足尾赤倉山から半月山 前編
(気持ちの良い笹の斜面の広がり)
足尾赤倉山は一般登山道はありません。また、車利用ならともかく、バスでは自分の記録のように歩き出しが遅いため、日の長い時期でないと危険です。また笹が多いのでいろいろ虫もいそうですし、春限定ではないでしょうか。
【 山 名 】足尾赤倉山、大畑山、茨倉山、半月山
【 山 域 】日光
【 日 時 】2025年5月5日(月)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】南橋バス停10:30→10:50林道終点→11:05取りつき→12:25足尾赤倉山12:30→13:00大畑山(1446m)→13:15茨倉山(1514m)→13:40 1511m→14:25半月山駐車場→14:55半月山→15:00半月山展望台→15:15半月峠→15:45狸窪→16:30中禅寺温泉バス停
☆足尾赤倉山へ
ついに足尾赤倉山に足を向ける日がやってきた。本当は3日に歩こうと思ったのだが、前日の強烈な雷雨に尻込みして取りやめたのだった。地元の駅からでは早朝のバスおよび電車には乗れない。隣駅の始発を利用すれば早朝の電車に間に合うはずなのだが、この日は運の悪いことに線路の付け替え工事で宇都宮線が運休である。ならばバスでアプローチしてみようという気になった。この時期は日が長い上に日光はかなり遅い時間までバスがある。それにGWで次の日も休みである。これならば行ってみようと計画してみた。
少し早めの時間に家を出た。普通に乗り継いだならば8時台に東武日光駅に着けるのだが、それで行ってもバス待ちがとても長い。一番安いルートで北千住から各駅停車に乗り込む。この後の電車でも大丈夫なのだが、それは何かあったときの予備である。さすがに各駅停車を乗り継ぐ人は少なく、空いている電車で東武日光駅に着いた。それでもしばらく待ちである。何か食べようかと思ったが、なんとなく買いたい物もなく、日光駅まで少し歩く。お店もないので結局、自販機のコンポタ缶を購入し、ぐびぐびと飲んだだけだった。

しばらく待ってようやく来た足尾行きのバスに乗る。地元の人が一人と登山者らしき人が一人乗った。さすがに日光市内は渋滞している。特に神橋あたりは渋滞がひどく、随分時間がかかった。それを過ぎれば、快適に走るようになる。日光方面の分岐を過ぎるとぐんぐんスピードを上げてバスは走る。長いトンネルを抜けるとまだ桜が咲いているのが車窓に見えた。新緑がきれいである。そんな山々を見ながらバスは走る。地元の人が一人降りて、バスはさらに走る。間藤駅を過ぎて南橋バス停で下車する。もう一人乗っていた人は中倉山に登るのであろう。予定時刻よりも10分強遅れたが、なんとかなるだろう。

バス停は歩きたい道の真正面である。道に入り、先に進んでいく。去年、GWに中倉山に行ったときはとても暑くて夏みたいな暑さだったが、今年は少し様相が違うようで涼しい風が吹いている。ウィンドブレーカーを着たまま歩いていく。道はそれなりに登っていく感じである。途中、バイカーがタープを張って休んでいた。よほど慣れた人達なのであろう。どんどん先へ歩いていくと堰堤があるが、その手前に一台車が止まっていた。もうしばらく林道を進んでいき、やがて林道終点に出る。ここにも一台車が止まっていた。釣りの人なのかもしれない。

下に降りていくと渡渉点になるが、やはり結構水量がある。飛び石では難しそうだ。渡渉に備えて替えの靴下とタオルを用意してはいたが、ちょっと厳しいなと思う。横に大きな木が倒れている。これを使えば渡渉しなくて済むのではと思う。木の幹に乗って進むとなんとか対岸に渡ることができた。これで濡れることもなく済んで有難かった。

右に登る。踏み跡が続いているようだ。問題なく辿っていける感じである。わずかずつ登っていくようである。進んでいくとだいぶ高巻き道という感じになるが、大きな堰堤が出てくる。左からそれを超えるとまた水までの高さが近くなった。さらにしばらく進んでいくと取りつきに出る。植林の作業用らしき踏み跡があるのでそれに入るが、少し登ると踏み跡は怪しくなる。もうそこからひたすら斜面を登る。先に見える斜面はかなりの斜度である。それでも比較的登りやすい。なんとか登っていく。

しばらく頑張ると尾根らしくなってきた。ふと右を見ると小さなネットが置き忘れられていた。作業で使われたものだろうか。灌木の枝が邪魔する登りでなんとかその間を縫って、登りやすい所を探しながら登る。えんじ色のタオルも落ちていた。同好の士の落とし物だろうか。ひたすら登る。やがて小岩が出てくる。間を縫って進めば特に問題はない。

まだまだきつい登りが続き、やっと少し緩む。尾根上は木が邪魔して、少し左を登ったりした。再び斜度が上がり、まだまだきつい登りが続く。途中でザックを置くとすぐ近くに小さなフモトスミレが咲いていた。危なく潰すところだった。気を付けないといけないね。

さらに登っていく。やがていかにも尾根という感じになり、先に稜線が見えてくるが、まだまだ壁のようである。すると尾根の真ん中に石柱がある。これがガイド本にある石柱だろうか。

先へ進んで再び急登になる。灌木がやはり邪魔する登り、間を縫って登る。やがて草の生えた登りに替わる。もうそろそろだいぶ高度を上げてきた感じ、踏み跡も一定してきて登りやすくなった。

さらに登っていくと笹が多くなる。踏み跡も分かりにくくなり、適当に尾根を登る。鹿の糞らしきものが大量に落ちている。このあたりは鹿のテリトリーなのだろう。ひたすら尾根を追って登っていくと左から来ている尾根に登り着く。どうやらここが足尾赤倉山らしいと思う。ふと振り返るとやはり木に赤倉山という表示が付いていた。下には三角点がある。点名大畑、三等三角点である。

あたりには笹原が広がり、良い雰囲気の所である。山頂も小笹が多いので、ダニなどがいそうなので腰を下して休む気にはならなかった。立ったままパンを取り出して齧った。

☆1541mへ
さて、先に進むことにする。笹原を北へ向かう。どこでも歩けるが、あまり左に進んで小ピークへ登る必要はなさそうだ。

右から少し左に進んでから斜面を下っていく。これもあまり下りすぎると下にヌタ場なのか小さな池が見える。そこまで行くとまずそうなので、左に進んで左のピークからの尾根に向かう。右下には沢があるようで流れが見えた。動物にはあの沢は良い水飲み場なのであろうと思う。笹の広がる斜面はなかなか良いところである。左に尾根に出るとほんのわずかな踏み跡が認められた。これを進む方が良さそうだ。踏み跡を辿って進む。

先にはこれから進む1446mピーク、その先には大きな男体山が見える。登り返して後ろを振り返るともう足尾赤倉山が高くなっていた。

それにしても今日の天気予報は晴れのちくもり、そろそろ曇っても良さそうだが、ずっと晴れで予想以上に天気が良い。これは有難い感じである。少し風が出るとわずかに肌寒いくらいなのも暑さにへばることはなさそうなのが嬉しい。気持ちの良い尾根を進んでいく。先にピークが見えてきてそれが1446mであろう。このあたりも鹿のフンが多かった。緩やかに登っていくと登り着いた所が1446m、裏返しになっている大畑山というプレートが付いていた。

右にも支尾根があるが、そのまま直進すれば良いようだ。先に下り、やっぱり気持ちの良い尾根歩きが続く。

やがて先にピークが見え、ちょっとだけ急な登りをしばらく頑張ると登り着いた所が1514m、茨倉山というプレートが付いていた。

長いので続く。
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リブルさん、こんばんは。
ほぼ同じコースを歩いたことがあります。16年も前で、五月半ばのことでした。今でも時々あの山行を思い出すほど、いろんな色のツツジが見られた素晴らしい山行でした。
当時は、とりつきがほとんどないような状態でしたが、今は踏み跡がしっかりしている感じでしょうか。最初、尾根にとりつくのに斜面を強引に登って行った記憶があります。
私はリブルさんより早く出発できたのに、中禅寺湖畔のバス停に着いたのは一時間も後でした(苦笑)。最後にアカヤシオ並木でフィナーレとなるのがとてもいいですよね。
私の場合、こちら多摩に引っ越してきて、一番アクセスが悪くなったのがこの日光周辺です。時々あの時のことを思い出すと、また訪れたいなと思うのですが、山自体になかなか足が向かない(笑)習慣を、まずは治さないといけませんね。
投稿: ゴン太 | 2025年5月14日 (水) 20時08分
ゴン太さん、こんにちは。
はい、ゴン太さんが歩かれたときのことを少し覚えています。
今も取りつきこそは踏み跡がありましたが、その先の急斜面はあまり踏み跡はなかったです。
尾根が緩くなってようやくわずかに踏まれた跡は分かりました。
八王子からならば自分の駅からよりは日光に早く着けそうですが。
最近は泊まらない限りは鬼怒川方面は特急リバティ必須になっちゃいましたし、バスも少ないしで、奥日光はなかなか行けない山が多いですね。
投稿: リプル | 2025年5月14日 (水) 21時09分