登山(奥秩父)

天狗山(羽黒山)、白山(八王子山)、健康の森へ その2

その1からの続きです。(時間等はその1に記載)

2026032820(桜がちらほらの千代田湖)

☆健康の森、片山、西ノ平へ

 さて、再び山頂に戻り、登ってきた道をしばらく戻る。数人に会いながら下っていくとさきほどの千代田湖への分岐、そこから下っていく。しばらく下っていくと千代田湖横の道路に降り立った。桜が咲いているようだが、ちょっと離れていてまだ少し早かった。

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 左へ進んでいき、左へ分かれる道を下って少しで健康の森への道路が右に分かれている。ちょうど前を一人女性が歩いていた。健康の森を散策するのであろう。少し登った所で左に道がある。先へ進みかけたが、タムシバが咲いているようだ。春の小道と名づけられているようである。戻ってそちらに入った。数本あり、よく咲いていた。

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 右上に進む道に入って少し登ると道路に出る。先には桜が咲いていていかにも春らしかった。

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 桜の向こうに大きな山が見えていたが、雲もかかり、ぼんやりしていたのでどこの山かは分からなかった。

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 右にしばらく進んでいくと片山への道があるので、そこから片山に向かう。

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 緩やかに登ると山頂付近に出る。右に進むと片山の標柱が立っていた。

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 のんびりした感じで左に進むと道路があって、その先にやはりタムシバがよく咲いていた。古くなっていたがベンチもあったので、座って昼食とした。人もおらず、静かな感じが良かった。

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 しばらく休み、先に進むことにする。細い踏み跡が分かれていて、そちらの道に入る。何度か折れて下っていく。やはりタムシバが多い。

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 緩やかに下っていくと駐車場近くの道に降りる。

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 駐車場のあたりに桜が見えたので左に進む。駐車場の先に桜が咲いていた。若干早くて蕾が多かったが、それなりには咲いていた。右にベンチと眺めが広がり、街並みとやはり南アルプスの雪を抱く山を見ることができた。

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 戻って先へ進むと芝生の広場が広がっているが、そのあたりの桜がよく咲いていて満開だった。やはり天気の良い日の桜は良い感じだ。桜の前に座っている人達も見かけた。しばし桜を眺めたのち、先に進む。緩やかに登っていく。女性グループが何組か歩いていた。車で駐車場まで入れば軽い山歩きで楽しめるからであろう。

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 先へ進むと人も少なるが、たまにやはり女性グループに会う。のんびり進んでいくとやがて西ノ平の近く、ピンク色の桜が楽しめたが、なかなかきれいな写真は撮ることができなかった。

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 先へ進んでいくと道が分かれている。

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 左の道を取って先へ進んでいくとベンチがあり、お一人休んでいる人がいた。このあたりが西ノ平と思われるが、三角点は自分には見つけられなかった。左に道が分岐していて、右へ進んでみるとやがて再度右へ進んで戻っていく。ぐるりと一周できるようになっているようである。

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 分岐に戻って左の道に入る。少し下ると分岐に出る。右に冬の小道がある。それを先に進む。

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緩やかに下っていき、稜線から随分離れて下る。日陰のエリアでお花も咲いていないので淡々と歩いていく。随分歩いたのち、「管理道」と道標に書かれた方に進む。

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 緩やかに下っていく道はごくわずかに歩かれているのだろうか。何度か折れて下っていくとこんな所にも「健康の森ご案内」という表示板があり、地図で場所が示されている。管理道だからコースとしては推奨されていないように思えるが、こんな所にまで案内板があるというのも不思議な気がする。

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 左に折れて草の生える道をのんびり下っていく。右手に広い場所が見えたが、しっかりと門柱が見える。あれでは外に出ることができないだろう。万事休すか、と思いながら下っていったら、道は左に曲がってやがて簡易舗装の道となり、チェーンはあったものの、問題なく道路に出ることができてホッとした。見えていたのは何かの施設の敷地だったのであろう。

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 道路を歩いていく。右手の農地の奥に見えているのは昇仙峡付近の山だろうか。ごつごつした岩が見えて特徴的だった。しばらく歩いていくと右手に川があるようで、そのあたりに桜がたくさん咲いている所があった。目で見るときれいだったが、やはり写真にはうまく撮れなかった。左に鳥居がある。片山稲荷神社のようである。鳥居をくぐって急な石段を登る。滅多に来る人もいないようで落ち葉が石段にかなりあった。登ると岩が落ちてきそうな雰囲気である。右から回り込むと左に社殿があったが斜めっている。崩れてもおかしくない感じに見える。少し躊躇したが、入ってみるとまだそれほどではないようだ。中はこじんまりときれいに整頓された感じだった。お祈りして再び参道を注意して降りる。少し先に成田山身代わり不動尊がある。バス停があり、時間を見ると数分で来る時間だった。石段を登ると広い土地になっているが、不動尊がどこにあるのか分からない。左手の建物の中だろうか。人の気配がなく、開いているのかも分からなかったし、バスが気になったので諦めた。バス停で少し待つとあまり人の乗っていないバスがやってきて乗り込んだ。

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 バス停をいくつか乗った所の北西中学校バス停で下車した。少し戻った山宮温泉で入浴する。きれいな建物でこじんまりとした感じではあるが、なかなか良いお湯であった。バスは一時間に一本程度なので、適当な所で切り上げてバス停に行く。しばらく待つとやはりそんなに乗っていないバスがやってきた。甲府駅まで乗る。そういえば山宮温泉の写真を撮り忘れた事に気づいたが、後の祭りであった。甲府駅でお土産などを買い込んで、帰宅した。

 

天狗山(羽黒山)、白山(八王子山)、健康の森へ その1

2026032802(千塚八幡神社のシダレザクラ)

【 山 名 】天狗山(羽黒山)、白山(八王子山)、片山、西ノ平
【 日 時 】2026年3月28日(土)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】湯村ショッピングセンターバス停8:45→9:00加牟那塚古墳→9:25羽黒大宮神社→9:50天狗山(羽黒山)→10:20白山(八王子山)10:25→10:45健康の森入口→11:10片山11:20→12:00西ノ平→道路→12:55成田山身代わり不動尊バス停

☆天狗山、白山へ

 甲府の里山へ行ってみることにする。白山は以前に淡雪山などと一緒に歩いたことがあるが、近くに健康の森という整備された里山があるようだ。そのあたりを歩いてみたい。久しぶりに中央線で甲府駅まで乗る。途中、勝沼ぶどう郷駅の桜がかなり咲いていた。湯村温泉付近を通るバスは以前に比べると若干減っているが、それでも一時間に数本はある。少し待って韮崎駅行きのバスに乗り込む。しばらく乗った湯村ショッピングセンターバス停で下車した。東京は雨予報だったが、こちらは晴れていて有り難い。

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 少し先の信号を渡ると目の前に千塚八幡神社がある。参道を進んでいくと桜が咲いていた。シダレザクラもきれいだったが、普通の桜もまた満開に近い。

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 東京よりも少し暖かいようである。今日も随分暖かい。まずは神社でお参りする。神社の奥に掲げられている絵が武士の絵なのが甲斐の神社らしい。

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 先へ進むと直線的な道路に出る。左に進んでから右に細い道を折れると加牟那塚古墳があった。案内板によると5世紀末~6世紀末頃のものらしい。草の生えるところを右に進んでみると扉があるが、奥に石室を見ることができた。

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 先へ歩いていくと山が連なっているが、右手のこんもりした山が天狗山らしい。歩いていくと羽黒町のバス停があった。右に折れて進み、再び細い道を左に折れると羽黒大宮神社がある。

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 左手に小さな公園のようなものがあり、桜がよく咲いていたので見に行った。

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 戻って石段を登ると羽黒大宮神社がある。

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 境内には大石がいくつも点在していて、それぞれに石祠がたくさん置かれている。昔はかなり信仰された神社なのであろう。神社でお参りすると目の前に神社に関する張り紙があり、鳥居は叶い門の名称で願いごとが叶うそうである。自分の足もだいぶ良くなったとは言え、まだ完全には治っておらず、回復途上である。回復の願いが叶うとよいなと思った。また、天狗山については「お天狗さん」と書かれ、羽黒山、あるいは天狗山、荒木山、明峰山とも呼ばれていると書かれていた。また円墳の積石塚古墳があり、関東では最大級のものだそうである。春分の日の直前の日曜日に神事が行われるそうである。

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 右手の踏み跡を登るとすぐに道に出るが、さらに右上に踏み跡が続いている。折り返して登っていくと道路に出る。道の先にはやはり桜がよく咲いていた。階段を登り、石柱にしめ縄が付けられた下を通って登りになるが、結構な斜度の登り。今日はやはりのんびり登ろうとゆっくり登っていく。下が見えるとやはりもう随分登ってきたようで近くの民家が小さくなっていた。日差しを浴びているだいぶ汗をかかされた。まだ秋冬物を来ているのだが、そろそろ衣替えして春夏物に変えないといけないかと思いながら登る。ようやくきつい登りが緩やかになり、先に進むと神社のものと思われる建物があった。扉は閉まっていた。

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その左に天狗山という標柱が立っていた。

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 神社の裏手にあるこんもりが積石塚古墳のようだ。

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 石段があるのでそれを登るといくつも石祠などが置かれている山頂だった。金属製の大きな剣も後ろに置かれていた。

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 少し休んで先へ行く。道は続いていて、特に問題はない。先には稜線が見えて、右手にあるのが白山であろうか。緩やかな道を進んでいくとやがて左に登っていく。曲がって登っていくとやがて稜線近くになるが、少し踏み跡が分かれている。適当に上に登る道を選んで登ると八王子山や健康の森を示す道標が立っている所に出た。

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 右に白山に向かう。これも緩やかな道、しばらく進むと左に道を分岐し、千代田湖が樹林の合間から見えた。さらに先に進むと白ザレの道が出てきていかにも白山の名付けられそうな道である。

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 道は左へ進むようだが、岩の上も歩けそうなのでそのまま取りついた。たいしたことはなく、岩や白ザレの所を登っていく。

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 右手に富士山が見えた。やはりかなりぼんやりとしていた。登っていくと社のある山頂に着く。

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 街並みが広がり、遠くには山が見えてなかなか良い感じである。

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 岩を一つ降りた所に広場があってベンチなどもあった。

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 社は八王子神社と石標が立っていた。ここへ来たのは久しぶりなのですっかり忘れている。少し休んだ。ときおり人がやってきた。

その2へ続く。

 

 

カメラが転落した飛竜山 飛竜山へ編

2025101206(登りの途中から飛竜山を望む)

続きです。(時間等は三条の湯へ編に記載)

☆飛龍山へ

 夜中に何度か目が覚めた。3時過ぎには隣の人かライトで明るくなったりした。6時には出発しようと4時45分に設定していたアラームでスマホが震えたので起きた。雨音はなく、すっかり止んだようだ。まずは食事を作る。やはり気温が高く、冷えないようである。霧はまったくなかった。5時半近くなり、外に出てみるともう残っているテントは自分以外は二張だけだった。テントを撤収して小屋に登る。天気は良いようだ。水は2.5Lもあれば十分だ。持ってきた水2Lは昨日開けなかったので、0.5Lだけ水を汲んだ。

2025101201(良い天気になりそう)

 さて、登り始める。昨日来た道とテント場への道と分かれて右上に登る。フェンス沿いの踏み跡を進むといきなり道がなくなる。テープが付いていて、フェンスを支える細い支柱が邪魔したがそのまま進むとやはり道がなくおかしい。よくよくあたりを見上げると上に登るのが正解だった。右に左に右にとじぐざぐで急斜面を登る。しばらく登ると尾根らしい所に一旦登り着いた。左に尾根を登るがやはりきつい登りである。しばらく登ると右手へ登っていく。枯れているがスズタケがあって、何か懐かしい気がした。最近は温暖化のせいかすっかりスズタケは奥多摩あたりでは無くなっている。まだ残っているのはやはり標高もあって比較的涼しいからだろうか。道にはないので全く問題はない。

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 多少道が悪くなっている所もあるが、道自体は続いている。だいぶ右に進んだ後、左に折れてさらに登っていく。それにしても長い道である。延々と続く道をひたすら先へ進んで登っていく。随分進むと左手に山が見える。結構高いがあれが稜線のようだ。

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 まだまだ道は続き、登り道が続くとカンバ谷が近づいたようでロープの付けられた岩場っぽい所に出る。道があまり良くなく、ロープのお世話になりながら岩をトラバース気味に登る。後ろから人がやってきたようで鈴の音が聞こえるようになった。ようやく岩場を過ぎて先に行くと水の流れている所に出る。これがカンバ谷らしい。

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 水はあまり多くは流れていないが、少しすくって顔に付けると少し冷たかった。先に進むと左下に追いついてきた人が見えた。そのうちに抜かれるのであろうと思う。先に進み、相変わらず山に沿って登っていくのだが地味にきつい。随分高度を上げたなと思うとちらりと遠くに雲海が見えた。天気は随分良いようだ。青空が広がっている。

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 まだまだ登らされる。さきほど見えていた山は稜線ではなく、まだ登らなくてはいけない山だった。角を右に曲がるとようやく先の山が見えたが、あれが飛竜山であろう。先に進むがまだまだ道は続く。右にと進んでから左に曲がり、さらに登っていく。さきほどの人が追いついて来るかなと思ったけれど、意外に抜かれることはないようだ。ようやくの事で先に道標が見えて、そこに登り着くと北天ノタルであった。

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 予想外の良い天気で青空、遠くには山々と雲海が見えていた。

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 くもり予報だったのでこんな良い天気になるとは本当に思っていなかったので有り難かった。さきほどの人が追いついてきた。良い天気ですね、と話をする。少し休んだが、その人はまだ出発しないようなので自分が先に進むことにする。風が少し出て、わずかに肌寒いので長袖シャツを着こんだ。

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 進むとすぐに岩場の登り、少しへつり気味に登って進む。先へ進むと空中桟道が出てくる。結構古くなっている感じの桟道で心配だが強度はまだあるようだ。右も左も開いている所が多く、真ん中を慎重に進む。何回かそんな桟道を通過した。桟道が終わると細い道が続いていてそれを辿る。

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 だいぶ進むと左から右に曲がる所に「山頂近道」と書かれた表示があり、そこから右の踏み跡に入る。

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 細いながらも続いているのでそれを追って登るが、結構な斜度で登りはきつい。しばらく登ると斜度が緩んで登りやすくなる。

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 ちょっと倒木が多くなって、踏み跡らしきものを進むが、倒木を乗り越える所もあった。そんな道をしばらく進むと木柱が立っている。表示は裏のようなので回り込むと飛竜山の標柱だった。

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 飛竜山には何度か登っているが、いずれも20年以上前の事である。すっかりどんな山頂だったか忘れている。こんな山頂だったか、ほとんど見覚えのない感じだった。樹林の中で眺めもないので、長居をする気にもならない。休まず、そのまま先へ行く。飛竜権現で休むことにしよう。わずかに先に行くと下笹が少しグリーンのカーペットみたいな感じで雰囲気の良い所を通る。

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 やがてわずかに左に曲がって進むと先はシャクナゲの葉のトンネルになる。かなり細い道で葉が邪魔するので進むのが面倒である。途中でもう登ってきた人に会う。手前あたりでちらりと右手の樹林の向こうに山が見える。甲武信ヶ岳であろうか。

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 しばらく面倒な下りが続いたが、それを抜けて下ると石祠のあるところに下りついた。石祠は比較的新しいが、それでも苔が付いていた。昔は大きな木祠だった気がするが、斜めっていた覚えがある。もう随分前に倒壊して置き換えられたのであろう。そこでザックを置いて休む。すると学生のグループらしい人達がたくさんやってきた。先生だろうか、話をするとやはり雲取山からで、自分と同じように丹波へ下山するようである。

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 腰を上げて下りに入る。岩場などの下りになるが、落ち葉があって道も少し分かりにくい感じである。急な下りで慎重になる。少し下ると先にこんもりした山が見えてくる。

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 あれが前飛竜であろう。あたりには笹があるが、わずかである。以前の記録を見るとかなり笹が伸びていたように書いていたので、だいぶ笹が後退したのだろう。登り返しになってしばらく登ると少し右手を進むのだが、細かいアップダウンがあってなかなかしんどい。やはり何人か登ってきた人に会った。前飛竜の登りはきつい。岩場を登っていると後ろから鈴の音が近づいた。北天ノタルで会った人が追いついてきたのだろう。登っていくとようやく前飛竜に着く。

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 振り返ると飛竜山が大きかった。少し休んでいるとやはり北天ノタルで会った人が登ってきた。先からも一人登ってきた。追いついてきた人の方が早そうなので先に行くまで休憩することにした。

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 先に行ってくれたので後から下り始める。急な下りになって少し下ると展望の良い岩に出る。さきほどの人も写真を撮っていた。自分もそこで写真を撮る。まだ山の向こうには雲海が広がっていて、近くの木は少し紅葉している感じだった。

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 少し下ると右に針金のようなもので塞がれている所がある。右は岩岳尾根であろう。丹波へは左へ下り、そこから右下に向かう。岩場の急な下りが続く。さすがにこれだけ急な下りが続くと足が痛くなってきた。前を行く先ほどの人は早いようで少しずつ離れ、やがて見えなくなり、鈴の音も聞こえなくなった。自分はゆっくり下ろうと心掛けて無理せずに下るようにした。小さく折れ曲がりながらどんどん高度を落としていく。やっと少し斜度が緩んだが、まだそれなりの下りは続く。それでも少し緩やかになった所で右に少し樹林が切れている所があり、富士山が見えていたのには吃驚した。

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 先へ進むと緩やかな尾根に変わる。足が痛いのであまり早くは歩けない。淡々と進んでいく。たまに登って来る人に会った。緩やかに下っていくが大きな倒木などがあって、少しそれを避けて進まなくてはいけない所もあった。随分下ってから細い尾根になり、しばらく進む。そろそろ熊倉山かなと思いつつ進んでいくと目の前に壁のような場所が見えてきて、登り返す。その登りはかなりきつい。再び緩くなって進むとやっと熊倉山だった。

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 熊倉山南尾根を登ったのはもう結構前の事だ。小さな山頂で三角点を見ながら少し休んだ。さて、またザックをかついで下りだす。しばらく急だが、先へ進むと再び緩やかな下りが続く。ブナの林を通る。このあたりは気分の良い下りである。先へ進んでいくと明るい林になり、どんどん下っていくと足元に何かいる、と思ったらこげ茶色の蛇だった。シマヘビとかだろうか。もう少しで踏む所だった。鎌首をこちらに持ち上げかけたので急いで通り過ぎる。振り向くことなく先へ急いだら特に問題はなかった。女性が一人休んでいるのが見え、しばらく下ればそこがサオウラ峠だった。こんにちはと挨拶だけ交わす。近くの木に座り込んだら、栗の殻があってイガイガが尻に当たって少し痛かった。女性は三条の湯に向かって歩いて行った。今日は泊まりなのだろう。桟道が壊れている事を話して上げれば良かったと思ったが、もう後の祭りだった。

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 さて、ここから下山ではなく、丹波天平に向かう。そこからの下り道を歩くためである。緩やかだが、また登りである。さすがに足が痛く、のんびりとしか登れなかった。

2025101225

 ここは本当に平な広い尾根が続く。ゆったりしたアップダウンで先へ進むが、あまりにも広い場所で踏み跡もあまり明瞭ではない。適当にそれらしい続きを先へ進む。やがて倒木が増える。カラマツの林の中でどこが道か分からず、とりあえず先のピークに向かって進んでいく。どうも道は右手を巻き気味に進むのが正解なようだ。ピークの手前あたりから右に向かって倒木を乗り越えたりしながら進んでいくと道の続きと思われる所に出た。

2025101226

 それを辿って先へ進む。しばらく進むと先の方に樹林が出てきて、平な所を進むと電波塔を見て、丹波天平に着く。道標の近くに木が転がっていたのでそれに座り込んで水を飲んだ。歩いてきた方を見ると猿が一匹いるのが見えた。近づいてくることはない。木の間からこちらを伺っている様子である。警戒しながら持っていたグミを数粒食べた。

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 さて、ここから初めての道を丹波に下ることにする。丹波と書かれた方に進む。カラマツ林の中を右手に注意しながら進むが、やはり猿はこちらに近づくような事はなかった。下っていくと先の方の木に絡んでいるツタウルシか何かが紅葉していたが、近づくことはなく、左に曲がって下っていく。カラマツから落ちた堆積物があるので比較的歩きやすい。しばらく下ると右に折り返すが、そのあたりでカラマツ林は終わり、普通の樹林になる。上を見ると結構な高さがあり、なかなかの下りである。樹林の中に入るとトラバース気味の下りが続く。左手はかなりの急斜面で道も細くなり、少し慎重に進まないといけない。しかもそれが結構長い。サオウラ峠から直接下るよりも楽に下れるかと思っていたのだが、そうではないようだ。じぐざぐに急な斜面を下る。途中には造林作業で使うようなものがあるのかシートがかぶされている所があった。さらに右手へトラバースが続く。道も細く、結構厳しい。そんな道が長く続いて嫌になってくると左に進む。今度は右手が急斜面でまた道も細い。本当にきつい道である。下りもそれなりだが、どちらかというと神経をすり減らす道である。

 やっとそれが終わって少し良くなった所でザックを下して水を飲む。やはり下ってきたら暑くなってきた。そろそろ下部になってきたかなと思いながら下る。折れ曲がって左に進むと電線のあるところで右に降りるようになった。電線は近い。横は急斜面だからわざと電線を近くにして斜面から離れるようにさせているのかなどと考えながら下っていく。しばらく下るともう13時を過ぎているが登ってきた人に会って吃驚する。足の強い人なのだろうけど、この時間からどこまで行くのだろうか。まだまだ電線の近くの下りは続く。随分下って車の音などが聞こえるようになってきた。大きなキノコがいくつも道に生えていた。オオシロカラカサタケとかだろうか。そんなものを見ながらひたすら下る。厳しい下りでかかとに水ぶくれを作ったらしく、足裏も痛い。そろそろ終わってくれないかなと思いながら下っていくとようやく電線から離れて下る。しばらく下るとフェンスのある所に出た。下に橋などが見えたが、まだ高さがある。さらに右にしばらく下っていくと折り返した所で道標があり、上へ行く山道が分岐していた。

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 右にそのまま下ると小学校の柵のあるところに下りついた。小学校の敷地だけれど、通って良いらしい。閂を開けて中に入り、左へ下ると確かに小学校の横、そのまま先へ下ると坂道になり、もう丹波の集落や道路が下に見えた。

2025101229

 下れば道路に出る。温泉に向かうので左へ進む。温泉まで200mの表示があった。信号を渡り、少し道を登って進むと道の駅の入口である。そこから下れば道の駅、温泉はまだ下である。階段を下るが、足が痛い。橋を渡ってようやく温泉に着いた。入口にザック置き場があるのでザックを置いて中に入る。14時台のバスに間に合わせるのは無理だし、明日も休みなので16時前のバスでゆっくり帰ることにする。のんびり入浴して温まった。バスまでまだ30分くらいある。カメラを落としたのでなくなってしまった登山口の写真を撮りに行こうと丹波山村役場まで歩くことにする。道の駅でわさび漬けなどを買い込み、道路を歩く。しばらく歩いていくと丹波山村役場、少し先の登山口の写真を撮って、バス停に戻る。

2025101230

 椅子に座ってしばらく待っていたら、飛竜権現で会った学生グループと思われる人達が歩いていた。バスに乗るのかなと思ったら、先へ向かって歩いて行った。今日もどこかで泊まりなのかもしれない。しばらくすると一人降りて来たようだが、バスには乗らなかったので、時間になってきたバスに乗ったのは自分一人だった。小学校前や温泉で数人が乗り込んだが、その先は乗ってくる人がいない。昨日が天気悪かったので、この時間に下山する人は少ないのとおそらく西鴨沢から先は別な増発便が走っているのではないかと思われた。なので鴨沢でも人は乗らず、結局、あまり人は乗らなかった。奥多摩駅で下車し、駅に行くとホリデー快速に接続している。おかげで早く家に帰ることができた。

 

カメラが転落した飛竜山 三条の湯へ編

2025101101(三条の湯)

小屋のホームページに出ていましたが、歩いた時にはサオウラ峠から三条の湯への道の途中に桟道が壊れている所がありました。本文に記載した通り、通過は少し厳しいです。そのうちに修理してくれるかもしれないので、小屋のホームページで状況を確認した方が良いと思います。

【 山 名 】飛龍山、前飛竜、熊倉山、丹波天平
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2025年10月11日(土)~12日(日)
【 天 候 】11日 霧雨
      12日 晴れのちくもり
【 ルート 】11日 丹波山村役場バス停9:30→登山口→11:40サオウラ峠→13:30三条の湯(テント泊)
      12日 三条の湯6:05→7:35カンバ谷→8:25北天ノタル8:30→9:00近道入口→9:10飛竜山→9:35飛竜権現9:40→10:15前飛竜→11:20熊倉山→12:00サオウラ峠12:05→12:45丹波天平→14:00丹波山小学校→14:10丹波山道の駅

☆サオウラ峠道で一眼レフカメラが転落...

 地図を見ているとそういえば三条の湯から雲取山には登ったことがあるが、飛龍山へ登ったことがないなと気が付いた。本当はまた東北の山に出かけたかったが、台風の影響かどうか雨予報、また今年もそのルートは見送りになりそうだ。そういうときは近場で楽しめるルートが良い。事前の予報ではくもりだったので三条の湯を予約したのだが、直前になると雨予報に変わっていた。もう今更なのでそのまま出かけることにした。

 丹波行きのバスはそんなに早い時間ではない。いつもより少しだけ早起きして先に奥多摩駅に着く電車で行く。やはり天気が悪く、山は霧、青梅から先は霧雨が降っていた。奥多摩駅に着いてバス停に行くともうそれなりに人が待っていたが、多くの人は雲取山らしく、2便増発された西鴨沢行きのバスに乗り込んでいった。この天気では霧雨の中登ることになるだろうと雨具を着ておく。丹波行きのバスは空いているかと思いきや、結局、増発便に乗らなかった人が多数乗って、かなりの乗車となった。もちろん途中で降りる人はほとんどなく、鴨沢で結構な人が下車、お祭りでもそれなりに下車して、丹波山へ向かう人は10人未満だろうか。もうほとんど山へ行く人はおらず、地元の人や温泉に行く人だったようだ。知らなかったがその先に進むと車内に丹波山村PRの音楽が流れるようになっていた。深い山間部を走るので、若干の癒しになるだろうか。終点の丹波山村役場まで乗ったのは自分一人だった。

 以前はもう少し先が丹波のバス停だったが、今はここ止まりとなっている。奥多摩駅よりは霧雨が弱いようで、わずかな降り方である。先に進むと車庫のような所にサオウラ峠登山口を示す道標が付けられていた。右へ農道と思われる舗装路を登っていく。霧雨が弱いので雨具の上は少し暑いので脱いだ。後ろをバスが通った時に小学校前あたりで見た人達が歩いている。車を丹波山温泉あたりに止めて登る人達だろうと思われた。何度か折れ曲がりながら登っていく。やはり農地を見ながら登っていくとやっと登山口と書かれた所に出た。扉を開けて先に進むと道は草が生えている。さすがに暑い夏場は歩く人が少ないようである。草を踏んで先へ進んでいくと再び扉がある。通り抜けて扉を閉めて先へ進む。少し先にもう一つ扉がある。それも開けて先へ進むともう普通に登山道という感じになる。うす暗い樹林の中をしばらく登る。まだそれほどはきつくはない。しばらく登って涸れ谷を見ると左へ進んでそのあたりから斜度が上がる。ちょっときついが、淡々と登る。しばらく登ると霧が濃くなった。雨具の上を着込む。このあたりは昔と道が付け替えられているのであろうと思った。しばらく登っていくと道標のある所に登り着く。そこには確か記憶だと上の沢と書かれたものを大ダワと貼りかえられていたように思ったが、カメラを無くしたので正しいかどうか分からない。だいぶ汗をかいたので雨具の上を脱いだ。左に山道と書かれた道を分けて、先に進む。

 わずかに進むと持っていたハンドタオルがないことに気づき、落としたかとわずかに戻ったが特に落ちているものはなく、ザックを下してみたら中にしっかりあった。安心して先へ登るがここからはさらに急登になる。やはり霧が深い。霧で木から雫がたくさん落ちてくる。ひたすらのじぐざくの急登をこなしていくが、さらに霧が濃くなる。やっぱり雨具を着込むかと登りの途中でザックを下した。

 雨蓋を開けて雨具を取り出そうとしたら、雨具の腕の所がカメラにかかっていて、カメラがゴロンとザックから落ちた。これは山側に落ちたのである。ああ、拾わなきゃと思った瞬間、カメラは止まらないでゴロゴロゴロと転がって、あろうことか急斜面の方へ。そこで止まれ!と念じてももちろん止まることなどなく、急斜面を転がり始めた。待て~とザックを置きっぱなしにして自分も急斜面を降り始めたが、カメラは重力加速度を加えてさらにゴロゴロとものすごいスピードで落ちていく。しばらく自分も急斜面を下ったが、これ以上下ると登り返せなくなると思った。カメラはそのまま落ちていき、途中で何かに当たったのか大きくジャンプしてその先はもう見えなくなった。

 この急斜面、谷までも落ちていくのであろう。こうなったら回収は不可能だ。たとえ回収できたとしてもあれだけ転がったらレンズは割れているだろうし、本体もどうなっているか分からない。中古で買ったカメラで修理も不可能な古い機種だけれど、まだ買ってから1年半も経っていなかった。サブカメラの位置づけだったが、まだまだ使い倒すつもりだった。なんとかザックの所まで登り返すが、それもまた厳しかった。やっとザックの所に戻る。ザックを背負うと悲しいかなわずかに軽くなった感じだった。

2025101102

 もうカメラの事で頭がいっぱいであるが、登るしかない。まだまだ急坂が続く。ひたすらじぐざぐで急坂を登るとやがて左へトラバース気味に登っていく道となる。道は細く、自分もカメラのように転落しないように気を付けながら登る。ひたすら先へ進んでいくと少し明るい所に出る。そのあたりは霧からの雨が少し弱まる。しかし、登りはそれなりに続く。しばらく登るとようやく広くなった所に出て、そこがサオウラ峠、きれいな石祠が置かれていた。以後、スマホで写真を撮ることにした。

☆三条の湯へ

 やはり霧が深い。三条の湯に向かう道に入る。緩やかな道がしばらくは続く。少し踏み跡が薄くなっている所もあるが、概ね問題はない。深い霧からの雫がたくさん落ちてきていて、ほとんど雨という感じである。

2025101103

 淡々と道を進んでいくが、やはり道がだいぶ細い所もあり、歩きにくい所もある。緑がまだきれいで紅葉には早いようである。

2025101104

 どんどん歩いていくと沢に向かうが、やはり道が悪くなる。御岳沢と思われるあたりは桟道は特に問題はなかったが、その先の登りがかなり悪い。慎重に登らなくてはいけなかった。ようやく先へ進むとまだしばらくは道が悪かったが、やがて普通の道になって歩きやすくなる。こういう道が続いて欲しいなと思いながら進んでいくと小さな尾根を乗り越して左に曲がって先へ行く。再び道が少し悪くなるが、それほどでもなく下っていく。

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 桟道が出てきて、さらに先へ行くと橋を渡る。これが権現谷だろう。桟道は問題ないが、少し高い。真ん中を進んで山道に取りつく。右にしばらく登っていくととうとう桟道が壊れた所に出た。小屋のホームページに出ていた場所である。

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 さて、どうやって通れば良いのか。崩れかけた砂地っぽい所を右下に下る。すると残っている桟道の下にお助けロープが付けられている。右下は谷でとても巻くことはできないようだ。巻いたとしても登山道は高い所を通っていて、とても登ることはできなさそうな急斜面である。ロープにすがりついてザレ気味の斜面を登る。右の岩に取りつければ、桟道を通らなくて済むが、この岩を越えるのは無理そうだ。ロープを伝って左に残っている桟道に乗る。残っている桟道は強度があるようでビクともしないので有り難い。高い桟道を少し進むと棚のような所に細い道が続いている。よくこんな道を作ったものだと思う。少し山を削って作ったのだろうかと思いながら進む。やはり右下は急斜面で巻いても通れないのがよく分かる。この道がなければとても通過できない所だろう。しばらくは歩きにくい道が続く。それでもなんとか先へ行くと大きな木が増えた。霧も少し晴れてきた。やっと小康状態になった感じである。緩やかに下っていくと下にテントが見えた。しかし、まだかなりの高度がある。その先へ行くとようやく三条の湯の建物が見えた。もう少し先に行くと森を抜けた。やっと三条の湯である。ここに来るのは20年以上ぶりである。

2025101107

 まずは先に進んでテントの受付をする。お湯に入りますかと聞かれたので、入りますと答える。テント代は1500円、お風呂が800円で計2300円だった。水場がトイレの横ということで水を入れておく。それからテント場に向かう。さきほど来た所から下へお祭りと書かれた道を下っていく。じぐざぐに下ると沢が流れている近くに降りて、左に渡る橋はお祭りへ向かう道、右へ下るとテント場だった。近くに沢が流れているが、やはり霧雨のせいか少し増水気味のようである。テントが2張ほどあった。あまり大きなテント場ではない。やはりここは予約制で正解なのだろう。とは言え、今日は来る人は少ないと思われた。

2025101108(テント場から小屋を見上げる。手前の小屋は水場)

 とりあえずテントを張ってから、昼食を取っていなかったのでカップラーメンを作る。きつい道を登ってきたのでお腹が空いていた。夕食まで時間はあまりないなと思いながらもしっかり完食してしまった。食べたら、もちろんお風呂である。霧雨は上がったようだ。ちょっと小屋までの登りがきついが、じぐざぐに登って小屋に着く。混んでいるかなと思ったが、入浴していたのは一人だけだった。入るとちょっとぬるめなお湯。お湯には湯の華が浮いていた。すぐに一人は出たので、しばしの間一人で入浴できた。後から人が来たので、あまり体が温まったとは言えなかったが、お風呂を出た。

 小屋前に登ろうとすると右に入れる所がある。小さなギャラリーになっていて、山の絵が展示されていた。なかなか味のある絵で良い感じだった。テントに戻る。今日は5張か6張くらいだったようである。後はいつものように酒を飲む。三条の湯の水割り、美味しく飲んだ。やはりこの時期は日が短い。天気が悪いからやはりうす暗くなるのも早いようだ。もう一度お湯に入りに行く。二人ほど入浴していた。今度はお湯がかなり熱い。がんがん沸かしてくれているようだ。あまりにも熱くて入れないので水で薄めたと先客の二人が話をしていた。明日は雲取山に登るそうだ。ここに泊まった人の多くは雲取山に向かうのだと思う。テントに戻るとすぐに暗くなる。また霧が降りてきて霧雨のようだ。木からパラパラと雨粒が落ちてくるが、本降りの雨とは違ってそれほどではなかった。真っ暗な中で入口を開けてお湯を沸かす。ガスはトラウマだが、気温もそれほど低くはなく、快調にお湯が沸いた。いつものようにカレーだが美味しく食べられた。6時なのに真っ暗、かと言ってすることもないので、シュラフに入る。さすがにそんなに長距離歩いた訳でもないのですぐには寝付けなかった。増水した沢がかなりうるさかったこともある。それでもうとうという感じでいつしか眠りに入っていた。

続く。

 

風雨の笠取山まで

2025091322(雨上がりの笠取小屋)

縦走予定でしたが、ガス缶の不具合で一泊で敗退しました。新地平から雁峠への道はだいぶススキが繁茂している所があります。雨の後で飛び石での渡渉が難しい所もありました。以前よりも少し難易度が上がっているようです。

【 山 名 】笠取山
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2025年9月13日(土)~14日(日)
【 天 候 】13日 くもりのち雨
                14日 くもり
【 ルート 】13日 落合バス停9:35→10:30新犬切峠→11:05作場平橋→11:35一休坂分岐→12:30ヤブ沢峠→12:50笠取小屋13:25→14:00笠取山→14:25水干→14:50笠取小屋(テント泊)
                 14日 笠取小屋6:55→7:25雁峠→9:35新地平バス停

2025091301

☆作場平橋からヤブ沢峠、笠取小屋へ

 奥秩父に行くことにする。まだ自分は笠取小屋にテントを張ったことがないなというのと、稜線付近の道は歩いたが、それ以外に歩いていない道がもちろんある。そんな道を歩いてみようと出かけることにする。事前の予報では土曜日はくもり、日曜日は晴れ、月曜日はくもりのち雨という予報だった。連休なのでそれなりに混むだろうと早めの電車で八王子から松本行きに乗る。しかし、塩山駅で下車してバス停に行くと西沢渓谷行きのバスはそれなりに人が並んだが、大菩薩峠登山口方面行きのバスに並んだのはわずか5人くらいと拍子抜けするくらい人が少なかった。天気が悪そうなのも影響しているのだろうか。結局七人の乗車、地元の人が二人ほど途中で下車し、柳沢峠で一人降りたので四人が落合まで乗った。二人は鶏冠山の方らしく、軽装だった。もう一人、自分と同様の大きなザックを背負った人がいたが、どこへ行くのだろうか。

2025091302

 先へ少し進んで左の道に入る。すぐに道横に石仏が置かれていた。道路を歩いていくと何台も車が置かれている。渓流沿いの道なので、釣り客のものと思われた。何台も車が通っていく。このあたりに入るのは基本的に自家用車だろう。ひんやりとした空気の中を淡々と進んで緩やかに登っていく。家があったり、もう営業していないマス釣り場などがあったりした。

2025091303

 だいぶ進んでようやく分岐、道路標識からは高橋という文字が消されているように見えた。右の道に入ると斜度が上がる。すぐに左に鶏冠神社の鳥居がある。そこに「鶏冠神社のサワラ」があった。まずまずの大きな木だが、案内板によると目通り4.4mあるらしい。サワラがこのような大きな木になるのは珍しいらしい。明治40年に水害があり、このあたりは東京都によってヒノキとカラマツが植林されたことが記載されていた。

2025091304

 写真を撮っているとさきほど同じバスだった人が登ってくるのが見えた。自分と同様にこの道を登るようだ。笠取小屋や将監小屋のどちらに行くのか分からないが、そのうちに抜かれるだろうと思う。道はくねくねと曲がり、高度を上げていく。やはりときおり車が通っていく。天気が悪いせいかどうか降りてくる車もときどきいるようだった。どんどん歩いていく。さきほどの人は鈴の音が聞こえるが微妙に自分の方が早い感じで追いついては来ないようだ。何度もカーブを曲がってさらに登っていくと左に林道を分ける。右の道を少し行くとそこが新犬切峠だろうか、右に犬切峠方面の道を分けて左の林道に入る。

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 登ってくるときはそれなりに汗をかかされたが、こちらの道に入ると急にひんやりした空気に包まれる。山奥という感じがする。

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 少し進むと右に展望地のような所がある。今日は雲に覆われていて山は見えないので素通りする。どんどん歩いていくが、やはり林道歩きが長い。ときどき曲がりながらひたすら先へ進んでいく。トラックが一台通っていった。ひたすら歩いて作場平橋の駐車場に着く。それなりに車は止まっていた。トイレに立ち寄るが、あまりきれいなトイレではなかった。

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 先に進むと登山口っぽいけど、それは登山口ではなかったようだ。ショートカットらしい。そこから入るとすぐに登山道、左に進んでいく。やはり沢近くの登山道でひんやりした感じ、今日はそんなに暑くはないけど、暑い日なら有り難い道であろう。ここは随分前にオフ会でHgさんの車に乗せてもらって作場平橋から歩いた所、すでに17年近くの長い時間が経過している。そのときに歩いた道だが、覚えているのはわずか、それでも、なんとなく一部は見覚えがあった。

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 しばらく登ると小さな沢を渡るところで手を洗ったら結構冷たかった。木橋で沢を渡ったりしながら登っていく。だいぶ登ると右に一休坂への道が分岐する。そのままヤブ沢峠を目指すことにして左の道を進む。

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 沢沿いの道は良い雰囲気である。途中には水が湧き出しているところがあり、説明版が置かれていたりした。緩やかに登っていき、再び道標のある所に出る。右にまた一休坂への道が分かれている。もちろんその先へ行く。

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 登っていくと沢近くの道はやはり豪雨などの被害があるようで、道が付け替えられている所もある。右に少し高巻いて進んだりする。まだ白木の見えるきれいな桟道に置き換えられている所もあった。

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 やがて水量が減ってきて、右に沢を見て左の沢に進む。

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 そろそろ源流部に近くなってきた感じ、高巻いて左に進む。まだ下に流れを見たが、さらに左に進んで登っていき、沢音も聞こえなくなった。

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 ガスが出てきて、幽玄な感じになってくる。するとあっけなくヤブ沢峠に登り着いた。

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 ガスの中で休む気にもならない。笠取小屋へ行ってテント張ってから昼食にすることにしよう。作業道のような道になり、笠取小屋の方へ進んでいるとパラパラと雨が降り出した。あらあら、やっぱり雨か。ザックカバーを付けてしばらく進んだが、雨は止みそうにない。雨はそんなに強い感じではないので本降りというほどではないが、そんなに暑くもないので雨具を着ることにした。緩やかな道を先へ登っていくと下には木が並べてある。滑りそうだが、意外に滑らなかった。さらに進めば笠取小屋に出る。

 小屋に行きテントをお願いする。千円だった。午後には雨が止む予定だったんだけどね、ということだった。ここは指定された所にテントを張ることになるようだ。自分が指定されたのは小屋裏手の樹林の中の場所だった。雨の中でテントを張るのは久しぶりである。そんなに強い雨ではないのが若干の救いであるが。とりあえず張り終えて中にザックを入れたら、まずは昼食。持ってきたパンを食べた。さて、どうしよう、明日は稜線には行かないので、今日のうちに笠取山くらいは往復したい。それに随分水干には行ってないので久しぶりに行ってみたいと思っていた。テントに入ってしまうと出たくなくなるので、そのままサブザックなどを取り出して行くことにした。

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 雨の中を笠取山に向かう。さすがにこの雨では向かう人もいないようだ。木の埋め込まれた道を緩やかに登っていく。しばらく登ると雁峠方面から来た人達だろうか、何人か会った。草原の雰囲気の雁峠への道から先へ進み、分水嶺は遠慮して巻いた。先の分岐から左に入って小さなギャップに登る。左に進んでから下るのだが、そこが土向きだしで滑りやすい。するとやっぱり下りで両足が滑り、お尻から落ちてしたたか背中の下とおしりを地面に打ち付けた。一瞬息が止まる感じだった。ただ、荷物が軽いので痛みはそれほどではなかったが、雨具の袖や手、ザックなどが泥で汚れてしまった。悪態をつきながら滑らないように気を付けて下り、笠取山の登りに入る。ガスが濃く、また風も強くなりだした。雨は霧雨のような感じだが、風で吹き付けてくる。こんなときに登るのは自分くらいだろうと思いながらひたすら道を淡々と足を運びながら登った。かなりの斜度だが、左右に曲がりながら登っていく。景色が見えれば、下からの高さが分かり、ちょっと怖いくらいなのだが、今日はガスっているし、風雨が吹き付けるしなので足元ばかりみて他を見ないので全く怖くはなかった。登りきると笠取山の標柱が立っているが、風が強く、とても長居できないので写真を撮ってすぐに先に進む。

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 岩を下って登って進む道はこんな天気では厳しい道のりである。それでもなんとかこなして先へ行く。すっかりメガネが曇って前が見にくくなってしまった。やはりアップダウンの道、進んでいくとやっと笠取山の大きな標柱のあるピーク、もちろん写真を撮っただけで先へ進む。

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 その先もまだアップダウンが続く。特に下りで段差がきついところがある。重荷でここを歩くとさらに厳しかったなと去年来た時の事を思い出す。急に右に曲がり下っていくと将監小屋方面の道との分岐、もちろん右に行く。すぐにまた道が分岐し、下る道を分けるが、そのまま右へ細い道を進む。雨のせいでちょっと水たまりが大きい所があって避けるのに苦労する。しばらくトラバース気味の道を進むと水干に着く。雨だから岩から水滴が落ちているのでそれを撮影しようと何度かシャッターを押したが、さすがに落ちていく水滴を撮影するのは無理だった。

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 さて、小屋に戻ろう。そのまま先へ進んでいく。しばらく進むと左に水場への道が分かれているが、さすがにこの天気で向かう気力はなかった。少し雨が弱くなったようだが、止んではくれないようだ。淡々と先へ進み、さきほど滑った小ピークは左の道へ巻く。しかしそちらは笹が多く、歩きにくい感じの所もあって、一長一短である。やがて分岐に着き、さらに先へ進めば雁峠分岐、もうこの時間登って来る人はあまりいないようだ。人の気配のない道をしばらく下れば、小屋に戻った。

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 やはり小屋まで戻ればホッとする。一旦、テントに戻り、水場へ水を汲みに行くことにする。ボトルを入れて小屋前から左へ進むと下る道が続いている。左が近道と書かれていたので左の道を下る。すぐに谷状の所に出て、さらにしばらく下る。すると左右に水が出ている。

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 右はパイプからドラム缶に入るように流れていて、左は穴から木の樋で水が滾々と流れていた。

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 こちらを汲むことにした。やはり飲むと冷たくて美味しい水であった。

 テントに戻る。受付する前にテントを気ままに張った人がいたようで、小屋番さんに怒られている声が聞こえて来た。まあ今日の天気ではそんなに来るとは思えない。予約をした人も来ない人がいたようだった。雨で取りやめたのだろう。テントに入ればすることもないので、酒を飲み始める。相変わらず雨は止まず、パラパラと降っている。霧も濃くなったようだ。今日はずっと雨は止みそうもなかった。お腹が空いたので、夕食には早かったが、ラーメンを作る。水場が近いので水をたっぷり使っても問題ないから久しぶりに持ってきた。飲んで食べてちょっと満足。さらに17時を過ぎ、夕食のパスタを作る。どちらかというと朝食用の量だが、さきほどラーメンを食べたのでこのくらいが良い。お湯を沸かそうとすると点火装置が湿ってしまったせいか、なかなか点火しない。こういう時に限ってライターを入れるのを忘れてしまった。仕方ないのでカチカチカチカチ、ひたすら繰り返すとなんとか火が点いてくれた。食事を終えてしまえばすることもない。シュラフカバーにシュラフを入れて寝れば、それほど寒くはない。ただ、やはり雨に濡れたせいか寝ていると少し寒くなって紐をひっぱり、顔だけ出すような感じにした。それでも暗くなった頃には寒くもなくなり、再び頭を出した。隣のテントの人のライトが明るかったが、19時過ぎには消したようで暗くなったので寝る。やはり弱いが雨は降り続いていた。

☆まさかのガス缶不具合でガス噴出

 4時半にアラームをかけた。近くのテントの人が3時とかにアラームをかけたようで、その音で目が覚めたが、まだ暗いし、そのまま寝ていた。雨は止んだようでたまに雨滴が落ちてくるくらいだった。やがて時間になりアラームが鳴り、起きる。さて、まずはお湯を沸かそうとガス缶を外に出して点けようとするが、やはり昨日と同様に点かない。仕方ないなとカチカチカチカチ繰り返すが、やっぱり今日はどうしても点かない。ガスが少ないせいかなと新しい缶に付け替える。しかし、やっぱり点かない。戻してみるかと新しい方の缶からバーナーを外したら、ゴォーという音とともにガスが吹き出し、まるで花火のように白いガスが噴き出した。あっという間にガス缶は結露して真っ白。慌ててバーナーを戻す。戻したら吹き出しは止まってくれたので、バーナーの故障ではなさそうだ。おそらくガス缶の方の外した時にガスが止まる仕組みが壊れたらしい。バーナーを開いて少しガスを出し、カチカチやってみたが、やはり付く気配はない。どうしようか思案する。このままでは危なくて持って帰れない。中身がなくなるまでガスを出し切り、空の状態にして運ぶしかなさそうだ。かなり臭いが、仕方なく、ガスを出しては止めて、出しては止めてを繰り返した。それでもやはりガス缶はなかなかガスがなくならない。ひたすらガスを開いては止めてを繰り返す。すっかり明るくなり、多くの人が出発し、笠取山を往復してくるような人も多い。仕方ないので昼食用のパンを食べる。ガスがなければ食事も作ることができない。もうこんな状況では縦走を続ける訳にはいかない。下山するしかないだろう。西沢渓谷のバス時間は全く調べてなかったが、昨日、8時半にバスがあったから、西沢渓谷までは1時間のはず、すると9時半頃にバスがあるはずだ。それに乗れなくても山梨市営バスもあるし、問題ないだろうと思う。テントから離れて下の所でもやはりガスを出してやっとのことでガスがなくなった。これで安全に持ち帰ることができそうだ。

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☆雁峠から下山

 テントを畳み、もうすっかり人も少なくなった小屋の前のベンチに置く。まずは水を汲みに行く。下山だから1.5Lも汲めば十分である。昨日と同様に水はたっぷり流れていた。冷たい水を飲み、水を汲んだ。小屋に戻ると物置小屋のあたりからは山が見える。方向的におそらく甲武信ヶ岳とかの方だろうか。写真を撮った。

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 さて、下山にかかることにする。また来ることを願って、再び木道を登り始める。しばらく登り、雁峠の分岐、せっかくなので小さな分水嶺に登ることにする。わずかな登りで分水嶺に登り着く。

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 笠取山に人のいるのが見えた。反対には富士山があるが、帽子をかぶったように雲がかかっていた。

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 今更、笠取山に登るつもりもない。下山することにする。

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 そのまま降りられる雰囲気もあったが、少し戻って下り、雁峠分岐から雁峠に向かう。少し草が多い道で緩やかに登る。おそらく分水嶺から来ていると思われる踏み跡に出るとちょうど下から登ってきた早い人に会った。下っていくと再び登って来る人に会う。ちょっと下りにくいが、しばらく下ると雁峠にあっけなく着く。

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 一人休んでいる人がいた。目の前の燕山への道は随分な斜度である。そちらへ行くような気分でもなく、水を飲んで下り始める。

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 笹の中の道を下っていく。雨具の下を付けるか迷ったが、まあいいかとそのまま下っていく。しばらく下ると沢に出るが、やはり水量が少し多いようだ。何度か渡渉となる。まだこのあたりは水量はそれほどではないので、飛び石で問題ないが、少し考えなくてはいけない所もあったりした。それでもひたすら下っていく。笹で道が分かりにくい所もある。やはり以前よりもルートファインディングが必要で、難易度が上がっている雰囲気である。それでもなんとか道は続いていて、辿って下っていく。さらに渡渉、少し靴が濡れたが、へつったりしてなんとかなった。まだまだ沢の中の道は続く。

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 以前に倒木で難儀した所は今もそのまま、大きな倒木の下を抜けてさらに先へ進む。新地平と雁峠を示すプレートが木に付いていたが、もうかなり古くなっている。他にはみかけず、もうこの道もそろそろまともに歩けなくなる日も近いのかもしれない。

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 その先もルートが分かりにくい。また渡渉、渡渉する場所が難しく、考えながら渡った。さらにしばらく下ると左手を下る。右手にテープを見る。そちらには古い林道のようなものが見えるのでおそらくあちらを歩かなくてはいけないだろうと思うが、そのまま踏み跡を進む。すると熊注意の看板がある。そこから右に下ると沢横に出る。反対に渡渉すれば良いのだが、水量も多く、難しい感じ、少し下に歩いてみたが、やはり渡渉できそうな所はない。戻ってなんとか飛び石を利用してジャンプして渡り、道に出た。さらにしばらく道を辿っていくが、木が生えていたり邪魔する。縫って歩いていくと渡渉点に出るが、これが水量があって足元の石が水没している。

2025091331

 こりゃ無理だろうと下流を見て見るが、さらに川が広がっていて渡渉するのは無理そうだ。わずかに上流に登ってみる。するとやはり石が水没しているが、川底が浅い所で、これならば靴は水没するかもしれないが、渡れないほどではないだろうとそこで渡渉してみる。左足の靴はだいぶ水に濡れたが、なんとか渡ることができた。靴の中までは水浸しにならなくて済んだので有り難かった。そこからは普通の林道っぽくなった。ちょっとまた分かりにくい所があって渡渉かと警戒したが、渡ることなくそのまま進めば良かった。登って来る人に会う。それからは数人会うようになった。やはり林道は長い。それにだいぶススキが繁茂している所がある。最近は林道はすっかり使われなくなっているのだろう。途中、樹林の中で少し涼しい所で水を飲んで一呼吸休む。さらに下っていく。まだまだ林道は長い。渡り返す所があったが、水道管のようなものが下にあって、水路が作られているので、もう渡渉などする必要はなかった。日差しも出るようになって少し暑い。これまでくもりだったから帽子はしなくて済んだが、帽子を出さなくてはいけないかなと思いつつも先へ行くと再び曇ったりした。まだまだ林道は続く。ひたすら歩いて、ようやく木材が積まれているのを見て、さらに進むと右手にしまっている林業用の車などが置かれている所がある。しかし、もうしばらくは使われていない雰囲気である。左にも小屋があるが、すすきが蔓延り、入口が埋もれていた。その先にもある小屋もほとんど使われていない雰囲気だ。土地は所有しているままでも業務は停止しているのであろう。少し進めばゲートに出た。左を道で通るが、これも崩落したりしないか不安な雰囲気だった。

2025091332

 そこからは林道を下る。車が数台駐車されていた。さて、バス時間がどうかである。舗装された道をどんどん下っていく。しばらく歩いていくと左下に民家などが見えるようになった。さらに下っているとバスが来ているのが見えた。これは西沢渓谷行きのバスである。二台ほど来ていたようだ。数人降りているのが見えた。さらに下れば、道路に出る。左に進めば新地平のバス停、バスの時刻を見ると10分ほどでバスが来る時間でちょうど良かった。

2025091333

 念のために山梨市営バスの時間も見ておく。帰りは以前も立ち寄った笛吹の湯に立ち寄ることにする。時間より少し遅れてバスがやってきた。もちろんこの時間に帰る人はおらず、自分一人である。しばらく乗った笛吹の湯で下車しようとボタンを押すと運転手さんがやってないかもしれませんよと言う。ちょっと吃驚した。調べてみますね、とスマホで調べてくれたので、自分も見てみようと調べたら、8月中はボイラー故障で休んでいたようだ。9月から営業開始されたようなので問題なさそうである。運転手さんはとても親切で、やっているか確認するまで待ちましょうか、とも言ってくれたが、大丈夫そうなのでお礼を言って降りた。車で来た人がいて中に入っていく。やはり営業中のようだ。入浴する。

 次のバスまでは30分しかなく、その次のバスは2時間後である。しかし、30分では入浴が難しいので、その次のバスまで待つことにした。ここへ来ると大抵、1時間しか時間がないのであまりゆっくりとは入浴できないのだが、今日ばかりはのんびりとわずかにぬるめの露天風呂に浸かった。ぬるいように感じるけれど長く入ると温まる。結構汗をかいた。上がってコーヒー缶を買う。今日は朝にコーヒーを飲むこともできなかったから、ゆっくり飲めた。時間よりだいぶ早く出て、バス停の所でのんびり待った。誰も乗っていないかと思いきや、来たバスには登山者が乗っていた。途中からも数人乗ってきた。やはり塩山に出るよりは山梨市駅の方が少し遠い感じであった。駅で下車して何か食べるものがないかとお店を探したが、飲食店は少なく、街の駅と書かれた所に飲食店があったが、何か演奏のようなイベントをやっているようで、人も多く、入る気にならなかった。結局、駅に戻ってしばらく待ち、大月駅行きの各駅停車に乗り込む。大月駅で駅中の蕎麦屋さんに入ろうと思ったら、やはり人が多く、結局、売店でおにぎりを買って済ませてしまった。中央線直通の電車に乗り込んで早い帰宅となった。

単に雨の中、テントを張りに行っただけのような。こんなことも山を長く歩けばありますね。

品刕から大平戸山へ

2024113026(紅葉を見ながら座り込んで昼食を取った)

今回歩いた尾根はすべて一般登山道はありません。一部巡視路がありますが、分岐も多々あり、また尾根もかなり折れ曲がっているために進路を確認しなければいけない所が多かったです。ネットでは伊豆沢左岸尾根と呼ばれているようです。

【 山 名 】柴原山、品刕(しなしゅう)、天狗堂山、地蔵峠、大久保峠、大平戸山、天狗山
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2024年11月30日(土)
【 天 候 】快晴
【 ルート 】白久駅8:15→8:35取りつき→9:40柴原山→9:55品刕→10:20天狗堂山→10:35地蔵峠→榧ノ木峠→12:10大久保峠→分岐12:20→12:25三角点→12:35分岐→13:00大平戸山→13:55天狗山→14:00道路→14:20小鹿野役場前バス停

2024113001

☆品刕へ

 先週も秩父だったが、今回も秩父へ行く。やはりマニアックな尾根歩きである。さすがに今回は無理な乗り継ぎをするほどではないだろう。ただ、帰りのバスの本数が少なく、できれば14時半頃のバスに乗りたいが、コースタイム的にちょっと難しいかもしれない。16時のバスには余裕で乗れるだろうと思って出かける。西武線で西武秩父へ行き、お花畑で乗り換える。今日は乗り継ぎ時間にかなりの余裕があるので、久しぶりに駅横の立ち食いの秩父そばを食べた。さすがに白久駅で下車した人はわずかであったようだ。

 駅を出た所で準備をするが、やはり寒い。お花畑駅よりもかなり寒いのはやはりそれだけ山に近いせいだろうか。フリースとウィンドブレーカーを着たまま歩き出す。踏切を渡って左へ緩やかに下る。やはり朝の寒さはそれなりだが、まだ冬本番の寒さとはちょっと違うようである。大きな橋を渡る。渓谷の紅葉がまずまずである。先に進んで車の多い道を横断歩道で渡り、地形図に線のある道に入ろうと思う。しばらく歩いていくと民家で終わる。このあたりが取りつきなのだがとあたりを調べてみるが、それらしい道がない。すると目の前の民家の人がたまたま出て来た。ダメ元でこのあたりから山に入れるところがあるかと聞いてみたところ、神社の所からなら登れるけれど、行けるかどうか、と答えてくれた。お礼を言って左へ進む。しばらく進むと取りつきがあった。

2024113002

 そこから取りつく。ピンクテープも付けられていて、やはり正しそうだ。ちょっときつい登りだが、巡視路のポールもときどき見かける。しばらく登った所で暑くなり、フリースは脱いでウィンドブレーカーだけにした。まだしばらくはきつい登りが続く。折り返して登ると左から来ている踏み跡に合わさった。これは地形図にある線の道であろう。それを登っていくが、やはりきつい登りに変わりはない。しばらく登って尾根らしい所に登りつく。そこからは左に折れて登る。もう随分登った感じである。しばらく登ると木祠が置かれていた。

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 先に進んでいくと紅葉のきれいな所を通る。

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 さらに進むと薄暗い樹林の中を登っていく。ピークは巻いていく。効率的に高度を上げていくようだ。巻くように進んでいくとやがて左にテープの付いた所を見るが、巡視路のポールは右を示している。右に進むと踏み跡が急になくなってしまい、斜面をよじ登るとそこが鉄塔だった。

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 鉄塔の下を通って登り、先に進む。尾根を進んでいくと急降下になる。少し慎重に下った。先に進んでいくとやがて左と右に踏み跡が分かれている。巡視路のポールに従って左に進んだ。しばらく進んでいくと段々下っていく。あれ、なんかおかしいぞと思い、磁石で確認すると西へ進んでいるようだ。どうやら575m点に向かう尾根に引き込まれたようである。しょうがない戻るか。少し来ただけと思うけれど、登り返しはやはり辛い。余計な登りが加わった。しばらく登ると出っ張った所にポールが立っている。どうもこれを見逃したようだ。向こうから来た時には右に戻るような感じで進まないといけないので、これはよほど注意していないといけない場所である。

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 そちらに入ると落ち葉がたまり、少し歩きにくい。トラバース気味の道を回り込んで登っていく。先へと進んでいく。小ピークを巻いてさらに先へ進む。次もポールは左へ巻くようになっていたが、そろそろ644mが近くなっていたし、目の前の小尾根は先へと続いているように見える。これは登った方が良いだろうと踏み跡はないに等しかったが、尾根に取りついた。薄暗い樹林の中をしばらく登る。やはり尾根は続いており、取りついて良かったと思いながら尾根を辿る。進むと644mへの登りとなり、ちょっときつい登りをしばらく頑張ると明るい所に出る。わずかに先が山頂のようだ。樹林に囲まれているが、山頂付近の木は切り開かれている。木の切り株に金属プレートがつけられていて、しばはら山644mと書かれていた。

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 特に休む必要もないので、水を少し飲んで先へ行く。平な尾根を少し進むと小鹿野町の国調図根三角点が置かれていた。その先から右に下るが、かなりの下りとなる。木などを掴んだりして注意しながら下る。先に行くと踏み跡がある感じの鞍部を通る。木の枝が多く少し歩きにくい。先へ行き、登りになってしばらく行く。目の前に山が立ちふさがる。左や右のどちらかに行くのかと思ったが、いずれも踏み跡はない。これは直登なのだろうと少し急な尾根を直登する。しばらく登ると登りついた所が品刕の山頂、639mである。小さな山頂で樹林の中、今一つの山頂だ。道標はすでに倒れて三角点の上に乗っている感じ、それに品刕と付けられていた。軽く水を飲んでさっさと先へ行くことにする。

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 左に再び急な尾根を下る。少し下ると歩きやすくなり、先に行く。ちょっと黄葉がきれいな木があり、立ち止まって写真を撮った。しばらく進むとまた紅葉のきれいな木がある。タイミング的に良かったのだろう。紅葉を楽しみながら先へ進む。やがてちょっと登りがきつくなる。右から巻き登りも出来そうだったが、別に急ぐ必要はないかとそのまま直登する。落ち葉で足元が少し滑りやすく、注意しながら登る。しばらく登って尾根が右に曲がって先へ行く。先へ行くと登って616mに着く。黄葉の木がきれいだった。木には天狗堂山とやはり金属プレートが付いていた。近くには古いアンテナが立ったままである。昔のVHFの頃のものだろう。

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 先へ進む。緩やかに下って登って尾根が分かれている所から左へ少し急な下りとなる。そのまま尾根を進んでいく。葉が少ないが、赤く紅葉している木があった。ちょっと倒木などで進みにくい所があったが、なんとか先へ進む。のらりくらりと登ったり下ったりしながら進んでいくと少しずつ下って、地蔵峠と思われる場所に着く。

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 尾根から外れて少し進み、置かれている地蔵を見に行く。いつ頃置かれたものだろうか、少し風化が進んでいるようだが、柔和なお顔をしたお地蔵さんが確かに置かれていた。

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 再び戻って先へ進む。しばらく進むと560mへ向かう登りになるが、紅葉がきれいな所がある。楽しみながら登っていく。560m点は木が多い場所だった。先へ進むとこれまたモミジがきれいである。山をバックに紅葉を見ながら登る。

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 次のコブには保安林の標識が倒れていた。右にピンクテープがあったが、これは別な尾根に向かうものと思われる。そのまま先へ下って次のコブへ向かう。鞍部からの登りはかなりきつい。右を巻こうかとも思ったが、無理せず直登した。右に折れて下っていく。草が多くなり、やがて左へ進んでから樹林の中を先へ行く。このあたりはなかなか進路が難しい。やがてちょっと急な登りでコブに登りつくと石祠が置かれていた。先へ進むと少し踏み跡があるような感じである。しばらく下ると左に踏み跡が分かれて下っていた。ここが榧ノ木峠だろうか。

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 それを下るのかと入りかけたが、やはりここは尾根を進む方が正しそうだとそのまま尾根を進む。やがて右に541m点がある所への登りとなる。ちょっと登りは厳しいがあたりの紅葉が素晴らしい。

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 足元に注意しながらしばらく登るときれいな赤色の紅葉している木があって写真を撮る。そのあたりは赤や朱色の木が多かった。やっと登りつくと右には緩やかな尾根が続いているが、これは541m点への尾根だろう。左に折れて下るが、ここもそれなりの下りだった。それでもまだこのあたりは紅葉がきれいな木が多い。しばらく下ると素晴らしい紅葉の木があった。写真を撮って時計を見るともうお昼前、さすがにお腹も空いたし、この先はまだ長い。昼食を取るのによさそうなピークもなさそうだし、紅葉を見ながら尾根に座り込んで昼食を取ることにした。

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 さて、先に進む。しばらく下っていき、やがて大久保峠近くなると少し古い踏み跡があるように思えた。ただへこんだ所は歩きにくく、適当に外して下っていく。やがて大久保峠と思われる木祠が置かれた所に着く。左右に踏み跡がありそうに見えたが、もう使う人はいないのであろう。

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 木祠の横からは急登になる。しばらくは我慢の登りである。だいぶ登らされてようやくたどり着いた小ピーク、ここからだと左に下る所があるようには見えず、右の尾根の方が普通に見える。もちろん三角点へ行く。右に進んで急降下になる。落ち葉が多く、足元が滑りやすいので閉口した。注意しながら少し滑りつつ下ってようやく鞍部を過ぎ、そこからは登り返しになる。ちょっときついのと灌木がうるさいので、縫って歩く。少し左に外したりしながら進むと明るい所に出る。しかし、そこも灌木がうるさく、右に少し外した所が進めそうだったのでそちらを進むと左に三角点が見えた。ヤブをわずかに分けて左に登ると三角点であった。

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 来た方向の山は紅葉している。反対側の右手には少し山が見えたが、ススキや木などに邪魔されるのであまり眺めが良いとは言えない。さっさと尾根に戻ることにしよう。

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 再び左の踏み跡に入って先へ下り、やはり落ち葉の急坂を登る。滑りながらもなんとか登ることができて、しばらくで普通の尾根になり、さきほどの地点に戻った。先に下る。途中からは左手に二子山の双耳峰が見える。小さなコブに登って先へ行く。二つ目のコブには石祠が置かれていたが、屋根は横に落ちているようであった。

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 先に進むと少し踏み跡が感じられる。以前はお参りに来たりする人がいたのだろうか。ここもやはり踏み跡は歩きにくくなっていて、適当に外して下る。下っていくと鞍部の左には作業用か踏み跡があるようだった。そのあたりにも石祠が置かれていた。その先からはまた急登になる。しばらくはきつかったが、やがて少し斜度が緩んで明るい所に出る。するとシダ類が繁茂している。しかし、ちょうど枯れたようで茶色になっている。この付近はかなりヤブっぽい。シダを踏んだりしながら先へ行く。以前は鉄塔があったようだが、今はなくなっているようだ。ちょっとススキが邪魔だが、両神山やそれから派生している山々をよく見ることができた。近くに見えているのは先週歩いた四阿屋山であろう。このあたりが大平戸山である。右手には小鹿野町の街並みが見える。もうだいぶ近づいたようだ。

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 それにしてもヤブっぽい。鉄塔があった方が刈り払いしてくれるから良かったと思う。最近は鉄塔の撤去が結構多いようだ。新しい線を別に作って古いものを撤去しているのだろうか。ススキなどのヤブが多い所をなんとか左、右と縫いながら進み、やっと下りに入ると樹林の中に入ってホッとする。下っていくと左手に作業道と思われるものを見るがそのまま尾根を行く。やがてコブから右へ曲がって先へ進み、しばらく進むと明るい所に出て、先に鉄塔があるのが見えた。そのあたりも眺めが良い。先に見えているのは城峰山や西上州方面の山だろうか。あたりは紅葉がなかなかである。

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 先へ行く。再び樹林の中に入るとこのあたりは鉄塔への巡視路になっているようだ。しばらく進むと右へ巡視路は下っていくので、そのまま尾根を進む。再び踏み跡の尾根となって登っていく。389mと思われる所を通過してその先はちょっとヤブっぽくなり始める。ひたすら尾根を辿って進んでアップダウンを繰り返す。踏み跡も見つからず、このあたりはGPSに頼ってコブからコブへ進む。GPSなしには進めなかったと思う。何度も曲がって進み、だいぶ進んだ所のコブには石祠を見かけた。

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 石祠の横を進んで左に進み、さらに少し行くとまた石祠があったが、屋根の石だけ残っているような感じだった。さらにヤブっぽい感じの尾根を進んでいく。尾根が細くなっている所もあったりしながら進み、最後の登りはちょっときつめ、それを登ると屋根掛けされた木祠のある天狗山に辿りついた。

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 しかし、屋根掛けされているにも関わらず、中の木祠の屋根は少し曲がっている。あまり来る人もなく、忘れ去られていくのかもしれない。そこからの下りもわずかな踏み跡、急峻な杉林の中を下る。踏み跡は追えないので、適当に歩きやすい所を探しながら急な斜面を下る。それでも踏み跡らしきものとはあまり離れないようにした。しばらく下っていくと金属製の手すりが見えて、そこに降りる。左上を見上げるとお墓があった。そこへの道のようだ。右に少し下ると畑だったと思われる小さな平地に降り立つ。右に踏み跡があってそれを降りるのかなと思ったが、左手にカーブミラーが見えた。少し草を踏んでそちらに進むとすぐに細い道に出る。左上には民家があり、そこの私道のようにも見えたが、右へ少し下ると道路に出ることができた。

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 左へしばらく進むと橋が見える。時計を見ると乗れないと思っていた14時半のバスに余裕で間に合いそうだ。それにしても良い天気である。雲はごくわずか、青空が広がる良い天気である。橋を渡ってバス停に向かうが、長い尾根をしっかり歩くことができて充実感はたっぷりだった。左に進めば原町のバス停に出るはずだが、時間に余裕があるので、小鹿野役場まで歩くことにする。少し行くと右に道を分けたが、下ってしまう道のようなので後で登り返しが大変だから、左へ進んでから右へ曲がって進むことにする。左へ少し進むと車道に出た。右に進むと西武バスの原町臨時バス停があるが、時刻などは書かれていない。使われることがあるのだろうか。しばらく歩いていき、病院や学校などの横を通ってさらに先に進めば役場前に出る。

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 バス停に行ってバス時間を見るとバスが来る十数分前。農産物直売所に入ってしばらく眺めて干し芋を買った。後で家で食べるとかなり甘く、美味しいもので良い買い物だった。しばらく待っていると数人がバス停にやってきた。空いているバスに乗り込み、西武秩父駅に向かう。途中からも結構人が乗ってきたようである。次の列車まで時間があるので、また土産物を物色していくつか買い込み、またのんびり各駅停車で帰宅した。

 

両見山から三合落岳、四阿屋山

両見山、三合落岳のあたりは一般登山道はまったくなく、バリエーションコースでハイリスクです。特に両見山から三合落岳へは登り始めたら降りられないし、壁と言ってよい滑落の危険がありすぎる斜度の登りがありますので、自信がある人以外は立ち入らない方が良いと思います。また四阿屋山から両見山の尾根も迷いやすい分岐や乗り換えが必要な尾根もあり、道迷いのリスクがあります。興味本位で行ってしまいましたが、こんな山は登らなくても楽しい山はいくらでもあると思います。危険すぎるので記載の一部を割愛しています。

【 山 名 】両見山、三合落岳、四阿屋山
【 山 域 】両神山周辺
【 日 時 】2024年11月23日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】浦島口バス停8:30→9:30両見山→10:45三合落岳10:50→12:50四阿屋山12:55→14:20薬師の湯

☆両見山

 両見山については浅野孝一氏「樹林の山旅」という本に載っていた。それによると原全教氏「奥秩父研究」には鳶岩の北の山(1115)が両見山ということを紹介しており、地図だと西の山稜の1204にサンゴウツと記されていることが書かれている。また古い新ハイキングに記載された内容も書かれており、それによると地元では両見山は御嶽山の裏にある730m圏の峰頭をさすと書かれている。現在のネットではこれを踏襲したのか、748mのピークを両見山、1115mのピークを三合落岳としているようだ。山名は今となっては何が正しいのかよく分からないことが多い。この山もそのようである。ちなみに浅野氏はこの本によると天気の悪い日に沢から1115mのピークに登ったようである。

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 できれば早く入山したい。ネットの乗り換え検索で出てこない乗り継ぎにトライしてみる。わずかな乗り継ぎ時間しかなかったが、ぎりぎり間に合った。これでひとつ前のバスに乗れることになり、時間に余裕ができたようである。西武秩父駅で下車してお花畑に行き、三峰口駅行きを待つ。券売機で切符を買ったが、今は秩父鉄道でもSUICAが使えることを忘れていた。三峰口駅で薬師の湯行きのバスに乗り、薬師の湯で日向大谷行きのバスに乗り換える。浦島口で下車し、歩き始めた。もちろん降りたのは一人である。

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 すると尾根に登りついた。左右に通っている。どうやら748mの左に出たようだ。反対側の斜面から木枯らしが吹き付けて寒い。右へ少し行くと両見山のプレートが付いていた。長袖シャツで登っていたが、ウィンドブレーカーを着込む。

2024112403(両見山先の木祠)

2024112404(892m付近)

2024112405(小ピークからの三合落岳)

 危険な登りを過ぎて尾根に出た。三合落岳は右だろう。右へ急降下する。慎重に下って登り返しになる。巻きたかったが倒木が多く、巻けそうにないので上へ登る。わずかに下ってから登り返し。たいしたことはなく、やっと登りついたそこには三角点が埋まっている。三等三角点、点名小森である。三合落という表示が下にある。時計を見るとまだ11時前だ。これには自分でも吃驚した。やはり早い時間のバスに乗れたおかげであろう。両神山に続く峰々がよく見える。よく事故など起こすことなく、ここまでたどり着いたものだ。三角点の横に座り込んでかなり早いがお腹も空いたので昼食のパンを食べた。

2024112406(三合落岳の山頂)

2024112407(途中の紅葉)

2024112408(鎖場に出る)

☆四阿屋山から鳥居山コース

 迷いやすい長い尾根だったがようやく目の前に「岩場につき足元注意」の古い木柱がある所に出た。下へ向かって鎖が伸びている。ここは一般登山道であろう。

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 鎖を下に見て先に進む。わずかに岩場を登って進むとそこが四阿屋山の山頂だった。少し展望があり、両神山がよく見えた。やっとここまでやってきたのか。もちろん誰もおらず静かである。案内板はあるが、ベンチはない。のどが乾いたので水を飲んだ。そういえば随分前にここへ来た時にコンビニで買ったなべ焼きうどんを食べようとしたら箸を忘れて食べられなかった記憶がある。後で家で記録を見たらもう24年も前の事である。まあその後、8年ほど前にもセツブンソウを見た後、つつじ新道を登ってきたことがあったが。

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 さて、下りに入ろう。今回はまだ歩いたことのない鳥居山コースを下ることにする。山頂のすぐ下に行くと石祠が置かれていた。

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 安全に下れるようにお祈りして、さきほどの鎖場に戻る。そこから鎖を掴んで下る。ここはたいしたことはない。すぐに鎖は終わり、ちょっと下るとつつじ新道の分岐である。道標を見て、そこから左に降りる。折り返すと鎖場が始まる。段差の大きい道となり、左手は完全に崖になっているので高度感がかなりある。躓いたりしたら大変な事になるので、横の鎖を掴みながら慎重に下る。どんどん下って左へ進むようになった所で人の声がする。さらに下ると若い数人のグループが一組登ってきた。この日会った初めての人たち、結局、この日はこの人たちしか会うことはなかった。さらに進んで鎖場が終わり、先へ進んでわずかに登り返すと建物の横に出る。回り込むとそこが両神神社の奥社である。もちろん安全に歩けたことをお参りする。

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 すぐ先に分岐があり、左にコースが分かれている。そちらが鳥居山へ向かうコースである。

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 そちらに入ると落ち葉が多く、やはりあまり歩かれていない様子である。それでも一般登山道だからそれなりに踏まれている所は分かる。やはり道は歩きやすい。変な所をずっと歩いてきたから道があるということはとても安心である。比較的緩やかな下りだが、下っていくと少し急な下りの所もあったりする。

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 どんどん下ると道標があり、薬師堂右の表示があったが、何も考えずそのまましばらく下る。ふとあれ、この道で良かったのかと地図を見直すとどうやら道が違うらしい。さきほどの分岐には柏沢と書かれていた。登山地図にはないが、道があるようである。仕方ない、ここから登り返すことにする。ちょっと下っただけと思ったが、何気にきつい登りである。やっとのことで道標の所まで登り返した。

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 そこから道標に従って薬師堂の方へ進む。緩やかな下りが続くと尾根らしくなる。やがて先へ行くと鉄塔がある。あたりからは右手には武甲山、左手には白石山から続く稜線が見えて何かホッとした気分になる。少し先にベンチがあったが、上から切れた木がぶら下がっていて怖くて座れそうにはない。

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 そのまま進んでいく。樹林の中を下っていき、鞍部近くになると道標が立っている。風が強く吹きつけていたが、左下には民家を見ることができる。先に進むと登りになって少し急な登りである。しばらく登ると小ピークに道標が立っていた。右に下る。もう顕著なピークはないだろう。少し細い尾根を下っていき、さらに下るとだいぶ下部になった感じ、それでもまだ登り返しがあった。緩やかな登り返しで道標を見て、下ると古い木祠が近くにある所で道標がある。左と右に道が分かれていて右を取った。降りていくと道路に出た。左に道路を下るとモミジが赤くなっていた。

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 のんびりと下っていくと右に両神神社がある。イチョウがきれいだった。

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 もちろん無事に下れたことを感謝してお祈りする。

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 ついでに隣の薬師堂にも挨拶してお参りした。少し先へ行けば道の駅である。

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 久しぶりに薬師の湯に入浴する。バスの時間が今一つだが、次のバスまでは30分しかない。だいぶ間が空くが西武秩父行きのバスに乗ることにしてのんびりと入浴した。道の駅でしゃくしな漬けなどを買い込む。小さな袋に入った手作りかりんとうが売られていたのでそれも買う。小腹減ったので外のベンチで開けて食べる。あまり甘くなく、素朴な味わいでほっこりした感じ、なんとなく癒された。

 のんびり待ってバス停に行くと意外に人がいて吃驚。以前は三峰口へ向かう人が多かったが、今日は西武秩父行きのバスに乗る人が多かった。それでも座席は全部埋まるほどではない。窓を大きく開けている人がいてバスが走ると寒かった。今回もSライナーの事を忘れて途中で抜かされ、いつものように各駅停車でのんびり帰った。

 

徳和渓谷へ

2024072812(柳滝)

【 山 名 】徳和渓谷
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2024年7月28日(日)
【 天 候 】くもり一時雨のち晴れ
【 ルート 】乾徳山登山口バス停9:05→9:20乾徳神社→9:45夢窓の滝→10:15橋→10:30柳滝10:40→10:55胴切の滝→11:10夢窓の滝11:25→12:00乾徳山登山口バス停→12:45白龍閣14:10→15:20室伏バス停

☆徳和渓谷へ

 この猛暑ではなかなか山登りに行くのが辛い。ということで渓谷歩きであれば天然クーラーを満喫できるのではないかと思う。その上、今年は雨が多く、水量もばっちりであろうと出かけることにする。西沢渓谷でも良いが、何度も出かけているので違う所も歩いてみたい。しかし相変わらず天候は不安定、なので短時間で歩ける場所が良い。つい最近まで知らなかったが、徳和渓谷は遊歩道も整備されているようだし、滝も結構あるようだ。なので行ってみることにした。塩山駅からのバスは混みそうな気がしたので早めに塩山駅に着く。なので二人目を確保。やはりバス時刻になるとかなりの人が並んだ状態となった。バスの冷房は入っているようだけれどほとんど効かず、日差しが照り付けてかなり暑かった。乾徳山登山口で数人が下車する。

 少し先のトイレに立ち寄ってから登り始める。この暑いのに乾徳山に向かう人たちはすごいなと思ってしまう。自分が乾徳山へ行ったのはもう10年くらい前に黒金山から歩いた時だろう。今は暑くて登る気にはなれないが、しばらく行ってないから、そのうちにまた登ろうかなとちょっと思う。日差しのきつい中をしばらく道路を登る。左側は川になっているので川風は涼しいのだが、集落の中はやはり暑い。集落が終わり、山が近くなると冷気が少し来るので涼しくなる。登り始めると左に乾徳神社があるので立ち寄ってお参りした。

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 再び道に戻って登っていく。少し登ると直進の道が分かれるが、乾徳山登山口などへは右に進むようだ。そこからは砂利道に変わり、折り返して登っていく。若干はひんやりした空気が漂うが、樹林の中は湿気が多いので、あまり涼しいという感じではない。雨などが流れるのか少し荒れた感じの道を登ると乾徳山登山口に着く。数人が登っていくのを見て先に進む。

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 さらに林道を進んでいくと少し涼しい風が来るようになる。進むと夢想の滝の入口があり、手前には大きな案内板が設置されている。階段を降りると右に沢が見える。沢風が来てとても涼しい。これは天然クーラーである。夢想の滝は左に降りるようだ。鉄製の階段を降りてさらに右に折り返して降りる。すると沢まで降りる。

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 しかし、今日はかなりの水量があり、先には進めない。滝は岩影にあり、左へ行かないと見えないようだ。これは諦めるしかない。戻って落ち口を見た。

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 往路を戻って道に戻る。先に行くとすぐに右に長尾の滝がある。沢水でひんやりした風が吹き、やはり涼しい場所である。

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 先に進む。また少し行くと左に踏み跡があり、徳和渓谷入口と標識に書かれていたのでそちらに入ったが、渓谷沿いに歩く道ではなく、すぐに右に戻り、結局道に出た。なんだよと思いながらそのまま進む。進むとゲートが出てきて、車が二台ほど駐車されていた。そこから先に行くと左に徳和渓谷と書かれた表示があり、そちらに入るとやはり渓谷を進むのかと思ったら、これもまたすぐに上に登って道に戻った。

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 もうすこし行くとまた徳和渓谷遊歩道入口の表示と小さな鉄製の橋が出てくる。これに入るとこれはしっかりと渓谷沿いの道になっていた。左に沢を見ながら進むと細い道を登り、下りに変わって橋に出た。右には胴切の滝がある。この橋の上も沢風がとても涼しい。

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 わずかに進むと左に道が分かれる。そちらが登りのコースである。少し登ると小滝があり、それが荒神の滝だった。遊歩道は沢横を登るので少し上から見る滝もなかなか良い感じである。

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 岩なども出てきたりしながら階段を登ったりもする。次に出てくるのが乾門の滝である。細長い感じの滝になっていて、水量があるのでなかなかである。またこれも少し登ったところから見るのも良い。

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 次は白虎の滝である。これは小滝が連続している感じである。桟道が結構ある。

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 渓谷を見ながら進み、次の滝は竜神の滝である。最近新しくしたようで、比較的新しい桟道の白木の道が気持ち良い。

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 やがて沢が分かれて右手に小さな沢、左に本流が流れる。そこに柳滝の表示があった。しかし、このあたりはあまり滝という感じではない。沢を渡って左奥の本流の所へ行くとこれは滝らしい感じとなる。沢風もあって涼しいので、時間も早いが簡単な昼食とする。

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 涼感を満喫してからさて、下ることにする。

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 再び沢を渡り、道を進むと右に折り返して高巻き道となる。わずかに暑いが、下に流れを見ながら歩くのは悪くない雰囲気である。

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 しばらく進むと左に「炭焼窯の跡」の表示があり、石積みが残されていた。

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 尾根に出ると「徳和渓谷山の神」の表示があるが、石碑や石祠などは残されておらず、単に尾根上の乗越である。

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 左手下にも渓谷がある。道を下っていくと左の渓谷に近づく。さらに下ると下からも見えた愛染の滝がある。こじんまりした滝である。流木がひっかかっているのが残念である。さらに降りれば橋が見えて、横の胴切の滝に戻る。再び涼む。さて、もうあとは往路を戻るだけである。渓谷沿いの道ではなく、左に登ると林道に出る。そこからは大ダオ方面へまだ林道が伸びていた。

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 下ると初めて登山者に会った。さらに下ればゲートを過ぎてしばらくで夢想の滝入口である。階段を降りた所で最後の涼感を満喫。しばらく休憩とした。

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 再び林道を歩いていると行きにはなかったバイクや自転車が止められていた。さらに歩いて乾徳山登山口を見てさらに下っていく。樹林から出るとさすがに日差しが暑い。道路を下り、バス停に戻るが、1時間40分待ちである。

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 ならば歩いていくか。曇ってきたので日差しはあまりないのが有り難い。バスだとのほほんと乗っているが、歩くとやはりそれなりに長い。徳和入口まで20分くらいかかっただろうか。さらに歩く。ひたすら道路を歩いて笛吹の湯の入口を見るが、今日はもう少し頑張る。さらに歩いて白龍閣という宿まで歩いた。ここは温泉宿なのだが、コロナなどのせいもあるのだろう、今は日帰り入浴のみ行っているようだ。のんびり入浴した。

2024072820

 13時台のバスは見送ったのだが、15時台のバスには時間が余りすぎた。また歩くことにする。ひたすら歩き、再び徳和入口のバス停を見て、さらに歩く。ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきて傘を用意したが、そのうちに止んだ。馬込というバス停を見るが、もう一つ先まで行こうと歩く。しかし、その先はバス停がなく、ひたすら歩かされる。しまった、馬込で止まるべきだったと思うが、もう遅い。途中の自動販売機でお茶を買って飲みながら歩く。大汗かいて右の道の駅を見るが、そのあたりもバス停はない。時計を見ると通過時刻にもう間に合わなさそうな時間である。左に折れて進むとバス停が見えた。やっとあったと思う。そこへ行くと室伏のバス停、通過時刻はなんと1分後!なんとか間に合ったようである。反対側で少し待つとわずかに遅れたバスがやってきた。立客はいないようだが、座席はそれなりに埋まっていたので、ここなら駅までたいした距離でもないので立って乗った。しばらく待って乗った高尾行の列車は夏休みシーズンのせいか家族連れなどで混んでいて、無理に座れないこともなかったが、大月駅まで立っての乗車となった。

 

カンマンボロンから瑞牆山

2024052525(キバナノコマノツメ)

カンマンボロンから瑞牆山手前の登山道までは一般登山道ではありません。

【 山 名 】瑞牆山
【 山 域 】奥秩父
【 日 時 】2024年5月25日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】瑞牆山荘9:20→9:35みずがきの森入口→9:45取りつき→10:25分岐→10:30カンマンボロン→11:55登山道合流→12:20瑞牆山12:30→13:50富士見平小屋14:00→14:25瑞牆山荘

2024052501

☆カンマンボロンへ

 もう随分前から行ってみたいと思っていたカンマンボロンに行ってみることにした。ここまで来るとかなりの交通費がかかる。ちょっと日帰りではもったいないくらいである。それでもやはり5月の一日、天気はあまり良くはなさそうだが、出かけてみる。一番電車を乗り継いで韮崎駅へ。山梨交通のバスに乗り、増冨温泉で下車する。同じバスに乗っていた自分を含めて4人が瑞牆山荘行きのバスに乗り込んだ。しばらく乗った瑞牆山荘で下車する。今日帰るのか明日帰るのか聞かれる。バスの人数を把握したいということだった。自分は今日の15時か16時のバスに乗ることを告げた。

2024052502

 あたりはまだきれいな新緑である。やはり標高が高いせいだろう。写真を撮ってまずは道路を進む。緩やかな下りが続く。結構車の通行が多い。黒森方面からも来るし、そちらへ走っていく車もときどきある。しばらく下ると右の道が分かれる。あまり見なかったが、瑞牆の森を示す案内板が立っている。さらに道路を進んでいくとやはり車が時折先へ走っていく。小沢が下にあるようだが、道は関係なくそのまま先へ進んでいく。駐車場を見てさらに先に進む。しばらく進むと先に瑞牆山がよく見えた。やはり岩場の連なる山である。

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 カーブしている橋を渡り、先に行くと再び横に長い駐車場になっていて、その横から山道に入った。

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 踏み跡は明瞭だが、しばらく進んでいくと草の道になる。やがて左に折れて登ったが、右に進んだら行き止まりになってしまった。少し戻ってみると上に向かう明瞭な道があった。それを辿って進むと右に進んで右下に沢音を聞く。先に進むと岩場で休んでいる人たちがいる。大きなマットのようなものを敷いていて、何をする人たちだろうか。さらにしばらく横に進むとやがて少し左に曲がって右には沢があるようでそれに向かう道となる。最初のうちは緩やかな道だったが、やがて少しずつ斜度が上がる。さらに進むともう目の前は壁のようになってきて、きつい登りになってきた。

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 上の方に登っている人がいるようだ。急な道をしばらく登るとその人達に追いついた。市が主催しているものでカンマンボロンまでを往復するという事である。上の方のロープの付いている所でグループの人達がゆっくり登っているのでしばらく待たされる。するとパスさせてくれるのでどんどん登る。さすがにちょっときつかった。ロープはあまり掴まずに岩などを掴んで急な所を登った。先に進むとさらに上に向かう。そのあたりに金属製のプレートがあるはずなのだが、見落としたようである。しばらく登ると左にカンマンボロンを示す小さなプレートがあった。

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 そこから左に進むが、その先の進路が分かりにくい。とりあえず登ってその後は右のようだ。上に向かってしばらく登ると狭い岩の間を通ることになる。ロープもあった。ザックを背負ったままでは通れないので手に持って岩の間を通るとそこにカンマンボロンの凹みがあった。もうたくさんの写真を見ているのであまり感動はない。

2024052507

 後で家で原全教氏の「奥秩父続編」を久しぶりに開いて見てみる。「カンマンボロン」の項があり、それによると「その陰は岩隙となつて、相当奥行もありそうに思へる。幅は二間もあり、高さは三間もあろうか。正面の直溝はなほ五間くらゐは登れるだろうか。それ以上は不可能だろうと思ふ。一寸登って左の突き出た岩の上へ出ると、そこは丁度カンマンボロンの最下端である。岩の上に坐して見上げると、そこから二十丈ほどの間に、大體五つか六つくらゐの、字のような凹みがある。左の方へはまだまだ大きな岩壁が袖垣のやうに露出してゐる。」と記載されていた。上には窟があり、誰も入ったことがない、という話も書かれていた。今のクライマーなら行けるのかもしれない。左の岩場にはロープが垂れていて、クライマーさんが登ったのであろう。

2024052508

 さて、さきほどのグループが来る前にここから脱出しなくてはならない。写真を撮って再び岩の間を通るが、下り気味なので通過に手間取った。最初からロープを掴んだ方が良かったが、そのままでなんとか抜けることができた。再び下るが、登りよりも下りの方が踏み跡が明瞭に見えた。トウゴクミツバツツジだろうか、少し濃いめの色のツツジがまだ咲いていた。少し下るとさきほどのグループが登ってきた。適当にパスさせてもらって下り、再び矢印の金属板の道標の所に戻った。

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☆瑞牆山へ

 さて先に進む。ここからは静かな道になるであろう。樹林の中の道を右へ進んでいく。しばらくの間はグループの話声が聞こえていたが、やがて離れて聞こえなくなった。道は続いているが、やはり入る人はそれほど多くはないらしく、それなりに細い道である。岩場の横をすり抜けるように通る所もあり、少し緊張させられる所もある。途中には左右に大きな岩が出てきたりしたが、その間を通って登る。やがてシャクナゲが咲いている。アズマシャクナゲであろう。たくさんというほどではないが、それなりに咲いていて写真を撮りながら進む。

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 先へ行くと再び岩が多い道となる。左も右も大岩の間の谷をしばらく登っていくとやがて行き詰る手前まで来た。この後は右へ行くのか、左へ行くのか、どう登るのだろうと思いながら上に登る。すると左手に取りついた。ロープの垂れた岩場の登りが連続する。

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 登りならばあまりロープを使わなくてもよいが、二か所ほど、ロープがないと体を持ち上げるのが難しい所があった。やはり残置ロープがあると有り難い。これがなかったら登れなかったかもしれない。しばらく岩場の急登が続いたが、やがて右へ進んでさらに登る。少し登りやすくなるが、先へ進むと大きな岩場の下に出る。そこには金属プレートの道標が付いていた。

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 右へ進んで樹林の下を急登する。右手の岩場の上にはシャクナゲがよく咲いているのが見えた。どんどん登っていくと小平地に登り着く。わずかに眺めがあるが、もう随分な高さまで登ったようだ。まだ上まではかなりありそうだ。先へ登ると再びシャクナゲがよく咲いている所を登る。やはりたくさん咲いているのは楽しい。先週の粟ヶ岳は暑かったが、ここは標高が高いので、汗はかくが空気がひんやりしているので気持ちよく登れるのが有り難い。さらに登っていくと再び金属プレートの道標が木に付いていた。さらに登っていくとガレ場の登りで少し踏み跡が分かりにくい所もあった。それでもたまにテープが付いているのでそれを目安にして登っていく。再びシャクナゲがよく咲いていた。もうそろそろ上が近くなってきた気がする。シャクナゲを見ながら登っていくとやがて倒木などで少し歩きにくい所を通る。人の声が聞こえたが、そこには出ないようだ。左に登ると岩場の下に出た。イワカガミがよく咲いていた。

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 左の岩場の上に登ってみた。岩場からは八ヶ岳を眺められる。近くの奇岩と相まってなかなかの眺めであった。少し右上に岩場を登ったが、少し下に道があるのでそちらに降りた。先には金峰山が見える。金峰山には二度ほど登っていて、随分前だが一度は秋の頃。そのときは瑞牆山に登ってから金峰山に登り、再び増冨温泉に下ったのだった。その頃はバスもなく、増冨温泉から瑞牆山荘まで歩いた。登りは途中で車に乗せてくれた人がいて、一部しか歩いていないが、下りは全部歩いたと思う。まだレポを書いていない頃なので、記録は残っていないのが残念だ。もう一度はGWで氷のエビノシッポを見た覚えがある。ふと思い出すと懐かしく思える。見るとやはりまた登りたくなる。

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 先に進むと人の声が聞こえて、すぐにロープで塞がれた所を通れば登山道に出た。ザックを置いて少し休むと次から次へと若い人が登って来ていた。自分も再び登り始める。左には大きな奇岩を見上げる。

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 大きな岩の多い道を登っていく。やはり若い人は荷物も軽いが早い。登っていると何組も追いついてくるのでパスさせて登る。それにしても自分の若い頃はあまり若い人がおらず、中高年ばかりだったように思う。時代が変わったなぁという気がする。しばらく登った所で下を見ると行けそうもない岩の上に人がいる。クライマーさんだろうか。

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 しばらくきつい登りの道をひたすら登り、やっと黒森方面への道の分岐に着く。ここまでくればあと少しのはず。右へ進むとハシゴで岩を登り、最後の登りを頑張ると人の多い山頂に着いた。

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 今日は眺めがよい。金峰山から八ヶ岳まで、広い眺めを楽しむことができる。それにしてもすごい人である。こんな岩の山でこんなに人の多いのは初めてだ。人気のある山なんだなぁと思う。金峰山に近い方で岩の上に座り込んで昼食を取った。近くにはやはりシャクナゲがよく咲いていた。

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☆下山

 さて、眺めも楽しんだら後は下ろう。下りに入るともちろんまだまだ登って来る人達はたくさんいる。下る人の方がまだ少ないようだ。数人ほどパスして下っていくが、ひたすら登ってくる人に会う。すぐに黒森の分岐、さらに岩の道を下っていく。さきほど出てきた所を過ぎてさらに下っていく。途中、岩の下の穴のような所を通る所があった。だいぶ下るとやはりシャクナゲがよく咲いている。ひたすら下っていくと谷近くまで下る。すると右手が一部崩壊したようで道が荒れていた。以前はこんな荒れてなかったなと思いながら下っていくとコミヤマカタバミが数輪咲いていた。さらに下ると階段で下る。すると女性二人が横のお花を撮影している。見るとキバナノコマノツメが群落で咲いていたので教えてあげた。自分もこんなに群生しているのは見たことがなかったので丁度良い時に当たったようである。

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 先に進むと少し下って右に割れた大岩を見る。割れ目に入って遊んだりしている若い人たちを見てさらに先に進むと沢を渡る。まだ新緑がきれいであった。

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 そこからは登り返しになるがきつい登り返しがしばらく続く。ようやく少し緩やかになって先に行く。しばらく行くと小川山への道を分ける。そのあたりから少し下りが入るようになって進んでいくと富士見平小屋に着いた。

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 ベンチに座りたかったが、ほとんど人で埋まっていた。岩に座り込んで少し休憩する。時計を見ると14時台のバスには間に合わなさそうだ。15時台のバスは余裕がありすぎるかなと思う。休んでいたら、横の若いやつがなんと煙草を吸い始めたので、そこから離れた。小屋の入口の横には富士山が見えるスポットがあるらしい。行ってみたが雲しか見えなかった。

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 さて、のんびり下りますか。下り道に入るとグループが途中で立ち止まっていたので先に降りる。広めの道を下っていくと最後の瑞牆山が眺められるポイントがある。やはり岩の山だなぁと思う。そこからは少し急なじぐざぐの下りとなる。下っている人達もそれなりにいてパスさせてもらってぐんぐん下る。樹林の中を下り、一旦林道のような所に出る。再びそれを離れて下り、さらに下っていくとやがて道が先に見えてきた。するとバスがいるようである。もしかして間に合うか、それとも行ってしまうか、微妙な時間のようだ。それでも下っていくとバスは発車せず、写真を撮ってバスに向かうと乗ることができた。増冨温泉をお願いするとバスはすぐに発車した。

2024052523

 増冨温泉で下車する。そのまま駅まで乗った方が安上がりなのだが、千円札の持ち合わせがなかったのでSUICAの使える山梨交通のバスで帰ろうと思ったのである。以前に入浴した増冨の湯はやっていない。山梨交通のバス停で下車するともうバスが来ていた。自分一人乗り込む。途中で乗ってくる人もなく、駅が近くなった頃に一人だけ学生らしき人が乗ったが、駅まで二人だけの乗車だった。わずかな待ち時間で電車があり、それに乗り込んで甲府に出る。久しぶりにほうとうを食べてから帰宅した。

 

和名倉山へ 秩父湖編

2024050322(西仙波への道からの富士山)

4日 将監小屋5:20→5:50山ノ神土→6:45西仙波→7:05東仙波→8:15川又分岐→8:25二瀬分岐→8:45和名倉山→9:00二瀬分岐→10:35造林小屋跡→11:25反射板跡→12:45吊り橋→13:10秩父湖バス停

☆和名倉山へ

2024050320

 早朝は風が吹いていた。4時にアラームを鳴らしたが、自分のアラームに気づく前に他の人のアラームで目が覚めた。まずはお湯を沸かして朝食を作る。少し寒いので雨具の上を着込んだ。朝食を食べてテントをたたむ。風はあるものの、体が少し慣れたのかそれほど寒いという感じではなさそうだ。気温はそれなりにあるようである。テントを畳むのに時間が少しかかった。もう出発して行く人がそれなりにいた。トイレは混んでいるかと思ったが、ちょうど空きがあるときですぐに入れたので助かった。戻ってザックを取ってきたら、もうトイレは行列ができていた。水を汲む。なかなかおいしい水でかなり冷たい。昨日入れた1Lがあるので、3Lは要らないだろうと2Lボトルに1.8Lくらい入れておいた。

2024050321

 さて、5時30分少し前、フリースは脱いで雨具の上は着たままで出発する。まずは将監峠までの登り。少しきついがウォーミングアップにちょうど良いか。そんなにかからず峠に登り着く。一人いたが、飛竜山の方へ向かうようだった。左へ折れて山ノ神土へ向かう。風があるが、それほど寒くはない。風も少しずつ止んできているようだ。しばらく登って左に道を分けて先へ進む。山ノ神土はそれほど遠くはなかった。

2024050324

 写真を撮ったりしていると後ろから女性が一人やってきて和名倉山への道を入っていった。自分も後から道に入る。のっけから歩きにくい道が続く。笹が伸びていて倒れている笹の上を歩いたり、その横を避けるように進むのだが、これがとても歩きにくい。小さく下ったり登ったりを繰り返しながら進まなくてはならず、なかなか体力を使う。途中で女性に追いつく。ひどい道ですね、と声をかけて先に進む。まだしばらくは伸びた笹に翻弄されながら斜めに少しずつ登っていく。それでも先へ行くとようやく歩きにくい笹の道から解放されたようでわずかに歩きやすくなったものの、道は細く、細かいアップダウンでそれなりに時間のかかる道である。途中、一人パスする。さらに先へ進んでいくと笹の中のトラバースに出る。先には小ピークが見え、あそこに登るのかなと思いながら進む。右側が開けると富士山がきれいであった。風はほとんど止み、今日も天気が良い。午後は暑くなりそうだ。

2024050323

 見えていた小ピークは登らずに左へ巻くらしく、左の樹林の中に入った。しばらくはトラバース気味の道が続く。道が少し崩れ気味の所もあって少し慎重に通過する。その後もしばらくは巻き道が続く。すると途中でガツンと頭を木にぶつけてしまった。星が飛んだ気分。めちゃくちゃ痛かった。こりゃたんこぶできそうだ。気を取り直して先へ進む。まだしばらくは巻き道の続きを進み、やがて登っていくと西仙波の表示のある所に着く。もう少し頑張って東仙波で休もう。

2024050325

 しばらく先へ進み、ちょっと岩の出た道を進む。右下にも踏み跡があるようだったが、そのまま岩の上を進む。しばらく登っていくと岩の上に着く。眺めがよく、富士山もきれいである。東仙波は少し先のようである。少し下ってからしばらく登り返すと東仙波の山頂に着いた。お二人ほど休んでいたが、すぐに出発していった。良い山頂である。山名板が付いているが逆光で見えにくい。向こうに見えるのはカバアノ頭であろうか。富士山がやはりきれいである。少し水を飲んで休んだ。

2024050326

 先へ進む。緩やかな下りで踏み跡を下る。少し下った所で、どうも何かおかしいと感じる。地図を取り出して確認するとどうやらこれはカバアノ頭へ向かう踏み跡のようだ。相変わらずやってしまった。少し下ってしまったので登り返しがきつい。やっと登り返して東仙波の山頂まで戻った。再度わずかに進むと左下の木にテープが付けられている。先には山の斜面が見えていて、やはりこちらに進むのが正解であった。安心して先へ下る。しばらく下ってから登り返しになる。それほどきつくはないが、それなりに登らされる。しばらく登っていくとさきほどパスした人が先を歩いていた。自分が道間違えをしている間に通り過ぎたのだろう。道が緩やかになった所で再びパスする。このあたりが焼小屋ノ頭であろう。

2024050327

 緩やかな下りになり、岩も少し出てくる道を下っていく。どんどん先へ進み、緩やかな道を進んでいく。少し登りもあるが、そんなにきつくはない道を進む。淡々と進んでいき、きれいな奥秩父らしい雰囲気の森の所も通る。緩やかに下って八百平と思われる所を通過する。その先へ進むと左手を回り込み、やがて登りがきつくなる。しばらく登ると川又分岐の表示がある。こんな所を通る人はまずいないはずである。川又の橋も壊れているらしい。さらに登りがきつい。ここは我慢して登る。しばらく登ると坂の途中に道標があり、そこが二瀬分岐であった。ザックが二つほどデポされていた。自分はどうしようか迷ったが、昨日の西御殿岩の事もあるし、そのまま持っていくことにした。

2024050328

 右に登る。緩やかな登りで斜めに登る。しばらく登っていくと降りてくる人に何人か会った。少し笹が繁茂している中を通る。このあたりは以前と変わらないが、以前よりは薄くなっているのであろう。そこを抜けると少し草地が広がる所に出る。しかし、笹が伸びつつあるようで、その中に付いている道をしばらく登る。スペースがある場所を通り、左に進んで樹林の中に入る。薄暗い樹林は以前と変わらない。ただ道は太くなっているようだ。しばらく進むと小広くなっている和名倉山の山頂に着いた。やっぱり雰囲気は変わらないが、以前よりは倒木が増えて、少しずつ開けてきているようだ。以前ほどの陰湿な感じは受けなかった。それでも、あまり長居をしたいという山頂でもない。写真を撮って一呼吸休んだら戻ることにする。

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 再び樹林の中を進んで往路を戻る。草地は少なく、また笹の中の道に入る。さすがに下りは早い。途中でパスした人も含めて登ってくる数人に会った。二瀬分岐に戻り、道標を確認して、二瀬への道に入る。

2024050330

 のっけから踏み跡という感じで少し道が分かりにくい。なんとなくこれだろうとそれを進み、緩やかに登る。さすがに右には登らないよなと思っているとやはり左に進んで樹林の中に入る。進むと倒木があった。なんとか乗り越えて先に進む。それなりに道は続いていて問題はない。やがて緩やかなアップダウンで進んでいくとモフモフといった感じの苔の多い森になる。なかなか良い雰囲気である。しばらく下るとバイカオウレンがちらほらと咲いていた。

2024050331

 やがて少し開けた感じの所の手前の木に二瀬を示す古い道標がたてかけるように置かれていた。そこから右に進む。

2024050332

 そこからは歩きにくいトラバース道であった。下るのかと思ったら登ったりしながら進んでいくが、倒木も結構あり、それがまた大きい倒木だったりする。いちいち踏み越えていかなくてはいけないので時間も体力も使う。また急に上に行ったり、下に行ったり、なかなか忙しい。このあたりは林業のための作業道だったのだろうから、致し方ないのかもしれない。途中で初めて登って来る人に会った。だいぶ道が細く、通過するのに手間取る所も多々あった。それでもなんとか進んでいくとやがて下り、尾根上のわずかなスペースに出る。日当たりもよく、休むのに良い場所である。水を飲むが、すでに結構飲んでいる。1Lはできれば家まで持って帰ろうと思っているのだが、果たしてこのボトルの水で間に合うだろうか。

2024050333

 先へ行くと劇下りになる。かなりの急降下である。歩きやすい所を探すが、道は細く、選択支はあまりない。しばらくきつい下りが続いた。その先は少し緩やかになり、道標を見て先へ行く。明るい樹林に出るが、ようやく新緑が始まりつつある感じの所を通る。バイケイソウが伸び始めていた。さらに先に進むと明るい樹林の中を下へ向かっていく。赤テープを見失わないようにしながら、道を下る。

2024050334

 やはり下ると新緑の芽吹きがきれいな所を通る。

2024050335

 登ってくる二人目の人に会った。先に進み、右の谷に向かって急降下になる。さすがに足が痛くなってきた。足元にはコガネネコノメなどが咲いていたので写真を撮る。

2024050336

 再び下り始めるが、やはり足が痛い下りが続く。ひたすら下ってようやく小さな沢に出る。水が流れているが、あまりきれいな水という感じではない。顔だけ洗ったら、少しクールダウンできた。左に進むと何かビニールのようなものを見かける。このあたりが造林小屋であろう。

2024050337

 日差しがあるので、できれば日陰で休みたい。もう少し進んだ所に道標があったが、そのあたりが少し日陰になっていたのでそこにザックをおろしてしばし休憩した。

 先に進み、緩やかな道を進んでいく。トラバース気味の道が続く。先の方にピークが見えるが、あそこまで登るのだろうか。道はあまり良くなく、ところどころ崩れていたり、かなり細くなっていて通りにくい所がある。そういう所は慎重に進まなくてはならず、なかなか時間がかかる道である。稜線は随分高い。やがて進んでいくと倒木が並んでいる所がある。足場が切られているが、もし足を踏み外せば転落する。慎重に渡るが、その先もガレ場を歩かせられる。ここも踏み跡ができてはいるが、安心はできない。なんとか先に進み、少し下ると再びトラバース道に戻ったので安心する。しかし、やはりまだその先も歩きにくい所が出てきた。それでも進んでいくと今度はロープの付いた所がある。ロープを掴んで登ると続きのトラバース道である。そこからは多少歩きやすい感じになった。やがて歩いていくと新緑がきれいな所を通る。気分の良い所である。

2024050338

 ひたすら道を歩いていくと途中左のピークへ登れそうな所がある。木にテープも付いていた。もしかすると登尾沢ノ頭へ立ち寄ってみるような人がいるのかもしれない、などと思いつつ、先へ進む。

2024050339

 少し平坦な所を歩いていたら、また一人登りの人に会った。さらにしばらく歩くと明るい小さな平坦な場所に着く。道標があり、見ると反射板と書かれている。以前はここに何かの反射板があった跡地らしい。なぜか手前あたりに一升瓶が転がっていた。

2024050340

 さて、ここから道標の向き先通りに右へ下るが、細くて落ち葉の溜まった道をじぐざぐに下るのだが、歩きにくい上に劇下りである。傾斜がきつく、下手すると転げ落ちるので注意して下る。荷物が重いのでここを下るのはしんどい。なんとか左右に曲がって下ると左方向に進むようになり、若干マシになる。しばらく降りて尾根らしくなるが、やっぱり急な下りがしばらく続く。まだまだ足が痛い下りが続く。ひたすら降りると登って来る人に会った。これで四人目である。さらに下りが続く。途中、降りてくる道は分かるが、その先の道が分かりにくくなった所があった。あたりを見回し、わずかに戻ってみる。あたりには枝が散乱していて、やはり先が分からない。降りると思われる方向へそろそろと先へ進んでみたら、ちょうど縁のような所になっていて、その下には踏み跡の続きがあったので安心した。

2024050341

 まだまだ下りが続く。やがて右に小尾根のようなものが見えて間には小さな谷が見える。そのあたりも進路が分かりにくい。ここはあまり下らない尾根が目の前に続いているのでそちらだろうと直進する。木が多く、踏み跡が分かりにくいが、そのまま進んでいくと踏み跡が先に見えたので安心する。さらにまた急な下りが続く。もう随分下ってきたようで、下に家などがちらりと左手に見えたが、まだそれなりに高いようだ。尾根は直線的に下っている。ひたすら下っていく。途中わずかに緩んだあたりで最後の休憩。水を飲んだが、なんとかバス停まで持ちそうだ。バス停に行ったらまずは自販機で飲み物を買おうと思う。

2024050342

 再び下り始めてどんどん下る。だいぶ下ってもうそろそろ終わりかと思った頃に道標が出てきた。左には秩父湖が見えるが、まだ少し高さがある。ここから右へ下るのである。それがまた足に来る杉林の下りが続く。それにまた倒木が多く、また乗り越えなくてはいけなかったりする。そろそろ着いてくれと思いながらも大きく右に左にと曲がりながら下っていく。やっと水面がちらりと見えて、さらに左手に橋が見えた。まだ右に行って左に戻ると道標を見る。さらに下ると平な道になり、左へ進めばやっと橋に出た。

2024050343

 水を飲んで、橋を渡る。橋は木の板なので、踏み抜いたりしないか少し慎重に歩く。特に問題はなく、渡り切った。左へ少し歩き、右に折り返して登るが、最後の登りが厳しかった。道路に出て、左を見ると渡った橋が見えた。もう来ることもないであろう。

2024050344

 しばらく道路を歩いていく。日差しが少し暑い。やがて信号があり、その先へ進むとダムの堰堤の上の道になる。交互通行になっているので、車が前から来るときは前だけを警戒し、後ろから来るときは後ろだけを警戒すればよい。道路の横に左に歩ける場所があるので、そこに乗れば車をよけられる。しばらく歩いていくとようやくダムを過ぎて道路に出る。右の先に秩父湖のバス停があるはずだ。少し歩くとなんと後ろからバスがやってきたではないか!しかもかなり満員に近いようだ。少し先にバス停があり、待っている人が乗り込むのが見えた。ああ、これでは次のバスまで一時間は待たなくてはいけないのかな。きっと待ってはくれないだろうと思いながら、足は走る、走る、走る!すると発車しそうだったが、待ってくれたようでいったん閉めたドアを開けてくれて乗れた。満杯だったのでドアの所になんとか乗ることができた。

 そんな状態なので、大滝温泉で下車したい気分だったものの、下車するような人もなく、前まで大きなザックをもって進むのも無理そうだったので諦めた。もうこうなったら西武秩父駅まで行ってしまおう。三峰口駅で降りる人はいたが、そのまま乗る。立ったまま西武秩父駅まで乗るのはさすがに足が棒になった。西武秩父駅に出るとすごい人。やはりGWである。祭の湯に入ろうかとも思ったが、混雑は目に見えていたので諦める。食事だけしようとわらじカツ丼のチケットを購入したが、随分待たされた。それでもようやく食べることができる。甘めの味付けがされていて、なかなか美味しく、お腹も満たされた。特急は20時過ぎまで売り切れとアナウンスがされていた。もちろん特急に乗るつもりもなく、のんびりと各駅停車で帰宅した。

 

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