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気仙沼の徳仙丈山へ

2025052720(つつじだらけの一角)

【 山 名 】徳仙丈山
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2025年5月24日(土)
【 天 候 】くもりときどき霧
【 ルート 】気仙沼登山口11:25→12:00徳仙丈山→尾根コース→12:25のんびり作業道コース→12:50徳仙丈山→13:15気仙沼登山口

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☆徳仙丈山へ

 自分はまだ三陸には足を向けたことがなく、初めて気仙沼に行くことにした。相変わらず天気の悪い週末、それでも土曜日はなんとか曇り、日曜日は午前中は雨の予報だった。ならば行ってみようと思った。新幹線を使ってもいけるが随分遠い。仙台から気仙沼への高速バスもあり、それを使うのが一般的だとは思ったが、以前あった気仙沼線は路線の再建を断念し、一部がBRTというものに置き換わっている。これに乗ってみたいと思った。なので、夜行バスで出かけることにする。バスタ新宿から仙台行きのバスに乗り、仙台駅で下車する。早朝の仙台駅は涼しい。先週とは打って変わって肌寒い感じになりそうだったのでしっかりめのウィンドブレーカーを持ってきたが、これが良かった。列車で行くと乗り換えが多い。まずは小牛田駅まで行く。前谷地駅行きの列車までは少し時間があったので待合所に入ると気仙沼までのルート図が示されていた。

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 数駅乗った前谷地駅で気仙沼線の柳津行きの列車に乗り換える。気動車一台の運行である。田園が広がる中を走っていく。川が多いようだ。北上川を渡り、さらに進むと山が増える。すると柳津という小駅に着いた。そこからBRTに乗り換える。BRTというのはよく分からなかったが、後で調べたら、Bus Rapid Transitの略で、ようするにバスである。ただ、専用レーンなどを用いて定時運行させるためのシステムだそうだ。

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 少し待つとバスがやってきた。発車するとバスは快調に走る。以前の気仙沼線の起動跡を道路に改造したもので、バス専用道路で歩行者なども通行することはできないので影響を受けることがない。ときおり信号があり、少し待つと対向のバスがいなければ青信号に変わって先へ進むようになっていた。結構トンネルを通ったりする。かなり長いトンネルもあった。また駅間がかなり遠い。それでもときおり人の乗り降りがある。それにしても長い。柳津から気仙沼までは2時間近くかかる。バスに乗る前にトイレに行っておけばよかったと思ったが後の祭り、途中で降りると次のバスが2時間くらいないので降りることもできない。列車ならトイレが付いていただろうし、そこはやはりバスの難点である。

 途中は専用レーンから外れて普通に車道を走るところもある。病院や役場などを経由したりするのは、やはりバスの利点であろう。三陸の海が眺められたり、海岸近くを走るところもあったりする。途中には東日本大震災で被災したコンクリート製の建物がまだ残されていたりするのが見えた。津波は10m以上の高さまで来たようである。自分が生きている間にもう一度そのような津波が来るとは思えないが、またいつかはこのような津波の災害が必ず発生するはずである。高い防波堤なども作られてはいるが、それを超えるようなこともあるのだろうと思われた。

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 やっとのことで気仙沼に着く。もうすでにはるばるやって来た感があった。ここからはつつじの期間に限り、徳仙丈山行きのバスがある。駅前には観光愛内所があったので入って聞いてみるとバスの時刻表をもらうことができた。バスは駅前ではなく、道路に出て左に少し進んだバス停から出るということだった。小腹減ったので駅のミニコンビニでバームクーヘンを買って食べた。

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 時間近くになり、バス停に行くともう女性のグループや数人がバス待ちをしていた。自分もそれに並びしばらく待つと徳仙丈山行きのバスがやってきたので乗り込む。10人くらいが乗り込んだようである。新しい商業施設の前で高速バスからの客を乗せる。さらに魚市場でも人が乗り込み、座席は結構埋まった感じになった。市内をしばらく走ると急に山道の感じになり、集落を見る。そのあたりまではバス停があったようだ。このバスは直行なのでバス停には寄らない。さらに進むと道が険しくなり、どんどん登っていくと徳仙丈山の登山口の駐車場に着いた。もう目の前にはヤマツツジが咲いている。帰りのバスの時間を確認し、登る事にする。少し霧が出ているようだ。それでも雨はないだろう。本当にはるばるとここにようやくたどり着いた。

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 入口からつつじがわんさかである。登り始めるとずっとつつじが続いている。さらに左手にもつつじが広がっている。

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 ひたすらつつじを見ながら登っていく。どうしてこんなにあるのだろう。後で調べると、もともと自生のつつじがあったようだが、昭和50年代につつじに魅せられた方が下草を刈るなど尽力してこれだけ増えたようである。入口など一部を除き、ほとんど自生らしい。今でも有志の方々で手入れを行っているそうだ。

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 しばらく登った所から第一展望台に行く。するとそこから見るつつじもまた一面のつつじである。何も言う言葉はない。

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 もう少し登っていくと第二展望台がある。そちらは第一展望台に比べると近くのものしか見えず、今一つだった。左の道を選択する。うねうねと左右に曲がりながら登っていく。道が少し細い。その代わりにつつじがきれいで良い道である。

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 歩いている人達をパスしたり、降りてくる人も多い。やがて分岐に出て、そこから山頂に向かう。何度も曲がって登っていく。

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 少しつつじが減るが、それでも咲いている。登り着いた所が小屋を模した石像がある徳仙丈山の山頂、写真だけ撮って左へ進む。休んでいる人のいる所に出る。

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 そこから細い道を下る。時間がありそうなので本吉側へも行ってみたいと思っていた。

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 さすがにこちらに入ると少し人が減るが、それでもまだ登って来る人に会う。こちらもつつじがよく咲いている。しばらく下ると直線的な下りになるが、ガスっていてよく見えないのが残念だが、手前から先までつつじがわんさか咲いていた。

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 鞍部に下ると広場のようになっていて、そこで休憩している人達が多かった。

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 先へ行くと急に人が少なくなり、ほとんど人に会わなくなった。しばらく登っていく。もちろん横にはつつじが咲いている。汗をかかされて登り切り、先へ行くと緩やかに下っていく。こちらはあまり手入れがされていないのかだいぶ枝が伸びていて道も細い。しかし、山登りの道としては登ってきた道は整備されすぎていて遊歩道という感じだったから、こういう方が山歩きという感じがする。

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 ほとんど人に会わなくなり、意外に下っていく。伸びている枝を避けながらどんどん先へ進んでいく。

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 やがて右に急降下になる。ロープが付いていて足元が滑りやすい。ロープを掴んで下る。滑らないようにカニ歩きで下ったが、慎重に下る必要があった。しばらく下ってようやくロープが終わったが、そのあたりも滑りやすく注意深く下る。下を歩いている人が見えて、分岐に降り立った。

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 さすがにこの下まで歩く気にはならず、ここから登り返すことにする。登ってきている人も見かける。

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 緩やかな道を登り返すが、あたりのつつじもすごい。本当のこの山はつつじだらけである。

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 先に進んでも右手の斜面にたくさんのつつじ、先にある斜面もつつじがたくさん咲いている。

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 緩やかな道は登りやすい。ときどき人に会うがそれでもそんなに多くはなかった。しばらく登っていくと明るい所に出て、右に曲がるが、あたりもすごい。山の先にもつつじが見えた。

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 先へ進んで登ると鞍部に登り着く。まだ時間があるようだ。徳仙丈山にもう一度登り返すことにした。

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 わんさかのつつじの道を登り返す。途中、マスクが木にぶらさがっている。自分が使っているものと同じメーカーだったし、ポケットに入れたような気がしたマスクもなかったので、もしかして自分が落としたかなと思う。いずれにしてもこんなところにぶらさがっていても自然破壊だから、ゴミとして拾っておくことにする。後で探したら自分のものはしっかりザックにしまってあったのでやはりただのゴミであった。しばらく登り返して山頂に着く。自分はもう一度訪れることはないと思うので、しっかりと記憶に残しておくことにした。

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 下りに入る。まだまだ登ってくる人が多かった。第二展望台に立ち寄った後、さきほど通らなかった直線的な登山道を下る。下に降りていくと少し終わりかけのような感じの木も目立った。しばらく下って第二展望台に立ち寄り、そこから歩いていない道に入る。こちらは少しつつじが少なめ。それでも咲いてはいる。見飽きるくらいつつじをみた後なのでかえって好ましい感じもあった。どんどん下っていくと最後のつつじ、一本見事に咲いていた。

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 少し下るともう出店の車が何台か止まっている一角に降り立った。

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 トイレに立ち寄ってからバス停に行く。間に合わなかったら15時台のバスでもよいと思っていたが、13時台のバスに間に合った。そういえば昼食のパンを持ってきたが食べていない。駅で食べようかと水を飲んでバスに乗り込む。乗っていたら、近くの警備員さんが帽子誰か落としていないかと見せてくれたら、自分のだった。水を取り出した時に落としたらしい。お礼を言って受け取る。これは有難かった。帰りのバスは遅らせて帰る人もいるのかあまり混まなかった。駅に着くが、少し予定よりもバスは遅れたようだった。

 持ってきたパンは明日食べようと駅のミニコンビニでパンを買う。温めてさあ食べようかという前に時刻を調べると後5分でBRTが発車する時間だった。慌ててバスに乗り込んだので、せっかく温めたのに食べられなかった。2時間近く乗って柳津駅に着く。それにしても風が寒い。持ってきた防寒用の薄手のフリースも着て、その上からウィンドブレーカーを羽織ったが、それでも汗が冷えたので震えるくらい寒かった。待合所に入ると多少暖かい。列車まで待ち時間があったのでようやくもう冷めてしまったパンにありつけた。再び前谷地駅で乗り換え、この日は古川駅に行って泊まった。いつものように近くの飲み屋に出かけて打ち上げし、美味しい地酒を堪能した。

 

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コメント

すごいツツジの花が次々出てきますね。
三陸にこんなにツツジがあるとは知りませんでした。
この付近は50年前に行っただけです。
三陸鉄道で移動しました。

西やんさん、こんにちは。

この山は特別ですね。
ほとんど全山ヤマツツジですが、微妙にレンゲツツジもありました。
自分は何も知らないけれど、海沿いは大震災で随分と変わったのでしょうね。

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