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光岳へ

13日(金)~15日(日)は光岳へ行ってきました。

なんとなく行ってみたかった光岳。
バス利用で畑薙ダムからだと3泊4日が普通の行程。
その行程で考えていて、天気が良ければ聖あたりまで、と思っていましたが、台風まで来てしまい一日入山を遅らせました。しかし...。

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静岡駅から畑薙ダム行きのバスに乗ります。井川観光協会のバスに乗られる方、と聞かれたので手を挙げ、畑薙ダム手前の駐車場で下車し、もう一人の方と畑薙大吊橋まで乗りました。3000円払って券をもらい、後で小屋で精算する方式。午後からの山登りで体調もよく、がんがん登ってウソッコ沢小屋までは約1時間でした。ひっそりとして今日は泊まる人はいないかも。

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きつい登りになりますが、なんとか1時間頑張って吊り橋から約2時間で到着。バスで来た割には早いですねと小屋の方に言われました。寝具付き素泊まり5000円でした。小屋前にいた方はテント泊でしたが、南アルプス専門で40年登られているというすごいお方。写真家の方とお知り合いになって、アルペンガイドに写真が載っているそうです。沢登りや冬山にも行かれているということでした。また、バスで一緒だった方は「新ハイ」に入っている方でこちらもかなりの猛者。日本全国ほとんどの山に登り、南アルプスももっぱらバリエーションコースを歩かれているようです。ただ、さすがにかなりお年を召されていて、そろそろテント泊は終わりかなぁ、と寂しい事を言われておりました。でも、テントまで背負っているのに、自分と20分くらいしか違わず登ってきました。ものすごい体力です。明日は光岳を越えて林道まで下り、その次の日は千頭山に登るそうな。テントは数張りありましたが、小屋に泊まったのは2人だけでした。

14日は5時に出発します。

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ものすご~く暖かい朝で嫌な予感。登っていくと、やはり霧が立ちこめます。さらに茶臼小屋まで登ると風まで吹いています。霧で真っ白の中、茶臼小屋はだいぶきれいになっていました。まだ工事中のようで、足場が組まれ、木材などを切る音も聞こえていました。

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茶臼岳に向かうと、下から這い上がるようにガスと強風が吹きつけ、ひどい状況。風で体がふらつきました。とても稜線を歩くような天気ではありません。でも、この先は樹林帯になるはずだと登っていきます。ちょっと踏み跡を外しそうになってビビりますが、道に復帰して登ります。茶臼岳はとても長居する山頂ではありませんでした。

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山頂からしばらく下れば遮るもののない稜線は終わり、樹林が出てくるので少し安心します。仁田池はあまりよく見えませんでした。

希望峰まで行くと、先に行ったおじさんが戻ってきました。「今日はこの天気なので引き返すことにした」ということでした。この霧の中、林道まで下り、悪天候の中、崩壊した林道を通らなければ行けないとなるとかなり危険だよなぁと思っていたので、ちょっと安心しました。もちろん仁田岳などパス。

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しばらく霧と弱い雨の中を歩きます。なんとなく憂鬱な気分になりながら歩いていたところ、易老岳に着きました。すぐ先の分岐で若い二人が休んでいます。少し話をすると、昨日は光岳で泊まり、今日は茶臼へということでした。明るい感じの二人でちょっと元気付けられたような感じで先へ進みます。

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ひたすら樹林の中を歩いて行きます。ぬかるみも多く、三吉ガレも真っ白で何も見えず、そそくさと通過。ゴーロ状の登りはきつい感じでした。静高平に近づくと水がしっかり流れていて、水場はご覧のようにキンキンに冷えた水がたっぷりと出ていました。小屋には基本的に水がない(多少は分けてもらえるらしい)ので、しっかり汲んでいきました。

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お花を見てもカメラを取り出す気にもなれませんでしたが、ようやく小屋が近いので写す気になってハクサンフウロ。

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脇目もふらず歩いたので、光小屋には12時に着きました。

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早いうちに光岳を往復しておきます。途中、林道への分岐には最近置かれたのかおじぞうさん。

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ガスの中、光岳に着きました。

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加加森方面にごく薄い踏み跡が続いていました。うーん深南部の雰囲気ですね。

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ガスと風の光石。一応、登ってみましたが、ガスに吹かれただけでした。

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ミヤマシャジンでしょうか。

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こんな時期なのにベニバナイチヤクソウでしょうか。ごく薄いピンクのイチヤクソウでなんとなく嬉しくなりました。

この日の泊まりは20数人程度。広い場所を確保できてゆっくり寝られました。暇にしていたので小屋番さんと少しお話させてもらいました。

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次の日は下山日。三伏峠から来た女性と易老渡から相乗りすることになりました。タクシーを11時に予約し、女性は山頂を往復するということでイザルヶ岳を往復します。ガスとかなりの風の山頂で写真一枚撮って、すぐに立ち去りました。

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なかなか女性が戻ってこなかったので心配しましたが、6時30分近くなってようやく戻ってきたので先に下山することにしました。この道はいったいどこへ続くのでしょうか...。

 

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易老岳を経て、易老渡へ。木の根が多かったり、狭い岩場のトラバース状の所があったりしてあまりいい道とは言えません。しかし、登って来る人が多かったです。ようやく着いた易老渡の登山口。小屋から4時間かかりませんでした。

しかし、女性がなかなか降りて来なかったのでかなり心配になりました。でも、12時15分頃には下ってきたので一安心。タクシーで飯田線の平岡駅に出ました。予定1万3000円の所、1万2000円でした。ちなみに飯田まで出ると約1万8千円だそうです。そこからは長い飯田線の旅。天竜峡付近は鉄キチがたくさん乗っていました。岡谷に着いたのはもう17時過ぎと長い旅は続くのでした。

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登山(南アルプス)」カテゴリの記事

コメント

 
リブルさん、お久しぶりです。すっかりご無沙汰してしまって申し訳ありません。

お盆は、光岳だったのですね。私は北ア狙いだったのですが、テント泊で土砂降りは耐えられそうにないのと、日程がギリギリだったので、トンボ返りしてきて、八ツに転進でした。

テカリとか南ア南部は凄く興味あるのですが、結局まだ一度も足を踏み入れてません。ある意味、北アより遠いですよね。ところで、さしつかえなかったら教えていただきたいのですが、リブルさんが今回歩かれたコース、特に「易老岳~易老渡」、吸血鬼(笑)の被害はありませんでしたか? 喰われても別に病気になる訳じゃないので、それほど怖がることもないのでしょうが、私はまだ未体験なので、この領域では「畑薙大吊橋」と「ヒル」の二つが最初の一歩を踏み切れない結構大きな原因になっているのデス(軟弱だなぁ…)。

投稿: ゴン太 | 2010年8月23日 (月) 21時50分

ゴン太さん、こんにちは。

北アルプス残念でしたね。でも、晴天率の高い八ヶ岳は良い転身だったと思います。
きっと北アルプスに行っていたら、自分と同様、ガスガスだったのではないでしょうか。

南アルプス南部は本当に遠い上に、山が大きいので下から登ると体力がいります。
北アルプスのように整備されてもいないし、小屋と小屋の間隔もそれなりに大きいですね。
でも、それだけに自然がたくさん残されているので、本当に山を歩いた気になります。
自分の南部へ入るときの一番の障害は日数がかかってしまうことです。

あのあたりヒルがいるという噂は聞いたことがありますが、自分はまったく影響ありませんでした。
ヒルはどちらかというと二人目以降の被害が多いようです。
一人目が通ると活性化して、二人目以降が被害に遭う、ということみたいです。
なので単独行の場合はグループほど心配がないようです。
鈴鹿で一度ヒルの攻撃を受けたことがあり、すぐ気が付いたので引っぱがしましたが、
ごく小さい跡なのに、しばらく血が止まりませんでした。

ちなみにタクシー相乗りの女性が現れなければ、バスのある本谷橋まで歩こうと思っていましたが、小屋番さんにお話を伺った所、やはり遠山川沿いの林道は歩けないそうです。
1箇所足場のない所を通るらしいので止めた方が無難です。
タクシーに乗った限りでは、あの林道は発電所から先、上の方までかなり登りますので、歩くと辛い行程になると思います。

大吊橋は今回2回目ということもあって、それほど怖くはありませんでした。
つい先日の丹沢の滝巡りで行った棚沢キャンプ場の先のボウズクリノ滝へ行くとき、小さな吊り橋を渡るのですが、ものすごく揺れました。
あっちの方がずっと怖かったです。(苦笑)
ぜひ、何かのついでに滝へ行って揺れる吊り橋体験してみてください。

投稿: リブル | 2010年8月23日 (月) 22時28分

こんばんわ。
表銀座コースを歩いたかと思ったら、次は南へ・・・。どんなコースかとアップを楽しみにしていましたが、お天気があまり良くなかったようですね。

私が登った時は易老渡をスタートして初日は光小屋、二日目は聖平小屋に泊まってスタート地点に戻ったのですが。その時は三日間天気に恵まれましたが、途中でお会いした方がこの時はリベンジだったそうですが、その方は雨が降ると、西沢渡の篭が使えなくなる恐れがあるので予定を変更してなくなく易老岳から駐車場に戻り、その二週間後にリベンジして、私達と全く同じコース取りで日にちも同じだったので、天気に恵まれたので篭に乗れたと喜んでいました。

あれだけ奥深い山だととても気持ちが良いですが、やはり悪天候になると山は恐いですね。

投稿: フクシア | 2010年8月25日 (水) 22時51分

フクシアさん、こんにちは。

最近はもう普通になっていますが、台風一過という言葉は過去のものになっていますね。
予想通り天気が悪い状況が続いてしまいました。
風は強かったけれど、雨はそれほど強くなかったのが幸いでした。

あのあたり篭があるのですね。
テレビでしか見たことはありませんが、篭の渡しは静岡など南アルプスらしい感じがしますね。

バス利用では、なかなか南アルプス南部には入れませんが、またいつの日か縦走したいです。

投稿: リブル | 2010年8月26日 (木) 23時25分

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