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念願の剱岳へ

立山からの続きです。今回ばかりは重いカメラは敬遠し、サブザックにスマホ持って登ります。セルフビレイ用に短いザイルにカラビナを付けたものをザックに忍ばせていきました。

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早朝4時30分の暗い中をヘッドランプで出発。剱山荘に着いて振り返るともう少し明るくなり始めていました。ふとザックを見ると帽子がない!テントの中に忘れてしまったようです。ヘルメットは持って来るつもりなかったけど、帽子まで忘れるとは。

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一服剱までは鎖場があるけど掴まなくても行けるくらい。登り切った所で見る前剱はものすごい高さ。

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ガラ場の登りも厳しかったけど、鎖場が出て来て次から次へと登らされます。前剱の手前あたりまで来るとやっと剱岳の本峰が見えました。

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ということで前剱の山頂。構わず進みます。

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テレビでもやっていた鉄製の橋や横に進む鎖など次から次へと出てきます。さすがに夏の終わりの月曜日ということもあってそんなに人は多くなく、待ちもわずかでした。登るのに夢中であまり撮りませんでした。とうとう来たなカニのタテバイ。さすがに数人待ちになりましたけど、みなさん慣れている感じでするすると登っていくので、5分くらいしか待ちませんでした。鉄杭がしっかりあるので足場にできて簡単に登れます。こんな鎖などがない時代はどうやって登ったのかなと思いながら登りました。

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さらにきつい登りをこなすと念願の剱岳山頂!さすがに近くにいた人に撮ってもらいました。その写真は非公開ですけど、思い出になりました。(^^;

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剱沢が眼下に。向こうには槍ヶ岳なども見えて素晴らしい景色。

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写真にはあまり写らなかったけど、肉眼では富士山も見えていました。

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山頂にはたくさんの人が休んでいましたが、下りが渋滞する前に下ります。さすがにまだ下る人は少なく、自分のペースで下れました。こんな所登ったかなと思うような急な下りがたくさん。それでもようやく「カニのよこばい」に到着。

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最初は長い鎖。これはたいしたことないけど、しばらく下ると問題の核心部。でも、鎖を掴めば思ったよりも簡単に足場が見つかりました。足場を横に進めば、通過できました。やはり一般ルートだよね。でも、どうやってあの足場を作ったのかなと思います。自分が一番怖かったのはその先のハシゴの下り。踏み外したらさようならですからね。鎖よりも階段掴むのって難しいです。たまにハシゴの写真を上げているサイトがありますけど、自分には真似できません。

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下ると小さな建物。古いトイレのようですが、使えません。携帯トイレがあれば多少の目隠しにはなるかな。

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先へ進むのですが、鎖の連続。

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ときおり登り返しがあってこれまたきつい。鎖場自体はもう慣れているのでそれほどではないんですけどね。

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途中、右奥のピークでテント泊らしい荷物を持った女性がいたので自分もそちらへ行ってみると、近くの山の眺めや市街地まで見渡せて良かったです。

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まだ登らされる~。

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またガラ場をひたすら下っていきます。登り返しは暑いです。一服剱で一休み。ここまで来ればあとわずか。やはり良い眺めですね。

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振り返った前剱。目に焼き付けましょう。

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どんどん降りて剱山荘に到着。目の前に流されている生水は飲まないといられないよね。

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道を先に進んでテント場に戻りました。もう剱岳には雲がかかってしまっていました。

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テント場に戻り、テントを畳んでザックを担ぎますが、ずっしりと重いこと。その上登りがきついです。もう下はガスになってしまいました。

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昨日、入口の屋根の下で雨宿りさせてもらった剱御前小屋にやっとたどり着きました。

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新室堂乗越に向かいます。少し進むと左の遥か下にキャンプ場が見えました。

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タテヤマリンドウがまだ咲いていました。

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降りていくと暑いこと。水をだいぶ飲んで先へ進むとちょっと大日三山が見えました。そのうちに歩きたいな。

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新室堂乗越から雷鳥沢キャンプ場に向かいます。

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ひたすら下って川近くに出た所で左に進んでようやく橋を渡ります。

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登り返しの石段がきついこと。やっと雷鳥沢キャンプ場に着きました。ということで本日はここで終了。ここも千円でした。

続く。

 

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登山(北アルプス)」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ。

リブルさんが劔初めてとは意外。とっくの昔に歩かれていると思い込んでましたよ。
ヘッドウエアは忘れても用意はされていたのですね。
自分は早月を登ったのでタテバイは未踏ですけど、ヨコバイで確保している方は見かけました。

テント二泊で楽しまれた様子、台風で夏山が吹っ飛んだ身には大変羨ましかったです。

komadoさん、こんにちは。

やはりどうも気後れしてなかなか足が向きませんでした。
ヘルメットは買おうかなとは思いましたが、結局、買いませんでした。
帽子は入れたつもりでしたが、出発が暗かったので、気づきませんでした。
komadoさんが登られた時のレポはなんとなく覚えています。早月尾根も登ってみたいですが、タクシー一人は厳しいですね。
結局、ショートザイルは持って行っただけで使わずに済みました。お守りみたいなものですね。

台風でしたか。自分も夏休みの一部は雨予報で東京で過ごしましたが、晴れていて暑かったです。東京周辺だけはやたらと晴れが続いた猛暑の夏でしたね。

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