古賀志山 中尾根から南コース
(班根石山からの高原山)
【 山 名 】古賀志山、班根石山、御嶽山
【 山 域 】栃木の山
【 日 時 】2024年11月3日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】森林公園入口バス停9:05→9:40森林公園駐車場9:45→10:00中尾根分岐→中尾根→11:00班根石山分岐→11:10班根石山→11:30富士見峠→11:45古賀志山11:55→12:05御嶽山→南コース→12:30林道→13:10森林公園管理センター→14:00森林公園入口バス停
☆古賀志山へ
台風崩れの低気圧が通過して、天気は良くなりそうだ。初めて古賀志山へ行くことにする。早朝の電車に乗り、宇都宮駅へ。乗り換え時間が5分しかない、と急いでバス停に行くとなんと乗る予定だったバスは日曜日はない。どうやら調べておいたのは土曜日の時刻だったようである。なんとか一時間後にバスがあるようだ。これで行くことにする。帰りのバスも本数が少なく、14時半過ぎを逃すと16時台までない。コースタイムからすると15時くらいにはなりそうなので、その場合はどこかで時間を潰すしかないかなと思う。コンビニでコーヒーを買ったりして一時間待って、ようやくのバスに乗り込む。乗客は少ないが、山に向かいそうな人が一人だけ乗った。途中に乗ってくる人もあったが乗客はやはり少ない。森林公園入口バス停でさきほどの人が降りた。自分も下車する。
きれいに晴れている。のんびりバス停の写真を撮ったり支度をしていたら、さきほどの人はいなくなっていた。横断歩道を渡って森林公園に向かう。少し進むと上り坂でしばらく登らされる。その先はストレートが多い。樹林の中の広い道を進む。ランニングしている人が多いようだ。やはり森が多いからであろうか。道は起伏が結構あって、登ったり下ったりしながら進み、だいぶ歩いた所で左に曲がり、道を左右に分ける。さらに歩いていく。車がときどき横を通っていくが、走りやすいのかかなりのスピードで通っていく車が多い。樹林の中でカーブが多くなり、距離が短くなるよう、できるだけカーブの内側を歩くようにして進んでいく。ようやく明るい所に出ると民家を見て、先に古賀志山の山稜の一部が見えてくる。その先へ行くと森林公園の駐車場に着いた。
広い駐車場にはそれなりに車が止められている。奥に進んでトイレに立ち寄る。今日は中尾根コースを登る予定である。林道を先に進む。軽装で歩いている人たちが多い。すぐに左に赤川ダムが見えてくるが、今は工事をしているらしく、水が全くなく、干上がっている。山が見え、少し色づいた木があるようだ。写真を撮って先へ進む。
しばらく歩く。サイクリングコースがあるらしく、左と右に分かれている。右は車が走る道路になっていた。知らないのでそのまま進む。やがて左に北コースなどへの道が分かれている。そのまま進む。樹林の中を進むようになった。先からおばあさんが来たが、山登りというよりは、この付近を散策しているようである。特に山登りではなく、普通に自然公園として来ている人たちも多い感じである。左に小さな池のようなものがあるが、これが細野ダムだろうか。そちらはしっかりと水が湛えられていた。
しばらく歩いていくと古い休憩舎を見る。そこが中尾根への分岐のようだ。左に曲がって小さな橋を渡るとすぐに取りつきになる。ちょうど登ろうとしている人がいて、先に登らせてもらった。登り道はのっけからそれなりにきつい登りである。小さなじぐざぐでどんどん高度を上げていく。少し草がかぶる感じの道でさすがに暑い時期はあまり登る人もいないのであろう。細い道をしばらく登ると道標があって左に北コースと書かれていたのでそちらは違うかと右手の細い道を登る。緩やかだが、それなりの登り、道がかなり細いのでさきほどの道標が示していたコースの方が良かったかなと思いながらも先へ進む。しばらく登ると左手に岩があり、上の方で人の声と鎖を登っている感じの音が聞こえてくる。しまった、中尾根コースの核心部を巻く道だったのかな。でも、ここまで登ってしまうともう後戻りはできない。木段を登って高度を上げていくと尾根に登りついた。
道標を見ると軍艦岩、3番岩右となっている。ありゃ、やっぱり核心部を巻いてしまったようだ。登ってきた方向にはかたくり群生地と書かれていて、春に歩く方が良かった道のようである。まあ安全に登るには良い道であった。
先へ進むとやはり岩のある登りとなる。特に難しくはなく、岩を掴んだりしながらの登りは楽しい。雲が少しかかり、冷えてきたのでウィンドブレーカーを着込んだ。ぐんぐん登って小ピークを過ぎて先に進む。下ったり、登り返したりしながら進んでいく。そんなにきつくはないが、それなりにアップダウンがあってちょっと岩にロープが欲しいなと思うような所もあったが、そんなものはない。それでもちょっと体を持ち上げれば、特に難しくはなかった。ちょっと冒険心をくすぐる楽しい歩きである。しばらく進んで下ると分岐がある。やはりたくさんのコースがある山である。中尾根はそのまま直進すれば良いらしい。登ってから先へ緩やかに進み、道が分かれていて左を選択する。先に進んで再び急な登りになる。この道で良かったようだ。
しばらく登ってから下るとまた分岐。やっぱり道が多い山である。先に進むとまた少しきつい登りで岩っぽい登りである。やがて小さなギャップを過ぎると下りになるが、右手には大きな山が見えてくる。あそこへは登れるのだろうか。
細い道を先へ進み、しばらく進むとまた分岐。中尾根最高点はこの先で岩場である。右に班根石山と書かれていて、そちらへ向かう道があるようだ。どうせ中尾根の岩場は下も登ってないし、右に行く方が班根石山へ向かうには近道のようなので、そこから右の道を進むことにした。
細い道を進むと岩場の横をへつるように進む。ちょっと木が邪魔したりするが、先へ行くと右に曲がって樹林の中のトラバース道となる。さらに進むと目の前に大きな岩場が立ちふさがる。右に行くのか左に行くのかよく分からないが、左上が道のような感じに見えたので、左へ行く。ちょっと踏み跡っぽい感じの道をしばらく登ると道に出た。右へ行けば班根石山へ行けそうだ。そのまま進むとそれなりの登りになり、しばらく登ると岩場に鎖が付いている。長くはなく、軽く掴むくらいでたいしたことのない岩場である。しばらく登ると右に曲がる。人の声が聞こえてきて、ちょうど降りてきた二人の若い人と会った。緩やかに進むと山頂のようだ。
左と右に眺めがあり、右からは古賀志山と市街を見ることができた。左は高原山がきれいに見えている。さらに左には日光の山があるはずだが、雲がかかっていて見えなかった。ここまで水を全く飲んでいなかった。のどが乾いたので少し水を飲んだ。
さて、古賀志山へ向かうことにする。少し戻るとさきほど登ってきた分岐点だが、そこには気づかなかったが、小さな道標があり、先には鞍掛山などを示していた。左へ折れて急な下りを下る。さきほど会った人たちがゆっくり降りているようだ。鎖場のあたりで追いつきそうになったが、自分が近づくと急に足を早めたようで、どんどん先へ行ってしまう。鎖場はたいしたことがなく、あっという間に降りて先へ行く。登りになると短いがしんどい。少し登り返すと分岐に着く。さきほど登らなかった中尾根からのコースが合流している。さきほどの二人は左へ中尾根を降りて行ったようで声がしていた。自分は古賀志山へ向かうのでちょうど良かった。そこにある標柱には中尾根最高点と記載されていた。
先へ進むと下りになるが、岩のある道でやはり下りにくい。しばらく下ってから先へ行き、さらに下ると富士見峠が見えてくる。声が聞こえてきて、下には人がいるようだ。ぐんぐん下ると人の多い富士見峠に着く。北コースは人気のコースらしく、子供連れの家族なども含めて、人がたくさん登ってきていた。
そこから古賀志山へ向かう。きつい登りには脇にロープなども付いているが、基本的には岩の登りである。それでも危ないというほどの事はない。子供たちもこんな道であればいかにも山らしい道で楽しめるであろう。降りてくる人たちにもときどき会う。自分の後ろからは二人の子供を連れたおとうさんが登ってきていた。なかなかに早く、自分とペースはあまり変わらない感じだった。
しばらく登って行けば、少し緩やかになり、その先までもう少し進むと古賀志山の山頂だった。裏側に回るとしっかり山名板であった。近くには三角点が置かれていた。角が削れて一等三角点に見えるが、後で調べると二等三角点のようである。
ベンチがたくさんある。どこにしようかと思ったが、わずかに下に降りると先に眺めが見える場所のベンチが空いていたのでそこに座って眺めを楽しみながら昼食とした。
☆御嶽山から南コース
さて、食事を終えたら、人の多い山頂を後にして御嶽山に向かう。再び岩っぽい下りでしばらく下り、分岐を過ぎる。先に行くと鎖場も出てくる。ロープで岩を横に進んだり、はしごを登ったり、なかなか厳しいルートである。それでも進んで岩を登って進むと御嶽山に着く。
山頂は岩場で石祠が置かれているが、左から回り込むと眺めのある場所に出る。展望図が設置されていた。やはり右手の高原山はよく見えていたが、やっぱり日光方面はダメだった。荒海山が遠くに見えていた。
さて、往路を慎重に戻る。梯子への下りはなかなか厳しい。その先の下りもだいぶ慎重になった。そんな岩場が終われば少しホッとして下り、分岐に着く。そこから右へ下るのが南コース、ちょうど登ってきた人がいた。
右へ下りに入る。すぐに木段でぐんぐん下る。段差が大きく、ここを登るのはかなりきつそうだ。ぐんぐん下ると樹林を抜ける。右手が開けて明るい伐採地になっている。下にはもう林道が見えていた。
後ろから早い人が降りてきたのでパスさせる。緩やかに進んでいくと再び木段で大きく下る。途中に岩があるが、これは登山道を作った後に転がってきたものなのかもしれなかった。さらに下り、少し左に進むと道が分かれる。登るのと右に巻いている感じの道になっていて右に進んでみると少し進んで分岐に出た。そこからまた右下へ木段を下る。しばらく下ると林道に降り立った。
通行止の表示とバリケードがあるが、歩行者は除外されているようだ。左への道を進む。あまり面白味もない林道を淡々と進む。上から人が降りて来た。道標はないが道があるらしい。しばらく歩いていくと別な林道が左から来ている所に出た。自転車競技のスタート地点なのだろうか、自転車で来ている人が写真を撮っていた。
右手に入っていく人もいたが、自分は上に行く道に入って登る。しばらく登ってギャップで右に曲がって進んでいく。しばらく緩やかに降りていくとさきほどの右手にあった道の続きなのだろう、道が合流して人がそこから出てきていた。パスさせてもらって先へ下っていく。樹林の中であまり面白味もないのでどんどん進む。緩やかに登り返しがあったが、やがて再び下りに変わって高度を落としていく。途中には分岐があったが、そのまま先へ行く。早い女性が一人、後ろから来たのでパスさせる。少し下りの斜度が上がって滑りやすい所を下ると再び分岐、さきほどの女性が左へ降りて行ったので、右へ行く。もう随分高度を落とした感じで緩やかに下っていく。途中にはベンチで休んでいる人たちも見かける。その先から左に曲がって木段で大きく下るともう赤川ダムは近そうだ。ぐんぐん下り、右へ出れば、もう登山道も終わり、右には建物がある所を左へ行くと管理センター近くに出た。
先には芝生が広がって雰囲気のよい所だ。時計を見るとまだ13時を過ぎたばかり、これならば14時半のバスに間に合いそうである。道路を先へ進むと赤川ダムの堰堤である。あたりの木は微妙に色づいているようである。
のんびり気分で下るとすぐに駐車場、再びトイレに立ち寄ってから、バス停に向かう。やはり車道歩きは長い。一目散に歩いてもやはりバス停までは40分近かった。コンビニがあるので立ち寄ってお茶などを買い込んだ。バス停でバスを待つが、あたりは何もない。本を読んで時間を潰したが、なかなか時間が経たなかった。やっときたバスは誰も乗っていなかった。途中で一人だけ乗ってきたが、このバスもなくなってしまわないか心配になる。バスがなくなる前にまた来なくてはと思った。宇都宮駅に出て、餃子で一杯やってから帰宅した。
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古賀志山にようこそ
バスだとちょっとアクセスが大変ですよね・・・(^^;)
僕はいつも文挟駅から古賀志山に登ってろまんちっく村まで歩いてバスで帰ってます。
温泉も入れていいですよ~
投稿: くま公 | 2024年11月11日 (月) 22時03分
くま公さん、こんにちは。
やっと古賀志山行きました。なかなか楽しい山ですね。通いたくなるのが分かりました。
入口からだと結構遠いですね。でも文挟駅からだと地図見るとさらに遠いような気が。。。
確かに帰りは大谷の方に出た方が近そうですね。
たぶん何度か出かけることになるでしょうから、そのうちに試してみます。
投稿: リプル | 2024年11月12日 (火) 19時43分