茶臼岳、源太森、八幡平
(広い湿原と池塘)
最終日はやっぱり八幡平へ。
【 山 名 】茶臼岳、源太森、八幡平
【 山 域 】八幡平
【 日 時 】2024年9月10日(火)
【 天 候 】くもりときどき晴れ
【 ルート 】茶臼口バス停11:10→11:40茶臼山荘→11:50茶臼岳→茶臼山荘→13:00源太森→八幡沼→13:35八幡平頂上13:40→14:10八幡平頂上バス停
☆八幡平へ
最終日は松川温泉からそのまま帰宅しても良かったが、せっかくなので再び八幡平へ行くことにした。始発と言っても10時前なので、のんびり朝風呂に入ってから宿を出て、バスに乗る。途中の八幡平マウンテンホテルで乗り換える。マウンテンホテルにはそれなりの人数の人達が泊まっていたようだ。多くは観光客である。自分のような大きな荷物を持った人などいないのでかなり浮いていた。しばらく待つと今日も八幡平行きの自然散策バスがやってきたので乗り込んだ。
今日は茶臼口で下車する。他にも数人が下車した。朝は天気が良かったが、少し雲が多くなったようである。みなさんゆっくり支度をしているようなので、先に歩き出して茶臼岳に向かう。車道をわずかに進むと登山口、案内図を見てそこから一旦降りて登り始める。やはり湿気はそれなりにあるようだ。登りはそれなりにきついが、しばらく登ると緩やかになる。日差しが少し出て暑くなる。先に茶臼岳のこんもりした山が見えてきた。しばらく進むと右手を登っていくようになる。さすがに直登の道ではないようである。しばらく登っていくとあっけなく茶臼山荘に登りついた。
左へ進む。緩やかな道で樹林の中を進み、登りになって少し登ると茶臼岳の山頂に着く。岩場の多い山である。
おとといから昨日にかけて歩いた山々を見ることができるが、黒い雲が出てしまい、眺めは今一つである。岩手山も途中から上は雲の中であった。あまり長居をする気にもならず、写真を撮って戻ることにする。
往路を戻り、茶臼山荘に着く。山荘のテラスのベンチに座って昼食にした。
さて、先へ進む。緩やかな下りで石ごろの道を進む。そういえば昔歩いた時に確かにこのあたりスピードモードで歩いたなぁとちょっと懐かしくなる。あの頃は若かったので今よりももう少し早かったが。
どんどん歩いていき、ようやく下りから普通の平に近い道となり、さらに先に進んでいくと湿地が広がるようになる。天気が悪くなり、黒っぽい雲に覆われて雰囲気も今一つになってしまった。こんな天気では人もおらず、静かなものである。
木道を進むが、だいぶ木道も壊れている所が多い。一部は補修されたりしている所もあるが、すべてに手を入れるほどには回らないのであろう。しばらく木道を進み、テラスがあり、ベンチも置かれている所に着く。広大な湿原はやはり八幡平らしい感じである。
先へ進むと緩やかな登りが続くようになる。木段の所もあり、長い登りは意外にしんどい。久しぶりに降りてくる人に会った。天気はどんよりしたり、急に日差しが出たりと忙しい天気である。あまり良くないことだけは間違いなさそうだ。随分長く登ったのちに安比岳分岐に着く。そこからさらに先に進む。やはり緩やかで木道の道も進む。
ヤマハハコがたくさん横に咲いている木段道の登りとなる。しばらく登って折り返して進む。
緩やかになって進むと右に源太森の山頂への道が分かれている。そちらに入って登るとわずかで源太森の山頂である。一人眺めを楽しんでいる人がいて、自分が到着したら吃驚していた。
かなり雲がどんよりとしていてあまり気分がいい眺めではない。
風もあるのですぐに先へ進むことにする。
しばらく下ってから先へ行くと木道の道となる。あたりは湿原の感じとなり、やがて分岐に出る。分岐を右へ行き、陵雲荘へ向かう。人が歩いているものの人数は少ない。わずかに草紅葉している感じである。天気が悪いこともあって広々とした湿原は荒涼とした感じがある。
左にカーブして歩いていくと陵雲荘に出る。
その先からは緩やかに登る。テラスがあり、八幡沼をよく見ることができた。
すぐ横にもテラスがあり、そちらからはガマ沼を見ることができる。
先へ緩やかな道を進む。このあたりはたくさんの人が歩いていた。緩やかに登って八幡平頂上、展望デッキがあるので登る。
残念ながらの天気で薄っすらと先の方の山が見えたくらいであった。
降りて石畳の道を進む。しばらく進むとメガネ沼がある。二つの池が真ん中から見るとメガネのように見えるからであろう。
さらに先に進むと鏡沼がある。今日は風があり、さざ波が立って鏡のようには映っていなかった。
あとは八幡平頂上のバス停に戻るだけ、もう終わりかとちょっと残念な気持ちにもなる。のんびり下っているとウツボグサが咲き残っていた。
八幡平頂上のバス停に戻る。レストハウスなどがあり、売店に入って土産物を買った。自然散策バスをしばらく待つ。少し八幡平頂上方面は薄いガスがかかったようである。やってきたバスに乗り込む。来た時と同様の人数が乗り込んだようである。
八幡平温泉郷で下車して、目の前にある森乃湯に行く。この時間はほとんど地元の方ばかりのようだ。バスまで1時間はなかったので短時間の入浴となったが、硫黄泉のお湯は汗を流して十分に温まった。どうせ自分ひとりだろうとバス停でバスを待っていると女性の登山者が一人やってきた。岩手山からこちらに降りてきたらしい。後で地図を見ると七滝コースというのを降りたようである。聞くと足場の悪い所もあったらしい。来たバスは乗客がいなかったが、途中からは地元の人が乗り込んだ。このバスは普通の路線バスのため、高速には乗らない。地元の人が降りたり乗ったりなかなか忙しい。そのせいかバスは盛岡への到着がかなり遅れたようだ。帰宅予定の新幹線まで時間があまりなくなり、盛岡で美味しいものでも食べようと思っていたが、無理なようだった。土産物を買い、駅に入って駅弁を買おうと思ったら、それもすべて売り切れ。諦めてつまみだけ買いこみ、新幹線の中で軽い打ち上げとなった。
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