真夏の身延山
日帰りでもやっぱり遠出がしたいと思い、でも次の日は仕事なので、そこそこ遠く、それでいて簡単に登れ、それでもしっかり登った感じのある山、という難しい注文に応える山を探しました。そこで目を付けたのが身延山でした。日蓮宗総本山久遠寺の山ですから宗教的雰囲気に満ちた山ではありますが、一度は行ってみたいと思っていました。
早朝の電車を乗り継いで身延駅へ。身延山へはバスが結構出ています。さすがに平日ということもあって自分以外は地元の人だけのようでした。
土産物屋などの町並みを見てしばらく進むと、三門に着きました。とても大きいです。
大きい杉木立がやはり荘厳な雰囲気です。
菩提梯は、見上げるほど大きな石段。さすがにきつく、汗をかかされました。
登り着いた左が五重塔、目の前が本堂でした。やっぱり大きいものです。
ロープウェイがありますが、もちろん見送って表参道を登ります。舗装された道路ですが、じぐざぐで結構きつい上に蒸し暑いです。
大光坊には釈尊像があります。向こうの山はどこの山なのかな。
その先からはじゃり道に変わります。しばらく進むときつい登りになります。高度を上げていくと、前の方から「南無妙法蓮華教」をリズムよく唱えながら信者の方々が降りてきました。「御苦労様」と声を掛けられながら登ります。沢を左に見て、さらに登ると、ひっそりとした法明坊がありました。
暗い樹林の中をひたすら登ります。さすがに高度を上げたのか少しだけ空気が爽やかになってきました。ようやく明るい所に出ると、そこが思親閣の一角でした。
やはり雲が多く、富士山は見えず、下の町並みを見るのがやっとでした。
左へ御守りなどを売っている所を見て進むと石段があります。その先に思親閣の門がありました。
横にある杉は日蓮聖人お手植えの杉だそうです。見上げるほどすごい大木でした。
思親閣でお参りした後、その左奥へ行くと、杉林を抜けて山頂です。南アルプスの眺めが広がっていますが、やっぱりこちらも雲が多く、あまり見えませんでした。
ロープウェイ駅近くまで戻ります。七面山を見ることのできる場所があります。大きなガレはナナイタガレでしょう。
裏参道を下ります。多少下った所に感井坊があります。以前はかなりの信者が泊まったようですが、今はひっそりとしていました。
のんびり下っていくと、千本杉に着きます。樹齢270年以上の杉がたくさんあるそうで、これを見ただけでも来た甲斐がありました。
妙石坊まで下ると、だいぶ下った感じでかなり暑いです。向こうは三石山や天子山塊らしいです。
ようやく三門まで戻ってきました。観光バスなどがたくさん止まっていました。
総門も大きな門です。ここからバスに乗って身延駅に出ました。
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