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湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、雁ヶ腹摺山、姥子山 その1

2025083008(カイフウロ)

【 山 名 】湯の沢峠、白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、大峠、雁ヶ腹摺山、姥子山西峰、姥子山東峰、百軒干場、金山峠
【 山 域 】南大菩薩
【 日 時 】2025年8月30日(土)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】やまと天目山温泉バス停8:25→9:25湯の沢峠登山口→10:10湯の沢峠避難小屋→10:15湯の沢峠→10:55白谷ノ丸→11:10黒岳→11:45赤岩ノ丸11:50→12:10大峠→13:05雁ヶ腹摺山13:15→13:50姥子山分岐→姥子山西峰→14:00姥子山東峰→14:15姥子山分岐→15:00百軒干場→15:10金山峠→15:25尾根上分岐→16:15金山鉱泉跡→16:50遅能戸バス停

☆湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳

 猛暑日はロングコースに最適・・・な訳はないけど、なんとなく気分的にロングコースを歩きたくなった。自分は雁ヶ腹摺山や姥子山は歩いたことがない。このあたりは車やタクシーで大峠まで入ればなんなく歩けるのだろうが、どうもケチな性分なので一人でタクシー乗って高額を払い、大峠まで入るというのは抵抗があった。しかし、バスで入るには長時間歩行と相当な登りを強いられる。ということでずっと歩いたことがなかったのだが、歩けるうちに行ってみたいと思った。いつもならば帰りの電車で読む本とか余計なものを入れてくるのだが、それは今回は入れないようにしたり、わずかに気持ち軽量化した。どこまで行けるか分からないので、プランをいくつか用意し、黒岳までで引き返すプラン、大峠まで行った時に13時を過ぎているようであれば、体力を見てそのままハマイバ前に下るプラン、雁ヶ腹摺山を往復してハマイバ前に下るプラン、一番歩きたかったプランは、体力も時間もうまくいけば金山鉱泉跡に降りて遅能戸から17:10のバスに乗るプラン、もしバスに間に合わなかったらそのまま大月駅まで歩くプランである。後は行ってみてどうなるかである。

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 いつものように甲斐大和駅からのバスに乗る。先に臨時便があるのだが、少なくとも小屋平あたりまで乗らないと乗せてくれないので定時の8:10のバスに乗る。天目山温泉で自分ともう一人下車したが、小さなザックを持った人で湯の沢峠へ向かうような雰囲気ではなかった。

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 一人、湯の沢峠への林道を歩く。そちらの道に入るとトラックが一台通って行った。乗用車ならば登山者だと思うけど、この先にトラックが行くような所があるのだろうか。やはり今日はかなり暑い。二週間前に比べても気温が高いようだ。水は2Lと飲みかけの麦茶のペットボトルが1本あるが、ちょっと足りないかもしれない。しばらく歩いていくと右に竜王宮というのがある。立ち寄る気はもちろんなかったが、かなりの山の中という雰囲気でこんな所に立派なお宮があるのが不思議なくらいであった。

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 先へ進むと数軒の民家があるのだが、いずれも無住の雰囲気、廃屋になっている家も目についた。車の通りは少なく、数台くらいしか通らなかった。ひたすら歩いて登っていく。横に木が多い所が多く、日差しをずっと受ける感じではないが有り難い。途中にはツリフネソウが群落で咲いていた。まだまだ湯の沢峠登山口は遠い。少し登りが緩やかになったものの、日差しが当たる所が多くなってちょっと暑い。それでもひたすら先を目指して歩く。だいぶ横の山の高さが低くなったなと思った頃、先々週に見た登山口の景色にたどり着いた。

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 そこから湯の沢峠への道に入る。少し先の左に止められていた工事用のブルドーザーはいなくなっていて、しっかり使われている事が分かった。先へ進むが、草が伸びた感じ、先々週は歩く人がいて倒れていたのが、ここのところは歩く人もなく、元に戻ったという感じがした。歩いたばかりなので記憶もしっかり残っていて、特に問題なく草の多い道を先に進む。樹林に入れば沢沿いの道はやはり少し涼しい。何度も渡渉になるが、先々週よりもわずかに水量があるように思えた。雷雨などがあったのかもしれない。ガードレールを見てさらに進み、沢が分岐している所を過ぎる。斜面の登りが少しきつくなり、右に進んで沢から少し離れて登り、再び左に沢が近くなって、小さな沢を渡り、左の本流の横に出た所で水を汲んでおく。1L汲んでおけばさすがに下山まで持つだろう。水を入れたせいか、少しザックが重くなった。さらに登っていけば、水量は少なくなり、河原を進んで左に登れば、避難小屋に着いた。あたりには車で来た人達か、話をしている人達がいるのが見えた。

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 水を飲んだだけで、先へ進み、降りてくる人に会いながら少し登ると湯の沢峠、カウンターを押そうと思うが、黒岳はない。そのままにしようか迷ったが、牛奥雁ヶ腹摺山のものが近そうなのでそれを押しておいた。左に登り始める。やはりそれなりにきつい登りである。上から女性のグループが二組くらい降りて来た。車で来てこのあたりの山を軽く歩くのであろう。さすがにこの標高であれば日当たりの良い場所はともかく、日陰であればそんなに暑くてたまらないという温度ではない。それでも登ればそれなりに汗はかかされるが。樹林の中を登っていくと、急に明るい所に出た。

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 そこは草原になっている。右を見ると富士山は上の方は雲がかかっていて、下の方だけ見えた。先にはご夫婦らしきお二人が登っているようだ。先へ登ると樹林の小ピークを過ぎて少し下る。すると右にこんもりした場所が見えてくる。先のお二人が前に登りかけていたが、戻ってきてそちらへ向かうようだ。自分も行きたい所ではあるが、これから雁ヶ腹摺山を目指すとなると立ち寄っている時間は無さそうである。以前に縦走したときも見送った気がする。いつかはまた行かなくては。

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 草原の斜面を登っているとカイフウロが咲いていた。先々週、それらしいフウロソウを見たが、はっきりとカイフウロと断定できる感じではなかった。しかし、これはくっきりと線が見え、いかにもカイフウロである。やはり会えると嬉しい。気持ちの良い風に吹かれながらしばらく登っていけば、白谷ノ丸に登り着く。

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 富士山が見えないのが残念だ。並んでいる山々が良い感じである。左手に並んでいる山々は南アルプスと思われたが、手前に雲が邪魔していてどこの山かはさっぱり分からなかった。一人休んでいる人がいた。

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 先へ進む。また樹林の中に入り、少し下る。そこから黒岳に向かっての登りになる。やはりそれなりに登らされる。軽い荷物を持った二人が降りて来た。その先は人にあまり会わず、静かな道を登っていく。カニコウモリを見かける。やはりこのあたりまで来ると樹林も中級山岳のものという感じである。結構登らされて進んでいくとやっと黒岳の山頂に着く。道標の他に山名を示す看板がいくつもあり、一等三角点も置かれていた。

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☆赤岩ノ丸、大峠へ

 水を飲んで、先へ行く。まだ体力も十分に余裕がある。樹林の中を少し進むと分岐がある。右の大峠を示す方が普通に歩かれているようで、そのまま進む牛奥雁ヶ腹摺山への道の方がわずかに薄い感じである。これは大峠に車を止めた人が黒岳を往復するなどでよく歩かれているからであろうと思われた。

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 そちらの道に入ると良い雰囲気である。苔もあり、ここは先日歩いた八ヶ岳に似た雰囲気の森でもある。

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 少し急な下りでしばらく下っていく。樹林の雰囲気が少し変わるが、普通の大菩薩の山の雰囲気である。しばらく下ってから小さなギャップの所でどちらに進むのか少し思案する。わずかに進むと先は踏み跡が薄そうだ。戻ってみると下へ向かいそうな道はすぐに左に曲がり、トラバース道になっていた。

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 さらに先に進むと緩やかな下り道が続く。このあたりは比較的歩きやすく、行程も捗る。道はしっかりしていて、やはり歩く人はそれなりにいるようだ。しばらくそんな道が続くと前に斜面が見えるところに出る。そこから登り返しになり、樹林の中を縫いながら登っていく。するとピークらしい所に出る。岩があり、古い道標の切れ端が置かれていた。ここが赤岩ノ丸であろう。

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 どうせ人など来ないだろうと道の上にザックを置いて座り込む。樹林の中で眺めもないピークである。時間的にちょうど良いので、いつもの菓子パンの昼食とした。

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 そろそろ先に進もうと立ち上がる。ふと木の根元に古い道標らしきものが置かれているようなのを見つける。文字は薄れかけていて、赤岩までは読めたのだが、その右の2文字が読めない。写真を撮っておいたが、後で調べると「赤岩本宮」と書かれていたようだ。松浦氏のガイドによるとこの下へ10分ほど下れば赤岩神社があることが書かれている。もちろん今日はそんな所へ行く余裕はない。機会があれば行ってみたいものの、果たして再訪することがあるかは分からないと思った。先へ進む。左に出ると先の下に道標が見えた。すると左にも裏返しの看板がある。回り込んでみると赤岩ノ丸を示す山名板であった。岩科小一郎さん「大菩薩連嶺」によると「赤ヤノ丸」となっていた。「白ヤノ丸」との対比を考えると、この山名は頷ける。いつから赤岩ノ丸になったのだろうか。それともこの漢字で「アカヤ」と読むのだろうか。

2025083017(富士が見えたならば...)

 道標に従って右へ大峠に向かう。少し下ると右が開けている所があり、雲がなければやはり富士山が見える場所だったが、雲がかかり、さらに霞んでいた。歩きやすい道だが、結構な急降下となる。どんどん下っていき、大峠の手前には休憩舎がある。車で来る人が多いから、わざわざこんな所の休憩舎をあまり使う人は無さそうに思う。その先に行くと道路に出る。車が何台も駐車されていた。左に雁ヶ腹摺山への登山道があり、さらに左の林道はしっかりとゲートがあった。右にトイレがあるはず、とわずかに下るとそのあたりからも天気が良ければ富士山が見えるようである。バイオトイレになっていて、きれいなトイレであった。

続く。

 

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