徳和渓谷へ
(柳滝)
【 山 名 】徳和渓谷
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2024年7月28日(日)
【 天 候 】くもり一時雨のち晴れ
【 ルート 】乾徳山登山口バス停9:05→9:20乾徳神社→9:45夢窓の滝→10:15橋→10:30柳滝10:40→10:55胴切の滝→11:10夢窓の滝11:25→12:00乾徳山登山口バス停→12:45白龍閣14:10→15:20室伏バス停
☆徳和渓谷へ
この猛暑ではなかなか山登りに行くのが辛い。ということで渓谷歩きであれば天然クーラーを満喫できるのではないかと思う。その上、今年は雨が多く、水量もばっちりであろうと出かけることにする。西沢渓谷でも良いが、何度も出かけているので違う所も歩いてみたい。しかし相変わらず天候は不安定、なので短時間で歩ける場所が良い。つい最近まで知らなかったが、徳和渓谷は遊歩道も整備されているようだし、滝も結構あるようだ。なので行ってみることにした。塩山駅からのバスは混みそうな気がしたので早めに塩山駅に着く。なので二人目を確保。やはりバス時刻になるとかなりの人が並んだ状態となった。バスの冷房は入っているようだけれどほとんど効かず、日差しが照り付けてかなり暑かった。乾徳山登山口で数人が下車する。
少し先のトイレに立ち寄ってから登り始める。この暑いのに乾徳山に向かう人たちはすごいなと思ってしまう。自分が乾徳山へ行ったのはもう10年くらい前に黒金山から歩いた時だろう。今は暑くて登る気にはなれないが、しばらく行ってないから、そのうちにまた登ろうかなとちょっと思う。日差しのきつい中をしばらく道路を登る。左側は川になっているので川風は涼しいのだが、集落の中はやはり暑い。集落が終わり、山が近くなると冷気が少し来るので涼しくなる。登り始めると左に乾徳神社があるので立ち寄ってお参りした。
再び道に戻って登っていく。少し登ると直進の道が分かれるが、乾徳山登山口などへは右に進むようだ。そこからは砂利道に変わり、折り返して登っていく。若干はひんやりした空気が漂うが、樹林の中は湿気が多いので、あまり涼しいという感じではない。雨などが流れるのか少し荒れた感じの道を登ると乾徳山登山口に着く。数人が登っていくのを見て先に進む。
さらに林道を進んでいくと少し涼しい風が来るようになる。進むと夢想の滝の入口があり、手前には大きな案内板が設置されている。階段を降りると右に沢が見える。沢風が来てとても涼しい。これは天然クーラーである。夢想の滝は左に降りるようだ。鉄製の階段を降りてさらに右に折り返して降りる。すると沢まで降りる。
しかし、今日はかなりの水量があり、先には進めない。滝は岩影にあり、左へ行かないと見えないようだ。これは諦めるしかない。戻って落ち口を見た。
往路を戻って道に戻る。先に行くとすぐに右に長尾の滝がある。沢水でひんやりした風が吹き、やはり涼しい場所である。
先に進む。また少し行くと左に踏み跡があり、徳和渓谷入口と標識に書かれていたのでそちらに入ったが、渓谷沿いに歩く道ではなく、すぐに右に戻り、結局道に出た。なんだよと思いながらそのまま進む。進むとゲートが出てきて、車が二台ほど駐車されていた。そこから先に行くと左に徳和渓谷と書かれた表示があり、そちらに入るとやはり渓谷を進むのかと思ったら、これもまたすぐに上に登って道に戻った。
もうすこし行くとまた徳和渓谷遊歩道入口の表示と小さな鉄製の橋が出てくる。これに入るとこれはしっかりと渓谷沿いの道になっていた。左に沢を見ながら進むと細い道を登り、下りに変わって橋に出た。右には胴切の滝がある。この橋の上も沢風がとても涼しい。
わずかに進むと左に道が分かれる。そちらが登りのコースである。少し登ると小滝があり、それが荒神の滝だった。遊歩道は沢横を登るので少し上から見る滝もなかなか良い感じである。
岩なども出てきたりしながら階段を登ったりもする。次に出てくるのが乾門の滝である。細長い感じの滝になっていて、水量があるのでなかなかである。またこれも少し登ったところから見るのも良い。
次は白虎の滝である。これは小滝が連続している感じである。桟道が結構ある。
渓谷を見ながら進み、次の滝は竜神の滝である。最近新しくしたようで、比較的新しい桟道の白木の道が気持ち良い。
やがて沢が分かれて右手に小さな沢、左に本流が流れる。そこに柳滝の表示があった。しかし、このあたりはあまり滝という感じではない。沢を渡って左奥の本流の所へ行くとこれは滝らしい感じとなる。沢風もあって涼しいので、時間も早いが簡単な昼食とする。
涼感を満喫してからさて、下ることにする。
再び沢を渡り、道を進むと右に折り返して高巻き道となる。わずかに暑いが、下に流れを見ながら歩くのは悪くない雰囲気である。
しばらく進むと左に「炭焼窯の跡」の表示があり、石積みが残されていた。
尾根に出ると「徳和渓谷山の神」の表示があるが、石碑や石祠などは残されておらず、単に尾根上の乗越である。
左手下にも渓谷がある。道を下っていくと左の渓谷に近づく。さらに下ると下からも見えた愛染の滝がある。こじんまりした滝である。流木がひっかかっているのが残念である。さらに降りれば橋が見えて、横の胴切の滝に戻る。再び涼む。さて、もうあとは往路を戻るだけである。渓谷沿いの道ではなく、左に登ると林道に出る。そこからは大ダオ方面へまだ林道が伸びていた。
下ると初めて登山者に会った。さらに下ればゲートを過ぎてしばらくで夢想の滝入口である。階段を降りた所で最後の涼感を満喫。しばらく休憩とした。
再び林道を歩いていると行きにはなかったバイクや自転車が止められていた。さらに歩いて乾徳山登山口を見てさらに下っていく。樹林から出るとさすがに日差しが暑い。道路を下り、バス停に戻るが、1時間40分待ちである。
ならば歩いていくか。曇ってきたので日差しはあまりないのが有り難い。バスだとのほほんと乗っているが、歩くとやはりそれなりに長い。徳和入口まで20分くらいかかっただろうか。さらに歩く。ひたすら道路を歩いて笛吹の湯の入口を見るが、今日はもう少し頑張る。さらに歩いて白龍閣という宿まで歩いた。ここは温泉宿なのだが、コロナなどのせいもあるのだろう、今は日帰り入浴のみ行っているようだ。のんびり入浴した。
13時台のバスは見送ったのだが、15時台のバスには時間が余りすぎた。また歩くことにする。ひたすら歩き、再び徳和入口のバス停を見て、さらに歩く。ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきて傘を用意したが、そのうちに止んだ。馬込というバス停を見るが、もう一つ先まで行こうと歩く。しかし、その先はバス停がなく、ひたすら歩かされる。しまった、馬込で止まるべきだったと思うが、もう遅い。途中の自動販売機でお茶を買って飲みながら歩く。大汗かいて右の道の駅を見るが、そのあたりもバス停はない。時計を見ると通過時刻にもう間に合わなさそうな時間である。左に折れて進むとバス停が見えた。やっとあったと思う。そこへ行くと室伏のバス停、通過時刻はなんと1分後!なんとか間に合ったようである。反対側で少し待つとわずかに遅れたバスがやってきた。立客はいないようだが、座席はそれなりに埋まっていたので、ここなら駅までたいした距離でもないので立って乗った。しばらく待って乗った高尾行の列車は夏休みシーズンのせいか家族連れなどで混んでいて、無理に座れないこともなかったが、大月駅まで立っての乗車となった。
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