賎機山稜へ
(茶臼山から見る霞む富士山)
【 山 名 】福成山、茶臼山、賎機山、浅間山
【 山 域 】静岡の山
【 日 時 】2025年3月30日(日)
【 天 候 】くもりのち晴れ
【 ルート 】麻機バス停9:50→10:05取りつき→10:10桜峠→10:45福成山(福成神社)10:50→12:05茶臼山12:10→12:40賎機山→12:55浅間山→13:30浅間神社→14:00静岡駅

日曜日だけれど静岡まで遠出してみることにする。少し安くなるルートにしたので一番電車では出発しなかったが、行程はそんなに長くはないので問題ないだろう。静岡駅に行って地下道を通り、麻機行きのバス停に行く。安倍線のバスでも通るバスがあるようだが、それだと料金が高くなるようだ。少し待ってバスに乗る。地元の人の利用が多く、乗り降りが多い。山は近いが住宅地をずっと走る感じである。ようやく人の乗り降りが少なくなったと思うと快適に走るようになり、麻機に着く。バス停名は「あさばた」と読むらしい。きっちり時刻通りに着いたようである。暖かいのでウィンドブレーカーのみで十分である。

雲が多いが、天気は悪くはない。日も差している。まずは桜峠を目指す。先に進むと道路に歩道がないのでちょっと歩きにくい道である。桜並木になっていて桜が咲いているが、まだ満開という訳にはいかないようだ。これは東京と変わらない。しばらく歩いて登っていく。やがて左のバイパス道のトンネルがある。そのあたりかとちょっと行ってみたが、取りつきらしい所はない。戻って右に分かれている道に入る。トラック協会の研修センターの入口があり、さらに先に進むとトンネルがある。その手前から踏み跡が右上に登っていた。

その踏み跡に入る。竹林の中に入り、果たしてまともに歩けるのかと思いながらも登ると踏み跡は意外にしっかりしている。わずかに倒れた竹などがあるが、それほど問題ではなく、何度か曲がって登る。踏み跡が分かれている所に出たが、そのまま左の上に登る道を選択する。さらに少し登ると左右に道がある所に出て、ここが桜峠らしい。下を見ると手製の道標があった。

先には道路が来ている。木祠が右に置かれていた。よく見ると中に石仏が収められている。年代などは見えなかったが、だいぶ風化しているもののようであった。先に進む。細い道で横がちょっとヤブっぽい。それでも道を歩く分にはそれほど問題はない。やはり冬場が適期のようである。ウィンドブレーカーも脱いでシャツで歩く。比較的緩やかな道のアップダウンで進む。竹林に入り、少し登ると木のあるところに出るが、木には管理地という表示が付けられていてタケノコなどを取らないように注意書きがあった。もう使われていない作業用の小屋なども見ながら先へ進む。分岐を過ぎてさらに先に進んでいくと左側が開けた所に出る。道は右だが、左へわずかに入って眺めを楽しむ。やはり里山という感じである。

右に進んで少し行くと左から人がやってきた。道標があり、先の道を示しているがそこは崩落したのか少し先にロープが張られているようだった。人も来たし、左へ行けばよいのかと進む。少し進むと右に道があるが、直進もできそうだ。ここは踏まれている右だろうとそちらに入って登る。何度か曲がりながら登っていく。きれいにヤマザクラが咲いている所があった。少し離れた所に見える山もヤマザクラが咲いているようで、いかにも春の景色である。

さらにしばらく登っていき、わずかにきつい登りを少し登ると神社の立つ場所に出る。ここが福成山であろう。あたりには木が多く、うす暗い。神社でお参りして左に行くとわずかに眺めがあり、安部川方面が見えた。神社の左奥へ行ってみると三角点がひっそりと樹林の中に置かれていた。頭だけ見えている感じである。四等三角点らしい。

さて、先へ進む。近くには大きな木がいくつもある。巨木に近いものも何本もあった。鳥居を通り、先へ行く。緩やかに進んでから下る。先に市街地が見えて里山の雰囲気。しばらく進むと右手に大きなヤマザクラが咲いていた。

どんどん道を先へ進む。このあたりからはたまに人に会う。しばらく進んで登りになってしばし登ると茶畑に出た。さらに進むと眺めの良い所に出て、安倍奥の山などを見ることができる。霞んでいるが雪を抱く山も見ることができた。風が少し出たが今日は心地よい感じである。背後に見える山は竜爪山であろう。

日差しを受けながら登る。まだ暑いという感じではなく、気分よく登れる。最近は快適に登れる期間が非常に短い。またあっという間に暑くなってしまうのだろうな。茶畑の横を進んで先へ行き、もう少し登ってから先へ行くと道路の横に出る。しかし道路には降りず、そのまま進むと再び登りになる。しばらく登って給水塔のようなものを見て先へ行く。するとコンクリート製の平になっている所があり、グループが休んでいた。そこからは市街がよく眺められる。

ベンチを空けてくれたので申し訳なかったが、休む気はなかったのでそのまま先へ行く。少し進むと右手にヤマザクラが咲き、市街地が見える。右手の方がヤマザクラが少し多いように思える。右側の方が日陰が多く、桜が成長するのにちょうどよいのかもしれない。

先へ進んで下ると道路に出る。ハナモモらしき木があり、ピンクの花が咲いていた。道路を少し進んでから再び右の道に入って木段を登る。ちょいときつい。先へ進むとまた道路に出る。これも道路を少し進むと浅間神社左の表示があり、スロープで擁壁の上に出て、また登っていく。しばらく登ると右側に眺めが広がる所に登りついた。安倍奥の山も含めてさきほど歩いてきた山稜もみることができる。ロープに囲まれた中に三角点がやはり頭を出すように置かれていた。

ちょうどお昼をわずかに過ぎた時間、ここで昼食を取ることにする。座り込んでパンを食べた。よく見ると霞んでいたが富士山を山の間に見ることができた。

さて、先に進むことにする。三角点の横の道を下りに入る。少し下って先へ行くと桜がよく咲いていた。ソメイヨシノはまだのようだが、ヤマザクラとオオシマザクラだろうか。すっかり青空で良い天気となったのでとてもきれいに見える。その先もヤマザクラなどを見ながら下っていく。ベンチが置かれている所があり、左手先に山が見えるが、あれが賎機山だろうか。

桜が咲いているのだが、ポツポツと咲いているだけなのでねもう満開だったら山の眺めとともによい場所ではないかと思う。先に進み、鉄塔の下を回り込み、さらに下る。木段でだいぶ下り、分岐らしき所には石仏が置かれていた。ここが地蔵峠だろう。地蔵には顔から下は大きな前掛けがかけられていた。

小さな畑を見て先に進むと賎機山に向かう登りとなるが、これが木段で結構きつい。桜がよく咲いていたが、人もいたし、登りもきついしで撮る余裕はなかった。登っている人を数人パスして先へ登る。しばらく登っていくとようやくうす暗い感じの場所に着く。左手に桜があったので左へ行く。きれいだが日陰なので写真は撮れない。右を見るといかにも土塁らしきものがあり、城跡だなと思いながら先へ行くと石碑が立っていて、賎機山城を示していた。案内板もあり、南北朝の動乱期(14世紀)に今川氏が築いたものらしい。永禄11年(1568)に武田信玄の駿府侵攻によってその支配に降り、天正10年(1582)に徳川家康の駿府入りで廃城となったそうである。最も標高が高い尾根上にあり、静岡市街を一望に見渡せるとあるが、今は木が多く、眺めはない。

先に進むことにした。右の土塁の上に通っている道に出て、左に進んでいく。少し行くと右手が開けていて安部川と市街が見える。白い雪を抱く山がちらりと見えて南アルプスの一部だろうか。

結構な下りになっていかにも山城の雰囲気、急な所もある。下ると掘割と思われる場所を通過する。左右には谷があるが急峻なのだろう。登り返して先へ進んで下る。やはり途中には結構な太さの木が散見される。巨樹とまではいかなくてもそれなりに大きく、やはり山城ならではなのだろうか。どんどん下っていくと桜の咲く広場に出た。静岡市戦禍犠牲者慰霊塔が置かれている。桜がきれいなのは霊をしずめるためなのであろう。ここが浅間山であろう。

横からは展望があるが、市街がよく眺められる。手に取るようである。やはり霞んだ富士山も見ることができた。

そこからは桜ウォークとなる。植えられたものだろうが、桜がよく咲いていてきれいだった。

桜を見ながらしばらく下る。左手の斜面の桜がきれいだった。それを過ぎると分岐になり、左下に下る道を取る。木段をどんどん下って折り返して下ると神社に出る。麓山神社と書かれていた。お参りする。

少し先の石段を下ると先に古墳があるようだ。史跡賎機山古墳の表示がある。古墳には登れないようだ。右手の石段をしばらく下ると左に入れる所がある。それを入って石段を登ると古墳の前に出た。案内があり、右手から石室をのぞくことができるようだ。コウモリ避けのネットで閉じられている扉の先に石棺が置かれているのを隙間から見ることができた。

再び石段を下っていくと浅間神社に降り立つ。もちろんお参りしていく。大きな神社である。自分がお参りしている間にも来ている人は多かった。

外に出て信号を渡ると商店街が続いている。それを通って静岡駅に向かう。しばらく歩いていくと大きな道路に出て左に曲がる。しばらく進むと県庁のある横を通る。ここは駿府城の跡でお濠があり、桜が咲いている。やはりお濠と桜の組み合わせはよいものである。しばらく進んで左にお濠沿いに進むとそこもまた桜がきれいだった。しばらく桜ウォークを楽しんだ。
静岡駅に出る。まだ時間も早いし、せっかくなので打ち上げをする。残念ながら生しらすは入荷していなかったが、静岡おでんと「ながらみ」という海の近くならではの貝の塩ゆでで一杯やって帰宅した。
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