坂戸山へ 登り編
(イワナシ)
【 山 名 】坂戸山
【 山 域 】新潟の山
【 日 時 】2024年4月7日(日)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】六日町駅8:40→8:55薬師尾根登山口→10:00坂戸山10:05→10:15大城10:20→10:30坂戸山→城坂コース→11:40登山口→11:55六日町駅
☆坂戸山へ
自分には新潟の山は遠い山である。やはり上越線の本数が少なく、早く行くには新幹線を使うしかないからお金もかかる。それでもたまには行ってみようと思った。特に春の時期はあまり訪れたことがない。やはり残雪が多いというイメージときつい山が多いということがなかなか足が向かない理由でもある。しかし、最近は温暖化で随分雪が少なくなって、駅近くの低山であればそれほどの雪はないようである。まだ登ったことのない坂戸山にまずは行くことにした。早朝、家を出ると雨が降っていた。
新幹線に乗ったが、本庄早稲田駅で列車待ちをする。どうやら一本前に発車する列車に乗ってしまい、越後湯沢に着くのは逆に遅くなる列車らしい。座席ががらがらに近いので、こんなに乗らないのかなと思っていたが、これは各駅停車タイプの途中駅で降りる人が使う列車だからのようである。調べると乗ろうと思っていた列車の次の列車に乗ることになるが、六日町駅に着く時間は15分くらいしか変わらないのでホッとした。相変わらずのポカである。
越後湯沢駅で列車に乗り継ぐがほくほく線経由の列車で乗客は少ない。六日町駅まではJRなので特に問題はないし、途中は快速運転なので、六日町駅は二駅目であった。もちろん降りる人はほとんどいないようだった。しっかり晴れている。
駅前から歩き出す。少しお店や家が減った印象がある。やはりコロナの影響がまだ残っているようである。しばらく歩いていくと大きな橋で魚野川を渡る。雪解け水かかなり水量があって流れが早かった。突き当りを左に折れて少し進むとすぐに右に道があるのでそれに入る。住宅地を進み、左に折れてさらに右に折れる。左右に池らしきものを見て先に進むと案内板があり、さらに進んで右に登山口があった。
のっけからカタクリがちらほらと咲いている。登山口にはたくさんの二十三夜塔や庚申塔が立っている。キクザキイチゲもあったが、つぼんでいた。石段を登ると薬師堂があったのでお参りしておく。その横から木段でしばらくきつい登りで登る。すぐに広い登りになる。あたりは土などが流されないように養生しているらしく、黒い布のようなものがある所が道のようだ。それを登っていくとカタクリが結構咲いていた。写真を撮ってしばらく登ると一旦緩くなった所に出る。右手に小さな鳥居と石祠があり、安全を祈っておく。
先に進んで登るとカタクリが本当に群れ咲いている。久しぶりにこんなに群れ咲いているのを見て吃驚するが、後から登ってくる地元の人と思われる人たちはちらりと目をやる程度でさっさと登っていくのにも吃驚だった。こちらの山では、このくらいでも当たり前なのであろうか。軽くロープで囲われているが、先端まで行って一人でハイな気分になって写真を撮りまくった。
少し登ってもまだたくさん咲いている。やはり良い山である。木段の登りとなってきつい登りを登っていく。それにしても暑い。こちらの山なのでまだ冬用シャツに冬用ズボンで来たのだが、もう春・夏物のシャツとズボンでも問題ない感じである。汗をかきながらきつい木段をひたすら登る。途中にはイワウチワがたくさん咲いていた。やっぱり花の山だなと思いながら登る。それにしても地元の人は早い。どんどん追い抜かれた。もう下ってくる人もかなり会う。ほとんどは軽装で、軽く運動という感じであろうか。それにしても木段の登りは長い。まだまだ登らされそうで、日差しもきつい。もうGWだろうかと思うくらいの暑さである。だいぶ登った所でひと段落。そこからは残雪の山々を眺められた。
さらに先に進み、登っていく。まだまだ登りはきつい。先に山頂への道が見えてきたが、かなり登らなくてはいけないようだ。ランナーさんが抜いていった。途中にはわずかに残雪が残っていたので、手に握って少しおでこにつけると冷たくて気持ちよかった。振り返ると街並みやまだ残雪豊富な山々がいかにも新潟の山らしく、良い雰囲気だった。
さらに進むと鉄の梯子が出てきて登らされる。このあたり降りてくる人たちによく会う。もうしばらく登るとやっと小広い山頂に着いた。すぐ上が神社になっていて、そこが実際の山頂である。
神社にお参りするのは後にして、まずは裏手からの雪山の眺めを楽しむ。左手は八海山、奥は中ノ岳や越後駒ヶ岳など、右手は金城山だろうか。まだ八海山は登ったことがないので、いつかは行かないといけないな。
戻って神社に行く。富士権現社らしい。お参りしておく。
続く。
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リブルさんが行かれた時はちょうど薬師尾根のカタクリが満開でしたね。
おどろくことに、たった一週間でそこは跡形もなくなっていましたよ、カタクリ。
たった一週間で見れるものが変わってしまうと思うと、ホントに花も一期一会ですね。
投稿: cyu2 | 2024年4月24日 (水) 17時40分
新潟は会社員時代に出張で行ったくらいです。
行ったことのない山なので、しっかりと読みました。
投稿: 西やん | 2024年4月24日 (水) 19時14分
cyu2さん、こんにちは。
春のお花はほんとに一瞬ですね。一雨あっただけでまったく違っちゃう。スミレなんかは特にそうで、何度も失敗しました。最近は気温の上がり方がすごいから、さらに短いですね。でも、だからこそ、会えると嬉しいような気がします。
まあ、何度も行ける場所ならば、また来年会いに行く楽しみもできますからね。
投稿: リプル | 2024年4月25日 (木) 19時51分
西やんさん、こんにちは。
新潟の山は本文に書いたようにきつい山が多いですね。
この山も時間は短いけれど、登りは結構きつかったです。
投稿: リプル | 2024年4月25日 (木) 19時52分