登山(大菩薩)

楢ノ木尾根へ 雁ヶ腹摺山から楢ノ木尾根へ編

2026051035(キバナノコマノツメ)

続きです。

☆黒岳から大峠、雁ヶ腹摺山へ

 一組は早朝に出発していった。自分はその他の人達と同じくらいに起きだし、4時半前に電気を付けて良いか聞かれたので良いですと答えて起きる。5時半に出発できれば良いと思っていたのでちょうど良い。食事を作り、トイレに行ったりなどして時間はあっという間に過ぎる。やはり朝は寒い。持ってきた簡易の温度計を見ると10度に届いていなかった。薄手フリースを着て、その上からウィンドブレーカーを着てちょうど良いくらいだった。トイレに行って戻ってきたら、もうみなさん出発していく所、自分も出発する。

2026051001

 わずかに進めばすぐに湯の沢峠、左に黒岳に向かう。やはり昨日よりも少し重く感じる。久しぶりの重荷だからやはり重さに慣れていない感じである。その上、ここの登りはかなり急で厳しい。しばらく頑張っているともう一人下って来た人に会う。大峠あたりから来ているのだろうか。今日はちょっと天気が今一つの雰囲気ですっきりとは晴れなさそうだ。だいぶ登ってようやく草原上の所に出ると富士山が見えた。写真を撮ろうか迷ったが、そのまま登った。しかし、樹林の中に入って進んでいると少し薄暗くなる。ありゃ、やっぱり天気悪いね。またしばらく頑張って広い草原の所に出て振り返るともう富士山は雲の中、やっぱり撮っておけばよかったと後悔した。もう少し登ると白谷ノ丸に着く。もちろん誰もおらず、静かな山頂、どんよりした雲が覆いかぶさるような感じで、なんとか左の街並みがちらりと見えたくらいだった。

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 先へ進む。樹林の中をゆっくり進む。また一人下ってきた人に会った。淡々と登っていき、やがて静かな黒岳の山頂に着く。ここも一人占めの山頂、樹林の中で三角点が一際大きく見えた。

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 少し進んでから道標を見て、大峠に向かう。

2026051004(ミツバオウレンかな?)

 前に歩いた時よりも少し踏み跡が濃くなった気がする。しばらくすると倒木が邪魔したりする所もあった。ミツバオウレンがちらほらと咲いていた。前に歩いた時に直進してしまった所は普通の右下に巻く道に入れた。下っていると登って来る人に会う。この時期は歩く人が多いようである。下りが続くが、やがて登り返してしばらく進むと赤岩ノ丸に着く。夏とやはり雰囲気が違う。先には木の枝越しに雁ヶ腹摺山が見えていた。

2026051005(樹林の合間から雁ヶ腹摺山)

 下っていく。少し雲が減って青空なども見えてはいるが、やはり富士山は雲の向こうである。やはり急な道で下っていくと大峠に着く。

2026051006(富士山は雲の向こう)

 ちょうどおじさんが一人、支度をしている。車で来た人だろう。雁ヶ腹摺山はここからですかと聞かれたのでそうですと答える。今日は富士山は見えないねと言われた。タクシーが一台登ってきた。

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 登山者用カウンターを一回押して登り始める。おじさんも後から登って来るようだ。少し登るとすぐに水場がある。

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 ペットボトル一本だけ汲んでおく。これで2.5Lほど、今日一日歩く分には十分に持つだろう。おじさんが先に進んだ後に自分が出発する。少し登った所でおじさんが写真を撮っていたので、自分が先に進む。その先はかなりの急な登りになる。少しずつ登っていき、高度を上げていく。おじさんはあまり早くないようで少しずつ間が開いたようだ。しばらく登り、道標のある所を過ぎる。まだまだ登りは続き、相変わらずきつい登りだなと思いながらも登っていく。しばらく登って少しだけ緩やかな所を通るが、再び急登が続く。人が積んだものではないかと思われる石積みを見るともう山頂手前、草原の中を登って山頂に着く。

2026051009(雁ヶ腹摺山からはやっぱり残念な展望)

 やはり富士山は今回も見ることができなかった。どうもこの山と相性が良くないらしい。岩に座って水を飲んで少しだけ休む。しばらくするとさきほどのおじさんや他にも数人登ってきた。

☆念願の楢ノ木尾根へ

 さて、楢ノ木尾根に足を向けて歩き出す。薄暗い樹林の中をしばらく進む。やはり踏み跡という感じ、空気もかなりひんやりとして深山の雰囲気が漂う。緩やかに下っていくが、ときおり倒木などで進路が塞がれる所がある。乗り越えたり、横を通ったり、自分で歩きやすい所を見つけて進む感じである。しばらく緩やかに下ったのち、樹林の向こうにちらりと大樺ノ頭と思われるピークが垣間見える。すると先で右に曲がり、やがて階段が出て来て横にはロープも付けられている。念のためにロープを掴んで下る。

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 コメツガとかだろうか、雰囲気の良い尾根をしばらく進む。下って登り返すが、先に小ピークがあり、登るのかなと思ったけど、たぶん巻き道あるんじゃないと思って進むと、やっぱり巻き道があった。左から進んで緩やかに登っていく。このあたりの雰囲気も深山の雰囲気が良い感じである。

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 しばらく頑張って登っていくと左に小尾根が分岐している所に出る。大月市の道標が雁ヶ腹摺山を指している。その少し先へ進めば、大樺ノ頭であった。後から付けられたのか白いプレートが付いているのだが、字は消えたようで文字らしきものは読み取れない。左に尾根が分岐している。直進とどちらに進むのかと地図を見ると、やはり直進するのが正しいようである。三角点があり、三等三角点のようだ。点名「大樺」である。

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 先に進む。先に進んでしばらく下ると道標があったが、倒れている。少しの間、踏み跡が定かでなく、大丈夫かと心配になったが、少し進むと再び踏み跡が見つかった。しかし、その先はかなりの急降下、ときおりテープが木に付いているので、それを目印に踏み跡を外さないように下っていく。急に右に折れて下るような所もあった。それが終わって進むとやがて細い尾根になる。

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 松浦本にはスズタケと書かれているが、今はすっかりなくなっているようだ。少し歩きにくいが、迷わず直進して進めばよいようだ。やがて少し高度を下げたせいか、新緑のきれいな所に出る。そのあたりは淡い新緑がとてもきれいだった。

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 尾根が広がって緩やかな所に出る。さきほどの急降下で精神力を少し使ったので休んでいきたくなる場所である。座り込んで水を飲むと落ち着いた。

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 先へ進んでいくと少し大きな木が立っていた。その先から左の盛り上がりを進み、しばらく進むとそのあたりが唐松立でその先が鉄塔だった。

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 左はかなり落ちているので、若干身がすくむ。先に見えている山々の連なりは長峰であろうか。

2026051016(振り返ると大樺ノ頭や雁ヶ腹摺山がすでに遠い)

 先へ進む。泣坂ノ頭を示す道標が出て来た。さらに踏み跡チックな感じになる。それでも今更日射しが出て来た。

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 再び新緑がきれいな所を通る。

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 しばらく進んでいくと道標があり、直進もしくは左ではなく、右に降りる。トラロープが付けられたかなりの急下降となり、ロープを掴みながら少し下ったが、ロープから踏み跡は離れる。そこも急なままなので十分に注意しながら下る必要があった。しばらく下ってようやく少し斜度が緩む。少しホッとしながら先に進むと、なんと一人登ってきた人に会った。まさかこの尾根で登っていく人に会うとは思わなかったのでこれは吃驚だった。挨拶を交わしたが、すごい人である。この尾根を登りに取るとどれだけ登らないといけないか想像もできない。強靭な体力を持っているのであろう。

2026051020(急降下を振り返る)

 下っているとミツバツツジが咲いている。ちらほらと咲いているようだ。

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 先に進むと道標があったが、こんな所に立てなくてもという感じである。さらに進むと先の山に鉄塔が見えてくる。比較的緩やかにアップダウンで進んで、やがて鉄塔を通る。先には植樹されたようで苗木に白い網がかぶせられていた。シカなどに食べられないようにするためであろう。

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 さらに先に進むとわずかで1409m点と思われる場所のあたりに出るが、大きなブナがある。これはヌシの感じである。すぐ先が1409m点だろう。直進ではなく、わずかに左に踏み跡がある。少し疲れて来たのでここで座って水を飲んで少し休憩することにした。やはりミツバツツジが咲いていた。

2026051023

 さて、泣坂へ向かう。進むとやはり尾根が細くなってくる。やがて古い錆ている太いワイヤーロープのある急下降になる。しかし、これを掴まないと下るのは無理と思われる岩場の下りである。それを掴んで下る。長くはないが、なかなか厳しい。

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 先に泣坂ノ頭と思われる山が見えてきた。ミツバツツジを見て、鞍部から登り返す。先へ進んで細かいアップダウンになるが、ちょっとヤブっぽい。しばらくヤブっぽい尾根を進む。たまに進路が分かりにくく、ときどき立ち止まって進路を確認して進む。大抵は直進すればよいが、ヤブが多い所は少し右を進んだりもした。

2026051025(泣坂ノタルはここか)

 ようやくその先へ下って泣坂と思われる鞍部に出る。左右に掘れた所があり、右へ降りたらなかなか降りられず、結構右へ進んでからようやく凹みに降りる。落ち葉の溜まる所を左に進んで左手から再び取りついた。

2026051026(シロヤシオ咲く)

 その先の登りはやはりかなりきつい。ザックの重みがずっしりと感じられた。しかし、それでも着かない登りはないと思いながら頑張って登っていく。ようやく山頂が近くなったと思われる頃、ミツバツツジとともにシロヤシオが咲いていた。もう少し頑張ると一旦左へ少し進んでから右に登って泣坂ノ頭の山頂に着いた。

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 これで楢ノ木尾根が繋がった。ここは6年ほど前に南尾根を登って来たことがあった。やはり秋と初夏では印象が随分違う。見通しは悪いが、思ったほど薄暗い感じはなかった。それでも眺めはない。三角点が鎮座していた。

2026051028(かろうじて残っていた木祠)

 さて、大峰に向かう。樹林の中を進むと右に明瞭な尾根が見えるが、これは以前に登った南尾根である。左に進むが落ち葉で踏み跡は全くない。確か斜面を適当に下って先の尾根に出られれば問題なかったと記憶している。右に小さなコブがあるが、そこへは向かわず、適当に斜面を下っていくとやはり先に尾根が見えて、そこを目掛けて下る。そのまま尾根に入って先へ進む。登り返して緩やかな所に出ると新緑がなかなかだ。さらに登りを頑張ると何度も来た大峰に着く。

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 斜めっている木祠は今もなんとか保っている。無事にここまで来られたことをお祈りする。もうこのあたりの尾根を何度も歩いた自分はもう一度来ることは果たしてあるだろうか。そういえば山頂表示があったはずとわずかに戻ると山名板があったが、壊れていたがなんとかあった。いつものように水無山への下り口に腰を下ろして休む。グミキャンディーを口に入れた。ここまでくればもう何度も歩いた道、道迷いの心配はあまりないが、水無山から上和田への急降下だけが心配である。

2026051030

 水無山に向かう。この分なら15時のバスには楽勝で間に合いそうだ。もし14時に降りられれば、小菅の湯に出て温泉入浴して帰ろうと思うが、時間的には微妙だ。足も疲れてきているし、無理するつもりはなかった。やはり大峰の下りはかなりきつい。ただ、この時期は秋とは違って落ち葉が若干少ないのでまだマシな感じだった。やがて登り返しになって進んでいくとミツバツツジがたくさん咲いている。よく咲いていてなかなか楽しい道だった。先へ進んでいくと天気が良くなったようで晴れた。それでも富士山は見えそうにない。西沢ノ頭に出るが、樹林の新緑がきれいだったが、樹林が邪魔していることもあるし、富士山は見えそうになかった。

2026051031(水無山付近)

 淡々と下っていくが、やはり長い。ヤブっぽさは以前よりも減った感じはするが、それでも多少細い道である。やがて広い斜面の登り返し、ハチらしき羽音がブンブンと聞こえている。集団でどこかの木にいるような感じで、まとまって刺されたりしたら嫌だなと思いながら、見えなかったのでそのまま進んだ。やがて通り越したようである。水無山と思われるあたりまで来たが、以前にあった道標が見当たらない。そのまま先まで進んだが、このままだと通り過ぎてしまう。道標探しを諦めた。上和田への道はほとんど踏み跡状態だし、倒れていたから撤去されたのかもしれない。

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 方向を確認して上和田への尾根に入る。たぶんこれで良かったはずと少し下るとごくわずかな踏み跡を見つける。しかし、それもあまり続いている感じではなく、適当に尾根を下っていく。やがて急下降になって下っていくようになる。ところどころ踏み跡があるが、自分で降りやすい所を探して降りる方が良かった。やはり急下降が続くと足が痛くなってくる。以前に迷ったあたりはやはり今回も進路に迷う。たぶん左のはずと左へ少し進むとテープを一つ見つけた。以前に掘れた感じの踏み跡があったはずだが、落ち葉が溜まりまくっていてこれじゃ道とは分からない。落ち葉をざくざく踏みながら少し下ったが、左に踏み跡があったのでそれに出て下った。さらに下っていき、小さな電波機械のようなものを見る。そこから踏み跡で下るが、やはり倒木が多い。乗り越えて下ったが、やはり途中で下れなくなり、適当に下った。左下に黄色の電線被覆の目印が見えたのでそこへ降りる。そこからの下りが分かりにくくなっていて、左へ行ったが、ちょっと難しい。右へ行くと草が生えていたので気づかなかった感じである。そこから下ると水無山を示す道標が立っている道に降り立った。

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 無事に問題なく着地できてよかった。天気はやはり良いようだ。時計を見るとなんとか14時のバスに間に合いそうだ。のんびり道路を下る。まだ小学校跡の校舎は残っていて使われている雰囲気だ。右に進んで下り、バス停に行くとバスまで5分くらい前だった。

 少し待つと小菅の湯行きのバスがやってきたが、やはりこの時間は誰も乗っていなかった。まだ自分はこの路線、上和田から先、小菅の湯まで行ったことがなかった。以前に長峰を降りた時は上和田の先まで歩いたし、大峰北尾根を歩いた時は上和田から歩き出して小金沢公園まで歩いたからである。小菅の湯からの帰りも大月に出ると料金が高くなるので乗ったことがなかった。深城ダムを過ぎるとトンネルに入るが、やはり長いトンネルだった。終点の小菅の湯で下車する。

 久しぶりに小菅の湯で入浴。のんびり入浴して上野原行きの最終バスで帰ろうかと思ったものの、入っていたら意外に熱くなり、15時過ぎのバスに間に合いそうだ。適当な所で切り上げて奥多摩行きのバスに乗ることにした。わずかに早く行くと上野原行きにも間に合ったが、そのまま奥多摩行きに乗った。ただ、結構、途中で人が乗ってきたり、このバスは留浦経由だったので、上野原行きの方が早かったかもしれない。途中、奥多摩湖を通ると深山橋のあたりは水が少なく、下の方にしかない。ダムというよりも川になっていた。今年の夏はかなり水不足が心配である。奥多摩駅に出て帰宅した。

2026051034(たぶんミヤマスミレ)

 

楢ノ木尾根へ 湯の沢峠避難小屋へ編

楢の木尾根は大月市の立てた道標があるものの、一般登山道とは言えません。また、唐松立から泣坂ノ頭付近は細尾根の急降下、急登もあり、長い尾根で体力も必要です。途中、ヤブっぽくなっている所もあったりします。また、水無山から上和田への道は道標も見当たらなくなっている上に、最近はあまり歩かれていないようなので踏み跡も不明瞭な部分が多く、注意が必要です。

【 山 名 】白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、雁ヶ腹摺山、大樺ノ頭、唐松立、泣坂ノ頭、大峰、西沢ノ頭、水無山
【 山 域 】大菩薩連嶺
【 日 時 】2026年5月9日(土)~10日(日)
【 天 候 】9日 快晴
10日 くもりのち晴れ
【 ルート 】9日 やまと天目山温泉バス停13:40→14:40湯の沢峠登山口→15:35湯の沢峠避難小屋(泊)
10日 湯の沢峠避難小屋5:25→6:10白谷ノ丸→6:30黒岳→7:10赤岩ノ丸→7:30大峠→8:30雁ヶ腹摺山8:35→9:20大樺ノ頭→9:55唐松立→10:50 1409m10:55→11:20泣坂ノタル→11:45泣坂ノ頭→12:05大峰12:10→12:30西沢ノ頭→13:00水無山→14:05上和田バス停

2026052409(ヤマネコノメソウ:見るのはお初)

☆湯の沢峠避難小屋へ

 もう随分前の話だが、藤井寿夫氏「中央線の山を歩く」という本を購入したときに「楢ノ木尾根」が紹介されていた。いつかは歩いてみたいと思ったが、ヤブ尾根で紹介されていて自分なんかが歩ける尾根ではとてもないだろうとそのときは思っていた。その後、松浦隆康氏「静かなる尾根歩き」が出版され、遊歩道化して歩きやすくなった尾根と記載されていて、やはりいつかはとは思ったものの、タクシー利用は高額になるので自分は躊躇してしまっていた。なのでどこかに泊まるプランしか自分にはないだろうと思った。テントを持って大峠付近に泊まるプランと湯の沢峠避難小屋に泊まるプランのいずれかが考えられたが、大峠に泊まると早朝出発できる利点はあるものの、荷物が重くなり、かなり厳しい。足のこともあるし、若干はテント泊よりは軽量化できる避難小屋泊で行くことにした。湯の沢峠に泊まるとしてもどこかの山と繋げると登山口からは遠く、それなりに歩かないといけない。体力を温存するために、一番簡単な天目山温泉から湯の沢峠登山口を経由して入るのが一番近いと思われたので、それで行くことにする。

2026052401

 あまり早く小屋に着いてもすることもなさそうだ。小屋に荷物を置いて大蔵高丸などを往復しても良いが、湯の沢峠は車で簡単に入れる所だから、どんなやつが来るか分かったものではない。最近は山でも盗難などの話を聞くし、小屋にザックを置きっぱなしにするのはかなり不安である。なので午後のバスに乗って16時頃に着ければよいと思った。調べると栄和交通のバスは13:50だが、甲州市民バスが13:23にある。やまと天目山温泉までだから、これで行けるだろう。

 普段ならば早朝出発だが、のんびり出発である。それでも早めに家を出た。今日も風がかなりあり、電車が遅れたり、ストップしたりすることもあるかもしれないと早めに着くことにした。甲府行きの列車に乗り継いで甲斐大和駅で下車したのは12時。しばらく駅のベンチでのんびりとバスを待つ。塩山方面からの列車が到着すると二人ほどやはりどこかに泊まりの雰囲気の二人が来たが、栄和交通のバスを待っている雰囲気であった。随分待たされてようやく甲州市民バスに乗り込む。地元の人の利用が多く、結構座席が埋まっていたのには驚いた。しかも乗っていた人のほとんどは天目まで乗るようだ。途中で一人降りただけで、やまと天目山温泉で降りたのも自分一人であった。

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 歩き出して少し先の右の道に入る。すると焼山沢真木林道は通行止の表示があった。徒歩ならばなんとか歩かせてもらえるだろうか。今日は土曜日だし工事はやっていないのではと思いながら登っていく。淡々と少しきつい道を登っていく。神社を右上に見るが、いつも通過してしまう。廃屋は今も変わらないようだ。今日は午後の日差しを浴びてあまり暗い雰囲気ではなかった。当然ながら車は来ないので静かな雰囲気である。やがてゲートがあって閉まっていた。徒歩ならば横を通過できた。先へ進んでいき、登っていくと一人降りてくる人に会った。まだ沿道にヤマブキが咲いていた。さらに進んでいくと工事中の箇所にさしかかるが、やはり工事はお休みのようで人はいなかった。舗装がはがされ、土道になっている。右側などを新しくしているので、きれいに舗装されるのであろう。さらに先に行くとまた一人会い、先へ行くとようやく湯ノ沢峠登山口に着く。軽自動車が一台駐車されているが、工事関係の車だろうか。また一人降りてきた。

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 先へ進む。やはりこの時期はヤブっぽかった夏場と随分違う。この道も比較的歩きやすい。歩く人も増えたのか、道も分かりやすい。沢沿いの道を進んでいくと道標のある場所に出るが、夏場と違って明るい雰囲気である。

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 ただ、倒木が増えて手前で渡った。やはり下っていく人に会う。その後も降りてくる人に結構会った。この時期には使う人が結構いるようだ。

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 道の両脇にはニリンソウがよく咲いていた。それらを見ながら登っていく。

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 以前にあった木橋は壊れていた。特に渡るのに支障はないけど、ちょっと寂しい。どんどん登ってガードレールの付く道を登り、さらに急な道を登っていく。いつものように途中で水を汲む。1.5Lほどボトルに汲んでおく。2L持っていたので、汲まなくても大峠の水場で補給できるのだが、やはり小屋での煮炊き用に汲んでおく。さらに登っていく。たまにネットで水場のパイプの写真を見かけるのだが、どこにあるのだろうと思いながら水の流れを見ながら登ったら、確かに小屋近くまで登ったらパイプから水が出ていた。ただ、やはりちょろなので、下から登るならばもう少し下で汲んだ方が良さそうである。

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 左に登れば車が駐車されているのを見て、わずかで避難小屋に着く。

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 扉を開けると先客が2名。山慣れた人達のようである。自分は入口近くにスペースを取った。もう16時前なので持ってきた焼酎を飲んだ。後からご夫婦、単独の人が二人ほど来たので7人で小屋は一杯になった。夕方になるとかなり寒くなった。みなさんさすがにお疲れのようで、比較的早い時間に電気を消すことになって早めに寝ることになった。

2026052410(ちょっとピンポケだけどワチガイソウもあった)

 

湯持山から鞍吾山、殿平へ

鎌倉山、湯持山から鞍吾山、殿平へは一般登山道ではありません。特に鞍吾山付近は非常に急峻で補助ザイルが欲しいくらいです。特に鞍吾山からの逆コースは登りでも危険な急斜面のため、止めた方が良いです。

【 山 名 】鎌倉山、湯持山、鞍吾山、ソモウノ峰、殿平
【 山 域 】大菩薩
【 日 時 】2026年4月29日(水)祝
【 天 候 】くもり
【 ルート 】遊仙橋バス停7:20→7:30鎌倉山→7:45取りつき→8:00 727m→8:35湯持山→9:20鞍吾山9:25→9:30ソモウノ峰→10:40殿平10:45→11:30藤沢子神社→11:55初狩駅

☆湯持山から鞍吾山

 せっかくのGWだが、あまり天気が良くないらしい。特に真ん中の日が雨予報で縦走は無理そうだ。東京はくもりのち雨の予報だったが、山梨は昼間のうちはくもりで済みそうだ。調べて短めのコースとして湯持山から鞍吾山というバリコースを歩いてみることにした。

2026042901

 早めに下山するために大月駅7時発のハマイバ前行きに乗る。こんな日に乗るのは自分だけかと思ったら、もう一人登山者と思われる人が乗った。遊仙橋で下車したのはもちろん自分だけである。随分前にアモウ沢乗越を経て滝子山へ登ったことがあるが、もう忘却の彼方である。

2026042902

 歩き出すとやはりウツギが咲いていた。しばらく歩いた所から鎌倉山に登ってみる。急登をこなすと小さなピークだが、特に何もなかった。後でネットで見ると山名板がどこかに付けられているようだが、自分は気づかなかった。戻って先に進む。

2026042903(鎌倉山は単なるピーク)

 しばらく進んでいくと左に川があるが、釣りをしている人を見かける。さらに先に進んで取り付きになる。畑の横を進むが、もう畑は耕作されなくなって時間が経つようだ。そのせいか進みにくい所もあった。なんとか山に入ると踏み跡が分かれている。右に進む方が正しい踏み跡と思われたが、727mに立ち寄ろうと思っていたので左の踏み跡をたどる。しばらく緩やかに登って尾根に出た。

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 あたりは新緑であるが、この天気が残念だ。晴れていればもう少しきれいだったろうと思われた。左に進んで登っていく。山道の跡のようなものもあるが、倒木があるので素直に尾根を進んだ。少しきついが、しばらく登っていくと平らな所に出た。少し先にアンテナのようなものが立っているが見える。

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 そこまで行ってみると木に「おばこ山」と書かれたプレートが付いていた。これが正しい山名なのかはよく分からない。

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 往路を戻って先へ進む。この尾根にはアンテナがいくつも立てられている。今でも使われている雰囲気があるが、テレビとかではなく、何か別な用途があるのだろうか。しばらく進むと再びアンテナを見て、そこからは急登になる。直登は厳しいが少しずつ登っていく。やがて小ピークが先にあるが、踏み跡が左を巻いている。それを辿って左を巻くが、あまり使われてはいない踏み跡なので倒木が邪魔したりする。左に転落したりしないように注意しながら進み、先へ進む。しばらく進むと再びちょっと急な登りになり、頑張ると小ピークに着いた。よく見ると木に「湯持山」と書かれた山名が付いていた。松浦本にも記載されている通り、岩科小一郎氏「大菩薩連嶺」に「イモチ山」と記載されている。山名板にもイモチと書かれていた。

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 先に進むと写真には写らなかったが、肉眼ではちらりと先の鞍吾山などがどーんと影を見せていた。鞍吾山までは250mは登らなくてはいけないようである。そのうちに急登になるのだろうと思いながら先へ進む。少し天気がよくなったのかわずかに日差しが出たりしたがすぐに曇りに戻ってしまう。途中にはまだアセビが咲いていた。

2026042908

 やがてやはり急登となる。そらきたと思いながら登る。それでもそのあたりは少しきついがそれほどではなく登る。先に進むと二八三という石標が埋まっていた。

2026042909(上を見上げる厳しい登りの始まり)

 しかし、その先からさらに斜度が上がる。少し進んだ所で小さな岩場を左に巻いて登る。しかし、その先の進路が不明である。登れそうなのは右だ。木などを掴みながら登る。そこから左に登るが、さらにきつい。木を掴んで登るしかない。ふと気づくと落ち葉などで足元が滑りやすく、上は見上げる斜度である。これはやばい登りだ。なんとか少しずつ木を掴むものの、もしこの木が折れたりしたら転落は間違いない。もし転落したら大事故に繋がるであろう。事故など起こさないように注意しながら急登を少しずつ登る。進路を少しずつ考えながら登る必要もあった。随分登ると小岩が邪魔する。

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 横を登るが、やはり登りにくい。もうそろそろ鞍吾山だろうと思いながらも登る。

2026042911

 やっと登り付いた所には石標と横には四等三角点が置かれていた。点名「恵能野」である。1037.8mのようだ。思わず座り込んで休憩する。まだ9時過ぎだったが、お腹が空いてしまい、昼食のパンを半分食べた。ふと見ると木にプレートが付けられていた。

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☆殿平へ

 しばらく休んでから出発する。先へ進むと緩やかな平和な尾根という感じだった。少し進むとソモウノ峰に着く。ここは以前に来たことがあるピークである。ただ、もうすっかり忘れている。ここも山名板があるので写真を撮り、そこから下り始める。

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 しかし、この下りがまた強烈な下りである。踏み跡も薄いが、下りもかなりの斜度、やはり木の枝を掴みながら少しずつ下る。以前は登りだったからなんとかなったが、下りは厳しい。しばらく厳しい下りが続いた。しかも方向を間違うと大変な所に下ってしまう危険性もある。たまに地図を見て方向に問題ないか確認する必要があった。なんとか正しい方向に下っているようだ。しばらく頑張るとようやくわずかに落ち着いた所に降り立ち、少しだけホッとする。

2026042914

 しかし、少し先へ行くとまた再びそれなりに急な下りとなる。ただ、そんなに長くはなく、普通の尾根になり、ようやく危ない下りは終わりのようだ。

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 先へ進むとわずかに登り返す所もあるが、どちらかというと下りが続く。やがてアオダモが多く咲いている尾根となる。今年はこのお花をよく見る。当たり年なのか、たまたまなのか分からないけれど、たくさん咲いていた。

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 やがて登りになる。それほどきつくはないが、それなりに登らされる。しばらく頑張ると登り付いた所が殿平の山頂だった。三等三角点が置かれ、根本に最近よく見る石にお地蔵さんの絵が書かれたものが置かれていた。

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 木の棒が何本か置かれていて椅子代わりに座ると足元にアリの巣があったので、横にずれた。さきほど食べたパンの残りを食べる。人がおらず、静かな山頂である。

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 さて、左にも尾根が続いているが、道は怪しいらしい。そちらに降りても良いが、駅から遠くなり、バスに乗らないといけないし、やはり右に藤沢子神社に降りるのが普通であろう。右に下る。ヤマツツジが咲いていた。

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 しばらく下ってから踏み跡を見て、そのまま先に登り返して進む。

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 緩やかに登っていくと平らな感じの所に出るが、百反刈山の表示が木に付いていた。

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 わずかに登った所が実際のピーク、さらに先に下っていく。しばらく下ると左が少し開けている所があるが、採石場がある山のようで眺めは今ひとつであった。

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 さらに下っていく。古い山道もあるようだったが、枝などが多く歩きにくそうなので、そのまま尾根を下る。しばらく下ると右手に進むようになり、踏み跡を進んでいく。やがて折り返し、さらに下っていくと谷に降りていく。やがて谷の左を下っていくと神社の屋根が見えてきて、すぐ横に降り立った。

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 右手にかなり高い杉があって、あまり太くはないがすごいなと思いながら進む。

2026042925(藤沢の大杉)

 先にあったのは巨木の杉。太い上に高い。近くに案内板があり、「藤沢の大スギ」で1.5mの所の幹囲は6.37m、樹高45mのようだ。いろいろな所でスギの巨木に会っているので、以前ほどの驚きはないが、それでもなかなかのスギであった。

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 怪我もなく、無事に降りることができたことを感謝してお祈りする。最近は悪い人が増えたせいか、賽銭箱は神社の中にあり、扉を開けて入れるようになっていた。こういう方が賽銭泥棒に狙われなくて正解だと思う。石段を降りる。以前に何度かここを通っているが、今日はやはりくもりで残念ながら富士山は見えなかった。

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 のんびりと道路を下っていく。まだお昼前である。沿道には植えられたツツジがよく咲いていた。橋を渡って先へ進み、信号を渡る。小道を進んで駅に向かう。しばらく歩けば初狩駅に着く。

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 10分ほどで列車がある時間だった。ホームに上ってしばらく待つ。お昼過ぎということもあり、来た列車は空いていた。早い帰宅となった。それにしても時間的には短くても、難易度はなかなか高い尾根だった。

 

大鹿峠道から笹子雁ヶ腹摺山へ

2025111520(笹子雁ヶ腹摺山もなかなか大きい)

【 山 名 】大鹿峠、お坊山、米沢山、笹子雁ヶ腹摺山
【 山 域 】大菩薩連嶺
【 日 時 】2025年11月15日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】笹子駅7:05→8:05道証地蔵→8:20大鹿峠取りつき→9:20大鹿峠→10:05お坊山→10:40米沢山→11:45笹子雁ヶ腹摺山12:00→13:10新中橋バス停→13:40笹子駅

☆道証地蔵から大鹿峠

 そういえば道証地蔵から大鹿峠への道は歩いたことがないなと気が付いた。なので久しぶりに行ってみることにする。早朝はくもり予報だったので一番電車ではなく、二番電車に乗って笹子駅へ。結構人が下車した。先週、予想外に寒かったせいか久しぶりに風邪をひいてしまい、数年ぶりに風邪薬を飲んだ。本当は遠出がしたかったが、そんな事もあって近場の山登りをしようと思ったのである。

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 歩き出すが、あまり人が多くない。少し冷え込んだ感じである。しばらく歩いて笹一酒造の近くの道路の温度表示は7度を示していた。いつものように左に折れて少し進んでから右に折れてお寺を見る。左に折れて道を進み、道証地蔵に向かって登っていく。途中には先を歩いた人が休んでいたのを見て先へ行く。さらに進むと桜公園になるが、大きなフェンスを開けて通り抜ける。さすがに林道は少し寒い。歩いて登っていくとちらほらと紅葉している。派手な色合いではないが、地味な感じが悪くはない。登って進んでいくと軽装のザックを背負った四人ほどにパスされる。滝子山だろうか。さらにしばらく歩いていくと見覚えのある田通乃姥神がある。石棒と小さな石碑のようなものが置かれている。

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 以前よりもこのあたり伐採がされている。近くには木材を多用したロッジ風の山小屋があるが、これはこのあたりの作業小屋だろうか。

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 先に進んでいくと道証地蔵に着く。

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 先へ進む。林道は問題なく続いている。淡々と進むとゲートがある。この先は車は通行できない。と言っても道が悪いのでいずれにしても車は入れそうにないが。近くの紅葉がきれいだった。

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 さらに進んでいく。以前にオッ立南尾根に行った時の取りつきを見る。さらに林道を進むが、だいぶ石がゴロゴロしている。さらに右が少し崩れた所があり、木がしっかり根付いていた。とても車など入れる状況ではないようだ。さらにしばらく登ると大鹿峠への取りつきがある。

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 手すりが続いている。その道に入って登っていく。足元はやはり石ごろが多い。それでも登っていくと折り返すあたりに人が休んでいる。同じ列車で見かけた外国人だった。こんな所に来るとは日本をかなり知っている外国人なのだろう。

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 折り返して登っていく。やはり道というよりも踏み跡に近いが、問題はない。そのまま登っていくと細いロープのガイドが出てきて左から来ていると思われる道に出る。右に折れて登っていく。

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 実線コースとは言え、最近はあまり歩かれていないのか、途中には倒木もそれなりにある。落ち葉も溜まっていて少し歩きにくい所もあるが、概ね順調に登っていく。斜度はそれなりにあってなかなかきつい。だいぶ右へ進んでから左に折り返す。再び右に折り返して登っていく。やがて明るい所に出て、先には滝子山を見ることができる。

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 さすがに上部の紅葉は終わって冬枯れの感じが見える。なおも左へ登っていくと。古い木のベンチが置かれている所に出た。

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 そこからは左上に登る道と直進する道に分かれている。直進する道が大鹿峠への道のはずである。直進するが、やはり踏み跡っぽい感じになる。それでも道型を追うのはそんなに難しくはない。途中倒木を乗り越えていく所もある。進んで登っていくと左に折れてさらに山道は登っていく。このあたりはひたすら道を追うしかない。また右に折れて登っていき、うす暗い森から抜けて明るい所に出る。

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 道標らしきものはもう左右とも壊れてしまって道標の意味がなくなっている。大月市が立てたもの、という事だけは分かるようだ。先に進んでいくともうそのあたりは冬枯れの様相、わずかに残り紅葉があるくらいである。落ち葉を踏みながら先へ進んでいく。しばらく進んでいくと再び左上に向かう踏み跡を見る。特に何もなく、そのまま先へ進む。段々踏み跡チックになってきたが、なんとか道型はあるのでそれを辿って進んでいく。山腹を右に曲がり、さらに進んで緩やかに登っていく。やがて峠が近くなってきたと思うと少し細い所もあったり、石がゴロゴロして少し歩きにくい所もある。右が切れ落ちているので少し注意しながら先へ行くとやがて峠が見えてきた。すると通って左へ登っていく人を見かけた。少し登れば大鹿峠に着く。

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 古い道標があり、景徳院を示しているが、反対側は崖である。今の登山道は少し先から分岐しているが、昔はここから下れたのだろうか。

☆お坊山、米沢山、笹子雁ヶ腹摺山へ

 さて、お坊山へ向かう。細い尾根を登るが、結構きつい登りである。落ち葉で踏み跡が分からない。木にテープが付けられているのでそれを目印に登っていく。足元が滑りやすいとさらにきつさが加わる。しばらく登っているとさきほど先に向かうのが見えた人かどうか、追いついた。きついですねと話をして先へ登る。まだまだ登りは続く。ようやく少し落ち葉が減って登りやすくはなるが、斜度はあまり変わらない。左にトラバース気味に登ってから右に折り返して登り、さらに登る。再び左に進んでからまた右に行って登る。左のピークに登るのかなと思っていたら、登り着いた所に道標があって、お坊山は右だった。そういえば東峰はそちらだったなと思い出した。右へしばらく登ればやっとお坊山の山頂に着く。

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 山頂からは久しぶりに南アルプスを眺められる。三角の山は甲斐駒だろうか、雪が付いていなかったが、左の方の峰には雪が付いている山を見ることができた。まだ時間も早い、あまり休まず先に進むことにする。

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 下りに入るが、やはり少し落ち葉が多い。少し急だが、難しくはなく、下っていく。登り返しになって先へ行くとトクモリと思われる所を通過する。特に何もなく、ただの通過地点である。先へ進んで下りになって緩やかに下っていく。それから先は小さなギャップをいくつも登り返したりしながら進んでいく。なかなかしんどい道である。

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 途中で一組会う。米沢山の登りはやっぱりきつかった。それでも登っていくと米沢山に着く。

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 昼食にするにはまだ早い。笹子雁ヶ腹摺山で昼食を取ることにする。そのまま先へ進むと急な下りになる。やはり落ち葉が多く、足元がおぼつかないので慎重に下る。しばらく下ると道が細くなり、さらに慎重に進まなくてはいけなかった。すると鎖が出てきて急な所を下る。岩が出ている所は良いが、落ち葉が溜まっているので滑りやすく、一歩ずつゆっくりと下るしかなかった。もしここで鎖がなかったら下るのはかなり大変だと思う。しかし、鎖がたまにない所があり、そこは石を掴んだりしながら下るしかなく、かなり怖かった。ロープの付いた所もあり、ロープを掴みながら下る。やっとのことで一旦、平坦な所に降り立ち、少しホッとする。こんなに厳しい道だったか。こんなに落ち葉が多い時に歩いたこともなかったので、鎖場があったことはなんとなく覚えているが、記憶にそれほどは残っていなかった。

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 しかし、その先もまた進むと鎖場が出てくる。これも慎重に下る。随分時間がかかったようである。それでも事故など起こすこともなく、問題なく下って先へ進む。途中一人会った。

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 少し登り返しになってしばらく登ると道は右に折れるが、左に小ピークがある。左へ進んで見ると眺めのよい場所で、富士山が霞んでいるが見えた。笹子雁ヶ腹摺山が目の前に大きい。眼下には紅葉した山と下の民家などが見えた。

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 戻って先へ進む。また少しきつい登りになってしばらく登らされる。「水造」と書かれたプレートが出てきて道を示しているようだが、これはどういう意味なのだろうか。「水造」さんが付けたプレートなのか、それとも別な意味があるのだろうか。そんなことを考えながら進むと壁のようなきつい登りになる。ここは何度か登ったり降りたりしているけど、もう足にかなり来ていたので太ももの筋肉がつり気味、登りはかなりきつかった。それでも少しずつ登っていく。やっと上部になって明るい樹林になり、左右に曲がって登っていく。そろそろ山頂が近くなってくると下って来る一組に会った。さらに登ると平坦に近い感じの道になって進む。しばらく進めば人のいる山頂だった。

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 ベンチは女性が何人か座っていたので、少し先の富士山が見えるところに腰を下して昼食にした。

☆下山

 久しぶりに紅茶を入れる。ずっと暑かったので紅茶は持ってきたことがなかったが、ようやく寒くなったので暖かい飲み物が欲しくなる季節になった。いつもながら紅茶が出来上がる前にパンを食べてしまう。後から紅茶を飲んだ。

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 さて、下山にかかる。普通にここから下る道である。反射板を左に見て少し急な道を下っていく。少しの間は落ち葉が多く、やっぱり滑りやすいので注意して下った。樹林に入れば斜度はあるが、滑りやすさは若干減るのが有り難い。どんどん下っていく。少し平になって道標を見てさらに先に進む。再び急な下りになって下っていると右手の紅葉が黄葉が多いものの、悪い感じではなかった。ひたすら下っていくとやっと鉄塔に下りつく。先の山が紅葉しているのがいい感じに見えた。

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 わずかに先に進むと左に折れて下るが、伐採されたのか、右手はかなりの急斜面になっていて少し怖い道である。ここも慎重に少し下って樹林の中に入る。すると下りやすい道になってどんどん下っていく。以前は少し歩きにくい道だった覚えがあるが、やはりだいぶ整備されたようだ。やがて樹林を抜けると伐採された所に出る。先には鉄塔があり、送電線があるようだ。そのためにあたりを伐採したのだろう。

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 先へ進んで下に下り、再び左へ下っていく。もうわずかに草が伸びていた。樹林の中をしばらく下っていき、右に折り返して下る。谷状の地形の所に道標があった。そこから先の道がよく分からない。下へ向かうのか、右にも踏み跡のようなものがある。そちらへ行くのだろうか。迷ったが、下へ向かうことにした。倒木などもあってこれで良いのか確信がなかったが、倒木を乗り越えて進んでいくと左手に紅葉した木を見る。先にはフェンスが見えて明るい所に出ると、もうそこはバス停の上だった。

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 以前、工事をしていたが、随分とこのあたりきれいになっていた。右へ下ると新中橋のバス停が置かれている。30分くらい前にバスが行った頃かと思ったら、土日はバスが削減されていて15時後半くらいに一本しかなくなっていた。

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 まあ、駅まで道路を歩こう。トラックが通ると風が強いので帽子が飛ばされないようにしっかりと紐を耳にかけて進む。地図を見ていると途中で右に入れる道がある。道路沿いは車の音がうるさいし、風もあるので、そちらの道に入る。静かな感じの道を緩やかに下って進み、本社ヶ丸などへの道路を右に見る。道標で左に折れてすぐに右に折れて進む。工場を右に見て左にまた折れて下る。しばらく進めば再び国道に出るが、静かな道で良かった。何かで歩く時にはまたこの道を歩くことにしよう。後は歩道をしばらく歩いていけばガードをくぐって笹子駅。

2025111527

 列車の時刻を確認してから、せっかくなので笹一酒造に行く。今年の新酒などを買い込む。初しぼり生は2千円と随分高くなったなと思いながら笹子駅に戻って少し待ち、帰途についた。

 

湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、雁ヶ腹摺山、姥子山 その2

2025083050(雁ヶ腹摺山はもちろん富士は見えず)

その1からの続きです。(時間等はその1に記載)

2025083019(大峠からの眺め)

 大峠から雁ヶ腹摺山へ向かう。

2025083020

 登山道に入って少し登るとすぐに水場がある。

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 石に御硯水と書かれていて、パイプからしっかり水が出ている。触ると冷たい水である。さきほど湯の沢で入れた水はまだ飲んでいなかったが、全部捨てて水を入れ替えた。こんな良い水場があるんだったら、湯の沢で入れなくても良かったな。コップで飲んでみるとなかなか美味しい。1L汲んでおく。顔を洗うと冷たくて気持ち良かった。水場にいる間、降りてくる人に何人か会った。先へ進む。トラバース気味に登り、大きな石を越えていく所もあったりした。鎖の付いたちょっと急な登りなどもこなし、一旦、平な所に登り着く。

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 道標があった。先に進んでいくと桟道がある。アルミ製と木製の両方が連続しているが、特に強度も問題はない。

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 そこから左に折り返してさらにしばらくきつい登りが続く。頑張って登っていくと再び平な所に出る。子供とおとうさんが休んでいた。あたりにはマルバダケブキがちらほらと咲いていた。

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 先にしばらく進むと再びそれなりの登りになる。このあたりは結構縦登りがきつい。日当たりのある所はやっぱり暑い。まだ降りてくる女性グループに会う。さらに登ると大きな岩を見る。左を巻くように進み、先へ行くと目の前に草原が現れた。上に山名板のようなものが見えるのであそこが山頂なのだろう。

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 右手奥にはマルバダケブキがよく咲いているようだ。草原の中を登っていくとウメバチソウが咲いていた。

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 しばらく登れば分岐があり、姥子山などへの道が分かれている。後でこの道を下ることになるのだなと思いながら、わずかに登れば山頂に着く。

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 休んでいる人は誰もいなかった。山頂一人占めだが、富士山も見えないので今一つである。今日は長丁場のシャリバテに備えてカロリーメイトを買ってきた。一つ口に入れて、さきほど汲んだ水を飲む。これで下山もなんとかなるだろう。時計を見るとまだ13時過ぎ、バスに乗れるかもしれないとちょっと思う。山頂にはたくさんの山名板や案内図などが置かれている。奥へ進むと大樺ノ頭を示す道標がある。楢ノ木尾根ももちろん歩いてみたい尾根であるが、やっぱり大峠へのアプローチが問題でそのままである。少し先に行くと石標があった。

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 そのあたりで戻ることにした。戻って少し眺めていると一人登ってきた。

☆百軒干場、金山峠、金山鉱泉跡へ

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 さて、下山にかかる。もちろんこの時間なので予定通り、金山峠方面に下ることにする。

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 わずかに下るとさきほど見た分岐から左に姥子山に向かう。あたりにはマルバダケブキがよく咲いていた。少し下ると樹林の中に入るが、やはりマルバダケブキがよく咲く雰囲気、それでも草の感じはまだ中級山岳の雰囲気である。道は問題なく、下っていく。

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 だいぶ雲が多くなったのか、曇ってきたようだ。まだ登って来るお二人に会った。それが最後でその後は誰も会う人はなかった。結構な急降下が続き、どんどん下っていくと右手に苔の生えた岩がゴロゴロしているのを見る。その先に行くと登り返しになり、緩やかに進む。しばらく登り返すと右手に金山峠方面の道が分岐していたが、やはり歩く人は少ないようで、かなり草の中の踏み跡になっている。どちらかというと姥子山への道の方がメインという感じである。

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 ちょっと時間が押しているが、最悪バスに乗れなくてもよいだろうと姥子山に向かう。そちらの道に入ってもやはりそれなりの急坂が続く。ただ、そんなに下りにくい所はなく、足任せに下って行く。やがて林道が見えてその手前は木段だが段差が大きく、ちょっときつい下り、なんとか下ると林道に降り立つ。

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 すぐ目の前から姥子山に向かう道が続いている。もちろん姥子山も行ったことがないので、西峰だけ立ち寄ろうかとそちらに向かう。鉄製の階段を数段下ると木段になっているが、これは木段というよりもただの土留という感じ、人が歩くことを想定していない感じで斜めっている。結局、脇を下ることになり、木段を設置した意味がないようだ。しばらく下ると今度は登り返しになり、姥子山に向かう。やはり標高を落としたせいか、結構暑い。汗をかかされながら登って行く。それなりの斜度があり、しばらく登っていくが、特に変哲のない西峰はこのあたりだろうか。何もないのでやっぱり東峰まで行くことにする。それなりに下ってしまう。これは帰りは登り返しがそれなりにあるなぁと思いながら下り、登り返しになる。少し岩っぽい登りになり、振り返ると眺めがあって、雁ヶ腹摺山が眺められる。しばらく岩を登るとようやく東峰、姥子山の山名表示は大月市のもので秀麗富嶽十二景一番山頂であった。

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 ぎざぎざした小さな岩が足元には連続している。眺めがよく、眼下にはこれから下ると思われる尾根や山が見えている。もちろん富士山は見えない。

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 先には下っていく道があり、古い道標もある。5分下れば神社らしいものがあるようだが、もうこの先へ行く余裕はなかった。さて、戻ることにする。水を飲んで早々に山頂を後にする。

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 下りはそれなりにきついが、途中で雁ヶ腹摺山の眺めを写真に撮った。明らかに木がだいぶ枯れているようで茶色に変色している木が多い。ナラ枯れだろうか。この猛烈な暑さでやはり木も疲弊しているのであろう。しばらく下り、やはり西峰への登り返しはそれなりにあった。暑さもあって結構きつい。淡々と登って西峰を通過し、さらに先に下る。下った所から林道への登り返しも木段は通れないのできつかった。それでもなんとか林道に戻った。

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 しばらく林道を歩いていく。こんな所に林道を作る必要がどれほどあったのか、よく分からないが自家用車は通行止らしく、木などから落ちた枯れ葉などが多少落ちているようだ。道はごく普通に歩ける道、しばらく進んでいくと右上から降りてきている道はさきほど分岐した道であろう。すぐ左に金山峠方面の道があるが、入口は草がかぶっていた。

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 草の中の道に入る。わずかに下るが、だいぶ草が生えている中の踏み跡という感じの道である。それでもしばらく下ると普通の道となる。しかし、段々と勾配が急になり、ひたすらの下り道となる。やっぱりこの尾根は登るのは辛そうだなと思う。こんな時間に人に会うこともなく、淡々と細い道を急降下していく。途中には古い道標に手書きで来た方向に林道分岐まで18分と書かれている所があった。ひたすら下りが続き、だいぶ足も重くなってきたが、まだまだひたすら下る。やがて先に明るい所が見えた。どうやら伐採地のようである。

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 フェンスがあり、その先は皆伐されていて、草が生える場所になっていた。金山峠を示す紙が付けられていて、伐採地横の尾根を下ることになった。踏み跡はあるような無いような、微妙な感じである。それでもフェンス沿いに下っていけば良いだけなので迷うこともない。曇っているので日射しがないだけマシだった。これで日差したっぷりだったら、暑くてたまらなかっただろうと思う。それでもやはり暑いのは暑い。汗をたっぷりかかされながら下っていく。どこまでも右側は伐採地、しっかり植林してくれれば良いが、このまま放置だとやっぱり温暖化に貢献しているような気がする。先へ進み、下りがきつくなるが、踏み跡っぽい感じで下りにくい。ひたすら下るとかなりの斜度となり、小さなじぐざぐで下るが、これも踏み跡同様、なんとか下り、左へ行ってから右へ下ると林道らしい道に降り立った。簡易舗装の道路をしばらく下ると沢がある。橋で渡ると右に道標が出てくる。このあたりが百軒干場らしい。ふと見ると百軒干場の表示板が立っていた。なぜ百軒干場という名称なのだろうか。残念ながら自分の持つ書籍では名称は記載されていても由来などは判明しなかった。

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 すぐ先から道標で金山峠に向かう。かなり登らされるのかと思いながら道を進むと少し登ると緩やかな登りとなり、上の山まで登る道ではないようなので救いがあった。しばらく登っていくと道標が立っている所に登り着き、そこが金山峠であった。百軒干場から地図では5分となっていたが、さすがに疲れもあって10分ほど経っていた。そこから金山民宿村とある道が下っている。しかし、沢沿いの道はだいぶ悪くなっているようで自分の登山地図では点線コースになっている。下れないこともないとは思ったものの、時間はかかるが、やはり先から下る尾根道の方が安心である。大垈山の方に向かうことにする。

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 先に進むと緩やかだがそれなりに登らされる。それに暑い。日差しも復活したようである。こんなに登らされるのであれば、やっぱり沢コースを下った方が良かったかと思いながらも登って行く。

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 少し登ったせいか、左から来る風はわずかに涼しく感じたが、それも長続きはしない。汗をたっぷりかかされ、ひたすら登る。

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 だいぶ進んで左に進み、右に折り返して先のピークに登るのかと思ったら、右に巻いていく。少し道が細いのでわずかに慎重に進む。再び尾根に戻って緩やかに登っていくとようやく道標があり、右に金山民宿村への道が分かれていた。

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 そこから右への道に入る。こちらも道が細い。少し登らされてトラバースしてから急降下の道になる。道は細い。枝などが邪魔したりするのを手で避けたりしながら下っていく。暑さもどんどん増していく。さらに下っていくと蜘蛛の巣攻撃されるようになった。さすがにこの暑い時期に、こんな道を歩く人はまずいないようだ。なんどか蜘蛛の巣攻撃にあったあと、手近な枝を拾って振りながら下る。しかし、やはりそれでも蜘蛛の巣が口や顔に当たったりする。ハンドタオルで振り払いながら下っていく。道はやはり細く、トラバース気味の所は慎重に進む。

 急下降が続き、やがて道標があった所に出る。分岐っぽく、下への踏み跡っぽい感じの所と右への踏み跡がある。しかし、道標は壊れていて、道などない左を向いてしまっている。ここはやっぱり右へ進むのが正解ではないかと思い、右に下る。踏み跡っぽい道を進むとやはりしばらく進んでから左に折り返して下っていく。やっぱり蜘蛛の巣攻撃は続く。何度か折れて下っていくとどちらかというと右へ進むことが多くなった。山腹をトラバースするような感じの道が続き、下っていく。暑さがひどくなった。もうこのあたりはひたすら下るしかない。早く金山鉱泉跡に着いてくれと思いながら下っていく。随分下ると植林の森っぽくなるが、まだまだ下りは続く。しかし、下に沢音が聞こえるようになってきた。そろそろ終わりが近いのではと思いながら道を追って下るとやがて沢がちらりと先に見え、そこに向かって右へと下っていく。

 その沢の対岸に道が見えて、やっと終わりかと思ったら、先の踏み跡がなく、トラロープが付けられている。これを降りるのかなと足場の悪い所を降りたが、どうもおかしい。左は沢が広がってしまうので渡渉は難しそうだ。右の先にはちらりと堰堤らしきものが見えるが、渡渉がしやすい所がありそうだ。右へわずかに進むと右上に踏み跡のようなものが見えた。ありゃ、トラロープを降りず、右へ行けば良かったようである。倒木などもあり、進むのが難しかったが、少し右へ行って右の斜面を無理矢理登ると踏み跡に復帰、そこから少し進んで下ると木橋があった。

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 しかし、この木橋はかなり古いもので一部壊れている。とてもこれを踏んで渡る勇気はなく、すぐ下流に渡れそうな所があったので、そこで飛び石で沢を渡った。沢で顔を洗うとあまり冷たい水ではなかったが、若干さっぱりした。わずかに登ると林道に出る。道標と案内板が立っていた。

 水をたっぷり飲む。もう随分水を飲んだ。まだ1Lくらい買ってきた水があるが、水場で汲んだ水は後0.5Lだけである。時計を見ると16時15分、ここからバス停まで地図では1時間の距離である。もしかしたら17時10分のバスに間に合うかもしれない微妙な時間である。間に合う可能性があるのであれば、急げばなんとかなるのではと早足で下ることにする。わずかに下ると右に草地の平地がある。おそらく金山鉱泉だった建物があった場所だろうか。もう少し下ると左にもやはり平地があった。自分の持っている古いガイドには休業中の宿の名前が書かれていた。もしかするとそんな宿の敷地だったのかもしれない。その先は山の中の林道という感じで、特に何もなく、ひたすら山を見ながら下っていく。道路も落ち葉が落ちている状態、この時期に来るような車もほとんどなさそうだ。またひたすら足早に下っていく。しばらく下ると右にバーベキューなどができそうな椅子やテーブルを見る。先の左に大きな民宿らしい家がある。倉庫に河野園という表示があった。今はもう止めてしまったのか営業はしていないようだ。さらに下っていく。民家を見て下ると石にしっかりした森屋荘という表示があった。後で調べると去年の年末に火事があったようだ。大月市観光協会のページにも森屋荘の名前は出ておらず、おそらく営業はしていないだろう。敷地の奥にキャンプサイトがあるらしい。さらに下っていく。再び山しかなくなって林道をひたすら先に進んで下っていくと左に建物を見て大きな橋を渡る。そこからが登り返しの道になり、結構足が重くて辛かった。民家を見て登っていくとそこは西奥山から来ている道路があり、右上に遅能戸のバス停があった。時計を見ると16時50分、バスまで20分を残していた。

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 バス停の後ろには石仏などが置かれている。柔和なお顔の石仏に無事降りられたことを感謝した。

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 疲れたので座り込んで残してあった水場で汲んだ水を飲む。あっという間に冷たい水500ml、飲み干してしまった。しばらく座っているとやはり誰も乗っていない西奥山行きのバスが通って行った。立って少し待てば、やっぱり誰も乗っていないバスがやってきた。大月駅まで誰一人乗らず、自分一人だけであった。大月駅に入ると5分で快速が発車する時間、麦茶などを買って乗り込む。途中で事故などがあったようで中央快速線は遅れていて、発車が遅れただけでなく、八王子などで立往生、乗換駅まで15分以上遅れたようだった。

 

湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、雁ヶ腹摺山、姥子山 その1

2025083008(カイフウロ)

【 山 名 】湯の沢峠、白谷ノ丸、黒岳、赤岩ノ丸、大峠、雁ヶ腹摺山、姥子山西峰、姥子山東峰、百軒干場、金山峠
【 山 域 】南大菩薩
【 日 時 】2025年8月30日(土)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】やまと天目山温泉バス停8:25→9:25湯の沢峠登山口→10:10湯の沢峠避難小屋→10:15湯の沢峠→10:55白谷ノ丸→11:10黒岳→11:45赤岩ノ丸11:50→12:10大峠→13:05雁ヶ腹摺山13:15→13:50姥子山分岐→姥子山西峰→14:00姥子山東峰→14:15姥子山分岐→15:00百軒干場→15:10金山峠→15:25尾根上分岐→16:15金山鉱泉跡→16:50遅能戸バス停

☆湯の沢峠から白谷ノ丸、黒岳

 猛暑日はロングコースに最適・・・な訳はないけど、なんとなく気分的にロングコースを歩きたくなった。自分は雁ヶ腹摺山や姥子山は歩いたことがない。このあたりは車やタクシーで大峠まで入ればなんなく歩けるのだろうが、どうもケチな性分なので一人でタクシー乗って高額を払い、大峠まで入るというのは抵抗があった。しかし、バスで入るには長時間歩行と相当な登りを強いられる。ということでずっと歩いたことがなかったのだが、歩けるうちに行ってみたいと思った。いつもならば帰りの電車で読む本とか余計なものを入れてくるのだが、それは今回は入れないようにしたり、わずかに気持ち軽量化した。どこまで行けるか分からないので、プランをいくつか用意し、黒岳までで引き返すプラン、大峠まで行った時に13時を過ぎているようであれば、体力を見てそのままハマイバ前に下るプラン、雁ヶ腹摺山を往復してハマイバ前に下るプラン、一番歩きたかったプランは、体力も時間もうまくいけば金山鉱泉跡に降りて遅能戸から17:10のバスに乗るプラン、もしバスに間に合わなかったらそのまま大月駅まで歩くプランである。後は行ってみてどうなるかである。

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 いつものように甲斐大和駅からのバスに乗る。先に臨時便があるのだが、少なくとも小屋平あたりまで乗らないと乗せてくれないので定時の8:10のバスに乗る。天目山温泉で自分ともう一人下車したが、小さなザックを持った人で湯の沢峠へ向かうような雰囲気ではなかった。

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 一人、湯の沢峠への林道を歩く。そちらの道に入るとトラックが一台通って行った。乗用車ならば登山者だと思うけど、この先にトラックが行くような所があるのだろうか。やはり今日はかなり暑い。二週間前に比べても気温が高いようだ。水は2Lと飲みかけの麦茶のペットボトルが1本あるが、ちょっと足りないかもしれない。しばらく歩いていくと右に竜王宮というのがある。立ち寄る気はもちろんなかったが、かなりの山の中という雰囲気でこんな所に立派なお宮があるのが不思議なくらいであった。

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 先へ進むと数軒の民家があるのだが、いずれも無住の雰囲気、廃屋になっている家も目についた。車の通りは少なく、数台くらいしか通らなかった。ひたすら歩いて登っていく。横に木が多い所が多く、日差しをずっと受ける感じではないが有り難い。途中にはツリフネソウが群落で咲いていた。まだまだ湯の沢峠登山口は遠い。少し登りが緩やかになったものの、日差しが当たる所が多くなってちょっと暑い。それでもひたすら先を目指して歩く。だいぶ横の山の高さが低くなったなと思った頃、先々週に見た登山口の景色にたどり着いた。

2025083004

 そこから湯の沢峠への道に入る。少し先の左に止められていた工事用のブルドーザーはいなくなっていて、しっかり使われている事が分かった。先へ進むが、草が伸びた感じ、先々週は歩く人がいて倒れていたのが、ここのところは歩く人もなく、元に戻ったという感じがした。歩いたばかりなので記憶もしっかり残っていて、特に問題なく草の多い道を先に進む。樹林に入れば沢沿いの道はやはり少し涼しい。何度も渡渉になるが、先々週よりもわずかに水量があるように思えた。雷雨などがあったのかもしれない。ガードレールを見てさらに進み、沢が分岐している所を過ぎる。斜面の登りが少しきつくなり、右に進んで沢から少し離れて登り、再び左に沢が近くなって、小さな沢を渡り、左の本流の横に出た所で水を汲んでおく。1L汲んでおけばさすがに下山まで持つだろう。水を入れたせいか、少しザックが重くなった。さらに登っていけば、水量は少なくなり、河原を進んで左に登れば、避難小屋に着いた。あたりには車で来た人達か、話をしている人達がいるのが見えた。

2025083005

 水を飲んだだけで、先へ進み、降りてくる人に会いながら少し登ると湯の沢峠、カウンターを押そうと思うが、黒岳はない。そのままにしようか迷ったが、牛奥雁ヶ腹摺山のものが近そうなのでそれを押しておいた。左に登り始める。やはりそれなりにきつい登りである。上から女性のグループが二組くらい降りて来た。車で来てこのあたりの山を軽く歩くのであろう。さすがにこの標高であれば日当たりの良い場所はともかく、日陰であればそんなに暑くてたまらないという温度ではない。それでも登ればそれなりに汗はかかされるが。樹林の中を登っていくと、急に明るい所に出た。

2025083006

 そこは草原になっている。右を見ると富士山は上の方は雲がかかっていて、下の方だけ見えた。先にはご夫婦らしきお二人が登っているようだ。先へ登ると樹林の小ピークを過ぎて少し下る。すると右にこんもりした場所が見えてくる。先のお二人が前に登りかけていたが、戻ってきてそちらへ向かうようだ。自分も行きたい所ではあるが、これから雁ヶ腹摺山を目指すとなると立ち寄っている時間は無さそうである。以前に縦走したときも見送った気がする。いつかはまた行かなくては。

2025083007

 草原の斜面を登っているとカイフウロが咲いていた。先々週、それらしいフウロソウを見たが、はっきりとカイフウロと断定できる感じではなかった。しかし、これはくっきりと線が見え、いかにもカイフウロである。やはり会えると嬉しい。気持ちの良い風に吹かれながらしばらく登っていけば、白谷ノ丸に登り着く。

2025083009

 富士山が見えないのが残念だ。並んでいる山々が良い感じである。左手に並んでいる山々は南アルプスと思われたが、手前に雲が邪魔していてどこの山かはさっぱり分からなかった。一人休んでいる人がいた。

2025083010

 先へ進む。また樹林の中に入り、少し下る。そこから黒岳に向かっての登りになる。やはりそれなりに登らされる。軽い荷物を持った二人が降りて来た。その先は人にあまり会わず、静かな道を登っていく。カニコウモリを見かける。やはりこのあたりまで来ると樹林も中級山岳のものという感じである。結構登らされて進んでいくとやっと黒岳の山頂に着く。道標の他に山名を示す看板がいくつもあり、一等三角点も置かれていた。

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☆赤岩ノ丸、大峠へ

 水を飲んで、先へ行く。まだ体力も十分に余裕がある。樹林の中を少し進むと分岐がある。右の大峠を示す方が普通に歩かれているようで、そのまま進む牛奥雁ヶ腹摺山への道の方がわずかに薄い感じである。これは大峠に車を止めた人が黒岳を往復するなどでよく歩かれているからであろうと思われた。

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 そちらの道に入ると良い雰囲気である。苔もあり、ここは先日歩いた八ヶ岳に似た雰囲気の森でもある。

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 少し急な下りでしばらく下っていく。樹林の雰囲気が少し変わるが、普通の大菩薩の山の雰囲気である。しばらく下ってから小さなギャップの所でどちらに進むのか少し思案する。わずかに進むと先は踏み跡が薄そうだ。戻ってみると下へ向かいそうな道はすぐに左に曲がり、トラバース道になっていた。

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 さらに先に進むと緩やかな下り道が続く。このあたりは比較的歩きやすく、行程も捗る。道はしっかりしていて、やはり歩く人はそれなりにいるようだ。しばらくそんな道が続くと前に斜面が見えるところに出る。そこから登り返しになり、樹林の中を縫いながら登っていく。するとピークらしい所に出る。岩があり、古い道標の切れ端が置かれていた。ここが赤岩ノ丸であろう。

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 どうせ人など来ないだろうと道の上にザックを置いて座り込む。樹林の中で眺めもないピークである。時間的にちょうど良いので、いつもの菓子パンの昼食とした。

2025083016

 そろそろ先に進もうと立ち上がる。ふと木の根元に古い道標らしきものが置かれているようなのを見つける。文字は薄れかけていて、赤岩までは読めたのだが、その右の2文字が読めない。写真を撮っておいたが、後で調べると「赤岩本宮」と書かれていたようだ。松浦氏のガイドによるとこの下へ10分ほど下れば赤岩神社があることが書かれている。もちろん今日はそんな所へ行く余裕はない。機会があれば行ってみたいものの、果たして再訪することがあるかは分からないと思った。先へ進む。左に出ると先の下に道標が見えた。すると左にも裏返しの看板がある。回り込んでみると赤岩ノ丸を示す山名板であった。岩科小一郎さん「大菩薩連嶺」によると「赤ヤノ丸」となっていた。「白ヤノ丸」との対比を考えると、この山名は頷ける。いつから赤岩ノ丸になったのだろうか。それともこの漢字で「アカヤ」と読むのだろうか。

2025083017(富士が見えたならば...)

 道標に従って右へ大峠に向かう。少し下ると右が開けている所があり、雲がなければやはり富士山が見える場所だったが、雲がかかり、さらに霞んでいた。歩きやすい道だが、結構な急降下となる。どんどん下っていき、大峠の手前には休憩舎がある。車で来る人が多いから、わざわざこんな所の休憩舎をあまり使う人は無さそうに思う。その先に行くと道路に出る。車が何台も駐車されていた。左に雁ヶ腹摺山への登山道があり、さらに左の林道はしっかりとゲートがあった。右にトイレがあるはず、とわずかに下るとそのあたりからも天気が良ければ富士山が見えるようである。バイオトイレになっていて、きれいなトイレであった。

続く。

 

天目山、湯の沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸へ その2

2025081724(タチフウロ)

その1からの続きです。(時間はその1に記載)

2025081723

☆大蔵高丸、ハマイバ丸へ

 先に進むとそこが実際の湯の沢峠、左右と先にも道があるが、先の道は草が生えている。まあ真木の方へ歩く人もあまりいないのであろう。登山者の数を数えるためのカウンターが設置されている。4つに分かれているが、大蔵高丸を押しておく。たぶんそのあたりで戻るのが妥当だろうか。心地よい風が吹き、歩きやすい。しばらく樹林の中を登るとお花畑の中に入る。フェンスで囲まれた中にはたくさん咲いているかと思ったが、タチフウロ、ヤマハハコ、コウリンカがちらほらとあるぐらいだった。でも、久しぶりにウスユキソウを見ることができた。以前はいくらでも咲いていたのに、最近はすっかり近場では姿を見かけない。会えると嬉しいお花となった。

2025081725

 さらに先へ行くとワレモコウがあった。草原をしばらく歩く。

2025081726

 やがて「湯の沢峠のお花畑」と表示のある場所に着く。でも、あまり花は咲いていない。

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 先へ進んでいくとシモツケソウを見かけた。

2025081729

 先へ行くと地味だが、やはりコウリンカがよく咲いていた。やがてカイフウロっぽいお花が咲いているのを見る。ハクサンフウロにも近いが、たぶんスジの多さからカイフウロだと思う。そうであれば随分久しぶりに会えたことになる。

2025081728

 先へ進む。風が少し強まり、やはり山の上だなと思いながら先に進む。たまに人に会うが、さすがにこの時間、もう歩いている人はそんなには多くない。やがて大蔵高丸への登りになる。樹林の中に入り、ひたすら登っていく。さすがに足が重くなってきた。右へ右へと登り、かなり登ったところで左に折り返す。しばらく登ってまた右に進み、またしばらく登らされると左に進んでようやく山頂の一角に出る。少し先へいけば、大蔵高丸の山頂だったが、誰もいなかった。

2025081730

 山頂を一人占めする。山々が並んでいるのが見え、やはり良い山頂である。ちょっと低いが木があり、その下は影になっているので、そこの岩に座り込んで菓子パンの昼食とした。それにしても随分水を飲んでいる。2.5L持ってきたのだが、下まで持つかちょっと心配になるくらいである。それでも、ポットに入れておいた水はまだそこそこ冷たく、0.5Lしかないが、随分飲んでしまった。休んでいるとハマイバ丸の方から二人ほどやってきたが、休憩はしないようで、眺めを楽しんでから湯の沢峠の方へ歩いて行った。

2025081731

 さて、そろそろ13時前、どうしようかと思ったが、地図を見ると1時間ほどで米背負峠まで行けそうだ。まだへとへとではないので行けるだろうと思う。それに14時頃に米背負峠から降りれば、なんとか16時台のバスには間に合うだろう。この時間だから温泉入浴はどちらにしても無理だと思う。まあ、このところ、よく温泉に入っているし、入れなくても良いだろう。

2025081732

 先へ進む。草原の中を緩やかに進んでいくとキオンがたくさん咲いていた。さらに先にお花畑がまたあり、そこに入るとよくお花が咲いていた。

2025081733

 歩くところにまでお花が進出してヤブ道になっている感じだが、マツムシソウやツリガネニンジン、オミナエシ、タチフウロ、シシウド、ヒヨドリバナ、オオバギボウシなどなどたくさん見ることができた。

2025081734

 クガイソウに似たお花はヒメトラノオだろうか。もしそうであれば初めて見たお花である。オヤマボクチは準備中である。しかし、先へ扉を開けて出るとすっかりお花は少ない。先へ進んでいくと多少のアップダウンをこなしてハマイバ丸の山頂に着く。静かな樹林の中の山頂である。少し先の右側が開けている。わずかに進んでみたら、三つ峠の向こうに富士山が見えていた。

2025081735

 緩やかに進んでいくとケルンのある所で右に曲がる。土がむき出して滑りやすい下り道になる。一人おじさんが登ってきたが、その人に会ったのが最後で、それ以降は人に会わなかった。さすがにこの時間にこの稜線を歩く人は少ないだろう。先へ進んでアップダウンをこなし、左手に眺めが広がる小ピークに出る。眺めを少し楽しんだ。そこからの下りはまた滑りやすい下りで閉口する。カニ歩きのようにできるだけ横に足を向けて下ったりした。ストックが欲しい下りだったが、今日は持っていなかった。

2025081737(天下石)

 なんとか下り、再び登り返し、少し登ると大きな天下石に出た。これを見るのは久しぶり、大蔵沢から大蔵高丸に登った時以来だろうか。先へはまだ登りが続き、そろそろ疲れが出て来た。ようやく小ピークを過ぎると下りになる。どんどん下っていくと米背負峠に着いた。

2025081738(米背負峠)

☆下山

 さて、ここから下るのも初めてである。どんな道なのだろうか。道標は右の林道への道を示しているが、先の大谷ヶ丸への道は示していないようだ。まあ、間違うようなこともないとは思うが。時計を見るとちょうど2時過ぎだ。なんとかなるだろう。水を飲む。そろそろ少なくなってきた。

2025081739

 下り道に入ると左手に進み、小さく曲がりながら下っていく。やがて沢らしくなってくるが、まだ水はないようだ。さらにしばらく下るとようやく左下に水の流れが見えるようになり、さらに右手にも水の流れが出てくる。やがて右の水の流れを軽く渡る。触ってみるとそこそこ冷たい水、ハンドタオルを洗って首筋に付けると気持ちが良かった。さらに下っていく。沢の中を下るような感じの所もあるが、赤テープが付けられているのでをそれを目印に下っていけばよかった。数えなかったが、何度か小さな渡渉をしながら下っていく。特に問題となるような所もない。

2025081740

 ひたすら下っていくと左側の壁が崩壊気味の所があるが、そこには近づかず、沢の右を下っていく。随分下ると沢から少し離れて右手を下るようになった。道が分かりやすくなり、もうそろそろ林道が近そうな感じになってきた。さらに下っていくと再び右手から沢が近づき、やがてそれを渡る。念のためにそこで水を0.5L汲んでおいた。そこから少し下れば平坦な感じの所に出て、右から回り込んで下ると左に橋があった。

2025081741

 橋を渡り、林道を下っていく。この林道もかなり長いようだ。しばらくは涼しく歩けたが、やがて暑さがやってくる。左の斜面が崩れて道をだいぶ土が覆っているところがある。車はこの手前までしか入れないのではと思う。その先は右が少し陥没している所もあり、土嚢で周りを囲まれていた。途中で日差しがある所に出るのでまた長袖シャツを着て歩く。やっぱり林道は長い。ひたすら歩いて下っていくとやがて大蔵沢を橋で渡る。

2025081742

 人工の滝が作られているのでちょっと見た。さらに林道を進んでいく。まだまだ歩かされる。先に暗いトンネルがあると地図に書かれているが、その手前あたりまで来ると左に山道があり、日川渓谷レジャーセンターと道標に書かれている。温泉に行かなくてはいけない訳ではないし、温泉のバス停は林道の分岐から登らなくてはいけないはずである。これは左にこの山道を下ることにしよう。

2025081743

 そちらの道に入ると細い道だが、じぐざぐの下りで谷沿いに下る。そのまま降りるのかと思ったら、右に巻き道となり、斜面をへづるように下っていく。また尾根らしい所に出て、しばらくきつい下りで下っていく。そんな下りが続くと横に通っている林道に出た。左には石祠があり、その先にも道があったが、これを登れという道標はなく、下から来たら分からないなと思う。

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 右に進むと緩やかで広い林道らしい道となり、しばらく進んでいくと下に道路が見えて、折り返して下り、ゲートに出た。

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 すぐ先はもう車の走る道路である。さて、そこから左へ日川渓谷レジャーセンターを目指すかと降り始めたら、後ろからバスのような車の音が聞こえる。振り向くと降りてきたのは本当にバスだった!見ていたら、止まってくれて乗りますかというので、お願いします!と乗り込む。たぶんこれは15時台のバスである。少し遅れたのだろうと思われたが、まさか間に合うとは思っていなかった。乗ってしまえば甲斐大和駅まではあっという間の乗車、下りは300円と安かった。しばらく待って高尾駅行きの列車に乗る。お盆帰りか結構人が多く、ほとんど座席は埋まっていたが、なんとか空席を見つけたので座ることができた。

 

天目山、湯の沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸へ その1

2025081746(ハマイバ丸からの富士)

天目山へは一般登山道はありません。湯の沢峠登山口から湯の沢峠、米背負峠から林道までの間は沢に近い道になるので、やや不明な所や多少のヤブがあったりします。

【 山 名 】天目山、湯の沢峠、大蔵高丸、ハマイバ丸、米背負峠
【 山 域 】南大菩薩
【 日 時 】2025年8月17日(日)
【 天 候 】晴れときどき曇り
【 ルート 】天目バス停8:30→9:20 1369m→10:00天目山10:05→10:40林道→11:10湯の沢峠登山口11:55→12:00湯の沢峠→12:40大蔵高丸12:45→13:20ハマイバ丸→14:05米背負峠→14:35林道→15:20レジャーセンター分岐→15:40頃道路(バス乗車)

2025081701

☆天目山へ

 こう暑い日が続くと山に行く気も少なくなるが、標高が1000m以上あれば猛暑の日でもなんとかなるだろう。とは言え、大菩薩嶺などは毎年のように何度も歩いているし、ちょっと変わった所へ行きたくなった。なので久しぶりにバリコースも歩きたい。天目山はもちろん行ったことがないなと思い、調べるとあまりヤブはなさそうだ。これならば夏場でもなんとかなるのではと出かけてみることにする。

2025081702

 一本早めに甲斐大和駅で下車してバス停に行くといつもの増便が出たが、上日川峠まで乗る人だけを乗せているようで、途中で降りる人は待たされるようである。天気は良さそうだが、駅近くの山には雲がかかっていた。まあ、あまり天気が良すぎると暑すぎるので少し曇っているくらいでちょうど良いと思う。やはり甲斐大和駅の朝は涼しい。東京とは温度差が随分あるようである。さすがに日曜日ということもあるのか満杯までにはならなかったようだ。自分はすぐに降りるので前の席を確保する。温泉で下車した人がいたが、次の天目で下車する。バスの運転手は竜門峡を降りると思ったのだろう、バス停ではなく、遊歩道の入口で下してくれた。

2025081703

 すぐ先に右に栖雲寺(せいうんじ)の入口がある。緩やかに進むとすぐに本堂がある。もちろんこの時間、開いているようなことはない。このあたりにはもう何度も来ているが、初めて来たお寺である。貞和四年(1348)に開山されたという古刹。境内の奥に進むと武田信満の墓がひっそりとある。柵に囲まれているが、中に宝篋印塔などが置かれているのがうかがえた。左には別なお寺の宝篋印塔などが置かれていた。

2025081704

 戻って右へ進むと庭園に向かう細い道を進む。あたりには大きな岩や石がごろごろしている。道は木段や石段などで登っていく。途中には地蔵菩薩磨崖仏と案内板がある。だいぶ石に苔がついて見えにくいが、確かに文字や絵などが書かれているのが確認できた。さらに道は登っていく。幟のたくさん立っている道をしばらく登ると魔利支尊天の社があり、さらに登る。座禅石と書かれた大きな岩を見てさらに登り、右に休憩舎を見る。さらに登ると道路に出た。左に水道施設と思われる施設を見て先に進む。軽トラックが置かれていてあたりは果樹なのか、木があって耕作地という感じである。人に会うかと思ったが、離れた所にいるのか人を見ることはなかった。左に進むともう山である。すぐ先に尾根があるが、これは登れなさそうだ。先に取りつけそうな斜面があったのでよじ登る。左に尾根があるが、かなり高く、そのまま取りつくのはかなり厳しそうである。間のあたりが比較的登りやすそうなのでしばらく登ってみるとなんとか左に踏み跡チックなものが見つかり、それを辿って斜めに戻るように登ると小尾根に登り着いた。

2025081705

 先は高いがなんとか登って行けそうで安心する。さすがに登ると暑い。昨日は雨が降ったのか湿気も多い。汗をたっぷりかかされる。少し登ると踏み跡っぽいものが見つかる。右から来ているようだ。それでもかなりの登りである。しばらく登っていくと踏み跡が左へ分かれている。尾根をそのまま辿るか迷ったが、左の踏み跡を進むことにする。しかし、しばらく進むが、これは登っていかず、そのまま左へ行ってしまうようだ。やはり尾根を進んだ方が間違いなかった。右にUターンするように踏み跡があったので、それを辿って右へ尾根に戻ろうと登るが、途中には倒木などもあって登りにくかった。なんとか尾根に戻って再び登っていく。登る人もいないのかあまり踏み跡はない。ひたすら足の力に任せて登るだけである。暑いのでのどが乾き、途中でザックを下して水を飲んだ。そのまま登っていくとようやく少し斜度が緩み、さらに登っていくと1369m点と思われる所に登り着いた。樹林の中で眺めもなく、靜な場所である。そこにあった木の根本の皮が齧られて裸になっていた。シカのせいだろうか。特にあたりには山名板などは見当たらなかった。水を飲む。

2025081706

 先に進む。緩やかに下ると大きなギャップが見えてくる。しばらく進んで下ると鞍部に出て、そこからの登り返しがきつい。左手に斜めに登る踏み跡のようなものも見えたが、右手に登る方がよさそうだ。そのまま右へ登るとやはり先に進んでいけそうである。かなり足元がきつかったが、なんとか登る。すると今度はまた左手が広くなっていて、先に斜面が見える。ここも右手が登れそうである。そのまま進んで登る。高度を上げてきたせいか、暑さが収まり、少し登りやすくなってきた感じになる。なおも登っていくと尾根が少し細くなってきて、分かりやすい尾根になる。

2025081707

 やがて小ピークに登り着いたが、まだ手前のようだ。少し下ってから再び尾根を進んでいく。急に冷房のスイッチを誰か入れた?と思うくらいにひんやりとした空気に包まれて登りやすくなった。どうも一定の高さを越えると空気がひんやりしてくる。それ以下とそれ以上で気温が随分違う層が1000m~1500mの間にあるようだ。さらに進んでいくと再びギャップのような所に出るが、その先には後ろ向きの杭が立っている。何が書かれているのだろうと進んでみると、境界見出票だった。

2025081708

 さらに進んでいくと細い尾根は下降になってしまう。何かおかしいと振り返ると左手に大きな山が見えている。地図で確認するとどうやら左の支尾根に誘い込まれてしまったようだ。仕方なく登り返す。しばらく進むと左手に尾根の続きが見えて、向こうから来た時に少し右に曲がらなくてはいけなかったようだ。このあたりはきちんと地図読みしていないと自分のように誘いこまれるので、注意が必要だ。正しい尾根に下ると再び鞍部に境界見出票が裏返しで立っていた。そこから登り返す。それほどきつくはなく、しばらく登っていくと山頂らしい場所に登り着いた。

2025081709

 そのあたりにはマルバダケブキがたくさん咲いていた。松浦氏の本で見ていた写真と随分違っているようだ。月日が経って伐採されたあたりの木も再び育ったためだろう。わずかに切り開かれたような感じで少し光が差し込むくらいである。

2025081710

 三角点があるはずなのだが、あたりには見当たらない。少し先に進むと御料局三角点と思われる石標が見つかった。あたりには山名板のようなものはまったく見当たらなかった。少し水を飲んで休憩した。

2025081711

☆湯の沢峠へ

 さて、先に進む。尾根が広がって進む方向が少し分かりにくいが、そのまま進めば良いようだ。緩やかな下りで進んでいき、左に尾根を分けるが、そのまま右の尾根を進む。さらにしばらく進むと今度は右にも尾根があるが、それは見送って左へ下る。少し急な下りで木が邪魔したりするが、しばらく下ると林道に降り立つことができた。

2025081712

 林道は使われていないようで草が伸びている。しばらく先に進む。左に眺めがあるが、中日川峠とかそちらの方だろうか。右に入れそうな所があり、先にカーブミラーがある。取りつきはこのあたりだろうと見当を付けたが、念のためカーブミラーのあたりまで行ってみる。やはり取り付けそうな所はなく、戻って取りつく。

2025081713

 しばらく登っていくと左は林道で擁壁になっている。落ちたらシャレにならないので注意して進む。樹林の中に入るが、わずかに踏み跡があるようだ。しばらく進むと小ピークで右に曲がり、さらに進んでいく。

2025081714

 再度ピークが出てくるが、これは手前を左に進む。昔の山道っぽい雰囲気の踏み跡を進んでいく。また右に曲がって下ったのち、ギャップを巻いて進み、下っていくと鉄塔があるが、倒木が塞いでいる。左にテープがあり、踏み跡があったのでそちらに入ったが、木の枝に邪魔されて歩きにくかった。縫いながら下るとなんとか林道に降り立つことができた。

2025081715

 林道をしばらく先に進むとゲートがあり、脇は草が多かったがなんとか通り抜ける。休憩舎があるが、使うような人はいるのだろうか。左の林道は使われているようだ。そのまま直進の林道を湯の沢峠登山口へ降りていくことにする。

2025081716

 先に進むと日差しがあるので長袖シャツを出して着る。直射日光は強いが、風が吹くと少し涼しい。コオニユリが咲いていた。写真を撮っていたら、すぐ目の前なのに、なぜかクロアゲハがとんできた。手の届く距離なのに、蜜に飢えていたのか、それとも絶対に捕まらないという自信があったのだろうか。もちろん自分は捕まえることなど考えてはいなかったが。ひとしきり写真を撮ることができた。

2025081717

 長い林道を下っていくと標高を落とすので暑くなってきた。車が後ろから一台通ったが、これは山梨ナンバーで地元の車だろうか。その次には対面から一台車が通ったが、これは東京のナンバーで登山者だろうか。随分歩いて、ようやく湯の沢峠登山口に着く。

2025081718

 そこから左に湯の沢峠へ向かう。初めて歩く道である。少しの間林道っぽい道を進み、左に建物を見て、その先に左に工事をしているのか先にブルドーザーが置かれた工事用の道を見るが、草の生えた道を直進すれば良いようだ。そのまま進むと沢沿いの道となり、小さな沢を渡って進む。だいぶ夏草が伸びて、ちょっとヤブっぽくなりつつあるが、道は続いている。樹林の中なので長袖シャツはいらないだろうと脱いだ。さらに進むと再び左からの小さな沢を渡る。沢水を顔に付けるとそこそこ冷たかった。さらに先に進んでいくといかにも沢沿いの道、再び日差しが入って暑いので、長袖を着る。右に木橋のようなものを見る。渡るのかと思いつつも先へ行くと道標があり、湯の沢峠は先のようである。

2025081719

 再び樹林の中なので長袖を脱ぐ。少し行くと渡渉になる。石があるので、それを使って渡る。少し進むとまた渡り返す。それからは何度も沢を渡り返して登っていく。左や右から来ている小沢を渡るのは入れなかったが、数えただけでも6回以上渡り返すことになる。赤テープなども付いているので、分からなくなりそうな所はそれを目印に登る。だいぶ登ってきたと思う頃、先にガードレールが付いている。

2025081721

 なんのためにこんな山深い所にガードレールがあるのか、以前は車も走らせようという考えもある林道に近い道だったのだろうか。

2025081720(苔がきれいだった)

 さらに登っていくと水量が少なくなってくる。左に沢が分かれる。木橋があるが、壊れている。使わなくても石の上を歩けば問題なかったが。先へ進むとさらに少なくなり、斜度も少し上がって登っていく。やがて水音があまり聞こえなくなり、水も少なくなったようだ。やがて右にわずかに水が流れるくらいになり、そのあたりが源頭なのだろうと思われた。左に登るとパタンという音が聞こえてきて、なんだと思っていたら上に古い避難小屋が見えた。もう随分前に泊まった小屋である。左には車が見えていて、何台も駐車されているようである。音は車のドアの音だったようだ。避難小屋の前に登り着いた。

2025081722

続く。

 

大久保平から中日川峠、源次郎岳

2025050316(久しぶりにきれいな富士山に会えた)

大久保平から中日川峠は道形はあるものの一般登山道とは言えません。

【 山 名 】中日川峠、下日川峠、源次郎岳
【 山 域 】大菩薩連嶺
【 日 時 】2025年5月3日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】大菩薩峠登山口バス停8:05→8:15大久保平バス停→8:50登山口→10:20中日川峠→下日川峠→11:45源次郎岳分岐→12:00源次郎岳12:10→12:30分岐→13:10嵯峨塩鉱泉バス停

☆大久保平から中日川峠

 GWらしく行きたかったプランを決行したかったが、前日はひどい雷雨、これではとても行く気力がなくなってしまった。しかし、山梨方面は良い天気になりそうだ。以前に大久保平のバス停から砥山西尾根を登ったことがあるが、もう少し軽いプランということで、大久保平から中日川峠へ登るプランを実行してみることにした。残念ながらもう地元の駅からでは二本木経由のバスには乗れなくなってしまったので、大菩薩峠登山口から歩くことにした。

2025050301

 久しぶりに塩山駅で下車する。もう西沢渓谷行きのバスには列が出来ていた。さすがに大菩薩峠登山口行きのバスはそれなりに人は乗ったものの、座席が全部埋まるような事はなかった。当然ながら大久保平に向かって歩き出すのは自分一人である。しばらく登ってから下り、沢を橋で渡ってさらに進むと大久保平のバス停がある。先には南アルプスの山が見えて良い感じである。

2025050302

 左の道に入りかけたが、これは砥山西尾根に向かう時の道、わずかに下った所に高原荘の看板があり、そこから左に入る。すぐに高原荘という民宿がある。テニス合宿なとで使われるようである。その横を進んで山に入っていく。沢を右下に見て進むとやがて右に曲がる。このあたりは肌寒く、薄手のウィンドブレーカーを着ていても手が冷えた。薄手の手袋を付けて歩いた。やがて進んでいくと民家が出てくる。このあたりが大久保平であろう。突き当りを左に折れて道を緩やかに登っていく。あたりにはシダレザクラやヤエザクラが咲いていたが、さすがにきれいとは言い難かった。

2025050303

 簡易舗装の道になって登っていき、進んでいく。カーブを何度か曲がり、さらに登っていくとまだ民家がたまに出てくる。ただこのあたりになるとあまり人の気配が感じられない。さらに登っていくと左にお寺と思われる建物があった。ただ入口付近は草が生えているし、もう使われてはいない雰囲気があった。道に従って曲がって登っていく。左手に造成された場所を見る。道を登っていくと突き当りになる。そこには道標があって、左に大菩薩湖、上日川峠、大菩薩峠と書かれている。しかし、指している方にはほとんど踏み跡でとても道とは思えない感じである。

2025050304

 そちらに入って進むとやはり踏み跡、草が生えているが、道らしい感じではある。直進して進むと右に踏み跡が分かれている。すぐ先に掘れた山道のようなものがあるが、右に行くのかと少し登る。山道のようなものは右上に登っていくが、渡った先に踏み跡がある。そちらにいけば良いのかと掘れた山道のようなものを横切ろうとして下を見ると道標が地面に置かれていた。

2025050305

 それが指している方向はやはり掘れた山道のようなものの方である。これが山道の跡でこれを追えば良いようだ。少し登ると左に踏み跡が分かれる。直進はうす暗い樹林の中の道のようなので気が滅入る。これは左の道の方が良さそうだと左に進む。新緑がきれいで良い感じの道を進む。

2025050306

 しばらく進むと別な左下から来ている道と合わさった。尾根は右に続いていて踏み跡が続いているようである。右に進んで登っていく。少し進むと右下から来ている道に出た。さきほど見送った道であろう。

2025050307

 それに降りてそこからはやはりうす暗い樹林の中の道を進むことになった。ちょっと落ちた枝や葉っぱが積り、歩きにくい所も多々ある。そういうところは道を外して横を登ったりしながら進んでいく。

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 しばらく登っていくと左側が明るい所に出る。遥か左上に見えているのは大菩薩峠であろうが、随分高い。まだまだ稜線まで相当登らなくてはいけないようである。

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 さらに登っていくと消しゴムみたいな大石がある。小学生の頃は小さくなるまで消しゴムをよく使ったなぁと思い出す。今は鉛筆やシャープペンでさえあまり使わないので消しゴムなど滅多に使うことがなく、そんなに小さくなるまで使うこともなくなった。そんなことを考えながら登っていく。やがて斜度が上がり、それなりに足にくる登りが続く。それでも道はうまく左右に曲がって登っていく。ただ、岩場のあたりは道を追いにくい所もあり、適当に直登したりしながら登る。

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 随分登ると樹林の合間からまだ残雪の多い南アルプスの山々を垣間見る。

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 下を見るとやはりそれなりの高度まで登ってきたようである。そろそろ中日川峠は近くなっただろうか。それでもまだ登りは続く。ようやく笹が出てきた。登りも少し斜度が緩み、もう少し登ると踏み跡が怪しくなってしまった。笹の中を適当に登る。そろそろ道に出るはずと左に少し下り気味に進むとやはり道に出た。

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 中日川峠自体の場所がよく分からない。左に少し下っていくと道路に出た。そこが中日川峠なのだろうと思われた。かなり古い下日川峠、中日川峠、上日川峠を示す道標が笹の中に倒れていた。

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 休んでいたらバイクが二台通って行った。さて、源次郎岳に向かうことにしよう。再び道を進んで登っていく。少しきつい登りだが、そのまま登っていくと登り切った。そこから緩やかなアップダウンで進んでいく。笹の生えるカラマツの樹林の中を進んでいく。天気もよく、GWなのに誰にも会わないのもまたいかにも避衆登山の感じで良い歩きである。再び下ってから登り返しになり、小ピークに登り着く。悪くない雰囲気の所だ。ここは1621mのピークである。見ると「仮称 寺窪沢ノ頭」という札がぶらさがっていた。先へ進む。

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 相変わらず気持ちのよい笹の中の道を下っていく。やがて先に大きなピークが出てくる。1627.1mの三角点ピークであろう。前に砥山西尾根を辿った時にこのピークには登っている。わざわざ立ち寄ることもないだろうと巻き道を進む。わずかに登るが、そのまま巻いていき、あっという間に横を過ぎて先にいく。

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 下りになるとマメザクラが咲いている。あまり目立たない感じだが、それでも咲いている桜は悪くはない。下っていくとカラマツの新緑もきれいである。少し登りになると先に大きな電波塔が見えて、その横に登り着く。すると先には大きな富士山がきれいに見えていた。最近はあまり見ていなかったので、こんなに大きな富士山に会えるのは久しぶりである。よい感じだった。

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 林道を先に下っていく。やはり途中からは富士山を眺められる。このあたり結構伐採されたりしているようだ。のんびり林道を下っていくとピンクの桜がきれいだった。しかし写真で見ると色が出ていない。自分のカメラではピンクは苦手のようである。しばらく降りるとゲートがあり、そこで源次郎岳へは右へ折り返すように進む。しばらく下ると右に道が分かれるが、下日川峠への道は通行止になっていた。なので峠へは行かず、そのまま林道を進むのが迂回路になっているようである。林道をしばらく進んで伐採された土地を進み、しばらく進むとテープが付いていてそこから右へ登る。急な道を少し登るとおそらく以前からの道に出る。左に折れて源次郎岳に向かう。

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 途中には終わりかけだったがヒナスミレが咲いていた。さらに進んでいくと登りが多くなる。あたりにはブナの木が何本もあり、なかなか大きいやつもいた。

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 さらに進んで登り切ったと思ったが、もう少し先へ登らされてようやく源次郎岳への分岐、道標が立っている所に出る。ザックがデポされていて、源次郎岳を往復してきたのか一人源次郎岳の方から降りてきた。

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 もちろん源次郎岳に向かう。結構急な下りで進む。こんな道だったか、あまり記憶に残っていない。しばらく下っていくと先に源次郎岳が見えてきた。登り返しはそんなに長くはないがそれなりに急である。登っていくと明るい所に出て、先に進むと広い頂上に着く。山頂には二人ほどいるようだった。以前は木などが切られた直後だったせいか、いかにもそぐわしくない山頂という雰囲気だったが、時間が経って少し変わった感じである。

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 先にあった木が切られたせいか、左には富士山が大きく、先には南アルプス方面も見えるようになっていた。南アルプスを眺めながら昼食にした。

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 さて、下山は普通に嵯峨塩鉱泉に下るつもりである。戻ろうとすると先ほどのお二人が先を行く。少し下って登り返しになるが、やはりきつい登りである。前を行く二人に少し間隔が近づいたものの、追いつくようなことはなかった。しばらく登り返してようやく道標の所に戻る。自分が水を飲んでいる間に前の二人はさっさと先へ行ってしまい、その後は見かけなかった。のんびり下ることにして先へ進む。こちらの道は少し踏み跡が細い感じがする。それでも特に問題はなく、緩やかに進んでから下っていく。少し右に曲がるところには道標もあってそれに従えばよかった。しばらく下ると道路に降り立つ。そこからすぐ先の道標で嵯峨塩鉱泉に下る。以前は踏み跡も分かりにくい道だったが、今はすっかりよい道になって特に問題はない。

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 しばらく下ると右手に以前は畑などがあった所だが、今は耕作をやめたのか、草ぼうぼうになっている。道が分からなくてそちらに踏み込んでしまったことがあったが、もうそんな間違いをすることはなく、左に下る。

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 しかし、急峻な斜面を下る道になり、少し下りは注意が必要だった。あたりは芽吹きで新緑がきれいだった。下に嵯峨塩鉱泉の建物の屋根が見えて何度か曲がって下る。少し右に進んで急な道を下ると、道路の上に出て、左へ進んで道に降り立つことができた。

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 嵯峨塩鉱泉の入口に行くと左にバス停があるが、時計を見ると10分でバスが来る時間だ。道路を下ろうかと思っていたが、このままここで待つことにする。嵯峨塩鉱泉はもう日帰り入浴ができないのが残念である。あたりの新緑を見ながらしばらく待つと5分くらい遅れてバスがやってきた。乗り込むと意外にも満員に近い。補助席に座ることになった。バスが下っていくと途中でも歩いている人が乗った。まだ時間が早いので久しぶりに天目山温泉で途中下車して温泉に浸かる。ぬるつきのあるお湯はさっぱりする。次のバスもそれなりに人は乗っていたが、結構ここで下車したので、座席に座ることができた。甲斐大和駅に出て、帰宅した。

 

久しぶりの滝子山南稜

2024051112(アカバナヒメイワカガミ)

南稜は岩場も多く、一般登山道とは言えません。また登り向きです。下山に取るのは止めましょう。

【 山 名 】滝子山
【 山 域 】大菩薩連嶺
【 日 時 】2024年5月11日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】笹子駅6:40→7:15取りつき→南稜→9:05分岐→9:20浜立山→9:40分岐→10:00滝子山10:05→11:55道路→12:20初狩駅

☆滝子山南稜へ

2024051101

 久しぶりに南稜を登りたくなった。これも登ったのは随分前の事である。この時期ならばイワカガミが咲いているのではないかと思う。一番電車で出かけ、笹子駅で下車すると数人が下車したようだった。歩き出すと早い女性が一人先を行くが、すぐに自分が追いついて先へ歩く。途中の道路の温度計は14度を示していた。今日は少し風があるようだ。家を出たときは長袖シャツで十分だったが、笹子駅で降りたときは少し寒かったのでジャケットを着込んで歩く。バス停を見て左に折れる。地図を見ていたら、さきほどの女性が先に行く。やはり早い人のようである。桜公園に着くと以前にはなかった獣害避けと思われるフェンスができていた。この下あたりには農地があり、被害が深刻なのであろう。通り抜ければ桜公園である。

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 先へ登り、しばらく歩くと南稜への道が分かれる。右に折れてしばらく登る。すると建物が出てくる。最近はあまり使われていないようだ。前を行く女性が立ち止まって写真を撮っていたので、自分も撮る。フタリシズカとマムシグサであった。

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 先へ進み、しばらく登っていると後ろから若い人が二人ほどやってきた。抜かれるだろうなと思いつつ先へ進むとやがてきつい登りになる。しばらく頑張ると鉄塔に出た。写真を撮っているとさきほどの二人が追いついてきてパスして登っていった。さらに先もきつい登りが続く。やがて林道にいったん登り着く。右に進んでから再び左に向かうように尾根に登る。ヤマツツジが咲いていた。

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 しばらくすると少し緩やかになるが、少し岩が出てくるようになる。まだこのあたりは岩の上を登るという感じでもない。どんどん登っていると新緑がきれいな感じである。

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 しばらく進み、やがて核心部の岩場の手前でさきほどの若い二人に追いついてパスする。

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 その先からは岩を掴んで登る。久しぶりの岩の感触はなかなか楽しい。ぐいぐい登っていくとお二人ほどパスしてさらに登ると先行する女性に追いついた。そのあたりからイワカガミがよく咲いている。アカバナヒメイワカガミである。

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 それにしても時折見える富士山がきれいだ。今日は風もあり、空気中のゴミが随分飛んだのであろう。最近はぼんやりとした富士山ばかり見ていたので、こんなに近くできれいな富士山は久しぶりである。

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 先へ進むが、まさにイワカガミの花園である。たくさん写真を撮ったが、後で見るとピンボケが多く、残念ながら満足できるような写真は少なかった。

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 まだしばらくはイワカガミを見ながら岩場を登る。少し岩場を下る所もあり、そろそろ上が近くなってきた。

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 道を外れないようにロープが付けられている所を見てさらに登る。もう少し岩場を登ると左に進んで分岐に出た。

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 久しぶりだし時間も早いので浜立山を往復することにした。左へ進んで下っていく。ちょっと倒木などが邪魔する所もあるが、概ね問題はない。やはり左に見えている富士山がとてもきれいで目に焼き付く感じである。緩やかに下ってから左に折れてしばらく下る。足元にはフモトスミレがよく咲いていた。先に進んで小ピークを巻き、さらに進んで登ると浜立山に着いた。山名板とバックに富士山の組み合わせで写真を撮ったが、後で見たら山名板しか写っていなかった。

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 さて、往路を戻る。さすがに登り返しはちときつい。しばらく頑張って登っていくと一人下って来る人に会った。分岐まで戻り、一呼吸休む。もう一人、浜立山の方に向かっていく人がいたようだった。

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 先に進んで滝子山に向かう。まだしばらく登らされる。途中には白い花が咲くムシカリの木を何本も見かけた。相変わらずきつい登り、途中にある小ピークからはやはりきれいな富士山を見ることができる。さらにしばらく頑張るとやっと人の多く休んでいる滝子山の山頂に着く。日当たりがよい。やっぱり富士山である。山名柱の近くに座り込んで昼食を取った。

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 さて、まだ10時だが、下山にかかる。今日は久しぶりに初狩駅へのコースを下る予定である。下り始めるとフデリンドウが咲いていた。

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 すぐに分岐に着いて、さらに先へ進む。すぐ先に一人スマホを見ている人がいた。地図を確認していたのだろうか。自分が先に進む。少し進んで道標を見て右に下る。そのあたりでさきほどの人が後ろからやってきた。途中でパスさせるとマットをザックに付けていた。縦走で避難小屋にでも泊まったのだろうか。自分よりは大き目のザックなのに足が速く、あっという間に見えなくなった。しばらく先へ進むと女坂の分岐、右に女坂を下る。登ってきた人に会う。しばらく下ると女性が後ろからやってきた。ミツバツツジの写真を撮っていたら、その人がパスしていった。

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自分も後から下る。トラバース気味に下るのだが、足元がだいぶ悪い。こんな悪い道だったかと思うくらい歩きにくい道になっていた。しばらく下ると左上からロープの付いた道が来ていた。別に道があったようである。さらにしばらく下ると檜平に着く。

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 そのあたりの新緑が素晴らしくきれいであった。先に進むと樹林の中を下っていく。何か咲いていないかと探しながら下る。今年はまだ見ていなかったヒトリシズカが咲いていた。

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 近くにはもうギンリョウソウもあった。

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 どんどん下る。初狩駅左の表示を見て左に折れて下る。

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 うす暗い樹林の中の道を下っていく。何度か折り返して下る。登って来る人に会った。さらに下っていくと大きな倒木があり、越えなくてはいけない所があった。さらに下っていくとやがて沢の音がしてきて、沢沿いの道になる。何度か沢を渡るので、顔を洗う。少しひんやりとはしたが、さすがにあまり冷たいという感じではなかった。どんどん沢沿いの道を歩いていく。この時間でも登りの人に会った。山頂まで行くのだろうか。さらに下っていくと最後に沢を渡って広い山道に変わり、しばらく下って滝子山入口の表示を見る。

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 そこからは道路歩き、日差しが暑い。少し歩くと集落に出るが、先にはきれいな富士山が見えている。

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 その富士山に向かって歩いて行く感じの道となる。地元の人は当たり前の景色なのかもしれないが、普段、あまり富士山を見ることができない自分などに取っては素晴らしい道であることは間違いなかった。以前にもこの道を歩いたことがあるが、ここまできれいな富士山を見た覚えはない。あまり良い天気ではなかったのかもしれない。下っていき、やがて橋を渡る。左に進んでいくと道路に出る。見覚えのある信号である。前回初狩駅へ向かった時と同じく、細い道に入って駅へ行く。しばらく歩いて駅に着く。

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 駅で列車の時刻を確かめると8分ほどで来る時間、ちょうどよいタイミングだった。数分遅れた列車は空いていた。

 

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