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2025年9月

名水を訪ねる妻坂峠、武甲山

2025092320(武甲山の浦山口への道入口付近)

【 山 名 】武甲山、妻坂峠
【 山 域 】奥武蔵
【 日 時 】2025年9月23日(火)祝
【 天 候 】くもり
【 ルート 】名郷バス停8:00→山中の清水→9:20妻坂峠→9:45一の鳥居→10:20不動滝→11:30武甲山11:45→12:10長者屋敷の頭→水場立ち寄り→12:55林道→13:45不動名水→13:50浦山口駅

☆妻坂峠を越えて武甲山へ

 武甲山は以前に大持山などから歩いたことがあるが、随分昔である。一の鳥居からは登ったことがないので、そちらから登ってみようと思った。しかし、横瀬駅から一の鳥居へは埃っぽい道路歩きが長いし、トラックなども通って気分が良くない道である。といってタクシーを使うのも気が引けた。地図を見れば、妻坂峠を越えれば一の鳥居に入ることができる。行程が少し長いが、一日で歩けないこともないだろうと歩いてみることにした。

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 久しぶりに飯能駅から一番バスに乗る。座席はそれなりにほぼ埋まった感じ、さわらびの湯でほとんどの人が下車して、名郷まで乗ったのは四人くらいだった。トイレに行ってから、出発するが、のんびりしていたので他の人達はもういなくなっていた。今日は天気の良い予報になっていたが、予報は外れてどんよりのくもりのようだ。妻坂峠方面の道に入る。この道を歩くのも久しぶりである。先へ歩いていくとキャンプ場がある。

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 そのあたりまでは車が後ろから来ていたが、その先に行くと通る車もない。水場などを見てさらに先に行くと鳥首峠への道を見て右に折れ、妻坂峠に向かう。静かな道を淡々と登っていく。だいぶ進むと橋を渡るが、橋が新しくなっていた。数年前の豪雨で橋がやられてしまったのであろう。

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 さらに進んでいく。バイクが二台くらい通って行った。だいぶ歩くと右にパイプが出ていて水が流れている。「山中の清水」と言われている水である。普段はコンビニなどで水を買うのだが、今日は水場が多いので水は買わず、念のために水道水を入れてきた。ここで水道水は全部捨てて、この水を汲む。今日は涼しいし、さらに水場もあるので1.5Lも入れれば十分だろう。少し飲んでみるとそんなに冷たくはないが、悪くない水である。

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 先に進む。何度か曲がって登ると左にウノタワへの道路があるが、これは通行止である。なぜかさきほどのバイクが二台止められているが、人はいない。ウノタワ方面に行っているのだろうか。さらに少し進むと右手に新しい林道の擁壁が見える。この林道はどこまで伸びているのだろうか。もう使われていない古い林道の道に入る。苔が生え、近くまでヤブが来ている感じだが、歩く分には特に問題はない。右に進んでから左に曲がって進む。さらに沢沿いを進むと堰堤の所で道は終わり、小さな鉄製の橋が掛けられている。かなり古くなっていて、鉄板が薄くなっているようだが、まだ強度があるようなので問題なく渡れた。その先は登山道という感じになる。しばらく沢沿いを登っていく。落ちた枝などが少し多く、歩きやすい所を探して登る。道型は続いているので問題はない。しばらく登ると左に折れて小沢を渡り、さらに谷沿いに登っていく。上部になると水流はなくなる。さらに登ると急な斜面をひたすら左右にじぐざぐに登っていく。道は比較的登りやすい斜度で自分のペースで登れる感じである。何度も曲がって登っていくと鈴の音が上から聞こえてきてやがて妻坂峠に登り着いた。

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 さきほどの鈴の音は左に大持山などへ向かう人のものであったようだった。石仏も健在である。木製の道標は古びていて、もう読めなくなっている感じだった。

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 さて、そのまま先へ一の鳥居へ降りていく。こちらはやはりマイカーの人が周回コースなどで使うようでかなり歩かれているので歩きやすい道になっている。ぐんぐん下っていく。やがて右下から沢音が聞こえるようになり、ちらりと下を見ると歩いている人がいた。まだこのあたりは高巻き道のようになっているので、あそこに降りるのかなと思いながら先へ進んで緩やかに下っていく。右に折り返して下っていくと沢に出るが、右上を見ると先ほどの人は道とは関係なく、沢を登っていく姿がちらりと見えた。剛毅な人である。そこからは少し石の多い道になって下りにくい。しばらく下ると右に鉄製の樋から水が流れている。これも水場と言えるだろう。写真だけ撮って先へ下って行く。もう一人登って来る人に会う。早いですねと言われたが、名郷のバス停から来たのですよと言うと、名郷がどこか知らなかったようである。車で来て、あまりこのあたりに詳しくない人なのであろう。妻坂峠の向こうから峠を越えてきただけですと言って再び先へ下る。しばらく下ると車道に出る。そこから左にも行けるが、やはり一の鳥居を経由したいので、右に行く。車道を少し降りると一の鳥居に出た。

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 ちょうど単独の女性が下から来たところ、車で来たようには見えなかったので、横瀬から登ってきたのだろうか。一の鳥居の写真を撮っていた。自分も後から一の鳥居の写真を撮る。近くには一丁目の表示があった。

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 狛犬が二組あるのだが、手前はオオカミであろうか。もう一つは普通な狛犬という感じだった。

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 駐車場に先にきれいなトイレがあるので立ち寄っておく。林道な感じの道を進むとバンガローのような建物などがある。その間を進んで樹林の中を進むと四丁目の表示があった。さらに先に進むとすぐに道の横に五丁目の表示、せっかくなので見つけた石碑は全部写真を撮ることにした。

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 進むと六丁目の表示を見て、さらに小屋がある。池などもあり、以前は何か売店のようなものをやっていたのではないかと思われたが、もう随分前からこのままのようだ。先に進むと一旦道路に出て、そこに八丁目の表示、七丁目は見落としたのかなかったのか。このあたり降りてくる人たちに結構会う。山頂を往復して来た人たちもいると思うが、軽装で滝くらいまでを往復するような人達もいるようである。しばらく石碑はないのか見落としたのか、登っていくと左に持山寺跡への道が分かれている。小さな石碑に持山入口と書かれていた。先に進んで十三丁目の石碑、十四、十五丁目と登っていく。だんだんきつくなってきた。十六丁目は見落としたか、十七丁目を見て、さらに登ると不動滝に着く。小さな滝であるが、水場も兼ねている。水を1L汲んだ。横にはトイレ用のボトルがたくさん置かれている。さすがにボッカ訓練しようとは思わなかった。先には小さな木祠と十八丁目の石碑がある。

2025092311(不動滝)

 本格的な登りになってひたすら道を登っていく。十九丁目を過ぎ、二十丁目の石碑の先に「武甲山御嶽神社参道」の大きな石碑がある。

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 さらに登って次々に石標が出てくるが、いちいちザックにカメラをしまうのが面倒になって肩にかけて登り、見つけたら写真を撮る形にした。二十一、二十二を見て、二十三は見落とし、二十四、二十五は欠けていた。二十六、二十七、二十八とみていく。だいぶ登りになれてきて、ひたすら登っていく。石祠も置かれているのを見て、その先には石積場を見る。二十九、三十丁目はそんなに大きくはなかった。三十一丁目は横に木があり、根本に石仏らしきものが置かれていた。三十二丁目を過ぎると少し広場のような所に登り着く。道標に大杉の広場と書かれていて、標高が1000mくらいの場所らしい。山頂まで50分ほどかかるようだ。

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 自分は休まず先に進み、三十三、三十四と見る。倒れた木に見守り観音と書かれた札があり、小さな観音像が置かれていた。さらに登ると大木を見る。杉だろうか。これはメーター級であろう。

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 近くには三十五丁目がある。登りがさらにきつくなる。三十六、三十七、三十八丁目は見たが、三十九は見落としたか。四十を見て、四十一は見落とし、四十二、四十三を見る。そろそろ上が近くなってきたのかどうか、かなり涼しくなってきた。四十四、四十五は見落とし、四十六を見る。四十七、四十八丁目を見て、やはり屋根掛けされた石で囲まれた場所に小さな観音像が置かれている。四十九は倒れかかっていて、五十丁目を見る。これは少し大きい。

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 そして右に屋のようなものを見ると五十一丁目があり、そこで左に小持山などへの道が分かれていた。

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 もうこのあたりは山頂の一角、さきほどの小屋のようなものはトイレだったようだ。あたりには休んでいる人が多い。そのまま登っていくとあたりには菊の花が咲いていた。先へ進むと御嶽神社がある。

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 お参りして、裏手へ進み、左の方へ登る。大きな木がある。あたりには石祠も多かった。さらに左に斜めに登っていくと第一展望台に着く。数人が休んでいた。武甲山の標柱が立っている。残念ながら雲でもかかっているのか、下の民家などは見えたが、遠望などは全く効かなかった。

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 そのまま降りて左へ行く。そこにも展望台があるのかと思ったらフェンスだけだったので、そのまま下る。トイレの近くにベンチがあり、ちょうど人がどいたのでそこに座ってパンの昼食にする。さすがに半袖シャツでいると寒い。美味しい水でさっさとパンを食べ終えて、下山にかかることにする。

☆浦山口へ下山

 さきほどの道標の所へ戻って小持山の方へ少し樹林の中を下る。すぐに右に細い道が分岐している。一人早い人が下ってきたが、そのまま小持山の方へ下っていった。写真を撮り、浦山口の方に向かう。

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 そちらの道もやはり前に来た時に下った道だが、すっかり忘れている。下りはじめのあたりはカラマツなどもあり、草が生えてきれいな感じである。それもわずかで普通の樹林に変わる。ちょっと急な下りが続くと一人登ってきた人に会った。さらに下っていくと左手の遠くに民家と思われるものが見えたがかなり遠い。あそこまで下るのだなと思う。さらに下っていくと若い二人が降りているのに追いつく。パスさせてもらって先へ下るとやはり大きな杉があった。

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 また少し急な下りがしばらく続くと一旦比較的平な感じの所に降り立つ。左に水場などへの道がある。ちょっと迷ったものの、今回は水を求める旅、やはり立ち寄ることにする。

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 左に道を進んでいくとそんなにかからずに水場に出た。しっかりと水が流れている。右には谷があるが、そちらはあまり水が流れていないようだ。汲む必要はなかったので、わずかに手に取って飲んでみると自然な水であった。その先の道はあるのかないのか、どこが道なのかよく分からなかった。さきほどの所まで戻って再び登山道を先に進む。

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 少し緩やかに進んだのち、また細い道で横の灌木が少し邪魔したりする道を下る。しばらく下ると再び緩やかな尾根道で草の生えた道を下っていく。このあたりは気分が良い感じで歩ける。さらに下ると左側は植林らしき杉林、右側は自然林となっているところを下る。

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 歩きやすい緩やかな下りである。さきほどの若者二人が先を歩いているのが見える。水場に行っている間に先に行ったのだろう。しばらくそんな尾根が続いたが、やがて赤く塗られた道標があり、尾根から外れて左に浦山口への道に入る。

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 するとまた細い道で急降下で歩きにくい道が続く。ここもじぐざぐで下るのだが、かなり下りにくい道が続く。少し下ると下っている人達をパスする。さらにしばらく下ってさきほどの若者二人をパスする。まだまだひたすらじぐざぐの道が続く。足がさすがに疲れてきた。下っていくと沢音が聞こえ始めたが、まだかなりの高さのようだ。とにかく道を追って左に右にと進んで折り返して下るとやっと沢近くまで降りた。ようやく沢沿いのわずかに高い右を進むようになる。ふと振り返ると小滝も見えていた。先に進んでいくと下って沢まで降りる。すると木橋がある。その手前で顔を洗ったが、水はあまり冷たくはなかった。橋を渡ると、林道に出る。後は林道を歩くだけと思って先へ進むと通行止の表示がある。そこから右下に迂回路が出来ていた。歩きにくい所があるので注意するように表示があった。

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 迂回路に降りるとすぐに渡渉になっていて吃驚する。ただ、石が並べられていて、渡渉は容易である。先日の雁峠の増水した渡渉を考えれば、天と地ほどの差がある。先へ進むが、やはり最近作られた道だけに少し歩きにくい。ただ、テープも頻繁に付けられ、ロープなどもあったりするので、迷うことはなさそうだ。進んでいくと再び渡渉。ここもやはり石が並べられて渡渉しやすい。しかし、その先の階段が悪くなっていて、板が一枚外れてしまっていて、登りにくかった。林道に戻る。

 そこからは林道をひたすら歩くだけ、特に面白味もなく、川沿いを進んでいく。やがて舗装された道になり、歩きやすくなった。しばらく歩いていくと古い道標を見て橋を渡るが、その先の林道はまた舗装がなくなってしまった。だいぶ草が生えている。二本の轍の跡のように見えたが、途中で右側は木が生えていたりするので、どうやら人が歩いた跡のようだ。数組に会ったが、たまに歩く人がいるので道が維持されているようである。少し進むと左に鳥居があり、その先に石祠が置かれているのが見えた。鳥居には橋立神社と書かれていた。平成16年とも書かれている。お参りする人はマレのようであたりには草が多かった。さらに進んでいく。だいぶ進んだ所で振り返ると山が見えたが、武甲山は山に隠れて見えないはず、見ているのは小持山との尾根の途中あたりだろうか。

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 まだしばらくは林道が続き、ふと振り返るとさきほどの若者二人がまた追いついてきていた。ようやく林道も終わりのようで橋を渡ると大きな鳥居を見る。しかし、右には谷があるだけで神社などはありそうにない。何のために作られた鳥居だろう。左に進むと明るい所に出て、大きな岩壁を右の遠くに見る。民家が出てきて、ヒガンバナが咲いていた。

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 お店などがあり、人もいる感じ、道をしばらく進むと右に蕎麦屋や鍾乳洞があるあたりは人が多かった。さきほどの若者二人はそちらの道へ登って行った。鍾乳洞を見るのか、蕎麦を食べに行ったのであろう。自分はそのまま進み、左の細い道に入って進む。緩やかに下って駅近くに出る。駅に人がいるのが見えたが、一本遅らせても不動名水に立ち寄る。ガードをくぐると不動名水があった。思ったよりも人が少なく、スムーズに水をボトルに汲めた。そんなに冷たくはないが、まろやかな水であった。

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 駅に行くと人が多い。14時過ぎに列車があるようだ。しばらく待つとすごい人。ちょうど良い時間なのかもしれない。

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 とうとう最後までどんよりした天気のままだった。今は三峰口から来た列車は影森止まりなので、立ってもたいしたことはない。来た列車は四両で空いていたが、最後に近い乗車なので立って乗る。影森駅で下車してお花畑方面行きの列車に乗り換える。これも一駅なのだが、座って乗車した。お花畑駅で下車する。西武線の次の各駅停車までそんなに時間はなかったが、しっかりとしゃくしな漬けを買って帰途についた。

 

備前楯山へ

2025092111(懐かしい皇海山がちょこっと見えた)

【 山 名 】備前楯山
【 山 域 】足尾の山
【 日 時 】2025年9月21日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】赤倉バス停10:20→11:15舟石峠→12:00備前楯山12:30→13:00舟石峠→13:45赤倉→14:05間藤駅

☆備前楯山へ

 もう随分前に銀山平までタクシーを使うのを嫌って、間藤駅から舟石峠を越えて銀山平に入り、庚申山荘に入って一泊後、皇海山に登ったことがある。そのときに通った舟石峠でそのうちに備前楯山も登りたいなと思ったが、記録を見るとそれから20年も経ってしまった。まだ夏の余韻が残り、それなりに暑くなりそうだったが、それでも盛夏ほどではないと思われたので行ってみることにした。

 調べると自分の家からは、やはりわたらせ渓谷鉄道を使うよりも日光駅からバスで入った方が早い。その上、バスは赤倉を経由するので間藤駅から歩き出すよりも少し近くなる。なので今回もバスで入ることにした。家を出た時にパラパラと雨が降り出したが、少し歩くとすぐに止んでしまった。果たして天気は良くなるのだろうか。多少家を早く出たが、東武日光線の列車の本数が少なく、結局予定通りの急行に乗ることになる。雲はそれなりにあるが、日差しも出て天気は良いようだ。東武日光駅に行く。水は2Lのボトルを買ってきていたが、駅前で水を1L入れる。これは後で使うためである。日帰りにしてはかなり重くなったザックを背負い、まずは日光駅へ。

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 足尾行きのバスに乗る登山者はいないようだ。一人だけ軽い荷物を持ったおじさんが赤倉までと言って乗ってきたが、登山者かどうか分からなかった。連休の後の日曜日のせいか、神橋あたりの渋滞が珍しくまったくなく、スムーズに通り過ぎる。何度かこのバスに乗ったが、渋滞しなかったのは初めてだ。その先も特に問題はなく、どんどん足尾に向かってバスは走っていく。天気はやはり良い。暑くなりそうである。赤倉バス停でそのおじさんと二人で下車する。トイレに立ち寄ってから、舟石峠に向かう。良い天気だが、かんかん照りなので暑いものの長袖シャツを着て登ることにする。

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 まずはすぐ先の右に古い橋がある。古川橋と案内板がある。20年前には実際に渡ることができたが、今はもう老朽化したようでフェンスがあり、渡ることはできない。朽ちるのを待つばかりであろうか。横の橋を渡って先へ進んでいく。風がたまに強く吹く。帽子の紐を首につけて飛ばされないようにしてかぶった。左右には古い建物があるが、もう使われていないようである。

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 庚申山荘改修工事の表示がある。このため舟石峠の駐車場は平日の何日か資材置き場で使われるようである。庚申山荘はかなり老朽化しているのでしばらくは使用中止になっているが、ようやく改修してくれるようである。と言っても皇海山も登ってしまったし、庚申山のお山巡りもできない今、自分が行くことはおそらくもうないだろうと思う。後で調べると工事がうまくいけば、来年の令和8年に再開される予定になっているようだ。

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 先へ進んでいくと右に関東ふれあいの道の足尾銅山の説明版や本山鉱山神社の案内板などがある。ひっそりとしている。先へ進んでいくと河川の工事などは行われているようで、建設関係の小屋があったりする。通る車もなく、車道をひたすら先へ登っていく。やがて左に鷹ノ巣坑という案内板がある。対岸に最初に着手した坑があったようだが、木で全くどこにあるのかも分からない状態だった。道は山へ向かってさらに登っていく。やがて曲がって登るようになり、しばらく登ると道が沢になっている所があった。少し手で水を取り、額に付けてわずかにクールダウンする。先へ進むと標高を少しずつ上げているせいか、わずかに風が良い感じになってきた。

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 さらに奥へと登っていく。左の沢がせりあがってきて、だいぶ近くなる。さらにその先へ進むと左が開けて山が見える。あの稜線が備前楯山に向かう稜線ではないかと思われた。まだまだ林道は長い。だいぶ登ると日差しが少し陰る感じになった。日陰に入ると風もあり、少し涼しく感じられるが、日差しのある所へ出るとやはりまだ暑い。やがて舟石峠の駐車場に登り着いた。

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 駐車場には数台の車が止まっていた。左にベンチがあり、眺めが楽しめる。近くの山々が主体だが、男体山も見えた。

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 写真を撮り、備前楯山に向かう。先に進もうとするが、どこが登山口か分からない。まっすぐ山に向かってみるとそこには道がない。右に進んでみたら、ようやく奥にそれらしい木段の道があったが、だいぶ草が生えているようだった。

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 そこから登り始める。すぐに道標があり、左に折れるが、だいぶススキが繁茂していた。この時期はやはりヤブっぽい道になっているようだ。木段もだいぶ古くなっているようである。これだけススキがあるということは登る人もそんなに多くはなさそうである。しばらくススキの中の木段を登っていく。段差が大きい所もあって以外にしんどい。しばらく登ると道標があり、そこからは樹林に入ってススキから解放された。長袖シャツを脱いで半袖になると快適である。少し進むと降りて来た一組に会う。やはり登る人はいるようである。樹林の中をしばらく登る。右手にカラマツを見てさらに登る。すると緩やかになったあたりは、風が吹き抜ける気持ち良い場所でそのあたりに古いベンチ兼テーブルが三つほどあった。もし山頂に良い場所がなければ、ここに戻って昼食を作ろうかとちょっと思った。

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 先に進んでいくと左に曲がり、倒木を乗り越えたりしながら進んで鞍部から急な登りになる。再び古い木段があるのだが、これが段差も大きく登りにくい。しばらく登ると尾根と思われる所に登り着く。そこから右にその尾根を辿って登っていく。だいぶ標高を上げたからときおり風が来ると寒いくらいになる。少し左にトラバース気味に進むあたりは地形的なものか風が結構強く吹き付け、さきほど脱いだ長袖シャツを再び着込むことにした。さらに進み、山頂0.6Kmの表示を見る。もうそろそろ山頂が近づいてきているようだが樹林の中で距離感が分からない。なおも登っていくと一組、自分が歩いている場所の右を下っていくのが見えた。そのあたりは踏み跡が二つあるようで、たまたま別々な道を進んでいたようだ。さらに進むと登りがきつくなる。下には岩があって足元が悪い。そのためにロープが横についていたりする。小さく曲がりながらしばらく登ると細い尾根を左に進んで、すぐに先に明るい所が見えて、そこが山頂だった。

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 山頂には誰もいなかった。やはり男体山が見え、手前左には去年登った中倉山が見えていた。左に標柱があり、備前楯山と書かれていた。なぜこのような山名なのかと後で調べると備前国出身の農民が銅を発見したからというのが謂れのようである。

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 奥に何か案内板があるようだ。先へ進み、岩の上を進むと案内板のある場所に着く。そこからは中倉山から奥に続く山々、ちょこんと三角形の山が見えるが、あれは皇海山であろう。その左手の方に見えるのは庚申山や袈裟丸山の方らしい。

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 眺めを楽しんでから昼食の準備にかかる。先日に問題があったのでバーナーを新調した。今回はこの新バーナーの使い始めである。滅多に持ってきたことのないずいぶん昔に使ったコッヘルを持ってきた。お湯を沸かそうとしたら、このコッヘル、水量の表示がない。そういえば、水をどのくらい入れればよいか分からなかったから、このコッヘルを使わなくなったのだったとふと思い出した。まあ、今日はそんなに水の量にこだわる必要もない。適当に半分くらい水を入れてお湯を沸かす。バーナーは以前のものよりも少し大きくなり、重くなったのだが、火力が強く安定している。今日は結構風が吹いている状況だったが、その中でも安心して使える感じである。お湯が沸いたところでカップラーメンを作る。のんびり食べたが、誰も来る人はいなかった。最後に再び眺めを見てみると中倉山の「孤高のブナ」がしっかりと確認できた。日光駅で入れた水は余ったので捨てて置く。少しザックが軽くなった。

 さて、下山にかかる。銀山平に下って温泉に入りたい所だが、下まで歩くのが嫌である。前はタクシーを呼べば問題なく来てくれたが、駅を使う人も少なくなった最近は来てくれるかどうかも分からない。やはり往復にして間藤駅に下る方が良いだろう。さすがに下りは早い。淡々と下っていく。やはり登って来る人には会わなかった。今日は自分が最後だろうか。しばらく下ってススキのヤブが出てくる手前で左に登ってみたら、そこからも中倉山を見ることができた。わずかに戻ってススキのヤブを通り、再び道標から木段を下っていく。しばらくの下りで駐車場に降り立つ。もう車が一台だけ止まっているだけだった。

2025092113

 さて、往路の林道を戻る。さすがに下りはそれほど大変ではない。下っていると登ってくる車が数台いた。宿に向かうためにこちらから峠を越えて入る車もいるようだ。すっかり雲か広がり、日差しもあまりないので比較的涼しくなった。途中では鳴いている虫があり、もう秋の気配が少し漂い始めていた感じだった。再び沢になっている所で水を顔につけたが、さすがにこの時間、あまり冷たくはなかった。どんどん下っていき、再び案内板などを見ながら下り、使われていない建物などを見て進んでいくと橋を渡って赤倉のバス停に着いた。しばらくバスはない。スマホで列車を調べるとしばらく待ちになりそうだ。のんびりと間藤駅に向かう。やはりバスだとあっという間の距離だが、歩くとそれなりにある。特にお店もなく、間藤駅に着く。

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 やはり1時間待ちである。水沼駅の温泉が新しくなったようなので立ち寄ろうかと思ったが、家までの時間を調べると予想外に時間がかかる。水沼駅までも1時間かかる。今日は日曜日だしさすがに立ち寄るのは無理だなとそのまま帰ることにした。

2025092115

 しばらく待つと一両の気動車がやってきた。以前は濃いこげ茶色の車両だったが、さすがに今は変わったようだ。中はリニューアルされているのか結構きれいである。ここまで乗ってきた人がそのまま帰るパターンが多いようだ。そんなに混むというほどの乗車でもなく、発車する。途中駅からは乗ってくる人もいたが、やはり混むほどではなかった。自分は相生駅まで乗り、東武線で久喜駅に出て帰宅した。

 

みとみ笛吹の湯 2025長月

ということで笠取山の帰りは笛吹の湯へ。

2025091334

入浴料は市外700円。以前よりは高くなっていたけれど、昨今の状況にすると仕方ないですね。しばらくボイラー故障で営業休止していたようですけど、9月から再開されたようで入浴できたので有り難かったです。

内湯は温度が違う二つの浴槽、外の露天風呂はぬるめです。アルカリ単純泉のお湯ですが、わずかに独特の香り。もちろん嫌な香りではないです。

しかし、ぬるめと思われる外湯にじっくり入っているとかなり熱くなります。しっかりと体の芯まで温まる感じ。ぬるゆに名湯あり、という言葉がありますが、まさにぴったりという感じです。

バスだと時間があまりないことが多くてのんびりと入るのが難しいことが多いですが、短時間でも結構温まるのでよいお湯だと思います。

 

風雨の笠取山まで

2025091322(雨上がりの笠取小屋)

縦走予定でしたが、ガス缶の不具合で一泊で敗退しました。新地平から雁峠への道はだいぶススキが繁茂している所があります。雨の後で飛び石での渡渉が難しい所もありました。以前よりも少し難易度が上がっているようです。

【 山 名 】笠取山
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2025年9月13日(土)~14日(日)
【 天 候 】13日 くもりのち雨
                14日 くもり
【 ルート 】13日 落合バス停9:35→10:30新犬切峠→11:05作場平橋→11:35一休坂分岐→12:30ヤブ沢峠→12:50笠取小屋13:25→14:00笠取山→14:25水干→14:50笠取小屋(テント泊)
                 14日 笠取小屋6:55→7:25雁峠→9:35新地平バス停

2025091301

☆作場平橋からヤブ沢峠、笠取小屋へ

 奥秩父に行くことにする。まだ自分は笠取小屋にテントを張ったことがないなというのと、稜線付近の道は歩いたが、それ以外に歩いていない道がもちろんある。そんな道を歩いてみようと出かけることにする。事前の予報では土曜日はくもり、日曜日は晴れ、月曜日はくもりのち雨という予報だった。連休なのでそれなりに混むだろうと早めの電車で八王子から松本行きに乗る。しかし、塩山駅で下車してバス停に行くと西沢渓谷行きのバスはそれなりに人が並んだが、大菩薩峠登山口方面行きのバスに並んだのはわずか5人くらいと拍子抜けするくらい人が少なかった。天気が悪そうなのも影響しているのだろうか。結局七人の乗車、地元の人が二人ほど途中で下車し、柳沢峠で一人降りたので四人が落合まで乗った。二人は鶏冠山の方らしく、軽装だった。もう一人、自分と同様の大きなザックを背負った人がいたが、どこへ行くのだろうか。

2025091302

 先へ少し進んで左の道に入る。すぐに道横に石仏が置かれていた。道路を歩いていくと何台も車が置かれている。渓流沿いの道なので、釣り客のものと思われた。何台も車が通っていく。このあたりに入るのは基本的に自家用車だろう。ひんやりとした空気の中を淡々と進んで緩やかに登っていく。家があったり、もう営業していないマス釣り場などがあったりした。

2025091303

 だいぶ進んでようやく分岐、道路標識からは高橋という文字が消されているように見えた。右の道に入ると斜度が上がる。すぐに左に鶏冠神社の鳥居がある。そこに「鶏冠神社のサワラ」があった。まずまずの大きな木だが、案内板によると目通り4.4mあるらしい。サワラがこのような大きな木になるのは珍しいらしい。明治40年に水害があり、このあたりは東京都によってヒノキとカラマツが植林されたことが記載されていた。

2025091304

 写真を撮っているとさきほど同じバスだった人が登ってくるのが見えた。自分と同様にこの道を登るようだ。笠取小屋や将監小屋のどちらに行くのか分からないが、そのうちに抜かれるだろうと思う。道はくねくねと曲がり、高度を上げていく。やはりときおり車が通っていく。天気が悪いせいかどうか降りてくる車もときどきいるようだった。どんどん歩いていく。さきほどの人は鈴の音が聞こえるが微妙に自分の方が早い感じで追いついては来ないようだ。何度もカーブを曲がってさらに登っていくと左に林道を分ける。右の道を少し行くとそこが新犬切峠だろうか、右に犬切峠方面の道を分けて左の林道に入る。

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 登ってくるときはそれなりに汗をかかされたが、こちらの道に入ると急にひんやりした空気に包まれる。山奥という感じがする。

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 少し進むと右に展望地のような所がある。今日は雲に覆われていて山は見えないので素通りする。どんどん歩いていくが、やはり林道歩きが長い。ときどき曲がりながらひたすら先へ進んでいく。トラックが一台通っていった。ひたすら歩いて作場平橋の駐車場に着く。それなりに車は止まっていた。トイレに立ち寄るが、あまりきれいなトイレではなかった。

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 先に進むと登山口っぽいけど、それは登山口ではなかったようだ。ショートカットらしい。そこから入るとすぐに登山道、左に進んでいく。やはり沢近くの登山道でひんやりした感じ、今日はそんなに暑くはないけど、暑い日なら有り難い道であろう。ここは随分前にオフ会でHgさんの車に乗せてもらって作場平橋から歩いた所、すでに17年近くの長い時間が経過している。そのときに歩いた道だが、覚えているのはわずか、それでも、なんとなく一部は見覚えがあった。

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 しばらく登ると小さな沢を渡るところで手を洗ったら結構冷たかった。木橋で沢を渡ったりしながら登っていく。だいぶ登ると右に一休坂への道が分岐する。そのままヤブ沢峠を目指すことにして左の道を進む。

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 沢沿いの道は良い雰囲気である。途中には水が湧き出しているところがあり、説明版が置かれていたりした。緩やかに登っていき、再び道標のある所に出る。右にまた一休坂への道が分かれている。もちろんその先へ行く。

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 登っていくと沢近くの道はやはり豪雨などの被害があるようで、道が付け替えられている所もある。右に少し高巻いて進んだりする。まだ白木の見えるきれいな桟道に置き換えられている所もあった。

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 やがて水量が減ってきて、右に沢を見て左の沢に進む。

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 そろそろ源流部に近くなってきた感じ、高巻いて左に進む。まだ下に流れを見たが、さらに左に進んで登っていき、沢音も聞こえなくなった。

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 ガスが出てきて、幽玄な感じになってくる。するとあっけなくヤブ沢峠に登り着いた。

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 ガスの中で休む気にもならない。笠取小屋へ行ってテント張ってから昼食にすることにしよう。作業道のような道になり、笠取小屋の方へ進んでいるとパラパラと雨が降り出した。あらあら、やっぱり雨か。ザックカバーを付けてしばらく進んだが、雨は止みそうにない。雨はそんなに強い感じではないので本降りというほどではないが、そんなに暑くもないので雨具を着ることにした。緩やかな道を先へ登っていくと下には木が並べてある。滑りそうだが、意外に滑らなかった。さらに進めば笠取小屋に出る。

 小屋に行きテントをお願いする。千円だった。午後には雨が止む予定だったんだけどね、ということだった。ここは指定された所にテントを張ることになるようだ。自分が指定されたのは小屋裏手の樹林の中の場所だった。雨の中でテントを張るのは久しぶりである。そんなに強い雨ではないのが若干の救いであるが。とりあえず張り終えて中にザックを入れたら、まずは昼食。持ってきたパンを食べた。さて、どうしよう、明日は稜線には行かないので、今日のうちに笠取山くらいは往復したい。それに随分水干には行ってないので久しぶりに行ってみたいと思っていた。テントに入ってしまうと出たくなくなるので、そのままサブザックなどを取り出して行くことにした。

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 雨の中を笠取山に向かう。さすがにこの雨では向かう人もいないようだ。木の埋め込まれた道を緩やかに登っていく。しばらく登ると雁峠方面から来た人達だろうか、何人か会った。草原の雰囲気の雁峠への道から先へ進み、分水嶺は遠慮して巻いた。先の分岐から左に入って小さなギャップに登る。左に進んでから下るのだが、そこが土向きだしで滑りやすい。するとやっぱり下りで両足が滑り、お尻から落ちてしたたか背中の下とおしりを地面に打ち付けた。一瞬息が止まる感じだった。ただ、荷物が軽いので痛みはそれほどではなかったが、雨具の袖や手、ザックなどが泥で汚れてしまった。悪態をつきながら滑らないように気を付けて下り、笠取山の登りに入る。ガスが濃く、また風も強くなりだした。雨は霧雨のような感じだが、風で吹き付けてくる。こんなときに登るのは自分くらいだろうと思いながらひたすら道を淡々と足を運びながら登った。かなりの斜度だが、左右に曲がりながら登っていく。景色が見えれば、下からの高さが分かり、ちょっと怖いくらいなのだが、今日はガスっているし、風雨が吹き付けるしなので足元ばかりみて他を見ないので全く怖くはなかった。登りきると笠取山の標柱が立っているが、風が強く、とても長居できないので写真を撮ってすぐに先に進む。

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 岩を下って登って進む道はこんな天気では厳しい道のりである。それでもなんとかこなして先へ行く。すっかりメガネが曇って前が見にくくなってしまった。やはりアップダウンの道、進んでいくとやっと笠取山の大きな標柱のあるピーク、もちろん写真を撮っただけで先へ進む。

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 その先もまだアップダウンが続く。特に下りで段差がきついところがある。重荷でここを歩くとさらに厳しかったなと去年来た時の事を思い出す。急に右に曲がり下っていくと将監小屋方面の道との分岐、もちろん右に行く。すぐにまた道が分岐し、下る道を分けるが、そのまま右へ細い道を進む。雨のせいでちょっと水たまりが大きい所があって避けるのに苦労する。しばらくトラバース気味の道を進むと水干に着く。雨だから岩から水滴が落ちているのでそれを撮影しようと何度かシャッターを押したが、さすがに落ちていく水滴を撮影するのは無理だった。

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 さて、小屋に戻ろう。そのまま先へ進んでいく。しばらく進むと左に水場への道が分かれているが、さすがにこの天気で向かう気力はなかった。少し雨が弱くなったようだが、止んではくれないようだ。淡々と先へ進み、さきほど滑った小ピークは左の道へ巻く。しかしそちらは笹が多く、歩きにくい感じの所もあって、一長一短である。やがて分岐に着き、さらに先へ進めば雁峠分岐、もうこの時間登って来る人はあまりいないようだ。人の気配のない道をしばらく下れば、小屋に戻った。

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 やはり小屋まで戻ればホッとする。一旦、テントに戻り、水場へ水を汲みに行くことにする。ボトルを入れて小屋前から左へ進むと下る道が続いている。左が近道と書かれていたので左の道を下る。すぐに谷状の所に出て、さらにしばらく下る。すると左右に水が出ている。

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 右はパイプからドラム缶に入るように流れていて、左は穴から木の樋で水が滾々と流れていた。

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 こちらを汲むことにした。やはり飲むと冷たくて美味しい水であった。

 テントに戻る。受付する前にテントを気ままに張った人がいたようで、小屋番さんに怒られている声が聞こえて来た。まあ今日の天気ではそんなに来るとは思えない。予約をした人も来ない人がいたようだった。雨で取りやめたのだろう。テントに入ればすることもないので、酒を飲み始める。相変わらず雨は止まず、パラパラと降っている。霧も濃くなったようだ。今日はずっと雨は止みそうもなかった。お腹が空いたので、夕食には早かったが、ラーメンを作る。水場が近いので水をたっぷり使っても問題ないから久しぶりに持ってきた。飲んで食べてちょっと満足。さらに17時を過ぎ、夕食のパスタを作る。どちらかというと朝食用の量だが、さきほどラーメンを食べたのでこのくらいが良い。お湯を沸かそうとすると点火装置が湿ってしまったせいか、なかなか点火しない。こういう時に限ってライターを入れるのを忘れてしまった。仕方ないのでカチカチカチカチ、ひたすら繰り返すとなんとか火が点いてくれた。食事を終えてしまえばすることもない。シュラフカバーにシュラフを入れて寝れば、それほど寒くはない。ただ、やはり雨に濡れたせいか寝ていると少し寒くなって紐をひっぱり、顔だけ出すような感じにした。それでも暗くなった頃には寒くもなくなり、再び頭を出した。隣のテントの人のライトが明るかったが、19時過ぎには消したようで暗くなったので寝る。やはり弱いが雨は降り続いていた。

☆まさかのガス缶不具合でガス噴出

 4時半にアラームをかけた。近くのテントの人が3時とかにアラームをかけたようで、その音で目が覚めたが、まだ暗いし、そのまま寝ていた。雨は止んだようでたまに雨滴が落ちてくるくらいだった。やがて時間になりアラームが鳴り、起きる。さて、まずはお湯を沸かそうとガス缶を外に出して点けようとするが、やはり昨日と同様に点かない。仕方ないなとカチカチカチカチ繰り返すが、やっぱり今日はどうしても点かない。ガスが少ないせいかなと新しい缶に付け替える。しかし、やっぱり点かない。戻してみるかと新しい方の缶からバーナーを外したら、ゴォーという音とともにガスが吹き出し、まるで花火のように白いガスが噴き出した。あっという間にガス缶は結露して真っ白。慌ててバーナーを戻す。戻したら吹き出しは止まってくれたので、バーナーの故障ではなさそうだ。おそらくガス缶の方の外した時にガスが止まる仕組みが壊れたらしい。バーナーを開いて少しガスを出し、カチカチやってみたが、やはり付く気配はない。どうしようか思案する。このままでは危なくて持って帰れない。中身がなくなるまでガスを出し切り、空の状態にして運ぶしかなさそうだ。かなり臭いが、仕方なく、ガスを出しては止めて、出しては止めてを繰り返した。それでもやはりガス缶はなかなかガスがなくならない。ひたすらガスを開いては止めてを繰り返す。すっかり明るくなり、多くの人が出発し、笠取山を往復してくるような人も多い。仕方ないので昼食用のパンを食べる。ガスがなければ食事も作ることができない。もうこんな状況では縦走を続ける訳にはいかない。下山するしかないだろう。西沢渓谷のバス時間は全く調べてなかったが、昨日、8時半にバスがあったから、西沢渓谷までは1時間のはず、すると9時半頃にバスがあるはずだ。それに乗れなくても山梨市営バスもあるし、問題ないだろうと思う。テントから離れて下の所でもやはりガスを出してやっとのことでガスがなくなった。これで安全に持ち帰ることができそうだ。

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☆雁峠から下山

 テントを畳み、もうすっかり人も少なくなった小屋の前のベンチに置く。まずは水を汲みに行く。下山だから1.5Lも汲めば十分である。昨日と同様に水はたっぷり流れていた。冷たい水を飲み、水を汲んだ。小屋に戻ると物置小屋のあたりからは山が見える。方向的におそらく甲武信ヶ岳とかの方だろうか。写真を撮った。

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 さて、下山にかかることにする。また来ることを願って、再び木道を登り始める。しばらく登り、雁峠の分岐、せっかくなので小さな分水嶺に登ることにする。わずかな登りで分水嶺に登り着く。

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 笠取山に人のいるのが見えた。反対には富士山があるが、帽子をかぶったように雲がかかっていた。

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 今更、笠取山に登るつもりもない。下山することにする。

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 そのまま降りられる雰囲気もあったが、少し戻って下り、雁峠分岐から雁峠に向かう。少し草が多い道で緩やかに登る。おそらく分水嶺から来ていると思われる踏み跡に出るとちょうど下から登ってきた早い人に会った。下っていくと再び登って来る人に会う。ちょっと下りにくいが、しばらく下ると雁峠にあっけなく着く。

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 一人休んでいる人がいた。目の前の燕山への道は随分な斜度である。そちらへ行くような気分でもなく、水を飲んで下り始める。

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 笹の中の道を下っていく。雨具の下を付けるか迷ったが、まあいいかとそのまま下っていく。しばらく下ると沢に出るが、やはり水量が少し多いようだ。何度か渡渉となる。まだこのあたりは水量はそれほどではないので、飛び石で問題ないが、少し考えなくてはいけない所もあったりした。それでもひたすら下っていく。笹で道が分かりにくい所もある。やはり以前よりもルートファインディングが必要で、難易度が上がっている雰囲気である。それでもなんとか道は続いていて、辿って下っていく。さらに渡渉、少し靴が濡れたが、へつったりしてなんとかなった。まだまだ沢の中の道は続く。

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 以前に倒木で難儀した所は今もそのまま、大きな倒木の下を抜けてさらに先へ進む。新地平と雁峠を示すプレートが木に付いていたが、もうかなり古くなっている。他にはみかけず、もうこの道もそろそろまともに歩けなくなる日も近いのかもしれない。

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 その先もルートが分かりにくい。また渡渉、渡渉する場所が難しく、考えながら渡った。さらにしばらく下ると左手を下る。右手にテープを見る。そちらには古い林道のようなものが見えるのでおそらくあちらを歩かなくてはいけないだろうと思うが、そのまま踏み跡を進む。すると熊注意の看板がある。そこから右に下ると沢横に出る。反対に渡渉すれば良いのだが、水量も多く、難しい感じ、少し下に歩いてみたが、やはり渡渉できそうな所はない。戻ってなんとか飛び石を利用してジャンプして渡り、道に出た。さらにしばらく道を辿っていくが、木が生えていたり邪魔する。縫って歩いていくと渡渉点に出るが、これが水量があって足元の石が水没している。

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 こりゃ無理だろうと下流を見て見るが、さらに川が広がっていて渡渉するのは無理そうだ。わずかに上流に登ってみる。するとやはり石が水没しているが、川底が浅い所で、これならば靴は水没するかもしれないが、渡れないほどではないだろうとそこで渡渉してみる。左足の靴はだいぶ水に濡れたが、なんとか渡ることができた。靴の中までは水浸しにならなくて済んだので有り難かった。そこからは普通の林道っぽくなった。ちょっとまた分かりにくい所があって渡渉かと警戒したが、渡ることなくそのまま進めば良かった。登って来る人に会う。それからは数人会うようになった。やはり林道は長い。それにだいぶススキが繁茂している所がある。最近は林道はすっかり使われなくなっているのだろう。途中、樹林の中で少し涼しい所で水を飲んで一呼吸休む。さらに下っていく。まだまだ林道は長い。渡り返す所があったが、水道管のようなものが下にあって、水路が作られているので、もう渡渉などする必要はなかった。日差しも出るようになって少し暑い。これまでくもりだったから帽子はしなくて済んだが、帽子を出さなくてはいけないかなと思いつつも先へ行くと再び曇ったりした。まだまだ林道は続く。ひたすら歩いて、ようやく木材が積まれているのを見て、さらに進むと右手にしまっている林業用の車などが置かれている所がある。しかし、もうしばらくは使われていない雰囲気である。左にも小屋があるが、すすきが蔓延り、入口が埋もれていた。その先にもある小屋もほとんど使われていない雰囲気だ。土地は所有しているままでも業務は停止しているのであろう。少し進めばゲートに出た。左を道で通るが、これも崩落したりしないか不安な雰囲気だった。

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 そこからは林道を下る。車が数台駐車されていた。さて、バス時間がどうかである。舗装された道をどんどん下っていく。しばらく歩いていくと左下に民家などが見えるようになった。さらに下っているとバスが来ているのが見えた。これは西沢渓谷行きのバスである。二台ほど来ていたようだ。数人降りているのが見えた。さらに下れば、道路に出る。左に進めば新地平のバス停、バスの時刻を見ると10分ほどでバスが来る時間でちょうど良かった。

2025091333

 念のために山梨市営バスの時間も見ておく。帰りは以前も立ち寄った笛吹の湯に立ち寄ることにする。時間より少し遅れてバスがやってきた。もちろんこの時間に帰る人はおらず、自分一人である。しばらく乗った笛吹の湯で下車しようとボタンを押すと運転手さんがやってないかもしれませんよと言う。ちょっと吃驚した。調べてみますね、とスマホで調べてくれたので、自分も見てみようと調べたら、8月中はボイラー故障で休んでいたようだ。9月から営業開始されたようなので問題なさそうである。運転手さんはとても親切で、やっているか確認するまで待ちましょうか、とも言ってくれたが、大丈夫そうなのでお礼を言って降りた。車で来た人がいて中に入っていく。やはり営業中のようだ。入浴する。

 次のバスまでは30分しかなく、その次のバスは2時間後である。しかし、30分では入浴が難しいので、その次のバスまで待つことにした。ここへ来ると大抵、1時間しか時間がないのであまりゆっくりとは入浴できないのだが、今日ばかりはのんびりとわずかにぬるめの露天風呂に浸かった。ぬるいように感じるけれど長く入ると温まる。結構汗をかいた。上がってコーヒー缶を買う。今日は朝にコーヒーを飲むこともできなかったから、ゆっくり飲めた。時間よりだいぶ早く出て、バス停の所でのんびり待った。誰も乗っていないかと思いきや、来たバスには登山者が乗っていた。途中からも数人乗ってきた。やはり塩山に出るよりは山梨市駅の方が少し遠い感じであった。駅で下車して何か食べるものがないかとお店を探したが、飲食店は少なく、街の駅と書かれた所に飲食店があったが、何か演奏のようなイベントをやっているようで、人も多く、入る気にならなかった。結局、駅に戻ってしばらく待ち、大月駅行きの各駅停車に乗り込む。大月駅で駅中の蕎麦屋さんに入ろうと思ったら、やはり人が多く、結局、売店でおにぎりを買って済ませてしまった。中央線直通の電車に乗り込んで早い帰宅となった。

単に雨の中、テントを張りに行っただけのような。こんなことも山を長く歩けばありますね。

つるつる温泉 2025長月

ということで御岳山、日の出山の帰りはつるつる温泉へ。

2025090628

入浴料は960円。

久しぶりのここのお風呂はやはりぬるつきのあるお湯。アルカリ単純泉ですが、お湯は健在ですね。この日は人も少なく、のんびりと入浴できました。

トンネルができたので青梅行きのバスができていました。自分は初めてそれに乗って帰りました。

やっぱりいいお湯でした。

 

レンゲショウマの御岳山、ロックガーデン、日の出山

2025090606(終盤のレンゲショウマ)

【 山 名 】大塚山、御岳山、七代ノ滝、ロックガーデン、綾広ノ滝、長尾平、日の出山
【 山 域 】奥多摩
【 日 時 】2025年9月6日(土)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】古里駅7:15→8:50大塚山→9:00レンゲショウマ自生地9:15→9:40御岳山→9:45長尾平分岐→10:00七代ノ滝→10:30ロックガーデン10:35→10:45綾広ノ滝→10:50大岳山分岐→11:20長尾平→12:10日の出山12:20→13:20つるつる温泉

☆古里駅からロックガーデンへ

 台風が来て久しぶりにまとまった雨が降り、何か月ぶりに冷房を付けずに寝ることができた。たぶん一過性ですぐにまた元に戻るのだろうとは思ったけれど、やっぱりもう9月、少しずつは秋の気配になりそうな気がする。暑すぎて近場の低山を歩く気がしなかったけれど、これだけ気温が下がれば、御岳山あたりでも普通に歩けるだろうし、今年はレンゲショウマ見に行っていないので、出かけてみることにした。

 一番電車で出かけようと思っていたけれど、なかなか起きられず、二度寝して二番電車に乗るように起きて出かける。それでも古里駅出発は7時過ぎなのでなんとかなるだろうと思った。電車を乗り継いで青梅駅から奥多摩駅行きに乗る。やはり少し人が少ないような感じである。バスがどんどん減便になっているが、この人の少なさを考えるとやっぱり仕方ないことなのかなと思う。公共交通機関を利用して山へ行く人が減っているということもあるが、やはり人口減の社会になりつつある、という方が影響が大きいような気がした。古里駅で下車する。まずはトイレに立ち寄っておく。

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 トイレに行っている間に人はほとんどいなくなっていた。一応日よけのために長袖シャツを着ておく。出発し、横断歩道を渡って、いつものように歩道を歩いていく。清東橋行きのバスが通っていくのを横目に見ながら歩いていく。日差しはやはり盛夏ほどには厳しくはない。今日は長袖ではなく、半袖のクールシャツにした。日差しがきつければ普通の長袖シャツを別に持ってきてはいる。でもまだこの時間はなんとかなった。これくらいは普通の夏の気温、やっぱりあの36度とか異常な高温に比べると随分歩きやすい。しばらく歩いて右に折れて少し登れば、いつも通りの登山口である。

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 以前にはコスモスがたくさん咲いていたが、だいぶ伸びていたせいか、すっかり切られてしまったようで残念である。すっきりとしていたが、何か物足りない気がしないでもない。念のためトイレに立ち寄る。柵を開けてしっかり閉めて先に進む。樹林に入ればもう長袖シャツは必要ない。脱いで登って行く。先日のこともあるので、帽子はかぶったまま登って行く。ちょっと暑いが、虫も寄り付かず、快適に登って行く。

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 やはり少し倒木が増えたなという印象だが、特に問題がある訳でもなく、乗り越えて登っていく。先週の厳しい登りを頑張ったせいかどうか結構淡々と登っていく。しかし今日は風はないようだ。ひたすら登っていくと林道に出るが、そのあたりで後ろから一人登ってきた。さきほど電車を自分と一緒に降りた人である。早い人のようで、すぐに先に進んで行くのを見ると、もうその先に見かけることはなかった。どんどん登っていくと尾根に出る。先に進むと右に通行止の道があるが、さらに厳しい事が書かれている。よほど入って欲しくないのだろうけど、こういう事をたくさん書くとそれにつられて無理矢理入る人がいそうな気がする。さらに登っていくと微風が出てきた。やはり風がわずかでもあるとちょっと良い感じである。さらに登っていくと途中で休んでいる人がいた。暑いですねと言いながらさらに登っていく。少し虫が出てきたようだが、やはり帽子をかぶったままなのであまり影響することはなく、多少手で払いのけるくらいですぐに消えてくれたので問題なかった。さらに登っていくと古い古里駅を示す道標が以前と同様にあった。古里駅まで1時間半と書かれていたが、時計を見るとやっぱり一時間半登ってきた所だった。

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 さらに進んでいく。相変わらず、大塚山への階段の登りはきつい。それでもしばらく頑張ると誰もいない大塚山の山頂に着いた。この時期は特に咲いているお花もなく、写真を撮り、水を飲んで先へ進む。

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 御岳山方面に進むと木がナラ枯れしているようで回り込んで歩かされたりする。切られた木も多く、山も疲弊しているのだなと思いながら下っていく。やはりこの標高だとそれなりに涼しい。やっぱり雨が降らないとダメだなぁと思いながら歩いていく。やっぱり少し大きな枝などか落ちていて、それを斜面の端に投げたりしながら進んでいく。気持ちよく歩いていくとレンゲショウマ自生地の入口に着く。ここからは入らず、左に進んでいく。そのまま入ると登らされて左に進まなくてはいけないからである。歩いているとヤマホトトギスが見つかった。

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 さらにしばらく歩いて入口から入り、きつい木段を登る。さすがにレンゲショウマは終わりな感じ、それでもまだ咲いているものがいくつも見つかった。

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 登ったり横に歩いたりしながら探すとヤマジノホトトギスも見つかった。もうカシワバハグマも咲いていた。

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 さて、こんなもので良いか。ロックガーデンに向かうことにする。自生地を出て、まずは御岳神社に向かう。大きな木が多く、やはり御岳山らしい。ナラ枯れが進行しているなという感じである。

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 すこしひんやりして良い感じ、散策気分で先へ行く。途中の分岐には「わんこと一緒にトライアルコース」という表示がある。こんな標識があったのかという感じである。富士峰園地を歩くもの、神苑の森を歩くもの、ロックガーデンを歩くものの三種類のようである。

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 先へ進んで降りていくとケーブルカーの駅から歩いている人が多い。やはり外国人も含めて歩いているようだった。しばらく道を歩いていき、登っていく。神代欅をいつものように見て、土産物屋の中を進むが、まだ時間が早いようでやっていないお店が多かった。

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 通り抜けて神社へ向かって石段を登っていく。やはりいつもながら石段の登りはきつい。頑張って登って登り着いた神社でお参りする。今日は天気が良いので、左に進んでみると並んでいる中央線沿いの山々を見ることができた。

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 さて、ロックガーデンに向かう。石段を少し降りた所から右に入る。以前は知る人ぞ知るという道という感じだったが、最近は案内も付けられて普通に歩かれている道になっている。しばらく下って先に進めば、長谷川恒男を記念する石碑がある。

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 今日は茶店はやっていないようだ。人がいるが、みなさん先へ向かっていく。降りていく人は珍しくいないようだ。自分はここから下っていく。やはり歩いている人はおらず、静かな道になっていた。やっばり下りはきつい。以前よりもさらに段差がきつくなった気がする。ひたすら下って先へ進むと七代ノ滝に出る。すると珍しいことに誰もいない。さすがに誰もいない七代ノ滝は初めてのような気がする。以前にはなかった警告表示がある。ここで岩場から滑落して死亡事故が発生したようだ。普通に滝を見るだけならそれほどの滑落は生じないと思うけれど、危ない岩場に登ったりしないようにやはり注意しないといけないようである。

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 さて、鉄の階段を登る。いつもすれ違いに苦労する階段だが、だいぶ登った所まで人に会わない。ようやく下ってくる人に会った。それからは何人か会った。相変わらずきつい登りでようやく天狗岩、久しぶりに登ろうかと思ったが、ちょうど降りてきている人が何人かいるのが見えたので、やっぱりそのまま素通りして先に進むことにした。先に進んでいくと歩いている人が多くなった。下って沢に出る。外国人の二人組が先を進む。少し登ると写真を撮っていたので自分が先に進む。

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 やっぱり水はあまり冷たくはないようだ。何度歩いても水辺の道は良い感じである。しばらく歩いていけば、ロックガーデンに着く。ちょいと早いがお腹空いたので持ってきたパンを取り出す。ピザパンなのだが、潰れてしまっていた。それでも味は変わらないので美味しかった。

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 さて、先へ進む。歩いていくとタマガワホトトギスの咲き残りが見つかった。会えるとは思っていなかったのでこれは嬉しかった。

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 どんどん登っていく。綾広ノ滝は手前にロープが付けられていた。さきほどの外国人二人が前にいたが、ちょうど離れる所であった。写真を撮る。水量はやはり少な目な感じである。

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 先へ登る。しばらく登った所から見る滝もなかなかである。

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お浜の桂もやっぱり大きい。

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 しばらく登っていけばいつもの大岳山への分岐、さきほどの外国人二人は大岳山の方へ向かって登っていった。自分はここから御岳神社方面に戻る。少し進むと水場があるが、やはり台風の影響なのかがんがん出ている。しかも冷たい水、顔を洗うと冷たくてクールダウンできた。

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 先へ進んでトイレに立ち寄った。さらに先に進むと右下から道が合わさる。最近はこの道を歩く人が結構いるようで、見ていたら数人登ってくるのが見えた。先に進み、天狗の腰掛杉を見る。

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また先に行くと長尾平の売店の所に出る。たまにはと右へ進んでみる。緩やかに下っていき、ヘリポートの広い場所を通り、さらに先に行くと展望台がある。左の近くに見えるのは日の出山であろう。右は麻生山だろうか。悪くはない眺めだった。

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 戻るが、やはりヘリポートのあたりから左に見えるのは奥の院だろうか。結構いい感じの山に見える。しばらく行ってないが、またそのうちに登る事にしよう。先に進む。まだ時間も早いので日の出山に向かうことにする。御岳神社の下を通り、土産物屋の間を通ってまた神代欅を見て日の出山への道に入る。そちらに入るとあまり人が歩いていない。宿などがいくつもあるところを通って進み、そろそろ建物がなくなった所でヤギらしき動物が飼われているようで鎖で繋がれている。草を食べているのが見えた。

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 先に進んでいく。さすがにたまに人に会うが、いつもに比べると少し人は少ないようだ。9月に入ったばかりのせいなのか、来週が連休だからなのか、分からないが少ないことだけは確かである。それでもそれなりには会った。やがて鳥居を通る。

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 そこからの日の出山への道は相変わらずきつい階段の登りであった。なんとか登って先へ進み、しばらくは緩やかだったが、またきつい登りを少し頑張るとトイレのあるところに出る。さらに石段を登らされて日差したっぷりの日の出山に着く。日差しが厳しいので休憩舎で休みたかったが、ベンチは埋まっていたので、日陰の石の所に座って休む。もう見える雲の形はなんとなく秋のような雰囲気であった。

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 さて、つるつる温泉に向かうことにする。下っていくが、まだお昼過ぎなのに歩いている人がほとんどいない。こんなに少ないことも珍しい気がするが、やはり暑さを警戒してのことなのかもしれない。しばらく下った所から見える麻生山は相変わらずかっこいい。何度見てもよい眺めである。

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 分岐から左に進む日差しが暑い。さらに進んで下ると再び分岐、そこからハイキングコースに入る。以前よりも少し歩きにくくなった感じがする。人が多いせいなのか、雨などのせいなのか、いずれか分からないが、両方なのかもしれない。特に下部はかなり悪くなっていた。ひたすら下っていくと降りている人達が多かった。パスさせてもらってどんどん下れば、林道に出る。橋には以前と同様にオブジェが置かれているが、やはりすっかり錆びていた。

2025090627

 林道を歩いていると途中の別荘地ではジャズが流れていた。週末に休みに来ているのだろう。特に聞いていたわけではないが、林道を降りていくと川の音がジャズが流れているように聞こえて仕方がなかった。やっと分岐に出て、左に登り返す。やっぱり温泉への登り返しはいつもながらきつい。駐車場横を通り、さらに登ってやっとつるつる温泉に着く。ここは久しぶりである。帰りのバスは以前にはなかった青梅行きのバスが出来ている。時間を見ると武蔵五日市駅行きのバスは30分後なので却下、1時間後のバスは青梅行き、その次のバスはさらに1時間ほど待たなくてはいけないので青梅行きのバスに乗る事にした。やはり今日は人も少なく、のんびり浸かった。青梅行きのバスは意外に乗客が乗った。

2025090629

 青梅駅に出るともう駅前のビルは随分工事が進んでいるようだった。駅右の土産物屋さんのお店に行き、澤乃井やわさび漬けを買い込み、帰宅した。

 

湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、雁ヶ腹摺山、姥子山 その2

2025083050(雁ヶ腹摺山はもちろん富士は見えず)

その1からの続きです。(時間等はその1に記載)

2025083019(大峠からの眺め)

 大峠から雁ヶ腹摺山へ向かう。

2025083020

 登山道に入って少し登るとすぐに水場がある。

2025083021

 石に御硯水と書かれていて、パイプからしっかり水が出ている。触ると冷たい水である。さきほど湯の沢で入れた水はまだ飲んでいなかったが、全部捨てて水を入れ替えた。こんな良い水場があるんだったら、湯の沢で入れなくても良かったな。コップで飲んでみるとなかなか美味しい。1L汲んでおく。顔を洗うと冷たくて気持ち良かった。水場にいる間、降りてくる人に何人か会った。先へ進む。トラバース気味に登り、大きな石を越えていく所もあったりした。鎖の付いたちょっと急な登りなどもこなし、一旦、平な所に登り着く。

2025083022

 道標があった。先に進んでいくと桟道がある。アルミ製と木製の両方が連続しているが、特に強度も問題はない。

2025083023

 そこから左に折り返してさらにしばらくきつい登りが続く。頑張って登っていくと再び平な所に出る。子供とおとうさんが休んでいた。あたりにはマルバダケブキがちらほらと咲いていた。

2025083024

 先にしばらく進むと再びそれなりの登りになる。このあたりは結構縦登りがきつい。日当たりのある所はやっぱり暑い。まだ降りてくる女性グループに会う。さらに登ると大きな岩を見る。左を巻くように進み、先へ行くと目の前に草原が現れた。上に山名板のようなものが見えるのであそこが山頂なのだろう。

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 右手奥にはマルバダケブキがよく咲いているようだ。草原の中を登っていくとウメバチソウが咲いていた。

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 しばらく登れば分岐があり、姥子山などへの道が分かれている。後でこの道を下ることになるのだなと思いながら、わずかに登れば山頂に着く。

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 休んでいる人は誰もいなかった。山頂一人占めだが、富士山も見えないので今一つである。今日は長丁場のシャリバテに備えてカロリーメイトを買ってきた。一つ口に入れて、さきほど汲んだ水を飲む。これで下山もなんとかなるだろう。時計を見るとまだ13時過ぎ、バスに乗れるかもしれないとちょっと思う。山頂にはたくさんの山名板や案内図などが置かれている。奥へ進むと大樺ノ頭を示す道標がある。楢ノ木尾根ももちろん歩いてみたい尾根であるが、やっぱり大峠へのアプローチが問題でそのままである。少し先に行くと石標があった。

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 そのあたりで戻ることにした。戻って少し眺めていると一人登ってきた。

☆百軒干場、金山峠、金山鉱泉跡へ

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 さて、下山にかかる。もちろんこの時間なので予定通り、金山峠方面に下ることにする。

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 わずかに下るとさきほど見た分岐から左に姥子山に向かう。あたりにはマルバダケブキがよく咲いていた。少し下ると樹林の中に入るが、やはりマルバダケブキがよく咲く雰囲気、それでも草の感じはまだ中級山岳の雰囲気である。道は問題なく、下っていく。

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 だいぶ雲が多くなったのか、曇ってきたようだ。まだ登って来るお二人に会った。それが最後でその後は誰も会う人はなかった。結構な急降下が続き、どんどん下っていくと右手に苔の生えた岩がゴロゴロしているのを見る。その先に行くと登り返しになり、緩やかに進む。しばらく登り返すと右手に金山峠方面の道が分岐していたが、やはり歩く人は少ないようで、かなり草の中の踏み跡になっている。どちらかというと姥子山への道の方がメインという感じである。

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 ちょっと時間が押しているが、最悪バスに乗れなくてもよいだろうと姥子山に向かう。そちらの道に入ってもやはりそれなりの急坂が続く。ただ、そんなに下りにくい所はなく、足任せに下って行く。やがて林道が見えてその手前は木段だが段差が大きく、ちょっときつい下り、なんとか下ると林道に降り立つ。

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 すぐ目の前から姥子山に向かう道が続いている。もちろん姥子山も行ったことがないので、西峰だけ立ち寄ろうかとそちらに向かう。鉄製の階段を数段下ると木段になっているが、これは木段というよりもただの土留という感じ、人が歩くことを想定していない感じで斜めっている。結局、脇を下ることになり、木段を設置した意味がないようだ。しばらく下ると今度は登り返しになり、姥子山に向かう。やはり標高を落としたせいか、結構暑い。汗をかかされながら登って行く。それなりの斜度があり、しばらく登っていくが、特に変哲のない西峰はこのあたりだろうか。何もないのでやっぱり東峰まで行くことにする。それなりに下ってしまう。これは帰りは登り返しがそれなりにあるなぁと思いながら下り、登り返しになる。少し岩っぽい登りになり、振り返ると眺めがあって、雁ヶ腹摺山が眺められる。しばらく岩を登るとようやく東峰、姥子山の山名表示は大月市のもので秀麗富嶽十二景一番山頂であった。

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 ぎざぎざした小さな岩が足元には連続している。眺めがよく、眼下にはこれから下ると思われる尾根や山が見えている。もちろん富士山は見えない。

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 先には下っていく道があり、古い道標もある。5分下れば神社らしいものがあるようだが、もうこの先へ行く余裕はなかった。さて、戻ることにする。水を飲んで早々に山頂を後にする。

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 下りはそれなりにきついが、途中で雁ヶ腹摺山の眺めを写真に撮った。明らかに木がだいぶ枯れているようで茶色に変色している木が多い。ナラ枯れだろうか。この猛烈な暑さでやはり木も疲弊しているのであろう。しばらく下り、やはり西峰への登り返しはそれなりにあった。暑さもあって結構きつい。淡々と登って西峰を通過し、さらに先に下る。下った所から林道への登り返しも木段は通れないのできつかった。それでもなんとか林道に戻った。

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 しばらく林道を歩いていく。こんな所に林道を作る必要がどれほどあったのか、よく分からないが自家用車は通行止らしく、木などから落ちた枯れ葉などが多少落ちているようだ。道はごく普通に歩ける道、しばらく進んでいくと右上から降りてきている道はさきほど分岐した道であろう。すぐ左に金山峠方面の道があるが、入口は草がかぶっていた。

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 草の中の道に入る。わずかに下るが、だいぶ草が生えている中の踏み跡という感じの道である。それでもしばらく下ると普通の道となる。しかし、段々と勾配が急になり、ひたすらの下り道となる。やっぱりこの尾根は登るのは辛そうだなと思う。こんな時間に人に会うこともなく、淡々と細い道を急降下していく。途中には古い道標に手書きで来た方向に林道分岐まで18分と書かれている所があった。ひたすら下りが続き、だいぶ足も重くなってきたが、まだまだひたすら下る。やがて先に明るい所が見えた。どうやら伐採地のようである。

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 フェンスがあり、その先は皆伐されていて、草が生える場所になっていた。金山峠を示す紙が付けられていて、伐採地横の尾根を下ることになった。踏み跡はあるような無いような、微妙な感じである。それでもフェンス沿いに下っていけば良いだけなので迷うこともない。曇っているので日射しがないだけマシだった。これで日差したっぷりだったら、暑くてたまらなかっただろうと思う。それでもやはり暑いのは暑い。汗をたっぷりかかされながら下っていく。どこまでも右側は伐採地、しっかり植林してくれれば良いが、このまま放置だとやっぱり温暖化に貢献しているような気がする。先へ進み、下りがきつくなるが、踏み跡っぽい感じで下りにくい。ひたすら下るとかなりの斜度となり、小さなじぐざぐで下るが、これも踏み跡同様、なんとか下り、左へ行ってから右へ下ると林道らしい道に降り立った。簡易舗装の道路をしばらく下ると沢がある。橋で渡ると右に道標が出てくる。このあたりが百軒干場らしい。ふと見ると百軒干場の表示板が立っていた。なぜ百軒干場という名称なのだろうか。残念ながら自分の持つ書籍では名称は記載されていても由来などは判明しなかった。

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 すぐ先から道標で金山峠に向かう。かなり登らされるのかと思いながら道を進むと少し登ると緩やかな登りとなり、上の山まで登る道ではないようなので救いがあった。しばらく登っていくと道標が立っている所に登り着き、そこが金山峠であった。百軒干場から地図では5分となっていたが、さすがに疲れもあって10分ほど経っていた。そこから金山民宿村とある道が下っている。しかし、沢沿いの道はだいぶ悪くなっているようで自分の登山地図では点線コースになっている。下れないこともないとは思ったものの、時間はかかるが、やはり先から下る尾根道の方が安心である。大垈山の方に向かうことにする。

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 先に進むと緩やかだがそれなりに登らされる。それに暑い。日差しも復活したようである。こんなに登らされるのであれば、やっぱり沢コースを下った方が良かったかと思いながらも登って行く。

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 少し登ったせいか、左から来る風はわずかに涼しく感じたが、それも長続きはしない。汗をたっぷりかかされ、ひたすら登る。

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 だいぶ進んで左に進み、右に折り返して先のピークに登るのかと思ったら、右に巻いていく。少し道が細いのでわずかに慎重に進む。再び尾根に戻って緩やかに登っていくとようやく道標があり、右に金山民宿村への道が分かれていた。

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 そこから右への道に入る。こちらも道が細い。少し登らされてトラバースしてから急降下の道になる。道は細い。枝などが邪魔したりするのを手で避けたりしながら下っていく。暑さもどんどん増していく。さらに下っていくと蜘蛛の巣攻撃されるようになった。さすがにこの暑い時期に、こんな道を歩く人はまずいないようだ。なんどか蜘蛛の巣攻撃にあったあと、手近な枝を拾って振りながら下る。しかし、やはりそれでも蜘蛛の巣が口や顔に当たったりする。ハンドタオルで振り払いながら下っていく。道はやはり細く、トラバース気味の所は慎重に進む。

 急下降が続き、やがて道標があった所に出る。分岐っぽく、下への踏み跡っぽい感じの所と右への踏み跡がある。しかし、道標は壊れていて、道などない左を向いてしまっている。ここはやっぱり右へ進むのが正解ではないかと思い、右に下る。踏み跡っぽい道を進むとやはりしばらく進んでから左に折り返して下っていく。やっぱり蜘蛛の巣攻撃は続く。何度か折れて下っていくとどちらかというと右へ進むことが多くなった。山腹をトラバースするような感じの道が続き、下っていく。暑さがひどくなった。もうこのあたりはひたすら下るしかない。早く金山鉱泉跡に着いてくれと思いながら下っていく。随分下ると植林の森っぽくなるが、まだまだ下りは続く。しかし、下に沢音が聞こえるようになってきた。そろそろ終わりが近いのではと思いながら道を追って下るとやがて沢がちらりと先に見え、そこに向かって右へと下っていく。

 その沢の対岸に道が見えて、やっと終わりかと思ったら、先の踏み跡がなく、トラロープが付けられている。これを降りるのかなと足場の悪い所を降りたが、どうもおかしい。左は沢が広がってしまうので渡渉は難しそうだ。右の先にはちらりと堰堤らしきものが見えるが、渡渉がしやすい所がありそうだ。右へわずかに進むと右上に踏み跡のようなものが見えた。ありゃ、トラロープを降りず、右へ行けば良かったようである。倒木などもあり、進むのが難しかったが、少し右へ行って右の斜面を無理矢理登ると踏み跡に復帰、そこから少し進んで下ると木橋があった。

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 しかし、この木橋はかなり古いもので一部壊れている。とてもこれを踏んで渡る勇気はなく、すぐ下流に渡れそうな所があったので、そこで飛び石で沢を渡った。沢で顔を洗うとあまり冷たい水ではなかったが、若干さっぱりした。わずかに登ると林道に出る。道標と案内板が立っていた。

 水をたっぷり飲む。もう随分水を飲んだ。まだ1Lくらい買ってきた水があるが、水場で汲んだ水は後0.5Lだけである。時計を見ると16時15分、ここからバス停まで地図では1時間の距離である。もしかしたら17時10分のバスに間に合うかもしれない微妙な時間である。間に合う可能性があるのであれば、急げばなんとかなるのではと早足で下ることにする。わずかに下ると右に草地の平地がある。おそらく金山鉱泉だった建物があった場所だろうか。もう少し下ると左にもやはり平地があった。自分の持っている古いガイドには休業中の宿の名前が書かれていた。もしかするとそんな宿の敷地だったのかもしれない。その先は山の中の林道という感じで、特に何もなく、ひたすら山を見ながら下っていく。道路も落ち葉が落ちている状態、この時期に来るような車もほとんどなさそうだ。またひたすら足早に下っていく。しばらく下ると右にバーベキューなどができそうな椅子やテーブルを見る。先の左に大きな民宿らしい家がある。倉庫に河野園という表示があった。今はもう止めてしまったのか営業はしていないようだ。さらに下っていく。民家を見て下ると石にしっかりした森屋荘という表示があった。後で調べると去年の年末に火事があったようだ。大月市観光協会のページにも森屋荘の名前は出ておらず、おそらく営業はしていないだろう。敷地の奥にキャンプサイトがあるらしい。さらに下っていく。再び山しかなくなって林道をひたすら先に進んで下っていくと左に建物を見て大きな橋を渡る。そこからが登り返しの道になり、結構足が重くて辛かった。民家を見て登っていくとそこは西奥山から来ている道路があり、右上に遅能戸のバス停があった。時計を見ると16時50分、バスまで20分を残していた。

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 バス停の後ろには石仏などが置かれている。柔和なお顔の石仏に無事降りられたことを感謝した。

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 疲れたので座り込んで残してあった水場で汲んだ水を飲む。あっという間に冷たい水500ml、飲み干してしまった。しばらく座っているとやはり誰も乗っていない西奥山行きのバスが通って行った。立って少し待てば、やっぱり誰も乗っていないバスがやってきた。大月駅まで誰一人乗らず、自分一人だけであった。大月駅に入ると5分で快速が発車する時間、麦茶などを買って乗り込む。途中で事故などがあったようで中央快速線は遅れていて、発車が遅れただけでなく、八王子などで立往生、乗換駅まで15分以上遅れたようだった。

 

湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、雁ヶ腹摺山、姥子山 その1

2025083008(カイフウロ)

【 山 名 】湯の沢峠、白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、大峠、雁ヶ腹摺山、姥子山西峰、姥子山東峰、百軒干場、金山峠
【 山 域 】南大菩薩
【 日 時 】2025年8月30日(土)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】やまと天目山温泉バス停8:25→9:25湯の沢峠登山口→10:10湯の沢峠避難小屋→10:15湯の沢峠→10:55白谷ノ丸→11:10黒岳→11:45赤岩ノ丸11:50→12:10大峠→13:05雁ヶ腹摺山13:15→13:50姥子山分岐→姥子山西峰→14:00姥子山東峰→14:15姥子山分岐→15:00百軒干場→15:10金山峠→15:25尾根上分岐→16:15金山鉱泉跡→16:50遅能戸バス停

☆湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳

 猛暑日はロングコースに最適・・・な訳はないけど、なんとなく気分的にロングコースを歩きたくなった。自分は雁ヶ腹摺山や姥子山は歩いたことがない。このあたりは車やタクシーで大峠まで入ればなんなく歩けるのだろうが、どうもケチな性分なので一人でタクシー乗って高額を払い、大峠まで入るというのは抵抗があった。しかし、バスで入るには長時間歩行と相当な登りを強いられる。ということでずっと歩いたことがなかったのだが、歩けるうちに行ってみたいと思った。いつもならば帰りの電車で読む本とか余計なものを入れてくるのだが、それは今回は入れないようにしたり、わずかに気持ち軽量化した。どこまで行けるか分からないので、プランをいくつか用意し、黒岳までで引き返すプラン、大峠まで行った時に13時を過ぎているようであれば、体力を見てそのままハマイバ前に下るプラン、雁ヶ腹摺山を往復してハマイバ前に下るプラン、一番歩きたかったプランは、体力も時間もうまくいけば金山鉱泉跡に降りて遅能戸から17:10のバスに乗るプラン、もしバスに間に合わなかったらそのまま大月駅まで歩くプランである。後は行ってみてどうなるかである。

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 いつものように甲斐大和駅からのバスに乗る。先に臨時便があるのだが、少なくとも小屋平あたりまで乗らないと乗せてくれないので定時の8:10のバスに乗る。天目山温泉で自分ともう一人下車したが、小さなザックを持った人で湯の沢峠へ向かうような雰囲気ではなかった。

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 一人、湯の沢峠への林道を歩く。そちらの道に入るとトラックが一台通って行った。乗用車ならば登山者だと思うけど、この先にトラックが行くような所があるのだろうか。やはり今日はかなり暑い。二週間前に比べても気温が高いようだ。水は2Lと飲みかけの麦茶のペットボトルが1本あるが、ちょっと足りないかもしれない。しばらく歩いていくと右に竜王宮というのがある。立ち寄る気はもちろんなかったが、かなりの山の中という雰囲気でこんな所に立派なお宮があるのが不思議なくらいであった。

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 先へ進むと数軒の民家があるのだが、いずれも無住の雰囲気、廃屋になっている家も目についた。車の通りは少なく、数台くらいしか通らなかった。ひたすら歩いて登っていく。横に木が多い所が多く、日差しをずっと受ける感じではないが有り難い。途中にはツリフネソウが群落で咲いていた。まだまだ湯の沢峠登山口は遠い。少し登りが緩やかになったものの、日差しが当たる所が多くなってちょっと暑い。それでもひたすら先を目指して歩く。だいぶ横の山の高さが低くなったなと思った頃、先々週に見た登山口の景色にたどり着いた。

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 そこから湯の沢峠への道に入る。少し先の左に止められていた工事用のブルドーザーはいなくなっていて、しっかり使われている事が分かった。先へ進むが、草が伸びた感じ、先々週は歩く人がいて倒れていたのが、ここのところは歩く人もなく、元に戻ったという感じがした。歩いたばかりなので記憶もしっかり残っていて、特に問題なく草の多い道を先に進む。樹林に入れば沢沿いの道はやはり少し涼しい。何度も渡渉になるが、先々週よりもわずかに水量があるように思えた。雷雨などがあったのかもしれない。ガードレールを見てさらに進み、沢が分岐している所を過ぎる。斜面の登りが少しきつくなり、右に進んで沢から少し離れて登り、再び左に沢が近くなって、小さな沢を渡り、左の本流の横に出た所で水を汲んでおく。1L汲んでおけばさすがに下山まで持つだろう。水を入れたせいか、少しザックが重くなった。さらに登っていけば、水量は少なくなり、河原を進んで左に登れば、避難小屋に着いた。あたりには車で来た人達か、話をしている人達がいるのが見えた。

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 水を飲んだだけで、先へ進み、降りてくる人に会いながら少し登ると湯の沢峠、カウンターを押そうと思うが、黒岳はない。そのままにしようか迷ったが、牛奥雁ヶ腹摺山のものが近そうなのでそれを押しておいた。左に登り始める。やはりそれなりにきつい登りである。上から女性のグループが二組くらい降りて来た。車で来てこのあたりの山を軽く歩くのであろう。さすがにこの標高であれば日当たりの良い場所はともかく、日陰であればそんなに暑くてたまらないという温度ではない。それでも登ればそれなりに汗はかかされるが。樹林の中を登っていくと、急に明るい所に出た。

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 そこは草原になっている。右を見ると富士山は上の方は雲がかかっていて、下の方だけ見えた。先にはご夫婦らしきお二人が登っているようだ。先へ登ると樹林の小ピークを過ぎて少し下る。すると右にこんもりした場所が見えてくる。先のお二人が前に登りかけていたが、戻ってきてそちらへ向かうようだ。自分も行きたい所ではあるが、これから雁ヶ腹摺山を目指すとなると立ち寄っている時間は無さそうである。以前に縦走したときも見送った気がする。いつかはまた行かなくては。

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 草原の斜面を登っているとカイフウロが咲いていた。先々週、それらしいフウロソウを見たが、はっきりとカイフウロと断定できる感じではなかった。しかし、これはくっきりと線が見え、いかにもカイフウロである。やはり会えると嬉しい。気持ちの良い風に吹かれながらしばらく登っていけば、白谷ノ丸に登り着く。

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 富士山が見えないのが残念だ。並んでいる山々が良い感じである。左手に並んでいる山々は南アルプスと思われたが、手前に雲が邪魔していてどこの山かはさっぱり分からなかった。一人休んでいる人がいた。

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 先へ進む。また樹林の中に入り、少し下る。そこから黒岳に向かっての登りになる。やはりそれなりに登らされる。軽い荷物を持った二人が降りて来た。その先は人にあまり会わず、静かな道を登っていく。カニコウモリを見かける。やはりこのあたりまで来ると樹林も中級山岳のものという感じである。結構登らされて進んでいくとやっと黒岳の山頂に着く。道標の他に山名を示す看板がいくつもあり、一等三角点も置かれていた。

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☆赤岩ノ丸、大峠へ

 水を飲んで、先へ行く。まだ体力も十分に余裕がある。樹林の中を少し進むと分岐がある。右の大峠を示す方が普通に歩かれているようで、そのまま進む牛奥雁ヶ腹摺山への道の方がわずかに薄い感じである。これは大峠に車を止めた人が黒岳を往復するなどでよく歩かれているからであろうと思われた。

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 そちらの道に入ると良い雰囲気である。苔もあり、ここは先日歩いた八ヶ岳に似た雰囲気の森でもある。

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 少し急な下りでしばらく下っていく。樹林の雰囲気が少し変わるが、普通の大菩薩の山の雰囲気である。しばらく下ってから小さなギャップの所でどちらに進むのか少し思案する。わずかに進むと先は踏み跡が薄そうだ。戻ってみると下へ向かいそうな道はすぐに左に曲がり、トラバース道になっていた。

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 さらに先に進むと緩やかな下り道が続く。このあたりは比較的歩きやすく、行程も捗る。道はしっかりしていて、やはり歩く人はそれなりにいるようだ。しばらくそんな道が続くと前に斜面が見えるところに出る。そこから登り返しになり、樹林の中を縫いながら登っていく。するとピークらしい所に出る。岩があり、古い道標の切れ端が置かれていた。ここが赤岩ノ丸であろう。

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 どうせ人など来ないだろうと道の上にザックを置いて座り込む。樹林の中で眺めもないピークである。時間的にちょうど良いので、いつもの菓子パンの昼食とした。

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 そろそろ先に進もうと立ち上がる。ふと木の根元に古い道標らしきものが置かれているようなのを見つける。文字は薄れかけていて、赤岩までは読めたのだが、その右の2文字が読めない。写真を撮っておいたが、後で調べると「赤岩本宮」と書かれていたようだ。松浦氏のガイドによるとこの下へ10分ほど下れば赤岩神社があることが書かれている。もちろん今日はそんな所へ行く余裕はない。機会があれば行ってみたいものの、果たして再訪することがあるかは分からないと思った。先へ進む。左に出ると先の下に道標が見えた。すると左にも裏返しの看板がある。回り込んでみると赤岩ノ丸を示す山名板であった。岩科小一郎さん「大菩薩連嶺」によると「赤ヤノ丸」となっていた。「白ヤノ丸」との対比を考えると、この山名は頷ける。いつから赤岩ノ丸になったのだろうか。それともこの漢字で「アカヤ」と読むのだろうか。

2025083017(富士が見えたならば...)

 道標に従って右へ大峠に向かう。少し下ると右が開けている所があり、雲がなければやはり富士山が見える場所だったが、雲がかかり、さらに霞んでいた。歩きやすい道だが、結構な急降下となる。どんどん下っていき、大峠の手前には休憩舎がある。車で来る人が多いから、わざわざこんな所の休憩舎をあまり使う人は無さそうに思う。その先に行くと道路に出る。車が何台も駐車されていた。左に雁ヶ腹摺山への登山道があり、さらに左の林道はしっかりとゲートがあった。右にトイレがあるはず、とわずかに下るとそのあたりからも天気が良ければ富士山が見えるようである。バイオトイレになっていて、きれいなトイレであった。

続く。

 

称名滝

ということで大日三山の帰りは称名滝を見に行きました。

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案内板によると四段の滝になっていて、トータルで350mの落差があるそう。

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近くまで行って橋を渡りますが、水煙がやってきて雨のようになってました。下からだとちょっと上の方が見えないかな。

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右の方に行くと登って展望台がありました。こちらだと上はよく見えるけど、下が見えないので微妙。

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今年は猛暑で水も少なそうですが、それでも十分に見ごたえのある滝でした。

 

大日三山縦走へ その2

2025082413(大日岳を振り返る)

【 天 候 】24日 晴れ
【 ルート 】24日 大日小屋5:45→7:40大日平小屋7:50→9:25大日岳登山口→9:35称名滝9:45→10:05称名滝バス停

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☆下山

 4時頃にはアラームの音や話声がするので目が覚める。今日の行程を考えると5時に起きれば問題ないだろうともう少し寝ていたが、結局、4時半頃には起きた。外へ出てみると少しガスが上がってぼんやりとした景色は見えたが、剣岳などにガスがかかっていて上の方は見えなかった。しばらくするとさらにガスが増え、結局、また白一色になってしまった。風が少しあるようだ。再び部屋からガス缶などを持ち出してお湯を沸かすが、風があるせいでなかなか沸かなかった。だいぶ時間がかかり、ようやく沸いたお湯でいつものカレーめしを作る。考えたら昨日の夕食もカレーリゾット、またカレーになってしまった。再び大日岳を往復しようかと思っていたが、こんなガスの中では昨日と同じ事なので行く気にならなかった。少し明るくなってきたので、そのうちにはガスが上がるかもしれないとは思ったが、涼しいうちに下ることにした。

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 朝食時間で人が少ない時にトイレに行っておく。時間によってはかなりの行列になるようだが、わずかな待ちで入ることができたのでちょうど良かった。すっきりしてザックをまとめて出発する。大日岳に行く人を見て、左に下る道に入る。

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 少し急な下りもあり、岩の多い道でなかなか下りにくい道である。やがて右に進むことが多いようだ。少しガスが薄くなり、眼下に広い草地が広がっているのが見えた。さらに下っていくと遠くは晴れている感じである。やはり天気は良いようだ。おそらくガスも切れるだろうと思う。

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 ひたすら岩の多い道を下っていく。やはりここの道はテント泊装備では歩きたくないきつい道である。テント場がなくて正解だと思う。左に右にと大きくじぐざぐを切りながら下っていくが、直に下るような所もあり、足にかなり来る道である。

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遠くに赤い小屋が見えるのだが、目指す大日平山荘ではないよね。

2025082405

 随分下ると水音が聞こえてくる。一人登ってきた人に会った。沢近くになってきた感じ、そろそろ水場が出てくるのかなと思いながら、岩の道を下ると、わずかに水の流れのある沢っぽい所を過ぎて、さらに下ると右に水が流れている所があった。しかし、汲むのはちと厳しそう。もう少し下ってみると岩に水が流れている所を過ぎて、さらに下ると再び小さな沢に出る。

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 ちょろだが、水が流れている。2Lくらいはまだ水を持っていたので汲まなくても下まで歩けるとは思ったが、この暑さだし、念のために1L汲んでおく。コップで汲まないとダメなのでコップを出して一杯口に含んでみるとなかなか甘い水、しかも冷たい。これなら大丈夫だ。しっかり汲んでおいた。

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 先に進む。まだまだ岩の多い道は続き、さらに下っていくと再び沢を渡る。そこでも汲めそうだ。また折り返して下り、再度、沢に出る。ここが一番水量が多い。ここで汲んでも良かったかなと思いながら冷たい水で顔を洗う。クールダウンできた。一人、早い人が来て降りて行ったのを見る。後から自分も下り始める。まだまだ岩の多い道を下っていく。だいぶ下るとようやく岩が少し減ったが、まだまだ石は多く、決して歩きやすいという道でもない。だいぶ降りてきたなという感じになり、先には広い場所が広がっている。やがて木道が出て来た。すっかり先は晴れていて、振り返るともう大日岳もガスが取れたようだ。自分のいる時だけガスだったようである。そんなものだよね。

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 先の方を女性二人が歩いているのが見える。自分より先に下った人達のようだ。やがて湿原の中を通る。このあたりはラムサール条約に登録された湿原らしい。広い湿原は少し尾瀬を連想させる。ときどき沢へ降りて登り返したりするのでなかなか骨の折れる道である。先に小屋が見えたが、やはりあの遠くにあった小屋が大日平山荘のようだ。まだしばらく歩かされてようやく小屋に着いた。

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 小屋のベンチで休憩する。もう大日岳が随分大きい。パンを食べて、節約する必要がないので、水をたっぷり飲んだ。それにしても今日も暑くなりそうだ。さきほどの女性二人が先に出発する。登ってきた人が数人来たので、数分後に自分が出発した。

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 それからは次から次へと人に会う。ランナーさん系の人が多いようだ。一日で大日岳に登って室堂に抜けるのは相当厳しいと思うが、最近は強い人が多いので普通なのかもしれない。大抵、自分が少し横に避けると通っていくのだが、自分が来ると避けてくれる人もいた。先に進むと草地が広がり、良い雰囲気の所だ。かんかん照りなのが厳しいが、広い雰囲気はゆっくりしていきたい所でもあった。木道をひたすら緩やかに下っていく。先の方にはぼんやりしていたが富山市街と思われる街並みも見ることができた。

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 やがて道が少しずつ斜度をましていく。まだまだ木道が続き、登ってくるたくさんの人に会いながら進む。途中で前を行く女性二人をパスしてさらに先に進む。随分下ると木道が終わり、谷にこれから向かって下っていくようだ。岩を削って段になっているような所を下り、さらに下ると左右が谷になっている間の尾根になる。左右いずれもかなり切れ落ちているようだ。道幅はあるし、木もあるので問題はないが、もし転落したりしたら数百メートルは落下するのではないかと思いながら急坂にかかる。やはり岩を削った階段をしばらく下って進んでいくと前を行くグループがゆっくり下っていた。リーダーは女性のようで声を掛けている。初心者のグループを引き連れているという感じだった。すぐにパスさせてくれたので、通り過ぎるとハシゴの連続となる。きつい下りが続き、暑さも増してきた。木段が埋め込まれた急坂をひたすら下る。これはかなりきつい。もし転倒などしたら、木段に付けられた釘が出っ張っているので、胸などを打ったり、ささったりするかもしれず、危険な感じである。なので絶対に転倒などしてはならず、注意深く慎重に下らなくてはいけなかった。しかし、まだまだ登って来る人に会う。この急坂を登るのもきついが、下りも半端ない。ひたすらそんな道が続く。ハシゴは数えなかったが、5つ以上はあったと思う。やがて左右に曲がりながら下る。先には滝と思われるようなものを見るが、とても写真を撮るような余裕はなかった。暑くなって汗をかきまくり、とにかく下る。随分下るとベンチがあったが、休んでいる人が多く、そこで休めるような感じではなかったので通り過ぎる。少し進んで下った所で誰も来ない感じになったので水を飲んでわずかに休んだ。

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 また下っていく。かなり標高を落としているとは思うが、まだまだ道は続く。木段の道も続く。さすがに登って来る人はたまにという感じになった。やっときつい道は少なくなってきて、横に進むことが多くなった。やはり暑さが厳しい。左に進み、右に進み、どのくらい下っているのかよく分からない。沢音が近くなってきて相当下ったとは思うのだが、視界がないのでまだ高さが分かりかねる。ひたすら下るとようやく小さな道標があって12-1と書かれていた。たぶんもう少しで登山口に出るのではとそこでザックを下して水を飲んだ。

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 歩き出し、少し緩やかになって歩きやすくなった道をしばらく下っていくとやはりそれほどはかからず、登山口に下りついた。

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 日差しが暑い。ベンチがあったが、とてもそこで休もうとは思わない。さて、左に滝を見に行くことにする。

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 緩やかな上り坂の道路を進む。滝からのものか、水煙が舞っているようだ。やがて先に進むと称名滝の案内板がある。何段かに分かれていて、トータルで350mの落差があるようだ。先へ進むとさらに水煙が増え、ゴウゴウと音が聞こえてくる。やがて滝が見えた。橋があるので、そこまで行く。橋を渡っていると滝からの水煙でちょっと濡れる感じである。やはりすごい滝である。右に展望台があるので登ってみる。ザックが重く感じられたが、ゆっくり登ると何段かに分かれている。一番上まで行くと称名滝の表示があり、上の方までよく見ることができた。

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 さて、バス停に向かう。のんびり下っていると観光客がたくさんやってくる。時計を見ると10時のバスに少し間に合わなさそうだ。次の11時のバスに間に合えばよいかと思い、急がなかった。結構、駐車場までは歩かされる。随分歩いて左にレストハウスを見る。その下へ行けば、バス停のある駐車場だ。時計を見ると10時を5分過ぎていた。左に建物があり、入ってみたが、特に面白そうではなかったので外に出て、バス停の左手にある古いベンチに座って休む。しばらく座っていたら何人かやってきた。やがて時間近くなってバスがやってきて乗り込む。時間までには降りて来た人、観光客などを含めてそれなりに人が乗車した。立山駅までは500円、乗車時間は約15分だが、結構な距離で、とても歩ける距離ではなかった。目の前に冷たい美味しい水が出ているので汲んで持って帰ると良いですよと運転手さんがアナウンスした。

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 駅で降りると暑い。熊王の水と書かれていた水場の水を飲んでみたら、確かに冷たくて美味しい水である。駅の近くで入浴できる施設は限られる。一軒、入浴できそうなホテルがあるので行ってみたら、「本日の日帰り入浴は受付を終了しました」と書かれていた。入れないのかと諦める。帰ろうとすると一人出て来た。その人は途中で自分を追い抜いて行った人だった。10時のバスに乗れていれば入浴できたようである。もう少し急ぐべきだったかなと思う。駅に戻り、持っていた水を捨てて、2L汲んだ。家まで持って帰るつもりである。

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 駅の右に切符売り場と書かれていたのできっぷを買おうと思ったら、これはアルペンルートの切符売り場だった。駅の中に入り、下に降りると富山地方鉄道の乗り場がある。やはり体がべたべたなので汗を流して帰りたい。温泉ではないが、スーパー銭湯が不二越駅というところの近くにあるようなので、そこまでの切符を買った。

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 普通列車に乗り込む。結構人が乗車して座席はほとんど埋まるくらいであった。地方の鉄道らしく、レトロな車両である。富山駅の一つ前の稲荷町というところで乗り換える。不二越駅方面のホームに行くと下は木が使われている。枕木のような感じでもしかすると廃材を再利用しているのかもしれない。しばらく待ってきた列車に乗る。二駅なのですぐに不二越駅、一番先頭へ行き、運転手さんに切符を渡して下車する。細いホームの小さな駅である。時刻表を見ると土日の昼間は01分に到着し、富山方面は10分発という分かりやすいダイヤで覚えやすい。1時間ほどなので、汗を流すにはちょうどよい時間である。駅を出るとすぐ右が施設の入口だった。

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 残念ながら温泉ではないが、スーパー銭湯の満点の湯という施設で駐車場の中をしばらく進むと施設に着く。850円とそれほど高くはなく、人工温泉のお湯もあるし、露天風呂もいくつもあり、石造りで良い雰囲気で汗を流すには十分であった。不二越駅に戻って列車を少し待つ。富山までは数駅なので座らなくてもよかったが、列車はまだ座席に余裕があったので座った。しばらく走れば電鉄富山駅に着く。富山駅に行き、新幹線の切符を購入する。今回は美味しいものを食べてから帰宅したい。まだ2時頃だったが、余裕を見て17時過ぎの列車の切符を買う。お盆過ぎだし、先日のような連休ではないので「かがやき」の切符を問題なく購入できた。

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 そういえば昼食はパンを食べただけでお腹もすいている。やはり富山はすしだろうと寿司屋に入り、寿司と白エビの唐揚げなども付いたセットを頼んで打ち上げした。土産物などを購入したが、まだ時間に余裕がある。喫茶店で時間を潰した。最後はラーメンで仕上げをとこの地方のものらしいラーメン屋さんに並んだが、待たされてなかなか入店できない。新幹線の時間が迫り、なかなか出てこなさそうな雰囲気もあったので食べるのを諦めた。その代わりに夕食として「焼き鯖寿司」を購入した。新幹線に乗り込む。二人席の窓側は空いてなかったので、滅多に取ったことのない三人席の窓側を取ったのだが、隣には子供連れの家族が来てしまい、ちとうるさかった。酒は寿司屋で飲んだのでお茶と合わせて「焼き鯖寿司」を開けて食べたら、これが絶品。きつかった下りを思い返しながら、小さな幸せにひたった感じだった。東京駅に着くと人がわんさかいる。東北新幹線が一時、車両故障などでストップしたのでその影響らしい。なんとか人混みを抜けて帰宅した。

 

大日三山縦走へ その1

2025082324(ひさしぶりのタカネマツムシソウ)

やはり奥大日岳から先、大日岳縦走はかなりきつい道です。足元に十分に注意を。

【 山 名 】奥大日岳、大日岳
【 山 域 】北アルプス
【 日 時 】2025年8月23日(土)~24日(日)
【 天 候 】23日 晴れのち霧
【 ルート 】23日 室堂9:00→9:45雷鳥沢キャンプ場→10:15新室堂乗越→11:50奥大日岳12:00→中大日岳→13:40大日小屋→14:05大日岳14:10→14:30大日小屋(小屋泊)

☆室堂から奥大日岳、大日岳へ

 やっぱりこう暑いとアルプスに行きたい。以前から行きたいと思っていたが、小屋泊まりというのがネックで出かけたことが無かった大日岳に初めて行ってみることにした。お盆過ぎということもあるのか、調べると土曜日にもかかわらず空いているようだったので予約した。宿泊料金も高騰しているので、素泊まりにした。水の少ない稜線の小屋という事もあり、水もたっぷり持っていくことにした。なんで営業小屋泊まり1泊なのにこんなに大きな荷物なのっていうぐらい、40Lザックはパンパンに膨らんでかなりの重さになった。

2025082301(懐かしい赤牛岳も見えた)

 夜行バスで扇沢に入る。隣には誰も来なかったのでゆっくり眠れると思ったが、前の人が思いっきり座席を倒したのでかなり狭く、いつもどうりあまり寝られなかった。早朝、まだ暗いうちに扇沢駅に着く。シュラフで寝ている人もいたりして、以前に来たときにあまり人がいなかった時とは違うようだった。随分待たされて朝の切符販売が始まる。今回はWEB切符にして予約したので当日券に並ぶ必要は無く、簡単に発券できて改札の列に並ぶ。何とか1台目に乗ることができた。黒部ダムで下車する。ダムは満水らしい。地方によっては水不足が聞こえるが、今年は雪が多かったから黒部は全く問題ないらしい。

2025082302

 ケーブルカー駅に行くと自分の前の女性まで臨時便に乗れたが、自分からは次の便を待つことになった。ケーブルカーでは初めて座席に座ったが、大観峰に着くとかえって降りるのが遅くなり、次のロープウェイの列では最後尾近くなった。トイレに行っていたら列が進んでいて、本当に最後尾になってしまう。進むと途中で列が切られてまた次の便かと思ったら、残っていたのが6人くらいのせいか、係員の人が行っちゃいましょうと言って乗れることになった。やはり最後になってドア近くに乗る。次の室堂行きのバスもやっぱり目の前で切られて次の便を待つ。どうも今回はこんなタイミングである。ドアの向こうに温度計があり、なんと表示は9.99度。10度に届いていなかった。しかし、人が来たら一気に11度くらいに上がっていた。やはり人が来ると温度が上がるなと思う。トロリーバスから変わって初めての電気バスだけど、なんとなく見たことのあるような作り。たぶんお隣の大国製なんだろうね。1台目に乗り込み室堂へ。降りるとたくさんの人だった。

2025082303

 朝食はおにぎりを食べたのだか、やはり今回もおやきの野沢菜を買う。外に出るとカンカン照り。とは言え、風は涼しく、おやきを食べて出発する。まずは水を汲む。いつもの立山玉殿の水、冷たい水を2L汲み、これで持って来た水と合わせて4Lとなる。小屋泊まりだし、下りで水場があるのでこれで十分だろう。

2025082304

 さて、みくりが池の方に進む。さすがにもう夏のお花は終わりだろうと思っていたが、やはりアキノキリンソウ、オヤマリンドウなどが多かった。このあたりは観光客も多く、その後ろをゆっくり歩く。テント泊装備の人がたくさん登ってきた。

2025082305

 みくりが池を見て、立山を見ながらのんびり歩く。日差しはきつく長袖シャツで防ぐ。しばらく歩いて雷鳥荘を見る。進むと左に雷鳥沢を見る。もう随分長いこと道は通行止のまま、もう歩けるようにはならないようである。左にその道を見ながら歩いていく。

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 さらに進むとオヤマリンドウがよく咲いていた。

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 どんどん下って行き、右にテント場を見る。剣岳の帰りに泊まったテント場で思い出も深い。土曜日の午前中にしてはかなり張られていて、今日来た人も何人も張っているのを見るし、昨日から張っている人も多いようだった。

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 キャンプ場の中を通り、左に進む。下に降りて橋を渡る。

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 右へ一ノ越などへの道を分けて、左に進む。すぐに剣御前などへの道をさらに分けて左に新室堂乗越への道に入る。すぐにシオガマギクやウサギギク、オトギリソウなどが咲いていた。緩やかな登りだが少しきつい所もある。

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 登りよりも日差しの方がきつかった。途中には小さなリンドウ、これはミヤマリンドウであった。

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 チングルマのたくさんの果穂が広がっている。咲いている時にここを通れば相当なもののようだ。今年は白山の別山ですごいチングルマの斜面を見たが、やはり立山のチングルマはそれ以上のようである。やはり上部はそれなりにきつかったが、登って行くと新室堂乗越に着いた。

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 以前に剣から来た所である。そこから左に進む。前に奥大日岳と思われる山が見えるが、かなり大変そうに見えた。先に向かって登っていくが、緩やかな登りが続く。風が涼しいが、日差しがきつい。ただ少しガスが上がり始めている感じ、時折、雲で日差しが陰るのがありがたい。途中には少し終わりかけの雰囲気もあったが、イワイチョウがちらほらと咲いていた。さらに登っていくと一旦登りついた所から右に剣岳が見えた。やはり岩の殿堂、すごい山である。しかしガスがもう取り巻いているので、すぐに見えなくなってしまいそうだった。

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 先には大きな山が見えてきて、道が登っているのが見える。奥大日岳であろう。進むと結構な登りになる。左に進んで巻くように進むとさらに先に山が見えてくる。ときおり休んでいる人をパスして先へいく。

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 随分ガスが上がってきているが、歩いている所は日差しがあるままだ。どうせ眺めが遮られるのならば、もう少しガスが増えて曇ってくれると嬉しいのだが。歩いていると左手のくねくね道路をパスが走っているのが見えた。自分はまだ室堂から先のアルペンルートには乗ったことがない。そのうちには乗らなくては。随分歩かされた気がするが、先に大きな山がまた見えて来た。途中にはこんな山の上なのに巨大なハクサンフウロが咲いていた。通常の1.5倍くらいはあるような大きなものだ。コバノコゴメグサだろうか、たくさん咲いていた。もうすっかり右の剣岳はガスになってしまったが、下の雪渓が少し見えた。

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 先へ進むとヨツバシオガマがまとまって咲いていた。

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 さらにトモエシオガマも久しぶりに見かけた。また大きな山が出てきて道が上に続いている。すると滅多に見ない赤いお花を見かける。これはカライトソウだ。自分は相当久しぶりに見るお花である。ちょっぴり旬を過ぎている感じはあるが、会えただけで嬉しい。

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 先へ行くとミヤマトリカブトだろうか咲いている。岩の多い所を登らされたりしながら登る。これはやはりテント泊装備で登るにはちと厳しい所のようだ。小屋泊まり程度の装備の方が確かに歩きやすいと思う。大きなシナノキンバイも見る。

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 先に進むとハクサンイチゲもまだ咲いている。

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 さらにチングルマが果穂ではなく、しっかり咲いていたのには吃驚した。

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 やはりミヤマリンドウも多い。

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 少ないがイワツメクサも見かけた。進んでいくと池塘があり、その横を通過する。さらに登ると奥大日岳の狭い山頂に着く。すっかりガスで全く眺めがない。暑いせいか結構しんどい。水を飲んで、菓子パンを食べた。

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 先に進むが、山頂からどう進めばよいのか分からない。地図を見ると少し戻るようだ。わずかに戻ると分岐になっていた。右へ大日岳に進む。細い道で左が崩壊しているのでわずかな区間だが慎重に進む。細い尾根道が続いて下っていく。さらに進むと鎖場に出る。一気に高度を落とす。このあたり急降下してハシゴなども出てくる。登り返しがまたきつかったりしてなかなか骨の折れる道である。さすがにこのあたり水の重さがずっしりときた。途中で左から少し涼しい風が来るところがある。わずかにクールダウンできたが、すぐにまた暑くなる。途中にはこれまた久しぶりのタカネマツムシソウ、それにミヤマシャジンと思われるお花が咲いていて楽しかった。

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 やがて先に壁のような山を見て登る。岩を登ってさらに登ると鎖場である。足場はそれなりにあるので怖くはないが、登りがきついので結構苦しい。やはり修行の山だな。鎖場が終わっても大きな岩の上を登らされるきつい道が続き、ようやく緩むが、まだ先はそれなりに登る。少し平な所でザックを下して水を飲んだ。

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 さらに先へ進む。まだ登りは続く。タカネニガナを見ながら登り、さらに進むと七福園と思われる場所を通過する。ガスっていて写真を撮る気にならないし、岩が多く歩きにくいのでひたすら道を先に進むだけである。やがて木道が出てくる。なんとなく写真を撮った。

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 右手に踏み跡のようなものが見えたが、これはやはり踏み跡らしく、そのまま進むように小さな道標が置かれていた。緩やかに登っていくと岩があったが、どうもこれが中大日岳らしい。それを過ぎると少し進んで下りになるが、もう下に小屋が見え、人がいるのが見えた。

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 結構近くに見えたが、降りていくにはやはり岩などの道でそれなりに時間がかかった。ようやく小屋に着いた。

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 さて、どうしようかと思ったがまだ時間も早いし、受付をせずにそのままザックを持って大日岳を往復することにする。小屋の横を通って先に進むと右下に下る。木段で下ると左に向かう道は大日平に降りる道、大日岳は右へ登る。少し登った所に小さな道標があり、先に大日岳を示していた。先に進むとウサギギクやミヤマリンドウがよく咲いていた。緩やかに登っていく。特に難しい所もなく、淡々と登って行くと大日岳の山頂に着く。

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 ガスで眺めもないので単に山頂を踏んだだけ、近くには石が積まれたようなものがあり、中に何かあると見ると小さな石像が置かれていた。石に座ってしばらく休み、小屋に戻ることにする。

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 お花を見ながら下っていく。だいぶ下っていくと女性がずっとカメラで何かを撮っている。なんだろうと思って近づくと親子の雷鳥であった。雛は2羽、あまり逃げず、ゆっくり撮影した。自分が雷鳥に会うとかなりの高確率でその後に雨に降られるのだが、この日は珍しく、雨は夜まで来なかったようであった。ようやく雷鳥が動いて草むらに入ると女性がクマはいましたかと聞かれたのでいませんでしたよと答えると安心して登っていった。食べ物でもないかぎり、そうそう出てこないだろうとは思ったが。

2025082331(きれいなウサギギク)

 しばらく下れば再び分岐、少し登って小屋に戻る。受付をする。

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 自分にあてがわれた場所は入口の近くの二段ベッドの下だったが、カーテンを引くことができて個室の雰囲気である。本当に久しぶりの営業小屋泊まりである。コロナ以降は営業小屋に泊まるのは初めてではなかっただろうか。自炊室はないので入口の所で煮炊きして下さい、ということだったが、雨でなければ外で作る方が良いだろう。もう15時近いので、外へ出て木のベンチに座って酒を飲む。少し重いが小さめの黄桃の缶を背負ってきたので、これを食べるとのどの渇きも癒される。ガスで何も見えずちと寂しい。出た時はたくさんの人がいて会話していたが、気づくとほとんど人がいなくなっていた。

 一旦、部屋に戻って少し休み、1回目の夕食が始まった17時頃に外に出て夕食を作る。ガスは二缶持ってきた。前の時に使った残りが少ししか残っていないようなので、念のために新しいものを持ってきたのである。でも前のガス缶だけで問題ないようである。今回は初めてモンベルのカレーリゾットを買ってみた。少し値段が高いが使用する水の量が少なく、水場の遠い小屋では重宝しそうだ。それと持ってきた野菜ジュースを合わせて食べれば満足し、部屋に戻った。することもなく、寝ることにする。

 今回は昔初めてテントやシュラフを買ったときに一緒に買ったシュラフシーツを持ってきた。小屋のページに推奨と書かれていたためである。20年以上経つ年代物で、ずっと押し入れに仕舞いっぱなしでほとんど使っていなかったのだが汚れてしまっていた。洗濯してもまだ保管袋には染みが付いたままだったりした。せっかく持ってきたのでそれを出して中に入る。やはり快適である。毛布を掛ければ暑いくらいだった。たくさんの人が泊まっているので話声などがうるさく、結局、8時頃まで話し声が収まらなかったのでなかなか寝られなかったが、ようやく静かになるとあとはぐっすりと寝ることができた。

続く。

 

天目山、湯の沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸へ その2

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その1からの続きです。(時間はその1に記載)

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☆大蔵高丸、ハマイバ丸へ

 先に進むとそこが実際の湯の沢峠、左右と先にも道があるが、先の道は草が生えている。まあ真木の方へ歩く人もあまりいないのであろう。登山者の数を数えるためのカウンターが設置されている。4つに分かれているが、大蔵高丸を押しておく。たぶんそのあたりで戻るのが妥当だろうか。心地よい風が吹き、歩きやすい。しばらく樹林の中を登るとお花畑の中に入る。フェンスで囲まれた中にはたくさん咲いているかと思ったが、タチフウロ、ヤマハハコ、コウリンカがちらほらとあるぐらいだった。でも、久しぶりにウスユキソウを見ることができた。以前はいくらでも咲いていたのに、最近はすっかり近場では姿を見かけない。会えると嬉しいお花となった。

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 さらに先へ行くとワレモコウがあった。草原をしばらく歩く。

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 やがて「湯の沢峠のお花畑」と表示のある場所に着く。でも、あまり花は咲いていない。

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 先へ進んでいくとシモツケソウを見かけた。

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 先へ行くと地味だが、やはりコウリンカがよく咲いていた。やがてカイフウロっぽいお花が咲いているのを見る。ハクサンフウロにも近いが、たぶんスジの多さからカイフウロだと思う。そうであれば随分久しぶりに会えたことになる。

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 先へ進む。風が少し強まり、やはり山の上だなと思いながら先に進む。たまに人に会うが、さすがにこの時間、もう歩いている人はそんなには多くない。やがて大蔵高丸への登りになる。樹林の中に入り、ひたすら登っていく。さすがに足が重くなってきた。右へ右へと登り、かなり登ったところで左に折り返す。しばらく登ってまた右に進み、またしばらく登らされると左に進んでようやく山頂の一角に出る。少し先へいけば、大蔵高丸の山頂だったが、誰もいなかった。

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 山頂を一人占めする。山々が並んでいるのが見え、やはり良い山頂である。ちょっと低いが木があり、その下は影になっているので、そこの岩に座り込んで菓子パンの昼食とした。それにしても随分水を飲んでいる。2.5L持ってきたのだが、下まで持つかちょっと心配になるくらいである。それでも、ポットに入れておいた水はまだそこそこ冷たく、0.5Lしかないが、随分飲んでしまった。休んでいるとハマイバ丸の方から二人ほどやってきたが、休憩はしないようで、眺めを楽しんでから湯の沢峠の方へ歩いて行った。

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 さて、そろそろ13時前、どうしようかと思ったが、地図を見ると1時間ほどで米背負峠まで行けそうだ。まだへとへとではないので行けるだろうと思う。それに14時頃に米背負峠から降りれば、なんとか16時台のバスには間に合うだろう。この時間だから温泉入浴はどちらにしても無理だと思う。まあ、このところ、よく温泉に入っているし、入れなくても良いだろう。

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 先へ進む。草原の中を緩やかに進んでいくとキオンがたくさん咲いていた。さらに先にお花畑がまたあり、そこに入るとよくお花が咲いていた。

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 歩くところにまでお花が進出してヤブ道になっている感じだが、マツムシソウやツリガネニンジン、オミナエシ、タチフウロ、シシウド、ヒヨドリバナ、オオバギボウシなどなどたくさん見ることができた。

2025081734

 クガイソウに似たお花はヒメトラノオだろうか。もしそうであれば初めて見たお花である。オヤマボクチは準備中である。しかし、先へ扉を開けて出るとすっかりお花は少ない。先へ進んでいくと多少のアップダウンをこなしてハマイバ丸の山頂に着く。静かな樹林の中の山頂である。少し先の右側が開けている。わずかに進んでみたら、三つ峠の向こうに富士山が見えていた。

2025081735

 緩やかに進んでいくとケルンのある所で右に曲がる。土がむき出して滑りやすい下り道になる。一人おじさんが登ってきたが、その人に会ったのが最後で、それ以降は人に会わなかった。さすがにこの時間にこの稜線を歩く人は少ないだろう。先へ進んでアップダウンをこなし、左手に眺めが広がる小ピークに出る。眺めを少し楽しんだ。そこからの下りはまた滑りやすい下りで閉口する。カニ歩きのようにできるだけ横に足を向けて下ったりした。ストックが欲しい下りだったが、今日は持っていなかった。

2025081737(天下石)

 なんとか下り、再び登り返し、少し登ると大きな天下石に出た。これを見るのは久しぶり、大蔵沢から大蔵高丸に登った時以来だろうか。先へはまだ登りが続き、そろそろ疲れが出て来た。ようやく小ピークを過ぎると下りになる。どんどん下っていくと米背負峠に着いた。

2025081738(米背負峠)

☆下山

 さて、ここから下るのも初めてである。どんな道なのだろうか。道標は右の林道への道を示しているが、先の大谷ヶ丸への道は示していないようだ。まあ、間違うようなこともないとは思うが。時計を見るとちょうど2時過ぎだ。なんとかなるだろう。水を飲む。そろそろ少なくなってきた。

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 下り道に入ると左手に進み、小さく曲がりながら下っていく。やがて沢らしくなってくるが、まだ水はないようだ。さらにしばらく下るとようやく左下に水の流れが見えるようになり、さらに右手にも水の流れが出てくる。やがて右の水の流れを軽く渡る。触ってみるとそこそこ冷たい水、ハンドタオルを洗って首筋に付けると気持ちが良かった。さらに下っていく。沢の中を下るような感じの所もあるが、赤テープが付けられているのでをそれを目印に下っていけばよかった。数えなかったが、何度か小さな渡渉をしながら下っていく。特に問題となるような所もない。

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 ひたすら下っていくと左側の壁が崩壊気味の所があるが、そこには近づかず、沢の右を下っていく。随分下ると沢から少し離れて右手を下るようになった。道が分かりやすくなり、もうそろそろ林道が近そうな感じになってきた。さらに下っていくと再び右手から沢が近づき、やがてそれを渡る。念のためにそこで水を0.5L汲んでおいた。そこから少し下れば平坦な感じの所に出て、右から回り込んで下ると左に橋があった。

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 橋を渡り、林道を下っていく。この林道もかなり長いようだ。しばらくは涼しく歩けたが、やがて暑さがやってくる。左の斜面が崩れて道をだいぶ土が覆っているところがある。車はこの手前までしか入れないのではと思う。その先は右が少し陥没している所もあり、土嚢で周りを囲まれていた。途中で日差しがある所に出るのでまた長袖シャツを着て歩く。やっぱり林道は長い。ひたすら歩いて下っていくとやがて大蔵沢を橋で渡る。

2025081742

 人工の滝が作られているのでちょっと見た。さらに林道を進んでいく。まだまだ歩かされる。先に暗いトンネルがあると地図に書かれているが、その手前あたりまで来ると左に山道があり、日川渓谷レジャーセンターと道標に書かれている。温泉に行かなくてはいけない訳ではないし、温泉のバス停は林道の分岐から登らなくてはいけないはずである。これは左にこの山道を下ることにしよう。

2025081743

 そちらの道に入ると細い道だが、じぐざぐの下りで谷沿いに下る。そのまま降りるのかと思ったら、右に巻き道となり、斜面をへづるように下っていく。また尾根らしい所に出て、しばらくきつい下りで下っていく。そんな下りが続くと横に通っている林道に出た。左には石祠があり、その先にも道があったが、これを登れという道標はなく、下から来たら分からないなと思う。

2025081744

 右に進むと緩やかで広い林道らしい道となり、しばらく進んでいくと下に道路が見えて、折り返して下り、ゲートに出た。

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 すぐ先はもう車の走る道路である。さて、そこから左へ日川渓谷レジャーセンターを目指すかと降り始めたら、後ろからバスのような車の音が聞こえる。振り向くと降りてきたのは本当にバスだった!見ていたら、止まってくれて乗りますかというので、お願いします!と乗り込む。たぶんこれは15時台のバスである。少し遅れたのだろうと思われたが、まさか間に合うとは思っていなかった。乗ってしまえば甲斐大和駅まではあっという間の乗車、下りは300円と安かった。しばらく待って高尾駅行きの列車に乗る。お盆帰りか結構人が多く、ほとんど座席は埋まっていたが、なんとか空席を見つけたので座ることができた。

 

天目山、湯の沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸へ その1

2025081746(ハマイバ丸からの富士)

天目山へは一般登山道はありません。湯の沢峠登山口から湯の沢峠、米背負峠から林道までの間は沢に近い道になるので、やや不明な所や多少のヤブがあったりします。

【 山 名 】天目山、湯の沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸、米背負峠
【 山 域 】南大菩薩
【 日 時 】2025年8月17日(日)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】天目バス停8:30→9:20 1369m→10:00天目山10:05→10:40林道→11:10湯の沢峠登山口11:55→12:00湯の沢峠→12:40大蔵高丸12:45→13:20ハマイバ丸→14:05米背負峠→14:35林道→15:20レジャーセンター分岐→15:40頃道路(バス乗車)

2025081701

☆天目山へ

 こう暑い日が続くと山に行く気も少なくなるが、標高が1000m以上あれば猛暑の日でもなんとかなるだろう。とは言え、大菩薩嶺などは毎年のように何度も歩いているし、ちょっと変わった所へ行きたくなった。なので久しぶりにバリコースも歩きたい。天目山はもちろん行ったことがないなと思い、調べるとあまりヤブはなさそうだ。これならば夏場でもなんとかなるのではと出かけてみることにする。

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 一本早めに甲斐大和駅で下車してバス停に行くといつもの増便が出たが、上日川峠まで乗る人だけを乗せているようで、途中で降りる人は待たされるようである。天気は良さそうだが、駅近くの山には雲がかかっていた。まあ、あまり天気が良すぎると暑すぎるので少し曇っているくらいでちょうど良いと思う。やはり甲斐大和駅の朝は涼しい。東京とは温度差が随分あるようである。さすがに日曜日ということもあるのか満杯までにはならなかったようだ。自分はすぐに降りるので前の席を確保する。温泉で下車した人がいたが、次の天目で下車する。バスの運転手は竜門峡を降りると思ったのだろう、バス停ではなく、遊歩道の入口で下してくれた。

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 すぐ先に右に栖雲寺(せいうんじ)の入口がある。緩やかに進むとすぐに本堂がある。もちろんこの時間、開いているようなことはない。このあたりにはもう何度も来ているが、初めて来たお寺である。貞和四年(1348)に開山されたという古刹。境内の奥に進むと武田信満の墓がひっそりとある。柵に囲まれているが、中に宝篋印塔などが置かれているのがうかがえた。左には別なお寺の宝篋印塔などが置かれていた。

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 戻って右へ進むと庭園に向かう細い道を進む。あたりには大きな岩や石がごろごろしている。道は木段や石段などで登っていく。途中には地蔵菩薩磨崖仏と案内板がある。だいぶ石に苔がついて見えにくいが、確かに文字や絵などが書かれているのが確認できた。さらに道は登っていく。幟のたくさん立っている道をしばらく登ると魔利支尊天の社があり、さらに登る。座禅石と書かれた大きな岩を見てさらに登り、右に休憩舎を見る。さらに登ると道路に出た。左に水道施設と思われる施設を見て先に進む。軽トラックが置かれていてあたりは果樹なのか、木があって耕作地という感じである。人に会うかと思ったが、離れた所にいるのか人を見ることはなかった。左に進むともう山である。すぐ先に尾根があるが、これは登れなさそうだ。先に取りつけそうな斜面があったのでよじ登る。左に尾根があるが、かなり高く、そのまま取りつくのはかなり厳しそうである。間のあたりが比較的登りやすそうなのでしばらく登ってみるとなんとか左に踏み跡チックなものが見つかり、それを辿って斜めに戻るように登ると小尾根に登り着いた。

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 先は高いがなんとか登って行けそうで安心する。さすがに登ると暑い。昨日は雨が降ったのか湿気も多い。汗をたっぷりかかされる。少し登ると踏み跡っぽいものが見つかる。右から来ているようだ。それでもかなりの登りである。しばらく登っていくと踏み跡が左へ分かれている。尾根をそのまま辿るか迷ったが、左の踏み跡を進むことにする。しかし、しばらく進むが、これは登っていかず、そのまま左へ行ってしまうようだ。やはり尾根を進んだ方が間違いなかった。右にUターンするように踏み跡があったので、それを辿って右へ尾根に戻ろうと登るが、途中には倒木などもあって登りにくかった。なんとか尾根に戻って再び登っていく。登る人もいないのかあまり踏み跡はない。ひたすら足の力に任せて登るだけである。暑いのでのどが乾き、途中でザックを下して水を飲んだ。そのまま登っていくとようやく少し斜度が緩み、さらに登っていくと1369m点と思われる所に登り着いた。樹林の中で眺めもなく、靜な場所である。そこにあった木の根本の皮が齧られて裸になっていた。シカのせいだろうか。特にあたりには山名板などは見当たらなかった。水を飲む。

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 先に進む。緩やかに下ると大きなギャップが見えてくる。しばらく進んで下ると鞍部に出て、そこからの登り返しがきつい。左手に斜めに登る踏み跡のようなものも見えたが、右手に登る方がよさそうだ。そのまま右へ登るとやはり先に進んでいけそうである。かなり足元がきつかったが、なんとか登る。すると今度はまた左手が広くなっていて、先に斜面が見える。ここも右手が登れそうである。そのまま進んで登る。高度を上げてきたせいか、暑さが収まり、少し登りやすくなってきた感じになる。なおも登っていくと尾根が少し細くなってきて、分かりやすい尾根になる。

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 やがて小ピークに登り着いたが、まだ手前のようだ。少し下ってから再び尾根を進んでいく。急に冷房のスイッチを誰か入れた?と思うくらいにひんやりとした空気に包まれて登りやすくなった。どうも一定の高さを越えると空気がひんやりしてくる。それ以下とそれ以上で気温が随分違う層が1000m~1500mの間にあるようだ。さらに進んでいくと再びギャップのような所に出るが、その先には後ろ向きの杭が立っている。何が書かれているのだろうと進んでみると、境界見出票だった。

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 さらに進んでいくと細い尾根は下降になってしまう。何かおかしいと振り返ると左手に大きな山が見えている。地図で確認するとどうやら左の支尾根に誘い込まれてしまったようだ。仕方なく登り返す。しばらく進むと左手に尾根の続きが見えて、向こうから来た時に少し右に曲がらなくてはいけなかったようだ。このあたりはきちんと地図読みしていないと自分のように誘いこまれるので、注意が必要だ。正しい尾根に下ると再び鞍部に境界見出票が裏返しで立っていた。そこから登り返す。それほどきつくはなく、しばらく登っていくと山頂らしい場所に登り着いた。

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 そのあたりにはマルバダケブキがたくさん咲いていた。松浦氏の本で見ていた写真と随分違っているようだ。月日が経って伐採されたあたりの木も再び育ったためだろう。わずかに切り開かれたような感じで少し光が差し込むくらいである。

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 三角点があるはずなのだが、あたりには見当たらない。少し先に進むと御料局三角点と思われる石標が見つかった。あたりには山名板のようなものはまったく見当たらなかった。少し水を飲んで休憩した。

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☆湯の沢峠へ

 さて、先に進む。尾根が広がって進む方向が少し分かりにくいが、そのまま進めば良いようだ。緩やかな下りで進んでいき、左に尾根を分けるが、そのまま右の尾根を進む。さらにしばらく進むと今度は右にも尾根があるが、それは見送って左へ下る。少し急な下りで木が邪魔したりするが、しばらく下ると林道に降り立つことができた。

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 林道は使われていないようで草が伸びている。しばらく先に進む。左に眺めがあるが、中日川峠とかそちらの方だろうか。右に入れそうな所があり、先にカーブミラーがある。取りつきはこのあたりだろうと見当を付けたが、念のためカーブミラーのあたりまで行ってみる。やはり取り付けそうな所はなく、戻って取りつく。

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 しばらく登っていくと左は林道で擁壁になっている。落ちたらシャレにならないので注意して進む。樹林の中に入るが、わずかに踏み跡があるようだ。しばらく進むと小ピークで右に曲がり、さらに進んでいく。

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 再度ピークが出てくるが、これは手前を左に進む。昔の山道っぽい雰囲気の踏み跡を進んでいく。また右に曲がって下ったのち、ギャップを巻いて進み、下っていくと鉄塔があるが、倒木が塞いでいる。左にテープがあり、踏み跡があったのでそちらに入ったが、木の枝に邪魔されて歩きにくかった。縫いながら下るとなんとか林道に降り立つことができた。

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 林道をしばらく先に進むとゲートがあり、脇は草が多かったがなんとか通り抜ける。休憩舎があるが、使うような人はいるのだろうか。左の林道は使われているようだ。そのまま直進の林道を湯の沢峠登山口へ降りていくことにする。

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 先に進むと日差しがあるので長袖シャツを出して着る。直射日光は強いが、風が吹くと少し涼しい。コオニユリが咲いていた。写真を撮っていたら、すぐ目の前なのに、なぜかクロアゲハがとんできた。手の届く距離なのに、蜜に飢えていたのか、それとも絶対に捕まらないという自信があったのだろうか。もちろん自分は捕まえることなど考えてはいなかったが。ひとしきり写真を撮ることができた。

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 長い林道を下っていくと標高を落とすので暑くなってきた。車が後ろから一台通ったが、これは山梨ナンバーで地元の車だろうか。その次には対面から一台車が通ったが、これは東京のナンバーで登山者だろうか。随分歩いて、ようやく湯の沢峠登山口に着く。

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 そこから左に湯の沢峠へ向かう。初めて歩く道である。少しの間林道っぽい道を進み、左に建物を見て、その先に左に工事をしているのか先にブルドーザーが置かれた工事用の道を見るが、草の生えた道を直進すれば良いようだ。そのまま進むと沢沿いの道となり、小さな沢を渡って進む。だいぶ夏草が伸びて、ちょっとヤブっぽくなりつつあるが、道は続いている。樹林の中なので長袖シャツはいらないだろうと脱いだ。さらに進むと再び左からの小さな沢を渡る。沢水を顔に付けるとそこそこ冷たかった。さらに先に進んでいくといかにも沢沿いの道、再び日差しが入って暑いので、長袖を着る。右に木橋のようなものを見る。渡るのかと思いつつも先へ行くと道標があり、湯の沢峠は先のようである。

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 再び樹林の中なので長袖を脱ぐ。少し行くと渡渉になる。石があるので、それを使って渡る。少し進むとまた渡り返す。それからは何度も沢を渡り返して登っていく。左や右から来ている小沢を渡るのは入れなかったが、数えただけでも6回以上渡り返すことになる。赤テープなども付いているので、分からなくなりそうな所はそれを目印に登る。だいぶ登ってきたと思う頃、先にガードレールが付いている。

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 なんのためにこんな山深い所にガードレールがあるのか、以前は車も走らせようという考えもある林道に近い道だったのだろうか。

2025081720(苔がきれいだった)

 さらに登っていくと水量が少なくなってくる。左に沢が分かれる。木橋があるが、壊れている。使わなくても石の上を歩けば問題なかったが。先へ進むとさらに少なくなり、斜度も少し上がって登っていく。やがて水音があまり聞こえなくなり、水も少なくなったようだ。やがて右にわずかに水が流れるくらいになり、そのあたりが源頭なのだろうと思われた。左に登るとパタンという音が聞こえてきて、なんだと思っていたら上に古い避難小屋が見えた。もう随分前に泊まった小屋である。左には車が見えていて、何台も駐車されているようである。音は車のドアの音だったようだ。避難小屋の前に登り着いた。

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続く。

 

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