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矢大臣山へ

2025032309(矢大臣山の山頂付近から)

【 山 名 】矢大臣山
【 山 域 】阿武隈の山
【 日 時 】2025年3月23日(日)
【 天 候 】くもりのち晴れ
【 ルート 】川羽内登山口9:05→9:45ブナの木→10:40矢大臣山→11:50川羽内登山口→12:30夏井地区農村公園入口→12:40千本桜展望台→12:50諏訪神社13:00→13:05夏井駅

☆矢大臣山へ

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 早朝に出発するとタクシーがいるかどうか分からなかったので、9時頃に到着する磐越東線の列車に乗った。いわき駅行きの列車はさすがに混んではいなかった。予想外に雲がどんよりとしていて、もしかしたら雨に降られるかなと思われるくらいである。天気予報は午前中遅い時間から晴れる予想になっていた。しばらく走って小野新町が近づき、トンネルを抜けると少し明るくなったのでホッとする。小野新町駅で下車して駅を出ると問題なく、一台のタクシーが止まっていたのでお願いする。しばらく走って登山口の入口の所でおろしてくれたが、2000円弱と予想外に安く、有り難かった。このくらいの距離なら帰りも歩けるかなと思うくらいであるが、帰りは夏井駅に出る予定である。

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 道を先に進む。今日も少し風があり、やはり山頂は風が強いかもしれない。まだ雲が多いが、青空がわずかに見えていて柔らかな日差しがあった。まっすぐ進んでいくとまだ民家があるが、駐車場があり、湯沢登山口と書かれた道標があり、矢大臣山は右へ行くようである。駐車場には一台も止められていなかった。

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 草の生えた道だが、車も入りそうなくらいの幅のある道で歩きやすい。しばらく進んで荒地を右に見ながら左へ進んでいくと樹林の中の登りになる。しばらく登ると水飲み場と書かれた看板があり、右の沢にパイプから水が出ていたが、流水な感じで水を汲むのはためらう感じである。そのまま進んでしばらく登っていく。やがて切り通しのような所を進むと左から来ている林道らしき道に出た。以前は近くに別な登山口があったようなので、そこへの道なのかもしれない。先に見える山が矢大臣山だろうと思われたが、まだ随分高い。

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 右に進んでから左に曲がり、緩やかに登っていく。しばらく登っていくと明るい樹林に変わった。風は相変わらず強い。それでも暖かいのでジャケットを着ていても汗をかく。でも風があるので、さすがに脱ぐまでにはいたらない。やがて登っていくと大きな木がある所に出る。近づくと2本ある木のうち、手前側の木はかなりの大きさで巨樹である。こんなブナの巨木は珍しい。すごいすごいと独り言を言いながら写真を撮り、近づく。ホントに巨樹で感心する。少し先に案内板がある。このあたりにブナの原生林があり、大正の頃から昭和二十年代頃まで切り出されて炭になって出荷されたらしい。太いブナの木は炭になるまで数人で半年かかったという。三本のブナが残されている事が書かれており、振り返るとそれは一番大きいものに比べると多少見劣りがするが、もう一本ブナがあった。一番大きいブナは幹回り3.5mあるそうだ。初期の頃にどんなブナが残されていたのか見たかった気がする。

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 良いものを見ることができた。先へ進む。わずかに登って先へ行くと右に行くが、そのあたりから樹林越しに矢大臣山が近づいてきた感じで見えてくる。進んでいくと矢大臣山1780mの標識があり、回り込むように進んで山頂に向かう。それにしてもいつの間にかすっかり青空に変わったようだ。天気予報は嘘ではなかった。これは有り難い。先へ行くと頂上に向かう登りとなり、少し斜度が上がって若干きつくなる。どんどん登っていくと木段の登りがあり、段差がきつい登りだった。それを過ぎると先に大石があった。

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 さらに先へ進む。山頂まで720mという看板を見る。しかし、まだ登りは続く。再び水飲場と書かれた看板があり、下に沢があるようだったが、この時期は涸れていそうだし、行く気にはならず、そのまま先へ登る。

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 そろそろ山頂が近づいた頃、斜面を登っていると横に「ヤマザクラ」と書かれた木がある。なかなかの大きさの木である。後でゆっくり写真を撮ることにして、そのまま登る。すると草地の所に出た。

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 山頂はすぐ先なのかと思ったら、山頂の一角ではあるけれど、実際の山頂はもっと左らしい。左に折れて進む。近くには鉄塔の電波塔などがあるが、ビューという風で少し揺れ気味である。先へ進むと展望台があるが、後で登ることにして先へ行く。

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 左手はどうやらつつじのようだ。2年くらい前に高柴山でわんさかのつつじを見たが、この山はそれほどではないにしろ、つつじの咲く山のようである。しばらく進んで行くと石祠が見えてきて、そこが山頂のようである。

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 先に「三角点」と矢印があり、そちらに行くと三角点が置かれていた。そこから見えるのは大滝根山であろうか。

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 さきほどの展望台まで戻り、眺めを楽しむ。広い眺めだが、今日は春霞がひどく、あまり遠望は望めない。遠くの山はどこの山だろうか。やはりつつじが多いようだ。一面に咲いた時には楽しい展望台となるのだろう。風が相変わらず強いので、しばらく戻ってさきほど草地に出たあたりまで戻る。そのあたりが風が若干弱かった。草地に座り込んでパンの昼食を取った。

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☆下山

 さて、今は歩ける登山道は一本だけと小野町のページに書かれていた。まあ駅に向かうならばもちろん川羽内登山口に向かうしかないだろう。往路を戻る。再び、下り始める。少し下ればさきほどのヤマザクラの古木、背が高いようである。

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 水飲場を過ぎてさらに下り、大石を右に見て木段を下る。少し雲が来て日が陰ったりするが、概ね晴れている。意外に結構な下りである。さきほどここを登ってきた時には少しきついなと思ったが、下りの方が斜度があるように思えた。あっという間に下り、左から右に曲がる。やはり矢大臣山の眺めが良かった。さらに下ってブナの所に出る。こちらから見る三本のブナもなかなかである。見納めのブナの写真を撮り、さらに下っていく。登ってくる人達に初めて会った。その後も一人会う。さすがに誰も登らないということはないかと思いながら進むと切通しの手前に着く。そろそろ矢大臣山の眺めも見納めである。目に焼き付けて切通に進む。

 樹林の中を下る。もう一人登って来る人に会った。どんどん下って再び水飲み場を過ぎてさらに下っていけば、明るい所に出て、駐車場と民家のある所に出た。駐車場には3台止められていて、さきほど会った人たちのものだろう。左へ進んでタクシーでおろしてもらった所に出る。さて、時計を見るとまだ12時前、小野新町駅まで歩けそうな時間だが、滅多に行くことなどない夏井駅に出る方が山旅としては楽しいであろう。なので夏井駅に向かうことにする。

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 左の道を取り、歩いていく。山の中だが少し切り開かれた感じの所を進んでいく。しばらく歩いていくと民家や畑などがある所に出る。このあたりが湯沢であろう。入浴してみたい気はするが、事前の連絡が必要である。横目で見ながら道路をそのまま先に進んでいく。このあたりまで来るとたまに車が通るようになった。しばらく進んだ所で右に曲がり、さらに進む。歩いていたら、途中の民家の庭に福寿草がたくさん咲いていた。植えられたものだろうが、かなりの量で奥にもたくさん咲いているのが見えた。

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続く。

 

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