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レンゲショウマの御岳山と綾広の滝、七代の滝

2024082401(レンゲショウマ)

【 山 名 】御岳山
【 山 域 】奥多摩
【 日 時 】2024年8月24日(土)
【 天 候 】くもりときどき晴れ
【 ルート 】古里駅6:40→6:50登山口→8:20大塚山→8:25レンゲショウマ自生地8:50→9:10御岳山→9:40分岐→綾広の滝→9:50ロックガーデン9:55→10:15七代の滝10:20→10:45長尾平→11:00表参道分岐→11:45ケーブル下バス停

☆古里からレンゲショウマ自生地へ

 今年もレンゲショウマの季節がやってくる。毎度のことであるが、御岳山に行く。午後からは雷雨予報が出ていたので、一番電車に乗り、お昼には下山してしまうプランとした。それにこの猛暑だと朝早いうちに歩いた方がまだマシかと思った。電車を乗りついで古里駅で下車するが、降りたのは自分一人であった。

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 登山口に向かうと日が差す。まだ7時だというのにすでに暑い。ただ日差しを浴びてもじりじりとはまだ来ないのが多少救いである。しばらく歩いて道標を見て右に折れて登るともう見慣れた登山口である。フェンスを開閉して先に進む。

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 樹林の中に入ると湿気が多く、かなり蒸し暑い。登っていくが、蒸し暑さのせいか小さな虫がまとわりついて来る。汗をかくから余計虫が追ってくるようだ。この道は何度も夏に歩いているが、今までにない蒸し暑さである。やはり今年の夏の暑さは尋常ではない。もうこれがどんどん普通になってしまうのであろうか。ひたすら汗をかかされて登っていく。耳の近くに虫が来るとブーンと音を立てるので、ひたすら手で払いながら登る。

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 林道近くまで登ると今年は雨が多いせいか、水がわずかに流れている所があった。先に進むと林道に登る。虫は相変わらず周りを飛ぶ。先に登ると大抵はそのあたりから虫が少なくなるのだが、今年ばかりは上の方まで虫が追ってくる。途中には右に立入禁止の表示のある道ができていた。どこへ通じているのであろうか。立入禁止と書くぐらいだから私有地になっているのであろう。先へ進んでいくと登りがきつくなる。先日の八ヶ岳山行のおかげか、体はそれほどきつくはないのだが、ひどい蒸し暑さの方が体にきつい。上へ登ってもあまり風がなく、涼しくもならない。ひたすら登っていくとようやく気持ちの良い尾根道になり、虫もやっとのことでほとんどいなくなった。風もわずかに吹き始めたようである。さらに登っていくと再び道を見て、木段の上りで大塚山の休憩舎を見て、さらに登ると大塚山に着く。静かで、少し日が陰って曇りだしたようである。

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 先に進んで少し下ると木が切られている所がある。楢枯れなどで危ない木が増えたためであろう。少し鬱蒼とした感じがあったが、明るくなっている。良いことなのか悪いことなのか微妙である。他にも楢枯れの木が多くなり、まるで紅葉しているような感じにも見える。こうして山も温暖化の影響を受けているのは間違いない事がわかる。下よりはだいぶマシになったけれど、やはりそれなりには暑い。もうすっかりズボンまで汗でびっしょりである。ここまで汗をかいたことは滅多にないことである。緩やかに進んでいくと初めて人に会う。さらに進んでいくと分岐に着き、その先がレンゲショウマ自生地の入口である。

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 木段で登る。入口はネットにつけられた棒がさしてあるので、それを開けて通り、再びさしておく。入ったあたりにわずかに見られたが、その先を左に進むとまったく咲いていない。やはり以前よりもだいぶ減ってしまったようだ。しばらく進んでようやく咲いている場所に出た。撮影して先に進むが、途中通行止の所があり、少し戻って上に登る。そのあたりはそれなりに咲いていた。

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 さらに登って一旦出る。そこで汗を拭こうとハンドタオルを出そうとしたら、またどこかで落としたようである。仕方ない戻ろう。しばらく戻ってみるが、どこにも落ちていない。もっとずっと前に落としたのかなとレンゲショウマ自生地の入口まで戻ったら、扉の近くに落ちていた。どうも最近よく落とすようだ。

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 戻るのは面倒なので、分岐から左へしばらく歩き、途中の入口から入った。そのあたりはよく咲いていて、撮影している人も多かった。自分も撮影した。登ってフェンスを開閉して先へ行くとブランコが出来ていた。以前はベンチがあったように記憶するが、眺めの良い所だから、乗る人がいるのであろう。

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 先へ進む。曇って日差しがなくなったせいか、まだ我慢できる暑さである。ビジターセンターの横を過ぎて宿坊の多い道を進む。土産物屋の間を通り、石段を登って御岳神社へ。若い人が多かった。さすがに石段の登りは暑く辛かった。軽くお参りして、さっさと降りて右へ入って下る。降りて右へ少し行けば、長尾平の分岐である。いつもならここから下へ降りて七代の滝経由で綾広の滝へ向かうが、たまにはと下りにしてみることにする。そのまま直進してしばらく進み、天狗の腰掛杉を見る。

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 さらにしばらく歩いていくとこちらに向かってくる人たちに何人も会った。しかし、会わなくなるとさっぱり会わなくなる。人の流れというのは面白いくらいに気まぐれである。歩いていくと途中にトイレが出来ていた。せっかくなので立ち寄っておく。普段とは逆コースにすると新鮮な感じがする。こんな道だったかと思いながら歩いていくと左に曲がって下っていく。谷に下っていく感じになり、やがて水場に出る。やはり雨が多いせいか、ガンガンと冷たい水が流れている。飲むと美味しかったので少し汲んだ。

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 先へしばらく下ると渓谷への分岐に出る。大岳山への道と分かれて左へ下り、谷を左に見ながら進んで右へ下る。まもなく綾広の滝に着く。水量はまずまずだろうか。

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 人にたまに会いながら下るが、普段の土曜日に比べるとかなり人が少ない感じである。時間も早い上に、やはり雨予報であまり人が来ないのではないかと思われた。やはり下りは早く、あまり面白味がない。沢はやはり登りの方が楽しい。しばらく下るとロックガーデンに着く。ベンチはそれなりに人がいたが、自分が着くとみなさん出発してほとんどがら空きになった。こんなに人が少ないのも珍しい。だいぶ時間が早いが、ここで昼食のパンを食べた。

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 人がやってきたのを機に下り始める。湿気の多さでそんなに涼しいという感じではないが、歩きやすいのは確かである。それでも沢の水で顔を洗えば、水はそこそこ冷たい。スピードを出して下ったのであっという間に終わってしまい、登り道に入る。天狗岩など登る気にもならず、そのまま先へ進み、分岐から七代の滝へ向かっての急降下になる。鉄の階段は渋滞するかと思ったが、やはり人が少ないせいか、途中でもほとんど待たされることなく下ることができた。七代の滝はやはり水量があった。

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 さて、先へ進んで長尾平への登りになる。急な登りがひたすら続く。今日は下って来る人がそんなに多くはないのが救いである。ひたすら登って長尾平にようやくたどり着く。休もうかと思ったけれど、近くのベンチは人が休んでいて埋まっているようだったので、少しだけ水を飲んで先へ進んだ。再び石段を下って土産物屋を通り、神代欅はいつもながら大きい。

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 道路を下っていき、ビジターセンター下を通って表参道分岐から表参道に入る。

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 少し風があって歩きやすい感じ、こちらを登れば良かったかなと思う。たまに登って来る人に会った。それでも下っていくとやはりそれなりに暑くなっていく。

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 ケーブルカーの下を通り、さらに下っていくとアジア系の若い女性二人が大きな杉の木をバックに撮影していた。登山の格好ではないので、御岳神社にお参りというところであろう。どんどん下っていき、ケーブルカー駅を見てさらに下るとケーブルカー下バス停に着く。バスの時間を確認すると15分ほどでバスが来るので、ここで待つことにした。誰もいなかったが、バスが来て時間になるとそれなりに人が乗り込んだ。午前中の下山となった。

 

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コメント

今年はレンゲショウマを見ないで終わるようです。
今なら花の終わりが見られそうですが、天気が問題です。
森の妖精、いいですね。

週末、美ヶ原高原へ行く予定でしたが、台風で9月末に延期しました。
私にとって夏の奥多摩の山歩きは地獄です。
最近、夏の虫よけ対策に、ハッカオイルを使っています。
市販のハッカオイルをアルコールで5倍程度に薄めて、胸や肩の服の上に散布すると一時間程度は虫が寄ってきません。
以前、山小屋でお話した人も何人かハッカオイルを使っていました。お試しあれ!

西やんさん、こんにちは。復活されたのですね。

レンゲショウマは意外に期間が長いので9月中旬頃までは楽しめると思います。
やはりこの時期は天気が難しいですね。

たまびとさん、こんにちは。

天気が良いと日差しが強烈な上に暑さもひどいですね。
天気が悪いと湿気がひどいし、なかなか難しいです。

ハッカオイルは、山でときおりすれ違う人が使っていますね。香りで分かります。
どうも面倒くさがりなので、なかなか踏み切れないでいます。

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