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東鳴子温泉 高友旅館

今回宿泊したのは、東鳴子温泉の高友旅館。

2024060836

自炊部屋に宿泊。自炊部屋は古く、かなりの鄙び系なので泊まるのは勇気が要ります。宿に清潔感を求める人は止めましょう。自炊の場合、使用する水は持ち込んだ方が良いです。クーラーとかないので夏は自炊部屋は厳しいと思います。

しかし温泉は本物。お風呂はたくさんあります。

特に一番の「黒湯」は特に濃い温泉。ほぼ源泉そのままなのでこの時期はかなり熱め。黒っぽい緑色をしていて、硫化水素を含み、油臭がする独特の温泉です。この手の匂いやきつい温泉が嫌いな人には向かないです。入る時にかなり熱いので、湯をもむとだいぶ楽になります。すると溜まっていた湯の花は白と黒が入り混じった感じのものが大量に舞い上がりました。

横には少し薄めのブルーのお湯。「プール風呂」と呼ばれているようです。お湯は比較的ぬるめでのんびり入れました。黒湯に比べると薄い感じがありますが、脱衣所にあった成分表を見ると、いずれも成分総計が2000mgを超えていて療養泉と呼ばれる濃度です。黒湯は2800mgくらい、プール風呂も2500mgくらいあるようです。いずれもめちゃくちゃ濃いお湯です。

夜は黒湯が女性専用になるので、ひょうたん風呂へ。こちらは茶色な感じのお湯。こちらもぬるめでじんわりと温まる感じでした。人が来ないのでのんびりと入浴しました。ついでに通常日帰り入浴時間では女性用になっているラムネ風呂へ。かなり熱めのお湯でかなり炭酸が体に付きます。これは温まるお湯。ちょっとこの季節には熱くて長湯できませんでしたが、寒い季節にはかなり体を温められて良いのではないかと思いました。

さすがに貸切風呂に入るパワーはもうなく、早々に寝てしまいました。

ぜひ温泉好きであれば、こちらに来たら、一度は日帰り入浴をすると良い旅館です。


余談:

昔、初めて東鳴子温泉に来た時、この近くに田中温泉というやはり鄙び系の宿があり、そちらが東鳴子温泉の初めての日帰り入浴で、黒っぽいグリーン色のどろっとした感じの濃いお湯、浴場の暗さ、旅館の古さ、円形の風呂など今まで行ったことのあるどこの旅館とも違っていて、高友旅館と合わせてとても強烈な印象でした。残念ながら今は閉館してしまったようで残念です。

 

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温泉(東北)」カテゴリの記事

コメント

わぁ、すごく良さそうな温泉ですね。さすがいろいろご存じで。
鳴子温泉、一度もそのエリアに行ったことが無かったのですが、リブルさんのレポ拝見したら行ってみたくなりました。

cyu2さん、こんにちは。

鳴子温泉付近は独特の雰囲気を持つ宿が多いです。
温泉の種類も様々。白濁のお湯もあれば、ブルーのお湯、黒緑のお湯、黒湯など色もたくさん。湯量が豊富なので、自家源泉を持つ宿が多く、また二種類や三種類の泉質に入れる宿もいくつもあります。

山でなくても温泉旅行で楽しめますよ。こけしの産地でもあるので、お好きならどうぞ。

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