登山(北アルプス)

蝶ヶ岳から常念岳へ 前常念岳、三股へ編

2026072001(常念小屋テント場からの槍ヶ岳)

☆常念岳、前常念岳から三股へ

 やはり近くのテントの人は3時にアラームが鳴る。自分は4時前に起きる。今日も良い天気のようだ。昨日は見えなかった槍ヶ岳もしっかりと見えていた。朝食を食べてテントを畳む。せっかく昼間に乾いたフライは結露でやっぱりぴしょ濡れ。これはまあ仕方ない。テントを畳んで、トイレに行くと今日もすぐに入れて助かった。普段よりも早くテントを畳めたので早く出発する。

2026072002(快晴の登り)

 まずは道標の所に行って、そこから常念岳に向かう。今は雲一つない快晴だ。上の方に登っている人を見かける。今日も暑くなりそうなので日差し除けの長袖シャツ一枚である。風もなく、寒くもない。日射しの中を登るとやはり暑い。食材はほぼ食べつくしてパンがいくつか残っているだけなのだが、結露で濡れたテントが重いので、あまりザックが軽いという感じがしない。登っていくと先を歩いている人に追いつく。すると立ち止まっている人が数人いる。雷鳥がいるようだ。そこまでいくとやはり雷鳥の親子、親鳥が二羽の子鳥を連れていた。自分が雷鳥に会うと雨の確率が高いが、今は好天、果たしてどうなるだろうか。それにしても最近アルプス山行で雷鳥に会う確率が高くなった気がする。保護のおかげで各アルプスで増えているのだろうか。

2026072003(トリミングの雷鳥、お尻だけじゃん(苦笑))

 一番きつい所を過ぎてさらに登ると上に道標が見えて、前常念岳の分岐、さらにしばらく登れば、やはりそれなりに人のいる常念岳の山頂に着く。

2026072005(昨日登った尾根と蝶ヶ岳方面)

 それにしても素晴らしい眺めである。

2026072007(槍ヶ岳から穂高)

 穂高、槍ヶ岳などもほとんど雲もなく見えている。

2026072006(常念乗越、大天井岳方面)

 右手は大天井岳が大きい。やはり良い山である。

2026072008(記憶に残したい景色)

 わずかに戻った所で水を飲み、さて、下りにかかる。

2026072009(前常念岳への稜線)

 分岐まではすぐである。途中からはこれから向かう前常念岳への稜線が見えた。

2026072010(三股分岐)

 分岐から右に前常念岳に向かう。少し進むとすぐに岩場に出る。直進と左に巻いている踏み跡があり、巻いている左の踏み跡に入ったが、やはりこれは間違い、すぐに行き詰まり、右の岩を登って上に出ると、やはり岩稜が続いていた。しばらく岩稜を歩く。岩の上を進むので道なのかどうか分かりにくい所も多々ある。左に岩場が続いていてそちらに降りるのか直進なのか少し迷ったが、直進してみるとやはりこちらが正解、その先へ道らしきものが続いていた。たまにペンキ印も見かけてそれを追う。まだ時間も早く、空気は爽やか、とても歩きやすい。しかし、ガスがそろそろ左から上がり始めていた。日射しが遮られると多少歩きやすくなる。

2026072011(子雷鳥:トリミング)

 歩いていたら、また雷鳥の親子、やはり三羽の子鳥を連れて歩いていた。

2026072012(雷鳥の親鳥)

 しばらく下ってから少し大きく下る。振り返るともう常念岳が大きく高い。

2026072014

 山頂に人がいるのが見えた。

2026072013(チングルマの果穂)

 さらに歩いていくと道標が立っている。前常念岳と常念岳を示していた。

2026072015(振り返る岩稜)

 先へ進むとやはり岩稜、すると3人ほどやってきた。下からですかと聞くとそうですということだった。まだ7時過ぎである。登山地図のコースタイムは下から7時間で常念岳だが、4時前に出発したとしても3時間弱、すごい速さだなと思う。まあそういう人達でないとこんなコースを登ろうとは思わないよね。そこから先へ進むと時折、人に会うようになった。強い人達はホントに多いね。岩場を進んでいくと小さなピークを越えてさらにもう一つ先のピークに向かう。

2026072016

 ケルンの置かれた所からさらに進むとやっと前常念岳であった。

2026072017(ケルンの小ピークが邪魔するので常念岳は見えず)

 意外に低いので、常念岳からは見えないようで、振り返るとケルンの置かれた小ピークが見えるだけだった。

2026072018(石室の避難小屋)

 先に進むとこれまたかなりの岩の下り、すぐ下に屋根が見えるのだが、大きな岩をペンキ印を辿る。しかし、段差が大きく、右から左にと岩を掴み、岩に座って足を延ばして降りたりして、ようやく小屋のすぐ近くに降りる。ザックを置いてカメラだけ持って見に行く。赤いペンキで塗られた小屋の扉を開けると、石が積み重なって作られた壁になっていた。やはり石室らしい作りである。

 戻って水を飲んで下りにかかる。しかし、ここが一番の難所、かなり大きな岩が積み重なり、その岩に付けられたわずかな足場を頼りに下る。ここは本当にペンキ印にお世話になる。段差が大きく、高度感もあり、もしここで足を滑らせたりしたら、転落してどこまでも落ちていくだろう。リスクのある場所である。もちろん鎖などはなく、自分の手と足をフル活用して下る。わずかに下ると女性二人組が登ってきていた。ちょうど立ち止まってくれた所はペンキ印からは離れた場所だったので自分的には有り難く、下のペンキ印の付けられた岩の方に降りる。ここも岩に座るような感じにして、足を延ばして下る。そこから先もまだまだ岩場の急降下は続く。気を抜かないように気を付けながら左に右にと岩場を下っていく。ふと右を見ると相当な急斜面になっている。それでも踏み跡とペンキ印はうまく続いているので足元に気を付けながらぐんぐん下っていく。やはり登って来る人に会う。途中までは数えていたが、すでに15人くらい会ったようだ。ひたすら岩場を下ると休んでいる人がいる所に出る。そこで自分も一本立てることにして、ザックを下した。見るとその先は樹林帯に入りそうだ。岩場の下りはまだ続くが、もうそろそろ終わりが近くなってきたようである。ペットボトルの水を一本飲み干した。ボトルから詰め替える。グミキャンディーを口に入れて再び下り始める。

2026072019(樹林帯が近い)

 そこからは斜度が少し緩んだ感じ、それでもまだ岩の多い下りは続く。すると途中で×印があり、そこからは登り返さないといけないようだ。ずっと下りが続いた後の登り返しは厳しい。ザックが重く感じながら岩を登り返す。すぐに終わったが、大きな岩の梯子の下りとなった。そこからは普通の山道に近くなった。まだ少し石が多いが、しばらく下っていくと樹林帯に入る。ようやく岩場は終わりで少しホッとするものの、急な下りが続くはずなので気を抜く訳にはいかないと思う。あたりはガスっていてあまり暑くはない。しばらく下った所で小さなテントが張れそうなわずかなスペースのある所があったので、そこで立ち止まって休憩する。この先は樹林の下りが続いて日射しが遮られるし、どんどん暑くなるはずなので、長袖シャツより半袖シャツの方が快適なはずだ。着替えることにした。

2026072020

 再び下り始める。樹林帯の中の道をひたすら下る。それなりの下りが続く。木の根を踏んで降りたりするところも多い。まだまだ登ってくる人に会う。ひたすら道を追って下っていく。だいぶ下ると日差しが復活したりした。樹林が少なくなり、長袖シャツに戻すか迷ったが、そのまま進むとまた樹林の中に入った。少し道が緩やかになった所があり、わずかに登り返したりするところもあるが、基本的には下りが続く。淡々と下っていくと何やら資材の置かれた所に出る。どうやらこのあたりが2207m点らしい。また少し急な下りになる。

2026072021

 水を飲む。また一本飲みほしたので、ボトルから詰め替える。これで残りが少なくなったと思ったところでボトルを落としかけてしまい、少し貴重な水がこぼれてしまった。三股登山口で水は得られるはずだからなんとかなるか。先に下ると深い樹林の中でしばらく緩やかに進む。人に会いながら下っていくと休んでいる人を見かけて気に標識のようなものが付いていたが、書いてあるものは読めなかった。そこからは右に下ると再び急降下が始まる。木段の下りなども出てくる。左に右にと進んで曲がりながら下っていく。やはりひたすらきつい下りが続く。まだまだ登って来る人に会う。遠くの山を見るとかなり下った感じであるが、まだ下は遠い。延々と下りは続く。下の方に行くと日差しが当たるようになってきた。だいぶ下った頃、大きな犬を連れて登っていく単独の女性に会った。あの大きな犬があの岩場を登れるのだろうか。いろんな人がいるものである。沢音が聞こえて左に進むようになるともうだいぶ降りたようだ。それでもまだ折り返しは続き、帽子を取り出して、日当たりのある所はかぶるようにした。やっと左へ下るようになって急降下も少し緩んだ。さらに下ると久しぶりに道標のある場所に出て、右に迂回路と書かれている。増水した時の迂回路であろう。でもあまり使われている形跡はなかった。

2026072022

 三股登山口まであと少し、また水を飲んで出発する。少しの間は緩やかだったが、やっぱり先へ行くと細い道に変わってそれなりの斜度のある急な下りとなる。

2026072023(ツルアリドオシ)

 どんどん下っていくと沢音がやはり近くなる。すると後ろから鈴を鳴らしながら早い人がやってきた。とても自分には追いつけないすごいスピードで下っていった。天狗のような足を持つ人だった。自分はゆっくりと下っていく。細い道を左右に曲がりながら下ると下に沢が見えた。道が細いので気を付けながら下るとやっと三股登山口に下りついた。左には橋があり、右には蝶ヶ岳への道が続いていた。

2026072024

 橋を渡ると登山口、連休のせいか、小さなテントを張ってコーラを売っている人がいた。250mlと350mlがあったので、350mlを250円で買って飲んだ。氷で冷やしているので冷たくて美味しかった。

2026072025

 バスはもう少し先の駐車場からである。林道を下っていく。日射しが暑い。途中で長袖シャツを上から着た。しばらく歩くと駐車場、すでにバスがいた。これは11時半のバス、時計を見るとまだ11時前、ちょっと降りるのが早すぎたようだ。13時半のバスだと2時間半待ちである。樹林の日影の所に座り込む。他の人達がバスの運転手さんと話をしていて、テントを乾かすとあっという間に乾くよと言っていたので、自分も濡れたテントやフライを取り出して乾かしたら、確かに乾いた。そんな事をしてもなかなか時間は過ぎない。待ちくたびれた頃、13時頃にバスがやってきた。運転手さんが下は暑いよと言う。

2026072026

 冷房の効いた車内に乗せてくれたのは良いのだが、大きなザックを膝の上に抱えたままで乗っているので、結構きつかった。満員になって定刻になり発車する。駐車場で半分くらいが降りた。温泉でも一人降りた。自分も降りたいが、駅まで遠く、またタクシー利用などになるので降りるのは難しかった。

2026072027

 穂高駅で降りるとホントに厳しい暑さ。かんかん照りで日向にいると溶けそうだった。しかし列車はいったばかり、次の列車まで一時間近く待ちとなった。

2026072028(正面の遠くにほんのわずかに見えているのが常念岳)

 駅から見る常念岳。雲がかかっていたが、シルエットを見ることができた。ようやく来た列車は座席はほぼ埋まっていて松本駅まで立って乗る。松本から中央線で上諏訪で下車していつもの片倉館で入浴する。あずさはもちろん予約できなかったので、甲府からのかいじ号を予約して甲府駅へ。かなり待ちとなった。満員のかいじ号でようやく弁当を食べて一杯やり、帰宅した。

 

蝶ヶ岳から常念岳へ 蝶槍、常念岳へ編

2026071901(チシマギキョウ)

☆蝶槍、常念岳へ

 近くのテントの人はやはり3時にアラームで起きるので自分も目が覚めてしまう。しかし、まだしばらくはうとうとして4時直前に起きることにした。テントの空気穴から外を見るとどうやら良い天気の雰囲気でガスもあまりなさそうである。テントを開けてみるとやはりガスはなく、先の方の山が見えた。

2026071902(太陽と雲海)

 朝食を作り、食べてから外に出ると穂高などにはごくわずかに雲がかかっているが、槍ヶ岳などの眺めが素晴らしい。

2026071904(槍ヶ岳が素晴らしい)

 少し朝焼け気味なのもまた良い感じであった。

2026071903(穂高にはわずかに雲が)

 反対側は雲海が広がっていた。トイレに行ったら自分の時は待ち無しですぐに入れたが、出たらたくさんの人が並んでいてタイミングがラッキーだった。ザックをみたら、初日に飲むつもりで買った500mlのコーヒーのペットボトルが出て来た。すっかり忘れていた。これを含めて2.5Lあるので、常念小屋まで楽に間に合うだろう。コーヒーを飲んでゆっくりする。

2026071905(蝶槍、常念岳の稜線)

 予定通り5時半に出発する。しばらく半袖シャツの上に長袖シャツを着て歩いたが、やはり暑くなりそうだ。途中でクールタイプのシャツに着替えて先に進む。天気もよく晴れ、緩やかな下りや軽い登り返しで爽やかな空気、気分もよく進んでいく。日が当たるとやはり少し暑さを感じる。先に常念岳が見えているが、やっぱりすごい登りだな。後ろから追いついてきた人に何度かパスさせて進んでいく。

2026071906(横尾分岐)

 横尾への道を分岐する。

2026071907

さらに進むが、蝶槍の登りはそれほどではなかった。

2026071908

 しかし、蝶槍からの最初の下りがちょっと岩場で下りにくい。

2026071909(だいぶ常念岳に近づいた)

 その先はそれほどではないが、しばらく下りが続いた。チシマギキョウを見かけたが、その後は見つけることができなかった。樹林帯をだいぶ下ってようやく鞍部、小さな広場になっている。前を歩いていた二人が休んでいるが、登りだとその二人の方が早そうなので自分もそこでザックを下して水を飲んだら、先に出発していった。

2026071910(最低鞍部手前付近)

 登り返しは厳しそうだ。やはり日射しもあって少し暑い中を登る。

2026071911

 お花畑の中を登る。ニッコウキスゲが多かった。

2026071913(グンナイフウロは久しぶり)

 グンナイフウロも咲いていた。イブキトラノオなども見かける。テガタチドリも咲いていた。

2026071914

2026071912(少ないハクサンフウロ)

 だいぶ登って振り返るともう蝶槍が少し遠くなっていた。

2026071915(正面は蝶槍、蝶ヶ岳が遠くなった)

 日のよく当たる暑い道をしばらく登ると直進と右に道が分かれている。上に登る方を選択して少し登ると登り着いた所が2592mのピークだった。

2026071916(登りはきつい)

 シオガマギクなどが咲いている。コバイケイソウとニッコウキスゲのお花畑でもあった。しばらく下っていく。すると先に常念岳の登りが見えて.来た。まだしばらく下って進み、やっと登り返しになる。降りてくる人によく会うようになった。しばらく頑張って小ピークまで来るとどどーんと目の前に常念岳、まだ少し下ってから登り返しになるようだ。

2026071917(常念岳への厳しい尾根)

 このあたりまで来ると休んでいる人が多くなった。自分をパスした人達も休んでいる。自分は休まず先へ進む。やがて岩稜の登りとなる。女性二人が先を進むがなかなか早い。それでも追いついてパスする。自分が先に進んでもだいぶ近づいたりしたが、その後パスされることはなかった。随分登ってようやく見えていた突起のあたりまで来ると岩場を左に巻くように進む。

2026071918(随分、山頂が近くなった)

 大きな岩が多く、だいぶ歩きにくい。それでもだいぶ上が近くなってきた。登っていくとついさっきまであんなに晴れていたのに、あっという間にガスが上がってきた。日射しが遮られると高度を上げたこともあって少し涼しい。もうあとわずかで着きそうという所であった人が、もうすぐですよと励ましてくれた。その岩場を登りきるとすぐ先に山頂が見える。わずかに頑張ると山頂の木祠が上にあるが、直登は難しく、左から巻くようにして狭い山頂に着いた。少し待って久しぶりに自分を撮ってもらった。

2026071919(山頂の祠)

 周りはすっかりガス、わずかに降りた所にザックを置いて少し休んでから下りにかかった。

2026071920(大天井岳)

 少し下ると右に前常念岳への道が分岐している。明日はこれを辿るのである。見ているとそちらに歩いていく人の姿がちらりと見えた。最近は三股サーキットと言って、猛者が一日で三股から常念岳、蝶ヶ岳を回って再び三股に下る、あるいはその逆コースが歩かれているらしい。体力なし、脚力なしの自分にはとても考えられないコースである。

2026071921(常念小屋まであと少し)

 道標から再び岩稜の下り、まだこの時間、登ってくる人も多い。軽装で登って来る人は常念小屋泊まりの人であろう。しかし、足が重くなって下るのも時間がかかる。このあたりの登山地図のコースタイムは結構きつめである。それなりに歩いたつもりだったが、やっと小屋の前の道標の所まで下って時間を見ると約一時間かかっていた。コースタイムは45分、自分の足では無理なようである。

2026071922(右は一の沢への分岐)

 テント場に行くとさすがにまだ10時半、受付してないかなと思いながら小屋に行くと受付してくれた。やはりここもテントは2千円、水は1L200円で蝶ヶ岳と一緒だった。ラーメンでも食べようかと思って値段表を見ると1500円、ピザが2000円だった。やはりこの値段には躊躇する。そういえば今回は珍しくチキンラーメンを久しぶりに持ってきたことを思い出した。それを食べることにしよう。

2026071923(向こうの稜線にちらりと山小屋が見えた)

 さすがにこの時間、場所は空いていた。知らなかったが、手前と奥の二つのテント場があるようだ。自分は手前のテント場の一番下に張った。雨に降られると大変そうな場所だが、先には槍ヶ岳の稜線がある。ガスっているので槍ヶ岳は見えなかったが、特等席で、それに昨日のテント場と違ってフラットな場所である。最高の泊まり場であった。

2026071924(11時前ではさすがにまだテント場はがら空き)

 まだ残りの水が1Lあったが、ラーメンを食べると水を消費する。明日は長い下りなので2Lは持っておきたい。なので結局3L水を買うことにした。それにしてもすることがない。ときおり晴れ間があって暑くなったりした。昨日結露して濡れたフライもテントもすっかり乾いたので、少しだけシュラフなども乾かしたりした。テント場のトイレはさすがに水がないので水洗ではないものの、とてもきれいだ。最近建て替えられた感じである。テント場のトイレというと古く、汚い小屋が多いが、こんなにきれいなトイレは初めてかもしれない。

2026071925(ミヤマコゴメグサ)

 夜までは長い。持ってきた焼酎をちびりちびり飲み、たまに見上げると常念岳はずっとガスっていたが、たまに霧が晴れることがあったりした。槍ヶ岳の稜線に小屋が見える。おそらく西岳の小屋ではないかと思う。小屋から遠くの小屋を見るというのはあまりない光景である。しかし、それもガスが来たりして見えたり見えなくなったりした。ようやく夕方、夕食を作って食べれば、もうすることもない。今日は昨日ほどは疲れていないが、それでも早めに寝ることにした。雨が降らなかったので昨日ほどには寒くはなく、ダウンジャケットを着るとちょっと暑く感じるくらいだった。

続く。

 

蝶ヶ岳から常念岳へ 蝶ヶ岳へ編

2026071801(チングルマとアオノツガザクラ)

常念岳から三股に下るルートは登山道ではありますが、岩稜もあり、標高差もあり、多少リスクのある道です。登りは当然ながらかなりの体力を必要とします。いずれにしても事前調査が大切です。

【 山 名 】長塀山、蝶ヶ岳、蝶槍、常念岳、前常念岳
【 山 域 】北アルプス
【 日 時 】2026年7月18日(土)~20日(月)祝
【 天 候 】18日 朝のうち晴れのちくもり一時雨
19日 晴れときどきくもり
20日 晴れときどきくもり
【 ルート 】18日 上高地バスターミナル7:35→8:15明神→9:00徳沢→12:40長塀山→13:40蝶ヶ岳→13:45蝶ヶ岳ヒュッテ(テント泊)
19日 蝶ヶ岳ヒュッテ5:30→6:10蝶槍→7:152592m→9:15常念岳9:30→10:30常念小屋(テント泊)
20日 常念小屋5:10→6:20常念岳6:25→6:35前常念岳分岐→7:15前常念岳→7:20石室→8:35 2207m→10:20三股登山口10:25→10:40駐車場

☆臨時特急アルプス号で松本、上高地へ

 三連休はやはりアルプス縦走に行きたくなった。ちょっと天気予報が微妙で雨に降られる可能性も高かったが、やはり行きたい。常念岳をこよなく愛した山岳写真家の田淵行男氏。生涯に206回も常念岳に登頂したようである。そんな常念岳には自分は一度きり、約20年前に燕山荘からテント装備で9時間かけて蝶ヶ岳まで縦走して、若気のいたり、長塀尾根を徳沢まで2時間でかけ下った。常念岳の登りがきつかったことを思い出す。下りはきついがそれほどには感じなかった。通常の行程としても常念岳から蝶ヶ岳に向かう方が普通である。今回はあえてその逆コースとした。常念岳の登りがちょっと厳しいコースとなる。ただ蝶ヶ岳から常念小屋に泊まりならば6時間くらいの行程だから、それほどではない。ついでに前常念岳から三股に下るルートを取ってみることにする。常念岳から三股に下るルートは岩稜を含むコースの上に1500m以上の下りがあり、一般向きとは言えないコースである。登りは相当な体力のいるコースで自分などにはとても無理があるコースに思える。やはり下りで行ってみようと思う。三股からは夏から秋のみバスが運行されるようになっている。小さなワゴンタイプで12人くらいしか乗れないバスで事前予約制である。

 今年は特急アルプス号が臨時に運行されることになった。昔はよく普通夜行や急行アルプスに乗って出かけたものだが、なくなって久しい。連休前だけというわずかな期間の運転である。しっかり予約しておいた。上高地へのバスも予約しようと思ったら7時のバスは満席だった。しかし、調べたら、この臨時のアルプス号があるおかげか、それに合わせて新島々行きの臨時の列車も運行され、また臨時の上高地行きのバスも接続しているので、これを予約しておいた。三股からのバスも予約しようとすると11時半のバスはすでに満席、とは言え、その時間に降りられる自信はなかった。登山地図のコースタイムは6時間、6時に出発すると12時頃の到着だから、乗れるかどうか微妙である。ということで13時半のバスを予約することにした。こちらはその時はまだ空きがあった。

2026071802(新宿発23:58 白馬行き臨時特急アルプスに乗車)

 予定通り、新宿駅から乗車する。来た車両は通常のあずさ用の車両ではなく、伊豆方面で使われる車両なのか、伊豆方面の案内を示すパンフレットが座席に入れられたままだった。天気予報があまりよくないせいか、少し空いている席があるようだった。昔の急行アルプスは減光はしてくれてもあまり暗くはならなかったが、この列車は減光すると結構暗くなった。お陰で多少は寝ることができた。八王子を出ると次の停車駅は松本まで止まらない。塩尻駅付近を通過している時は窓ガラスに雨が当たっていて、こんな中で登るのかと暗い気分になったが、松本に近づくと雨は降っていなかった。松本駅で下車し、一旦改札を出て、松本電鉄の切符を買う。ホームでしばらく待って臨時の新島々行きに乗り込む。まだ空席が多少はある感じだった。新島々駅ですぐにバスに乗る。こちらも座席はまだ空きがあった。沢渡などにはかなりの人が待っていて、補助席まで埋まって上高地に向かった。

2026071803(バスターミナルから歩き出す)

☆長塀尾根を蝶ヶ岳へ

 上高地でバスを降りるとやはり少し涼しい。天気も悪くないようだ。思ったほどには人がいないのは、すでに夜行バスなどは到着した後だからだろうか。トイレなどに行って支度を済ませて、出発する。やはり少しザックが重いが、以前に比べれば多少はマシな感じがする。水は2.5L、途中に水場がないが、小屋で買えるだろう。しばらく歩くと河童橋、穂高は湿気が多いせいか少し白っぽい感じだった。

2026071804

 右側にお店があり、行列が出来て随分長い列になっていた。明神に向かって淡々と歩く。外国人観光客も含めて歩いている人が多い。たくさんの人をパスしながら進んでいく。やはり湿気があり、半袖シャツで歩いてちょうどよかった。歩いていくと明神に着く。左に見える明神岳はやはり威圧感があった。少し休んで、先へ行く。

2026071805

 徳沢までの道はやはりハイカーがたくさん歩いていた。グループで歩いている若い人達も多い。

2026071806(タテヤマウツボグサかな)

 随分パスしながら歩いて、徳沢に着く。熱中症予防のためか、ホースが設置され、霧のように水が出ていて撒かれていた。休憩している人達も多い。長塀尾根の登山口の近くでザックを下ろして少し休む。最終入域時間11:00の表示がある。やはり長い尾根でそのぐらいでないと標準コースタイム5時間弱だから、夕方に着かないからであろう。降りてくる人もいれば、登っていく人もいる時間だった。

2026071807(徳沢の長塀尾根登山口)

 さて、登り始める。やはりのっけからきつい登り、足にくる登りが続く。ただ、樹林帯のおかげで日差しもあまり入らず、たまに風があるのが有り難い。それでもかなりの汗をかく。しばらく登って何組かパスして登る。木段などもある登りで延々と左右に曲がりながらの登りが続く。たまに早い人が自分をパスしていく。登っていくと途中で休んでいる人達をパスする。自分も休もうかとも思ったが、さらに登る。わずかに斜度が緩み、少し進んで樹相が少し変わる。再びそれなりの登りが続く。ほとんど一人の状態となって前を歩く人も後ろから来る人もいない状態で自分のペースで落ち着いて登れるようになった。

2026071808

 ひたすら登った途中で少しザックを置いて休憩。水を飲んでさらに先に登っていく。だいぶ登った感があるが、まだまだ先は長い。少し緩やかに進む所がある。すると降りてくる人達にときどき会う。マイズルソウが足元によく咲いている。しばらく登るとまた人に会わなくなる。ようやく蝶ヶ岳3Km、徳沢3Kmの表示板を見る。

2026071809

 針葉樹林の雰囲気が良い道が続く。再び少し急になり、また途中で休みを入れながら登る。延々と長い登りは続き、やっと少し緩んだかなと思いながら進むと久しぶりに道標を見る。

2026071810

 長塀山付近と書かれていたが、実際の長塀山はもう少し先である。すでにお昼過ぎ、お腹が空いたのでもってきたパンを食べた。軽い荷物を持つ人達が抜いていった。

2026071811

 先へ進む。やはり多少は斜度が緩んだ感じ、それでもそれなりには登らされる。やがて人の声が聞こえると登り着いた所が長塀山であった。単に通過地点という感じの山頂であるが、蝶ヶ岳まで1.8Kmと道標に書かれていた。だいぶ高齢の人達が休んでいて先に出発したが、少し下りになってパスする。

2026071812(久しぶりのキヌガサソウ)

 しばらく下ってから登り返し、進んでいくと池に出る。横にはコバイケイソウが咲いていた。

2026071813

 少し進むとハクサンフウロ、シナノキンバイなどのお花が咲いていた。

2026071814

 さらに先に進むと草地の多い道となる。そろそろ上が近づいてきた感じ、まだそれでも登らされる。

2026071815

 ハクサンチドリや咲き残りのイワカガミ、ツマトリソウなどを見て進むとやっと広い所に出た。道が左右に分かれていて、先で合流しているのが見えるが、左がお花畑なので左の道を進んだ。

2026071817(ハクサンイチゲの大群落)

 するとたくさんのハクサンイチゲ、あまり花は大きくはないが、たくさん咲いていて良いお花畑だった。

2026071816(タカネヤハズハハコ)

 お花が咲いて時間の経った感じのチングルマ、タカネヤハズハハコ、アオノツガザクラなども見る。そこから先に行くともう稜線はすぐそこ、少し登ってトラバース気味に進めば、ハクサンシャクナゲが咲いている。

2026071819

 左手には蝶ヶ岳ヒュッテが見えた。

2026071818

 先に進むと蝶ヶ岳の分岐、右に折れてわずかに登ると蝶ヶ岳である。すでにガスっていて眺めはわずか、小屋の先が見えたくらいだった。

2026071820

 小屋まではいかず、手前から右に降りてテント場に直接行く。するともう平な場所はほとんど押さえられていて、斜めっているような所しか残っていなかった。奥の方まで行ってみたが、やはり同じ、石の上に張るよりはマシと斜めっている所にテントを張った。フライシートを掛けた所で急に雨が降り出した。慌てて雨具の上だけ取り出して着込み、フライシートとテントのロープをしっかりと固定する。他の人が傘をさしているのを見て、そういえば自分も持っていたと傘をさして小屋に受付に行く。代金は2千円で、水は1L200円である。まあ致し方ない所、2L水を買った。テントに戻ると雨が少し弱くなったが、しばらくすると再び降り出し、しばらく降り続いた。2時間弱降り続いただろうか、5時頃になると雨は上がったが、周りは濃いガスで何も見えない状態である。

2026071821(この天気でもテント場は一杯)

 食事を作ろうとガスだけ外に出して煮焚きする。雨が止んでくれただけでも有り難い。食事を終えれば、さすがに夜行の疲れが出て来た。明日は良い天気になるだろうか。事前の天気予報ではくもりときどき晴れである。さっさと寝袋に入るとすぐに寝てしまった。気が付くと暗くなっていた。すると上半身が寒さを感じた。持ってきた薄手のダウンジャケットを着込むと少し暑めだったが、それでもぐっすりと眠ってしまった。しかし、足元が下で斜めっている場所のため、マットごとずり下がってしまい、何度も目が覚めてそのたびにずり上がらなければならなかった。

続く。

 

大日三山縦走へ その2

2025082413(大日岳を振り返る)

【 天 候 】24日 晴れ
【 ルート 】24日 大日小屋5:45→7:40大日平小屋7:50→9:25大日岳登山口→9:35称名滝9:45→10:05称名滝バス停

2025082401

☆下山

 4時頃にはアラームの音や話声がするので目が覚める。今日の行程を考えると5時に起きれば問題ないだろうともう少し寝ていたが、結局、4時半頃には起きた。外へ出てみると少しガスが上がってぼんやりとした景色は見えたが、剣岳などにガスがかかっていて上の方は見えなかった。しばらくするとさらにガスが増え、結局、また白一色になってしまった。風が少しあるようだ。再び部屋からガス缶などを持ち出してお湯を沸かすが、風があるせいでなかなか沸かなかった。だいぶ時間がかかり、ようやく沸いたお湯でいつものカレーめしを作る。考えたら昨日の夕食もカレーリゾット、またカレーになってしまった。再び大日岳を往復しようかと思っていたが、こんなガスの中では昨日と同じ事なので行く気にならなかった。少し明るくなってきたので、そのうちにはガスが上がるかもしれないとは思ったが、涼しいうちに下ることにした。

2025082402

 朝食時間で人が少ない時にトイレに行っておく。時間によってはかなりの行列になるようだが、わずかな待ちで入ることができたのでちょうど良かった。すっきりしてザックをまとめて出発する。大日岳に行く人を見て、左に下る道に入る。

2025082403

 少し急な下りもあり、岩の多い道でなかなか下りにくい道である。やがて右に進むことが多いようだ。少しガスが薄くなり、眼下に広い草地が広がっているのが見えた。さらに下っていくと遠くは晴れている感じである。やはり天気は良いようだ。おそらくガスも切れるだろうと思う。

2025082404

 ひたすら岩の多い道を下っていく。やはりここの道はテント泊装備では歩きたくないきつい道である。テント場がなくて正解だと思う。左に右にと大きくじぐざぐを切りながら下っていくが、直に下るような所もあり、足にかなり来る道である。

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遠くに赤い小屋が見えるのだが、目指す大日平山荘ではないよね。

2025082405

 随分下ると水音が聞こえてくる。一人登ってきた人に会った。沢近くになってきた感じ、そろそろ水場が出てくるのかなと思いながら、岩の道を下ると、わずかに水の流れのある沢っぽい所を過ぎて、さらに下ると右に水が流れている所があった。しかし、汲むのはちと厳しそう。もう少し下ってみると岩に水が流れている所を過ぎて、さらに下ると再び小さな沢に出る。

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 ちょろだが、水が流れている。2Lくらいはまだ水を持っていたので汲まなくても下まで歩けるとは思ったが、この暑さだし、念のために1L汲んでおく。コップで汲まないとダメなのでコップを出して一杯口に含んでみるとなかなか甘い水、しかも冷たい。これなら大丈夫だ。しっかり汲んでおいた。

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 先に進む。まだまだ岩の多い道は続き、さらに下っていくと再び沢を渡る。そこでも汲めそうだ。また折り返して下り、再度、沢に出る。ここが一番水量が多い。ここで汲んでも良かったかなと思いながら冷たい水で顔を洗う。クールダウンできた。一人、早い人が来て降りて行ったのを見る。後から自分も下り始める。まだまだ岩の多い道を下っていく。だいぶ下るとようやく岩が少し減ったが、まだまだ石は多く、決して歩きやすいという道でもない。だいぶ降りてきたなという感じになり、先には広い場所が広がっている。やがて木道が出て来た。すっかり先は晴れていて、振り返るともう大日岳もガスが取れたようだ。自分のいる時だけガスだったようである。そんなものだよね。

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 先の方を女性二人が歩いているのが見える。自分より先に下った人達のようだ。やがて湿原の中を通る。このあたりはラムサール条約に登録された湿原らしい。広い湿原は少し尾瀬を連想させる。ときどき沢へ降りて登り返したりするのでなかなか骨の折れる道である。先に小屋が見えたが、やはりあの遠くにあった小屋が大日平山荘のようだ。まだしばらく歩かされてようやく小屋に着いた。

2025082410

 小屋のベンチで休憩する。もう大日岳が随分大きい。パンを食べて、節約する必要がないので、水をたっぷり飲んだ。それにしても今日も暑くなりそうだ。さきほどの女性二人が先に出発する。登ってきた人が数人来たので、数分後に自分が出発した。

2025082411

 それからは次から次へと人に会う。ランナーさん系の人が多いようだ。一日で大日岳に登って室堂に抜けるのは相当厳しいと思うが、最近は強い人が多いので普通なのかもしれない。大抵、自分が少し横に避けると通っていくのだが、自分が来ると避けてくれる人もいた。先に進むと草地が広がり、良い雰囲気の所だ。かんかん照りなのが厳しいが、広い雰囲気はゆっくりしていきたい所でもあった。木道をひたすら緩やかに下っていく。先の方にはぼんやりしていたが富山市街と思われる街並みも見ることができた。

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 やがて道が少しずつ斜度をましていく。まだまだ木道が続き、登ってくるたくさんの人に会いながら進む。途中で前を行く女性二人をパスしてさらに先に進む。随分下ると木道が終わり、谷にこれから向かって下っていくようだ。岩を削って段になっているような所を下り、さらに下ると左右が谷になっている間の尾根になる。左右いずれもかなり切れ落ちているようだ。道幅はあるし、木もあるので問題はないが、もし転落したりしたら数百メートルは落下するのではないかと思いながら急坂にかかる。やはり岩を削った階段をしばらく下って進んでいくと前を行くグループがゆっくり下っていた。リーダーは女性のようで声を掛けている。初心者のグループを引き連れているという感じだった。すぐにパスさせてくれたので、通り過ぎるとハシゴの連続となる。きつい下りが続き、暑さも増してきた。木段が埋め込まれた急坂をひたすら下る。これはかなりきつい。もし転倒などしたら、木段に付けられた釘が出っ張っているので、胸などを打ったり、ささったりするかもしれず、危険な感じである。なので絶対に転倒などしてはならず、注意深く慎重に下らなくてはいけなかった。しかし、まだまだ登って来る人に会う。この急坂を登るのもきついが、下りも半端ない。ひたすらそんな道が続く。ハシゴは数えなかったが、5つ以上はあったと思う。やがて左右に曲がりながら下る。先には滝と思われるようなものを見るが、とても写真を撮るような余裕はなかった。暑くなって汗をかきまくり、とにかく下る。随分下るとベンチがあったが、休んでいる人が多く、そこで休めるような感じではなかったので通り過ぎる。少し進んで下った所で誰も来ない感じになったので水を飲んでわずかに休んだ。

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 また下っていく。かなり標高を落としているとは思うが、まだまだ道は続く。木段の道も続く。さすがに登って来る人はたまにという感じになった。やっときつい道は少なくなってきて、横に進むことが多くなった。やはり暑さが厳しい。左に進み、右に進み、どのくらい下っているのかよく分からない。沢音が近くなってきて相当下ったとは思うのだが、視界がないのでまだ高さが分かりかねる。ひたすら下るとようやく小さな道標があって12-1と書かれていた。たぶんもう少しで登山口に出るのではとそこでザックを下して水を飲んだ。

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 歩き出し、少し緩やかになって歩きやすくなった道をしばらく下っていくとやはりそれほどはかからず、登山口に下りついた。

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 日差しが暑い。ベンチがあったが、とてもそこで休もうとは思わない。さて、左に滝を見に行くことにする。

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 緩やかな上り坂の道路を進む。滝からのものか、水煙が舞っているようだ。やがて先に進むと称名滝の案内板がある。何段かに分かれていて、トータルで350mの落差があるようだ。先へ進むとさらに水煙が増え、ゴウゴウと音が聞こえてくる。やがて滝が見えた。橋があるので、そこまで行く。橋を渡っていると滝からの水煙でちょっと濡れる感じである。やはりすごい滝である。右に展望台があるので登ってみる。ザックが重く感じられたが、ゆっくり登ると何段かに分かれている。一番上まで行くと称名滝の表示があり、上の方までよく見ることができた。

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 さて、バス停に向かう。のんびり下っていると観光客がたくさんやってくる。時計を見ると10時のバスに少し間に合わなさそうだ。次の11時のバスに間に合えばよいかと思い、急がなかった。結構、駐車場までは歩かされる。随分歩いて左にレストハウスを見る。その下へ行けば、バス停のある駐車場だ。時計を見ると10時を5分過ぎていた。左に建物があり、入ってみたが、特に面白そうではなかったので外に出て、バス停の左手にある古いベンチに座って休む。しばらく座っていたら何人かやってきた。やがて時間近くなってバスがやってきて乗り込む。時間までには降りて来た人、観光客などを含めてそれなりに人が乗車した。立山駅までは500円、乗車時間は約15分だが、結構な距離で、とても歩ける距離ではなかった。目の前に冷たい美味しい水が出ているので汲んで持って帰ると良いですよと運転手さんがアナウンスした。

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 駅で降りると暑い。熊王の水と書かれていた水場の水を飲んでみたら、確かに冷たくて美味しい水である。駅の近くで入浴できる施設は限られる。一軒、入浴できそうなホテルがあるので行ってみたら、「本日の日帰り入浴は受付を終了しました」と書かれていた。入れないのかと諦める。帰ろうとすると一人出て来た。その人は途中で自分を追い抜いて行った人だった。10時のバスに乗れていれば入浴できたようである。もう少し急ぐべきだったかなと思う。駅に戻り、持っていた水を捨てて、2L汲んだ。家まで持って帰るつもりである。

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 駅の右に切符売り場と書かれていたのできっぷを買おうと思ったら、これはアルペンルートの切符売り場だった。駅の中に入り、下に降りると富山地方鉄道の乗り場がある。やはり体がべたべたなので汗を流して帰りたい。温泉ではないが、スーパー銭湯が不二越駅というところの近くにあるようなので、そこまでの切符を買った。

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 普通列車に乗り込む。結構人が乗車して座席はほとんど埋まるくらいであった。地方の鉄道らしく、レトロな車両である。富山駅の一つ前の稲荷町というところで乗り換える。不二越駅方面のホームに行くと下は木が使われている。枕木のような感じでもしかすると廃材を再利用しているのかもしれない。しばらく待ってきた列車に乗る。二駅なのですぐに不二越駅、一番先頭へ行き、運転手さんに切符を渡して下車する。細いホームの小さな駅である。時刻表を見ると土日の昼間は01分に到着し、富山方面は10分発という分かりやすいダイヤで覚えやすい。1時間ほどなので、汗を流すにはちょうどよい時間である。駅を出るとすぐ右が施設の入口だった。

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 残念ながら温泉ではないが、スーパー銭湯の満点の湯という施設で駐車場の中をしばらく進むと施設に着く。850円とそれほど高くはなく、人工温泉のお湯もあるし、露天風呂もいくつもあり、石造りで良い雰囲気で汗を流すには十分であった。不二越駅に戻って列車を少し待つ。富山までは数駅なので座らなくてもよかったが、列車はまだ座席に余裕があったので座った。しばらく走れば電鉄富山駅に着く。富山駅に行き、新幹線の切符を購入する。今回は美味しいものを食べてから帰宅したい。まだ2時頃だったが、余裕を見て17時過ぎの列車の切符を買う。お盆過ぎだし、先日のような連休ではないので「かがやき」の切符を問題なく購入できた。

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 そういえば昼食はパンを食べただけでお腹もすいている。やはり富山はすしだろうと寿司屋に入り、寿司と白エビの唐揚げなども付いたセットを頼んで打ち上げした。土産物などを購入したが、まだ時間に余裕がある。喫茶店で時間を潰した。最後はラーメンで仕上げをとこの地方のものらしいラーメン屋さんに並んだが、待たされてなかなか入店できない。新幹線の時間が迫り、なかなか出てこなさそうな雰囲気もあったので食べるのを諦めた。その代わりに夕食として「焼き鯖寿司」を購入した。新幹線に乗り込む。二人席の窓側は空いてなかったので、滅多に取ったことのない三人席の窓側を取ったのだが、隣には子供連れの家族が来てしまい、ちとうるさかった。酒は寿司屋で飲んだのでお茶と合わせて「焼き鯖寿司」を開けて食べたら、これが絶品。きつかった下りを思い返しながら、小さな幸せにひたった感じだった。東京駅に着くと人がわんさかいる。東北新幹線が一時、車両故障などでストップしたのでその影響らしい。なんとか人混みを抜けて帰宅した。

 

大日三山縦走へ その1

2025082324(ひさしぶりのタカネマツムシソウ)

やはり奥大日岳から先、大日岳縦走はかなりきつい道です。足元に十分に注意を。

【 山 名 】奥大日岳、大日岳
【 山 域 】北アルプス
【 日 時 】2025年8月23日(土)~24日(日)
【 天 候 】23日 晴れのち霧
【 ルート 】23日 室堂9:00→9:45雷鳥沢キャンプ場→10:15新室堂乗越→11:50奥大日岳12:00→中大日岳→13:40大日小屋→14:05大日岳14:10→14:30大日小屋(小屋泊)

☆室堂から奥大日岳、大日岳へ

 やっぱりこう暑いとアルプスに行きたい。以前から行きたいと思っていたが、小屋泊まりというのがネックで出かけたことが無かった大日岳に初めて行ってみることにした。お盆過ぎということもあるのか、調べると土曜日にもかかわらず空いているようだったので予約した。宿泊料金も高騰しているので、素泊まりにした。水の少ない稜線の小屋という事もあり、水もたっぷり持っていくことにした。なんで営業小屋泊まり1泊なのにこんなに大きな荷物なのっていうぐらい、40Lザックはパンパンに膨らんでかなりの重さになった。

2025082301(懐かしい赤牛岳も見えた)

 夜行バスで扇沢に入る。隣には誰も来なかったのでゆっくり眠れると思ったが、前の人が思いっきり座席を倒したのでかなり狭く、いつもどうりあまり寝られなかった。早朝、まだ暗いうちに扇沢駅に着く。シュラフで寝ている人もいたりして、以前に来たときにあまり人がいなかった時とは違うようだった。随分待たされて朝の切符販売が始まる。今回はWEB切符にして予約したので当日券に並ぶ必要は無く、簡単に発券できて改札の列に並ぶ。何とか1台目に乗ることができた。黒部ダムで下車する。ダムは満水らしい。地方によっては水不足が聞こえるが、今年は雪が多かったから黒部は全く問題ないらしい。

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 ケーブルカー駅に行くと自分の前の女性まで臨時便に乗れたが、自分からは次の便を待つことになった。ケーブルカーでは初めて座席に座ったが、大観峰に着くとかえって降りるのが遅くなり、次のロープウェイの列では最後尾近くなった。トイレに行っていたら列が進んでいて、本当に最後尾になってしまう。進むと途中で列が切られてまた次の便かと思ったら、残っていたのが6人くらいのせいか、係員の人が行っちゃいましょうと言って乗れることになった。やはり最後になってドア近くに乗る。次の室堂行きのバスもやっぱり目の前で切られて次の便を待つ。どうも今回はこんなタイミングである。ドアの向こうに温度計があり、なんと表示は9.99度。10度に届いていなかった。しかし、人が来たら一気に11度くらいに上がっていた。やはり人が来ると温度が上がるなと思う。トロリーバスから変わって初めての電気バスだけど、なんとなく見たことのあるような作り。たぶんお隣の大国製なんだろうね。1台目に乗り込み室堂へ。降りるとたくさんの人だった。

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 朝食はおにぎりを食べたのだか、やはり今回もおやきの野沢菜を買う。外に出るとカンカン照り。とは言え、風は涼しく、おやきを食べて出発する。まずは水を汲む。いつもの立山玉殿の水、冷たい水を2L汲み、これで持って来た水と合わせて4Lとなる。小屋泊まりだし、下りで水場があるのでこれで十分だろう。

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 さて、みくりが池の方に進む。さすがにもう夏のお花は終わりだろうと思っていたが、やはりアキノキリンソウ、オヤマリンドウなどが多かった。このあたりは観光客も多く、その後ろをゆっくり歩く。テント泊装備の人がたくさん登ってきた。

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 みくりが池を見て、立山を見ながらのんびり歩く。日差しはきつく長袖シャツで防ぐ。しばらく歩いて雷鳥荘を見る。進むと左に雷鳥沢を見る。もう随分長いこと道は通行止のまま、もう歩けるようにはならないようである。左にその道を見ながら歩いていく。

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 さらに進むとオヤマリンドウがよく咲いていた。

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 どんどん下って行き、右にテント場を見る。剣岳の帰りに泊まったテント場で思い出も深い。土曜日の午前中にしてはかなり張られていて、今日来た人も何人も張っているのを見るし、昨日から張っている人も多いようだった。

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 キャンプ場の中を通り、左に進む。下に降りて橋を渡る。

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 右へ一ノ越などへの道を分けて、左に進む。すぐに剣御前などへの道をさらに分けて左に新室堂乗越への道に入る。すぐにシオガマギクやウサギギク、オトギリソウなどが咲いていた。緩やかな登りだが少しきつい所もある。

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 登りよりも日差しの方がきつかった。途中には小さなリンドウ、これはミヤマリンドウであった。

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 チングルマのたくさんの果穂が広がっている。咲いている時にここを通れば相当なもののようだ。今年は白山の別山ですごいチングルマの斜面を見たが、やはり立山のチングルマはそれ以上のようである。やはり上部はそれなりにきつかったが、登って行くと新室堂乗越に着いた。

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 以前に剣から来た所である。そこから左に進む。前に奥大日岳と思われる山が見えるが、かなり大変そうに見えた。先に向かって登っていくが、緩やかな登りが続く。風が涼しいが、日差しがきつい。ただ少しガスが上がり始めている感じ、時折、雲で日差しが陰るのがありがたい。途中には少し終わりかけの雰囲気もあったが、イワイチョウがちらほらと咲いていた。さらに登っていくと一旦登りついた所から右に剣岳が見えた。やはり岩の殿堂、すごい山である。しかしガスがもう取り巻いているので、すぐに見えなくなってしまいそうだった。

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 先には大きな山が見えてきて、道が登っているのが見える。奥大日岳であろう。進むと結構な登りになる。左に進んで巻くように進むとさらに先に山が見えてくる。ときおり休んでいる人をパスして先へいく。

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 随分ガスが上がってきているが、歩いている所は日差しがあるままだ。どうせ眺めが遮られるのならば、もう少しガスが増えて曇ってくれると嬉しいのだが。歩いていると左手のくねくね道路をパスが走っているのが見えた。自分はまだ室堂から先のアルペンルートには乗ったことがない。そのうちには乗らなくては。随分歩かされた気がするが、先に大きな山がまた見えて来た。途中にはこんな山の上なのに巨大なハクサンフウロが咲いていた。通常の1.5倍くらいはあるような大きなものだ。コバノコゴメグサだろうか、たくさん咲いていた。もうすっかり右の剣岳はガスになってしまったが、下の雪渓が少し見えた。

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 先へ進むとヨツバシオガマがまとまって咲いていた。

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 さらにトモエシオガマも久しぶりに見かけた。また大きな山が出てきて道が上に続いている。すると滅多に見ない赤いお花を見かける。これはカライトソウだ。自分は相当久しぶりに見るお花である。ちょっぴり旬を過ぎている感じはあるが、会えただけで嬉しい。

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 先へ行くとミヤマトリカブトだろうか咲いている。岩の多い所を登らされたりしながら登る。これはやはりテント泊装備で登るにはちと厳しい所のようだ。小屋泊まり程度の装備の方が確かに歩きやすいと思う。大きなシナノキンバイも見る。

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 先に進むとハクサンイチゲもまだ咲いている。

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 さらにチングルマが果穂ではなく、しっかり咲いていたのには吃驚した。

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 やはりミヤマリンドウも多い。

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 少ないがイワツメクサも見かけた。進んでいくと池塘があり、その横を通過する。さらに登ると奥大日岳の狭い山頂に着く。すっかりガスで全く眺めがない。暑いせいか結構しんどい。水を飲んで、菓子パンを食べた。

2025082322

 先に進むが、山頂からどう進めばよいのか分からない。地図を見ると少し戻るようだ。わずかに戻ると分岐になっていた。右へ大日岳に進む。細い道で左が崩壊しているのでわずかな区間だが慎重に進む。細い尾根道が続いて下っていく。さらに進むと鎖場に出る。一気に高度を落とす。このあたり急降下してハシゴなども出てくる。登り返しがまたきつかったりしてなかなか骨の折れる道である。さすがにこのあたり水の重さがずっしりときた。途中で左から少し涼しい風が来るところがある。わずかにクールダウンできたが、すぐにまた暑くなる。途中にはこれまた久しぶりのタカネマツムシソウ、それにミヤマシャジンと思われるお花が咲いていて楽しかった。

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 やがて先に壁のような山を見て登る。岩を登ってさらに登ると鎖場である。足場はそれなりにあるので怖くはないが、登りがきついので結構苦しい。やはり修行の山だな。鎖場が終わっても大きな岩の上を登らされるきつい道が続き、ようやく緩むが、まだ先はそれなりに登る。少し平な所でザックを下して水を飲んだ。

2025082325

 さらに先へ進む。まだ登りは続く。タカネニガナを見ながら登り、さらに進むと七福園と思われる場所を通過する。ガスっていて写真を撮る気にならないし、岩が多く歩きにくいのでひたすら道を先に進むだけである。やがて木道が出てくる。なんとなく写真を撮った。

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 右手に踏み跡のようなものが見えたが、これはやはり踏み跡らしく、そのまま進むように小さな道標が置かれていた。緩やかに登っていくと岩があったが、どうもこれが中大日岳らしい。それを過ぎると少し進んで下りになるが、もう下に小屋が見え、人がいるのが見えた。

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 結構近くに見えたが、降りていくにはやはり岩などの道でそれなりに時間がかかった。ようやく小屋に着いた。

2025082328

 さて、どうしようかと思ったがまだ時間も早いし、受付をせずにそのままザックを持って大日岳を往復することにする。小屋の横を通って先に進むと右下に下る。木段で下ると左に向かう道は大日平に降りる道、大日岳は右へ登る。少し登った所に小さな道標があり、先に大日岳を示していた。先に進むとウサギギクやミヤマリンドウがよく咲いていた。緩やかに登っていく。特に難しい所もなく、淡々と登って行くと大日岳の山頂に着く。

2025082329

 ガスで眺めもないので単に山頂を踏んだだけ、近くには石が積まれたようなものがあり、中に何かあると見ると小さな石像が置かれていた。石に座ってしばらく休み、小屋に戻ることにする。

2025082330

 お花を見ながら下っていく。だいぶ下っていくと女性がずっとカメラで何かを撮っている。なんだろうと思って近づくと親子の雷鳥であった。雛は2羽、あまり逃げず、ゆっくり撮影した。自分が雷鳥に会うとかなりの高確率でその後に雨に降られるのだが、この日は珍しく、雨は夜まで来なかったようであった。ようやく雷鳥が動いて草むらに入ると女性がクマはいましたかと聞かれたのでいませんでしたよと答えると安心して登っていった。食べ物でもないかぎり、そうそう出てこないだろうとは思ったが。

2025082331(きれいなウサギギク)

 しばらく下れば再び分岐、少し登って小屋に戻る。受付をする。

2025082332

 自分にあてがわれた場所は入口の近くの二段ベッドの下だったが、カーテンを引くことができて個室の雰囲気である。本当に久しぶりの営業小屋泊まりである。コロナ以降は営業小屋に泊まるのは初めてではなかっただろうか。自炊室はないので入口の所で煮炊きして下さい、ということだったが、雨でなければ外で作る方が良いだろう。もう15時近いので、外へ出て木のベンチに座って酒を飲む。少し重いが小さめの黄桃の缶を背負ってきたので、これを食べるとのどの渇きも癒される。ガスで何も見えずちと寂しい。出た時はたくさんの人がいて会話していたが、気づくとほとんど人がいなくなっていた。

 一旦、部屋に戻って少し休み、1回目の夕食が始まった17時頃に外に出て夕食を作る。ガスは二缶持ってきた。前の時に使った残りが少ししか残っていないようなので、念のために新しいものを持ってきたのである。でも前のガス缶だけで問題ないようである。今回は初めてモンベルのカレーリゾットを買ってみた。少し値段が高いが使用する水の量が少なく、水場の遠い小屋では重宝しそうだ。それと持ってきた野菜ジュースを合わせて食べれば満足し、部屋に戻った。することもなく、寝ることにする。

 今回は昔初めてテントやシュラフを買ったときに一緒に買ったシュラフシーツを持ってきた。小屋のページに推奨と書かれていたためである。20年以上経つ年代物で、ずっと押し入れに仕舞いっぱなしでほとんど使っていなかったのだが汚れてしまっていた。洗濯してもまだ保管袋には染みが付いたままだったりした。せっかく持ってきたのでそれを出して中に入る。やはり快適である。毛布を掛ければ暑いくらいだった。たくさんの人が泊まっているので話声などがうるさく、結局、8時頃まで話し声が収まらなかったのでなかなか寝られなかったが、ようやく静かになるとあとはぐっすりと寝ることができた。

続く。

 

焼岳へ 下山編

2025062831(槍ヶ岳、穂高連峰、上高地の眺め)

続きです。

☆中の湯へ下山

2025062832

 しばらく休んで下山にかかることにする。やはり下りも足元が悪い下り、ほんのわずかに下ると左の石に下山と書かれた道があり、そちらを少し下る。再び登りの道と合流して右上にある噴気孔を見る。湯気の量はそんなに多くはないが、あたりの岩が黄色に変色しているのを見るとかなりの硫化水素が含まれているのであろう。

2025062833

 しばらく下れば分岐に下りつく。そこからははるか下の方まで人が登っているのが見える。ここから随分下らないといけないのだなと思う。

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 下りに入り、少しトラバース気味に右へ下る。岩も多く、ゆっくり下る。しばらく下って行くと右下に小さな火山湖が見える。

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 振り返ると上にはやはり噴気孔があり、これはかなり激しく噴気を噴き出していた。中の湯からは続々と人が登ってくるようだ。目の前には南峰があるが、崩れる危険があるので登山禁止になっている。古い道標らしき木切れが下に落ちていた。

2025062836

 そこから下る。日差しがかんかんと照りつける。それでもまだこのあたりは標高があるので風が爽やか、しかし、下へ行けばかなり厳しいのだろうなと思う。それにしても随分な人が登ってくる。こんなに登ってくる道だとは知らなかった。中の湯登山口まで車で入れば、それほどではないからなのかもしれないが、それでも、山頂までは結構な登りだと思う。次から次へと人に会いながら下る。ところどころ立ち止まって水を飲んだ。やはり直射日光の強さはかなりである。水をそれなりに飲んでおかないとまずいであろう。もちろん長袖のシャツを袖まで止めて、日焼けを防ぐ。

2025062837

 結構きつい下りがひたすら続く。足は大丈夫だが、またすっ転んだりしないように注意しながら下る。さすがに下の方まで降りると暑さを感じる。それでもまだ低山よりはかなりマシか。さらに下っていくと横はあまり見えなくなり、ひたすら道を追って下る。たまに左側がちらりと見えると雪渓があるようだ。さらにしばらく下るとやはり左が見えるところに出た。

2025062838

谷沿いに雪渓があるが、この暑さでかなり溶けているようでもう沢底が出ている所も多い。それでもまだ雪が残っていて、やはり北アルプスらしい感じである。

2025062839(咲き残りのムラサキヤシオツツジ)

 木段なども交えながら下ると、小さな広場のような所に出る。日差しが暑いので少し樹林で日陰になっている所に入り、振り返るともう焼岳が随分高く、遠くなっていた。それにしても良い天気で青空である。

2025062840

 先へ進んで樹林の中を下っていく。さすがにもう樹林の中なので、袖を上げても良いだろうと袖をまくると少し涼しい。やはりまだこのあたりは少しひんやりとして風が若干涼しいようだ。さきほどよりは人が減ったが、ときおり登ってくる人に会う。そろそろこの時間だと日帰りはちょっと厳しいのではないかと思うが、それでもまだたくさんの人に会う。そんなに小屋に泊まるとも思えないし、何時に下山するのだろうか。しばらくは緩やかな下りが続いて、足の負担もそれほどではなかった。途中わずかに平坦になっている所で水を飲む。さらに先に進んでいくとちょっと登り返しになる。結構きつくて足にきた。登った所で一休み。随分下ったように思えるけれど、樹林の合間から先の山がちらりと見え、まだかなりの高さにいることが分かる。休んでいると一人、先へ下っていった。

2025062841

 少ししてから自分も先へ進むと、また急な下りとなる。たまたまだけど、ちょうどよい所で休んだようである。ひたすら下りが続く。こちらから登るのは大変そうに思う。まだまだひたすら下りが続く。わずかに緩やかになったかなと思いながら下るとまたきつくなる。左右に曲がりながらの大下りとなる。先には遠くに山が見えたが、飛騨の山だろうか。どこの山かさっぱり分からなかった。さらに下ると途中にはブナと思われる大きな木があったが、ちょうど下っている人をパスした所で立ち止まるのは難しそうだったので写真は撮らなかった。まだしばらく下りが続き、下を走る車などの音が聞こえるようになった。そろそろ終わりが近いなと思っていると右に進んでから左に折り返す。すると下に道路が見えた。再び折り返して右へ進んでいく。緩やかな山道になって、左下にはちらちらと道路が見える。風があって爽やかな道をしばらく進むと登山口の表示があり、さらにその先に進むと道路に出るが、たくさんの車が置かれていて、登山口の目の前まで車が駐車していた。

2025062842

 先に道を下りたいが、その道はどこにあるのか分からない。道路を下ろうかとも思ったが、ここはかなり冗長な道なのでできれば登山道を下りたい。左右に道を探すと車と車の間を抜けるとなんとなく道っぽいものがあるが、単に水が流れるようなところにも見える。これで良いのかと入ってみるとやはりこれが道のようだ。かなり細いので、戸惑うが、それでも下へ続いている。少し下ると埋め込まれた木段があってやはり道だった。踏み跡に従って下っていくと問題なく、道路の横に出る。さらに下へ続いてはいるようだったが、そろそろ道路を歩いた方が無難に思えたので、左に出て道路を下る。やはり冗長な感じの道で、かなり左へ行ってから折り返して右へ行く。進んでいくと中の湯温泉の看板がある。右に道を登る。左に駐車場を見て、坂を登ると旅館の建物で、左に階段を登ると玄関である。見ると日帰り入浴は12時からのようである。時計を見ると後15分くらいなので、始まるまで待つことにした。スマホで帰りのバスを予約する。今は新島々行きのバスは完全予約制になってしまって面倒である。電波は届いていたので問題なく予約できた。よさそうな時間のバスはすでに予約でいっぱいだったのでかなり余裕のある時間のバスを予約した。しばらく待つと時間になり、入浴をお願いする。柔らかいお湯で内湯がぬるめ、露天風呂は熱いお湯だったので、内湯でのんびり浸かり、霞沢岳などを見ながら入浴した。

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 さて、バス停に向かう。まだこの時間だとバス停に着くのはかなり早そうである。以前は道路横に下山路があったようだが、今は歩く人もなく、なくなっているようである。普通に道路を歩いて下る。やはり長い道路だが、樹林が多く、あまり日が当たらないし、やはり吹く風は意外に爽やかで、暑いという感じではないのが有り難い。車の通りもときたまだし、歩道はないが、道路の幅がかなりあるので特に問題なく下っていける。下の方へいくと沢音が聞こえてきて、やがて下から車の爆音が聞こえてくるようになる。安房トンネルを飛騨に抜けるルートだから、走る車も多いようだ。やがてその道路に出る。右手に見えるのは安房トンネルの入口である。左に折れて下っていく。しばらく下ると左に沢があり、かなりの水が流れている。涼しいかと思ったが、そうでもなかった。さらに下れば中の湯のバス停が見えてくる。梓川の流れが橋の上から眺めた。近くにある卜伝の湯は入浴できないのが残念である。ネットで調べるとあたりが崩落したらしい。

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 バス停に行くが、日当たりもあり、座るところもないので釜トンネルの手前の中の湯売店に行ってみる。準備中の札がかかっていて、やっていない。入口に座って時間を潰す。ここにいるとさすがに釜トンネルから吹いて来る風が冷たく、ウィンドブレーカーを着込んだくらいだった。さわんど行きのバスは頻繁に通る。どれもかなりの客が乗っていて、車で来る人達のいかに多いことか。ようやく時間近くになってバス停に行き、新島々行きのバスに乗り込む。スマホを見せようかと思ったが、名前を呼ばれたので答えただけであった。座席は自由になっていて、すでに空いている列はなく、通路側の席で空いている席に座らせてもらった。このバスはさわんどを過ぎると安曇支所前、新島々しか止まらない。観光客向けのバスになっているようである。新島々で乗り換える。スマホ予約は松本までにしたので、すでに料金は払ってある。スマホを見せると料金支払済の切符をくれた。のんびり乗って松本駅で下車する。土産物や弁当などを買い込み、いつものようにのんびりと各駅停車で帰宅した。

 

焼岳へ 山頂へ編

2025062813(焼岳へ向かう)

【 山 名 】焼岳
【 山 域 】北アルプス
【 日 時 】2025年6月28日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】上高地バスターミナル5:30→クマ遭遇→6:05焼岳登山口→7:45焼岳小屋7:50→8:05旧中尾峠→9:05分岐→9:15焼岳北峰9:25→9:30分岐→10:30広場→11:25中ノ湯登山口→11:45中の湯温泉13:15→13:55中の湯バス停

☆登山口へ向かうとクマに遭遇

 梅雨はどこへ行ったのか、温暖化のせいか6月末だというのにもう真夏である。こう暑いと高い山に行きたくなる。焼岳は上高地からも見えるし、一番印象的だったのは、霞沢岳から見た焼岳である。噴煙を上げているいかにも火山、去年、一時的にレベルが引き上げられて入山できなくなったが、今年は再びレベル1に引き下げられた。なので行けそうである。さらに珍しく上高地行きの夜行バスがキャンセルでもあったようで予約することができたのでこれで行こうと思った。

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 いつものようにバスタ新宿から乗り、上高地バスターミナルで下車する。焼岳に直接行くのであれば帝国ホテル前で下車した方が近いが、上高地バスターミナルからたいした距離でもないし、いつものように上高地の良い雰囲気と穂高連峰を眺めてから登ろうと思ったので終点まで乗った。上高地バスターミナルで下車すると都会の暑さが嘘のように寒いくらいである。バス中で気温16度と案内されていたが、やはり上高地の涼しさはちょっと違う感じである。登山届などを記入し、トイレに行っておく。普段だとおにぎりの朝食にしているが、バスでの移動を考えて、今日は菓子パンの朝食を取った。暑さを考えて水も念のため追加で入れておき、3Lくらい持つことになる。さすがにそこまでは飲まないとは思うが、これで準備はOKである。

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 まずは梓川に出るとやはり穂高連峰が眺められる。雪は少ないようだが、まだ沢筋にはそれなりには残っているようである。この時間は少し雲が多く、くもりに近い感じだが、今日は晴れの予報できっとかなり暑くなるであろう。川沿いの道を歩く。以前に夏に近くを歩いた時に見た水量よりも少し川の水量が多いのは、この時期はまだ雪解け水が含まれているからだろうか。しばらく歩いて左にトイレを見る。最後のトイレなので念のため立ち寄っておく。先に進むと田代橋、右に折れて橋を渡る。やはり川の水量があってなかなかである。随分前に友人と登った西穂高岳への登山口を見て、左に進む。ちょうどおじさんが一人、右から来て先を行く。

 右に建物を見てそのあたりからは焼岳がちらりと見えたが、樹林が結構多いのでなかなか良い眺めの所がない。しばらく進んでいくとちらりと焼岳が見えるところがあったが今一つである。さらに進んでいくと急におじさんが戻って来る。クマがいる、というので見てみると、確かにクマがいる。そこそこの大きさ、こちらに歩いてきそうなので、ゆっくり後ずさりする。これ以上近づいたらどうしようかと思いながらしばらく後ずさりすると向こうも面倒くさくなったのか、急に右の草むらの中に入った。しめたと思い、ゆっくりと近づくとやはり草の中から出てきそうになかったので、速足で先へ進んだ。それを見たからか、おじさんも後から追いついてきた。後ろを振り返ったが、移動したようでもう出てくる気配はなかった。こんな登山道近くに出てくるとは思わなかった。やはり早朝はクマに遭いやすい時間帯なのである。去年の尾瀬での遭遇以来の接近遭遇だった。なんか最近、クマとの接近遭遇の間隔が短くなってないだろうか。

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 先へ行くと焼岳が見える。しかし、かなり高い。あそこまで登るのは大変そうだなと思いながら先へ進むと焼岳登山口であった。

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☆焼岳へ

 登山口から先へ進むと緩やかな道が続く。あまりきつくもなく、また気温も低く、ひんやりした感じ、長袖シャツのまま登っていく。途中、沢を何度か渡る。小さくても水量があり、やはり北アルプスらしい感じである。思ったほど湿気度も高くなく、涼しいので登りやすい。やはり上高地の朝ならでは、気分よく快調に登っていく。やがてまた沢を渡る。するとそこから先は斜度が上がった。大きな石なども多くなり、段差の大きい登りも続くようになる。それでもやはり涼しいので登りやすい。やはり雰囲気の良い針葉樹林の森の中を登っていく。

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 ときどき一、二段の小さな木段も付けられていて、斜度はそれなりにあるようだ。だいぶ登るとゴゼンタチバナがよく咲いていた。どんどん登っていくとやがて左に谷を見て、ロープの付いた細い所を登る。危険というほどのところではないが、ロープを掴んだりしながら登る。すると大きな焼岳がちらりと目の前に高く見えた。さらに進むと右に進んで登り、そこからわずかに下に下る。目の前には大きな焼岳が見える。さすがに直登ではなく、右に登るようである。暑さを我慢して登っていく。左にガレた谷が見えるところに出る。

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 後ろから来た人達に数人パスされる。もう一人、パスさせようと思ったら、休憩するみたいなので自分が先に進む。やがて日差しのある場所に出る。北アルプスなので少しは涼しいだろうと今回は長袖シャツにした。少し暑いが、低山ではないのでこれで良いだろう。以前ならば多少日焼けしても良いかと思っていたが、最近はあまり日焼けすると皮膚がんとかのリスクも高まるし、女性ほどではないけど、できれば日焼けしないように長袖シャツを着るようにしている。それに最近は暑さが厳しいし、以前よりも直射日光もきつい気がするのである。

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 やがて先に桟道が見えて、しばらく登って進むとアルミの桟道に出る。それを進むが、右側にロープが付けられているので、それを軽く掴んで登る。なかなか高度感のある桟道である。先に進むと今度は鉄はしご、垂直の古い鉄はしごを登る。さらに登るとアルミのハシゴ二連続、なかなかきつい登りである。二段目は垂直で、怖くはないが、息が上がる。さらに今度は鎖の付いた登り、たいしたことはないが、一枚岩はちょっと登りにくかった。左手から岩の凹みに足をかけて登った。さらに進むと目の前の焼岳が大きく見えた。すごい眺めである。やはり北アルプスだなと思う。

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 また暑い日差しを浴びながらしばらく登る。先にアルミのハシゴが見えてくる。しばらく登るとそこに達して垂直に近いアルミ梯子を登る。やっぱりきついね。

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 再び明るい所に出て、ひたすら登っていく。右手の方の峠に向かうようだ。何度も折れて登っているとさきほど自分をパスした人に追いついて自分が先に登る。それでも軽い荷物のようなのでそのうちにまたパスされるだろう。もう随分上の方まで来たようだ。イワカガミが咲いていた。色の薄いウラジロヨウラクもあった。さらに登っていく。日差しは暑いが、長袖シャツでガードしながら登っていく。途中、登っていた人に暑いですねと話をしながら登る。何度も曲がりながら登っていくとやっと峠らしき所に登りつく。そこからは緩やかな下りになって、日陰に入って涼しくなる。少し降りていくと焼岳小屋に着いた。


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 ベンチがあるので休んでいく。やはりひんやりして気持ちがよい。さすがにアルプスという感じである。しばらく休み、クールダウンできたので先に進むことにする。

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 進むと先に西穂などへの道が分かれて、左へ登る。やはり涼しいので登りやすい。風が爽やか、やっぱり良い感じである。しばらく登ると目の前には大きな焼岳、まだかなり登らないいけないなぁと思う。樹林の中にはマイヅルソウにツマトリソウ、この時期に咲いてしまうと8月には咲くお花がなくなっちゃうなとも思う。暑いがやはり良い天気、もうすっかり夏山である。しかし、今年はどこまで気温が上がるのだろうか。夏の水不足がちょっと心配でもある。さらに登ると展望台と思われる場所に登りつく。定点カメラが設置されている。そのあたりからは左に笠ヶ岳、正面には槍ヶ岳と穂高連峰を眺めることができた。近くから湯気が出ている。草についた露が日差しで温められたものかと思っていたら、近くにいた人がわいていますねというので、見るとそれは噴気孔である。噴気を上げていたもののようだ。

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 先へ進む。右手にちらりと雪を抱く山が見えたが、あれは笠ヶ岳だろうか。

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 あたりにはアザミとニガナがよく咲いている。随分たくさんのニガナが咲いていた。

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 中にはシロバナニガナも見ることができた。

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 ザレた登りにかかる。やはり登りはそれなりにきつい。

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 さすがに夜行の疲れも出て来たようだ。なんとなくふらつくことがある。左に噴気を上げている所があり、ガスが来るとやはり硫化水素臭い。ちょっと汚物のような匂いもしてあまり気分が良くない。

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 さらにザレた所を登っていると左右どうしようかなと思った所で、かなりザレた右を選んでしまった。危ないかなと思いながら登ると足元が滑り、バランスを失う。あっ、と思ったが、やはりふらついてバランスが取れず、そのまま転倒して転がり落ちた。落ちた所に右に岩があり、頭を少しぶつける。強打はしなかったが、右手の小指が痛む。すぐさま起き上がり、怪我の具合を確かめる。小指からは血が少し出ているのですぐさま持っていた絆創膏を取り出して付ける。問題は右の頭だ。触ってみると少し痛いが血は出ていないようだ。ハンドタオルを付けるとやはり少し痛い。汗を拭く。とりあえず強打した訳ではないので、このまま登れそうだ。水を飲んで落ち着く。自分はヘルメットなどは持っていないが、こうして転倒すると、やはりこういう山ではヘルメットは必要なのかなとちょっと思った。よく見ると左手の手のひらにも血豆や擦過傷を作っていて少し痛い。後で気づくのだが、右の脇腹あたりも打撲傷を作っていた。

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 気を取り直して再び登り始める。ザレた登りはまだまだ続くので十分に注意しながらゆっくり登る。やっぱり自分もそれなりに年を取った。いつまでこのような山登りが続けられるのかなとちょっと思う。下って来る人が多くなった。滑りやすそうな所は注意深く登り、左に登っていく。ここまで来るともう上高地ははるか遠い所である。あんな所から登ってきたのだなという気もする。噴煙を上げる噴気孔を見ながら登る。やっぱりちょっとふらつく。どうも硫化水素の火山ガスを若干吸ったことも影響しているのだろうか。角に出るとようやく上が近くなってきたが、まだ結構登らなくてはいけないようだ。イワカガミやかなり小さなアカモノがたくさん咲いていた。さらに登るとイワカガミだらけである。アカバナヒメイワカガミもあったが、やはり普通のイワカガミが多い。

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 それでも、これでもかとたくさん咲いているイワカガミのお花畑はさすがにすごかった。この山はイワカガミの山として記憶されそうである。田中澄江さんの本にあるかなと思ったが、焼岳は入っていないようだ。昔はこの山はやはり火山のため、登山禁止だったからであろう。たくさんのイワカガミを見ながら何度か折れ曲がって登るとやっと中ノ湯方面の道が分岐している所に登りついた。

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 ここから北峰まではあと少しであろう。中の湯方面からも結構な人が登っているのが見えた。北峰に向かう登りもそれなりにきつい。やはりザレた所もあり、注意してゆっくり登る。やっぱり噴気孔があり、ごうごうと音がしている。風向きがこちらではないのであまり影響はない。しばらく頑張るとたくさんの人が休んでいる山頂に着く。

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 やはり良い眺めである。今日は本当に天気が良い。笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高連峰、上高地、霞沢岳、このあたりの山を一望する。やっぱり良い山である。眺めを楽しんでから、岩に座って早い昼食にする。霞が多いのは最近の高温と水蒸気の多さのせいだろう。以前のようなクリアな景色は秋でないと見られないようである。温暖化で山も変わっていくようである。

続く。

 

浄土山、龍王岳へ

念願の剱岳へからの続きです。

最終の3日目は軽く歩けそうな浄土山へ。

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そんなに早く出発しなくても良いのですが、アルペンルートは時間もかかるし、やっぱり5時30分過ぎに出発。

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登り返しがきついこと。大日三山方面が見えました。

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池塘なんかもあって、良い雰囲気です。

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みくりが池を回って室堂に向かいます。向こうにはこれから登る浄土山が見えます。

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室堂で美味しい水を汲み、室堂平から浄土山に向かいます。

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最初こそ緩やかですが、なかなかきつい。昨日の歩きで足が重いのでなかなか登れませんでした。やっと展望台の分岐。せっかくなので行ってみます。

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展望台に着くと素晴らしい北アルプスの眺め!薬師岳、笠ヶ岳、水晶岳、槍ヶ岳とたくさんの山々を望むことができて吃驚。先の平な所は五色ヶ原でしょう。小屋が見えました。

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分岐に戻り、山頂に向かって登りますが、岩ゴロのきつい登り。上になるほど斜度が上がって半端ない登り。重荷はきつかった。それでもなんとか登り切るともうこのあたりが浄土山の山頂のようです。左は行き止まりの表示がありましたが、行ってみました。

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目の前には立山、写真の左奥は昨日登った剱岳。やはり感慨深いですね。

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先は緩やかな道。向こうにちらりと見えるのは龍王岳。

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あまりかからず、一の越分岐に着きます。もう龍王岳は目の前。

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ちょっと分岐を先に行きすぎたら、足元に雷鳥が!すぐ草むらに入ってしまったので写真は撮れませんでしたが、つがいのようでした。小さなサプライズの後は分岐に戻ってしばらく登ると龍王岳。

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誰もおらず、静かな山頂。最後の素晴らしい眺めを存分に楽しめました。

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分岐に戻って下っていけば、平日でもそれなりに人の多い一の越。

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たくさん人が登ってくる道を足早に下ったけれど、やはり途中からは足が痛くなってゆっくりになってしまいました。

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たくさんのヨツバシオガマ!

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せっかくなので玉殿岩屋に行ってみました。最初こそ緩やかですが、急な下りになり、下まで降りるのかと思ったら途中にありました。二つあり、こちらは手前のお地蔵さんが立ち並ぶ岩屋。

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道は×印があって進めませんが、あたりには他にも岩穴がある崖になっているようです。

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戻って古い建物があるなと思ったら室堂小屋という日本最古の山小屋だそうな。扉が開いて人が出て来たので吃驚。中は資料館になっていました。

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のんびり歩きます。みどりが池です。

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みくりが池を反対からも見ました。やはり良い池だなぁ。

 

念願の剱岳へ

立山からの続きです。今回ばかりは重いカメラは敬遠し、サブザックにスマホ持って登ります。セルフビレイ用に短いザイルにカラビナを付けたものをザックに忍ばせていきました。

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早朝4時30分の暗い中をヘッドランプで出発。剱山荘に着いて振り返るともう少し明るくなり始めていました。ふとザックを見ると帽子がない!テントの中に忘れてしまったようです。ヘルメットは持って来るつもりなかったけど、帽子まで忘れるとは。

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一服剱までは鎖場があるけど掴まなくても行けるくらい。登り切った所で見る前剱はものすごい高さ。

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ガラ場の登りも厳しかったけど、鎖場が出て来て次から次へと登らされます。前剱の手前あたりまで来るとやっと剱岳の本峰が見えました。

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ということで前剱の山頂。構わず進みます。

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テレビでもやっていた鉄製の橋や横に進む鎖など次から次へと出てきます。さすがに夏の終わりの月曜日ということもあってそんなに人は多くなく、待ちもわずかでした。登るのに夢中であまり撮りませんでした。とうとう来たなカニのタテバイ。さすがに数人待ちになりましたけど、みなさん慣れている感じでするすると登っていくので、5分くらいしか待ちませんでした。鉄杭がしっかりあるので足場にできて簡単に登れます。こんな鎖などがない時代はどうやって登ったのかなと思いながら登りました。

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さらにきつい登りをこなすと念願の剱岳山頂!さすがに近くにいた人に撮ってもらいました。その写真は非公開ですけど、思い出になりました。(^^;

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剱沢が眼下に。向こうには槍ヶ岳なども見えて素晴らしい景色。

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写真にはあまり写らなかったけど、肉眼では富士山も見えていました。

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山頂にはたくさんの人が休んでいましたが、下りが渋滞する前に下ります。さすがにまだ下る人は少なく、自分のペースで下れました。こんな所登ったかなと思うような急な下りがたくさん。それでもようやく「カニのよこばい」に到着。

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最初は長い鎖。これはたいしたことないけど、しばらく下ると問題の核心部。でも、鎖を掴めば思ったよりも簡単に足場が見つかりました。足場を横に進めば、通過できました。やはり一般ルートだよね。でも、どうやってあの足場を作ったのかなと思います。自分が一番怖かったのはその先のハシゴの下り。踏み外したらさようならですからね。鎖よりも階段掴むのって難しいです。たまにハシゴの写真を上げているサイトがありますけど、自分には真似できません。

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下ると小さな建物。古いトイレのようですが、使えません。携帯トイレがあれば多少の目隠しにはなるかな。

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先へ進むのですが、鎖の連続。

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ときおり登り返しがあってこれまたきつい。鎖場自体はもう慣れているのでそれほどではないんですけどね。

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途中、右奥のピークでテント泊らしい荷物を持った女性がいたので自分もそちらへ行ってみると、近くの山の眺めや市街地まで見渡せて良かったです。

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まだ登らされる~。

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またガラ場をひたすら下っていきます。登り返しは暑いです。一服剱で一休み。ここまで来ればあとわずか。やはり良い眺めですね。

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振り返った前剱。目に焼き付けましょう。

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どんどん降りて剱山荘に到着。目の前に流されている生水は飲まないといられないよね。

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道を先に進んでテント場に戻りました。もう剱岳には雲がかかってしまっていました。

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テント場に戻り、テントを畳んでザックを担ぎますが、ずっしりと重いこと。その上登りがきついです。もう下はガスになってしまいました。

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昨日、入口の屋根の下で雨宿りさせてもらった剱御前小屋にやっとたどり着きました。

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新室堂乗越に向かいます。少し進むと左の遥か下にキャンプ場が見えました。

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タテヤマリンドウがまだ咲いていました。

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降りていくと暑いこと。水をだいぶ飲んで先へ進むとちょっと大日三山が見えました。そのうちに歩きたいな。

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新室堂乗越から雷鳥沢キャンプ場に向かいます。

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ひたすら下って川近くに出た所で左に進んでようやく橋を渡ります。

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登り返しの石段がきついこと。やっと雷鳥沢キャンプ場に着きました。ということで本日はここで終了。ここも千円でした。

続く。

 

立山へ

8/27は立山へ。ちょっと遅い夏休み。土曜日の天気予報が悪かったので日曜日から歩くことに。

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夜行バスで扇沢へ。自分はトロリーバスから変わって初めての電気バスでした。アルペンルートを乗り継いで久しぶりの室堂。

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まずは一の越に向かいます。まだウサギギクがありました。

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雄山に向かいますが、日曜日でも人が多いですね。

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イワギキョウを見かけます。

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トウヤクリンドウは開いておらず。

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ということで雄山の頂上。これで3回目の登頂ですが、明日の剱岳が控えているので事故など無いように、初めて実際の山頂を踏み、祈祷(¥700)してもらいました。

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先へ進んでザックを置いて岩を登って大汝山。ガスってあまり見えず。

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先へ進みます。

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富士ノ折立もザックを置いて往復して登りました。

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真砂岳に向かいます。右下の雪渓は氷河認定されているらしいけれど、猛暑でこんなに少ないともう氷河じゃないよね。

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イワツメクサもそろそろ終わりな雰囲気。

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結構登らされて真砂岳。休んでいたら、ゴロゴロという音が。夕方には雷雨が来るのかな。

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別山へ大きく下って登り返しますが、きつい道。巻き道が分岐していました。

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やっと別山の山頂に到着。でもガスで何も見えず。ぽつりぽつりと雨が。

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前は行かなかったので、北峰を往復。晴れていれば剱岳を望めるらしいけれど、真っ白。

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戻る途中には左手に小さな池。硯ヶ池でしょうか。別山に戻って下ろうとすると急に本降りの雨が降り出しました。雨具を着て下りますが、さらに雷!避けようがなく、ひたすら下ります。テント場に直接下るつもりでしたが、とても無理なので剱御前小屋に下りました。ときどき鳴る雷に脅されながら下り、なんとか小屋に辿りついて雨宿りさせてもらいました。

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30分くらいするとようやく雨が弱くなってきたので出発。まだたまに雷が鳴ってました。岩ゴロのきつい道を下っていき、ようやくテント場が見えて来ると雨もだいぶやんでポツポツ降りになりました。

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テント場に着くとほとんど止んだ感じ。ホッとしてテントを張りました。そのうちに晴れあがり、剱岳もしっかり見えるようになりました。明日はどうなるのかな。

続く。

 

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