登山(谷川・榛名・群馬)

夏の鳴神山へ

2026083115(まさか山頂から富士山が見えるとは!)

【 山 名 】鳴神山
【 山 域 】安蘇山塊
【 日 時 】2026年8月30日(日)
【 天 候 】霧のちくもり
【 ルート 】吹上バス停9:10→9:35駒形登山口→10:55鳴神山(桐生岳)11:05→11:10仁田山岳→11:25椚田峠→赤柴登山口→12:15駒形登山口→12:35吹上バス停

☆鳴神山へ

 ペラペラとガイドをめくっていたら鳴神山に8月も適期の表示が付いていた。鳴神山と言えばカッコソウの時期にしか行ったことがない。別な時期に歩いてみるのもよいなと出かけることにした。天気は雨のち、くもりまたは晴れの予報だったので行ってみる。早朝に起きて桐生駅へ。途中は雨が降っていた。桐生駅では雨は降っていなかったものの、山には霧がかかっているようでまた霧雨の中を歩くことになるのかなと思いながらバスを待つ。登山者は他にも来るだろうと思っていたが、案に相違して地元の人しかおらず、登山者は自分一人だった。日曜日なのに制服姿の女子高校生のグループが乗り込む。ちらりと話が聞こえるとどうやらここの地元の子達ではないらしい。しばらく乗った所で降りて行ったが、何かイベントなどで来ていたのだろう。他の乗客も途中で下車し、やはり吹上まで乗ったのは自分一人だった。

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 先に進むと山には霧がかかり、やはりこんな天気である。わずかにぽつりぽつりと霧滴が来るのでザックカバーを付けて先に進む。やはり上だけ着ようと雨具の上だけ着込んだ。

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 淡々と道路を登っていく。人があまり住んで無さそうな民家を見ながら進み、登山口に近くなると一台車が通る。後から進み、やがて駒形登山口に着く。やはりその車の人が支度をしていた。他にも一台車が止まっていた。

2026083103(駒形登山口)

 登山口から先に進む。少し進むと道路は終わり、沢沿いの林道っぽい道になる。それでも少しの間は簡易舗装の感じだったが、しばらく進めば登山道に変わる。

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 左に沢を見ながら登る。このところの雨で水量はそれなりにあるようだ。霧がちょっと濃い。今日は一日こんな天気だろうか。道を登っていくとやがて沢の中を歩くようになる。

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 踏み跡は明瞭なので心配はないし、目印も所々にあるので問題はない。ただ、水量が多いせいか、少し踏み跡に水が流れている所もある。岩や石が多いので石の上に乗れば、あまり影響はしないが。ちょっと沢登りっぽい雰囲気が楽しい。狭くなっている所もあるが、比較的登りやすい。すぐにまた沢は広がる。登っていくと左手に植物を保護しているネットが掛けられているところが多くなる。

2026083106(レンゲショウマ)

 見るとレンゲショウマがちらほらと咲いていた。写真を撮っていたら、一人早い人が抜いて行った。さきほどの車の人だろうか。

2026083107(ジャコウソウ)

 さらに登っていく。まだまだ沢の道は続き、やがて沢が二つに分かれている所で右に登る。しばらく登ると沢が広くなったが、霧がなくなった。やはり天気は少しずつ良い方向に進んでいるようだ。

2026083108(霧がなくなった)

 沢水もほとんどなくなり、しずかな道を登る。先へ進んで右に登るとまた少しきつい登りになる。

2026083109(タマガワホトトギスは遠い)

 あたりにはやはりネットで保護されている所がたくさんあり、タマガワホトトギスらしい黄色のホトトギスがちらりと見えたが、随分遠い。写すには望遠レンズがないと厳しいようだ。レンゲショウマもちらほら、ソバナも少ないが咲いていた。

2026083110(ソバナ)

 きつい木段の道をしばらく登ると雷神岳神社御神水という表示と井戸があった。

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 井戸は蓋があるようで水があるのかは分からなかった。そのまま木段を登るとしばらくで肩の広場に登り着く。温度計があり、見ると20度に届いていなかった。

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 先に進む。鳥居をくぐってまたきつい登りをしばらく登る。

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 しばらく登って山頂分岐まで来るとさきほど抜いて行った人が降りてきたのが見えた。道標を見て右に登る。ロープの付けられたちょっと岩っぽい所をしばし登ると鳴神山の桐生岳の山頂、やはり誰もいなかった。

2026083114(桐生岳山頂)

 雲海が広がっているが、富士山がなんと見えているではないか。これには吃驚。この時期に富士山が見えるとは思わなかった。やはり雨上がりの効能だと思う。並んでいる山々はどこの山か全く分からないが、それでも良いものだった。反対側はガスが多いが、ちらりと近くの山が見えた。たくさんあるベンチに座ってパンを食べた。

2026083116(仁田山岳山頂)

 さて今日はさっさと吹上に下る予定、吹上からのバスは14時頃だったと思うのであまり早く降りてもすることがないのだが、どうも山頂に長居するのはあまり得意ではない。椚田峠に向かうことにする。ロープを軽く掴んで下り、道標の所から先へ進む。わずかに進んで右に入れるところがあるので右に行くとベンチなどがある仁田山岳、小さな鳥居と石祠が二つほど置かれている。

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 戻って先へ進むと第一展望台とある。やはり雲海と山々を見ることができた。先への下りは少し斜度のある下り、少し注意しながら下る。ベンチを見てさらに先へ下る。再び霧の中に入った感じである。

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 下っていくと椚田峠の手前あたりにまたネットで囲われた所があり、そのあたりにはヤマホトトギスが所々咲いていた。ただ、やはりちょっと奥に咲いている感じであった。

2026083119(霧の椚田峠)

 霧の椚田峠に着く。そのまま左に赤柴登山口へ降りる。

2026083120(ヤマホトトギス)

 しばらくネット沿いに下っていき、やがて水音が聞こえて左右から水の流れている所に降りる。こちらも沢沿いという感じの道になる。しばらく下っていくとやがて降り立ったあたりにカリガネソウが咲いている。もちろんフェンスに囲まれているが、比較的撮影しやすい。自分はお初の植物である。

2026083121(カリガネソウ)

2026083122(たくさん咲いていた)

 その先へは緩やかな道となる。道の脇にはマツカゼソウがたくさん咲いていた。

2026083123(マツカゼソウの群落)

 さらに先へ行くと沢沿いの林道となるが、大雨などで水が流れたのか小さい石が多く、歩きにくい道がしばらく続く。後はひたすら林道を歩く。

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 途中では薄日もさしてきた。ただ、雲は多いようである。特に面白いものもなく、以前には茶店だったと思われる廃屋をいくつも見ながら下っていく。随分歩いてやっと駒形登山口、車は一台だけだった。

2026083125(シュウカイドウ)

 道路をしばらく下っていくと吹上バス停に着く。

2026083126(吹上バス停の待合所)

 時刻表を見るとやはり14時過ぎである。一時間半待ちだ。待合所は奥に板があるだけなので、外の所でしばらく座り込んで待ったが、ぽつりぽつりと雨粒が落ちて来た。そんなに降るようなことはないだろうと思ったが、中に入る。本を読んでいたが、一時間も読むと飽きてしまった。しかしバスが5分前になっても来ない。ちゃんと来るのだろうかと心配になったが、2分くらい前にやってきた。もちろん乗っている人はおらず、乗る人も自分だけである。桐生駅に出るが、駅近くまで乗ってくる人もなく、ようやく一人だけ乗車した。駅に出て、小山方面の列車の時刻を見ると40分くらい待ちである。することもないので駅のホームのベンチに座って電車を待った。小山で途中下車して食事をしてから帰宅した。

 

巌剛新道から谷川岳

2026070422(ニッコウキスゲ)

【 山 名 】谷川岳
【 山 域 】谷川連峰
【 日 時 】2026年7月4日(土)
【 天 候 】晴れのちくもり
【 ルート 】土合駅6:40→7:05西黒尾根登山口→7:25巌剛新道登山口→8:10第一見晴→9:20ラクダノコル→11:00谷川岳(トマノ耳)→11:25オキノ耳11:35→11:55肩の小屋→12:50熊穴沢避難小屋→13:30天神平

☆巌剛新道から谷川岳

 谷川岳は下から登るときつい山である。土合駅の標高は653mくらい、オキの耳は1977m、単純な標高差でも1324mある。登山道ではあるがマイナーコースの巌剛新道を登ってみたかったが、なかなか実現しなかった。谷川岳は近くて良い山と言われるが、車ならともかく、公共交通機関で行こうと思うと近くて遠い山である。高崎からの上越線で土合駅に着くのは始発が遅く8時半過ぎ、西黒尾根を登っても頂上までの行程は約5時間かかる。単純計算でも頂上には13時半過ぎになってしまう。この時期、午後遅くなると天候悪化の危険性が高まるし、雷などに遭う可能性も高くなる。できれば午後早い時間に下山したい。近すぎて手前までの夜行バスはないし、ごく短期間、某登山バスの会社が走らせているようだが、かなり運賃がかかるようである。土合駅の時刻表を見ると水上行きの列車は6時半という早い時間に一本ある。越後湯沢なら夜中に着くのでちょっときついが夜行バスが使える。湯沢ICから越後湯沢まで徒歩20分くらいのようなので夜行日帰りで行ってみることにした。

 バスタ新宿から新潟行きの高速バスに乗る。3時半過ぎの到着予定だったが、少し早く着いたようで3時20分頃だった。もちろん自分以外に降りる人などいなかった。目の前に湯沢方面と書かれた階段があり、地下道に入る。水の流れるICのガードの道を左に進むと暗い道に出た。左にトイレがあると書かれていたので階段登ってICのトイレに立ち寄った。戻って高速の横を先に進む。こっちで良いのか分からないのでスマホで地図を確認する。便利になったものである。一応、ヘッドランプを取り出して手に持ってはいたが、今日は月夜で月も見えていて、思ったほどは暗くない。ただ、それでも地理感がないだけにちょっと不安である。

 そのまま先に進んでいくと広めの道路に出る。これを右に行けばよいらしい。この道はしっかりと街灯があるので有り難い。しばらく歩いていると車が一台通ったが、こんな夜中に歩いているやつを見かけて不審に思っただろうか。ひたすら道を先へ進んでいく。民家もあり、だいぶ夜道にも慣れてきた。左手には大きな道路があるので、車の走行音が聞こえてくる。左に曲がることもできたが、そのまま直進して歩いていくとやがて道が左の大きな道と合流した。横断歩道があり、それを渡る。そのまま大きな道が左へ続いていたので、その道を歩くことにした。先には大きなマンションのような建物が見えた。歩くと薄暗いが左に湯沢町役場があるようだ。さらに進むと陸橋になっている。渡ると行きすぎな気がしたので、左の側道に入る。少し進むと川のように見えたが、凹んだ形の道路の横に出た。右に進むと道路に出る。しばらく進むと再び左に入れそうな道があったので、そちらに進む。遠くに越後湯沢の新幹線の駅と思われるものが見えているが、煌々と明かりがついている。一晩中付けっぱなしになっているようだ。勿体ない気もするが、よく考えると掃除の人がいたり、保線などの人が作業したりしているのかもしれないなと思う。適当な所で右に曲がって進んでいくと、やっと越後湯沢の駅に着く。

 3時40分くらいだろうか。もちろん駅は閉まっているが、ベンチがいくつかあるので座ることができる。そこに座って仮眠する。と言っても寝られる訳もなく、目をつぶって静かにするくらいである。4時を過ぎるとたまに人が来たりするようになったし、空が明るくなった。5時になると駅の電気が付く。しかし、入れるのは5時半である。持ってきたおにぎりの朝食を食べて、ペットボトルのコーヒーを飲む。ようやく5時半に駅に入るが、列車は6時過ぎである。

2026070401(土合駅。越後湯沢からだと降りたのはトンネル内ではなく、地上ホームである)

 やっと列車の時間になり、乗り込む。乗客は少ないが登山者も何人も乗っていた。土合駅で下車し、歩き出す。意外に晴れていて日差しがある。天気は悪くないようだ。付近には森の香りが漂っていた。他にも数人同様に谷川岳を目指す人がいた。一人、自分とあまり変わらないくらいのスピードのおじさんがいて、前を歩いている。ロープウェイ駅には目もくれず、西黒尾根を登るのかなと思ったけど、裏側に回った所でロープウェイ駅に入っていった。ロープウェイの関係の人だったのだろうか。その先に進むとマイカーなどで来た人達もいるようで、先を歩いている人が結構いる。西黒尾根の登山口に着くとみなさん登っていく。すでに蒸し暑いので、今日はしっかり持ってきたクールタイプのシャツに着替えた。

2026070402(西黒尾根を登る人は多い)

 先に行く人はいないようである。しばらく道路を歩いていく。やはり湿気が多い。あじさいがよく咲いていた。

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くねくねと歩いていくとケルンを見てさらに先に行くとマチガ沢がよく見える所に着く。

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 この蒸し暑いのにしっかりと雪渓が残っていた。少し先に進むと左に巌剛新道の入口がある。

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 持ってきた2Lの水のペットボトルの口を開けて一口飲み、気合を入れて登り始める。

2026070406(ホタルブクロやカラマツソウが咲く)

 草が生えた道が続く。少し進むと水の流れる道となる。さすがに水量は少ないが、それでも深い所はあるので石を伝う。しかし、やはり苔があったりして滑りやすい石もあるので注意しながら登っていく。

2026070407(道には草が多いが、迷うほどではない)

 水のなくなった所もあるが、その先に行くとまた水が流れている所に出たり、何度かそんな道を登っていく。途中にはクガイソウが一輪咲いていた。樹林がないので日差しがあって蒸し暑く、こんな所をカンカン照りの時に歩きたくないなと思う。あまり斜度は高くはないが、ひたすら登っていく道はあまりスピードを出して登ると後で足に来そうなのでセーブしつつ登っていく。色の濃いホタルブクロとカラマツソウがよく咲いていた。それなりに登っていくとロープの付いた所に出る。少し先の右にマチガ沢へ向かうのか、踏み跡のようなそうでないような所があるので、間違って入らないようにという配慮からだろうか。その先に行くと水が流れている所はなくなり、ひたすら直線的に登っていく。

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 先の方には岩壁が見えるが、まだかなり先である。ひたすら登っていく。

2026070409(遥か下にさきほどいた広場が見えた)

 ふと後ろを振り返ると、さきほどマチガ沢が見えた広場が下に見えた。もうそれなりに登ってきた感はあるが、まだまだ上は遠い。さらに登っていく。斜度が少し上がったようだ。ひたすら登るとマチガ沢がよく見える所に登り着いた。ここが第一見晴のようだ。見ると標柱が置かれていた。

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 それにしてもマチガ沢の眺めがすごい。

2026070412(第一見晴から雪渓の残るマチガ沢の眺め)

 上部の雪渓はなだらかで簡単に歩けそうに見えたりするが、やっぱり谷川岳はすごい山だなと思う。

2026070434(マチガ沢上部の雪渓。上はガスに包まれている)

 右手のシンセン岩峰もやっぱりすごい。尖った岩峰はとても登れそうにはない。まあ、そんな所はクライマーさんしか行けない所ではあるが。

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 先へ進むと斜度が上がる。樹林が少し出てきて、この先は日差しの影響がなさそうなので帽子を脱ぐ。高度も少し上げたせいか気温も若干はマシになるが、それでもまだ蒸し暑い。ひたすらきつい道が続く。ただ、自分のペースで登ればよい。

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 随分登るとやっと少し緩やかになった所に登り着く。水を飲んでから先に進む。マチガ沢からは離れたようで上部の雪渓が見えるが、ちょっと遠くなった。

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 トラバース気味の道をしばらく進むと小さな沢を渡る所は足元が崩れていてロープなども付いている。念のためにロープも掴んで先に進む。また斜度のきつい道となり、ひたすら登る。随分登るとレポなどでよく見る鎖場に出る。

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 鎖が何段にも付いているが難しくはなく、軽く登れる。その先も斜度のある登り、しばらくこなすと2つ目の鎖場、これもそんなに厳しくはなかった。さらに鉄ハシゴが出てくる。

2026070417(ハシゴはこの時期、草が多い)

 草が生えたハシゴになっていて、ふと足元を見ると布のようなものが巻き付けられているのだが、これがちょっと朱色に染まっている。まさか血じゃないよね。何かのペイントだよねと思いながらハシゴを登る。難しくはないが、その先に行くと木の根で段差のある所に出る。これが高いのでなかなか厳しい。ぐいと勢いを付けて登らなくていけないので結構体力を使った。

2026070418(コバギボウシが咲く)

 トラバース気味の道となり、岩も多く、なかなかしんどい。しばらく進むと左が急斜面になっている所に出る。

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 まさかそんな所を登らないよねと思ったら、回り込むように右に出るが、そこに三つ目の鎖場がある。これがなかなかしんどい。岩溝のようになっているところを鎖で登るのだが、足を掛ける所が少なく、溝に足を踏み込んで鎖を使って登ったりもした。やっぱり体力のいる道である。その先に進むともう鎖場はないが、それなりにきつい登りが続く。

2026070420(待ってろ岩峰:実際はガレ沢ノ頭)

 ちょっとした岩があり、左から登ろうとしたがこれは登れず、右下に一足下って岩に足を掛けるとなんとか登れた。小さな岩だが、右から巻き気味に登るのが正解だった。その先もまだまだきつい登りが続く。するとその先でまたトラバースのような所に出て、ロープが付いている。早い時期だと雪渓が残りそうな感じ、ここもわずかに足元が崩れ気味なのでロープは有り難い。先に登って行くと先に待ってろ岩峰が見えてくる。あそこまで登れば西黒尾根の登山道と合流するだろう。しかし、やっぱりその先もきつい登り、なんとかこなして登ると西黒尾根の登山道と合流しているラクダノコルに着いた。

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 前に西黒尾根を歩いた時も付けられていたが、ガレ沢ノ頭という表示があるのだが、これは誤りである。さきほど見えていた岩峰がガレ沢ノ頭である。先に進む。さすがに西黒尾根の登山道を登る人は多く、早い人が何組もやってくるので遅い自分はパスさせる。それにしても早い人が多い。それだけ自分が遅くなったということか。だいぶ足が重たくなった。岩場をひたすら登る。それでも鎖場で女性のグループなどもパスしたりした。左手には天神平が見える。すっきりと晴れは期待できないが、ガスはわずかに上がっているようだ。途中にはニッコウキスゲが咲いていた。やはりお花がそれなりに咲いている。

2026070423(おそらくマルバシモツケ)

 ガクウラジロヨウラクやマルバシモツケなどを見る。イブキジャコウソウも群落で咲いていた。香りを嗅ぐ余裕はなかったが。ウスユキソウも咲いている。近くにホソバヒナウスユキソウもなんとか咲き残りを見ることができた。ツクバネウツギはちょっと終わり掛けのものが多かった。まだまだ岩場の登りは続く。

2026070424(岩場の登り)

 途中、先の方でちょっと岩場で滑っている人を見る。一枚岩が二つ続いている所で横に渡ろうとしたときだと思うが、危ないという程の場所ではない。自分がそこまで進むとわずかに下に足を掛ければそれほどの場所ではない。やはり岩場もコース取りが大事である。やがてザンゲ岩の表示のある所を通る。左の岩場がそうなのだと思うけれど、こんなガスっている天気ではただの通過地点である。

2026070425(アカモノはわずか)

 まだまだ登り、やはり足がだいぶ重い。それでも抜いていく人はもうあまりいないようだ。やっと左に進んで登り、高い道標を見る。積雪の時に高くないと困るからだろう。先に進もうとするとご夫婦らしき人たちが降りてきて、女性がこの先は厳しいみたいですよと言う。登れるだろうと進んで見ると岩場になっていて、足を掛ける所がなく、やっぱり登れなかった。人の話は聞くものである。戻ろうとすると二人ほど登ってきたので、自分は登れないですと言いながら下った。分岐に戻って肩の小屋への道に進むとすぐに大きな雪渓になっている。ロープで肩の小屋方面を示しているが、ちょっと躊躇すると右上の高みに道標が見えた。雪渓の脇を登ると問題なく道標近くに出て、左に進んで登ると道標の所に登ることができた。さらに先にしばらく登ると左下の肩の小屋からの道と合流する。するとやはり登って来ている人が多かった。ガスが切れて左に眺めがある。ガスでない谷川岳は久しぶりな気がする。先に進むと人だらけで登山道は渋滞気味、それでも後に続いて登るとトマノ耳に着く。山頂にはたくさんのヨツバシオガマが咲いていた。

2026070426(トマノ耳ではガスが切れた。右は茂倉岳か)

 ここもすごい人が休んでいて、山名柱も写真は撮れない。ひっきりなしに人が登ってくるし、オキノ耳に向かう人も多い。さすがに登り疲れたので腰を下して昼食を取ることにした。ちょっとガスが邪魔するものの、やはり眺めがあると随分気分も違うものである。足の疲れはすぐには取れない。それでもやっぱりオキノ耳までは行くことにしよう。先に進むと進む人も多いが、戻って来る人も多い。やっぱり途中、すれ違いで結構待たされたり、待たしたりの連続である。お花は多く、ハクサンチドリがよく咲いていた。山頂手前はすごい人でやっぱり渋滞。しばらく待ってようやく山頂に着く。山名柱の撮影待ちして写真を撮った。

2026070427

 休もうと思うが人だらけなので、少しだけ先へ行く。確か神社があったと思ったが、少し先の小さな岩峰の先まで行くと先の方に小さな鳥居が見えたが、遠く見え、足が重いので止めた。少し戻って休んだ。

2026070428(ハクサンチドリ)

 さて、下山にかかることにする。トマノ耳へ戻るのがまた一苦労である。やっぱりまだまだたくさんの人がやってくるし、戻っていく人も多い。足の早い人も多く、後ろから来ると立ち止まってパスさせてから進む。山頂下まで戻るだけでも結構な時間がかかった。もう休まず先へ下っていく。天神尾根の分岐から右に入るとやっぱり人。下っている人も多く、若い人はグループの上に早いのでパスさせるのが面倒なくらいだった。

2026070429

 コバイケイソウがたくさん咲いている所があった。これを見ると夏山という気がする。久しぶりの肩の小屋に着く。ここへ来たのは何年ぶりだろうか。おそらく来たのは20年以上前だろうか。ここもたくさんの人が休んでいた。小屋の入口の写真を撮って、少し水を飲んで下山にかかる。

2026070430

 下りに入るとやっぱり人。まだまだこの時間登って来る人も多く、下っていく人も多い。パスさせることが多かったが、たまにパスしたりしながら下っていく。ひたすらの階段地獄、これだから天神尾根はあんまり歩きたくないんだよね。岩の下りも多く、足が痛くなるので、あまり早いペースでは下れない感じだった。それでもなんとか下っていく。暑さが少しずつ増す。若い人がたくさんパスして下っていく。立ち止まるのが面倒だったが、足の遅い自分は仕方がない。やがて岩場の所で人が休んでいる。そこが天狗の留まり場のようだ。さすがにちょっと疲れた。石に腰掛けて休む。すると後ろからたくさん人がやってきた。若い人も休んでいる。頃合いを見計らってあまり人が出発しない時に出発する。

2026070431(避難小屋付近は人がいたので道標だけ)

 先に進むと風が通り、涼しい場所もあったが、やがてまた蒸し暑い下りになる。やがて鎖の下りなどもある。ストックを使って下っているおばさんがいたが、鎖場でそれは逆に危ないよと思うけれど、かなり慣れている人のようで、鎖を掴まずに下っているのはすごいと思った。それでも自分は鎖を掴んで下るとその人よりは早く下れた。やはり鎖場は鎖を使って下る方が安全だし、それなりのスピードで下れる気が自分はするのだが。その先は岩場の下りが続く。鎖がない所は横の木の枝などを掴んで下ったりする。さすがにこのあたりまで来るともう自分をパスするような人は少なくなる。まだまだこの時間登って来る人に会う。ひたすら下っていくと先の方に天神平がちらりと見えたがまだ遠い。ようやく少し緩やかになってきたと思うが、それでもまた岩場の下りが連続する。ロープの付いている所などもあったりして下っていくとようやく熊穴沢避難小屋に着いた。

2026070433(ロープウェイ駅付近は風が吹き抜けて涼しく、白毛門がよく見えた)

 道標の写真を撮り、水を飲んでから出発する。さすがに水は随分飲んで残りが少なくなった。予備の麦茶も飲む。先に進むと木道が続き、比較的平らな感じだが、小岩があって歩きにくい所も多い。しばらくそんな道を進んでいくと急に下ったりもする。何度か急な所を下ったが、先へ進むと今度は木段の登り返し、これがまたきつい。すっかり足が重くなってなかなか登れない。やはり何人か早い人がやってくるのでパスさせて進む。木段の下りもあるが、たまにやっぱり登り返し。標高を下げたから蒸し暑く、厳しい道である。うんざりしてきた頃、ようやく右に天神峠への道が分岐する。そんな所へ登ろうなんてひとかけらも思いつかない。そのまま天神平に向かう。まだまだ木段の道は続き、早く天神平に着かないかなと思いながら進む。下りはもちろん、小さな登り返しもあったり、水が流れるように大きな樋のようなものがあってまたがないといけない所もあったりする。やっと左に田尻尾根を分岐し、右に進むとロープウェイなどの稼働音が聞こえるようになった。木道の道をまだしばらく進むとようやく明るい所に出て、左下にはロープウェイ駅が見え、右に下っていく。左に曲がって緩やかに下れば天神平である。風が吹き抜けていて涼しい。ベンチがあるので座った。先には白毛門がしっかりと見えていた。植えられたものかニッコウキスゲが咲いている。すると奥にはたくさんキスゲが咲いていた。近寄ろうとまでは思わなかったが、たくさん咲いていた。

2026070432(ニッコウキスゲがよく咲いていた)

 ロープウェイ駅に入り、片道切符を買うがここでも一悶着あった。それでも無事に切符を買うことができて、列にならぶ。あまり人は多くなかったが、自分の番近くなって後ろを見ると行列がちょっと長くなっていた。スマホで帰りのバスの時間を調べると残念ながらすぐのバスには乗れなさそうだ。次のバスは1時間近く待たねばならない。しばらく乗って山麓駅に着く。バスがいるのが見えたが、発車していくのが見えた。駅の中を降りてバス停に行くとすでにベンチが埋まるくらいに人が座っていた。しばらく自分も待ったが、もう一度調べると電車で水上駅に行くのと30分くらいしか違わないようだ。水上駅までのバス代は高いので、安上がりな電車で帰ることにする。道路をしばらく歩いて土合駅へ。土合駅に着いて時刻表を見ると水上駅行きは15時半過ぎにあるが、越後湯沢へ行く列車は17時過ぎまでない。前に臨時列車があったが、今はないようだ。越後湯沢で温泉に入って蕎麦を食べて帰ろうという案もあったが、これは無理なようである。駅中にはお店があるようだ。こんなトンネル駅を見に来る観光客目当てのようである。このあたりは飲食店も少ないので、お店に入っている人も少なくはなかったようである。

 一時間半くらい待たされてようやく水上駅行きの列車に乗る。水上駅で下車し、以前に行ったふれあい交流館に行く。自分の後からやはり山帰りと思われる人が結構入ってきて、それなりに人が多かった。さくっと入浴して水上駅に行く。するとほとんどのお店は17時で終わりらしく、一軒だけ営業していたお店でうどんを食べた。後はすることもなく、駅でしばらく待って列車で帰宅する。帰りは深夜近くなり、さすがに疲れた一日となった。

 

平標山、仙の倉山から三国山へ 三国峠から大般若塚へ編

続きです。

2026053152(ツバメオモト)

☆三国峠へ

 さきほどの分岐まで戻ってみると道標が倒れていた。その先は木段の下りが始まる。

2026053128

 峠は遥か下の方のようだ。そこまでこの木段道が続くようだ。段差があり、重荷だとちょっと怖い。今日は乾いているから良いけど、濡れていたらかなり怖いだろうと思う。登って来る人達とすれ違う。下はザレた感じになっていて、その上、かなりの斜度があるから、こんな木段道にせざるを得ないようだ。途中、木段が倒れている所があり、そこは別に木段が作られていたりする。ひたすら木段の下りが続くとさすがに足が痛くなってくる。ときどき登って来る人にやはり会った。さらに下ってベンチなどがあり、わずかに休める所があった。

2026053129(だいぶ下ってもまだまだ三国峠は遠い)

さらに下っていくと遥か下に道路が見えた。さらに下って少し大き目の木段になる。ちょうど自分の足だと一段について三拍子で下る感じ、右足で下り、次は左足で下り、みたいな感じで下ることができたので、足への負担が両足に均等に掛けられて、多少負荷を減らすことができた。それにしてもまだまだ木段は続く。ちょっと古くなって割れている所などもあったり、斜めになったりしている所もあったので、注意しながら下らないといけない所もあった。

2026053130

 やっと下が近くなるとツクバネウツギが咲いていた。さらに下ると三国峠に着いた。

2026053131

 大きな鳥居があり、目の前に神社がある。神社は休憩舎を兼ねているようで、自分をパスして降りた人達が休んでいた。中に入り、お参りする。この神社は三国権現で、上野赤城明神、信濃諏訪明神、越後弥彦明神を祀っているようである。いかにも目の前は峠らしい。左右に道が通り、さらに先にも道があるようだ。左が法師温泉などに向かう方の道である。

2026053132

☆旧三国街道を大般若塚へ

 さて、法師温泉の入浴時間が気になってきた。入浴可能時間は11時から13時半と短い時間である。できれば12時頃には着きたい。しかし、三国峠下の道路から法師温泉に向かう道はヒルが多いらしい。沢に近い所にある道だからだろう。さすがに暑くなってきたこの時期には出そうな気がする。なので、旧三国街道を歩いて、大般若塚という所から直接、法師温泉に下る道を歩こうと思う。そちらでも途中に沢を通る所があるが、やはりヒルが出る可能性がある。昨日も今日も雨は降っておらず、乾燥した感じなので、出てくる可能性は高くはないが、それでも警戒は必要である。それにそちらを回ると時間もかかる。早めに出ることにする。

2026053133(トンネルへの分岐の先は草の生えた道)

 右に進んでから左に折り返し、少し進むと道が分かれている。さすがに直進の道は草の生えた道で歩く人が少ないことを物語っていた。そこから先に進むとしばらくは草の道だったが、やがて普通の道になる。比較的歩きやすい。途中には昔置かれた木のベンチがあるが、倒れたりしているものが多いし、そうでなくても苔が生えまくっている。整備されたのは相当前のようである。このあたりは少し登りが多いようだ。なかなかペースが上がらない。途中で立ち止まり、ズボンの裾を靴下の中に入れる。確かこうすると完全に防ぐようなことはできないが、多少はヒルの被害を減らすことができるようである。今日は虫よけスプレーも忘れてしまった。せめてこのくらいは防ぐようにしよう。

2026053134

 やがて沢を渡る。できるだけ速やかに通過したが、ちょっと怖かった。一つ目、二つ目と通過したのち、足元などを確認するが、特に何もついていない。さらに進んでいくと再び大きな谷に出るが、時間がかかる。沢を通過したときにメガネに何かくっついた!これはヒルか!慌ててメガネを振り払ったら大丈夫だった。確信はないものの、縦長の物質で泥とは思えなかったので、おそらくそうだったのではないか。少し先もぬかるみが少しあって、ヒヤヒヤものだった。なんとか通過してから足元や一応ザックも下して何かくっついていないか確認する。よかった何も付いていない。

2026053135

 登りがしばらく続いたのち、少し平になった所に石仏が置かれていた。やはりこういうものがあるから旧街道らしい。石仏を見るとやはり何かホッとする。しかし、大般若塚という地点はまだまだ遠い。先へ進んでいく。緩やかな樹林の中の道だが、やはり落ち葉が溜まっていたりして歩きにくい所もある。こういう所はヒルがいてもおかしくない感じである。やがて進んでいくと看板とお墓がある。「長岡藩士なだれ遭難の墓」と書かれていて、長岡藩内の犯人を長岡藩士が護送中に表層なだれにあって長岡藩士は全員死亡、犯人と人足はまきこまれずに助かったと書かれていた。こういうのを読むと狙われたのではないかと裏を読みたくなってしまう。

2026053136

 さらに先に歩いていく。このあたりは意外に高い所を歩いているようだ。やがて東屋が出てきて、右に道が分岐している。

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 そこから先に進む。また沢があったのでここもできるだけ速やかに通過する。やはりジメジメの所もあって通過してしばらく進んだ乾いた所で足元をヒルチェック。大丈夫、這い上がっているような事はないようだ。

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 先へ進むと少し日当たりがあるような所も通過する。登りの所はスピードを上げることはできないが、下りになるような所は出来る限りスピードを上げて下って先へ進むようにした。途中に「三坂の茶屋跡」という看板がある。坂上田村麻呂の血縁関係にあった田村越後の守が三坂の茶屋を営んでいた所であると書かれていた。冬に雪が止むまでは逗留したりしていた所らしい。

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 さらに先に進んでいく。やはり緩やかな道が続く。やはり歩く人がそんなに多くないせいか、倒木なども出てきて若干歩きにくい所もあるが、道は問題なく続いている。尾根の右をずっと歩き、だいぶ歩いてようやく乗り越す所を過ぎると左に下っていく。しかし、その先は再び登りになってペースが落ちる。それでもなんとか登っていくと東屋が見えてきた。ここが大般若塚という地点らしい。道が分岐し、峠らしい雰囲気の場所である。

2026053140

 左に大きな塔がある。「大般若」と書かれていた。近くに案内板があり、「大盤若塚理趣分供養塔」とある。読み方がよく分からない。案内板があり、妖怪が出るという話や死人が出ていることもあって旅人が恐れて命がけだったことから、大盤若経の文字を一文字ずつ小石に書いて死者の氏名を石に刻み、経石とともにここに埋めて塚となし、そこにこの供養塔を立てたといったことが書かれていた。後ろにはそこそこ高いブナと思われる木もあり、深い緑の中の静かな場所であった。東屋の横には戊辰戦役戦史と書かれた古くなっている案内板がある。文字が細かくすべては読まなかったが、会津軍と官軍がこの地で戦った古戦場のようである。

2026053141

 ここから法師温泉への道に入る。すぐに墓があり、吉田善吉というやはり戊辰戦争でなくなった人のお墓が置かれていた。その横を通って先に進む。最初は緩やかな下りだったが、やがて少し急な下りになる。一直線に下るし、あまり歩かれていないので枝などが結構あって下りにくい。掘れた感じで比較的分かりやすい道だったが、やがて曲がって下るようになると少し踏み跡チックな感じになって分かりにくい所も出て来た。左右に曲がりながら下っていくが、ずっと樹林の中でどのあたりまで下っているのかが分かりにくい。たまにテープも付いているのでそれらを見ながら下っていく。古い木段が埋め込まれている所もあったが、かなり古いもののようでだいぶ土に埋まりかけている感じである。大きな倒木もあって乗り越えたりしながら下っていく。随分下るとようやく車の音が聞こえてきて、擁壁の石段が見えたが、そこの手前がやはり悪くなっていて、足を滑らしたりしないように気を付けながらゆっくり下ってなんとか石段に出てそれを降りる。車が通り抜けているので、左右に注意しながら降りて道を横断した。

2026053142

 右手には石碑のようなものが置かれている道標が法師温泉を示しているので、左手を進むとその道に入るが、やはり歩かれておらず、だいぶ落ち葉などが溜まっている道だった。昔からの道なのか、石積みなども見かける。やがて樹林の中の急な道となる。すると途中で道がなくなっている所がある。左は大きな倒木で進めそうにない。よく見ると下に向かって足を滑らせた跡のようなものが見つかる。どうやらこれを下ればよいらしい。横の木の枝などを掴んで滑らないように気を付けながら少し下ると道の続きに出ることができた。そこからは細い道をひたすら左右に歩いて下る道になっている。ところどころ落ち葉がたまり、滑りやすい。かなりの急斜面に付けられた道なので、これ以上は太くできそうもない感じである。たまに踏み跡が不明瞭になるが、折り返して下ると再び道になったりする。かなり下に法師温泉と思われる建物がちらりと見えたが、まだ高度がある。まだまだ左右に折り返して下り、ようやく近くまで下るとお墓なのか五輪塔のようなものの横に降り立った。草の生えた所を左から右にと下ると温泉の建物の目の前に降り立つことができた。とりあえず水を飲む。これで登山道終了だ。旧三国街道(大般若塚)という道標が立っていた。

2026053143

 右に少し進むと法師温泉の入口である。随分久しぶりである。写真を撮り、中に入る。もちろん入浴をお願いする。バスは14時頃なので時間が余り過ぎるくらいである。大きなザックで恐縮だったが預かってもらい、着替えなどだけだして入浴する。久しぶりの広いお風呂、体を洗うことはできないが、何度もお湯を体に掛けてから入浴する。のんびり一時間も入浴してしまう。少し休んでから外に出る。まだバスまで一時間近くある。旅館の先には山が見えるが、おそらく三国山あたりの稜線だろう。あの上から下ってきたのだと思う。

 バス停のあたりに石があり、座れるのだが、日差しが暑かった。といってすることもない。のんびりとあたりを眺めているしかなかった。時間近くなるとおじさんが一人やってきた。ようやく来たバスに乗り込んだのは、自分とそのおじさんだけだった。途中でも乗る人はなく、自分は猿ヶ京のバス停で下車する。しかし、相変わらず接続が悪いので、一時間近くバス待ちである。

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 暇だし自動販売機もないので、少し歩いていくと右手に酒屋があり、そこに自動販売機が置かれていたのでペットボトルのお茶を買うと冷たくて美味しかった。関所跡にも行ってみる。以前に資料館で説明を聞きながらコーヒーを飲んだことがあったが、今日は休館らしかった。戻る途中に鳥居があり、先の神社に行ってみようかと思ったら、クマに注意の表示があったので、出てこないとは思うものの止めることにした。バス停で待っていると道路の反対側に猿を見かける。猿ヶ京の名前の通りに猿が出てくるとは思わなかった。

2026053145

 帰りのバスは他にも数人乗車し、さらに途中でも外国人のグループなどが乗ってきた。ほとんどの人は上毛高原駅で下車した。自分は後閑駅まで乗り、普通列車で帰る。高崎で途中下車してお土産品を買い込み、帰宅した。

 

平標山、仙の倉山から三国山へ 三国山へ編

仙の倉山編からの続きです。

2026053151(シラネアオイいっぱい咲いてる)

☆大源太山から三国山へ

2026053101

 3時過ぎに隣の単独の女性は支度をしていたようだ。自分はそんなに早く行く必要はないので、また寝ていた。4時半近くにテントを開けるとやはり隣のテントはすでになかった。どうも昨日ほどの良い天気ではないようで雲が多そうな雰囲気だった。のんびりと支度をする。大抵は起きてからテントを畳んで1時間で出発するが、今日はのんびりとしていて1時間半かけた。ゆっくりとトイレなどを済ませて6時少し前に出発する。水は2Lだけ持つことにした。一応日差しが出て、青空も見えているので雨などが来ることはないと思われる。小さくなったが、まだ音楽が聞こえていた。

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 テント場の先が三国山方面の道である。こちらはしっかりはしているが、細い道で少し笹などがわずかにかぶるような感じの道である。のっけからイワナシが咲いていた。

2026053103

 ムラサキヤシオツツジがときどき咲いていてきれいである。咲き残りかタムシバの白とムラサキヤシオのピンクの組み合わせも良い感じだった。やがて樹林を抜けると先に山が見えてくるが、あれが大源太山だろうか。

2026053104

 ナエバキスミレやミツバオウレンがちらほらと咲いていた。

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 さらに普通のイワカガミもあるし、濃いピンク色のアカバナヒメイワカガミも咲いていた。

2026053106

 稜線の道は緩やかな登り下りで進んでいく。あまりきつい所はないものの、地味な歩きが続く。

2026053107(ピンク濃すぎのアカバナヒメイワカガミ)

 少し沢っぽい雰囲気の所には残雪がわずかに残っていたりした。

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 先へ進んで登ると大源太山の分岐である。

2026053109

 もちろん大源太山を往復してくることにする。

2026053110(マイヅルソウたくさん)

 ちょっときつい登りを少し登ると軽く下って湿地を渡る。そこから再びそれなりに登らされ、しばらく頑張ると山頂から戻ってくる人達に会った。ムラサキヤシオがまたよく咲いている所を通る。

2026053111

 その先で右側の眺めが開け、群馬方面の山がよく見える。先の方にあるのは赤城山だろうか。しかし、山頂はもうすこし先のようだ。緩やかに長い登りをしばらく頑張ると山頂に着いた。

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 山頂には三角点が置かれている。点名は「耕地」というらしい。なぜこのような点名なのだろうか。木が邪魔するが、仙ノ倉山などもちらりと見えた。

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 やはり群馬方面の山々の方が良く見える感じだった。

2026053114(赤城山かな)

 さて、水を飲んで往路を戻る。分岐に戻り、先へ進む。するとさきほど会った人達が戻ってきた。軽装の人達なので、三角山まで行って小屋に戻るのであろう。

2026053115

 しばらく進むと先に山が見えたが、あれが三角山だろう。先へ進むと少し足場の悪い道が続く。

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 しかし、ナエバキスミレなどが咲いていて足が止まってしまう道である。

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 最後の登りは少しきつかったが、長くはなく小さな山頂に着く。

2026053118

 どこから来たのか一人いて、大源太山の方へ向かうようだった。三国峠から日帰りの人だろうか。

2026053121

 先へ進んでいく。緩やかに下り、先には長い尾根とそれなりに登らされそうな山が見えている。平たい感じの山の続きあたりが三国山だろうか。

2026053119(蕾に近いベニサラサドウダン)

 やはりムラサキヤシオがよく咲いていた。ベニサラサドウダンツツジも見かける。

2026053120(オオイワカガミかな)

 足元にはナエバキスミレやイワカガミがちらほらと咲いていた。

2026053122(ムラサキヤシオたくさん)

 このあたりからたまに人に会うようになった。日差しがちょっとあって暑い。やはり標高を多少下げたことも影響しているだろうし、あまり風もない。

2026053123(なんかベルみたいなかわいいベニサラサドウダン)

 途中は道が細い上に少し悪く、重荷だと気を使いながら進まないといけないので時間がかかった。やはり登りになるとかなりきつい。かなり汗をかかされながらしばらく頑張り、ようやくワラジカケマツの頭と思われるところに登り着く。

2026053124

先に見えている平がやはり三国山であろう。

2026053125

 少し先に進むとさきほどの登りよりは少しひんやりして歩きやすい。冷たい空気が沢などから登って来ているのだろうか。少し下ると分岐に着いた。左の道を進む。女性のグループやご夫婦などに会う。かなり下りますかと聞かれて、まあと答える。この先どこまでその人が歩くのか分からなかったから、なんとも答えようがなかった。しばらく登ると緩やかになってさらに先に進むと目の前が開けた所に出る。

2026053126(遥か下に道路が見えた)

 左に少し進むと三国山の山頂に着いた。お二人ほど休んでいた。

2026053127

 ここまで来ると群馬方面の山がよく見える。写真を撮ってパンを食べておく。しばらくすると人がやってきたので、それを機に先へ進むことにする。

長いので続く。

 

平標山、仙の倉山から三国山へ 仙の倉山編

カメラにゴミが付いていたようで、見苦しい写真が多々ありますが、御容赦下さい。

2026053013(咲き始めのハクサンイチゲ)

【 山 名 】平標山、前仙ノ倉山、仙ノ倉山、大源太山、三角山、ワラジカケマツの頭、三国山
【 山 域 】谷川連峰
【 日 時 】2026年5月30日(土)~31日(日)
【 天 候 】30日 快晴
31日 晴れときどきくもり
【 ルート 】30日 平標登山口バス停8:50→10:00平元新道登山口→11:10平標山ノ家11:40→12:25平標山→13:10仙ノ倉山13:15→13:55平標山→14:25平標山ノ家(テント泊)
31日 平標山ノ家5:45→6:35分岐→6:50大源太山6:55→7:10分岐→7:25三角山→8:30ワラジカケマツの頭→8:40分岐→8:50三国山8:55→9:40三国峠9:45→旧三国街道→10:15東屋→10:50大般若塚→11:40法師温泉

☆平標山ノ家から仙ノ倉山往復

 3年ほど前に平標山などへ花の時期に歩いているが、また歩きたくなった。遥か昔、5月の連休頃に谷川連峰を縦走したことがあった。本当はそのときに計画では平標山ノ家から先も歩くはずだったが、想定外に雪が多く、残雪にはまって靴が濡れたりしたこともあって登山口に降りてしまったのだった。なので今回はその先へ歩くのが目的である。有り難いことに足の痛みが減り、まだ完治ではないがかなり良くなった。以前は歩くだけで足が痛むのだったが、今は歩いた時の痛みがほとんどなくなってくれた。なので久しぶりに重荷のテント泊に行くことにする。

2026053001(オダマキ)

 予定では山の家から平標山を往復すればよいと思っていたので、行程的には9時過ぎのバスに乗れば問題なかったが、先にテント場の良い場所を確保しようと思う。なので、今回は新幹線を使って越後湯沢に早く着き、8時台のバスに乗ることにした。天気予報が良い天気なので来る人は多いだろうと一番の新幹線で越後湯沢へ行く。さすがに一時間前では数人だったが、それでもバス待ちの列が出来ていた。天気の良い今日、少し肌寒く、ウィンドブレーカーを羽織った。しかし、今日はそれなりに気温が上がるだろう。しばらく椅子に座ったりして時間を潰し、後の新幹線が着く時間になるとそれなりに人がやってきた。時間より少し早くバスが来て増発便だということだった。立って乗る人も7~8人くらいいただろうか。それにしても天気が良い。快晴で素晴らしい青空である。元橋で降りようか迷ったが、そのまま平標登山口まで乗った。

2026053002(双体道祖神。ただしあまり古いものではない模様)

 歩き出すと写真を撮っている人がいる。オダマキが咲いていた。駐車場に入り、登山口で登山者カードを書いてから出発する。登山道をわずかに進むと道路に出る。ほとんどの人は左へ松手山経由の道へ進んでいくが、そこから先へ進む。樹林の中を緩やかな道で進んでいく。先を単独の女性が歩いているが、やがて見えなくなった。荷物は思ったよりも重くない。最近は年のせいか重荷が厳しくなってきた。夏の暑さも厳しくなり、以前のシュラフでは夏は暑いことが多くなった。なので夏用の軽量シュラフとマットを新調した。以前使っていたマットは25年以上使っている代物である。エアマットだが特にダメになってはおらず、ずっと使い続けている。購入したときは軽量な部類だったが、今はさらに軽量のものが出ている。折り畳み式のマットもあるけれど、お店で見て大きさに尻込みして結局、エアマットにしておいた。シュラフはモンベルから出ているハーフレングスの超軽量である。果たしてどのくらい使えるのかというお試しでもある。春や秋はちょっと尻込みするが、真夏や避難小屋泊まりなら使えるだろうと思う。

2026053003

 もう暑いせいかすっかりセミの声がうるさいくらいに大きい。樹林の中を淡々と歩いていくと水場と書かれた所があり、パイプから水がたっぷり出ていた。ちょっと触ってみると結構冷たかった。さらに先へ進んでいくと林道に出る。そこからは林道歩きのようだ。緩やかな道が続く。登りも緩やかだが、長い道のりは単調で苦しい。もう下って来る人に時折会う。だいぶ歩いて道標を見るが、まだもう少し先のようだ。少し斜度が上がってペースが落ちた。それでも進んでいくと樹林の中の登山口に着く。

 登山口には双体道祖神が置かれている。あまり古いものではないようだが、ほんわかした気分になる。そこから登り始める。

2026053004

 それなりに登らされる道で木段も出てくる。やはりひっきりなしに人が降りてくる。もっぱら下降路として使われる事の多い道、車で来て早朝から登って早い内に下山する人達だろうか。木段の登りが多くなり、ひたすら登っていくとやっと眺めのある所に出る。標高を上げたせいか風が少しだけ爽やかだが、ここまでたっぷりと汗をかかされた。向こうに見えている残雪のある山は苗場山であろう。

2026053005

 まだまだ登りは続き、左に右にと曲がりながら登っていく。続々と降りてくる人に会う。笹の生える斜面に出ると上の方にムラサキヤシオツツジと思われる花が咲いていたが、ちょっと遠かった。やがて山の家に到着。ザックを置いてテントの受付をする。まだ5月なので千円である。すでに一番良い場所は押さえられていて数張張られていたものの、さすがにまだ石の少な目な場所があったのでそこに張った。

2026053006

 さて、まずは腹ごしらえでパンを食べて置く。平標山を往復することにしよう。荷物を置いていくのは不安だが、サブザックで行くことにする。水場の冷たい水をたっぷり飲んで、1Lだけ汲んで持っていくことにする。

2026053008(アカバナヒメイワカガミ)

 登り始めるとのっけからイワカガミ、タテヤマリンドウなどが咲いている。

2026053007

 少し進むとシャクナゲも咲いている。蕾のものも多く、なかなかいい感じである。

2026053009

 やはり荷物が軽いせいか登りも早い。以前に水をたくさん持って少し重い気持ちで登ったあのときの登りを思い出す。どんどん登って思ったよりも早く、平標山の山頂に着いた。やはり多くの人が休んでいた。

2026053010

 今日は素晴らしい眺めだ。苗場山の先の遠くに見えるのは北アルプスなどであろうか。うっすらと白い雪を抱く山々がちらりと見えた。

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 まだ12時半である。これなら仙ノ倉山を往復できるであろう。行くことにする。

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 山頂から木段を下るとやはりハクサンコザクラも咲いている。ハクサンイチゲも咲き始めという感じである。

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 ミヤマキンバイも咲いていた。

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 ミツバオウレンも初々しい感じである。もうこれでも十分に高山植物を楽しめた。さらに進んで仙ノ倉山を目指すが、途中からはシャクナゲがたくさん咲いている。

2026053016

 それらの写真を撮りながら進んだ。やはり登りは少しきついが、やはり荷物のおかげでそれなりに登って行ける。先にピークがいくつか見えて、まだまだ登って下ってと進んでいく。最後の木段はやはりきつく、それでもそんなに長くはなく、仙ノ倉山の山頂に着いた。標高は2026.2m、今年の標高の山である。

2026053017

 やはりそれなりに人が休んでいた。

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 縦走路を降りていく人を見かける。ビヴァークした小屋は残念ながら見えないが、思い出が今もよみがえる。

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 さて、引き返すことにする。再びたくさんのシャクナゲを見ながら下っていく。

2026053020

 平標山が近くなれば、またハクサンイチゲやハクサンコザクラなどを見ながら登っていく。登り着いた平標山の山頂は、さすがに14時近い時間とあって人はだいぶ減っていた。

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 のんびり下っていく。遥か下に小屋が見えた。どんどん下っていくと登りの時には見つけられなかったイワナシが咲いていた。

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 ようやく小屋に降りてテントに行く。やはり中が暑かったので、すぐには中に入らず、外で休む。後はすることもないので持ってきた焼酎を飲む。美味しい水で飲む焼酎もなかなか良い。早起きしたせいか少し疲れも出たので、早めに食事を作り、早めに寝ることにした。

2026053023(小屋の美味しい水)

2026053024(夕刻の平標山の眺め)

 しかし、何やら音楽がうるさい。最初は山小屋で流している音楽かと思ったが、どうも違う。皆が静かになるとさらにうるさくなる。どうやらどこか下の方でイベントをやっていて大音量で音楽を流しているのであろう。しかも22時頃で終わるかと思ったら、オールナイトでうるさい。後で調べるとやはり苗場で音楽イベントが開かれていたようだ。とても迷惑なイベントだった。結局、夜中もときどきうるさいので目が覚めて、ぐっすり安眠とはならなかった。また夜半にはときおり強い風が吹き、テントが揺さぶられたりするくらいの時もあった。そのせいか少し寒さを感じたものの、寝られないほどではなかった。

続く。

 

荒山、鍋割山へ

2026052340(ヤマツツジ咲く)

【 山 名 】荒山、薪山、火起山、竈山、鍋割山
【 山 域 】赤城
【 日 時 】2026年5月23日(土)
【 天 候 】霧ところにより曇り
【 ルート 】箕輪バス停9:20→10:25荒山分岐→11:05荒山→ひさし岩→休憩舎→11:50棚上十字路→12:00荒山高原12:05→薪山→12:20火起山→竈山→12:40鍋割山12:45→13:15荒山高原→13:40箕輪バス停

☆荒山へ

 あら、山へ行くの?うん、荒山へ。ということで出かけるが、荒山と鍋割山を歩いたのはもう22年も前の事である。その後も歩いた事があったような気がするが、記録は残っていないようだ。いずれにしてもかなり久しぶりの歩きとなりそうである。早朝の電車で前橋駅へ。早めに着いて赤城山行きのバスに乗る。それにしても随分寒く、薄手だがフリースも着込んでまだ寒い。先日の暑さが嘘のようである。ビジターセンターは建て替え中らしく、しばらくの間、手前止まりになっているようである。直通バスもあるが、その前の各駅止まりのバスに乗った。グループで待ち合わせているのか直通バスと勘違いしている人達もいたようである。どんよりとした天気だったが、バスが走って富士見温泉あたりまで行くと霧雨が降っているようであった。箕輪で下車すると他にも数グループの人達が降りたようである。深い霧でやはり霧雨である。営業していないお店があり、ベンチのあるあたりは木が茂っていて雨避けになるので、そこに入って久しぶりに雨具を着込み、ザックにもレインカバーを付けた。

2026052301

 道路を少し先に進むと駐車場があり、トイレがあったので立ち寄った。このあたりは水が豊富なようでトイレの水が出しっぱなしになっている。凍結を防ぐためということもあるが、かなりの水量が流されていた。駐車場から先に進むと登山口があるので、そこから登り始める。

2026052302

 木段もあるのだが、だいぶえぐれていて登りにくい上にそれなりに斜度があってきつい。この天気のせいかすでに下って来る人が結構いるようだった。子供連れなどの人たちも含んでかなりの人が登っている。ときおりパスしたりしながら登っていく。少し登ると左に道を分けて薄暗い樹林の中を進むが、やはり霧が深かった。ただ、霧から来る雨は大したことはなさそうだ。少し緩やかに進んだのち再びそれなりに登らされる。軽く登り着いた所で道が分かれる。右に進むのが普通だが、ちょうどヤマツツジが咲いていて、左の道を登りたくなった。この道を登ると荒山高原を通らず、少し荒山に近くなる。

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 そちらの道に入ると最初からちょっときつい登りが続く。咲いているヤマツツジを見ながらしばらく登る。

2026052304

ようやく少し緩くなると右に進むようになる。少し明るくなったもののやはり霧の中である。

2026052305

 あまり歩く人はいないようで静かな道である。上部になるとヤマツツジが蕾が多くなり、わずかにミツバツツジが咲き残っていた。さらに登っていくとやがて分岐に着いた。

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 そこから左に荒山に向かう。やはり点々とヤマツツジが咲いている。

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 ミツバツツジもまだ咲いている。両方が咲いている所などもあって楽しい道である。ひたすら登っていく。ごくたまに下ってくる人に会う。少し明るくなっている所に出る。

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 やはりヤマツツジが咲いていて写真を撮りながら登っていく。霧が少しずつ薄くなった感じがある。

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 笹のある道を登っていく。以前は奥多摩あたりでもよく笹の中を歩いた気がするが、最近は少なくなってしまって、こういう道を歩くのは久しぶりな気がする。

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 やがて緩やかな登りになると霧から出た感じであたりの新緑とヤマツツジがきれいである。さらにミツバツツジもきれいに満開になっている木があった。

2026052311

 先に山が見えてかなりの急登になる。ロープの付いた所もあった。ちょっと岩が邪魔したりする所もあったりする。後ろから早い人が来てパスさせるとすぐに左に石祠があるのに気づく。行ってみると、どうやらここが荒山の山頂のようだ。

2026052312

古くなって文字が読みにくくなっている山名板が横の木に付いていた。右へ行ってみるとミツバツツジがきれいな木があった。

2026052313

 肌寒く、天気も良くないし、休む気にもなれない。そのまま荒山高原へ向かうことにする。下り道に入るとやはりミツバツツジが咲いている。ヤマツツジもあるが、このあたりは蕾が多い。どんどん下っていくとひさし岩という所に出る。

2026052314

 天気が良ければ眺めがあるのだろうが、今日はホワイト一色である。さらに下っていく。登って来る人にときおり会う。犬を連れた人もいるようだった。やがて道標のある分岐に着く。先へ下る道は道標が外されていた。

2026052316

 右へ折れて進む。少し下るとやはりヤマツツジがよく咲いていてきれいだった。下っていくと早い人が後ろから降りてきたのでヤマツツジがきれいな所でパスさせる。さらに下ると再び霧の中に入る。どうやら山の上の方は霧ではないが、中腹は霧になっているようだ。深い霧の中を先へ下っていく。やっぱりヤマツツジがよく咲いていて、トンネルに近い感じになっている所もあった。だいぶ歩くと右に小さな休憩舎があった。入ってみると目の前にはヤマツツジが多かった。ここで昼食にしようかとも思ったが、やはり荒山高原まで行くことにした。

2026052317

 また霧の中を進んでいくとズミの花がきれいな木があった。さらに進んでいくと荒山高原に着く。

2026052318

 するとやっぱりヤマツツジが満開である。霧が深いのが残念だが、そこら中に咲いていた。草地に座り込んで昼食にする。食べていると団体さんが到着して、写真を撮ってくれと言われたが、パンを食べている所だったのでお断りした。

2026052319

☆鍋割山へ

 さて、鍋割山に向かうことにする。やっぱりヤマツツジを見ながら登る。下っている人も登っている人も多い。パスしたりパスされたりしながら登っていく。明るい所に出て、先へ進むとやっぱりヤマツツジ、緩やかになるとさらに増える。

2026052320

 霧が残念だが、左の斜面には特に多かった。

2026052321

 火起山の表示のある小さな山頂を過ぎてさらに先に行くとまたまたヤマツツジ、去年歩いた徳仙丈山ほどではないけど、十分にヤマツツジを堪能できる。

2026052322

 楽しい道で何枚写真を撮ったことか。

2026052323

 竈山までの間がいちばん良かったように思う。

2026052325

 竈山を過ぎると少し控えめな感じになって鍋割山を目指す。

2026052326

 淡々と進んでいくとそれでもやっぱりヤマツツジがトンネルのように咲いている所を通過する。戻って来る人も多かった。登りになってしばらく緩やかに頑張るとズミが満開である。

2026052327(ズミ)

 この天気では目立たないが、これだけ咲いているとすごい。ヤマツツジもやはりあったが、控えめな感じだった。木の棒を使った簡易なベンチが空いていたのでそこに座って少しだけ休憩した。

2026052328

 時計を見るとうまくいけば14時過ぎの直通バスに間に合いそうだ。次のバスは1時間半後で富士見温泉乗り換えの便である。できれば14時のバスに乗りたいなと思いながら休憩を切り上げて戻ることにする。

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 やっぱり帰りもツツジのトンネルは良い感じである。行きよりは少し霧が薄くなって竈山から先のツツジもきれいに見えた。

2026052330

 どんどん歩いて荒山高原に着く。まだまだ人が多い。

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 時計を見るとコースタイムで歩けば箕輪からのバスに間に合いそうだ。それでも何があるか分からない。できるだけ急ぐことにする。最近、軽い山向きの靴を新調したのだが、それも足に少し良い影響を与えたのか良い感じで下れる。ただ、ここの下りは石が多く、転倒したらかなりの怪我になるので急ぎすぎて転倒しないように気をつけて下った。ひたすら下っていくとやがて行きに登った所の分岐に着く。その先は少し歩きやすくなる。それでもやはり木段の下りは気をつける。スピードを出して下り、再び分岐を過ぎると歩きやすい道になってスピードも上がる。最後の分岐の先はまた木段の急降下、ここは少し足が痛くなってあまりスピードを出せなかったが、それでも下っていくと車の走行音などが聞こえてきて、無事に登山口に降り立った。35分のコースタイムのところ、25分かからずに下ることができた。

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これでバスに十分間に合う時間、再び駐車場のトイレに立ち寄ってからバス停に行く。すでに二人ほど待っていたようだった。昔、とうもろこしを買って食べたお店はやはり休業しているようだ。夏場だけ営業なのだろうか。藤の花がよく咲いていた。

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 しばらく待って来たバスはなんとか座席があって座ることができた。そのまま前橋駅まで乗った。久しぶりの前橋駅前温泉ゆーゆで入浴する。ぬるめのお湯にのんびり浸かって温まって帰宅した。

 

秋間梅林から後閑城址公園

2025032046(後閑城址公園から榛名山方面)

石尊山、戸谷山からの続きです。(時間等はそちらに記載)

☆秋間梅林

 右へしばらく進み、お店がある所に出る。もうそのあたりからは梅が結構咲いていた。お店を物色してみたが、買いたいものが見当たらず、そのまま進む。遊歩道入口の表示があり、そこから右に登る。

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 車で来た人たちがたくさん歩いている。それに混じって自分も登る。しばらく遊歩道に沿って歩いていくと左に道が分かれる。おそらくそちらへ向かえばよいものと思うが、まずは右へ行く。白梅がよく咲いていたが、やはり今一つ、さらに先に進む。やがてだいぶ登った所で咲いている白梅はなかなかきれいだった。

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 その先へ登ると右手に梅林が広がるが、紅梅が多く、良い雰囲気である。

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 先へ行くと売店があり、右に行くと「AKIMA」の文字が置かれていた。

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そのあたりはピンクや赤の梅が多く、まさに桃源郷であった。

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 写真を撮りながらあたりを少し散策した。先に見えているのはさきほど歩いた戸谷山の稜線だろうか。

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 やはり青空の日の花見は楽しい。しばらくあたりを歩いたがとても全部は見切れない。このあたりで切り上げることにして、先に進むことにする。売店に立ち寄ってみたらカリカリ梅が売られていたのでそれを買い込んだ。

☆後閑城跡公園へ

 しばらく往路を戻ってさきほどの分岐に戻る。遊歩道は左なのでそちらに向かうように看板があるが、そのまま先へ行く。踏み跡は続いている。以前はこちらの道が使われていたようだが、今は歩く人はほとんどいないようだ。それでも安中市の灰皿代わりの土管などが置かれていたりする。しばらく進んで下ると道路に降りる。目の前には駐車場がある。入口に道標があり、後閑城跡公園を示していた。

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 先も小さな梅林だが、きれいではなかった。右に登り、左に折れると道が続いている。あまり歩く人はいないのかなとも思ったが、少し進むと雪が残っている所に足跡が二人分くらいついていた。丘陵コースのような感じだが、良い雰囲気である。

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 しばらく進むと左が処分場か何かの造成地でフェンスなどもあってあまり気分はよくない。しばらく進むとそれから離れて再び樹林の中を進む。少し下って道路に出た。道標に従ってしばらく右へ歩く。分岐があり、直進気味の左下の道に入って先へ行く。両側が谷になっていてその間の尾根道を少し進むと再び山の中に入っていく雰囲気となる。細い道を進んでいく。どこを歩いているのかさっぱり分からない感じで、ひたすら道を追って先に進む。

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 しばらく進むと古い石標が置かれている所で左右に踏み跡が分かれているが、いずれも使われておらず、特に右はヤブに消え入りそうだった。左は枝が横に倒してあり、入らないように示しているようだ。

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 そのまま先に進むと登りになり、少し急な登りをしばらくで再び緩やかになり、歩いていたら、この道に入って初めて歩いている地元と思われる若い二人に会った。その先へ行くとピークでもない道端に300.8mの三角点が置かれていた。

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 先へ進むと市街地が見えるようになり、しばらく下ると突然、休憩舎の横に出る。左に階段を登ると石標がいくつか置かれていて、もうそこは後閑城址公園の一角であった。ここは北廓らしい。

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 再び階段を降りて回り込むように左へ進むと城跡らしく掘割などを見る。先にはとても大きな巨木が立っている。先へ進むと右手には真っ白な浅間山や左には妙義山のギザギザであろう。本丸あたりは紅梅がきれいなようだ。右の広場は西廓らしい。右へ進んで段を登り、本丸に向かう。登り切った本丸にはたくさんの石碑が並んでいる。百庚申の案内板があり、庚申信仰で置かれたもののようだ。ちょっと異様な雰囲気でもある。ほとんどは「庚申塔」と書かれているが、中には「青面金剛塔」と書かれているようなものも混じっていた。右手の奥に白い山が見えるが、これは榛名山だろうか。浅間山が見えるところには、梅がよく咲いていた。

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 本丸から降りると東廓、さらに先に下ると二の丸に出る。ここからどう降りようかと思ったが、左に駐車場へ降りていく道が分岐していたのを思い出し、少し戻ってそちらに降りていく。駐車場があったが、止まっている車はなかった。城跡を出て先への道を降りていく。しばらく降りていくと集落の中の道となる。適当に進んで降りていくと道路に出た。

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 柿平からのバスがあるはずだが、この時間にあるかどうか分からない。まだこの時点で土曜日と勘違いしていたが、祝日は全便運休であった。バス停がどこにあるのかも分からず、しばらく歩けば、行きに乗った安中榛名駅からのバス停に行けるはずだと思う。もう少し先に進むと左右に通るバイパス道に出る。左に折れてしばらく歩いた。だいぶ歩くとセブンイレブンがあった。その右にバス停があったので行ってみると花の木バス停である。しかし、これは柿平方面へのバス停、少し探すと縦に通っている道の左にまたバス停を見つけるが、これは安中榛名駅行きのバス停である。右へ行くとバス停があった。時刻を見ると1時間待ちである。

 コンビニに行ってスイーツなどを買い込み、バス停に戻って食べた。しかし、まだ時間がある。もう少し歩いてみようと先へ進む。しばらく歩くと杉名入口のバス停がある。そこから登りになってなかなか長い。ようやく杉名公民館前のバス停があった。そこで待とうか迷ったが、もう少し歩く。長い坂を登って歩くのはやっぱりしんどかった。やっと病院の建物が見えてきた。左右に道が分かれたので、右の道を取ったが、これは誤り。先に進んでから左に折れて細い道を進むとバス道路に出た。左にバス停があった。

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 渡って磯部駅方面のバス停で時間を確認する。やはり本数は少なく、さきほどの花の木と本数があまり変わらないようだ。反対側のバス停にはベンチがあるのでそこで持ってきた本を読んで時間を潰した。さて、来ても乗るつもりのなかった安中市役所行きのバスが通るはずの時間になってもバスは来ない。そこでふっと今日は土曜日ではなく祝日であることをやっと思い出した。ありゃ、マジか。磯部駅行きのバスは本数が減るが日曜日・祝日も運行している。20分の追加待ちとなった。さらに待ってようやく時間になり、バス停で待つとわずかに遅れてバスがやってきた。やっと磯部駅に戻ることができた。温泉で入浴したい所だったが、時間が遅いので入浴は諦めて、電車に乗り込んで帰宅した。

 

石尊山、戸谷山へ

2025032017(妙義山方面の眺め)

【 山 名 】御殿山、石尊山、戸谷山
【 山 域 】榛名山付近の山
【 日 時 】2025年3月20日(木)祝
【 天 候 】快晴
【 ルート 】安中榛名駅8:50→9:15四十七石像→9:20御殿山→9:50取りつき→10:20石尊山10:25→10:35風戸峠→11:00戸谷山11:10→12:00般若沢→12:10恵宝沢→12:30秋間梅林12:50→13:20道路→13:50後閑城址公園14:15→14:35花の木バス停→15:10碓氷病院前バス停

☆石尊山、戸谷山へ

 今年は三月が寒いせいか、梅がきれいである。まだ大丈夫だろうと梅を見に行くことにする。一番電車で出かけて高崎駅で乗り継ぎ、磯部駅で下車する。次の電車でもバスには乗れると思ったが、乗り継ぎ時間が少ないのと余裕を持ちたかったので早く着く列車にした。磯部駅に着く直前には真っ白な浅間山が目に入った。写真を撮ろうと思ったが駅からは撮れないようだ。駅を降りて跨線橋を登ってみると風避けのプラスチックの板が邪魔するが、浅間山を見ることができた。駅前はタクシー会社があるくらいで何もない。少し磯部温泉方面に歩くとベンチがあった。日当たりがよく暖かいのでそこでしばらく待ってから駅に戻った。ここから安中榛名駅行きのバスに乗る。地元の人が2~3人乗ったくらいだった。初めての安中榛名駅で下車する。

2025032001

 新幹線でもここは降りたことのない駅である。売店で何か買おうかと入ってみたが、まだ9時前で営業していなかった。諦めて四十七石像に向かう。左に進んで雪の残る道をしばらく進むと道路に出る。左に行くと四つ角に出る。そのまま先に進みそうになったが、さきほどバスに乗っていたときに景色が良かったことを思い出して少し戻ると四つ角からは素晴らしい白い妙義山の眺めが楽しめた。明らかに白い雪が付いた妙義山は自分はあまり見たことがなかったので、ちょっと新鮮な感じであった。

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 先に進む。バイパス道らしく、車の通行はときたまである。かなり高い所を通っているようだ。下を新幹線が走っているようで、ゴォーという音とともに新幹線が走り去っていくのが分かる。歩いていくと右に曲がって進む。相変わらず寒く、冬用パーカーは着たままである。やがて分岐がある。早咲きの桜が咲いているが、この寒さなのに不思議なくらいである。樹林の中に入ると雪が残り、かなり寒い。少し進むと左に駐車場がある。すぐ右手に石像や御殿山の案内があり、そこから山道に入る。

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 道の雪は溶けていて、道の脇にあるくらいで助かった。昨日は午後に晴れたので溶けたのだろう。落ちてくるしずくもごくわずかで問題はない。右に木段をしばらく登っていくと左に曲がって左上に岩棚がある場所の下を通る。案内板があり、岩戸観音堂があった場所であると書かれていた。古い石積みや石段だったと思われる所もあって、一段上に行けるが、特に行く気にはならず、そのまま道を先へ進む。左上には何体かの石仏も見かけた。

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 しばらく進むと赤穂四十七義士石像に出る。案内板や後で見た安中市のホームページによると下秋間館の生まれの元助という人が、家出して伊勢参宮を志したが路銀が尽き、通りがかりの情けにすがっていた所、近くの乞食どもにいじめられていたのを浅野内匠頭の代参に伊勢神宮へ来た片岡源五右衛門に助けられて下僕となった。討ち入りの前夜に解雇を言い渡され討ち入りには参加させてもらえず、のちに20年かけて石像を彫ったようである。その後諸国を巡歴して安房国和田浦の黒滝不動の岩屋に入定したそうである。ずらりと並ぶ石仏はある意味霊場的な感じを受けた。

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 先に踏み跡がある。右に登ってから左に折り返す。岩場の上に直登している踏み跡もあるようでピンクテープも付いていたが、雪があるので、そのままトラバース気味に進む道を少し雪を踏んで進む。

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 再び登りになって左に登ると尾根に出る。右の山へも踏み跡があるようだ。左に折れて明るい尾根を雪を踏みながら登るとすぐに御殿山の頂上に着いた。

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 木があるのであまり眺めはよくはないが、少し開けた所から見えるのは安中市街であろう。ソーラーパネルがたくさん置かれているのが見えるのが今一つだが。日射しが暖かく、ちょっと休んでいきたい気もしたが、まだ先が長いので、さっさと降りることにする。

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 往路を戻り、再び石像の横を通って先へ下る。下りはあっけなく駐車場の所に戻った。右の林道を進んで石尊山に向かう。車は通行できない旨の表示があり、やはり木からの堆積物がたまっていて車は入っていないことが分かる。しばらく進んでいくと倒木などもあるので避けながら進んでいくとやがて倒木がひどい所に出る。林道が終わった感じで倒木の下を抜けるように細い道になり、先へ進むと右に曲がって樹林の中を抜けて道路に出た。

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 遠くには雪の付いた山が見え、あたりにも雪が残っているが、日差しはちょっと春の気配が感じられる感じであった。道標に従って右の道を登っていく。しばらく登って道が分かれている。石尊山へは直進の表示があるが、右の道を取る。民家の間を抜けて右に曲がって進んでいく。梅が咲いている。白梅はちょっと遅い感じだったが、紅梅はちょうどいい感じに咲いていてきれいだった。やがて稜線コースと書かれた石尊山への道標があり、そこから山道となる。

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 少し進むとやはり雪道となった。そんなに雪は多くはなく、登山靴で問題はなかった。ストックは持ってこなかったが、いつものようにシューズチェーンは入れてある。急な登りがあれば出せばよいだけである。雪を踏みながら進んでいく。天気もよく明るい樹林の中を先へ進む。わずかに急な所もあるが、特に問題はなく登っていける。やがてベンチのある所に出た。右手には白い榛名山が並び、左奥には真っ白な雪山が見えるが、草津方面の山だろうか。

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 さらに先へ進む。しばらく登って少し斜度のある登りをこなすと石祠のある所に出た。大きな石祠がいくつも置かれている。樹林の中で雪もあり、少し寒い。先に進んで左側の眺めが良い所に出る。右には標柱があり、石尊山と書かれている。石祠にお参りしてベンチに座る。遠くに山々が並んでいるが、西上州の方の山だろうか。御荷鉾山あたりかもしれない。さすがにスノーハイキングは汗をかかされる。しばらく休んで水を飲んだ。

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 さて、先へ進むことにする。左手にも踏み跡があるが、これは道標に安中榛名駅と書かれていて、直登してくるコースである。石祠の横を通って戸谷山を示す道標の方に進む。そちらに進むとやはり日陰ということもあって若干雪が多いようだ。しかし一人くらいの歩いた跡があり、特に問題なさそうである。少し進むと緩やかな尾根を下るようになる。日が差し込み、明るい尾根で右手には樹林越しに残雪の山などが見えてなかなかである。やはり踏み跡は一人のようである。動物の足跡もたくさん残されていたが、これはうさぎではないようだ。大きくはない動物だと思うがなんだろうか。

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 思ったほどの雪ではなく、どんどん下っていく。緩やかな下りが続いて歩きやすい。道らしきへこみは分かりやすく、問題なく進んでいくとやがて道が見える所に出る。右に進んでからちょっと細い所を下ると問題なく道路に降り立つことができた。

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 安中市の表示があり、石標があるようだ。左に少し進むと戸谷山への道標がある。擁壁を石で登るが少し登りにくい。すぐ先にはこちらも石標があるようだ。樹林の中はやはり寒い。少し進むと壁のような斜面が立ちふさがり、これ登るのかと思ったが、道は左に折れて緩やかに登っているので安心する。やはりこちらの方が若干雪が増えたようだ。それでもそんなに歩きにくくはなく、緩やかな道を登っていく。やがて樹林を抜けて明るい所を進むようになる。今日はサングラスは持ってこなかったが、こう雪があると眩しい。道標を見て先に行くと少し林道っぽい感じの道になる。

2025032015

 先の方にピークが見えてきて、もう戸谷山も近くなったようだ。吹き溜まりは少しズボッといく感じの所もあるが、普通に登っていける。やがて左上に踏み跡があったのでそれに従って左上に出ると広く伐採されて雪の斜面になっている所に出た。広い眺めがある。遠くに山々が見えて良い所である。少し先に進むとそこが戸谷山の山頂で、標柱が立っていた。右には三角点があり、石も置かれている。それに座らせてもらうことにした。

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 眺めを楽しみながら持ってきた菓子パンを食べた。

☆秋間梅林へ

 腰を上げてさて先に進もうかと思ったら、一人後ろから登ってきた。挨拶を交わして先に進むことにする。さきほどの踏み跡を戻ろうかと思ったが、左に施設の脇を通れる所があり、わずかに進むと雪が付いているが木段になっているようだった。それを数段下るとさきほどの林道らしき道に出る。道標があった。

 左に進む。しばらく林道らしき道を進んでいくと道が分岐している。そのまま先なのかと思っていたが、よく見ると左に恵宝沢と書かれている。そちらに進んだ方がよさそうだ。道標通りに左へ行く。左手は伐採された斜面になっている。しばらく進んでいくと左に休憩舎などを見る。さらに進むと木段で道路に降り立った。ここは右に行くように道標がある。右に少し進むとトイレがあったので立ち寄った。小さなトイレであまり使われていないようだが問題なかった。すぐ先に道標があり、そこから左下へ道が下っている。そちらに入る。

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 雪に隠れた木段を下る。すぐに雪は少なくなり、樹林の中を下っていく。ところどころにはやはり雪はあるものの、たいしたことはない。あまり歩かれていない雰囲気だが、道は問題ない。しばらく進むと道標があり、そこから尾根らしくなる。また少し急な下りになり、雪がまだ残っているので滑りやすい。ちょっとカニ歩き的に下る。

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 少し下ると木段が出て来たのでホッとした。さらに下ると雪が少なくなって歩きやすくなった。尾根から谷に向かって下っていくようになる。またところどころ急で滑りやすい所があり、閉口しながらしばらく下るとやがて右へ右へと進んでいくようになる。谷から離れて右へ下るが、このあたりは道がわずかに分かりにくく、こっちで大丈夫かなと少し心配になったが、さらに下ってみると木段が出て来たので問題なさそうだ。少し道が悪くなっていたが、別な林道らしき道が右から来ていたところに降り立った。そこにも道標があった。

2025032020

 そこから左へ下るのだが、少しの間、雪があるせいかかなりぬかるんだ感じになっていて歩きにくかった。なんとか歩きやすい所を探しながらしばらく下ると右にもう使われていないと思われる建物がいくつか出てくるようになって簡易舗装らしき道路に変わる。歩きやすくなり、ペースも上がる。もうここからは林道歩きが続くようだ。どんどん歩いていくとやがて民家が出てきて、集落と思われる所を通る。青空が気持ち良い歩きである。どんどん下っていくとやがて四つ角に出て、道標を見て左に下る。あたりには梅林があり、白梅がよく咲いていたが、少し時間が経っているものが多かった。このあたりが般若沢の集落であろう。気分よく下っていくとやがて道路に出る。

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 関東ふれあいの道の看板があり、左に秋間梅林観光口のバス停がある。行ってみると乗ろうと思っていた13時過ぎのバスは土曜日運休の表示がある。この時点で自分は祝日のはずなのに、土曜日と勘違いしていた。横にも時刻があり、14時台に3月の日曜日・祝日運転のバスがある。これも乗れないと思っていた。仕方ないなと先へ行くことにした。

長いので続く。

 

吾嬬山、薬師岳へ

2024110919(吾嬬山から薬師岳を望む)

【 山 名 】吾嬬山、薬師岳
【 山 域 】吾妻の山
【 日 時 】2024年11月9日(土)
【 天 候 】快晴
【 ルート 】岩島駅8:40→9:45林道分岐→10:10林道峠→10:45薬師岳10:50→11:20林道峠→12:10吾嬬山12:15→12:50林道分岐→13:30岩島駅

☆薬師岳へ

 この山は青春18切符で冬に行こうと思っていた山である。しかし、先日ニュースでも話題になったが、青春18切符が劇的に改変されてしまい、とてもサラリーマンの土日ハイカーに使える切符ではなくなってしまった。グループで使えないというのは問題ないが、5日間もしくは3日間連続でしか使えないというのが一番の問題である。果たして3日券として一日約3333円を3日間、毎日普通列車だけで旅行する人が本当にいるのだろうか。ごく一部のマニアだけなのではないか、もしくは平日に毎日遠距離通勤している人しか使えないのではないかと思う。土日の二日利用であれば、一日5000円以上使わなくてはいけない。5000円を普通列車で一日旅行しようと思ったら、新潟くらいまで行かないといけない。これは要するに使えなくして利用者が少ないから廃止、という流れにしたいという表れであろう。なので、冬や春にこだわる必要がなくなってしまった。

 また、この山は久しぶりの「藪山辿歴」という本に紹介されている山でもある。北側の姉山集落を抜ける古い道を辿ったようだが、か細い踏み跡だったようである。吾嬬山を先に登り、薬師岳から北東へ伸びる尾根を降りたようである。ということで気になっていた山で、とても天気が良い予報になっていたので出かけてみることにする。

2024110901

 また3時起きで出かけた。今日はかなり気温が低くなるということで冬用フリースを着て来た。さすがにパーカーまでは持ってこなかったが、早朝の高崎駅で下車するとかなり寒く、上からウィンドブレーカーを着ても寒かった。吾妻線で岩島駅で下車する。他にも下車する人たちはそれなりにいるようだった。駅を降りて右にはバス停があり、この週までは吾妻渓谷シャトルバスが運行しているようである。軽装の人を見かけるが、やはり吾妻渓谷の軽いウォーキングに出かけるのであろう。線路を渡って右へ行く。さすがにこちらに向かうような人は皆無である。まだ寒いのでフリースを着たまま道を歩いていく。駅のホームを右に見ると突き当り、道は左に折れて登る。左右に通っている道路に出て、左に進み、少し行くと右に入るように道標がある。そちらに入ってさらに登っていく。まだ寒くて薄手だが手袋を付けた。しばらく進むと再び道標がある分岐に着く。石仏も置かれていた。林道なら右だが、徒歩なら左のようだ。左へ進む。

2024110902

 左に進んで民家の間を通り、左に行くと山に入る感じになる。カーブで登って右へ進むと明るい所に出る。暖かくなったのでフリースを脱いだが、どうも行きすぎた感じがする。少し戻ると壊れかけた道標を見つけたが、それが示している方向は背の高い笹ヤブである。これ入るのかとちょっと躊躇したが、決心して入ってみる。少しの間笹が繁茂したところの間を縫って進むと先は山道が続いているようで少し安心する。しかし、その山道もほとんど使われていないので倒木や枝などが多く、歩きにくい。それでもなんとか続いているので登っていく。動物避けのために電気柵があるようだ。黄色の取っ手を掴んで開けることができるので、上だけ開けてまたいで通った。さらに進むとときどき曲がりながら登っていく。ヤブは少ないものの倒木や落ちた枝は相変わらず多い。ショートカットにはなるが、回り道でも林道を歩いた方が良かったようである。しばらく登っていくとやっと林道に出た。

2024110903

 少し先に再び山道の入口がある。さきほどの道の続きであれば、林道を登った方が良いかと思ったが、一応、そちらの道に入ってみる。するとこちらは歩かれているようでヤブも倒木もなく、問題ない道である。帰りはここまで山道を歩いてそこから林道を下ることにしよう。しばらく緩やかに登っていく。分岐があるが、こちらがメインだろうと思われる方向に進む。やがて右上に鉄塔が見えた所で分岐がある。どちらに進もうかと思ったが、左の道を進むことにした。あまり使われていない雰囲気はあったが、進んでしばらく登ると道路に出た。右へ少し道路を進むと吾嬬山などの案内板があった。

2024110904

 すぐ横の階段を登って進む。うす暗い樹林の中をしばらく登っていく。やがて道らしくなってそれを追う。右から左に曲がって登るが少し道が細い所がある。滑った跡などもあって気を付けながら登っていく。やがて林道に登りつくとそこには道標が立っていた。

2024110905

 吾嬬山と薬師岳のどちらを先に登るか微妙だが、薬師岳を先に登ることにした。進路が分かりにくいらしいので、ルートファインディングが必要な方を先に登った方が良いと思ったからである。林道を右へ進む。この道は作業用に作られた道のようだが、あまり使われていないようだ。草が結構生えてススキも多い。それでも、細々とは歩かれているようで進んでいけば日陰などは草もあまりなく、普通の林道だったりする。途中、左から水が出ている所があり、そこは直進できないので、横の草を踏んで進んだ。進んでいくとうす暗い樹林の中の道となる。道はよくなるが、かなり冷えている。先へ行くと左に沢があり、水が流れているが、橋になっているようで林道の下を流れているようで問題ない。右に進んでいく。さらに進んでいくと右手がわずかに開けた所がある。どこの山かは分からなかったが、遠くに山を見ることができた。しかし、今日は本当に良い天気である。こんな日はヤブ山を歩いても気分がよい。ボケッと考え事をしながら歩いていてふと気づき、あれ、峠過ぎてないだろうかと心配になったが、少し先の左に裏返しの道標があり、回り込むと薬師岳と吾嬬山の分岐であった。

2024110907

 さて、そこから薬師岳に向かうが、入口は少しヤブになっている。どこから入ろうかとあたりを伺うと先にピンクテープがあったので、突破して先に行く。すぐに普通の山道という感じになる。樹林の中はやはり少し寒い。少し行くと山道という感じではなく、ただの細い尾根に変わって小さなギャップへ登る。そこからさらに尾根を進んでいく感じのようだ。山道というよりは踏み跡だろう。あまり歩く人もいないようだ。尾根は分かりやすいが、小さなギャップをいくつも越えるため、登ったり下ったりが連続する。しかもなかなかきつい登りの所もある。先の方に薬師岳と思われる山がちらりと見えたが、まだ遠い。木には赤ペンキが塗られたり、境界見出票をいくつも見かける。しばらく進んでいくと目の前が壁のような登りの所があった。特に先の方がかなりの斜度だ。登りもかなりきつい。これは下りが大変そうだ。ずり落ちないように注意しながら登っていくと再び尾根に登りつく。右に進む。少し行くと境界見出票67の付いた小ピークに出る。そこには右手に枝尾根が分岐している。ここは帰りに間違えないようにしなければいけなさそうだ。後で調べるとどうやら昔の道が姉山へあったようで、その名残かもしれない。

2024110908

 そこからもまだ下って登ってと忙しい。ギャップを右へ巻いて進んでその先へ登っていくと樹林の向こうに榛名山と思われる山が遠くに見えた。黄葉がまずまずな感じだった。

2024110909

 もうそろそろ薬師岳が近くなった感じである。

2024110910

 しばらく進んでいくと石祠が置かれている場所に着いた。そこが薬師岳であろう。

2024110911

 石祠の先のスペースに行くと先に中之条と思われる街並みが樹林の合間から少し見える。どこの山かは分からなかったが、雪を抱く山もちらりと見えた。確かに北東へ向かって尾根があるように見えたが、歩くような人はいるのだろうか。わずかに戻ると薬師岳の山名板も付けられていて、下には頭だけ出している三角点もあった。二等三角点である。普段だと早いお昼にする時間であるが、吾嬬山まで行ってお昼を食べることにしたい。水だけ飲んで往路を戻ることにする。

2024110912

☆吾嬬山へ

 往路を戻るが、やはり下りの方が少し分かりにくい。少しの間落ち葉で踏み跡が分かりにくく、こっちだったよなと思いながら進むと尾根の下りになって分かりやすくなる。さきほど巻いたギャップも巻いて進み、急な登り返しで境界見出票67の小ピークに戻る。やはり何も考えないと左の枝尾根を下りそうである。右へ進む。しばし進んで急降下になる。

2024110913

 横向きのカニ歩きで少しずつ下る。しばらく高度を下げれば、普通に下れるようになってついつい足早になって下ると普通に尾根の歩きになった。先へ行き、登り返しがやはりきつい。それでも頑張って進んでいくと、また細い所を進んで山道らしくなり、林道峠に戻った。

2024110914

 さて、吾嬬山へ向かおう。先ほどの道標の所から登り始める。プラスチック階段が埋め込まれているが、落ち葉が溜まっていて進路が分かりにくい。よく見ると階段があるのでそれをしばらく辿る。するとやっぱり進路が分からなくなったが、少し登ると左に明瞭な道が続いていたのでホッとする。それを辿って進んでいく。しばらくは急な登りはなく、緩やかに登っていく感じであった。先へ進んでいくと左下の方で物音がして、見るとシカが逃げていくのが見えた。手をパンパンと叩いて自分がいることを知らせる。

2024110915

 少し進むと右上に鉄塔がある。道標があって上に登るのかなと思って見ていたら、突然、バタバタバタバタという大きな音がしたので吃驚する。キジが飛び去って行くのが見えた。あんまり驚かすなよと思う。右上に向かって階段のきつい登り、それから右へ進んでから折り返して進む。鉄塔近くに出るが、それだと斜面の登りがきつくなりそうなので、右によじ登ると尾根上に踏み跡があるようなのでそれを追う。しばらくは辿れたが、やがて踏み跡が怪しくなり、右に出て尾根上を登る。しかし、これもかなりの斜度の登りでそれなりにきつい登りが続く。だいぶ登って一旦斜度が緩んだ。目の前にはまだ大きな山がある。

2024110916

 先へ進み、再び急登になる。登るとさらに斜度が増す。これ厳しすぎないかと思う頃、やっと道標が上に見えるが、そこへたどり着くのも容易ではない。やっとのことで道標の所まで登る。右へは寺社原、大竹と書かれていた。

2024110917

 左へ細い道を登るが、これもまだかなりの斜度。少しずつしか登れない。やがて右へ折り返すが、このあたりもひたすらきつい。また折り返して左へ登ると尾根に出た。そこにも道標があって、左に岩下と書かれていた。これが帰りにとる道のようである。

2024110918

 もう山頂は近いようだ。少し登ると明るい所に登りつく。三等三角点があり、その先に山名板と山名の書かれた標柱が置かれていた。中之条の街並みを眺めることができる。相変わらず良い天気、左に少しだけ行くとちょうど座れそうな岩があったので、その岩で昼食を取ることにした。久しぶりにお湯を持ってきたので白湯を飲んだ。

 今日は誰も登ってこないようだ。静かな山である。このあたりの山は熊が出没するのでこの時期はあまり登る人はいないのかもしれない。ちょっと樹林が邪魔するが、さきほど登った薬師岳が眼下に見える。200mほどこちらの方が高いようである。

2024110920

 さて、山頂を後にして下山にかかる。下ればすぐにさきほどの分岐を過ぎる。その先に進むが、あまり踏み跡がない。やはり登って来る人も少ないようだ。尾根上には灌木があって進みにくいが、これを進むので合っているはずである。ピンクテープをときどき見かけるがこういう時は有り難い。しばらく進むと急降下となる。足元に注意しながら下る。少し下ると少し平な所に出る。その先に見えるギャップから左へ行けばよさそうだが、進路がよく分からない。ショートカットするように左に進む。登って小尾根に出るが、やはり踏み跡はない。それでも左へ行けばよいはずと進むとギャップで右に枝尾根が分かれている。ただ左が正解だとそのまま進むと下りになってまたピンクテープがあったので正しいと分かる。どんどん下っていくが、このあたりもところどころきつい所がある。それでも下っていくと緩やかに下っていくようになり、踏み跡が多少分かりやすくなってきた。

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 やがて明らかな山道と思われる所に出る。ピンクテープもあり、右に行くのが正解なようだ。その山道を追って下っていく。しばらく下ると分かりにくい所もあったが、よくよく見れば先に道が続いていた。さらに進んで折り返して下る。何度か折り返して下るようになり、そろそろ林道が近いのではと思いながら下っていく。下部になると倒木なども出てくるようになって少し歩きにくくなる。やがて左下に林道が見える。山道は右へ続いていたが、左下にピンクテープもあったので、道を外れて左下目掛けて適当に降りる。すると再び踏み跡を見て、それを下ると道標のある所で林道に降りることができた。

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 さて、ここまでくれば、もう後は楽勝である。右へ林道をしばし進むと登りにみた道標の所に出る。そこから下っていく。山道をそのまま下ったら、どうも行きとは違った所を歩いているようだ。それでも続いているので問題ないだろうとしばらくその道を下る。やはり倒木などがあって少し歩きにくい所もあったが、下っていくと登りで見覚えのある場所に出て安心する。折り返して下っていき、再び林道へ出た。もちろんそのまま直進する。すると鉄塔に出るが、そのあたりが歩きにくい。登りで分岐のあった場所で左へ進んだのは正解だったようだ。踏まれていない歩きにくい所を少し下り、踏み跡に出て右手を目掛けて降りると登りの分かれていた所に出た。そこからはそのまま道を下っていく。しばらく下れば林道に出る。

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 もちろん、そこからは林道を下る。左へ下っていくとゲートがある。ここも電気柵があり、フックを外してまたいで通る。ゲートは右から通る。ゲートはロープで巻かれていて、車で来て開けられるのかは分からなかった。明るい道になって下っていく。畑が出てきて、近くの人が耕作しているのであろう。のんびりと下っていく。時間も早く、この分なら温泉に入浴して帰ることができそうだ。だいぶ下ると石仏のある分岐に着く。ここまでくれば駅は遠くはない。来た道を降りていき、広い道路を左に進んで右に折れて下る。駅手前で右に折れて進むと踏切が鳴りだした。おいおい、また目の前で列車が通り過ぎるタイミングか?と思ったが、近づいてくる音は背後からだった。高崎方面からの列車のようである。踏切まで行くと踏切の警報器は鳴りやんだ。どうやら特急だったようだ。またすぐに閉まりそうな気がしたので慌てて踏切を渡る。左へ進み、少し行くとまた踏切が鳴りだした。最初は特急列車は回送だったのかと思っていたが、もしかすると列車が来るために停車していたのではないかと思う。少し急ぎ足で駅に向かい、写真を撮って中に入ると左の方から列車が来る音がした。やっぱりそうか。時刻表を見るとやはり普通列車のようである。慌てて階段を駆け上っていると列車が入ってきた。階段を下りれば間に合って乗ることができた。早い時間の列車に乗れて有り難い。小野上温泉で途中下車して久しぶりに小野上温泉で入浴する。十分に温まり、次の列車に乗る。高崎駅でも途中下車してお土産のこんにゃくを買い込んだ。思ったよりも早い帰宅となった。

マニアックな山で踏み跡も薄いので十分に注意が必要。また、吾妻の山は熊がよく出没するため、春・秋は特に要注意。

蓬峠から朝日岳、笠ヶ岳、白毛門(朝日岳、笠ヶ岳、白毛門編)

2024101317(笠ヶ岳から朝日岳を振り返る)

【 天 候 】13日 霧のち晴れ
【 ルート 】13日 清水峠5:40→7:30ジャンクションピーク→7:50宝川温泉分岐→水場→8:00朝日岳8:05→9:20笠ヶ岳9:30→10:30白毛門10:35→12:55登山口→13:10土合駅

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☆朝日岳から笠ヶ岳、白毛門へ

 3時に近くの人のアラームが鳴る。さすがに早すぎる。再び3時半に別な人のアラームも鳴る。みなさん続々と出発していくようだ。この時期は昼間でもそんなには暑くないし、暗い中を歩きたくもない。そんなに早く出ても自分はしょうがないので、明るくなってから出発したい。それでも4時過ぎには起きて朝食を作る。テントを開けるとだいぶ結露したようでフライがまるで雨のように濡れた状態だった。周りはガスで何も見えない。やっぱり出たくないなと思う。みなさん続々と出発していく。朝食をゆっくり食べて、水はたっぷり残っているので、紅茶も入れて飲んだ。することもないが、暗い中テントを畳む気にならず、そのままテントの中で時間の経つのを待つ。5時15分頃に畳むことにしてしばらく地図などを見て過ごした。やっと時間になったので出てみるともう近くにあったテントがほとんどない。一張だけ残っていて、自分とその人だけだったようだ。ヘッドランプを点けてテントを畳んでいるとさすがに少し明るくなってきた。荷物をまとめて出発とする。

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 まずは朝日岳への登りである。わずかに下って左へ分岐しているのは清水への道であろう。右に進んで登りになる。すぐ上にテントを張っていた人たちがいるようで出発の準備をしているようだった。そこから登っていく。しっかり踏まれている道でそんなにきつい登りでもなく、登りやすい角度である。だいぶ明るくなってきたが、ガスは上がりそうにない。ひたすら登っていく。送電鉄塔を見てさらに先に進む。緩やかな道が続いてあまりきつくはない。少し下るような所もある。ガスで先が見えないのでこの道で良いのかちょっと不安になるが、しっかりと道は続いている。下ってくる女性に会った。どこに泊まったのだろうか。まさか下からじゃないよね。やはりわずかに紅葉しているようだ。あまりきれいな色ではないが、少し赤くなっていて、悪くはない。

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 さらに登っていくと少しきつい道になる。するとまた下って来る人たちに会う。結構続々と下ってくる。軽装の人が多く、あまり泊まったという感じではない人が多い。下からきてこの時間にこんな所を歩いているとは驚異的である。世の中、足の強い人がどれだけ多いことか。ふと汗を拭こうとズボンのポケットを探るとどこにも見当たらない。どうやら途中で落としたようである。どこに落としたのかも分からず、戻る気にもなれない。諦めることにする。汗が出るとちょっと面倒だが仕方がない。左に右にと折れながら登っていく。少しガスが切れて目の前に山が現れたが、これはごく近くのみである。まだまだ降りてくるランナーさんに会う。一旦下ってから再び登りとなる。登りが少しきつくなった。ときどき岩交じりの場所を登ったりする。斜めに岩場を進むような所はちょっと登りにくい所もある。それでもまた緩やかに登ったり、ガスでどこを登っているのか分からないからひたすら道を進むだけである。もうそこまで行けばピークかなと思うが、まだその先に続きがある。そんな状態が何度かあった。さらに登るとまた緩やかになり、その先はまたそれなりにきつくなる。ザレた登りの所もあったりしながら先へ行くとやっと道標のある所に登りついた。そこがジャンクションピークである。左に難路と書かれているが巻機山を示す道が分かれている。しかし、すぐ先は笹ヤブになっていて、いかにもヤブ漕ぎが大変そうである。

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 水を飲んで先へ行く。緩やかな道を進んでいくと木段の登りが出てくる。そろそろ朝日岳が近づいた証拠だろう。しばらく木段を登り、ガスの中、草紅葉を見ながら緩やかに進む。木道を進むとやがて下りに変わり、左下には池塘も見る。いかにも朝日ヶ原であろう。

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 歩いていると急に明るくなってきた。もしかして晴れるのかなとちょっと思いながら進むと分岐に出た。

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 ちょうど前からグループが下ってきた所だった。水場に寄ってみようかとそちらを見ると一人そちらから来ていた。水は出ていますかと聞くと、少ないけど出てますということだった。木道を進み、少し下ると水場に着く。プラスチックの樋から水が出ている。確かにそんなに水量は多くないが、下にも流れている。まだ4L近く持っているし、これ以上汲む必要はまったくないので、カップで水を飲んだだけとした。

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 するとまた急に明るくなり、ガスが上がりだした。全部は切れないが、だんだん良くなってきているようだ。あたりの草紅葉の湿原が良い感じとなった。木道を分岐に戻り、先へ進む。緩やかな登りが続き、あまりきつくもなく登っていくと朝日岳の山頂に着いた。

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 お一人休んでいる人がいた。やはりまだガスは切れず、ガスの山頂となったようだが、それでもようやくこの山頂を踏むことができた。山頂には山名柱とお地蔵さん、三角点がある。少し離れた所に石祠が見える。ザックを置いてカメラだけ持って石祠の所まで行ってみる。すると下はガスが切れ始めていて下の谷が見え始めていた。左手には少し紅葉した木々を見ることができた。

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 古くは笠ヶ岳が朝日岳と誤認されていたようだが、昭和30年代に訂正されたということである。1920年に武田久吉氏が宝川温泉から登頂したのが初めとされているようである。

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 戻って水を飲む。ガスの中で寒い山頂に長居は無用である。再びザックをかつぎ、下りに入る。あたりにはホソバヒナウスユキソウと思われる細い葉っぱをたくさん見かける。たくさん咲いている時期に来てみたいとは思うが、果たして来ることはあるのだろうか。

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 先へ下ろうとすると急に目の前の山のガスが晴れて見えるようになった。おお、これなら良い天気になるかも。急に日差しも出てきて、いかにもアルペン的風景が展開された。これには吃驚である。あたりは少し紅葉していて、それも良い感じである。

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 どんどん目の前の山のガスが上がっていく。大烏帽子だろうか。先へ進むと続々と登って来る人達に会う。やはり連休らしい。ときどき立ち止まって先にいかせたり、行かせてくれたりしながら進んでいく。大烏帽子の山頂近くあたりを過ぎるあたりは、細かいアップダウンがいくつも連続していてなかなかにしんどい。右側の斜面が紅葉しているし、それなりに赤く紅葉している低木もあって、ときどき立ち止まって写真を撮った。

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 先へ進む。下ったあたりから見た紅葉と笠ヶ岳、そして先にある谷川岳の眺めは忘れられない思い出になりそうである。振り返るともう歩いてきた大烏帽子、小烏帽子などの稜線の道がよく見える。やはりこんな天気の良い日は、楽しい稜線である。ガスが上がってくれて良かったと思う。先へ進んでまた下っていく。ふと振り返るとやはり大烏帽子の左側も紅葉している木々が少しオレンジ色が多かったものの、悪くはなかった。

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 やっと笠ヶ岳が近づいたがそこから大きく下る。まだまだたくさんの人が登ってくる。やはり猛者は多いようである。かなりの急な下りである。やっと下まで降りた所で登り返しになる。やはりちょっときつい登りが続く。降りてくる人もやはり多い。だいぶ登るとかまぼこ型の避難小屋がある。笠ヶ岳避難小屋であろう。思ったよりは大きい感じ、4~5人泊まれるらしいが、水場がないのが残念である。

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 そこからわずかに登れば笠ヶ岳の山頂であった。

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 お一人休まれている。馬蹄形ですかと聞かれたので、いや半分だけですと返答する。朝日岳へ行かれるのですかと逆に聞いてみると、ここで戻りますということだった。普通のハイカーであれば、日帰りであればこのあたりが限界であろう。この先まで行くとさらに先へ行くのはよいが、戻るのは時間的に難しくなると思う。もう白毛門はさほど遠くはないが、下ってからまた登り返しをさせられそうだ。やはり谷川岳や茂倉岳の眺めが良いが、まだあちらは上の方に少しガスがかかっていた。振り返るとまだ大烏帽子あたりは少しガスが残り、朝日岳が随分遠い。このあたりが最後の眺めだろうか。目に焼き付ける。水もだいぶ飲んだが、まだまだ残りがある。下山まで何の心配もいらないだろう。まだ早いが昼食のパンを食べるとお腹も満たされた。

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 下り始めるとやはり登ってくる人にたくさん会う。しばらく下ると黄葉がきれいな所があった。振り返るとやはり笠ヶ岳や大烏帽子が大きくなっていた。先に進むが、近いように見えてもなかなか時間がかかる。だいぶ足も重くなって荷物もずっしりと感じられる。コースタイムよりかかりそうだなと思いながら先へ進む。ひたすら人に会いながら進み、登りになるが、結構きつい登りの所もあり、また緩やかな登りの所もあり、なかなか進まない感じがする。最後は明るい所を左から右に回り込み、岩っぽい所に休んでいる人を見る。もう白毛門の一角、少し先が山頂で展望盤なども置かれていた。休んでいる人も何人かいて、登って来る人ももちろんいる。

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 岩に座り込んで最後の眺めを楽しむ。こんなにきれいに谷川岳と岩壁を見られることも珍しい。

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 振り返ればやはり笠ヶ岳と大烏帽子、さすがにここまで来ると朝日岳は見えなかった。随分歩いてきたなという気がする。

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 さあ、下山にかかろう。道標には土合まで145minと書かれている。まだ随分遠い。下りに入るとやはり急峻な尾根を下ることが分かる。かなり高度感のある道をしばらく進み、鎖場に出る。登って来る人達がいて、しばらく待たされた。ようやく登ってきた人が途切れたので鎖場を降りるが、これがまた重荷だとかなり厳しい。鎖が付いている所を掴むまでが何もない岩場でちょっと足がすくむ感じだし、鎖を掴んでからもその下へ向かうのがまた足場が少ないのできつい。登って来る人はその時はいなかったので助かった。なんとか鎖場をこなして先へ行くと今度は岩交じりの急降下。これがまたかなりきつい下りが続く。足を滑らせたら転落する角度の下りなので十分に注意して下らなくてはいけない。その上、足を載せる岩が少ない所もあって、ときどきどうやって降りようか考えなくてはいけない所もあった。しばらく降りていくと、今度は谷状の地形の所にロープが付けられている所に出るが、これがまた厳しい下り。足場が少なく、ロープに縋るしかない。重い荷物なのでまた一苦労だ。一度、足場が見当たらず、ずるっと片足が滑り、肝を冷やした。が、なんとか降りることができてホッとする。しかし、その先もまだまだ岩の急降下が続く。ひたすら下っていくと、途中で登ってきた女性に話しかけられる。あそこに見えるのが山頂ですかと聞かれて、もう少し先かなと答えたのだが、これは間違いでもう少し進んで後で振り返った時に見たら、先の右手が実際の山頂だった。つい余計な事を言ってしまう。11時を過ぎたら戻ろうと思っていたと言っていたが、今日は天気も良いのでもう少し進んでみたらと話をした。それでも山頂までいくのはこの時間からだとちょっと無理かもしれなかった。

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 その先もまだまだ岩場の下りがひたすら続く。岩場をトラバースするような所もあり、さらに鎖場もあった。やがて直下降な感じの道になってひたすら下る。まだまだ登って来る人に会う。途中で休んでいる人たちはどこで引き返そうかと考えている人たちもいるようだった。松ノ木沢ノ頭はもうすぐですか、と途中で聞かれたが、自分は何も考えずひたすら降りていたのでどこだったのか分からず、すみません、分からないですと答えた。まだまだ下降は続き、足が痛くなるが、これは序の口である。やがて樹林の中に入ってさらに下ると涼しい風が吹き上げてきて気持ち良い。樹林の中の下降が続くが、もう下は近いのかと思ったけれど、途中で右に見えた谷川岳を見るとまだかなりの高度にいることが分かる。

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 さらに下っていく。ようやく少し急峻な下りがわずかに緩む。左側は眺めが開けている。どんどん先に進んでいく。さすがに12時を過ぎると登って来る人には会わなくなった。風に吹かれると気持ちよいが場所によるようだ。さすがに疲れてきたので、途中でザックを置いて休憩する。ここまで背負ってきたペットボトルの麦茶を開けて飲むとまだ冷たかった。少し休んで再び歩き始める。再び急な道で下る。大きな木が出てきて、その根を踏みながら下ったり、巻いたりして進む。登り返さなくてはいけない所もあって、これがまた微妙に辛い。先へ進むとさらに急降下が続く。木の根の多い道をひたすら下る。段差が大きく、ここも転がったりしたら大変だ。左右に少しずつ段差の少ない所を探しながら下る。足に来る下りである。次から次へとそんな場所が続き、やはりここの道は厳しいなと思いながら下る。さすがにもう随分下ってきたようだが、まだまだ続く。チリンチリンと鈴の音が聞こえる。後ろから人が来たのかと思ったが、そうではなく、前を下っている人であった。しばらくすると追いついてパスさせてもらう。まだまだ急降下、それでもだいぶ下になってきたような雰囲気である。左右に曲がりながら下っているとランナーさんが一人上から下ってきたのでパスさせる。歩きにくい道をさらに下るとようやく道標のある所に下り着いた。道標の写真を撮っていたら、さきほどとは違う人が一人通って行った。

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 もう緩やかな道を先へ進む。少し行くと再び道標を見て左に曲がる。右には河原があった。しばらく進んでいくとまた急な道で折れて下り、川横を進むと橋に出る。橋は足元の板がだいぶ古くなっていて、欠けている所もあった。先へ進むとすぐに駐車場に着く。かなりの車が止められていた。先へ降りれば土合橋に出る。左にバス停があり、バス時刻を見ると20分ほどでバスが来る時間である。土合駅まで行こうと思い、左へ進む。右は渋滞した車の列が数珠繋ぎになっていた。途中に土合山の家があり、営業中とあるが、温泉は14時からなので、まだこの時間は入浴できないようだった。先へ進んで踏切を渡り、土合駅に着く。バス停で時間を確かめ、駅に行ってみる。越後湯沢方面は13時台に列車があるが、水上方面は15時までない。

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 バス停に戻ってしばらくバスを待つ。すると家族連れも含めて数人がやってきた。家族連れのおとうさんが電話を掛け始め、バス会社に電話して状況を聞いているらしい。どうやらバスはかなり遅れているようだ。やがて電話を切って、ロープウェイまで渋滞しているから、しばらくバスは来ないですよと言う。途中でバスは見たが、確かにあの渋滞ではとても来そうにない。水上温泉での入浴を諦めて、越後湯沢まで足を延ばすことにした。土合駅に入って時間を確かめると10分ほどで列車が来る時間、確かホームまで10分くらいかかるよなと思いつつ、乗車票をボタンを押して受け取り、トンネルに入る。

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 自分は昔、夜行列車で土合駅で降りたことが一度だけある。下るのは初めてである。長い階段の下りをこなしてホームに行くと、見学の人も含めてかなりの人がいた。乗る人も多いようだ。しばらく待つと長岡方面行きの列車が入ってきた。降りる人も結構多かった。越後湯沢駅に出る。帰りの列車まで一時間ほど、それを逃すと3時間近く待ちになる。明日も休みなので急いで帰る必要はなかったが、さすがに3時間は待てないし、新幹線を使うほどでもない。駅中のぽんしゅ館で入浴する。30分で入浴し、お土産を買い込んで残りの時間は駅中の立ち食い蕎麦屋で蕎麦を食べた。時間があまりなかったので慌てて食べたが、まだ10分の余裕があった。帰りの列車は座席はそんなに埋まっていなかった。それでも土合駅に着くとたくさんの人が乗り込んでくる。ちょうど目の前にはさきほど土合駅でバスが来ないと教えてくれた家族が座ったのには吃驚した。結局バスが来ないので列車に乗ることにしたのだろう。やはり越後湯沢で入浴したのは正解だったようであった。のんびりと帰宅した。

 

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