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荒雄岳へ

2026061441(山頂から栗駒山の眺め)

【 山 名 】荒雄岳
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2026年6月14日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】吹上キャンプ場前バス停8:50→9:30八つ森コース登山口→10:25 856m→10:50稜線→11:00荒雄岳11:05→11:45片山コース登山口→12:15八つ森コース登山口→12:50間けつ泉前バス停→13:00地獄谷遊歩道→13:20間けつ泉前バス停

☆荒雄岳へ

 二日目は荒雄岳である。たまにしか人が入らない山のようなのでちょっとクマが心配な所ではあるが、この時期、お花も少ないし、食べるものもそれほどないだろうからどこかへ移動している可能性の方が高そうだ。なので遭う可能性は低いのではないかと勝手に思う。早朝から日の出で明るくなり、起こされる。窓の障子を開けると快晴のようだ。これは暑くなりそうだ。あまり天気が良すぎるのも微妙である。宿を早めに出て駅で8時過ぎの鳴子温泉行きの列車を待つ。やはり素晴らしい青空である。鳴子温泉で下車し、今日は歩く時間はそんなに長くはないと思って1.5Lのペットボトルを持っていたのだが、この天気だとかなり水の消費量が高そうなので自販機で水を1本購入しておく。バスに乗り込むと他に二人ほど先客がいた。登山者ではなく観光客のようである。20分ちょっと乗った吹上キャンプ場前で下車する。先客の二人は間けつ泉前で下車するようだった。

2026061401

 わずかに先に進むとトイレがあるので立ち寄る。キャンプ場にはたくさんのキャンプが張られているのが見えた。すぐ先の左に片山地獄と書かれた案内板が指し示す林道に入る。林道はやはり登りが続いてなかなかきつい。その上、天気が良すぎてすでに暑い。今日はどのくらい汗をかかされるだろうか。今日もこんな時に便利なクールタイプのシャツは忘れてしまった。日射し避けに長袖シャツを着たまま登っていく。しばらく登るとやがて砂利道になる。左に眺めが広がっている所があり、そこから見えているのは禿岳などであろうか。

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 さらに進んでいくと樹林から出てしまい、日射しが厳しい道となる。おそらく林道の先に見えた左の山が荒雄岳ではないだろうかと思う。

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 やっぱり暑い。風もあまりない。ひたすら先に進むとようやく少し下って再び樹林の中に入る。谷状の所に出て、先へ再び登っていく。やっぱり登山口まではかなり長い歩き。こういう所は車でカットしたいなとちょっと思う長さである。曲がりながら登っていくとすごく良い道になり、さきほどの砂利道はなんだったのと思うくらい良い道である。しばらく進んで登るとやっと右に標識があり、左に小さな道が分かれている。そこが八つ森コース登山口だった。

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 左の林道に入るとやはり草の生えた道、青空が恨めしいくらいである。しばらく進むと右に折れて直線的に登る。暑い暑いと言いながらひたすら登る。随分登ると荒雄岳登山道案内図という看板が落ちていた。どうもここが林道終点だろうか。

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 そこからはさらに草が生えた道になる。一部は伐採されたのか、木はまばら、日差しがあって風もなく、酷く暑い。道なりに登っていくが、やがて先に急傾斜の山が見えてきた。近くになると右に行ったり、左に行ったりしながら進み、やがて右に進んで左に折れると樹林の中に入る。するといきなりブナがある。その上、ブナの樹林の中に入ったせいか日影でひんやりとしていてさきほどまでの道と雲泥の差である。少し登るとやはり日影が続きそうなので長袖シャツも脱いで半袖シャツ一枚になるととても快適である。

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 やはりブナの森は良い感じである。左右に曲がりながら登っていく。そんなにきついという感じではないが、どこまでも左右に進んで長い登りが続く。やはり所々大きなブナを見る。随分登ると途中にはヤマツツジがまだ咲いていた。

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 さらに登っていく。左に大きく進むが、また右に大きく戻る、そんな道を何度か進んで登るようになる。ひたすら頑張って登っていくとやっと尾根に登り着いた。先にはやはり大きなブナがあるが、だいぶ損傷しているようだ。ここまでくれば856mは遠くないようだ。進むと右に山が見えるが、あれが荒雄岳であろう。

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 緩やかに登ってあまりピークらしくない856mを通過するとわずかに下る。先の山が壁のように見えてくる。まだやはりそれなりには登らされそうだ。

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 しばらく進んでからまた登りになる。やっぱり左右に進んで曲がりながら登っていく。だいぶ来たなと思う頃、尾根を外れて右にトラバース道っぽい登り道になる。道が細く、転落するほどではないけれど、少し歩きにくい。倒木も増え、かなりの大木が倒れていたり、枝が邪魔したりするので、越えたり、枝をどけながら進んだりとなかなか時間がかかる。やはり太い木を見る。

2026061411(歩きにくい細いトラバース気味の道の途中にも大木)

 しばらくそんな道が続いたが、尾根が近づき、左に登ると道標のある所に出た。来た方向に八ツ森コースの表示がある。おそらく左が廃道であろう。もう一つ古い道標があるが、おそらく左右を示していたようだが、すでに外されている。右が山頂である。

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 雰囲気の良い道だが、さすがに曇ってしまったようで少しどんよりとした感じになってしまった。

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 あれだけ晴天だったのにやはりこのあたり気象の変化が早い。それでも遠くの山はまだ晴れているようだ。この山のあたりだけ雲がかかっているのだろう。しばらく登るとやがて山頂に着く。

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 小さな石碑らしきものがあり、その前にやはり小さな鳥居が置かれている。後で調べると荒雄川神社という神社で山頂が奥宮らしい。先には山が見える。これは栗駒山らしい。栗駒山に行ったのはもう20年近く前である。今もイワカガミが群れ咲いているのであろうか。山を見ながら座り込んでパンを食べた。

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 さて、帰りのバスが気になる。15時前のバスには余裕があるが、もしかするとこの時間ならば13時台のバスに乗れるかもしれない。13時台のバスに乗れると温泉に入ってゆっくりしてから列車に乗り、仙台まで行くことができる。15時のバスだと温泉に浸かると次の列車は乗り継ぎが悪いので古川から新幹線に乗らないといけなさそうだ。なのでできれば13時台のバスに乗りたいと思っていた。下山路がどうなっているか分からないが、頑張ってみようと思う。

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 下りに入る。するとやはり登りの道よりもさらに道が細い。往復する人が多いのだろうか。それでも道は続いているのでそれを追って下る。こちらもやはり左に行き、右に行きと曲がりながら下っていく。何度も何度も折り返して下る。たまに枝が落ちていたり、倒木があって乗り越えたりしながらも下っていく。しばらく下った所で大木が道を塞いでいて、一瞬通れないのかと思ったが、よく見ると上にテープと踏み跡があり、倒れた木の上を登って通るようになっていて下ると先に道が続いていて安心した。さらにどんどん先へ道を進んでいく。やはりこちらもブナが散見される。ただ、登りのときよりは大木は少ないように思えた。足早に下っているから余計見落としているのかもしれなかったが。ギンリョウソウが少し咲いていた。もう6月だなと思う。

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 だいぶ枝などが散乱している倒木地帯を乗り越えたりして通り過ぎ、草の生えた細い道をさらに下る。すると左に沼のような場所を見るが、その右手を進んでそちらには行かず、さらに先に行くと緩やかに進んで先へ進む。やがてまた急坂にさしかかり、また左右に曲がりながら下っていく。何度も曲がって下り、最後に谷状の所まで下ると急に登り返す。わずかな登りだったが下りが続いた後なのできつかった。しかし、そこから先は少し道が広がって歩きやすくなる。しばらくは良い道だったが、また道が細くなり、草の生えている所もある。それでも進めば道は続いていて問題はない。少し斜度が緩んできた。どんどん下っていく。あまり慌てて下ると危ないので適当にスピードを緩めつつもそれなりのスピードで下っていく。

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 やはりブナのある森で緩やかになり、足元にはニガナがたくさん咲いていた。さらに下っていく。もう片山コース登山口が近いと思われる。

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 さらに緩やかになって道は曲がったりしながら先へ進んでいくと木柱の立っている所に出る。林道っぽい感じ、右に進むともう一つ木柱があり、そこに行きにもあった荒雄岳登山道案内図が置かれていた。時計を見ると11:45、うまくいけばやはり13時過ぎのバスに間に合いそうだ。

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 そこから林道のようなそうでないような草の生えた道をしばらく下る。するとこれは林道っぽい道に出て、そこからさらに下ると舗装された道路に出た。これが行きに登ってきた林道の続きであろう。

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 そこから右へ林道を下っていく。やはり下りが多く、スピードを出して下っていく。ちょっと強歩気味に歩いていく。しばらく歩くと林道の先に荒雄岳が見えた。

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 歩いていると初めて車が一台通って行った。ただワゴン車で登山者の車ではないようだ。何度も曲がりながら歩いていく。景色が同じようなのでどこを歩いているのか分からなくなり、ただひたすら道に沿って歩いていく。随分歩かされてようやく行きに曲がった八つ森コース入口に着いた。時計を見るとまだ12時15分、登りで40分ほどで歩いたから、13時前にはキャンプ場前に着けるだろう。これで間に合いそうなことが分かり、ホッとする。

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 のんびり歩いていく。また今朝と同様に日当たりの良い道に出るとやはり暑い。ただ、朝よりは雲が増えて薄日のようになったのと風が多少あったこともあって、行きよりも多少マシだった。随分歩いて樹林に入ろうとするところに右側に鳥居があり、分かれた木の根元に石祠が置かれていて、中に「山神」と書かれたものが入っていた。お参りしていたら、砂埃を上げながら乗用車が一台通っていった。

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 また歩いていく。樹林の中に入り、やがて舗装道路になり、下っていくとキャンプ場前に出る。朝とは違ってキャンプはほとんど撤収されていてがらんとした草地が広がっていた。

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 時計を見るとまだバスまで時間がありそうだ。トイレに再度立ち寄ったのち、間けつ泉の方に歩く。しばらく歩くとバス停があるのが見えた。

2026061426

 行ってみて時刻を確認すると自分が覚えていた時間は平日の時間で13:10だったが、休日は13:24でまだ30分くらいあるようだ。それならば間欠泉を見に行ってみようか。

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 道路を右に下っていくと間欠泉の入口というのがあったが、そこまで行くと入場料金500円と書かれている。自分は別な所で間欠泉は見たことがあるので、そこまで料金払って見ようという気にはならなかった。道路を戻って見ると地獄谷遊歩道330mと書かれている。時間が後25分くらいしかないが、行ける所まで行ってみよう。時計を見つつ、しばらく歩くと入口に着く。現在は途中までしか歩けないようだ。階段を下り、橋を渡ると沢沿いの道となり、木道なども続いている。少し進むと確かにボコボコとお湯が湧いていたり、硫黄の香りと熱気が漂っている。ざるもあって温泉玉子が作れるらしい。

2026061428(左にお湯が沸き、蒸気も噴出)

 さらに先へ行くと右手に紫地獄と書かれていて、石が積まれたようになっている所から上記がシューシューと吹きあがっている。これを見ただけで間欠泉を見たのと同じくらいな気持ちになった。

2026061429(紫地獄は蒸気を吹き上げている)

 もう少し先に行ってみるとやはり高温のお湯が湧き出している。手など付けたら火傷してしまうだろう。やはりすごい所である。

2026061431(高温のお湯が沸いている)

 時計を見るともう10分、そろそろ戻らないと思うが、すぐ先には通行止の表示があり、現在歩けるのはそこまでだったのでちょうど良かった。

2026061430(この先通行止)

 急ぎ足で戻る。橋までは楽に戻れたが、さすがに階段はきつい。道路に出て、時間を見ると後10分、バスに間に合うだろう。ちょっとだけ急ぎ足で戻ると3人ほどバスを待っていた。さすがに少し急いだせいか少し暑くなった。しばらくするとバスがやってきて乗り込む。駅まで乗り、下車する。列車に接続しているが、やはり温泉に入って帰ろう。

 今日も滝の湯に行く。やっぱり今日も熱いお湯だったが、たっぷり硫黄臭くなった。駅に行くが、次の列車までは時間があってしばらく待った。列車は空いていて、そのまま小牛田駅まで乗り、乗り換えて仙台駅に出る。新幹線の予約を済ませ、打ち上げ。はやぶさに乗ったが、人が多く、ちょっと車内が暑かった。約1時間半で東京駅。やはり早かった。

 

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