三王山
(菜の花多し)
【 山 名 】三王山
【 山 域 】茨城の山
【 日 時 】2024年3月24日(日)
【 天 候 】晴れのちくもり
【 ルート 】長倉宿バス停9:50→10:35三王山10:45→11:30蒼泉寺→12:05四季彩館13:45→14:00四季彩館入口バス停
☆三王山へ
日曜日向きの軽い山に行く。どちらかというと山というよりはただのウォーキングに近い。普通は車で近くに来た時に立ち寄るくらいの山だし、ほとんど道路歩きである。わざわざこの山を目指してバスで行くようなやつは自分くらいのものだろう。久しぶりに水戸駅から茂木行きのバスに乗る。やはり大学を過ぎると人が減るが、この日は家族連れが乗っていた。茂木のアトラクションなどを楽しみに行くのだろうか。途中でも乗ってきては降りていく人がそれなりにいるようだった。御前山のバス停を過ぎて、さらにだいぶ走った長倉宿でようやく下車する。
さすがに今日は暖かい。ダウンを着ていたが、これはいらないだろうとすぐに脱ぐ。少し先を左に曲がり、わずかに進むと左手に神社らしき建物がある。左に入ってみるとやはり神社、先にも鳥居があったが、参道の途中にある鳥居まで行く。神社はそれなりに古いもののようだ。天満神社と案内板があった。安全をお参りしておく。神社の建物には寄せ書きがあり、「戦争が終わりますように」と言ったことが書かれていた。
左に進むと案内板があった。左に出て、道路を三王山に向かう。緩やかに舗装された道を登っていく。たまに車が来るが、そんなに通行量は多くなさそうだ。特に何もなく、山が先に見えるだけ、淡々と道路を進む。緩やかな道はたまに下りもある。随分歩くと右に道を分岐する。すぐ先に道標があって、三王山はまだ先のようである。もうしばらく歩いていくと右手に集落が出てきた。あたりには菜の花が咲き、桃源郷である。道が分岐していて、帰りはそちらに下るようだ。
そのまま先へ進み、さらに左へ曲がって菜の花を見ながら登っていく。そのあたりからは遠くの山々が見え、よい雰囲気である。近くでは地元の方が畑仕事をしていた。のんびり登ると右上に何か小屋のようなものが見えて、さらに先に進むともう山頂直下のようだ。左に木段道があり、上に展望台が見える。しばらく登ると展望台のある山頂に着く。残念ながら展望台は老朽化で利用不可である。すぐ右に三等三角点があり、写真を撮った。
三角点がポツリと置かれていた。
山頂付近には木があり、少し眺めが邪魔されるが、御前山などの低い山々が並んでいるのを見ることができる。反対側は樹林に邪魔されて展望台の上からでないと眺めはないようだった。明るい草地に座り込み、早い昼食とする。サンドイッチを買ってきたので開けたが、ふと上を見るとトンビが大きく輪をかきながら旋回している。狙われている感じがあったので、そそくさとザックに隠すように食べたので、あまり食べた気がしなかった。寒くなく、人もおらず、静かでのんびり、ぼんやりとした時間を過ごした。
さて、早いが下山となる。草地を適当に下に降りる。樹林の中を適当に左めに下ると問題なく道路に降りることができた。少し先に行ってみると案内板とトイレがある。案内板を見るとあたりにはバーベキューなどができる施設があるようだ。この時期はやっていないのか人影はない。再び道路を降りていく。地元の人らしく荷物を持たないおじさんに会った。さきほどの畑の向こうには遠くに山が見えて、いかにも山上の畑の雰囲気が良い感じだった。こんな春の雰囲気には相応しい景色に思えた。さらに下って、さきほどの分岐から左に曲がって下っていく。近くの民家に犬がいて、少し吠えられたが、家の縁側におばあさんが座っていて、こんにちはと声を掛けられたので、こちらも挨拶を返す。菜の花が多く、春の雰囲気を楽しみながら下る。右の畑にはヤギも飼われていた。
緩やかに曲がって下っていくと一軒のお宅の横にシダレザクラが咲いていた。残念ながら色は今一つだったが、もうちらほらと散り始めていて、そこだけ淡い春の雰囲気が漂っていた。
さらに下っていく。山村の雰囲気が残っている感じでもある。しばらく下って道路を進むと右に道が分かれるが、そこではないらしい。そのまま先に進むと再び道が分かれていて、そこに道標があった。右の道を進み、緩やかに登り返してさらに先を緩やかに下っていくと蒼泉寺に着く。中に入ってお参りする。入口には石仏かいくつか置かれていた。
寺を出て、わずかに進むと左側に長倉城跡と書かれた道標がある。せっかくなので入ってみる。左に曲がって少し進むと長倉城跡の案内板がある。道が分かれていて、先に行けば城跡の中心部に行けそうではあったが、なんとなく足を踏み入れる気にならず、そのまま戻った。
道をのんびり下っていくと横に通っている道路に出る。右に曲がって進めば、バス停に出るはずだが、手前の道で道標があり、左に折れて温泉に向かう。少し先に行くと左側に高い松の木が残されている。その先は台地の端になっていて、道路を進むと右手に下っていく道となる。眼下に畑や民家などを見ながら下る。右手の先の方に温泉の施設が見えてきた。一度下ってから大きく登り返さなくてはいけない。下って道路を進み、右手に進んでから左に折れて温泉に向かう。温泉への登り道は今日一番のきつさだった。
やっと御前山温泉四季彩館に着いて入浴する。さすがにお昼過ぎの時間ということもあり、空いていてのんびりと入浴した。時間が余り、バス時間よりもかなり早く施設を出る。バス停は御前山車庫方面は坂の途中だったが、水戸駅方面は通行量の多い道路の方にあった。
しばらくバス停で御前山などを眺めながらのんびりとバスを待つ。やがて数人乗っているバスがやってきた。地元の人が買い物なのか、途中でときどき乗り降りがあるようだ。やはり水戸駅までは長かった。いつものようにお土産を買い込んで帰宅した。
最近のコメント