小沢から御前山
(深霧の尾根を行く)
【 山 名 】湯久保山、若緑山、御前山
【 山 域 】奥多摩
【 日 時 】2026年6月6日(土)
【 天 候 】霧のち曇り
【 ルート 】小沢バス停7:20→9:25湯久保山→10:00若緑山→10:25分岐→10:35御前山10:40→10:50避難小屋→11:40トチノキ広場→12:45境橋→13:15奥多摩駅
☆小沢から御前山
天気はあまりよくなさそうだが、雨はなさそうだ。夏のアルプス山行に備えて長い登りに挑戦したくなった。御前山から小岩方面へは降りたことは何度かあるが、登ったことはない。御前山まで登りに取ると長大な尾根で3時間以上かかる登りとなる。それでも早朝から登り始めればなんとかなるだろうと行ってみることにする。

一番バスに乗りたいが、自分の家からでは藤倉行きの一番バスには間に合わない。なので二番バスの小岩行きに乗ることにする。武蔵五日市駅へ行き、列にならぶ。小岩行きのバスが来て、みんな乗るのかと思ったらそうではないようだ。数馬行きのバスを待っている人なのだろう。それでも10人くらいは乗っただろうか。払沢ノ滝入口までにほとんどの人が下車して、その先へ行く人は自分ともう一人だけだった。小沢バス停で下車する。
(御前山まで6.4Kmある)
やはり少しひんやりとする感じである。このバス停の先に「檜原 森のおもちゃ美術館」というのができたようである。そのうちに立ち寄ってみたいと思う。近くの方が掃除か何かでいるようだったので挨拶して先へ進む。すぐに右に折れて道を進む。再び左に進んで美術館の建物と思われる右を進んで登る。道標があったので、写真を撮っているとやはり近くの民家の方がちょうど出てきて挨拶する。御前山まで6.4Kmと書かれている。やはり遠いようだ。

簡易舗装の道をどんどん登っていく。何度も曲がりながら高度を上げる。そのうちに登山道という感じになり、さらにしばらく登ると道標が出てきて、登山道は右だが、左に伊勢清峰神社と棒に手書きで書かれていたので、左の道を進む。明るい所に出ると右に鳥居があった。鳥居と右の石碑には伊勢社と書かれている。鳥居をくぐって先へ少し進むと登山道が通っていた。そのまま直進して神社に向かう。すぐに左に石碑を見るが、そこからはそれなりに登らされる。ひょろ長い木を見て、さらに登ると神社に登り着いた。

静かな神社である。お参りする。ここまで登るとさきほどの登山道まで降りるのは面倒になった。先に進めないかと思う。少し先に進むと小さな木祠と横に犬のような石像が置かれている所があった。ごくわずかな踏み跡があるようだ。これなら行けるかもしれない。先に進んで登る。踏み跡を進むと木の枝が邪魔するものの、なんとか小さな尾根上を進んでいけるようだ。しばらく進んで少し下ると左から登ってきている登山道に出ることができた。
(登山道に出る)
登山道を先へ登っていく。それなりの登りだが、きついというほどでもない。しばらく登っていくとモミの木が立ち並ぶ気持ちの良い所に出る。

伐採作業をした看板があり、平成の頃に間伐作業をしたようである。さらに登っていく。だいぶ登ると分岐があり、左に道のようなものを見る。近くには道標があって直進の方が正解なようだ。直進して尾根を登ると左に建物のようなものを見る。そこへの道だったのかと思いながら登る。少し登りがきつくなると左にトタンなどで囲いがしてある場所があるが、草ぼうぼうである。昔はここで小さな畑を耕したりしている人がいたのかもしれない。やがてその先へ登ると霧の中に入る。道標が出てきて、それによると小沢から1.9Kmほど来たようだ。御前山まではまだ4Kmほどある。

先へ進んで登っていく。やがて岩場が出てくる。

下りならあっという間に通過できるのであろうが、登りだとそうはいかない。それでも道はしっかりしているので特に問題はない。「この先道悪し」の表示があり、身構えるが、先へ進むと左にロープが付けられている所があったものの、特に悪場という感じはなく、簡単に通過できる感じだった。このあたりがうとう岩だろうか。先の杉林の中の道はまだまだ登りである。霧が濃くなってきた。

少し立ち止まっていたら、霧が少し薄くなった。自分が登るペースよりはゆっくりと霧が上がっているのかもしれない。途中にはヤマボウシがよく咲いている木がいくつかあった。

再び登り始めて先へ行くとまた濃い霧の中となった。やがて道標がある所に出る。左に夏地などへの道が分かれていた。

濃い霧は続く。右に急な尾根が見えるが、これは仏岩の頭への尾根だろう。この天気の悪さでわざわざ立ち寄る気にはなれない。左にトラバース気味に登っていく。右に尾根を見てさらに先へ進み、そちらからの尾根とほぼ合わさる所まで登ったが、濃い霧は変わらない。さらに先に進み、少し下ってから再び先へ進んで登っていく。やがて黄色テープが木に付けられている所で左に入る。

湯久保山だけは立ち寄っていこうと思ったのである。樹林の中の踏み跡を登るとそれほど遠くもなく、緩やかになり、先へ進むと山頂らしい。こちらからだと木に裏返しになっている山名板があり、回り込むと湯久保山と書かれていた。下には昔のものらしい山名板も置かれていた。

そこから右に進む。少し進むと右から来ている登山道に出た。さらに登山道を進んでいく。少し台風の影響か枝などが落ちていて邪魔する所もあったが、そんなに大きな倒木などはあまりないので問題はない。しばらく進むと道標があった。御前山まで2.3Km、随分近くなってきた。先に進むと少し斜度が上がって少しきつくなる。淡々と登ると古い道標がある。昭和の頃のものだろうか。近くには小屋の残骸があるが、もう使われることもないのだろう。さらに登っていく。しばらく頑張ると山名板の付いている所に出た。そこが若緑山のようだ。あまりピークらしくない所である。

先に進んでいくと道標があり、御前山0.9Kmとだいぶ近くなった。

そこからは尾根から外れて右へ進む。左の尾根はどんどん高くなり、とても歩けたものではない。御前山に突き上げている尾根のようだ。右にトラバース気味に登っていくが、途中少し道が崩れている所がある。たいしたことはないが、足場があまり良くないので少し注意して先へ進む。さらに登っていくと右の尾根はかなり高く、やがて左に折り返し、その先を登るとまた右に折り返して登る。ようやく尾根に出るとそこには道標が立っていて鋸山などへの分岐だった。

もう御前山までは遠くはない。すぐ上で右に避難小屋などへの道が分かれる。そこから左の木段道を登る。しかし、木段の登りはなかなかきつい。ここまで随分登ったから足も少し重い。ゆっくりときつい木段道をしばらく登る。何度も曲がりながら登っていくと霧が薄くなる。ようやく登り着いた山頂は誰もいなかった。

ただ、先の方で鈴の音が聞こえていたから、山頂からもう奥多摩湖側へ下っていく人がいたのだろう。天気は少し良くなったのか少し日射しもある感じだ。ただ、周りは霧で眺めはない。こんなに人の少ない御前山は初めてだ。ベンチに座って昼食を取ろうかとしていたら、さすがに数人奥多摩湖側から登ってきた。まだ11時にもなっていない時間だが、昼食のパンを食べることにした。ベンチに座ってさくっと食べた。

さて、あまり頑張るつもりはなかったので、奥多摩湖ではなく、下山は境橋に降りるつもりである。ただ、今は下の方の登山道が通行止めのままなので、長い距離林道を歩かなくてはならないのが今一つだが。往路の木段道を降りる。さすがに下りは登りに比べてたいしたことはなく、避難小屋の分岐まで降りる。そこから避難小屋に向かう。

右手はかなり明るい。晴れたりするのかなと思いつつ先へ下ると避難小屋に着く。水場の水はしっかり出ている。特に汲んだりする必要はなかったのでそのまま進む。

下りになるとやはり霧の中に入る。この天気では登ってくるような人もいないようだ。

静かな道をひたすら下っていく。ときおり道標を見ながら下っていくとシロヤシオの広場などへの道が分かれていたりする。ひたすら登山道を奥多摩駅に向かって下っていく。随分下って足が痛くなってきて少し休みたいなと思う頃、大きな木が下に見えてくる。
(カツラの木)
その横を下ると右に案内板があり、カツラの木のようである。幹はメーター級のようだ。林道のような道に出ると少し進んでまた左に降りる。そこから下に下るともう一本大きな木を見る。

こちらは案内板などはなく、なんの木かは分からない。パラパラという音がして、雨が降って来たのかと一瞬危惧したが、単に霧からくる霧滴が落ちただけのようですぐに静かになった。どんどん下っていくとやがて道路に降りる。ここからは道路歩きとなる。

道路とは言え結構な下りが続くので、足が重い。どんどん下っていくとやがて見覚えのある大きな木の所に出る。トチノキである。やはり大きい。すぐ近くに行けるのだが、木橋がだいぶ古くなっていて、ビクビクしながら渡った。やはり巨大である。
(トチノキ)
道路に戻って下っていく。以前の登山道は今も通行止め、もう修復してくれないのだろうか。道路を下っていくと右手に伐採地がある。登山道が通行止めなのは、もしかすると伐採に影響するからというのも理由の一つなのかもしれない。林道歩きは単調である。ひたすら歩いていくと左からの登山道と合わさる。さらに先に進んでいくと広場があって民家などが見えるとなんとなくホッとする。少し先にチェーンと車止めが置かれている。またいで通るとやはり車はここまでのようで、その先は一般車両通行止めになっていた。

のんびり下っていく。民家や森の家などを見て、さらに先に下る。道路歩きがやっぱり長い。ひたすら下っていくとようやく以前の登山道入口がある。

ずっと通行止めで道も悪くなっているような雰囲気だった。さらに下る。境橋が見えるが、こういう風に見えるとバスが通ったりするんだよなと思いながら下っていく。さらに歩いてようやく境橋に出る。渡って左へ進むと境橋のバス停があるが、時刻を見ると30分ほど待ちである。ええい、奥多摩駅まで歩いてしまえ。

ちょっとトンネルの中を通るのは気分が良くなかったが、ここはあまり長くはないので助かる。ひたすら歩いていく。途中にバス停があり、ちらりと見ながら通過する。消防署のあたりでバスを待とうかとちらりと思ったが、まだ10分以上あるので頑張って歩く。商店街を通過し、橋を渡って左に曲がれば奥多摩駅。

バスが来る5分ほど前だった。ちょうど電車が行ってしまった。のんびり電車を待ち、早い帰宅となった。
« 法師温泉 長寿館 | トップページ | 胡桃ヶ岳へ »
「登山(奥多摩)」カテゴリの記事
コメント
« 法師温泉 長寿館 | トップページ | 胡桃ヶ岳へ »


結構長丁場のコースですね。
昔、神戸岩から林道で鋸山に登りたいと思ったことがありました。
林道の長い歩きはつらいと諦めました。
多分これも長いでしょう。
投稿: 西やん | 2026年6月22日 (月) 20時53分
西やんさん、こんにちは。
奥多摩はコースの取り方で長短選べるのが楽しいですね。
林道で鋸山は自分も歩いたことがないですね。
奥多摩駅から鋸尾根・鋸山経由で大岳山まで行くとこれもまた長い登りで、岩場もあって楽しかった覚えがありますが。下りも何度か歩きました。
投稿: リブル | 2026年6月22日 (月) 21時13分