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危ない藪山歩き

昨日7日(土)は飯能の忘れられた峠を探しに行きましたが、これが無茶をしてしまいました。

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飯能駅からバスに乗り、岩根橋で下車しました。
昭和の時代の案内本に従って歩き、赤根峠入口バス停まで歩きます。
しかし、そこにあるはずの林道はなく、どうもバス停が移設されたのではないかと思います。先の方には何やら工事しているのが見えます。どこから登っていいのか、あたりを探っていると、対岸の林に登れそうな所があり、そこへ向かって橋が架けられていました。よし、これだと思って橋を渡り、さきほど見た林の所にわずかな踏み跡があります。それを辿って登っていきます。石標が埋め込まれていて、以前は使われていたものではないかと思います。

尾根に出ると歩きやすくなり、道を辿っていくと、藪が切れて、その先にはまったく山はありません。

そして、そこに見えたものは、なんと広大な造成地!

そう、さきほど登るときにやっていた工事は山をすべて破壊して、まっさらな広大な土地を作る工事だったのです。この時点でかなり慌てますが、右の方にはまだ山が残っているようです。そちらへ向かい、荒れた沢を渡って、さらにもう一つ山を越えると、さらに沢に向かって急降下。ようやく踏み跡を見つけますが、これは下る道のようです。もう一つ越えてみようかと適当に登ろうとしたら、何やら電子音が聞こえてきます。ちょうど12時過ぎ頃。さきほどの工事からして、もしかして、発破なのか?これはやばいぞ、と一目散に先ほどの踏み跡に向かって下ります。

しばらくすると、先ほど歩いてきた方向から「ドドドーン」という音と振動が伝わってきたではありませんか!

仕方なく、さきほどの踏み跡を下ります。途中で左に道が分岐しており、その道を再度登ってみます。小さな広場に出て、そこから急な登りを少し登ると通行止めの表示があり、ここまで。もう歩く気がなくなり、さきほどの広場から左にある道を下りました。

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軍太利神社に辿り着き、ホッとした所。

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宝篋印塔がありました。ちょうど作業服を着た地元の方らしい人にお話を聞くと、さきほどの広大な土地は、住宅都市を造っているとのことでした。

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気を取り直して、多峯主山に向かいます。途中には梅がよく咲いていました。

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くすの木カントリーの入口の前から右に曲がって入間川を渡り、車道を渡って、さらに少し登ると、右に多峯主山への道が分岐していました。しばらく歩いて、本郷からの道と合流した所。

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多峯主山は300mにも満たない低山ですが、とてもいい眺めです。

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こんな時に限って、レンズ1本しか持ってきてないのが悔やまれます。真ん中右は武甲山、その左は大持山、子持山あたりのようです。この写真にはありませんが、ずっと右の方には白い雪山が見え、どうやら日光の山のようでした。

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東京方面も良い眺め。実際、肉眼では新宿の高層ビル群がはっきりと見えました。大きな望遠レンズを持った人達が何人もいて、撮影していました。

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天覧山へ。逆に歩くのは初めてなので、新鮮な感じです。

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天覧山からは、さきほどの山を見ることができました。

やはり前もっての下調べが必要ですね。
かなり無茶をしましたが、これでも懲りていないのが、やばいかも...。

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登山(奥武蔵)」カテゴリの記事

コメント

古い地図と現在の地形と大きく変わったところがありますね
ぼくが最近歩いたところは地形こそ変っていませんでしたが道はまったく消失していました
基本的に藪は嫌いですが古い地図をトレースするのは魅力的です
お互い危険は回避しつつロマンは忘れない山行を目指しましょう

投稿: カセージン@奥多摩大好き | 2009年3月 8日 (日) 16時54分

カセージンさん、こんにちは。

今回は晴れの天気を見て急遽歩くことにしたので、下調べをほとんどしていませんでした。
藪は多少あっても厭わないのですが、さすがに山がなくなっているのには驚きました。
家に帰ってから地図閲覧サービスを確認したら、確かに造成地らしい感じが少し書かれていました。
これを見ていたら出掛けなかったと思います。

カセージンさんは昔の登山道を追われたのですね。
自分が持っている一番古い94年のエアリアには点線コースで出ていますね。
やはり人が歩かなくなると途端に自然に帰るようですね。

一番怖いのは、何よりも人間なのではないかと再確認したような気がします。
やはり無理をしないのが一番だと思いました。

投稿: リブル | 2009年3月 8日 (日) 19時58分

リブルさん、こんばんはー。
土曜日、東京近郊は良い天気だったのですね!
しか~し!

>電子音が聞こえてきます。ちょうど12時過ぎ頃。さきほどの工事からして、もしかして、発破なのか?

ええ~~!という感じでドキドキしながら読ませていただきました!
私だったらいつもぼっさーーーっとしてますから、全然気付かないでしょうねー、リブルさん、さすがです。
無事何事もなくよかったですね。
勉強させていただきました(llllll ・・)σ

投稿: cyu2 | 2009年3月 8日 (日) 21時19分

cyu2さん、こんにちは。

土曜日の早朝は風が強くて、山は止めようと寝てしまったのですが、良い天気になって急遽出掛けました。

普通はあんな藪山に突っ込むバカ者はいないでしょう...。
でも、これもまたいい経験になりました。
やはり動物より人の方が怖いです。(^^;;;

天覧山から多峯主(とうのす)山は、駅からも近いし、ごく普通のお手軽ハイキングコースですので、
少し遅く起きた朝でも、天気のいい日であれば散歩気分でぜひ歩いてみて下さい。

投稿: リブル | 2009年3月10日 (火) 00時07分

リブルさんこにちは
日地出版1987年版に赤根峠の南東に(畑峠)の記載があります。新しい地形図には見当たらないのはクリ-ンセンタ-で
で消滅してまったのか?赤根ヶ峠の南が穴郷山、富岡から西へ続く峯山 下直竹の北が直竹山とハイキングペンクラブ著の

(奥武蔵)に見られる山も特定できません昭和15年の本ですから、宅地造成やゴルフ場や焼却場などができて
様変わりするのも当然ですね、でもこうやって昔の本と照らし合わせるのは楽しいです。

投稿: takigoyama | 2009年3月14日 (土) 17時54分

takigoyamaさん、こんにちは。

ガイド本は昭和だと思いこんでいたのですが、よく見たら平成2年でした。(^^;
飯能は交通の便がいいせいか、かなり集団住宅などが増えていますね。
古いガイドを頼りに峠道を歩いて、当時を偲んでみるのもいいかと思ったのですが、
そんな小さな願いもかなわないようです。
机上で楽しむのがいいみたいですね。

投稿: リブル | 2009年3月14日 (土) 19時49分

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