菩提山から高尾山
多忙のためアップが遅くなっています。今年中に全部のログをアップするのは無理かなぁ。
(やっぱり富士山は雲の中(泣))
歩く分には特に問題なかったですが、一部通行止の道があります。
【 山 名 】菩提山、滝の谷峠、笠張山、高尾山
【 山 域 】駿遠の山
【 日 時 】2024年12月8日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】中山バス停8:55→10:05水車村→11:00滝ノ谷峠→11:25菩提山11:30→11:45滝ノ谷峠→12:10笠張山取りつき→12:40笠張山→13:15高尾山→14:10蔵田バス停
☆菩提山へ
昨日に続いて藤枝駅に行き、昨日と同じくゆらく線のバスに乗る。今日も他に2人ほど乗車したが、途中で下車したのでその先へ行くのはやはり自分だけだった。中山バス停で下車する。
風があって少し寒い。わずかに進むと左に入れる家と家の間の小道を通る。先には広場があり、公園になっているようだ。トイレがあったので有り難く利用させてもらう。左に出ると上滝沢などへ向かう道である。バスもあるのだが、時間が遅いので山に行くには利用は難しい。昨日よりは少し雲が多めな感じもある。やはりこちらの山は雲が出ることが多いようである。しばらく車道を進んでいくと上滝沢へ向かう道を歩いていたが、これはちょっと道が違うようだ。途中で右に入って先に進む。水車村などを示す看板があったので、分岐をそちらの道に入る。すぐ近くに神社があり立ち寄る。八坂神社という神社のようだ。近くの方が掃除などをされていた。お参りして先に進む。
川沿いの道になり、しばらく進んで右にお寺の入口を見るとその先は山に入っていく感じになる。
山裾まで行くと山間の道となる。やはり地味な紅葉が悪くない感じである。
寒くなったので手袋を付けた。ときおり後ろから車が通っていく。こんな山の中だけれど、結構車の通行が多い。先の不動峡や水車村など観光的な施設が多いからだろうか。どんどん山裾の道を進んでいくとだいぶ進んだ所に右に浄財と書かれた箱の置かれた所がある。建物は川沿いに建てられていて、川を挟んだ向こう側に石灯籠や石祠が置かれている。お参りしておく。
このお堂はそのためかと思ったが、建物の先にわずかに行くと石灯籠の先に石像が置かれている。これは不動明王像らしい。
このためかと思ったが、ほんのわずかに進むと摩崖仏という説明版があり、日本一の大きさの摩崖仏が刻まれているようだ。草などが生えて分かりにくくなっているが、確かにそれと思われる彫刻を見ることができた。高さは10mだそうだ。
このあたりまで来ると散策している人も見かける。しばらく進むと駐車場があり、数台の車が止められていた。少し先に行くと山の市というお店と思われる建物があった。水車が回っていて良い雰囲気である。
少し先に行くと周遊するハイキングコースもあるようだが、さわりだけ見ることにした。橋の近くに行くとそれなりに紅葉している。少しピークは過ぎた感じだが、まずまずであった。やはり観光客もそれなりにいるようであった。
先に進む。さらに山に入っていくが、まだまだ山間の集落は点在している。少し車が減るが、それでもまだ通っていく車がある。やがて滝の谷のバス停がある。時刻は書かれているが、予約しないとここまで乗ることはできない。さらに先に進む。しばらくで水車村の表示がある。左奥には古民家が見える。囲炉裏でランチなどが食べられるらしく、車で来た若者のグループがそちらへ向かうようであった。
藤枝しぜんほどうと書かれた古い案内板が置かれていたが、菩提山コースと書かれている割には菩提山はどこにも書かれていなかった。分岐を左に曲がると近くの方かおじさんがいて、かなり歩くよと言われた。先へ進むと右に曲がるが、先に通行止箇所があるようで表示が出ている。林道を進んでいく。途中、工事をしている感じの所を通るが、特に問題はない。先へ行くと右側の急斜面が大きく崩れた跡になっている所を通過する。今日は晴れなので特に問題はないが、大雨の時にはまた崩れたりするのかもしれない。さらに先に進んでいく。山奥深い感じになってきて、やがて屋根掛けされた石仏が置かれた分岐がある。右に道が分かれているが、これは旧滝の谷峠への林道だが、もう今は通る人もいないので峠道は消えているらしい。
やがて滝の谷峠に着く。道標を見て菩提山へ向かう。
少し進むと菩提山をを示す看板があり、その先に進むとかなりの急な登りに変わる。落ち葉が溜まっていて、あまり歩く人もいないような雰囲気である。それでも道は分かるので問題ないが、ひたすらきつい。しばらく頑張ると少し緩くなったが、今度は風が強く吹くようになってきて、樹林の合間を吹き抜ける風はかなり寒い。ウィンドブレーカーのチャックを首のあたりまで上げて防風体勢で登る。やっと先の方に高い山が見えてきたが、また急登になる。しばらく頑張ると明るい所に出て、やっと最後の登り、もうしばらく頑張るとベンチのある山頂に着く。
すぐ先には屋根掛けされた小さな小屋があり、中には地蔵尊が祭られていた。ベンチに戻って昼食にする。左手には山々を眺められる。
富士山は昨日同様にやっぱり上は雲の中だった。海も眺めることができた。
☆笠張山から高尾山へ
寒いので食べたら早々に出発する。往路を戻るがやっぱり急坂の下り、滑りやすいので注意しながら下る。さすがに下るのは早い。ぐんぐん下る。途中には大きなモミの木があったが、あっという間に通りすぎた。さらに下って急降下で滝の谷峠に戻った。しばらくは林道歩きのようだ。道は悪くないのだが、少し行くと大きな倒木が道を塞いでいたりした。なんとか脇の下をすり抜けて先へ行く。しばらく歩くと旧滝の谷峠がある。道標がある。下への道は踏み跡が残ってはいたが、通行不可と書かれていた。横には屋根掛けされたお地蔵さんがいにしえの雰囲気を漂わせていたが、峠道も使えなくなった今、もう手を合わせるような人も滅多にこないと思われた。
さらに先に進むが、風が強くなってビュービューと吹いている。天気は良いのだが、荒れた天気のように思われる。風で枯れ葉が舞う中を歩いていく。随分歩いてようやく大きな山が近づき、笠張山への道の入口に道標が立っていた。
しかし、この道、細い上にかなりの急登である。これ本当に登るのかと思ったぐらいである。実際に登り始めるとかなりきつい。ずり落ちそうな感じもあるので注意して少しずつ登る。やがて右に登るようになると横にはシノザサが生えている道を登る。昔奥多摩でもこんな感じの道が多かったが、最近はすっかりなくなってしまったので久しぶりの雰囲気であった。まだまだ急登は続いたが、やがて少し斜度は緩むものの、シノザサが背丈より高く、トンネルのようになっている。その中を登る。折り返して登るあたりも少し道が不明瞭だが、なんとか続いているのでそれを追う。これではあまり歩く人がいないのも分かるような気がするし、歩く人がいなくなれば、あっという間にシノザサのヤブになりそうな気配の道である。上部になると斜面の道を右から左にと急登を頑張り、やっと尾根らしい所に出た。
明るい尾根を緩やかに登る。踏み跡が少し薄いが、これがそうだろうという所を登る。適当に登ると681mと思われる小ピークに出るが、木に赤い目印が付いているくらいで先はうす暗い樹林だった。うす暗い樹林の方に向かい、踏み跡を進む。このあたりは踏み跡明瞭、道は続いている。緩やかな道で進んでいくとさほどかからずに樹林の中の笠張山に着く。細長い標柱の山名板や昨日の高根山にもあったものと同じ形の山名板があった。
わずかに先に明るい所があり、行くとベンチがあって藤枝市街と海を見ることができた。休んでいきたい所だが、樹林で風もあり、寒いので先へ進むことにする。
藤枝市の付けた矢印に従って下る。若干急な下りだが、菩提山に比べれば大したことはない。しばらく下ると比較的緩やかな下りとなる。だいぶ下ると分岐に出る。後方に向かう道は滝の谷へ下る山道のようだ。それなりに使われていそうな感じである。先へ進むと下っていき、やがて林道に出た。
強かった風も少し凪いだ感じで有り難い。あたりは日差したっぷりでポカポカと暖かい感じだった。先に見えるのが高尾山だろうか。左に石碑がある。有名な人の歌碑かと行ってみると平成の頃の藤枝市長の歌碑だった。よほど自分の業績を誇りたい人なのであろう。有名な人の歌碑ならともかく、山中にこんなものを置くくらいだったら、違うことにお金を使えばよいのにとちょっと思う。
道標を見て高尾山に向かう。こちらは多少歩かれているのかそれなりの道で特に問題はない。しばらく登っていくとやはり樹林の中で少し道が怪しくなるが、登っていけば再び分かりやすくなる。やがて林道が出て来た。横断して登る。また林道が出てくる。これも横断して登る。すると再び林道に出る。このあたり伐採するための林道が錯綜していて進路が分かりにくくなっている。道標を見て左に進むが、結局林道に出る。またその先で道標を見て登山道に入る。ようやく林道は右に離れて、そのまま登山道を進む。下って登ってやはり樹林の中の高尾山頂にようやく到着する。
眺めがあるが、近くの山が見えるくらいである。なんとか遠くの南アルプス方面かなと思われる山がちらりとだけ見えるが、雲が多く、どこの山かは分からない感じだった。樹林の中にひっそりと三角点が置かれていた。かなり埋まっていたので何等か分からなかったが、後で調べると三等三角点のようであった。
さて、この時間だと13時台のバスには間に合わず、14時台後半のバスになるだろう。そのバスには余裕がありそうだ。待合所でのんびり待つことにしよう。先へ下り始める。あまり急な道でもなく、先へ下ると林道に降りる。そこからは林道を歩く。しばらく進むと分岐があり、左は林道経由、右はコースとなっていたので右に進む。これもほぼ林道の感じである。しばらく樹林の中を進んでいくと広い場所に出た。以前には民家か耕作地があったのかと思われる感じの場所である。高根山がちらりと見えていた。先に進んでいくと舗装されていない林道に近い山道となってしばらく進んでいく。途中、作業用の道が分かれているが、直進する。
進んでいくと明るいところにでる。よく見なかったが、~の森という表示があったので企業か何かが整備した土地なのかもしれない。先へ行くと分岐があり、そこから右へ入る。山道らしくなり、しばらく進んでから下ると再び林道に一旦出る。林道をわずかに左に進むと道標があり、右に入る。それからは山道を下るが、ここも結構な下りになる。それでも踏み跡明瞭、特に問題はなく下っていく。随分下って道標で左に曲がり、斜面を細い道でつづら折れの道となる。何度も折れて下ると林道に降り立った。
バス時間にはかなりの余裕、のんびり気分で下る。明るい所に出ると目の前には昨日登った高根山が随分高い。あの道歩いたんだよなとか思いながら下る。しばらく下ると左に工場を見て、横に通っている道路に出た。そこは昨日見た、「鼻崎の大スギ」の目の前である。時間に余裕があるので再び木の近くに行く。何度見ても大きな杉である。今日は昨日より天気が良いので青空が気持ち良い。もう来ることもないかもしれないけれど、素晴らしい木であった。
あとはのんびり下って蔵田のバス停に着く。バスは35分の待ちである。トイレに行ってから待合所のベンチに座って待つ。山間は日が陰り、また風もときおり強く吹くので寒かった。することもなく、持ってきたお湯を飲んだりして待った。時間よりは少し早くバスが来てくれてまた乗せてくれた。体が冷えていたのでバスの車内が暖かくて助かった。ゆらくまで乗せてもらう。藤枝行きのバスはしばらく待つので、農産物直売所に入ってみる。お茶と干し芋を買い込んだ。藤枝行きのバスはまた自分一人だったが、すぐに何人か乗ってきて5人くらいになったようだ。藤枝駅で下車する。せっかくなので静岡駅で下車し、美味しい食事で打ち上げしてから小田原に行き、小田急線でのんびりで帰宅した。
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