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高川山から松葉コース

2024123006(きれいに富士山が見えた)

【 山 名 】高川山
【 山 域 】御坂山塊
【 日 時 】2024年12月30日(月)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】初狩駅7:55→8:20男坂分岐→沢コース→8:50女坂合流→9:20高川山9:30→10:10田野倉駅分岐→10:30道路→10:55田野倉駅

☆高川山へ

 最後くらいはきれいな富士山が見たい。ということで定番の高川山へ行くことにした。そんなに早朝出発とはしなかったが、列車を乗り継ぎ、初狩駅で下車すると結構寒かった。高川山に向かう。やっぱり寒い。深々と冷えた空気が体を冷やす。右に進んでガードをくぐり、先を進んで左に折れる。お寺があるが大きな木が立っている。巨木ではないが、かなりの大きさだと思う。横並びの六地蔵が置かれている。その横にも石仏が置かれていた。

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 先へ進んで登るが、やっぱり寒い。この寒さはやはりマイナスの気温ではないかと思われた。上り坂を登っていくが、体が温まらない。フリースも着たままでそのまま進む。しばらく登って左から右に進み、山麓まで入っていく。だいぶ進むとようやく山に入った感じ、車が一台置かれていて、下ってきた人がいたようだ。早朝の富士山を眺めに登ったのだろう。挨拶を交わして先へ行く。少し行けば男坂を分岐するが、今日は歩いたことのなかった沢コースを登るのでそのまま直進する。

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 沢には水は流れていなさそうだったが、冷え込みは厳しい。それでも登っていくと斜度が上がり、さすがに体も温まってきた。ようやくフリースを脱いでパーカーだけにする。林道という感じの道が随分奥まで続いている。途中には玉子石を見る。

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 ひたすら道を追って登っていく。だいぶ登ってようやく林道が終わり、沢沿いの登山道らしい道を登る。しばらく登ると谷から離れて左へ登る。そのあたりは少しきつい。

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 降りてきた人に会う。何度か折り返して登り、左へ進む。途中、少し道が悪くなっている所があって、ロープが張られている所があり、落ち葉で足が滑ってずり落ちそうになってビビる。少し慎重に歩かねばならないな。先へ進んでいくと女坂と出会う。

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 普通の道をしばらく辿って登っていくと男坂の道と合わさる。そのあたりからは少し山が邪魔するが、富士山がきれいに見えていた。先へ登る。風が少し吹いてきてまた寒くなった。それでも駅から歩き出したときのような寒さはない。山頂までは結構近かったイメージがあるが、登ってみるとそれなりにはある。道の横には少し笹の生えた感じがまたいい雰囲気である。わずかにきつい感じの道をしばらく登っていくとやがて明るい山頂に着く。

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 やっぱり正面には富士山だ。左からわずかに雲が伸びているが、すっきりとした眺め、昔と違って霞がかかるのは仕方ない所であろう。写真を撮り、満足した所で岩場に座って食事にする。朝は早朝に食べたのだが、時間的に昼食なのか朝食なのかよく分からない食事になった。

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 さて、早いが下山とする。今日は田野倉駅に下山予定である。山頂を後にして少し進むと狼煙台跡と表示のある所がある。大きな倒木があった。先へ進んで下ると右に田野倉駅や禾生駅への道が分岐する。今日はもう少し先の分岐から田野倉駅に下る予定である。目の前の小ピークへ急な登りをこなし、そこからは大きな石などもある下りとなる。急坂だしロープも付いている所のある下りである。のんびり下った。明るい尾根を先へ行く。

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 後ろから人が来たのでパスさせる。ときおり急な所もあるが、概ね歩きやすい。先に見えるのはむすび山であろう。今日はそこまで行く気はなかった。どんどん先へ進んでいくと再び後ろから人がやってくるのでやはりパスさせる。やがて見覚えのある少し急な下りとなる。しばらく下ると道標を見て、もう少し先に進むと田野倉駅への分岐である。さきほど抜いていった人が少し先を歩いていた。石仏を見に行ったのだろうか。

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 分岐から右に降りて左に折り返し、少し進むと馬頭観音が岩のある所に置かれている。石仏は三体あり、右の石に馬頭観音と書かれていた。

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 緩やかな下り道をのんびり下る。まだ時間も早い。午前中で終わるのは確実であろう。少し下ると大きな岩があり、近くの木に弁慶岩と書かれているが、岩の上にイシと書かれていて、どちらが正しいのかよく分からなかった。

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 そこからは樹林の中を下っていく。急な所はなく、やさしい下りである。しばらく下って先へ進んでいると一人女性が登ってきた。ラジオをつけているようでクマ避けの代わりだろうか。先に進み、大きな朴葉がたくさん落ちている所を下る。樹林の中を下れば道路に出た。

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 のんびり道路を下る。先に見えるのは九鬼山に続く稜線であろう。高速道路の下を抜けて先へ進む。T字路に突き当たる前にふと右を見ると神社があるようだ。立ち寄ってみる。稲村神社という神社のようだ。地元の方と思われる人たちが数人集まっていて、正月の準備だろうか。鳥居を入ると右に大きな木がある。稲村神社のエノキという表示板があり、幹囲3.8mという巨木である。ノーチェックだったのでこれは意外だった。オオムラサキの食草となっているらしいが、オオムラサキがこのあたりを飛ぶことがあるのだろうか。ちょうど準備が終わった所のようなので、来年も健康で山登りができるように神社でお参りした。

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 あとは駅に向かってのんびり歩くだけである。明るい陽射しを浴びながら気分もよく駅に向かう。桂川を渡るが、この時期でも結構水量があるように見えた。今年は秋に雨が多かったので、この時期になっても水量が減らないのかもしれない。車の多い道路に出て駅への道に入れば、すぐに駅に着く。

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 列車はしばらく待ちのようだが、高尾直通の電車のようである。午前中で終わったどころか、11時で終了である。さすがにこの時間に下山してきたことは初ではないだろうか。しばらく待ってきた電車は外国人が多かった。大月駅で近くにいた外国人にスマホを見せられて何か聞かれる。高尾行きかどうか知りたかったようなので、たかおと頷く。フランス人という感じだった。早い帰宅となった。

 

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コメント

リブルさん、こんばんは。

昨年はスッキリした形の富士山を目にできなかったので、年末にこんな富士山を山で望んだリブルさんが羨ましいです。

富士急行線はほんと外国人観光客が多くなりましたね。先日九鬼山からの帰りに乗ったときも、そのまえの猿焼山の帰りのときもそうでしたが、乗客は日本人のほうが少なく、聞こえてくる言葉も中国語や英語だけでなくいろんなお国の言葉で、日本語は劣勢状態ですね。

車掌さんももう慣れているようで、上大月でおりようとした外国人に This is not Terminal! と言って車内に戻していました(笑)。

ゴン太さん、こんにちは。

やはり年末年始はきれいな富士山が見たくなりますね。
ゴン太さんもきれいな富士山を見ているではありませんか。
最近は雲がかかることが多くてなかなか遠くからきれいな富士山を見ることができませんが、遠望の富士山も好きです。

やはり富士急も含めて富士山付近は外国人だらけですね。去年は日本を訪れた外国人の数が最高だったらしいから、仕方ないと思います。円安が戻らなければこのままなのでしょう。

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