苗敷山、旭山
1日(日)は韮崎の低山へ。
早朝の電車を乗り継いで韮崎駅で下車。社会福祉村行きのバスに乗り、竹ノ内バス停で下車します。最近、土日は100円になったそうです。やはり乗る人が少ないのでしょうね。
わずかに進むと穂見神社の里宮があります。地元の方がたくさんいてお掃除をされていました。
安全をお祈りしてから奥宮に向かいます。
しばらく登り、林道に出て少し歩くと立派な石鳥居があります。たくさん人がいて、お話を聞くと来週がお祭りだそうでその準備のようでした。この神社は東京の高尾山とも繋がりがあるというお話を聞くことができました。
しばらく登ると富士を見ることができますが、残念ながら春霞でぼんやりでした。
登っていくと丁目石をいくつも見ることができます。登山道の途中でも整備をされている方が何人もいらっしゃいました。
上の方に登り着くとアスナロの巨木があります。これは山梨県の指定天然記念物になっています。
これは6地蔵の一種でしょうか。石に回るように彫られていて、かなりの年数を経過していることが伺えます。
江戸時代の建物らしい穂見神社の奥宮。ここも地元の方が清掃されていて、持って行けと小さなお菓子を頂いてしまいます。
神社の裏手に回り込み、藪に突っ込んですぐに林道を渡ります。その先は薄い笹藪でしたが、すぐに終わり、明るい伐採地に出ました。通り過ぎて踏み跡を辿れば、旭山の山頂に着きました。ひっそりとした場所に三角点が埋まっているだけで、樹林の中で眺めもない場所でした。
北に進んでから東の尾根に入ります。踏み跡はごくわずか。地図を読みながら下ります。明るい場所があり、お茶を飲んでしばらく休憩しました。
下っていきますが、なかなか難しく、結局枝尾根に入ってしまいます。ただ、国調図根点の標石を見掛けたので下れるだろうとそのまま尾根を下りました。途中にはダンコウバイがよく咲いていました。結局、怪しい踏み跡を辿ってなんとか沢に降り立ち、少し先で道路に出られました。
少し先に神社がありました。無事に下れたのでお祈りしようと立ち寄ると地元の方が集まっていました。飲んでいけと言われましたが申し訳ないので断ると、御神酒だから持っていけと缶ビールまで頂いてしまいました。
歩いていくと、向こうには茅ヶ岳や奥秩父の山々、左には八ヶ岳を見ることができました。
お天気もよく、心温まる山行でした。
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電車バスでは行きにくい山ですね、新ハイ本部山行で一度出ているのを目にしてだけで
ほとんど取りあげられていません、山村正光さん「中央沿線各駅登山」でさりげなく
塩崎駅下車-旭山で取りあげていて、古くは茗渓堂 望月達夫:岡田昭夫著のガイド
「藪山辿歴」四文字熟語のような(やぶやまてんれき)の昭和60年3月中にあって
気になっている山でした、その当時から道路は随分変わっているんでしょね
投稿: takigoyama | 2012年4月 4日 (水) 20時20分
takigoyamaさん、こんにちは。
この山を知ったのは自分も山村氏の「中央本線各駅登山」でした。
「甲斐の山旅・甲州百山」に乗っていたのも、後に知ったのですが、「藪山辿歴」にも乗っていましたか。
見るとやはり望月氏も下りは林道を降りたみたいですね。
自分のお参りした神社も山口の神社でした。
確かにバスでは行きにくいです。
以前は朝に1本しかなく、中野駅発の電車に乗らないと間に合わなかったですが、もう一本バスができたようで新宿発でも早い時間に乗れば間に合うようですよ。
韮崎からタクシーでも2000円弱くらいのようです。
参道はだいぶ落ち葉が多いもののしっかりしていますが、石鳥居から先の途中までは林道みたいな道でしたので当時とは変わっているでしょうね。
投稿: リブル | 2012年4月 4日 (水) 20時44分