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カメラが転落した飛竜山 三条の湯へ編

2025101101(三条の湯)

小屋のホームページに出ていましたが、歩いた時にはサオウラ峠から三条の湯への道の途中に桟道が壊れている所がありました。本文に記載した通り、通過は少し厳しいです。そのうちに修理してくれるかもしれないので、小屋のホームページで状況を確認した方が良いと思います。

【 山 名 】飛龍山、前飛竜、熊倉山、丹波天平
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2025年10月11日(土)~12日(日)
【 天 候 】11日 霧雨
      12日 晴れのちくもり
【 ルート 】11日 丹波山村役場バス停9:30→登山口→11:40サオウラ峠→13:30三条の湯(テント泊)
      12日 三条の湯6:05→7:35カンバ谷→8:25北天ノタル8:30→9:00近道入口→9:10飛竜山→9:35飛竜権現9:40→10:15前飛竜→11:20熊倉山→12:00サオウラ峠12:05→12:45丹波天平→14:00丹波山小学校→14:10丹波山道の駅

☆サオウラ峠道で一眼レフカメラが転落...

 地図を見ているとそういえば三条の湯から雲取山には登ったことがあるが、飛龍山へ登ったことがないなと気が付いた。本当はまた東北の山に出かけたかったが、台風の影響かどうか雨予報、また今年もそのルートは見送りになりそうだ。そういうときは近場で楽しめるルートが良い。事前の予報ではくもりだったので三条の湯を予約したのだが、直前になると雨予報に変わっていた。もう今更なのでそのまま出かけることにした。

 丹波行きのバスはそんなに早い時間ではない。いつもより少しだけ早起きして先に奥多摩駅に着く電車で行く。やはり天気が悪く、山は霧、青梅から先は霧雨が降っていた。奥多摩駅に着いてバス停に行くともうそれなりに人が待っていたが、多くの人は雲取山らしく、2便増発された西鴨沢行きのバスに乗り込んでいった。この天気では霧雨の中登ることになるだろうと雨具を着ておく。丹波行きのバスは空いているかと思いきや、結局、増発便に乗らなかった人が多数乗って、かなりの乗車となった。もちろん途中で降りる人はほとんどなく、鴨沢で結構な人が下車、お祭りでもそれなりに下車して、丹波山へ向かう人は10人未満だろうか。もうほとんど山へ行く人はおらず、地元の人や温泉に行く人だったようだ。知らなかったがその先に進むと車内に丹波山村PRの音楽が流れるようになっていた。深い山間部を走るので、若干の癒しになるだろうか。終点の丹波山村役場まで乗ったのは自分一人だった。

 以前はもう少し先が丹波のバス停だったが、今はここ止まりとなっている。奥多摩駅よりは霧雨が弱いようで、わずかな降り方である。先に進むと車庫のような所にサオウラ峠登山口を示す道標が付けられていた。右へ農道と思われる舗装路を登っていく。霧雨が弱いので雨具の上は少し暑いので脱いだ。後ろをバスが通った時に小学校前あたりで見た人達が歩いている。車を丹波山温泉あたりに止めて登る人達だろうと思われた。何度か折れ曲がりながら登っていく。やはり農地を見ながら登っていくとやっと登山口と書かれた所に出た。扉を開けて先に進むと道は草が生えている。さすがに暑い夏場は歩く人が少ないようである。草を踏んで先へ進んでいくと再び扉がある。通り抜けて扉を閉めて先へ進む。少し先にもう一つ扉がある。それも開けて先へ進むともう普通に登山道という感じになる。うす暗い樹林の中をしばらく登る。まだそれほどはきつくはない。しばらく登って涸れ谷を見ると左へ進んでそのあたりから斜度が上がる。ちょっときついが、淡々と登る。しばらく登ると霧が濃くなった。雨具の上を着込む。このあたりは昔と道が付け替えられているのであろうと思った。しばらく登っていくと道標のある所に登り着く。そこには確か記憶だと上の沢と書かれたものを大ダワと貼りかえられていたように思ったが、カメラを無くしたので正しいかどうか分からない。だいぶ汗をかいたので雨具の上を脱いだ。左に山道と書かれた道を分けて、先に進む。

 わずかに進むと持っていたハンドタオルがないことに気づき、落としたかとわずかに戻ったが特に落ちているものはなく、ザックを下してみたら中にしっかりあった。安心して先へ登るがここからはさらに急登になる。やはり霧が深い。霧で木から雫がたくさん落ちてくる。ひたすらのじぐざくの急登をこなしていくが、さらに霧が濃くなる。やっぱり雨具を着込むかと登りの途中でザックを下した。

 雨蓋を開けて雨具を取り出そうとしたら、雨具の腕の所がカメラにかかっていて、カメラがゴロンとザックから落ちた。これは山側に落ちたのである。ああ、拾わなきゃと思った瞬間、カメラは止まらないでゴロゴロゴロと転がって、あろうことか急斜面の方へ。そこで止まれ!と念じてももちろん止まることなどなく、急斜面を転がり始めた。待て~とザックを置きっぱなしにして自分も急斜面を降り始めたが、カメラは重力加速度を加えてさらにゴロゴロとものすごいスピードで落ちていく。しばらく自分も急斜面を下ったが、これ以上下ると登り返せなくなると思った。カメラはそのまま落ちていき、途中で何かに当たったのか大きくジャンプしてその先はもう見えなくなった。

 この急斜面、谷までも落ちていくのであろう。こうなったら回収は不可能だ。たとえ回収できたとしてもあれだけ転がったらレンズは割れているだろうし、本体もどうなっているか分からない。中古で買ったカメラで修理も不可能な古い機種だけれど、まだ買ってから1年半も経っていなかった。サブカメラの位置づけだったが、まだまだ使い倒すつもりだった。なんとかザックの所まで登り返すが、それもまた厳しかった。やっとザックの所に戻る。ザックを背負うと悲しいかなわずかに軽くなった感じだった。

2025101102

 もうカメラの事で頭がいっぱいであるが、登るしかない。まだまだ急坂が続く。ひたすらじぐざぐで急坂を登るとやがて左へトラバース気味に登っていく道となる。道は細く、自分もカメラのように転落しないように気を付けながら登る。ひたすら先へ進んでいくと少し明るい所に出る。そのあたりは霧からの雨が少し弱まる。しかし、登りはそれなりに続く。しばらく登るとようやく広くなった所に出て、そこがサオウラ峠、きれいな石祠が置かれていた。以後、スマホで写真を撮ることにした。

☆三条の湯へ

 やはり霧が深い。三条の湯に向かう道に入る。緩やかな道がしばらくは続く。少し踏み跡が薄くなっている所もあるが、概ね問題はない。深い霧からの雫がたくさん落ちてきていて、ほとんど雨という感じである。

2025101103

 淡々と道を進んでいくが、やはり道がだいぶ細い所もあり、歩きにくい所もある。緑がまだきれいで紅葉には早いようである。

2025101104

 どんどん歩いていくと沢に向かうが、やはり道が悪くなる。御岳沢と思われるあたりは桟道は特に問題はなかったが、その先の登りがかなり悪い。慎重に登らなくてはいけなかった。ようやく先へ進むとまだしばらくは道が悪かったが、やがて普通の道になって歩きやすくなる。こういう道が続いて欲しいなと思いながら進んでいくと小さな尾根を乗り越して左に曲がって先へ行く。再び道が少し悪くなるが、それほどでもなく下っていく。

2025101105

 桟道が出てきて、さらに先へ行くと橋を渡る。これが権現谷だろう。桟道は問題ないが、少し高い。真ん中を進んで山道に取りつく。右にしばらく登っていくととうとう桟道が壊れた所に出た。小屋のホームページに出ていた場所である。

2025101106

 さて、どうやって通れば良いのか。崩れかけた砂地っぽい所を右下に下る。すると残っている桟道の下にお助けロープが付けられている。右下は谷でとても巻くことはできないようだ。巻いたとしても登山道は高い所を通っていて、とても登ることはできなさそうな急斜面である。ロープにすがりついてザレ気味の斜面を登る。右の岩に取りつければ、桟道を通らなくて済むが、この岩を越えるのは無理そうだ。ロープを伝って左に残っている桟道に乗る。残っている桟道は強度があるようでビクともしないので有り難い。高い桟道を少し進むと棚のような所に細い道が続いている。よくこんな道を作ったものだと思う。少し山を削って作ったのだろうかと思いながら進む。やはり右下は急斜面で巻いても通れないのがよく分かる。この道がなければとても通過できない所だろう。しばらくは歩きにくい道が続く。それでもなんとか先へ行くと大きな木が増えた。霧も少し晴れてきた。やっと小康状態になった感じである。緩やかに下っていくと下にテントが見えた。しかし、まだかなりの高度がある。その先へ行くとようやく三条の湯の建物が見えた。もう少し先に行くと森を抜けた。やっと三条の湯である。ここに来るのは20年以上ぶりである。

2025101107

 まずは先に進んでテントの受付をする。お湯に入りますかと聞かれたので、入りますと答える。テント代は1500円、お風呂が800円で計2300円だった。水場がトイレの横ということで水を入れておく。それからテント場に向かう。さきほど来た所から下へお祭りと書かれた道を下っていく。じぐざぐに下ると沢が流れている近くに降りて、左に渡る橋はお祭りへ向かう道、右へ下るとテント場だった。近くに沢が流れているが、やはり霧雨のせいか少し増水気味のようである。テントが2張ほどあった。あまり大きなテント場ではない。やはりここは予約制で正解なのだろう。とは言え、今日は来る人は少ないと思われた。

2025101108(テント場から小屋を見上げる。手前の小屋は水場)

 とりあえずテントを張ってから、昼食を取っていなかったのでカップラーメンを作る。きつい道を登ってきたのでお腹が空いていた。夕食まで時間はあまりないなと思いながらもしっかり完食してしまった。食べたら、もちろんお風呂である。霧雨は上がったようだ。ちょっと小屋までの登りがきついが、じぐざぐに登って小屋に着く。混んでいるかなと思ったが、入浴していたのは一人だけだった。入るとちょっとぬるめなお湯。お湯には湯の華が浮いていた。すぐに一人は出たので、しばしの間一人で入浴できた。後から人が来たので、あまり体が温まったとは言えなかったが、お風呂を出た。

 小屋前に登ろうとすると右に入れる所がある。小さなギャラリーになっていて、山の絵が展示されていた。なかなか味のある絵で良い感じだった。テントに戻る。今日は5張か6張くらいだったようである。後はいつものように酒を飲む。三条の湯の水割り、美味しく飲んだ。やはりこの時期は日が短い。天気が悪いからやはりうす暗くなるのも早いようだ。もう一度お湯に入りに行く。二人ほど入浴していた。今度はお湯がかなり熱い。がんがん沸かしてくれているようだ。あまりにも熱くて入れないので水で薄めたと先客の二人が話をしていた。明日は雲取山に登るそうだ。ここに泊まった人の多くは雲取山に向かうのだと思う。テントに戻るとすぐに暗くなる。また霧が降りてきて霧雨のようだ。木からパラパラと雨粒が落ちてくるが、本降りの雨とは違ってそれほどではなかった。真っ暗な中で入口を開けてお湯を沸かす。ガスはトラウマだが、気温もそれほど低くはなく、快調にお湯が沸いた。いつものようにカレーだが美味しく食べられた。6時なのに真っ暗、かと言ってすることもないので、シュラフに入る。さすがにそんなに長距離歩いた訳でもないのですぐには寝付けなかった。増水した沢がかなりうるさかったこともある。それでもうとうという感じでいつしか眠りに入っていた。

続く。

 

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コメント

カメラをなくす、ショックだったでしょうね。
カメラはもちろんですが、SDカードに画像が入っているとその方が大事かもしれません。
昔、山の中でカメラを貸してほしいという人がいました。
カメラが壊れたけどメモリーはありますと言っていました。

リブルさん、こんにちは。
リブルさんが飛龍山へ登ったことがないとは意外でした。
まあ、展望も無いし、シャクナゲの季節以外はわざわざ縦走路を外れて登るほどの山頂ではありませんが。

三条の湯へは二年前に三年かけて歩いた雲取山から金峰山までの奥秩父主稜線完歩の締めくくりに、
骨休めをかねて三条の湯に浸かり、雲取山山頂より歩いてきた縦走路を振り返りました。
その時も、サヲウラ峠の道が不通になっていたように思います。
一番近い山の湯として、また訪れたいと思っています。

10日、11日は台風22号が心配されましたが、思ったより早く通過したので、
長年の夢だった涸沢の紅葉を見に行ってきました。
今年は猛暑のせいで紅葉も遅れていましたが、10月に入って一気に気温が下がったため、
10年ぶりの紅葉の当たり年となりました。
当然、小屋は満員で久しぶりのテント泊、10日は好天となり、涸沢の紅葉を堪能しましたが、11日は夜明けから雨模様となり、残念ながらモルゲンロートは見れませんでした。
また、いつか再訪したいと思います。

西やんさん、

そうですね。壊れるならともかく、まさか転がり落ちるとは思ってもいませんでした。自分の不注意だから余計気が重いです。

登り始めだったから写真は数枚でしたので登山口と途中の道標の写真くらいだから良いですけど、あのカメラどうなったのかなとときどき思います。

たまびとさん、こんにちは。

書き方が悪かったかもしれませんが、歩いていなかったのは三条の湯から北天ノタルまでの区間でした。やはり飛竜山は20年以上ぶりでしたが、将監峠の方から2回、雲取山から一回歩いています。

涸沢はテレビでやってましたが、よい紅葉だったようですね。

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