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影隠地蔵から仙女が池

24日(日)は古いガイドを元に武蔵野散歩へ。

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西武新宿線狭山市駅から歩き出します。最近駅舎が建て替えられたのか、とてもきれいです。駅前も整備中でした。

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まずは入間川を渡ってさらに歩いて影隠地蔵へ。身かくし地蔵とも言われるこの地蔵には悲話が残っているようです。

木曽義仲は異心のないことを示そうと源頼朝に人質として我が子の義高を渡します。頼朝は娘大姫の婿として鎌倉に軟禁します。しかし、木曽義仲は義経らに討たれてしまいました。頼朝はいつまでもその子を放置しておけず、密かに片づけよと堀藤次親家に申しつけます。これを聞いた大姫は義高を助けようと母の政子に泣きつくと、母も娘にせがまれて動いたようで、密かに義高を脱出させます。しかし、信濃街道を逃げている途中で堀藤次の手下に捕らえられて、郎党藤内光澄の手によって隠れる間もなく斬られてしまいました。母の政子は堀藤次親家の成敗を頼朝に迫りますが、さすがに部下を切り捨てる訳にはいかず、代わりに主人の命も待たずに斬り捨てたと藤内光澄がさらし首になってしまったとのことです。

昔は石仏ではなく、木造だったようですが、明治の頃に石仏に変わったようです。
設置場所も横を走る道路の拡張工事などで多少移されているようです。

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旧信濃街道を歩いていきます。圏央道の下を通り、さらにゴルフ場の横を通ったりして歩いていきます。日光街道を渡り、しばらく小広い通りを歩いていくと樹林の道になり、緩やかに下ると小川があり、その手前に鎌倉街道上道の碑がありました。何を思いながらまだ子供(11歳くらい)の義高は逃げたのでしょうか。

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さらに歩いていくと、細い道になります。住宅地を通る道ですが、なんとなく雑木林が残っていたりして、当時の雰囲気を残しているのではないかと思いながら歩いていきました。ようやく着いたのが霞野神社。この付近は、女影ヶ原の古戦場ということで、神社の一角にも古戦場の碑が立っていました。

北条高時の遺児、相模二郎時行は鎌倉を逃れて信州に潜伏し、甲信の兵を集めて武蔵国を南下し、一挙に鎌倉を奪還しようとします。鎌倉の守護足利直義は五百余騎を持って迎え撃ちますが、時行方は5万の大軍でこれを打ち破り、鎌倉を陥れます。

かちどきの声でも聞こえそうな雰囲気がありました。

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女影という珍しい地名の場所を過ぎ、信濃街道から別れてしばらく田舎道を辿ります。田んぼなどを見ながら歩いていき、途中で左に入れば、仙女が池があります。

この池は、その昔、女性が身を投げて、その後、その女性の影が見えることから女影の地名の元になったという伝説があるそうです。

今は知る人ぞ知る釣り人のスポットになっているようで、この時も数人の釣り客が釣り糸を垂れている静かな池でした。

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道路を高麗川駅方面に歩いていると、ふと蝶が横たわっていました。よく見るとクロアゲハ蝶のようです。車に引かれたのでしょうか。飛べなくなっているようで、羽根を動かすのもやっとというように見えました。かわいそうとは思うものの、してやれることはなにもないので、そっとその場を離れました。

高麗川駅に出れば近かったのですが、せっかくのウォーキングなので、飯能駅まで歩きました。14Kmほど歩いた一日でした。

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