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名栗川橋から岩茸石、棒ノ折山から高水山

10/20は奥多摩へ。

【 山 名 】棒ノ折山、黒山、岩茸石山、高水山
【 山 域 】奥武蔵、奥多摩
【 日 時 】2024年10月20日(日)
【 天 候 】くもりのち晴れ
【 ルート 】名栗川橋バス停8:10→8:45登山道入口→9:30岩茸石→10:05棒ノ折山10:10→10:20権次入峠→10:35黒山→11:55岩茸石山12:05→12:25高水山→12:35常福院→13:35軍畑駅

☆名栗川橋から岩茸石

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 遠出の山に行こうと思ったが、夜半には風がビュービューと吹いていた。どうも風の強い日はあまり好きではない。取りやめて近場の山に行くことにした。まだ自分は名栗川橋から岩茸石への道は歩いていない。下には名栗温泉があるが、日帰りの利用は料金も高い上に予約が必要なので敷居が高い。その上林道歩きが長く、わざわざ行ってみる気にはなかなかなれなかった。でも、今年は白谷沢からも登っているし、たまには歩いていない道を歩いてみようという気になった。

 一番バスで出かけるほどではないので、二番バスを狙う。飯能駅で下車してバス停に向かうとまだ風が強く寒い感じである。ウィンドブレーカーを着てバスを待つ。時間近くなると人が増えて立ち客もそれなりにいる感じだった。だいぶ乗った名栗川橋で下車する。もちろん降りる人はおらず、自分一人であった。天気は晴れの予報だったが外れたようで、どんよりとしたくもりである。

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 先の道路を左に行くと橋を渡り、自動車道を渡る。そこにはいつ設置されたものか古い案内板がある。ラジウム温泉と書かれているのは名栗温泉大松閣の事であろう。その先を進むと元ラジウムと書かれている所があるようだ。右手にはお寺がある。そのまま道を先へ進んでいく。左には沢があり、流れを見ながら登っていく。大きな旅館が見えてくる。すると左に若山牧水の歌碑がある。案内板を読むとこの名栗温泉にも牧水が泊まったことがあるようである。ただし歌碑はあまり古いものではなく、平成の頃のもののようである。

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 先に進んで旅館の横を通ってさらに進む。流れは右に変わる。左の上の方にはグランピング施設がある。家族連れが泊まっていたようで子供たちが降りてくるのが見えた。さらに先に進むとゲートがあり、通行止の表示がある。これは車に対するものであろう。歩行者は横をすり抜けられるが、かなり狭い。自転車なども通さないためであろうか。だいぶ登って進んでいくと折り返す。上にもゲートがあったがそこは開いていた。上から降りてくる車などないからだろう。さらに登っていく。右下に小屋のようなものがあった。神社のような気もしたが、下の地図にあった熊野神社であろうか。登っていくが沢からはかなり離れて高い所を進んでいるようだ。道横には大きな岩などもあり、切り開いて道を作った感じである。特にこれというものもなく、眺めも近くの山が見えるだけなので、あまり面白味もない道をひたすら進む。だいぶ進んでようやく登山道の入口に着く。

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 右から沢が流れ込んでいる所で、棒ノ折山を示す道標があり、案内板もあるが、文字が少しかすれていた。そこから道に入る。道は細く、少し歩きにくい。沢の中を進む道なので少々荒れていて分かりにくい所もある。それでもピンクテープなどがところどころにあるので特に問題はない。渡渉というほどのこともなく左側に移り、さらに進む。右手の沢がかなり急になるとこちらの道も少し斜度が上がり、しばらく登る。沢が分かれているあたりはまた道が分かりにくいが、沢と沢の間を登ればよいらしい。登るとすぐ先に木段が見つかり、それを登る。左の沢の方に進んでいくが、ここも細いので注意が必要だった。少し進むとロープの付いている場所に着く。ロープを掴んでわずかに登って見ると右上から落ちてきている沢の向こうに続きの道がある。崖になっているので、向こうへは渡れない。ありゃ、このロープは登ってはいけなかったようだ。降りると下にロープが続いて沢を渡るようになっている。それからまたロープを掴んで足場の悪い急登、さきほど見えた道に出ることができた。

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 先に進み、やはり細い道をしばらく登ると林道に出る。

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 それを横断するように先に道標があり、再び樹林の中の道に入る。右の灌木が少しうるさかったが、少し登ると普通の道になる。道が少しきつくなると左へ向かって登り、尾根に出た。そこにはベンチがあり、道標もあった。

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 そのまま先へ登っていく。しばらく登ると大きな斜面の登りとなる。斜めに登っていくが、倒木なども多く、歩きやすいとは言い難い。それでもひたすら登っていく。ときどき折り返して登る。風がビューとかなり吹いているようだ。高度を上げたせいか、さすがに少し肌寒くなってきた。やがて上に岩が見える。あれは岩茸石であろう。それに向かって登っていくと直下に出て、右に出ると滝ノ平尾根の登山道に出た。岩茸石横をすりぬけて分岐に着く。岩の下から左へ登るのが正解であったが、まあどちらでも良い。

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☆棒ノ折山から岩茸石山

 さすがに尾根は風が強く吹き付けて寒い。ウィンドブレーカーを取り出して着込んだ。登っていくが人は少ないようだ。何人か下って来る人にあったが前に登った時と比べると随分少ない。相変わらずのきつい登り、頑張って登っていく。くずれた木段は登らないようにしたが、ルート選択に失敗して途中は木段を登った。ようやく権次入峠に登りつく。そこから右へ進む。相変わらずの木の根が出た登りはきついが、登っていけば棒ノ折山に着く。山頂の木がわずかに色づいているようだった。

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 風も強く、少し寒い。時計を見るとまだ10時過ぎ、昼食には早いので水を飲んだだけであまり休まずに岩茸石山に向かう。再び登山道を下っていく。登ってくる人たちにときどき会いながら下り、あっという間に権次入峠に戻る。そこから黒山に向かう。

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 緩やかな下りから少しきつい下りになって降りていく。ランナーさんに会ったりしながら進み、登り返す。石段のようなものが出てきて少しきつかったが、そんなにかからずに黒山に着く。ひとり休まれていて、岩茸石山の方から一人登ってきた。

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 進んで下っていく。ところどころ登り返しがあるが長くはない。やがてやまびこ広場と書かれた場所に出る。そこが逆川ノ丸であろう。

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 そこから左に行きかけたが、ここは右へ行くのが正解だ。右へ降りると木段が出てきて少し下り、ベンチがたくさん置かれている所がある。山仕事のための道があるようで、このベンチも山仕事の人のためにあるようである。さらに下っていく。先に進んで常盤の前山と道標に記載のあるところから急降下する。登りの時に辛い所である。人に会ったりしながら下っていくと登り返しになって展望のある所に出る。右手に山間部の集落と山を見ることができる。

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 先に進んで下って登ってと忙しくなる。そろそろ名坂峠かと思うが、結構下って木の根の多い所を急登し、さらに先を下ってからまた登り返して道標を見て右に進み、さらに下って登り返しとへこたれる道である。さすがに足が重くなったなと思う頃、鞍部の名坂峠で右に道を見る。

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 そこからまた急登。でもこれを頑張れば岩茸石山に着くはずである。しばらく急坂を登って左に進むとちょっと灌木のヤブがうるさくなっている細い道となり、しばらく頑張ると岩茸石山の山頂であった。

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 きれいに棒ノ折山、黒山も見えていた。残念ながら遠望はあまり望めないようだ。まあ最近はあまりきれいに見えることは少なくなっている。ちょうどお昼である。やはり黒山から二時間ほどかかったようだ。写真を撮って座り込んで昼食にした。

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☆高水山へ

 さて、下山にかかる。今日は高水山に向かうことにする。ゆるやかに下り、それからいつものちょっとした岩場のきつい下りになる。それでも下りだからそれほどはかからずに下ってさらに先へ進む。普段と逆コースなので、いつもは軽く歩いているところが逆に登りだったりして時間がかかる。それでもそんなにはかからず、最後のきつい登りになる。いつもなら苦労するところだが、先週の朝日岳の登りで足か心臓が鍛えられたのか、それほどはきつくはなく、高水山の石祠の近くに登りつく。とは言ってもこれは自分のペースの話で、ランナーさんが軽々と登って先へ抜いていった。石祠にお参りし、先に進めば山頂である。ベンチに座って少し水を飲んだ。

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 しばらく下ると常福院。トイレに立ち寄ってからお参りする。

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 さて、あまり休まず下山にかかる。あまり人に会わないなと思ったらすぐに登って来る人にあった。木段の下りは段差が大きく足にくる。最近は人が多いので余計厳しくなっているようである。ひたすら下っていくと下っている人たちを時折パスして下る。だいぶ下ってベンチのある先から左に曲がって下ると谷へ向かう下りになるが、このあたりもだいぶきつかった。沢が出てこないなと思いながらひたすら下り、ようやく沢が出てくる。靴が汚れていたので、少し流れている水に靴をつけて濡らした。先へ降りていくとハンターさんが一人佇んでいた。挨拶を交わして先に進む。階段の下りになると子供連れの人たちが登ってきていた。荷物は持っておらず、高水山まで行くのだろうか。さらに下ると道路に出て、左には釣り堀がある。子供がたくさん来ているようであった。もうのんびり気分で道路を下っていく。まだこの時間でも登って来る人がいるようだった。車道に出て、横断歩道の所から右に登って軍畑駅へ。踏切を渡ると急に警報機が鳴りだした。もしかして列車が来るのかなと駅へ急ぐ。後ろからはやって来ないのでやはり青梅行きのようだ。慌てて進むとやはり列車が入ってきた。走って改札でスイカをタッチして駅に入る。写真を取る暇はなかったが、間に合うことができて助かった。

 

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