レンゲショウマの御岳山、ロックガーデン、日の出山
(終盤のレンゲショウマ)
【 山 名 】大塚山、御岳山、七代ノ滝、ロックガーデン、綾広ノ滝、長尾平、日の出山
【 山 域 】奥多摩
【 日 時 】2025年9月6日(土)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】古里駅7:15→8:50大塚山→9:00レンゲショウマ自生地9:15→9:40御岳山→9:45長尾平分岐→10:00七代ノ滝→10:30ロックガーデン10:35→10:45綾広ノ滝→10:50大岳山分岐→11:20長尾平→12:10日の出山12:20→13:20つるつる温泉
☆古里駅からロックガーデンへ
台風が来て久しぶりにまとまった雨が降り、何か月ぶりに冷房を付けずに寝ることができた。たぶん一過性ですぐにまた元に戻るのだろうとは思ったけれど、やっぱりもう9月、少しずつは秋の気配になりそうな気がする。暑すぎて近場の低山を歩く気がしなかったけれど、これだけ気温が下がれば、御岳山あたりでも普通に歩けるだろうし、今年はレンゲショウマ見に行っていないので、出かけてみることにした。
一番電車で出かけようと思っていたけれど、なかなか起きられず、二度寝して二番電車に乗るように起きて出かける。それでも古里駅出発は7時過ぎなのでなんとかなるだろうと思った。電車を乗り継いで青梅駅から奥多摩駅行きに乗る。やはり少し人が少ないような感じである。バスがどんどん減便になっているが、この人の少なさを考えるとやっぱり仕方ないことなのかなと思う。公共交通機関を利用して山へ行く人が減っているということもあるが、やはり人口減の社会になりつつある、という方が影響が大きいような気がした。古里駅で下車する。まずはトイレに立ち寄っておく。

トイレに行っている間に人はほとんどいなくなっていた。一応日よけのために長袖シャツを着ておく。出発し、横断歩道を渡って、いつものように歩道を歩いていく。清東橋行きのバスが通っていくのを横目に見ながら歩いていく。日差しはやはり盛夏ほどには厳しくはない。今日は長袖ではなく、半袖のクールシャツにした。日差しがきつければ普通の長袖シャツを別に持ってきてはいる。でもまだこの時間はなんとかなった。これくらいは普通の夏の気温、やっぱりあの36度とか異常な高温に比べると随分歩きやすい。しばらく歩いて右に折れて少し登れば、いつも通りの登山口である。

以前にはコスモスがたくさん咲いていたが、だいぶ伸びていたせいか、すっかり切られてしまったようで残念である。すっきりとしていたが、何か物足りない気がしないでもない。念のためトイレに立ち寄る。柵を開けてしっかり閉めて先に進む。樹林に入ればもう長袖シャツは必要ない。脱いで登って行く。先日のこともあるので、帽子はかぶったまま登って行く。ちょっと暑いが、虫も寄り付かず、快適に登って行く。

やはり少し倒木が増えたなという印象だが、特に問題がある訳でもなく、乗り越えて登っていく。先週の厳しい登りを頑張ったせいかどうか結構淡々と登っていく。しかし今日は風はないようだ。ひたすら登っていくと林道に出るが、そのあたりで後ろから一人登ってきた。さきほど電車を自分と一緒に降りた人である。早い人のようで、すぐに先に進んで行くのを見ると、もうその先に見かけることはなかった。どんどん登っていくと尾根に出る。先に進むと右に通行止の道があるが、さらに厳しい事が書かれている。よほど入って欲しくないのだろうけど、こういう事をたくさん書くとそれにつられて無理矢理入る人がいそうな気がする。さらに登っていくと微風が出てきた。やはり風がわずかでもあるとちょっと良い感じである。さらに登っていくと途中で休んでいる人がいた。暑いですねと言いながらさらに登っていく。少し虫が出てきたようだが、やはり帽子をかぶったままなのであまり影響することはなく、多少手で払いのけるくらいですぐに消えてくれたので問題なかった。さらに登っていくと古い古里駅を示す道標が以前と同様にあった。古里駅まで1時間半と書かれていたが、時計を見るとやっぱり一時間半登ってきた所だった。

さらに進んでいく。相変わらず、大塚山への階段の登りはきつい。それでもしばらく頑張ると誰もいない大塚山の山頂に着いた。この時期は特に咲いているお花もなく、写真を撮り、水を飲んで先へ進む。

御岳山方面に進むと木がナラ枯れしているようで回り込んで歩かされたりする。切られた木も多く、山も疲弊しているのだなと思いながら下っていく。やはりこの標高だとそれなりに涼しい。やっぱり雨が降らないとダメだなぁと思いながら歩いていく。やっぱり少し大きな枝などか落ちていて、それを斜面の端に投げたりしながら進んでいく。気持ちよく歩いていくとレンゲショウマ自生地の入口に着く。ここからは入らず、左に進んでいく。そのまま入ると登らされて左に進まなくてはいけないからである。歩いているとヤマホトトギスが見つかった。

さらにしばらく歩いて入口から入り、きつい木段を登る。さすがにレンゲショウマは終わりな感じ、それでもまだ咲いているものがいくつも見つかった。

登ったり横に歩いたりしながら探すとヤマジノホトトギスも見つかった。もうカシワバハグマも咲いていた。

さて、こんなもので良いか。ロックガーデンに向かうことにする。自生地を出て、まずは御岳神社に向かう。大きな木が多く、やはり御岳山らしい。ナラ枯れが進行しているなという感じである。

すこしひんやりして良い感じ、散策気分で先へ行く。途中の分岐には「わんこと一緒にトライアルコース」という表示がある。こんな標識があったのかという感じである。富士峰園地を歩くもの、神苑の森を歩くもの、ロックガーデンを歩くものの三種類のようである。

先へ進んで降りていくとケーブルカーの駅から歩いている人が多い。やはり外国人も含めて歩いているようだった。しばらく道を歩いていき、登っていく。神代欅をいつものように見て、土産物屋の中を進むが、まだ時間が早いようでやっていないお店が多かった。

通り抜けて神社へ向かって石段を登っていく。やはりいつもながら石段の登りはきつい。頑張って登って登り着いた神社でお参りする。今日は天気が良いので、左に進んでみると並んでいる中央線沿いの山々を見ることができた。

さて、ロックガーデンに向かう。石段を少し降りた所から右に入る。以前は知る人ぞ知るという道という感じだったが、最近は案内も付けられて普通に歩かれている道になっている。しばらく下って先に進めば、長谷川恒男を記念する石碑がある。

今日は茶店はやっていないようだ。人がいるが、みなさん先へ向かっていく。降りていく人は珍しくいないようだ。自分はここから下っていく。やはり歩いている人はおらず、静かな道になっていた。やっばり下りはきつい。以前よりもさらに段差がきつくなった気がする。ひたすら下って先へ進むと七代ノ滝に出る。すると珍しいことに誰もいない。さすがに誰もいない七代ノ滝は初めてのような気がする。以前にはなかった警告表示がある。ここで岩場から滑落して死亡事故が発生したようだ。普通に滝を見るだけならそれほどの滑落は生じないと思うけれど、危ない岩場に登ったりしないようにやはり注意しないといけないようである。

さて、鉄の階段を登る。いつもすれ違いに苦労する階段だが、だいぶ登った所まで人に会わない。ようやく下ってくる人に会った。それからは何人か会った。相変わらずきつい登りでようやく天狗岩、久しぶりに登ろうかと思ったが、ちょうど降りてきている人が何人かいるのが見えたので、やっぱりそのまま素通りして先に進むことにした。先に進んでいくと歩いている人が多くなった。下って沢に出る。外国人の二人組が先を進む。少し登ると写真を撮っていたので自分が先に進む。

やっぱり水はあまり冷たくはないようだ。何度歩いても水辺の道は良い感じである。しばらく歩いていけば、ロックガーデンに着く。ちょいと早いがお腹空いたので持ってきたパンを取り出す。ピザパンなのだが、潰れてしまっていた。それでも味は変わらないので美味しかった。

さて、先へ進む。歩いていくとタマガワホトトギスの咲き残りが見つかった。会えるとは思っていなかったのでこれは嬉しかった。

どんどん登っていく。綾広ノ滝は手前にロープが付けられていた。さきほどの外国人二人が前にいたが、ちょうど離れる所であった。写真を撮る。水量はやはり少な目な感じである。

先へ登る。しばらく登った所から見る滝もなかなかである。

お浜の桂もやっぱり大きい。

しばらく登っていけばいつもの大岳山への分岐、さきほどの外国人二人は大岳山の方へ向かって登っていった。自分はここから御岳神社方面に戻る。少し進むと水場があるが、やはり台風の影響なのかがんがん出ている。しかも冷たい水、顔を洗うと冷たくてクールダウンできた。

先へ進んでトイレに立ち寄った。さらに先に進むと右下から道が合わさる。最近はこの道を歩く人が結構いるようで、見ていたら数人登ってくるのが見えた。先に進み、天狗の腰掛杉を見る。

また先に行くと長尾平の売店の所に出る。たまにはと右へ進んでみる。緩やかに下っていき、ヘリポートの広い場所を通り、さらに先に行くと展望台がある。左の近くに見えるのは日の出山であろう。右は麻生山だろうか。悪くはない眺めだった。

戻るが、やはりヘリポートのあたりから左に見えるのは奥の院だろうか。結構いい感じの山に見える。しばらく行ってないが、またそのうちに登る事にしよう。先に進む。まだ時間も早いので日の出山に向かうことにする。御岳神社の下を通り、土産物屋の間を通ってまた神代欅を見て日の出山への道に入る。そちらに入るとあまり人が歩いていない。宿などがいくつもあるところを通って進み、そろそろ建物がなくなった所でヤギらしき動物が飼われているようで鎖で繋がれている。草を食べているのが見えた。

先に進んでいく。さすがにたまに人に会うが、いつもに比べると少し人は少ないようだ。9月に入ったばかりのせいなのか、来週が連休だからなのか、分からないが少ないことだけは確かである。それでもそれなりには会った。やがて鳥居を通る。

そこからの日の出山への道は相変わらずきつい階段の登りであった。なんとか登って先へ進み、しばらくは緩やかだったが、またきつい登りを少し頑張るとトイレのあるところに出る。さらに石段を登らされて日差したっぷりの日の出山に着く。日差しが厳しいので休憩舎で休みたかったが、ベンチは埋まっていたので、日陰の石の所に座って休む。もう見える雲の形はなんとなく秋のような雰囲気であった。

さて、つるつる温泉に向かうことにする。下っていくが、まだお昼過ぎなのに歩いている人がほとんどいない。こんなに少ないことも珍しい気がするが、やはり暑さを警戒してのことなのかもしれない。しばらく下った所から見える麻生山は相変わらずかっこいい。何度見てもよい眺めである。

分岐から左に進む日差しが暑い。さらに進んで下ると再び分岐、そこからハイキングコースに入る。以前よりも少し歩きにくくなった感じがする。人が多いせいなのか、雨などのせいなのか、いずれか分からないが、両方なのかもしれない。特に下部はかなり悪くなっていた。ひたすら下っていくと降りている人達が多かった。パスさせてもらってどんどん下れば、林道に出る。橋には以前と同様にオブジェが置かれているが、やはりすっかり錆びていた。

林道を歩いていると途中の別荘地ではジャズが流れていた。週末に休みに来ているのだろう。特に聞いていたわけではないが、林道を降りていくと川の音がジャズが流れているように聞こえて仕方がなかった。やっと分岐に出て、左に登り返す。やっぱり温泉への登り返しはいつもながらきつい。駐車場横を通り、さらに登ってやっとつるつる温泉に着く。ここは久しぶりである。帰りのバスは以前にはなかった青梅行きのバスが出来ている。時間を見ると武蔵五日市駅行きのバスは30分後なので却下、1時間後のバスは青梅行き、その次のバスはさらに1時間ほど待たなくてはいけないので青梅行きのバスに乗る事にした。やはり今日は人も少なく、のんびり浸かった。青梅行きのバスは意外に乗客が乗った。

青梅駅に出るともう駅前のビルは随分工事が進んでいるようだった。駅右の土産物屋さんのお店に行き、澤乃井やわさび漬けを買い込み、帰宅した。
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私は8月18日に行きましたが、御嶽駅からバスとケーブルを利用しました。
さすがにリブルさんは長丁場の歩きですね。
御嶽神社のお土産屋、最近は半分がシャッターが下りたままです。
ここもさびれるようです。
タマガワホトトギス、私が行った時も見られました。
投稿: 西やん | 2025年9月16日 (火) 21時56分
西やんさん、
やはり古里駅から登ると標高差がありますね。お手軽に歩くならば、やはりケーブルカーでしょう。
普段は自分も御岳山とロックガーデンで終えることが多いですが、日の出山を加えるとかなりの歩きになりますね。
物価高の影響か立ち寄る人が少ないのとやはり高齢化などで止めてしまうケースもあるのでしょうね。
投稿: リブル | 2025年9月17日 (水) 19時19分