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2022年8月

美ヶ原 二人の小道

8/14は美ヶ原へ。

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自宅から美ヶ原を日帰りで出かけるならば、行きは季節運行のアルピコ交通のバスに乗るしかありません。
今年の運行は~8/16までなので、この日は週末運行の最終日であるのが分かったので、天気は悪そうだったけど出掛けてみます。
3年ほど前にも乗りましたが、今年は運賃が二千円~二千五百円と以前よりもだいぶ料金が高いです。来たバスも路線バスではなく観光バスでブザーもないバス。運行を観光バス会社に委託しているからのようです。なので、停留所ごとに停車し、降りる人は前に進んで下さいとのこと。
三城荘前で下車するのはもちろん自分だけ。牧場の雰囲気が良い感じ。

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王ヶ頭に向かう道を登っていきます。結構降りて来る人に会います。車をどこに止めているのでしょうか。

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しばらく登って林道らしき道に出て、それを右に進みます。

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ダテ河原のあたりで左に曲がり、登っていきます。途中には営業していない小屋を見かけます。さらに登っていくとお花がそれなりに咲いています。ハクサンフウロはやはり多かったです。

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ウツボグサもまだありました。

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やはり雲が低く、どんより天気。

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ウスユキソウも見かけますが、ちょっと時間が経っている模様。

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だいぶ登ったところで分岐があり、そこから王ヶ鼻という道標を見て、二人の小道に入ります。確かにちょっと細い道。

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少し石が多く、また草もあって歩きにくい所が多々ある道です。自分の登山地図だと割愛されている道。

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しばらく進むと道標があり、直進しそうになりますが、そちらは石切場に下ってしまう道。右上の登る道に入ります。振り返るとやはり雲が低く上の方はガスですね。

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稜線の下を淡々と進んでいきます。途中、岩場の下を通ります。見上げると稜線が近いです。

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ヒメシャジンかな?

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カワラナデシコもまだ咲いていました。

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結構、単調で長い感じ、だいぶ歩かされてようやく石切場の道と合わさりました。

長いので続きます。

 

那須温泉 鹿の湯 2022

百村山の帰りは、那須まで来たし、やっぱり硫黄泉に入りたいと那須湯本へ。

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ということでいつもの鹿の湯で入浴。入浴料は500円。料金は変わっていないようです。

この日は暑い日だったせいか、お湯も熱め。近くにいた人がお湯の温度を測りに来た人に温度を聞いたら50℃くらいあるとのこと。ホントかな?
足がわずかにやけた感じになってしまいましたが、たっぷりと熱いお湯に浸かって硫黄臭くなって帰りました。

 

百村山

8/11の山の日は栃木へ。

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訪れるならば春のお花の時期が良さそうな百村山。でも、そんな事を言っているとずっと訪れることができないし、自分の家からは交通費もかかるので18切符で安上がりに行けるこの時期に出掛けてみます。
天気はくもりときどき晴れくらいの予想だったので出掛けたら、宇都宮までは晴れていたけど、その先に進むとあれあれ雲が出てきました。黒磯駅で下車してバスに乗っているとなんと濃い霧。雨まで降りそうな重苦しい雰囲気で気分も重くなります。穴沢バス停で下車。

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ガスガスでよく分からず、適当に進みます。霧で濡れるけど、雨ではない模様。道端によく咲いているのはキオンかな。

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ようやく光徳寺の入口。

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光徳寺で無事に山に登れるようにお祈りして少し先のコンクリート橋を渡って登山道に向かいます。

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最初は林道でした。おどろおどろしい看板が百村山を示していましたが、このあたりからアブらしい虫がたくさん攻撃してきました。

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虫の攻撃が多く、蒸し暑いけど長袖シャツを着こみます。虫よけスプレーを使いましたが、腕をまくると攻撃されるので、腕まくりもできません。工事中の林道に出てロープで登らされます。

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笹のある登山道を進みます。

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やはり何度も林道に出ては、再び山道に入ります。

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オトギリソウが少し咲いていました。

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コバギボウシもありました。

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鉄塔を過ぎてさらに登っていきます。

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結構登りがあって、このあたりは春にはカタクリが咲くらしくロープが張られています。

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すぐ横が百村山の山頂でした。三角点があります。ここから先の黒滝山へは片道3時間はかかりそうです。バス利用で行くのは無理そうですね。

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往路を戻りますが、少し天気が回復したのか弱い日差しが射し込んだりしました。

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林道へ戻ると写真には写ってませんが、遠くの家なども見えました。途中、イタチらしき動物を見かけました。

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霧が少し晴れて、こんな道を登っていたのかと思います。霧がないと随分景色が変わりますね。

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無事に光徳寺まで戻り、お参りして下る道にはレンゲショウマが少ないですが咲いていました。さすがに山中は誰一人会わなかったです。

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ということで参道の杉林。樹齢300年くらいあるらしいです。

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バス停に向かう途中、振り返ると山が見えました。

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ということで穴沢バス停に戻ってきました。バスが一日四本と少なく、帰りのバスを随分待たされました。

 

横谷温泉旅館

ということで、横谷温泉旅館にも入浴。

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入浴料は1500円とちょっと高め。入口のポストが懐かしい感じ。

内湯は広く、茶褐色のお湯がたっぷりと注がれています。メタケイ酸などの成分が温泉に該当するようです。
かなり鉄の香りがしますが、悪くはない感じ。明治温泉がぬるいお湯だったので、やはり内湯は少し熱めに感じました。

露天風呂は二つあり、手前が渓流露天風呂、奥が巨石露天風呂のようです。
手前は入らずに奥へ。手前には油が浮いていました。温泉に含まれる成分のようです。

ここも元は19度の源泉ですので、沸かし湯になっています。やはり循環が多いのは仕方ない所でしょうか。
まあ、それでも、露天風呂は大きく、渓流の音を聞き、水の流れを眺めながら入るのは、なかなか良い雰囲気です。

もう少し入っていたかったけど、バス停までの時間を考えるとあまり長湯はできなかったのがちょっと残念でした。

 

山の宿 明治温泉

ということで、明治温泉で入浴。

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日帰り入浴料金は1000円。

まずは、ろ過した透明なお湯が注がれる内湯に入ります。
ここは沸かし湯なので、あまり熱くはなく、のんびり入れる温度。空気もひんやりとしているので、いかにも山の湯という感じです。

ある程度温まったら、やはり茶色の濃いお風呂へ。
窓を開けることができ、それが開放式露天風呂のようです。でも、外の風が冷たいのでお湯がかなりぬるいので窓を開け放すよりも若干閉めた方がいい感じでした。元々のお湯は内湯と同じようですが、酸化してこんな色になるようです。

随分長湯して打たせ湯に入ってみます。すると冷たいこと!

この水?お湯?は、源泉そのままのようです。源泉は23.7℃とのことですが、とてもお湯には思えない温度。
外に「温泉冷えてます」という幟がはためていましたが、この事かと納得。
この時期でこれなので、秋はかなり寒そう。でも、年中変わらない温度でしょうから、逆に冬は暖かく感じたりするのかな?

なんども茶色のお湯と内湯を行き来して、随分長く入ってしまいました。

やはり泊りでのんびり入りたいなという気がしました。

 

横谷峡ハイキング

8/6は横谷峡へ。

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さすがに北アルプス縦走で疲れたし、天気もあまり良くない予報なので、のんびり歩こうと思います。茅野駅からメルヘン街道バスに乗り、横谷峡入口で下車。

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少し進むと木戸口神社。お参りします。武田信玄の棒道に由来のある神社のようです。

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少し先を右下に降りていくと乙女滝。自然の滝ではなく、ここは寛政4年に作られた農業用水路のためのもの。急峻な崖を滝で一気に落下させて水の勢いを減らす人口滝だそうです。

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しばらく歩いて横谷温泉旅館の横を通過し、さらに進むと霧降の滝。こじんまりした滝ですね。どちらかというと冬季に凍結する頃が良いのかも。

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さらに歩いて屏風岩の氷瀑。この時期は単に流れている滝という感じですので、あまり立ち寄る意味はなかったかも。

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さらに遊歩道を先へ進み、屏風岩の所で下に降りると流れの近くまで行けて涼めます。

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さらに遊歩道を一枚岩に向かいます。

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進んで右下に下ると一枚岩。茶色のナメ滝になっていて広い感じでした。

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さらにしばらく登り、ちょっと歩きにくい道を進むと王滝展望台。ちょっと遠いですが、上から王滝を眺めることができます。2段になっている滝のようですね。

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先へ進むと一人くらいしか会わなくなり、しばらく登ると分岐。右の明治温泉に向かいます。

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道は一本道ですが、しっかりした鉄橋などもあり、整備はしてくれている模様。急降下して、おしどり隠しの滝の手前は鉄製の階段の下を水が流れるような感じ。橋も数年前の水害のせいか、斜めになっていましたが、なんとか通れます。

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明治温泉に出て、先に進むと石仏。昔、このあたりの温泉で快癒した人達がお礼に石仏を置いたものだそうな。

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しばらく道路を歩きます。やはり道路沿いには石仏があります。駐車場に出て、その先に進むと御射鹿池(みしゃかいけ)。

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ここは東山魁夷の有名な絵画、「緑響く」のモチーフになった池と言われているようです。農業用水用のため池でこの日は風もなく、さざ波がないので、樹林が湖面に映り込み、確かに絵画のような雰囲気でした。ちなみに、池の近くには行くことはできず、道路の柵の外から眺めるだけになっています。そのおかげで自然が保たれていて、良い雰囲気に思えました。

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明治温泉で入浴後、往路を戻ります。あれ、横谷観音行ってなかった、と時間が押してましたが、向かうことにします。

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しばらくじぐざぐに登っていくと横谷観音の展望台に着きます。この時期だからあまり渓谷は見えないけど、街並みなどを眺められました。少し天気が良くなった模様。

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もちろん横谷観音でお参り。すぐ横には石仏などもありました。

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当時の皇太子様も訪れていたようです。

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横谷温泉旅館で再度入浴後、横谷峡入口に戻りました。日差しが強烈。バスは意外にそんなに遅れずに来てくれました。

 

新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯

予定では平湯温泉に行って入浴しようと思っていましたが、松本行きの特急バスが二本ほどあり、少し時間が空くけど、入浴してから乗れば時間的にもちょうど良いので、新穂高温泉で入浴することにしました。

ということで、新穂高温泉のバス停のすぐ上にある中崎山荘で入浴。

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入浴料は900円だったかな。若干高めではあるけど、まあ仕方ないですよね。

内湯は結構大きく、少々白濁。入ると少しぬるめのお湯。湯花がたくさん舞い上がります。内湯は単純泉らしいけれど、どう考えても硫黄泉にしか思えないお湯です。硫化水素臭たっぷりで、汗で冷えた体をじんわりと温めるのに良い感じのお湯でした。

露天風呂は小さめ。目の前に箒に使うような感じの木の枝がたくさんならべてあり、上からお湯が落ちて冷却するようになっています。
自然冷却というのはなかなかいい感じ。でもお湯は熱めでした。こちらはどちらかというと普通のお湯っぽく感じ、硫黄泉とは思えない雰囲気。湯花はわずかに認められましたが、内湯に比べると少し茶色っぽい感じで量も少なかったです。でも、熱めのお湯のせいか、かなり温まります。狭いのですが、お風呂のへりに座って自然の心地よい風を受けながら、体を冷やして、再びお風呂に入りました。

ここは昼食も取れます。朴葉味噌を使った定食も魅力的でしたが、ここはやはり飛騨牛ステーキでしょう。ハーフというのがメニューにあり、3枚くらいで昼食向きだったのでそれにしてみました。やはり朴葉味噌を肉に付けて食べる形式で、なかなか美味しかったです。大きなにんにくが付いていて、匂い嫌いな人は止めた方がいいかも。(^^;

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直射日光は厳しいけれど、風は爽やか。やはり山の良い温泉でした。また来たいな、と思いつつ、松本行きのバスに乗り込んで帰途につきました。

 

黒部五郎岳へ その五 クマに遭う

続きです。8/2も良い天気。

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今日もテント場からは笠ヶ岳が見えていました。下山だけだからのんびり出発しても良かったのですが、やはり暑さとの戦いになりそうなので早めに出発準備。テントを畳んでいたら、「おはようございます」という声が。昨日の女性二人が声をかけてくれました。「お気をつけて!」と声を掛けて出発を見送ります。なんか良い朝だなぁ。。。しばらくしてから自分も出発。

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チングルマの果穂って、やっぱり独特ですよね。

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やっぱり槍ヶ岳のシルエットを見ながら進みますが、日差しを浴びると朝からすでに結構暑いこと。

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チシマギキョウが咲いていました。

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こんな暑い中でもまだ雪渓が残っていました。

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快晴で雲なし。気分は良いけど、やっぱり暑い。。。

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ということで名残惜しいけれど、笠ヶ岳分岐。これで稜線とはお別れです。

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どんどん下りますが、たくさんの人が登ってました。途中にはハクサンフウロが良く咲いていました。

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食材も減り、ザックも軽くなった模様。どんどん歩いて鏡平。こんなに天気の良いのは初めてです。

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小田原のおじさんがいつもここに来るとかき氷を頼む、という話をされていたので、自分もかき氷を頼んでみました。確かに冷たくてあっという間にたいらげてしまいました。

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少し先からは、初めての槍ヶ岳の眺め。残念ながら風が強く、鏡のようには写りませんでしたが、今回3度目だったかで初めてこの槍ヶ岳の眺めを眺めることが出来たのですから文句はありません。しばらく眺めました。

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下っている人もたくさんパスして、さらに登って来る人も多数会いながら下っていきます。途中で会った登ってきた女性が「この先でクマを見かけたので気を付けてくださいね」とのこと。ええ、本当にクマいるの?京都のおじさんもクマでしばらく足止めされたなんて話をしていましたが、まさか遭わないでしょうと思いながら下ります。

だいぶ下ったところで、3人くらいのグループが、「すぐそこでクマがいました」という。そのまま下ろうとしたら、「行くんですか?」と言われたけど、これを通らなきゃ帰れないのでと言い残し、先に進むと、確かにクマが!

でも、どうやら子熊らしいのと、登山道の左の樹林の中にゴソゴソと入っていったので、これなら大丈夫とエヘンと咳払いなどしながら足早に通過。少し先へ行って振り返ったけど、こちらには来ていないので安心しました。少し先に進むと登ってきたグループが「クマいませんでした?」と聞くので、「すぐそこで遭いました。」と言うと、「自分達をずっと先導して登山道を歩いていたんだよ。」とのこと。あまりにも登山者が多いので、人に慣れてしまっている様子です。ちなみに自分が双六小屋などのテント場を予約した時もわさび平小屋は熊出没のためにテント場が封鎖されていました。まあ、何もなくて良かったです。

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チボ岩という所を通り過ぎます。ザックを下ろして一呼吸休みます。

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水が流れている、ということでザックを放り投げて顔を洗うと気持ち良いこと。しかし、事件はこれだけでは終わらなかった。ザックを背負うとあれ、帽子がない!あたりを探してみたけど、どこにもなく、どこに入れたのかも思い出せない状況。もう使い古しの随分古い帽子だったけれど、いろんな山に持っていった帽子なのでかなりショック。しかもこの直射日光で帽子なしはきつすぎる。たまたまザックに入れたおいたバンダナがあったのでそれを巻いてなんとかなりました。チボ岩まで登り返してみたけど、やはり見当たらず、諦めますが、気分ダダ下がり。。。(T_T)

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消沈した気分で秩父沢を渡ります。

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暑いことこの上なしの林道を歩き、わさび平小屋。ベンチが日当たり良好。なんとか日影の場所を見つけて休めました。テント場は8/10にはクマの目撃情報がなくなったようで、現在は再開されているようです。

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ひたすら林道を歩きました。途中、煙が上がっていてなんだろうと思ったら、風穴からの冷気でした。さらに歩いて新穂高温泉に下山し、山行終了でした。

 

黒部五郎岳へ その四

続きです。8/1の朝も良い天気。

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テント場からは笠ヶ岳がよく見えました。小田原のおじさんは再び折立へ戻るということで、京都の人と一緒に出発していきました。
自分は今日は双六小屋までなので、のんびりでも良いのですが、天気が良いので久しぶりの鷲羽岳を目指すことにします。

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三俣蓮華岳へ向かって登っていきます。朝一の登りはすでに暑いのできついです。今日は黒部五郎岳もしっかり。

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三俣蓮華岳は後で踏むはずなので、巻き道を三俣山荘に向かいます。

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やはり北アルプスらしい山深い雰囲気で良い感じ。

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沢を何度も渡って進んでいきます。ようやく三俣山荘が見えると雪渓が残っていました。左は鷲羽岳。

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ということで久しぶりの三俣山荘。ザックをデポして鷲羽岳を往復しようかと思っていましたが、誰も置いている人がいないです。最近はテントが盗まれる、なんてニュースもよく聞くし、このまま持って登ることにします。

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曇っていたような気がしますが、いつの間にか日がさすようになり、ひたすら頑張って、随分久しぶりの鷲羽岳。裏銀座縦走以来でしょうか。20数年ぶりの山頂。

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天気も良く、360度大展望が楽しめました。笠ヶ岳方面。

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裏銀座の山々が見えます。左は水晶、右は野口五郎岳やその先が烏帽子岳の方でしょうか。

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もちろん歩いてきた北ノ俣岳、黒部五郎岳も手に取るようでした。

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戻り始めたあたりから鷲羽池越しの槍ヶ岳。猛暑のせいか、池が小さいですね。

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だいぶ下ってハイマツの間の道を抜け出た直後、足元に二羽の雷鳥が!向こうも驚いたみたいで吃驚した感じで一羽は飛んでいってしまいました。登山道だから許してね。ああ、また会っちゃったよ。少し先が伊藤新道の分岐。道標があってわずかな踏み跡が下っていました。

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三俣山荘で休んだ後、三俣蓮華岳に向かいますが、直射日光が厳しく、暑さがひどくてヘロヘロ。ようやく三俣峠と書かれた分岐に登り着きました。

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三俣蓮華岳に向かおうとすると軽い荷物を持った女性二人が後ろからやってきました。自分は遅いのでパスしてもらい、後から登ります。

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イワギキョウが咲いていました。

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しばらく頑張ると三俣蓮華岳。さすがに雲がだいぶ出て来たようです。もう鷲羽岳が高いなぁ。

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少し休んだ後、先に進みます。タテヤマリンドウやタカネヤハズハハコ、ウサギギクなどがよく咲いていました。

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まだ双六岳は遠いな。

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中道コースの分岐でさきほどの女性二人に追いつき、話を聞くと水晶小屋に泊まったそうな。コロナで完全予約なので混んではいなかったようです。自分は先に進んで双六岳に向かったけど、振り返ったらこちらには来なかった模様。さすがに双六岳の登りは少しきつかった。それでも着かない登りはないです。

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個人的にはこの双六岳から先の道の眺めが好きなんですよね。どこまで続いているんだろうと思わせてくれる雰囲気が。

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下りに入ると急降下。ようやく双六小屋が見えましたが、あたりの岩場はチングルマのお花畑。

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中道コースなどと合わさってからも小屋に降りるまでが長い道。ようやくの事で双六小屋に着きました。こんなきれいな小屋だったのね。

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ということでテント場へ。こちらも予約制で2000円です。風が強く、テントを張るのが難しく、ペグで抑えてようやく張れました。張ってしばらくしてこちらもテントがようやく乾いたなと思ったら、やっぱり雨。ホント、雷鳥パワーは強力です。夜まで雨は降り続きました。

続く。

 

黒部五郎岳へ その三

続きです。

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黒部五郎岳の肩まで戻ると、なんとガスが晴れて薬師岳、赤牛岳などが見えて来たではありませんか。これには吃驚。

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薬師峠で隣にテントを張っていた方としばらくお話しながら昼食。小田原の方で丹沢や南アルプス深南部によく行かれているとか。

稜線の道は一般的ではないらしいので、ごく普通にカールへ下る道に入ります。

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カールに向けて下っていくと斜面にコバイケソウがたくさん咲いていました。

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カールに下ると雪解け水か、冷たい水がたくさん流れています。顔を洗うと気持ち良いです。

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沢に近い道を下っていきます。天気が良くなってきたようです。とっても山深い良い所。

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どんどん下っていきます。水晶岳、鷲羽岳なども見えるようになりました。結構岩ゴロの道が多く、意外に時間がかかります。

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さらに下っていきますが、さすがに日差しが出ると暑いです。その上、樹林帯は大きな岩がゴロゴロしていて、岩を乗り越したりしなくてはならないので結構きついです。沢を何度も渡るので、そのたびに顔を洗ってクールダウン。

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キク科のお花はそれほど撮らないのですが、ウサギギクだけは大好きなんですよね。

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ようやく樹林帯を抜けて草原の広がる鞍部に小屋が見えました。

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ということで本日の宿泊場となる黒部五郎小舎に着きました。なかなかきれいな小屋。テント場は少し先に進んだところにあります。
ここはテント場も予約が必要です。テント場は2000円でした。

テント場は上と下に分かれていて、上に張りました。さきほどのおじさんも来て、近くにいた方ともお話。京都から来て6泊7日で立山まで行くとか。テントが乾いたなぁと思ったら、夕方頃にやはり雨。京都の方はシングルウォールのテントで雨が漏れてくるのでシートをかぶっていたとか。

その方のお話で上のテント場は雨が降るとウォーターベッドになると小屋で言われたということでしたが、雨の最中、小やみになったところで自分のテントの入口を少し開けたら、自分のテントの下を水が流れている状態に。マット上までの浸水はなかったので、そのままにしましたが、隣のおじさんのところも含めて、確かにウォーターベッド状態でした。少し下に張っていた黒部に住む方は自作のテントだとか。張っていた場所は水溜まり状態になっていて、近くに引っ越ししていました。雨が止んだ時にしばらくみなさんでお話し、楽しい時間を過ごしました。

続く。

 

黒部五郎岳へ その二

その一からの続きです。

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7/31の朝は良い天気。5時20分にテント場を出発。これから歩く北ノ俣岳から黒部五郎岳がよく見えていました。

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槍ヶ岳も見えていました。

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小屋から先に進み、北ノ俣岳を目指します。なかなか図体が大きな山ですね。

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太郎山の表示があり、右入ってわずかに登ると太郎山。小屋泊まりのグループが眺めを楽しんでいました。
富山方面の街並みや日本海を眺めることができました。

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ヨツバシオガマがたくさん咲いていました。

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さすがに北ノ俣岳への登りは途中木道もありましたが、涸れ沢横の登りは、結構きついです。ようやく登った、と思ったら、そこはまだかなり手前の小ピーク。ようやく山頂が見えました。しかし、雲にかなり覆われてしまいました。

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あたりはチングルマ、コイワカガミの広がる草原。

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左手はハクサンイチゲが咲きまくり。

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緩やかに登っていきますが、山頂はもうガス一色でした。

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先へ進みますが、やはりガスの中をひたすらアップダウン。岩場を通り過ぎて歩きますが、そのあたりが、赤木山であった模様。
途中で会った人が雷鳥がいます、ということで見たら確かに雷鳥がいるのが見えました。個人的には雷鳥にはあまり会いたくないのです。なぜなら、自分が雷鳥に会うと午後や夕方に雨が来る確率が80%以上だから。

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左手にコバイケイソウなどが咲く、緩やかなあたりを通過しますが、その付近が中俣乗越だったのでは。ガスなのでよく分からず通過。

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ピークまでは登らないけれど、左に巻く当たりの登りが結構きつく、ちょっと休憩。その先へ進むとガスが少し切れ始めたような雰囲気。追いついたテント泊らしい単独の女性と天気が良くなるといいですね、と話をして先へ。

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黒部五郎岳への登りはかなりきつい登り。途中で前を歩いていたおじさんと話をしますが、薬師峠で横にテントを張っていた人でした。登りの途中で一呼吸休みましたが、やっぱりきつかった。でも時間的にはそれほどではなく、黒部五郎の肩に着きました。

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ザックをデポしてサブザックで往復。やはりガスでした。

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でも、なんとかカールだけは下に見ることができて、まあ良かったかな。

続きます。

 

黒部五郎岳へ その一

7月30日から久しぶりにテント持って北アルプス縦走へ。

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暑いのと、このあたり、午後になると雷雨が多いので、夜行バスを使い、折立で下車。

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さすがにたくさんの人が登ってます。途中は登山道渋滞も発生。かなりの人数をパスして登りました。
やっと三角点まで登りましたが、直射日光が厳しいのなんの。今年は半端ない暑さですね。

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右手に山などが見えます。奥は白山あたりかな。

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暑い登りが続きます。さすがにこのあたりで足も遅くなり、随分パスされました。

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さらに登っていくとあれ、ガスで曇ってきました。

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途中、ニッコウキスゲが結構咲いてました。先日、大量のニッコウキスゲを見た後ですが、それでもやはり良いもの。

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小屋が近づくとチングルマが大量に咲いてます。もう果穂になっているのも多かったです。

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久しぶりの太郎平小屋。最近は小屋は随分高くてなかなか泊まれないなぁ。

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薬師峠のテント場に向かいます。ようやく少しお花の写真を撮る余力が出て来ました。オトギリソウやヨツバシオガマ、タテヤマリンドウなどを見かけました。

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木道を歩いていくと薬師峠のテント場。やはりコロナのせいか、以前に張った時よりも若干少な目な感じがしました。

13時頃でしょうか、雨が降り始め、夕方まで降り続きました。一時は結構強く降り、テントがずぶ濡れになりました。

次の日に続く。

 

下諏訪温泉 遊泉ハウス児湯 2022

八子ヶ峰の帰りは少し足を延ばして下諏訪温泉へ。

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久しぶりの遊泉ハウス児湯。前回訪れたのは2017?だから5年ぶりくらいでしょうか。
入浴料は10円上がって240円になっていましたが、それでもこの物価高騰のおり、低料金で入浴できるのは嬉しいですね。

しかし、この日はとても暑い日のせいか、内湯は今までで最強レベルの熱さ。飛び上がるくらいの熱さでした。
とても入っていられないので露天風呂へ。夏のせいか硫化水素臭は少な目でしたが、もう夕方で涼しい風も吹いて、多少入りやすい温度。
のんびり浸かりました。

 

親湯から八子ヶ峰 その二

続きです。

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先へ進んでいきます。遠くに車山のレーダードームが見えますが、さすがにあそこまでは行けないなぁ。

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登山道を左にわずかに入った所に八子ヶ峰東峰頂上の表示。

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先が高原らしい雰囲気になってきました。

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蓼科山にはずっと雲がかかっていたけど、この時は雲がどこかへ行ったみたいです。

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コウリンカがまとまって咲いていました。

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マルバダケブキがちらほら。蝶が休んでました。

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先へ進んでいくとこのリフトのあたりが八子ヶ峰の山頂。

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三角点がありました。

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少し先のピークから下りますが、道が不明瞭になり、結局、スキーコースに出てそれを下りました。

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ゴンドラリフトの建物の先に進むと草深い踏み跡になります。

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腰くらいまで草に埋まるような所もありました。先に進んでいくと茅野市の標柱があり、そこからは歩きやすくなって、白樺湖が見えました。

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先に進んでいくとどこまで行けばよいのか分からなくなったので、適当にスキー場の中を下りました。

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スキー場に出た所までは良かったのですが、団体さんが右手に歩いていったので、そちらに進めば良いのかと歩いてしました。本当は左に進まなくてはいけなかったらしいです。結局、ひどい遠回り、別荘地の中を彷徨って、ようやくすずらんの湯近くに出ることができました。

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道路が工事で東白樺湖のバス停は臨時に移設されています。バスが来るまでしばらく待ちでした。茅野駅に出ました。

 

親湯から八子ヶ峰 その一

7/23は蓼科へ。

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随分前に白樺湖から八子ヶ峰は歩いたことがあるのですが、あまり面白くなくてレポも書かなかった。
ということで今回は逆コースで行ってみることに。

久しぶりに茅野駅からロープウェイ方面行きのバスに乗ります。さすがに夏休み夏山シーズンで人がたくさん。最近は土日ならロープウェイ行きが車山方面まで延長運転されている模様。増発も出るということで出発。親湯入口で下車します。

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やはり高原なので道路歩きも涼しい風。しばらく歩くと親湯があります。今は日帰り入浴やってないのが残念。良い温泉旅館のようですね。

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少し先から橋を渡りますが、なぜか建物みたい。旅館の一部なんでしょうか。無料で通れるみたいです。

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先に進んだところから折り返して登ると道標があり、左の左千夫歌碑の方に進みます。

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しばらく登ると伊藤左千夫の歌碑がありました。なんでここに歌碑があるんだろうと思ったら、伊藤左千夫を師匠に持つ篠原志都児という歌人が伊藤左千夫を連れてきて、歌を詠んだからのようです。

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一旦道路に出て、少し迷ったけど、先に進むと再び登山道が分岐。

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雰囲気の良い森の中を登っていきます。

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途中には足元にウツボグサが咲いてました。

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少し曇ってきた様子。

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さらに登っていくと段々と林相が変化し、高山的雰囲気に変わります。

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だいぶ登って左に折れて進みます。ここも雰囲気の良い道。

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リゾート地からの道が上がってきていました。

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先へ進んでいくと北八ヶ岳の山々を見ることができました。

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先に草原が見えてきます。

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ハクサンフウロが咲いていました。

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やはりカワラナデシコ。夏に会いたいお花ですね。

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蓼科山登山口からの道と合流します。

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あたりにはニガナも咲いていますが、シロバナニガナも久しぶりに見ます。

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ヒュッテアルビレオに出ました。最近は営業していないようです。小屋とか人が入らないとダメになるのも早く進むのですけどね。

 

長いので続く。

 

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