葉山(長井)へ 山頂へ編
(新緑と残雪の山頂付近)
オケサ堀から先の道はかなり分かりにくい所も多く、経験者向けだと思います。
【 山 名 】葉山(長井)
【 山 域 】朝日連峰
【 日 時 】2025年6月7日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】白兎駅7:55→8:40登山口→白兎コース→11:20葉山山頂→11:40奥の院11:45→11:55葉山山頂→12:40勧進代分岐→13:15オケサ堀→14:20大石大明神→15:35羽前成田駅
☆葉山(長井)へ
山形にはいくつかの葉山があるようだ。もちろん自分はそれらの山々は歩いたことがない。かなりきつい山のようだが、ちょっと行ってみようという気になった。久しぶりに土日とも雨の予報はなく、良い天気になりそうだ。少し暑くなるかもしれなかったが、まだ盛夏ではないので、さすがにそこまでのことはないだろう。今回も夜行バスを利用した。横にいた若者がスマホをずっと夜中も見ていたりするので、ぐっすりとは寝られない感じだった。山形駅には定刻に着く。わずかにひんやりという感じである。

近くのコンビニで朝食などを買い込み、駅へ行って奥羽本線の始発に乗る。しばらく乗った赤湯で下車する。山形鉄道フラワー長井線は、駅で切符を買うのかと思ったら、そうではなくて列車内での清算になっていた。乗務員不足で今年の4月から減便されているようである。鉄道の乗務員はすぐには養成できないのでなかなか厳しいのであろう。ホームへ行くと一両の気動車が停車している。後ろ乗り、前降りになっているようだ。乗り込むと結構学生が乗っていた。途中からもたくさん乗車してくる。しばらく走った南長井という駅まで来ると学校がそこにあるのか、ほとんど下車して車内は空いた状態となった。数駅乗った白兎駅で下車する。もちろん降りたのは自分一人であった。

田んぼの中にぽつんとある小駅である。階段を降りると先の方には山が並んでいるが、ほとんど同じ高さになっていてどこが葉山の山頂なのか分かりにくい感じである。道の先に見えるわずかに高そうな所がおそらく山頂なのであろう。小さな駐輪場の横にトイレらしい建物があったので扉を開くとやはりトイレだった。有難く立ち寄らせてもらう。建物は古く、汲み取り式のようだが、きれいに使われているようである。すっきりして先に進む。まずはまっすぐ山に向かって歩いていく。

風が少しあり、まだこの時間はあまり暑いという感じはしない。ただ、やはりこの好天だと日中はかなり暑くなるのであろうと思われた。途中で右に曲がって進むと歩こうと思っていた道は車の多い道のようなので少し戻ってそのまま元の道を進む。しかし、先の横に通っている道もトラックが何台も通っていくのが見えたので、車道を歩くよりはと右に曲がり、細い道を左に曲がってあぜ道のような道をしばらく歩いた。やがて横に通っている車道に出る。少し右に進むとため池の手前に葉山登山口を示す看板が立っていた。

そこから細い道に入る。急に山の中に入っていくような雰囲気の道である。やはり日差しが暑く感じられるようになってきた。急激に気温が上がっているようである。しばらく進むと右に史跡か何かあるようだが、300mと書かれていて行く気にはならず、そのまま先へ進む。樹林の中に入るとわずかにひんやりとした感じである。どんどん歩いていくと左右に通っている道路を越える。先へ進もうとしたら、大型トラックが来て、さきほど歩いた道に曲がって進んでいたりするのを見る。自分が歩いている時でなくて良かった。すぐに左には小さな鳥居があり、奥に木祠が置かれていた。鳥居には山の神と書かれていた。事故などないようにお祈りしておく。

さらに進んでいくと駐車場を見る。このあたりが登山口だろうか。右には大きな案内図があり、どうやらキャンプ場などもあるらしかった。

先へ進むと再び車が駐車されている所があり、ちょうど人がいた。先へ進みかけたが、もしかしてそこが登り口かなと見たら、鳥居がある。危なく行きすぎる所であった。

大きな鳥居には葉山神社と書かれている。横には葉山参道と書かれた石柱も置かれていた。

鳥居をくぐって登り始めるとやはりそれなりに木段できつい登りである。しばらく登って小さな峠のような所に登り着く。左に八祥神と書かれていたので左へ行くと石祠が置かれていた。

戻って先へ進む。先には十二神祠という表示もあったが、どこにあったのか分からなかった。

細い道の登りは緩やかに見えるが、長い登りが続く。途中にはギンリョウソウが固まって咲いていた。

先へ登っていくとやはり歩く人は少な目な感じの道、それでも悪くない道である。登っていくと小広い所に登り着く。まだ休んでいこうという気にはならない。奥の結構太い杉の根本にはやはり石祠が置かれていた。

淡々と登り道は続く。少し暑いがまだこのくらいなら我慢できる暑さである。登っていくとウラジロヨウラクがあったが、色が薄い。日蔭に近い場所のようだから色があまり付かなかったのだろうか。

さらに登っていくとヤマツツジをちらほらと見るようになる。そういえば山形駅の近くでも植えられたつつじがきれいに咲いていた。やはり東北らしく、気温が少し違うようである。そんなことを考えながらひたすら登っていく。だいぶ登ったかなと思った頃、わずかに眺めがあるとまだまだ序の口、遠くに田んぼが見えたが、高さがそんなに高い所ではないことが分かる。

さらに登っていくと細いがブナの森に出る。わずかにひんやりする。やっぱりブナがあるからひんやりするのか、ひんやりするからブナがあるのか、いつも分からない。随分汗をかかされたので持ってきたクールタイプのシャツに着替えることにした。長袖なので日差しも防げるし、このところ暑い山で重宝している。やがて先に行くとロープで道がふさがれている。先に倒木があるようで道が付け替えられたようである。そちらの道に入るが、きつい登りで登らされてなかなかしんどい。しばらくその道を登るとやっと元の道に復帰する。しかし、そのあたりからは斜度の上がった登りが続くようになった。少し明るい所にはアカモノが咲いているのを見ることができたがわずかだったようだった。

さらに進むと左側が開けた所に出た。そこから見る稜線は遥か高い。まだまだ登らなくてはいけないなぁとげんなりする。

気温がだいぶ上がってきたようである。先に登っていくと再びブナの森、明るい雰囲気で風が吹き抜けて涼しかった。

しかし、それも長くは続かず、少しきつい登りで樹林の中を登っていく。一旦明るい所に出そうな感じ、手前で一呼吸休んでから先に行く。やはり日当たりの良いところはちょっと暑い。もう下って来る人に会った。ここから先はずっと日当たりのよい道になってしまうのかなと思ったが、そうでもなく、少し進むと再び樹林の中に入ったので安心する。なおも先へ進んでいくとやがて踏み跡が二つに分かれているように見えた所に出る。左を進んだのだが、これは失敗だったようだ。登りがきつくなり、少し大きな枝などもあったり、ちょっと歩きにくい。

右の方で鈴の音が聞こえたが、人はいない。先を歩いている人がいるのかなと思った。さらに歩きにくい道をしばらく登って右に出ると良い道に出た。下にも道が続いている。どうやらさきほど二つの踏み跡があったと思った所からここまで、古い道の跡を登ってしまったようだった。どうりで歩きにくい道だと思った。

まだきつい道は続く。少し登ると右に小岩がある所を通る。青空が見えるところで少し立ち止まって水を飲んでわずかに休んだ。再び登り始める。また斜度が上がり、かなりきつい道を登らされる。ロープが付けられているような所もあるが、掴まなくても登る事はできた。しかし、少しずつ登っていくしかない。ひたすら登っていくとまたブナ林、太い木は見かけないけど、やはり東北の山らしく、根本が曲がったブナなども見受けられた。やがて登っていくと下にちょろちょろと水が流れている所に出る。水場が近いのかなと思ったが、そうではなく、先に白いものが見えて、それが残雪であった。えぐれた谷状の地形となり、そこに残雪が溶け残っている。そこから水が流れ出していた。だいぶ溶けているので歩きにくい。そろそろ残雪エリアが続きそうなので、このために用意したストックを取り出す。念のためにシューズチェーンもザックに入れてきたが、これは傾斜のきつい所用で使うことはさすがにないだろうと思う。

先に進むと一度雪がなくなるが、再び雪が出てくる。横にはショウジョウバカマがよく咲いていた。

イワナシも咲いていた。さらに進むと雪が溶けかかっていて、足元がズボッと落ち込んでしまい、両足ともに雪の中に埋まってしまったりした。足を持ち上げるのに苦労する。これだから残雪があるときついんだよね。それでもなんとか先に進む。雪の重みで木の枝がかなり倒れていて、それを踏み越えたりするのも時間と労力がかかる。先へ進むと雪が少なくなって歩きやすくなる。するとイワウチワが咲き残っていた。葉が大きいので日本海側に多い、オオイワウチワだろうか。この時期にイワウチワに会えるとはやはり残雪のお陰である。

多少緩やかにはなったものの、それでもそれなりには登らされる道が続く。それでも随分登ってきた感は出てきた。すると半分に割れた、壊れかけた案内板があり、阿弥陀の滝と書かれていたものらしい。

先の右奥に行くと確かに滝が見える。残雪が上にも下に見え、やはり雪解け水なのであろう。あたりの木は新緑という感じの色できれいである。でも、そろそろ上が近くなってきたみたいである。

先に進む。またしばらく登っていくと左に進むところに「鉾立の水」という木の看板がぶら下がっていた。水場は上だろうか下だろうか、ないなぁと先に行くと小さな広場になっている。左に少し眺めがあり、田んぼがもう随分遠い。だいぶ登ってきたようだ。

先が水場っぽい。ザックを置いて先に進むとわずかに下って右に沢が流れている。足場が悪いので注意して右に行くと穴のような所から水が湧いていた。パイプから出ている水を救うと雪解け水かかなり冷たい。飲んでみるとなかなかの水だった。

慎重に戻って先へ進む。またすぐに残雪が出てくる。やはり残雪が多く残る山なのだなと思いながら先へ進む。登りはあまりなくなり、どちらかというと平坦に近い道、その代わり、残雪が溶けてだいぶ道に水が溜まっている。閉口して横などを進んでいくがどうしても足を水に少し付けないと進めない所もあった。また残雪が出てきて、雪渓を進むところもある。そのままの方向へ進めば、先に続いている道の入口に問題なく出ることができた。何度かそんな所を進むとやっと分岐らしき所に着く。そこを右へ進む。わずかに木道があったがすぐに終わり、先へ進むと石のある道を進む。先に山荘と大きな木の社が見える。手前が葉山山荘、木の社が葉山神社であった。

ちょうど三人ほどがそのあたりにいた。社は二つある。登って社にお参りする。社の裏に行くと新緑の森で、残雪も見ることができた。

続く。
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山形県の長井は花しょうぶで有名な長井ではないでしょうか。
東村山の北山公園に長井市と連帯して花しょうぶを育てていると書いてありました。
投稿: 西やん | 2025年6月15日 (日) 21時20分
西やんさん、こんにちは。
そうなんですか。
特にこちらに詳しい訳ではないので、まったく知りませんでした。
乗った路線もフラワーの名がついているし、お花をよく育てている所なのでしょうね。
投稿: リプル | 2025年6月16日 (月) 21時35分
こんにちは。
山形辺りには葉山、と名の付く山が多いですね、長井葉山はどこかしら?
と地図を広げました。
駅から直接歩けるんですね!(とはいっても近くはありませんが)そんなアクセスがとれる山とは
ぜんぜん知らなくて、リブルさんはホント知識豊富ですよね~
虫は大丈夫でしたか?
朝日連峰の近くなんですね、あのあたりは山深くて魅力的なエリアですが、
体力もいりますしアクセスも大変ですし、訪れるにはなかなか気合がいりますが、さすがリブルさんです。
投稿: cyu2 | 2025年6月17日 (火) 15時41分
cyu2さん、こんにちは。
なぜか山形には葉山、多いですね。
タクシーでもあると良いのですが、地方はタクシーでさえ数が少なくなりつつあります。それに遠くから呼ぶと断られる確率も高くなった気がします。
虫はそれほどいなかったです。暑くなるとアブとか出てきそうですね。
東北は昔ならバスが走っていたところもほとんど全滅しているところも多く、公共交通機関利用では、アプローチが課題ですね。
投稿: リプル | 2025年6月17日 (火) 21時20分