足尾赤倉山から半月山 後編
前編からの続きです。
(中禅寺湖畔から見る男体山と桜)
☆アカヤシオ咲く尾根を半月山へ

ここまで来ると先に見えているピークが半月山で、その向こうが男体山である。時計を見るともう13時過ぎ、やはり時間がかかりそうだ。笹原の尾根を先に進み、しばらく進むと下りになる。このあたりもどの方向に下るのか少し分かりにくいが、わずかに左めに下ると踏み跡が見つかる。その踏み跡を追って下っていく。少し急な所もあるが、下りなのでたいしたこともなく、下っていくと右後方から来ている作業道に出た。 進路が分かりにくいが、この作業道を進めば良さそうだ。この作業道はかなり前に作られた感じで笹がだいぶ生えている。それでも多少は歩きやすい。どんどん進んで先への斜面を見るが、そのまま右へ作業道を取って進む。しばらく進んでいくとやがて左から尾根が降りてきている。すると右から来ている道路に出た。

右を見るとアカヤシオが咲いているようだ。少し右に行ってみるとやはりアカヤシオが点々と咲いていた。天気もよくいい感じである。そのまま作業道を進むこともできるが、斜面に取りつく。

踏み跡はないが、先にアカヤシオが咲いているので行ってみる。近くづくとやはりよく咲いていて、アカヤシオのミニパレードという感じであった。

花付きもよく、先週の鳴虫山よりもよく咲いている感じでとても良かった。そのままアカヤシオを見ながら先に登っていく。もちろん踏み跡などなく、枯れた笹を踏みながら登る。

尾根に出てもまだアカヤシオが咲いていて楽しみながら進む。緩やかな登りになって進んでいくと1511mと思われる場所に着いた。そこもアカヤシオが咲いていた。

さて、さきほどの林道に降りることにする。適当に左の斜面をアカヤシオを見ながら下ると林道が出てくるが、下は擁壁っぽい感じに見えた。右手が林道終点のようなので、右に斜めに下ると簡単に林道終点に降りることができた。終点から先へも踏み跡が続いている。そちらに進むことにする。

踏み跡を先に進んでいくと作業道らしくなる。しかし、左下へ向かっていくので、右の尾根をそのまま進んだ。踏み跡が続いていて、それを辿っていくとやがて割れたような平たい石がごろごろしている所に出る。まるで瓦を踏んで進むような感じになる。右に折れて踏み跡を下って進む。先のピークが見えてくる。しばらく進むとそのピークへは斜面が続いているが、これは1504mのピークだろう。作業道の通りに右へ進む。巻いて進んでいくと、半月山が大きくなってきた。

さらに進んでいくと作業道が終わっている。そこから右に折り返すように踏み跡があり、それを辿る。また折り返して左に進むようになり、しばらく進んでいくと作業道は左に巻いていく。松浦氏のガイドのまま巻き道を辿りたかったが、今はこの道は崩れて危険になっているらしい。なのでここは半月山に取りつくしかなさそうである。

先にアカヤシオの咲いているのを見ながら作業道と分かれて斜面を登る。かなりきつい斜度の斜面の登りであるが、先日の坪山山行のおかげかどうか、足はまだ余裕がある。なのでかなりきつい登りだったが、ゆっくりではあるが登って行くことができた。しばらく登るとやはり左手にはアカヤシオがよく咲いている。

やっぱりパレード、気分よく登っていく。

まだまだアカヤシオが咲いている。まるで電飾を付けたクリスマスツリーみたいな気もするぐらい咲いていた。やっぱりこの時期の登りは楽しい。

ひたすら登ってようやく尾根らしくなる。すると右手上に石垣のようなものが見える。あれは半月山の駐車場であろうと思われた。そこに向かって登っていく。やっぱりアカヤシオ、いい感じで咲いていた。やっと駐車場の下に出る。段差が大きく、まともには登れないかと思ったが、コンクリートブロックが一つ置かれていて、それに乗るとなんとか柵に手を伸ばすことができて、乗り越えることができた。あのブロックがなければとても乗り越すことはできなかっただろうと思う。

駐車場は観光客もいて今まで歩いてきた山々とは別世界である。まだこの時間でもそれなりに車が残っていた。駐車場を横断して登山道に入って登る。まだ足も大丈夫である。下ってくる登山者やほぼ観光客に近い人達も多く会う。左手にはやはりアカヤシオがよく咲いていた。

ひたすら登っていくと人に会わなくなる。不思議と人は固まって会うことが多い。なので会わなくなるとホントに会わなくなるのである。上へ登るというよりは左に登っていくようになり、しばらく登っていくと展望台の直下に出る。ここから山頂までは10分くらいなので、もちろん半月山の頂上を踏んでいくことにする。

右にしばらく登っていく。わずかにきつい所もあるがそれほどではなく、石のあるところなどを登ったりしながら進んでいくと誰もいない山頂に着く。

時計を見るとなんとか15時前である。樹林の中で眺めもない。写真を撮ってすぐに降りることにする。半月峠に向かって下っていくとお二人登ってきた人に会った。車で来た人たちであろう。しばらく下ると意外に早く展望台に着く。もちろん立ち寄る。以前とは違って霞んでいるが、やはり男体山が随分近い。白根山などの眺めもよい感じである。

さて、半月峠に向かう。下り始めると左手に自分が通ってきた山々が見える。あの向こうから登ってきたのだ。随分歩いたなという気になった。

先へ進むと急降下の道になる。左右に曲がりながらどんどん下る。

それなりにはかかったが半月峠に下り着く。左にある巻き道はここでさえ崩れているのか、道らしきものが見当たらない。先の方にはそれらしいものが見えたが、やはり歩けないのであろう。右へ狸窪に向かう。

ときどき左右に曲がりながら下っていく。ショートカットしている道も見受けられるが、普通に進んだ方が下りやすいと思った。しばらく下ると骨と皮だけが残されている動物の死骸があった。カモシカのような気がしたが、よく分からない。森の掃除屋さんに肉などは食べられてしまっているのであろう。どんどん下る。するとこの時間でも登ってきたお二人に会った。夕日を眺めに登るのだろうか。下っていくとまだアカヤシオが咲いている。さすがに終わりかけの感じがあった。男体山が高くなっていく。さすがに下部になってくると少し肌寒くなってきた。まくっていた長袖シャツの裾を下した。ひたすら下り、舗装路が見えてきて、狸窪に着いた。

もう16時に近い時間である。道路を歩いて中禅寺温泉に向かう。さすがにこの時間、気温も低下し、湖の方から吹き付ける風が冷たい。しばらく歩くと寒くなり、ウィンドブレーカーを羽織った。途中に咲いていたのはアカヤシオかと思ったら桜だった。男体山との対比が良い感じてある。
ときおり歩いている人に会う。釣りの人が多いが、観光客も混じる。やがて英国大使館記念公園に出れば、観光客の世界である。まだこの時間でも結構な人が歩いていた。先へ進むが、まだまだ歩かされる。やっとゲートを過ぎて先に行くと駐車場に出る。横断して道路に出て、右に立木観音を見る。さらに道路を歩いてやっと車の多い道路に出る。左に行けば立木観音入口のバス停だが、右へ進んで中禅寺温泉バス停まで行くことにする。この時間でも左の道を歩いている観光客は多い。しばらく進むとバスがたくさん止まっているが、続々と駅に向かうバスが発車していく。しばらく待ちになるかなと思ったが、バス停に行くと一台バスが止まっている。35分の発車というアナウンスがあり、待たずに乗ることができた。

うまくいけば1時間後の電車に乗れるかなと思ったが、やはり神橋あたりの渋滞にはまり、遅れたので乗ることができず、50分後の電車になった。駅前でゆば揚げまんじゅうを食べる。初めて食べたがなかなかだった。帰るのが遅いので、酒と弁当を買い込み、早く来た列車の中で打ち上げ。発車間際になったら、かなりの人が乗り込んできて座席はすべて埋まるほどだった。特急が満席なので各駅停車で帰る人が多いようである。家に帰宅したのは22時前と疲れたが、楽しかった一日であった。
(気持ちの良い笹の斜面の広がり)
















(アカヤシオ、間に合った)


















(オゼソウ)




















(ニッコウキスゲと燧ヶ岳)




















































































































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