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平標山、仙の倉山から三国山へ 三国峠から大般若塚へ編

続きです。

2026053152(ツバメオモト)

☆三国峠へ

 さきほどの分岐まで戻ってみると道標が倒れていた。その先は木段の下りが始まる。

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 峠は遥か下の方のようだ。そこまでこの木段道が続くようだ。段差があり、重荷だとちょっと怖い。今日は乾いているから良いけど、濡れていたらかなり怖いだろうと思う。登って来る人達とすれ違う。下はザレた感じになっていて、その上、かなりの斜度があるから、こんな木段道にせざるを得ないようだ。途中、木段が倒れている所があり、そこは別に木段が作られていたりする。ひたすら木段の下りが続くとさすがに足が痛くなってくる。ときどき登って来る人にやはり会った。さらに下ってベンチなどがあり、わずかに休める所があった。

2026053129(だいぶ下ってもまだまだ三国峠は遠い)

さらに下っていくと遥か下に道路が見えた。さらに下って少し大き目の木段になる。ちょうど自分の足だと一段について三拍子で下る感じ、右足で下り、次は左足で下り、みたいな感じで下ることができたので、足への負担が両足に均等に掛けられて、多少負荷を減らすことができた。それにしてもまだまだ木段は続く。ちょっと古くなって割れている所などもあったり、斜めになったりしている所もあったので、注意しながら下らないといけない所もあった。

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 やっと下が近くなるとツクバネウツギが咲いていた。さらに下ると三国峠に着いた。

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 大きな鳥居があり、目の前に神社がある。神社は休憩舎を兼ねているようで、自分をパスして降りた人達が休んでいた。中に入り、お参りする。この神社は三国権現で、上野赤城明神、信濃諏訪明神、越後弥彦明神を祀っているようである。いかにも目の前は峠らしい。左右に道が通り、さらに先にも道があるようだ。左が法師温泉などに向かう方の道である。

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☆旧三国街道を大般若塚へ

 さて、法師温泉の入浴時間が気になってきた。入浴可能時間は11時から13時半と短い時間である。できれば12時頃には着きたい。しかし、三国峠下の道路から法師温泉に向かう道はヒルが多いらしい。沢に近い所にある道だからだろう。さすがに暑くなってきたこの時期には出そうな気がする。なので、旧三国街道を歩いて、大般若塚という所から直接、法師温泉に下る道を歩こうと思う。そちらでも途中に沢を通る所があるが、やはりヒルが出る可能性がある。昨日も今日も雨は降っておらず、乾燥した感じなので、出てくる可能性は高くはないが、それでも警戒は必要である。それにそちらを回ると時間もかかる。早めに出ることにする。

2026053133(トンネルへの分岐の先は草の生えた道)

 右に進んでから左に折り返し、少し進むと道が分かれている。さすがに直進の道は草の生えた道で歩く人が少ないことを物語っていた。そこから先に進むとしばらくは草の道だったが、やがて普通の道になる。比較的歩きやすい。途中には昔置かれた木のベンチがあるが、倒れたりしているものが多いし、そうでなくても苔が生えまくっている。整備されたのは相当前のようである。このあたりは少し登りが多いようだ。なかなかペースが上がらない。途中で立ち止まり、ズボンの裾を靴下の中に入れる。確かこうすると完全に防ぐようなことはできないが、多少はヒルの被害を減らすことができるようである。今日は虫よけスプレーも忘れてしまった。せめてこのくらいは防ぐようにしよう。

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 やがて沢を渡る。できるだけ速やかに通過したが、ちょっと怖かった。一つ目、二つ目と通過したのち、足元などを確認するが、特に何もついていない。さらに進んでいくと再び大きな谷に出るが、時間がかかる。沢を通過したときにメガネに何かくっついた!これはヒルか!慌ててメガネを振り払ったら大丈夫だった。確信はないものの、縦長の物質で泥とは思えなかったので、おそらくそうだったのではないか。少し先もぬかるみが少しあって、ヒヤヒヤものだった。なんとか通過してから足元や一応ザックも下して何かくっついていないか確認する。よかった何も付いていない。

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 登りがしばらく続いたのち、少し平になった所に石仏が置かれていた。やはりこういうものがあるから旧街道らしい。石仏を見るとやはり何かホッとする。しかし、大般若塚という地点はまだまだ遠い。先へ進んでいく。緩やかな樹林の中の道だが、やはり落ち葉が溜まっていたりして歩きにくい所もある。こういう所はヒルがいてもおかしくない感じである。やがて進んでいくと看板とお墓がある。「長岡藩士なだれ遭難の墓」と書かれていて、長岡藩内の犯人を長岡藩士が護送中に表層なだれにあって長岡藩士は全員死亡、犯人と人足はまきこまれずに助かったと書かれていた。こういうのを読むと狙われたのではないかと裏を読みたくなってしまう。

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 さらに先に歩いていく。このあたりは意外に高い所を歩いているようだ。やがて東屋が出てきて、右に道が分岐している。

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 そこから先に進む。また沢があったのでここもできるだけ速やかに通過する。やはりジメジメの所もあって通過してしばらく進んだ乾いた所で足元をヒルチェック。大丈夫、這い上がっているような事はないようだ。

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 先へ進むと少し日当たりがあるような所も通過する。登りの所はスピードを上げることはできないが、下りになるような所は出来る限りスピードを上げて下って先へ進むようにした。途中に「三坂の茶屋跡」という看板がある。坂上田村麻呂の血縁関係にあった田村越後の守が三坂の茶屋を営んでいた所であると書かれていた。冬に雪が止むまでは逗留したりしていた所らしい。

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 さらに先に進んでいく。やはり緩やかな道が続く。やはり歩く人がそんなに多くないせいか、倒木なども出てきて若干歩きにくい所もあるが、道は問題なく続いている。尾根の右をずっと歩き、だいぶ歩いてようやく乗り越す所を過ぎると左に下っていく。しかし、その先は再び登りになってペースが落ちる。それでもなんとか登っていくと東屋が見えてきた。ここが大般若塚という地点らしい。道が分岐し、峠らしい雰囲気の場所である。

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 左に大きな塔がある。「大般若」と書かれていた。近くに案内板があり、「大盤若塚理趣分供養塔」とある。読み方がよく分からない。案内板があり、妖怪が出るという話や死人が出ていることもあって旅人が恐れて命がけだったことから、大盤若経の文字を一文字ずつ小石に書いて死者の氏名を石に刻み、経石とともにここに埋めて塚となし、そこにこの供養塔を立てたといったことが書かれていた。後ろにはそこそこ高いブナと思われる木もあり、深い緑の中の静かな場所であった。東屋の横には戊辰戦役戦史と書かれた古くなっている案内板がある。文字が細かくすべては読まなかったが、会津軍と官軍がこの地で戦った古戦場のようである。

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 ここから法師温泉への道に入る。すぐに墓があり、吉田善吉というやはり戊辰戦争でなくなった人のお墓が置かれていた。その横を通って先に進む。最初は緩やかな下りだったが、やがて少し急な下りになる。一直線に下るし、あまり歩かれていないので枝などが結構あって下りにくい。掘れた感じで比較的分かりやすい道だったが、やがて曲がって下るようになると少し踏み跡チックな感じになって分かりにくい所も出て来た。左右に曲がりながら下っていくが、ずっと樹林の中でどのあたりまで下っているのかが分かりにくい。たまにテープも付いているのでそれらを見ながら下っていく。古い木段が埋め込まれている所もあったが、かなり古いもののようでだいぶ土に埋まりかけている感じである。大きな倒木もあって乗り越えたりしながら下っていく。随分下るとようやく車の音が聞こえてきて、擁壁の石段が見えたが、そこの手前がやはり悪くなっていて、足を滑らしたりしないように気を付けながらゆっくり下ってなんとか石段に出てそれを降りる。車が通り抜けているので、左右に注意しながら降りて道を横断した。

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 右手には石碑のようなものが置かれている道標が法師温泉を示しているので、左手を進むとその道に入るが、やはり歩かれておらず、だいぶ落ち葉などが溜まっている道だった。昔からの道なのか、石積みなども見かける。やがて樹林の中の急な道となる。すると途中で道がなくなっている所がある。左は大きな倒木で進めそうにない。よく見ると下に向かって足を滑らせた跡のようなものが見つかる。どうやらこれを下ればよいらしい。横の木の枝などを掴んで滑らないように気を付けながら少し下ると道の続きに出ることができた。そこからは細い道をひたすら左右に歩いて下る道になっている。ところどころ落ち葉がたまり、滑りやすい。かなりの急斜面に付けられた道なので、これ以上は太くできそうもない感じである。たまに踏み跡が不明瞭になるが、折り返して下ると再び道になったりする。かなり下に法師温泉と思われる建物がちらりと見えたが、まだ高度がある。まだまだ左右に折り返して下り、ようやく近くまで下るとお墓なのか五輪塔のようなものの横に降り立った。草の生えた所を左から右にと下ると温泉の建物の目の前に降り立つことができた。とりあえず水を飲む。これで登山道終了だ。旧三国街道(大般若塚)という道標が立っていた。

2026053143

 右に少し進むと法師温泉の入口である。随分久しぶりである。写真を撮り、中に入る。もちろん入浴をお願いする。バスは14時頃なので時間が余り過ぎるくらいである。大きなザックで恐縮だったが預かってもらい、着替えなどだけだして入浴する。久しぶりの広いお風呂、体を洗うことはできないが、何度もお湯を体に掛けてから入浴する。のんびり一時間も入浴してしまう。少し休んでから外に出る。まだバスまで一時間近くある。旅館の先には山が見えるが、おそらく三国山あたりの稜線だろう。あの上から下ってきたのだと思う。

 バス停のあたりに石があり、座れるのだが、日差しが暑かった。といってすることもない。のんびりとあたりを眺めているしかなかった。時間近くなるとおじさんが一人やってきた。ようやく来たバスに乗り込んだのは、自分とそのおじさんだけだった。途中でも乗る人はなく、自分は猿ヶ京のバス停で下車する。しかし、相変わらず接続が悪いので、一時間近くバス待ちである。

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 暇だし自動販売機もないので、少し歩いていくと右手に酒屋があり、そこに自動販売機が置かれていたのでペットボトルのお茶を買うと冷たくて美味しかった。関所跡にも行ってみる。以前に資料館で説明を聞きながらコーヒーを飲んだことがあったが、今日は休館らしかった。戻る途中に鳥居があり、先の神社に行ってみようかと思ったら、クマに注意の表示があったので、出てこないとは思うものの止めることにした。バス停で待っていると道路の反対側に猿を見かける。猿ヶ京の名前の通りに猿が出てくるとは思わなかった。

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 帰りのバスは他にも数人乗車し、さらに途中でも外国人のグループなどが乗ってきた。ほとんどの人は上毛高原駅で下車した。自分は後閑駅まで乗り、普通列車で帰る。高崎で途中下車してお土産品を買い込み、帰宅した。

 

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登山(谷川・榛名・群馬)」カテゴリの記事

コメント

平標山は仲間と行く計画をしたのですが、体調不良で行けませんでした。
心残りのある山で、今も行けていません。
法師温泉、何度も近くを歩いていますが入ったことはありません。
数年前にも群馬の友達と行って、川古温泉に泊まりました。

良いですねー私もこの6月に三国山へシラネアオイ見に行く計画をしていたのですが、
天気と休みと主人との都合が合わずお流れに、やっぱり咲いていましたか。

法師温泉懐かしいです、有名な湯舟は混浴で日帰りでは女性時間が無く入れませんでしたが。
法師温泉から近くにバス停があるのですか?
私が行った時(もう16年も前ですが(*_*;)はタクシーで猿ヶ京のバス停まで行って、乗換て後関駅に行ったのですが。
バスがあるなら再チャレンジしてみたいです。


西やんさん、こんにちは。

平標山は良い山です。時期が合えばお花も多く、素晴らしい展望も満喫できます。
自分はもう何度歩いた事か。
比較的バスでも行けますので、何度歩いても楽しい山だと思います。

川古温泉、なかなかマニアックな温泉に泊まられていますね。
自分は行ったことはないです。

cyu2さん、こんにちは。

はい、シラネアオイたくさん咲いていました。
自分は滅多にシラネアオイに会えないので、こんなに会えたのは初めてだったと思います。
平標山付近もそうですけど、このあたりはホントにお花の山ですね。

法師温泉、日帰りは大浴場は混浴なので難しいですね。
でも、男性がたくさん入っている中、ご夫婦なのか、女性が入ってきて吃驚!強者がたまにいるみたいですよ。

法師温泉、本数は少ないけど、昔からバスがあったように思います。若い頃、友人と泊まりに行った時もバスがありましたし。猿ヶ京の乗り継ぎがわざとなのか随分時間が空くのが難点ですけどね。
平日ならぜひ泊まりでどうぞ。

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