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犬目から扇山

2024111609(落ち葉を踏む道)

【 山 名 】扇山
【 山 域 】中央線沿線の山
【 日 時 】2024年11月16日(土)
【 天 候 】くもり
【 ルート 】犬目バス停8:40→9:30稜線→10:10扇山→10:55梨の木平→11:40鳥沢駅

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☆犬目から扇山

 天気があまりよろしくないようだ。軽く歩ければよいかと思う。久しぶりにバスを検索すると犬目行きのバスは土休日に一本だけとなり、それも期間限定である。土日にあって平日のバスがなくなるということは地元の人も乗らず、乗るのは登山者ぐらいのようだ。このバスもいつまで運行してくれるのか微妙である。という自分も今までに乗ったことがないので初めて乗車してみることにした。

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 四方津駅には少し早い時間の電車で着いた。どんよりと暗く、線路をはさんだ前道志の山には雲もかかっている感じ、やはり期待できない天気のようである。しばらく待つと二人ほどやってきた。バスは一人乗っていたようで、犬目まで乗ったのは三人だったようだ。犬目で下車すると同じバスだった女性に声を掛けられた。どちらまでですかというので普通に扇山ですと答えるとその女性は初めてらしい。初めてなのにこの天気に登るのかという気もしたが、遠い所に住んでいる人なのかもしれなかった。犬目は随分前に降りて来たことがあるので、なんとなく見覚えがあった。

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 先へ進む。宝鐘寺というお寺の入口があるが、そこに立つ木はなかなか大きい。少し色づいてもいるようである。しばらく進むとバスの転回場所があり、さきほど乗ったバスが待機していた。少し先に扇山への入口があり、さきほどの女性がそこから登っていく。自分もその道を登ろうかと入りかけたが、やはりもう少し先の鳥居から道が気になったのでそちらへ行く。

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 カーブの少し先に行くと右に甲州街道の史跡を示す案内図がある。すぐ先には鳥居があって道が続いている。左手に赤くなっている灌木があり、近くに行きたかったが、私有地の中のようで行けないみたいである。鳥居を通って先へ進む。

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 しばらく進むと家が左にあるのを見てそのまま右手に踏み跡のようなものがあったのでそれを辿る。すると目の前が谷状の地形に変わり、道もなくなった。左も右も尾根は高い。少し進んでみたが、とても登れそうにないので、どうもおかしい。あたりを探ってみたものの道らしきものはない。仕方ない、戻ってさきほど女性が登ってきた道に戻ろうかと思ってわずかに降りると登ってきた方向から見て左手に道の続きがしっかりあった。

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 そちらに入って進む。緩やかな道で少し草も生えてはいるが、道として機能している。しばらく辿ると石仏が置かれていて、右には石段があり、奥に大滝不動があった。石段を登って大滝不動にお参りし、さらに右手から先に登る。しばらく登っていくと苔むした石仏などが置かれていた。写真を撮っていたら、さきほどの女性が上の方を登っていくのが見えた。少し登ると左右に通っている道に出る。そこには道標があったが、自分が登ってきた方には何も示していなかった。

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 山道を登っていく。しばらく登った所で前を行くさきほどの女性に追いつき、パスさせてもらって先へ行く。樹林の中を時折折り返しながら登っていくと、少し色づいている木を見ながらの登りとなる。オレンジや黄色が主体である。やはり赤は見られない。天気も悪いのできれいとは言えないが、それでも少し色のある木を見ながらの登りは秋らしい雰囲気が漂っていた。

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 やがて尾根に登りつく。右へ行けば犬目丸へ行けるが、こんな天気では行く気にはならない。

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 そのまま左へ登っていく。やはりオレンジの色づきのよい木を見かける。晴れていればもう少しきれいだったろうと思う。

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 さらにしばらく登って気持ちの良い樹林帯の道となる。

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 黄葉が主体だが、それでものんびり辿るには気分の良い道である。

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 先へ行くと登りが少しきつくなる。一人下ってきた人に会う。

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 さらに登っていくとあっけなく扇山の山頂に着いた。

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 山頂には誰もいなかった。天気が悪いとは言え、この扇山で一人占めの山頂は初めてである。もちろんどんよりで展望など全くない。薄ら寒いこともあり、水をちょっと飲んだだけでさっさと下山にかかる。

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 少し下るとさすがに人が登ってきた。それからはときどき人に会う。山頂に人がいなかったのはたまたま早かっただけであることが分かる。

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 軽く下っていけば、もう鳥沢駅への下山路の分岐、百蔵山へ行こうなんていう気もしない。

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 少し先の紅葉がきれいなようだったのでわずかに先に行ってみたが、あまり良い写真は撮れなかった。

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 さて、さっさと下っていく。この時間はまだ登ってくる人もそれなりにいるようでかなりの人に会った。梨の木平までバスがあるのでそれで来ている人が多いのではないだろうか。しばらくは紅葉を見ながら下ったが、やがてうす暗い樹林に変わると面白味もなくなるのでさらにスピードを上げて下る。つつじの多い道への分岐を過ぎるとぱったりと人に会わなくなった。静かな山道をひたすら下る。やがて水場に出る。今年は雨が多いせいか、この時期でも結構水が流れているようであった。さらにひたすら下っていくと梨の木平に出るが、道路に出るあたりの木が紅葉していた。

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 道路をしばらく歩いて下っていく。ゴルフ場から人の声が聞こえて来た。さらに下って別な道路に出ると、一人登りの人を見かけた。先の分岐からは道標を見て左へ行き、わずかに登ってから下ってまた左へ行く。畑を右に見ながら下り、さらに下って道路に出る。しばらく歩いて高速の下をくぐり、さらに下って行くと甲州街道に出る。横断歩道を渡れば鳥沢駅に着く。午前中に終わった山行となった。

 早く降りられたので予定通り、笹子駅まで足を延ばす。笹一酒造に立ち寄り、いつもの新酒を買い込む。随分価格が上がってしまったようだ。抽選をすると珍しく小瓶の純米酒が当たった。気分よく帰宅した。

 

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コメント

黄色の葉がきれいです。
扇山、梨の木平から何度か登りました。
バスの便が悪くなる、これから多いでしょう。

西やんさん、こんにちは。
落ちた直後でないとなかなかこんな状態に会わないので、良かったです。晴れていればもっと良かったのですが。

バスは本当にコロナの影響が多いですね。
千葉でJR線が一部廃線になるというニュースが出ていましたので、そちらの山を調べたら、以前に乗ったバスがいくつか今年なくなっていて吃驚でした。行けなくなる山も多くなりそうです。

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