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茂倉岳から一ノ倉岳、谷川岳(谷川岳へ編)

2024091307(一ノ倉岳から谷川岳へ向かう道)

【 天 候 】13日 朝のうち霧のち晴れ
【 ルート 】13日 茂倉岳避難小屋5:50→6:10茂倉岳→6:30一ノ倉岳→7:30オキノ耳→7:45トマノ耳7:50→分岐→西黒尾根→8:55ラクダのコル→10:35登山口→10:45谷川岳ロープウェイバス停

☆谷川岳から西黒尾根

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 今日は谷川岳から下山するだけの予定、6時に出発できればよいだろうと5時にアラームをかけていた。他に泊まりの人がいると4時くらいには起こされるが、一人だとそんな事もないので目覚めたら4時50分だった。窓から入る光が鈍いので、おそらくガスっているだろうと外へ出てみるとやはりガスっていた。ゆっくり食事を作って支度をする。水はまだ3L以上あるので、下山まで持つから水場へ行かなくても良いだろう。出発は予定通り6時前となった。

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 昨日登った道を再度登る。わずかに足元が濡れるが気にせず登る。そんなにかからずにやはりガスの茂倉岳に着いた。別に特に思い入れのある山頂という訳でもない。水を飲んで先へ進む。最初は緩やかな下り、小さなギャップをいくつも越えていくのでのらりくらりとアップダウンがある。少しガスが切れ始めて、ときおり先が見えるようになった。

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 一ノ倉岳の登りはそれなりに登らされる。岩まじりの道はなかなかしんどかった。

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 一ノ倉岳の山頂にはかまぼこ型の避難小屋がある。昔からこれだが、もう何年モノなのだろうか。

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 谷川岳に向かうと大きく下る。随分ガスが切れて先が見えるようになった。

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 右手の山も再び見えるようになり、万太郎岳の向こうに平に見える山は平標山だろうか。わずかの間見えていて写真を撮ったが、再びガスがやってきて見えなくなってしまった。

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 先に進んで谷川岳に向かって登っていくが、やはりしんどい道でそれなりに岩場の登りなどもある。鎖の付いた所もあった。

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 そろそろ谷川岳が近いのではと思う頃、鳥居が出てきた。そこまでいくと左に石祠が置かれていて、そこが奥の院であった。手を合わせてこの先も事故など無いようにお祈りした。

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 先へ進む。まだ岩場のような登りもありながら進むとやっと谷川岳のオキノ耳に着く。やっぱりガスである。

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 先に進む。少し下ってから先へ行き、登っていくとトマノ耳に着く。

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ここもガスであるが、それでも反対方向はうっすらと下の谷が見え、わずかに青空も見えていた。時間が経てば晴れるかもしれないが、そこまで待つ気はなかった。水を飲んで昼食のパンを少し食べた。

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 少し進むと分岐がある。右へ行けば肩の小屋、直進は西黒尾根である。特に肩の小屋に立ち寄る必要はないので、そのまま西黒尾根に向かう。

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 やはり天気がよくなってきたようで晴れてきた。日差しがきついので帽子をかぶるとやはり暑い。

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 やがてガスが上がり、右手の先には天神平とロープウェイなどの建物を見ることができた。

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 下っていくと少しきつい下りに変わる。するともう登って来た人に会う。「この道を降りるんですか?」とちょっと吃驚したような感じで言われたので、「前にも下ったことがあるんです。」と返した。自分的には、こんなきつい尾根登るんですか、という感じである。標高差は1400mくらいあるはずである。

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 もう西黒尾根を下るのは三度目である。ラクダのコルを過ぎた先の鎖場がきつかった覚えがある。その時は雨だったので余計きつかった。今日は岩は濡れてもいないので、以前よりは楽に下れるであろう。ただし、下はかなり暑そうだが。やはり岩場の下りはそれなりにしんどい。こんな平日でも登って来る人は十人以上に会っただろう。金曜日だから多少は多いのかもしれない。

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 淡々と岩場の下りを下っていき、やっと巌剛新道の分岐を過ぎる。

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 わずかに登り返すとラクダのコルに着く。振り返るとやっぱり上の方はガスに包まれていた。

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 先へ進むと鎖場がある。二つ目くらいの鎖場が長く、足場が悪い。途中から足の置き場がなくなる感じである。ここが覚えていた厳しい鎖場であろう。右に木の枝があるのでそれを利用してなんとか降りた。

 そこからはもう鎖場はなくなり、樹林帯に入る。やはりここまで降りてくるとかなり蒸し暑い。水を飲む。水はもう下にいけばいくらでも手に入るので、持たせる必要もない。かなりガブ飲みした。昨日入れた水なのであまり冷たくはない。やはり朝も水場に行って冷たい水に入れ替えた方が良かったかもしれなかった。ひたすら樹林帯の中を下る。やはりたまに登って来る人に会う。この暑さでこの時間に登るのはかなり大変そうだ。今日は天気が不安定なようなのでひどい天気にならないと良いが。足も痛くなってきて、スピードが落ちる。しかし、きつい下りはまだまだ続く。そろそろ終わっても良いのだがと思いながら下る。ケルンが積まれているわずかに平坦に近い所が途中にあり、そこでザックを下して水を飲んで少し休憩する。再び歩きだし、下っていくとまた急降下。やがて送電鉄塔のある所を通るが、暑くて日差しのあるところで休憩などしたくない。そのまま道を下る。まだまだ急な下りは続く。右に進んで下り、ひたすら下ると水の流れている所に出た。古い鉄製の棒に溝が作られていて、そこから水が流れていた。まずまず冷たい水で美味しかった。

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 先へ下ると車の音や機械音などが聞こえてくる。どんどん下っていくと大きな道標の立つ登山口に降り立った。やっと終わったという感じである。地図を見ていたらガイドの案内の話が聞こえて小型のバスがやってきた。最近は一ノ倉沢までバスがあるのでそのバスであろう。西黒尾根もガイドさんが、「急登が続く尾根で上まで5時間ほどかかります」なんてガイドしていて苦笑したくなった。

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 道路を降りていく。しばらく降りて左に折り返して下るとロープウェイの建物に着く。バス時間を見ると30分ほどでバスがあるようだ。念のために土合駅からの列車の時刻も調べるが、バスで水上駅に出る方が早い。バスで行くことにした。ロープウェイ駅の中にも入ってみたが、特にこれというものもなく、しばらくバスを待つ。来たバスに乗ったは二人くらいであった。途中で何人か乗り込み、水上駅に着く。結構バス代が高かった。

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 谷川岳の帰りには、よく上牧の温泉に立ち寄ったが、今は休業中のようなので駅からちょっと離れているが、水上温泉の立ち寄り湯に向かう。駅から歩き出すとポツポツと雨が降り出した。少しすると本降りの雨になってきたので、傘を出してザックカバーを付けて歩く。まさか下に降りてこんな雨に降られるとは思っていなかったのでちょっと吃驚。だいぶ道を下ってから橋を渡って先に進むと温泉街となり、さらに歩いていると豪雨になった。ひどい雨の中を歩いてふれあい交流館に着く。目の前で傘やザックカバーをしまって建物に入る。施設の人も洗濯物を出しっぱなしだなんて話をしていたので地元の人でも想定していなかった雨らしい。平日の昼間なので入浴している人もおらず、強い雨音の中、一人でのんびり入浴して温まった。

 少し休憩所で休んでいたら、すっかり雨は収まったようだった。施設を出るともう雨は降っていない。のんびりと歩いて駅に戻った。お腹がすいたので蕎麦屋に入って蕎麦を食べる。他のお店でお酒を買い、しばらく電車を待って、のんびりと帰宅した。

 

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