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アカヤシオを楽しむ仙人ヶ岳

2024041305(アカヤシオ)

【 山 名 】仙人ヶ岳
【 山 域 】安蘇の山
【 日 時 】2024年4月13日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】松田四丁目バス停8:30→8:50登山口→9:00猪子峠→9:50猪子山→10:10惟の山→10:35宗ノ岳→10:50知ノ岳→11:15西峰→11:20仙人ヶ岳11:30→11:50分岐→12:15生不動尊→12:55岩切登山口→14:20小俣駅

☆仙人ヶ岳へ

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 久しぶりに仙人ヶ岳へ行くことにする。ちょっと朝起きるのが辛かったが、なんとか起きて足利市へ行く。バス停に行くとかなりの人がいて行列になっていた。どうやら団体さんが乗り込んだようである。それでもしっかりと座れることができて安心した。このご時世でも相変わらずの低料金、210円を乗り込むときに払う。有り難いバスである。車窓からはすでに始まっている新緑と桜がまだ満開できれいである。1時間近く乗り、松田四丁目バス停で下車するが、団体さんがいるせいか、少し先まで乗せてくれたようで猪子トンネルへの曲がり角まで行ってくれた。降りた人たちはすべて同じグループだったようだ。深高山などへ行くようである。団体さんは降りた先で点呼などを取っていたので、自分は先へ行く。

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 先にも桜があるが、少し葉桜になりかけていた。のっけから涼しくないのでウィンドブレーカーは脱ぎ、長袖シャツで十分だった。しばらく車道を歩いて登っていく。トンネルまでこんなに遠かったか。もうすっかり忘れている。新緑の山をみながらくねくねと登っていき、やっとトンネルに着く。左の道に入る。先を単独の女性が行くのが見えた。しばらく道路を進むと登山口に着く。そこから登り始める。沢に近い所をそれなりにきつい登りで登っていく。しばらく登ると左に林道をちらりと見て道を右に折れて進む。さらにしばらく登るとうす暗い猪子峠に着く。道が四方に分かれている。仙人ヶ岳へは5.5Kmと表示されている。結構あるね。

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 さて、先へ進む。さすがに暑くなってきたので、長袖シャツも脱いで半袖シャツで登ることにする。少しひんやりするが、寒くはない。しばらくは緩やかな登りが続く。するともうヤマツツジが咲き始めている。これには吃驚した。確かに少し暑いが、こんなに早く咲いてしまうのか。これではGWは楽しみは無さそうである。先へ進むとアカヤシオが咲いている。それにミツバツツジが咲いている。もうここまで来るとお花も咲く時期に迷っている感じである。とにかく暑くなってきたからさっさと咲いてしまおうという感じである。以前はこんなことはなく、アカヤシオが終わったらミツバツツジやヤマツツジという感じだったのに、どんどん時期がずれて一緒になっているのである。温暖化はどこまで進むのだろうか。登っていくとどんどんアカヤシオが増える。今年は裏年のようである。花付きはあまりよろしくないが、それでも十分に咲いていた。去年だったらどのくらい咲いていたのだろうか。

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 やがて右手下に松田川ダムが見える。その向こうの山は赤雪山であろう。そちらはまだ自分は登ったことがない山である。そのうちに行かなくては。岩場が多くなる。アカヤシオが多いが、あまり見とれると足元が悪い所が多いので危険である。猪子山の表示がある所に着く。そのあたりも少し先にアカヤシオがそれなりに咲いていた。

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 さらに進むと岩場のアップダウンが続く。少し肝を冷やすような所もあった。まだ先の山は遠い。

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 ひたすら下って登って進んでいく。やはりアカヤシオは咲いている。右手の淡い新緑の山々がなかなか良かった。

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 惟の山の表示を見て、さらに先に進む。しばらく進むと岩場の所で道が右下へ向かう。少し下りかけたが、あれ、もしかして先へ進むのか、とちょっと登り返す。よく見ると岩場の左に少し進み、そこに鎖があった。やはりこれが犬帰りの岩場である。久しぶりの鎖場で少し緊張する。岩はつかみやすく、足のおける場所も多いので、登るのはたやすい。しかし、途中で鎖の場所が悪かったのか、岩のでっぱりを左に越えなくてはいけなかった。そこだけは鎖にすがって、これで手が滑ったらさようならだなぁと思いながらなんとか足場を渡ることができた。岩の上に登ってしまえば、もう普通の岩場、少し進むと右下から巻き道が合流していた。

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 さらに進むとアカヤシオがよく咲いている。進んで登って先にちょっと大きな山が見えてきた。頑張って登っていくとそこにはお二人ほど休んでいた。宗ノ岳と山名板が付いていた。

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 先にようやく仙人ヶ岳が見えたが、まだ遠い。先から登って来る人が数人いた。先へ進み下ってから登り返す。しばらく細い横の灌木がうるさい中を進む。結構降りてくる人に会った。その先は大きな山に向かって登りになる。しばらく登った所で振り返ると歩いてきた稜線の山々が並んでいた。新緑と桜がきれいだった。

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 しばらく頑張って登ると知ノ岳と表示のあるピークに着く。

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 そろそろ仙人ヶ岳へ近くなってきた。先に進んで登る。左手の斜面などにはヤマザクラが結構咲いていた。

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 少しきついがどんどん登っていく。やっと岩切登山口への分岐に出る。

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 その先もまだアカヤシオが咲いている。やはり青空にアカヤシオはきれいである。ようやく少し緩くなるが、まだ山頂は先、しばらく頑張らなくてはいけない。歩いている人も多くなった。やっと登り着いたと思った所はまだ西峰。実際の山頂は少し先である。それでもそんなに長くはかからず、山頂に着く。

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 山頂には人が多かった。少し下あたりにはヤマザクラがきれいに咲いていた。ヤマザクラを見ながら紅茶を入れて昼食にした。

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☆岩切登山口へ

 さて、今日は歩いたことのない岩切登山口へ下山予定である。適当に切り上げて下ることにする。しばらくは往路を戻る。まだ登って来る人たちに結構会った。生満不動と書かれた道標を見て、そこから右の道に入る。さすがにこちらへ下る人は少なそうだ。人の気配はあまりない。すぐに急な道で下る。ロープの付いている所が多い。ミミガタテンナンショウがあった。谷に下っていく。

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 道は特に問題はない。途中にはさきほどの分岐に在ったものと同じ形の案内板がある。小学校で作ったもののようだが、だいぶ古びている。遠足などで登ることがあるのだろうか。やがて水が流れるようになった横を何度も何度も渡り返しながら下っていく。もちろん飛び石で渡れるし、木橋の所もある。かなり木橋が古くなっている所があってスリリングでもあったが、問題はなかった。ヤマザクラもちらほらと散っている。タチツボスミレを見かけたが、他のスミレは咲いていないようだった。さらに下っていく。

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 だいぶ下ったあたりに右に穴があり、鉄製のフェンスで塞がれていた。これがマンガン鉱を採掘した跡なのであろう。そこから少し下ると古い神社のような建物がある。これが生満不動であろう。だいぶ建物は怪しくなっているようだ。倒壊してもおかしくはないように見える。

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 さらに下っていく。新緑がきれいなゾーンに入る。新緑を見ながら下って沢をまた何度も渡り返す。途中、特にきれいな所があった。

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 さらに下っていくとニリンソウがちらほらと咲いていた。まだ沢の中はようやく春が来たという感じなのであろう。どんどん下っていくとヤマルリソウが咲いていた。今年はまだ見ていなかったので会えてうれしかった。やがて「かたくり群生地」と書かれた所に着く。近くには炭焼き窯と思われるものがあった。しかし、かたくりらしきものは全く見えない。なくなってしまったのだろうか。

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 そのまま下っていくとやがて右に渡って林道らしい道に変わる。もうそろそろ登山口が近そうだ。しばらく進むと明るい所に出る。先に民家があるらしい。お墓を過ぎて進むとあたりに咲いている桜がきれいだった。その先に庚申塔や石仏が置かれ、すぐ先が登山口だった。道路を少し右に歩くと小俣北町のバス停があった。15分ほど前にバスが行った所のようだ。次のバスは1時間半後である。低料金なので待っても良かったが、新緑と桜を見ようと歩き始めた。

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 新緑の山がきれいである。桜もよく咲いていた。何度も曲がって歩いていくと途中にシダレザクラがあったが満開である。車道を作った時にこの桜だけは切らずに残したようだ。古木なのであろう。近くに庚申塔などが置かれていて、以前からここにあったと思われた。

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 ひたすら歩いて石尊下のバス停を過ぎる。深高山などから降りてきたと思われるグループを見かけたが、途中、左にある神社に入っていくのが見えた。その先へどんどん歩いていく。随分気温が高い。途中でバスに乗ろうかとも思ったけれど、地形図を取り出したら駅までなんとか行けそうだ。暑い日差しの中をひたすら歩いて右手にこんもりした所の横を通る。桜がよく咲いていて、風で桜が舞い、まさに桜吹雪になっていた。先に進んで信号を渡る。目の前に小俣駅があるのだが、駅の入口は反対側である。左にしばらく歩いた踏切を渡ってからようやく右へ行き、しばらく歩いてやっと小俣駅に出た。

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 入って時刻表を見ると数分後に小山行きの列車がある。少し料金が高くなるが、小山経由で帰ることにした。小山駅で乗り換えるが、階段を登るともう足が重かった。

 

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コメント

仙人ヶ岳に電車バスでアクセスできるなんて、思ってもみなかったので情報有難いです。
足利市駅?というところあたりから行くんですかね?
そのエリアの電車はほぼ乗ったことが無いのでピンときませんでしたが。
アカヤシオの山に電車でいけると知ったので、来年は狙ってみようと思います。

仙人ヶ岳は以前にもこのコースで登りました。
思った以上にアカヤシオが多かったのに驚きました。
裏年にしてはよく咲いていたと思います。

バスは足利市営バス松田線です。足利市駅からです。午前中1本だけなので乗り遅れないようにしないといけません。だいぶ病院とか余計な所を回るので少し時間がかかります。帰りは小俣線ですね。こちらも本数は少ないです。

アカヤシオ、ずいぶん見ていません。
見に行きたいけど、もう体力が・・・
ミツバツツジとは違う色ですね。
出来たらシロヤシオも見たいです。

西やんさん、こんにちは。
バスで仙人が岳へはかなり厳しいです。
アカヤシオは、どちらかというと標高高い所に多いのでなかなか難しいですね。

最近シロヤシオにはなかなか会えないです。

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