« 三鷹駅から井の頭公園へ | トップページ | 高根山から秋葉道 その2 »

高根山から秋葉道 その1

2024120746「鼻崎の大スギ」

蔵田から高根山、家山駅までは約20Kmの長丁場です。東海自然歩道として整備されていて道標はたくさん見かけますが、公共交通機関からは遠いので、途中でのエスケープは難しいです。準備は周到に。

【 山 名 】高根山
【 山 域 】駿遠の山
【 日 時 】2024年12月7日(土)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】蔵田バス停9:30→10:20高根白山神社10:25→10:45高根山10:50→11:30休憩舎→11:50西向吊橋→12:30笑い仏→13:10上河内→14:20家山駅分岐→14:45川根温泉ふれあいの泉→川根温泉笹間渡駅

☆高根山へ

2024120701

 久しぶりに静岡の低山へ行きたくなった。今回は藤枝から入る山々を歩いてみようと思う。3時起きで隣駅の始発に乗り、列車を乗り継ぐ。特に問題はなく乗り継ぐことができて、藤枝駅で下車する。バス停に行き、少し待つと小型のバスがやってきた。ゆらく線のバスである。自分以外に二人ほど乗車したが、途中で下車したので、瀬戸谷温泉ゆらくまで乗車したのは自分一人だけだった。この施設は残念ながら今は改装中で休業している。バスの中には11月末までと書かれていたが、工期が伸びたらしく、1月上旬まで休業のようである。農産物直売所だけは営業しているようだ。時間があれば立ち寄りたいと思う。目の前にバスが止まっていたが、そのバスが蔵田へ行くバスだった。時間よりも早い時間だったが、バスに乗せてくれた。時間になると自分一人を乗せたバスが走り出し、山へ入っていく。坂を登り始めるとかなりの急な坂道を何度か曲がりながら高度を上げていく。蔵田はかなり上にある集落のようだ。途中には茶畑を見て、それを回り込むようにバスは走る。さらに上に登って、進んだ所が蔵田のバス停だった。

2024120702

 広場のようになっていて、目の前にきれいな公衆トイレがあるのが有り難い。立ち寄ってから高根山に向かう。広い道路を少し登ると右手に道が分かれる。静岡に繋がっているようだが、やはり一部通行止めがあるようで表示が出ていた。左へ進むとそこには想定外の巨木があった。ものすごい太さの幹である。案内板があり、「鼻崎の大スギ」とある。根回りは14.5mという、自分が今まで見た巨木の中でもトップクラスの太さである。ご神木として大切に守られてきた木のようである。またこんな山の中だからこそ保たれてきたのであろう。しばらく巨大さに圧倒されて眺めた。

2024120703

 すごい木の横を登り始めるが、簡易舗装の急傾斜の道路はかなりきつい登りである。ちょっと登っただけでもう大スギが小さくなった。

2024120704

 ひたすら登っていく。途中、まだ紅葉が残っていて派手な色合いではないが、地味にきれいである。何度も曲がりながら登っていく。少し風があり、また雲も多くなって日も隠れ気味であるのでちょっと寒い。随分登った頃、「芋穴所のマルカシ」と書かれた案内板がある。横の木がそうなのかと思ったら、案内板をよく見たら道をずっと先に行った所にあるようだ。この先の行程を考えるとちょっと立ち寄るのは難しそうである。左に少し行くと道が分かれていて、30分ほど先にあるようだった。

2024120705

 左へ高根白山神社に向かう。しばらく進むと手洗い処があり、手を洗って清める。

2024120707

 少し先に進むと右上に大きな木がある。これが「高根神社のスギ」らしい。案内板があり、見ると目通り7.2mのようだ。さきほどの「鼻崎の大スギ」を見てしまったから、それほどには感じないが、十分に聳え立っている感じはする。斜面にあるので近く寄れないのも木にとっては良いのかもしれなかった。

2024120708

 わずかに進むと神社の境内に入る。山上にある神社にしてはそれなりに立派な神社である。近くにあった案内板によるとこの神社は文治年間(1185~1189)に加賀白山の白山神社を勧請したものだそうな。この建物は江戸時代前期のものであるらしい。かなり由緒のある神社でお参りした。それにしても風が冷たく、かなり寒い。横にある木々もご神木らしく、かなり高い木が並んでいた。

2024120709

 わずかに戻って手洗い水の所の横に木段があり、そこから高根山に向かう。

2024120710

 やはり寒いので薄手の手袋を取り出して付けた。木段のきつい登りが続く。やはりこの山はなかなか厳しい登りである。しばらく登って左へ進むと広い場所に登りつく。道標があり、右に奥宮と書かれていたので行ってみた。少し進むと屋根掛けされたこじんまりした木祠があり、横には本宮跡地と書かれていた。

2024120711

 右手にも何かあるように見えたが、よく見ると鉄塔のようである。風が寒いし、鉄塔へ行ってもしょうがないので、戻って山頂へ向かう。ほとんど平な樹林の中の踏み跡をしばらく進むと静かな山頂に着く。

2024120712

 少し左が開けていて眺めがある。比較的近くの山々が並んでいて紅葉している山も見えた。ベンチがある。寒いし時間もまだ早いのだが、この先に良い昼食ポイントもなさそうなのでさくっとパンを食べることにした。

2024120713

その2に続く。

 

« 三鷹駅から井の頭公園へ | トップページ | 高根山から秋葉道 その2 »

登山(静岡・伊豆)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 三鷹駅から井の頭公園へ | トップページ | 高根山から秋葉道 その2 »

フォト
無料ブログはココログ

カウンタ

山の本