちらにも帯那山の表示。このあたり一帯を帯那山と呼ぶようなので、いずれも間違いではないようです。
今年初めて見たアザミ。ノアザミですね。
さらに先へ多少藪のある尾根を歩いて、弓張峠へ。まだ時間が早すぎるので、水が森を往復することにしました。山頂近くにはコアジサイがよく咲いていました。
弓張峠のあたりにはシモツケが咲いています。
樹林の中を歩き、昇仙峡に向かいます。
長い林道歩きになりましたが、茅ヶ岳方面の良い景色を見ることができました。
で、ここまでは良かったのですが、能泉湖の近くまで来るとハエが集まっていて、見るとなんと鹿の死体が。どうやら車に引かれたようです。まだ腐乱していなかったのでそれほど前の事ではなさそうです。走って通り過ぎます。
そして、林道をさらに歩いて、能泉湖に出ます。湖岸の道を歩いていると、鹿が2頭前を逃げていくではありませんか。しかも一頭は少し小さく、どうやら子鹿のようです。おいおい子連れかよ。そこでひらめきました。そう、あの倒れていた鹿とおそらく家族なのではないかと。
前の方に逃げていくので、そちらへ行くと観光客のいる方なので、もしかしたらこちらに戻ってくるのではないか、と思ったら、やっぱり、こちらに向かってくるではありませんか。しかも血相変えた感じで、ものすごいスピードで向かってきます。自分よりも体が大きい上に、40Kmぐらいは出ているのではないかと思われる猛スピードで向かってくるのですから、もし体当たりされたら大怪我は間違いなく、下手したら死ぬことだってあるでしょう。うわー、こりゃまずいよ。気が動転します。
でも、意外に冷静に道の端に避けてあげると、少し離れた所を猛ダッシュして駆け抜けていってくれて、一安心。後を振り返ることなく、そのまま歩いて、湖の展望台のあたりまで行くと、車で来た観光客などがいて、本当に安心しました。
後は、暑い林道をまた長く歩いて、昇仙峡へ。仙が滝滝上バス停からバスに乗り込みました。
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鹿も猪突猛進するんですね。
私も先週の日曜日、小川谷林道を歩いているときに鹿に遭遇しました。
道の下から、それこそ谷を猛スピードで上がってきたところが林道で、左折しかけてその先に私たちがいることを発見したのか、慌てて向きを変えたときに、ちょっとずっこけながら走り去って行きました。
奥多摩の鹿は、人間の怖さを知っているから逃げたのかもしれませんね。
投稿: chiyomi | 2008年7月17日 (木) 19時07分
chiyomiさん、こんにちは。
逃げ足の早さはやはり鹿の得意分野ですが、直線道路で脇はコンクリートの壁でしたし、反対側はダムなので、まっすぐ進むしかない状況でした。
この鹿も奥多摩の鹿と同じで、私が追ってきたと思って前に逃げたのです。その先はもっと人だらけでした。
しかし、よく考えるとかわいそうな気もします。鹿が増えすぎたことも原因の一つでしょうが、林道などを造りすぎた人間側にも問題があるのでしょう。
最近はあまり歩いていませんが、以前は長沢背稜あたりではよく鹿に会いました。
熊やオオカミなどの大きな動物が減っていることも鹿が増える原因の一つなのかもしれませんね。
投稿: リブル | 2008年7月17日 (木) 22時02分
こんばんわ。
富士山が見られて良かったですね。
私は帯那山にはまだ登った事がないのでアヤメを見ながらほったらかしの湯にでも入ろうかと思っていましたが、今年もチャンスを逃してしまいましたので来年こそと・・・、誰かが笑ってしまいそうですけどね。
投稿: フクシア | 2008年7月21日 (月) 22時01分
フクシアさん、こんにちは。
欲を言えば、もう少しきれいに見られると良かったのですが、やはりそれは冬でないと無理ですかね。
アヤメは少しぐらい残っているかと思ったのですが、さすがに咲いていませんでした。ここは林道も近いし、シカよりも人の影響の方が大きそうです。
気が向いた時に軽く歩けるいい山だと思います。後は交通機関がもう少し良いといいのですけどね。
投稿: リブル | 2008年7月22日 (火) 22時16分