葛老山
(淡い紅葉)
【 山 名 】葛老山
【 山 域 】栃木の山
【 日 時 】2024年11月4日(月)祝
【 天 候 】晴れのちくもり
【 ルート 】湯西川温泉駅10:10→10:45休憩舎→11:40葛老山11:45→12:10休憩舎→12:30湯西川温泉駅
☆葛老山へ
(湯西川温泉駅)
昨日も歩いたが、天気が良いので今日も出かける。起きるのは辛かったが、二番電車に乗れば間に合うだろう。乗り継ぎは日暮里までは問題なかった。しかし、南千住駅を出た所で常磐線が止まってしまった。あと一駅なのに、しばらく停車した。乗り継ぎ時間は10分でぎりぎりだ。なんとか動き出し、駅に着いて走って東武線に向かい、慌てて切符を買い、ホームに駆け下りたが、乗る予定の列車は発車した後だった。
山行を取りやめようかと思ったが、特急という手があるかと買った切符を払い戻ししてもらい、特急券を買おうと券売機を操作するとリバティは満席だったが、次の特急きぬは一席残っていたようで買うことができた。これに乗れれば、鬼怒川温泉で乗る予定の快速に接続しているのである。しかし、一時間半近く待ちになる。なんのために早起きして出かけてきたのかよく分からなくなった。やはりもう少し早起きして一番電車に乗っていればこんな事にならずに済んだのである。次行くときには行きにこのルートを使うのは止めることにする。喫茶店は7時からなのでしばらく待ち、コーヒー飲んで時間を潰した。
やっと乗り込んだ特急は近くの座席にグループがいて、車内で酒のんでべらべらと大きな声で話をしてうるさい。これだから特急に乗るのは好きではないのである。座席指定だし、席は満杯なので移動する訳にもいかない。諦めて我慢した。やっと鬼怒川温泉に着いて、反対側に止まっていた車両に乗り込む。一両しかない快速列車はそれでも座席を確保できた。とは言っても、湯西川温泉まではそんなに長い乗車ではない。しばらく乗った湯西川温泉駅で下車する。
トンネルの階段を登って改札を出て、外へ出るとやはり少し肌寒く感じた。長袖シャツでは少し寒く、ウィンドブレーカーを着込む。道の駅の前を通りすぎ、奥の駐車場に行く。どこが登り口がよく分かっていなかったが、駐車場を左へ進むと左手に遊歩道が見えた。左へ行くとやはり登山口であった。地図やヤマビル注意の看板などが設置されている。軽く案内図を確認してから登り始める。のっけから木段のきつい登りが続く。段差が大きくかなりきつい。すぐに駐車場を下に見るようになる。しばらく頑張ると左に桟道で進む。遊歩道のために設置されたようだが、だいぶ湿気ている。木段はまだ大丈夫だが、そんなに長くは持たなさそうだ。こういう登山道は常に整備されるとは思えないので、歩けなくなるのも近いのかもしれない。再び木段の登りになるが、木段の間の土も黒く湿っていて、いつもこんな感じなのだろう。ヒルが好みそうな感じである。しばらく登ると谷状の地形の中を急な木段で登り、右へ行く。やはり登る人は少ない感じの道を緩やかに登る。折り返すと布袋和尚という表示板がある。横には何か置かれていたと思われる台座らしきコンクリートがあるが、その上は移動されたのか何もないようだ。
大きなじぐざぐを書きながら登っていく。しばらく続いたのち、木段で尾根へ向かう。左手に進んで登ると尾根に出る。道標を見て右に曲がる。少し行くと鉄塔がある。
右手に少し色づいた山を見ることができる。塩沢山あたりだろうか。
先へ進んで斜度が上がって登っていく。すると赤くなっている木を見かけ、休憩舎が出て来た。
ベンチがあって、紅葉を楽しむには良い場所だなと思う。休まず、そのまま先へ進む。
緩やかな登りで少し進むと先の方には葛老山の稜線と思われるものが見えたが、かなり高い。あんな所まで登らないといけないのかと思う。
再び斜度が上がって登っていくと左に毘沙門天と書かれた表示板と木製の像が置かれている。これを見るとやはり下の布袋和尚にも木像があったのだろうと思われた。
さらに進むと尾根を外して右の道を進む。緩やかに進んだのち、左の尾根には取りつかず、右へ進むようだ。右へ登っていくと左に折り返して進み、斜面を登っていく。途中には弁財天があった。
何度か折り返して高度を上げる。途中の木はやはり少し色づいている。
再び左に向かって登っていくようになり、やがてまた右に折れて登る。色づいた木々を見ながら登ると恵比寿様があった。
再び右の斜面を進み、何度も折れながら登る。もうだいぶ上の方まで来たなと思うけれど、木段には苔が生えている。いかに常に湿気ているかこれを見れば分かる。ダムも近く、ヒルが好きな環境に間違いはないようだ。
少し登りついたと思う地点の上のあたりは紅葉が悪くない感じである。赤もあり、黄色もあり、緑もあり、三段紅葉に近い。しかし、あれだけ良かった空はどんより曇ってしまった。やはり鬼怒の山はすっきりとした晴れは少ない。紅葉もどんよりの曇り空ではそれほどきれいとはならないのが残念だ。
折り返して進むと大黒天がある。
そのあたりの紅葉が一番良かった感じである。
もうしばらく登ると緩やかな尾根になる。しかし緩やかに見えても歩くとそれなりに登ったり下ったりがある。それでも急というほどのことはない。さすがに高度を上げたせいか曇ったせいか、少し肌寒い。
しばらく尾根を進んで最後の登りを登っていくと先に休憩舎が見えたが、人がいるようだ。右手には樹林の合間からダムを見降ろすことができる。
のんびり進めば山頂、右には寿老人があり、そこに葛老山の山名板も置かれていた。
わずかに先に三角点がある。
ご夫婦らしきお二人はすぐに降りて行ったので、静かな山頂のベンチに座り、パンを食べた。
この時間ならば13時台の列車に間に合うのは確実だが、温泉に入浴するには少し余裕が必要だ。できれば速足で下って温泉入浴の時間を作りたい。特に長居する必要もないのですぐに下山を開始する。
帰りはさすがに早い。下っていくとあっという間に紅葉のよかった所を過ぎる。左に折れて斜面への下りにかかる。先をさきほどのお二人が下っているが、犬を連れているのでそんなに早くはない。追いつきそうである。何度も折り返して下っているとやはり追いついてパスさせてもらってさらに下っていく。あっという間に谷状の地形の所を下り、さらに下っていけば、休憩舎にたどり着く。もうどんよりの雲でさきほどの赤もあまり目立たなくなっていた。止まらずにそのまま先へ進み、下っていく。
鉄塔を通過する。右手にダムと道路がちらりと見えた。左に折れてさらに木段を下る。木段の下りは長い。それでも車やバイクの音などが聞こえてきて、車の屋根が見えれば、やがて登山口に降り立った。時計を見るとまだ12時半、十分に時間がありそうである。
道の駅に行き、二階の温泉で入浴する。さすがに体が冷えたので心地よかった。何か食べようかと早めに切り上げたが、さすがに時間を考えると食事処に入るのは無理そうだ。お土産を物色し、きのこのセットが売られていたのでそれを買った。外で何か食べようかと思ったが、ラーメンかきのこ汁だけのようである。ということできのこ汁(¥400)を注文して食べた。
もう後はすることもない。駅に入り、列車を待つ。新藤原駅で乗り換えてのんびり帰宅した。
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