登山(谷川・榛名・群馬)

平標山、仙の倉山から三国山へ 仙の倉山編

カメラにゴミが付いていたようで、見苦しい写真が多々ありますが、御容赦下さい。

2026053013(咲き始めのハクサンイチゲ)

【 山 名 】平標山、前仙ノ倉山、仙ノ倉山、大源太山、三角山、ワラジカケマツの頭、三国山
【 山 域 】谷川連峰
【 日 時 】2026年5月30日(土)~31日(日)
【 天 候 】30日 快晴
31日 晴れときどきくもり
【 ルート 】30日 平標登山口バス停8:50→10:00平元新道登山口→11:10平標山ノ家11:40→12:25平標山→13:10仙ノ倉山13:15→13:55平標山→14:25平標山ノ家(テント泊)
31日 平標山ノ家5:45→6:35分岐→6:50大源太山6:55→7:10分岐→7:25三角山→8:30ワラジカケマツの頭→8:40分岐→8:50三国山8:55→9:40三国峠9:45→旧三国街道→10:15東屋→10:50大般若塚→11:40法師温泉

☆平標山ノ家から仙ノ倉山往復

 3年ほど前に平標山などへ花の時期に歩いているが、また歩きたくなった。遥か昔、5月の連休頃に谷川連峰を縦走したことがあった。本当はそのときに計画では平標山ノ家から先も歩くはずだったが、想定外に雪が多く、残雪にはまって靴が濡れたりしたこともあって登山口に降りてしまったのだった。なので今回はその先へ歩くのが目的である。有り難いことに足の痛みが減り、まだ完治ではないがかなり良くなった。以前は歩くだけで足が痛むのだったが、今は歩いた時の痛みがほとんどなくなってくれた。なので久しぶりに重荷のテント泊に行くことにする。

2026053001(オダマキ)

 予定では山の家から平標山を往復すればよいと思っていたので、行程的には9時過ぎのバスに乗れば問題なかったが、先にテント場の良い場所を確保しようと思う。なので、今回は新幹線を使って越後湯沢に早く着き、8時台のバスに乗ることにした。天気予報が良い天気なので来る人は多いだろうと一番の新幹線で越後湯沢へ行く。さすがに一時間前では数人だったが、それでもバス待ちの列が出来ていた。天気の良い今日、少し肌寒く、ウィンドブレーカーを羽織った。しかし、今日はそれなりに気温が上がるだろう。しばらく椅子に座ったりして時間を潰し、後の新幹線が着く時間になるとそれなりに人がやってきた。時間より少し早くバスが来て増発便だということだった。立って乗る人も7~8人くらいいただろうか。それにしても天気が良い。快晴で素晴らしい青空である。元橋で降りようか迷ったが、そのまま平標登山口まで乗った。

2026053002(双体道祖神。ただしあまり古いものではない模様)

 歩き出すと写真を撮っている人がいる。オダマキが咲いていた。駐車場に入り、登山口で登山者カードを書いてから出発する。登山道をわずかに進むと道路に出る。ほとんどの人は左へ松手山経由の道へ進んでいくが、そこから先へ進む。樹林の中を緩やかな道で進んでいく。先を単独の女性が歩いているが、やがて見えなくなった。荷物は思ったよりも重くない。最近は年のせいか重荷が厳しくなってきた。夏の暑さも厳しくなり、以前のシュラフでは夏は暑いことが多くなった。なので夏用の軽量シュラフとマットを新調した。以前使っていたマットは25年以上使っている代物である。エアマットだが特にダメになってはおらず、ずっと使い続けている。購入したときは軽量な部類だったが、今はさらに軽量のものが出ている。折り畳み式のマットもあるけれど、お店で見て大きさに尻込みして結局、エアマットにしておいた。シュラフはモンベルから出ているハーフレングスの超軽量である。果たしてどのくらい使えるのかというお試しでもある。春や秋はちょっと尻込みするが、真夏や避難小屋泊まりなら使えるだろうと思う。

2026053003

 もう暑いせいかすっかりセミの声がうるさいくらいに大きい。樹林の中を淡々と歩いていくと水場と書かれた所があり、パイプから水がたっぷり出ていた。ちょっと触ってみると結構冷たかった。さらに先へ進んでいくと林道に出る。そこからは林道歩きのようだ。緩やかな道が続く。登りも緩やかだが、長い道のりは単調で苦しい。もう下って来る人に時折会う。だいぶ歩いて道標を見るが、まだもう少し先のようだ。少し斜度が上がってペースが落ちた。それでも進んでいくと樹林の中の登山口に着く。

 登山口には双体道祖神が置かれている。あまり古いものではないようだが、ほんわかした気分になる。そこから登り始める。

2026053004

 それなりに登らされる道で木段も出てくる。やはりひっきりなしに人が降りてくる。もっぱら下降路として使われる事の多い道、車で来て早朝から登って早い内に下山する人達だろうか。木段の登りが多くなり、ひたすら登っていくとやっと眺めのある所に出る。標高を上げたせいか風が少しだけ爽やかだが、ここまでたっぷりと汗をかかされた。向こうに見えている残雪のある山は苗場山であろう。

2026053005

 まだまだ登りは続き、左に右にと曲がりながら登っていく。続々と降りてくる人に会う。笹の生える斜面に出ると上の方にムラサキヤシオツツジと思われる花が咲いていたが、ちょっと遠かった。やがて山の家に到着。ザックを置いてテントの受付をする。まだ5月なので千円である。すでに一番良い場所は押さえられていて数張張られていたものの、さすがにまだ石の少な目な場所があったのでそこに張った。

2026053006

 さて、まずは腹ごしらえでパンを食べて置く。平標山を往復することにしよう。荷物を置いていくのは不安だが、サブザックで行くことにする。水場の冷たい水をたっぷり飲んで、1Lだけ汲んで持っていくことにする。

2026053008(アカバナヒメイワカガミ)

 登り始めるとのっけからイワカガミ、タテヤマリンドウなどが咲いている。

2026053007

 少し進むとシャクナゲも咲いている。蕾のものも多く、なかなかいい感じである。

2026053009

 やはり荷物が軽いせいか登りも早い。以前に水をたくさん持って少し重い気持ちで登ったあのときの登りを思い出す。どんどん登って思ったよりも早く、平標山の山頂に着いた。やはり多くの人が休んでいた。

2026053010

 今日は素晴らしい眺めだ。苗場山の先の遠くに見えるのは北アルプスなどであろうか。うっすらと白い雪を抱く山々がちらりと見えた。

2026053011

 まだ12時半である。これなら仙ノ倉山を往復できるであろう。行くことにする。

2026053012

 山頂から木段を下るとやはりハクサンコザクラも咲いている。ハクサンイチゲも咲き始めという感じである。

2026053014

 ミヤマキンバイも咲いていた。

2026053015

 ミツバオウレンも初々しい感じである。もうこれでも十分に高山植物を楽しめた。さらに進んで仙ノ倉山を目指すが、途中からはシャクナゲがたくさん咲いている。

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 それらの写真を撮りながら進んだ。やはり登りは少しきついが、やはり荷物のおかげでそれなりに登って行ける。先にピークがいくつか見えて、まだまだ登って下ってと進んでいく。最後の木段はやはりきつく、それでもそんなに長くはなく、仙ノ倉山の山頂に着いた。標高は2026.2m、今年の標高の山である。

2026053017

 やはりそれなりに人が休んでいた。

2026053018

 縦走路を降りていく人を見かける。ビヴァークした小屋は残念ながら見えないが、思い出が今もよみがえる。

2026053019

 さて、引き返すことにする。再びたくさんのシャクナゲを見ながら下っていく。

2026053020

 平標山が近くなれば、またハクサンイチゲやハクサンコザクラなどを見ながら登っていく。登り着いた平標山の山頂は、さすがに14時近い時間とあって人はだいぶ減っていた。

2026053021

 のんびり下っていく。遥か下に小屋が見えた。どんどん下っていくと登りの時には見つけられなかったイワナシが咲いていた。

2026053022

 ようやく小屋に降りてテントに行く。やはり中が暑かったので、すぐには中に入らず、外で休む。後はすることもないので持ってきた焼酎を飲む。美味しい水で飲む焼酎もなかなか良い。早起きしたせいか少し疲れも出たので、早めに食事を作り、早めに寝ることにした。

2026053023(小屋の美味しい水)

2026053024(夕刻の平標山の眺め)

 しかし、何やら音楽がうるさい。最初は山小屋で流している音楽かと思ったが、どうも違う。皆が静かになるとさらにうるさくなる。どうやらどこか下の方でイベントをやっていて大音量で音楽を流しているのであろう。しかも22時頃で終わるかと思ったら、オールナイトでうるさい。後で調べるとやはり苗場で音楽イベントが開かれていたようだ。とても迷惑なイベントだった。結局、夜中もときどきうるさいので目が覚めて、ぐっすり安眠とはならなかった。また夜半にはときおり強い風が吹き、テントが揺さぶられたりするくらいの時もあった。そのせいか少し寒さを感じたものの、寝られないほどではなかった。

続く。

 

荒山、鍋割山へ

2026052340(ヤマツツジ咲く)

【 山 名 】荒山、薪山、火起山、竈山、鍋割山
【 山 域 】赤城
【 日 時 】2026年5月23日(土)
【 天 候 】霧ところにより曇り
【 ルート 】箕輪バス停9:20→10:25荒山分岐→11:05荒山→ひさし岩→休憩舎→11:50棚上十字路→12:00荒山高原12:05→薪山→12:20火起山→竈山→12:40鍋割山12:45→13:15荒山高原→13:40箕輪バス停

☆荒山へ

 あら、山へ行くの?うん、荒山へ。ということで出かけるが、荒山と鍋割山を歩いたのはもう22年も前の事である。その後も歩いた事があったような気がするが、記録は残っていないようだ。いずれにしてもかなり久しぶりの歩きとなりそうである。早朝の電車で前橋駅へ。早めに着いて赤城山行きのバスに乗る。それにしても随分寒く、薄手だがフリースも着込んでまだ寒い。先日の暑さが嘘のようである。ビジターセンターは建て替え中らしく、しばらくの間、手前止まりになっているようである。直通バスもあるが、その前の各駅止まりのバスに乗った。グループで待ち合わせているのか直通バスと勘違いしている人達もいたようである。どんよりとした天気だったが、バスが走って富士見温泉あたりまで行くと霧雨が降っているようであった。箕輪で下車すると他にも数グループの人達が降りたようである。深い霧でやはり霧雨である。営業していないお店があり、ベンチのあるあたりは木が茂っていて雨避けになるので、そこに入って久しぶりに雨具を着込み、ザックにもレインカバーを付けた。

2026052301

 道路を少し先に進むと駐車場があり、トイレがあったので立ち寄った。このあたりは水が豊富なようでトイレの水が出しっぱなしになっている。凍結を防ぐためということもあるが、かなりの水量が流されていた。駐車場から先に進むと登山口があるので、そこから登り始める。

2026052302

 木段もあるのだが、だいぶえぐれていて登りにくい上にそれなりに斜度があってきつい。この天気のせいかすでに下って来る人が結構いるようだった。子供連れなどの人たちも含んでかなりの人が登っている。ときおりパスしたりしながら登っていく。少し登ると左に道を分けて薄暗い樹林の中を進むが、やはり霧が深かった。ただ、霧から来る雨は大したことはなさそうだ。少し緩やかに進んだのち再びそれなりに登らされる。軽く登り着いた所で道が分かれる。右に進むのが普通だが、ちょうどヤマツツジが咲いていて、左の道を登りたくなった。この道を登ると荒山高原を通らず、少し荒山に近くなる。

2026052303

 そちらの道に入ると最初からちょっときつい登りが続く。咲いているヤマツツジを見ながらしばらく登る。

2026052304

ようやく少し緩くなると右に進むようになる。少し明るくなったもののやはり霧の中である。

2026052305

 あまり歩く人はいないようで静かな道である。上部になるとヤマツツジが蕾が多くなり、わずかにミツバツツジが咲き残っていた。さらに登っていくとやがて分岐に着いた。

2026052306

 そこから左に荒山に向かう。やはり点々とヤマツツジが咲いている。

2026052307

 ミツバツツジもまだ咲いている。両方が咲いている所などもあって楽しい道である。ひたすら登っていく。ごくたまに下ってくる人に会う。少し明るくなっている所に出る。

2026052308

 やはりヤマツツジが咲いていて写真を撮りながら登っていく。霧が少しずつ薄くなった感じがある。

2026052309

 笹のある道を登っていく。以前は奥多摩あたりでもよく笹の中を歩いた気がするが、最近は少なくなってしまって、こういう道を歩くのは久しぶりな気がする。

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 やがて緩やかな登りになると霧から出た感じであたりの新緑とヤマツツジがきれいである。さらにミツバツツジもきれいに満開になっている木があった。

2026052311

 先に山が見えてかなりの急登になる。ロープの付いた所もあった。ちょっと岩が邪魔したりする所もあったりする。後ろから早い人が来てパスさせるとすぐに左に石祠があるのに気づく。行ってみると、どうやらここが荒山の山頂のようだ。

2026052312

古くなって文字が読みにくくなっている山名板が横の木に付いていた。右へ行ってみるとミツバツツジがきれいな木があった。

2026052313

 肌寒く、天気も良くないし、休む気にもなれない。そのまま荒山高原へ向かうことにする。下り道に入るとやはりミツバツツジが咲いている。ヤマツツジもあるが、このあたりは蕾が多い。どんどん下っていくとひさし岩という所に出る。

2026052314

 天気が良ければ眺めがあるのだろうが、今日はホワイト一色である。さらに下っていく。登って来る人にときおり会う。犬を連れた人もいるようだった。やがて道標のある分岐に着く。先へ下る道は道標が外されていた。

2026052316

 右へ折れて進む。少し下るとやはりヤマツツジがよく咲いていてきれいだった。下っていくと早い人が後ろから降りてきたのでヤマツツジがきれいな所でパスさせる。さらに下ると再び霧の中に入る。どうやら山の上の方は霧ではないが、中腹は霧になっているようだ。深い霧の中を先へ下っていく。やっぱりヤマツツジがよく咲いていて、トンネルに近い感じになっている所もあった。だいぶ歩くと右に小さな休憩舎があった。入ってみると目の前にはヤマツツジが多かった。ここで昼食にしようかとも思ったが、やはり荒山高原まで行くことにした。

2026052317

 また霧の中を進んでいくとズミの花がきれいな木があった。さらに進んでいくと荒山高原に着く。

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 するとやっぱりヤマツツジが満開である。霧が深いのが残念だが、そこら中に咲いていた。草地に座り込んで昼食にする。食べていると団体さんが到着して、写真を撮ってくれと言われたが、パンを食べている所だったのでお断りした。

2026052319

☆鍋割山へ

 さて、鍋割山に向かうことにする。やっぱりヤマツツジを見ながら登る。下っている人も登っている人も多い。パスしたりパスされたりしながら登っていく。明るい所に出て、先へ進むとやっぱりヤマツツジ、緩やかになるとさらに増える。

2026052320

 霧が残念だが、左の斜面には特に多かった。

2026052321

 火起山の表示のある小さな山頂を過ぎてさらに先に行くとまたまたヤマツツジ、去年歩いた徳仙丈山ほどではないけど、十分にヤマツツジを堪能できる。

2026052322

 楽しい道で何枚写真を撮ったことか。

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 竈山までの間がいちばん良かったように思う。

2026052325

 竈山を過ぎると少し控えめな感じになって鍋割山を目指す。

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 淡々と進んでいくとそれでもやっぱりヤマツツジがトンネルのように咲いている所を通過する。戻って来る人も多かった。登りになってしばらく緩やかに頑張るとズミが満開である。

2026052327(ズミ)

 この天気では目立たないが、これだけ咲いているとすごい。ヤマツツジもやはりあったが、控えめな感じだった。木の棒を使った簡易なベンチが空いていたのでそこに座って少しだけ休憩した。

2026052328

 時計を見るとうまくいけば14時過ぎの直通バスに間に合いそうだ。次のバスは1時間半後で富士見温泉乗り換えの便である。できれば14時のバスに乗りたいなと思いながら休憩を切り上げて戻ることにする。

2026052329

 やっぱり帰りもツツジのトンネルは良い感じである。行きよりは少し霧が薄くなって竈山から先のツツジもきれいに見えた。

2026052330

 どんどん歩いて荒山高原に着く。まだまだ人が多い。

2026052331

 時計を見るとコースタイムで歩けば箕輪からのバスに間に合いそうだ。それでも何があるか分からない。できるだけ急ぐことにする。最近、軽い山向きの靴を新調したのだが、それも足に少し良い影響を与えたのか良い感じで下れる。ただ、ここの下りは石が多く、転倒したらかなりの怪我になるので急ぎすぎて転倒しないように気をつけて下った。ひたすら下っていくとやがて行きに登った所の分岐に着く。その先は少し歩きやすくなる。それでもやはり木段の下りは気をつける。スピードを出して下り、再び分岐を過ぎると歩きやすい道になってスピードも上がる。最後の分岐の先はまた木段の急降下、ここは少し足が痛くなってあまりスピードを出せなかったが、それでも下っていくと車の走行音などが聞こえてきて、無事に登山口に降り立った。35分のコースタイムのところ、25分かからずに下ることができた。

2026052332

これでバスに十分間に合う時間、再び駐車場のトイレに立ち寄ってからバス停に行く。すでに二人ほど待っていたようだった。昔、とうもろこしを買って食べたお店はやはり休業しているようだ。夏場だけ営業なのだろうか。藤の花がよく咲いていた。

2026052333

 しばらく待って来たバスはなんとか座席があって座ることができた。そのまま前橋駅まで乗った。久しぶりの前橋駅前温泉ゆーゆで入浴する。ぬるめのお湯にのんびり浸かって温まって帰宅した。

 

秋間梅林から後閑城址公園

2025032046(後閑城址公園から榛名山方面)

石尊山、戸谷山からの続きです。(時間等はそちらに記載)

☆秋間梅林

 右へしばらく進み、お店がある所に出る。もうそのあたりからは梅が結構咲いていた。お店を物色してみたが、買いたいものが見当たらず、そのまま進む。遊歩道入口の表示があり、そこから右に登る。

2025032031

 車で来た人たちがたくさん歩いている。それに混じって自分も登る。しばらく遊歩道に沿って歩いていくと左に道が分かれる。おそらくそちらへ向かえばよいものと思うが、まずは右へ行く。白梅がよく咲いていたが、やはり今一つ、さらに先に進む。やがてだいぶ登った所で咲いている白梅はなかなかきれいだった。

2025032032

 その先へ登ると右手に梅林が広がるが、紅梅が多く、良い雰囲気である。

2025032033

 先へ行くと売店があり、右に行くと「AKIMA」の文字が置かれていた。

2025032034

そのあたりはピンクや赤の梅が多く、まさに桃源郷であった。

2025032035

 写真を撮りながらあたりを少し散策した。先に見えているのはさきほど歩いた戸谷山の稜線だろうか。

2025032036

 やはり青空の日の花見は楽しい。しばらくあたりを歩いたがとても全部は見切れない。このあたりで切り上げることにして、先に進むことにする。売店に立ち寄ってみたらカリカリ梅が売られていたのでそれを買い込んだ。

☆後閑城跡公園へ

 しばらく往路を戻ってさきほどの分岐に戻る。遊歩道は左なのでそちらに向かうように看板があるが、そのまま先へ行く。踏み跡は続いている。以前はこちらの道が使われていたようだが、今は歩く人はほとんどいないようだ。それでも安中市の灰皿代わりの土管などが置かれていたりする。しばらく進んで下ると道路に降りる。目の前には駐車場がある。入口に道標があり、後閑城跡公園を示していた。

2025032037

 先も小さな梅林だが、きれいではなかった。右に登り、左に折れると道が続いている。あまり歩く人はいないのかなとも思ったが、少し進むと雪が残っている所に足跡が二人分くらいついていた。丘陵コースのような感じだが、良い雰囲気である。

2025032038

 しばらく進むと左が処分場か何かの造成地でフェンスなどもあってあまり気分はよくない。しばらく進むとそれから離れて再び樹林の中を進む。少し下って道路に出た。道標に従ってしばらく右へ歩く。分岐があり、直進気味の左下の道に入って先へ行く。両側が谷になっていてその間の尾根道を少し進むと再び山の中に入っていく雰囲気となる。細い道を進んでいく。どこを歩いているのかさっぱり分からない感じで、ひたすら道を追って先に進む。

2025032039

 しばらく進むと古い石標が置かれている所で左右に踏み跡が分かれているが、いずれも使われておらず、特に右はヤブに消え入りそうだった。左は枝が横に倒してあり、入らないように示しているようだ。

2025032040

 そのまま先に進むと登りになり、少し急な登りをしばらくで再び緩やかになり、歩いていたら、この道に入って初めて歩いている地元と思われる若い二人に会った。その先へ行くとピークでもない道端に300.8mの三角点が置かれていた。

2025032041

 先へ進むと市街地が見えるようになり、しばらく下ると突然、休憩舎の横に出る。左に階段を登ると石標がいくつか置かれていて、もうそこは後閑城址公園の一角であった。ここは北廓らしい。

2025032042

 再び階段を降りて回り込むように左へ進むと城跡らしく掘割などを見る。先にはとても大きな巨木が立っている。先へ進むと右手には真っ白な浅間山や左には妙義山のギザギザであろう。本丸あたりは紅梅がきれいなようだ。右の広場は西廓らしい。右へ進んで段を登り、本丸に向かう。登り切った本丸にはたくさんの石碑が並んでいる。百庚申の案内板があり、庚申信仰で置かれたもののようだ。ちょっと異様な雰囲気でもある。ほとんどは「庚申塔」と書かれているが、中には「青面金剛塔」と書かれているようなものも混じっていた。右手の奥に白い山が見えるが、これは榛名山だろうか。浅間山が見えるところには、梅がよく咲いていた。

2025032043

 本丸から降りると東廓、さらに先に下ると二の丸に出る。ここからどう降りようかと思ったが、左に駐車場へ降りていく道が分岐していたのを思い出し、少し戻ってそちらに降りていく。駐車場があったが、止まっている車はなかった。城跡を出て先への道を降りていく。しばらく降りていくと集落の中の道となる。適当に進んで降りていくと道路に出た。

2025032044

 柿平からのバスがあるはずだが、この時間にあるかどうか分からない。まだこの時点で土曜日と勘違いしていたが、祝日は全便運休であった。バス停がどこにあるのかも分からず、しばらく歩けば、行きに乗った安中榛名駅からのバス停に行けるはずだと思う。もう少し先に進むと左右に通るバイパス道に出る。左に折れてしばらく歩いた。だいぶ歩くとセブンイレブンがあった。その右にバス停があったので行ってみると花の木バス停である。しかし、これは柿平方面へのバス停、少し探すと縦に通っている道の左にまたバス停を見つけるが、これは安中榛名駅行きのバス停である。右へ行くとバス停があった。時刻を見ると1時間待ちである。

 コンビニに行ってスイーツなどを買い込み、バス停に戻って食べた。しかし、まだ時間がある。もう少し歩いてみようと先へ進む。しばらく歩くと杉名入口のバス停がある。そこから登りになってなかなか長い。ようやく杉名公民館前のバス停があった。そこで待とうか迷ったが、もう少し歩く。長い坂を登って歩くのはやっぱりしんどかった。やっと病院の建物が見えてきた。左右に道が分かれたので、右の道を取ったが、これは誤り。先に進んでから左に折れて細い道を進むとバス道路に出た。左にバス停があった。

2025032045

 渡って磯部駅方面のバス停で時間を確認する。やはり本数は少なく、さきほどの花の木と本数があまり変わらないようだ。反対側のバス停にはベンチがあるのでそこで持ってきた本を読んで時間を潰した。さて、来ても乗るつもりのなかった安中市役所行きのバスが通るはずの時間になってもバスは来ない。そこでふっと今日は土曜日ではなく祝日であることをやっと思い出した。ありゃ、マジか。磯部駅行きのバスは本数が減るが日曜日・祝日も運行している。20分の追加待ちとなった。さらに待ってようやく時間になり、バス停で待つとわずかに遅れてバスがやってきた。やっと磯部駅に戻ることができた。温泉で入浴したい所だったが、時間が遅いので入浴は諦めて、電車に乗り込んで帰宅した。

 

石尊山、戸谷山へ

2025032017(妙義山方面の眺め)

【 山 名 】御殿山、石尊山、戸谷山
【 山 域 】榛名山付近の山
【 日 時 】2025年3月20日(木)祝
【 天 候 】快晴
【 ルート 】安中榛名駅8:50→9:15四十七石像→9:20御殿山→9:50取りつき→10:20石尊山10:25→10:35風戸峠→11:00戸谷山11:10→12:00般若沢→12:10恵宝沢→12:30秋間梅林12:50→13:20道路→13:50後閑城址公園14:15→14:35花の木バス停→15:10碓氷病院前バス停

☆石尊山、戸谷山へ

 今年は三月が寒いせいか、梅がきれいである。まだ大丈夫だろうと梅を見に行くことにする。一番電車で出かけて高崎駅で乗り継ぎ、磯部駅で下車する。次の電車でもバスには乗れると思ったが、乗り継ぎ時間が少ないのと余裕を持ちたかったので早く着く列車にした。磯部駅に着く直前には真っ白な浅間山が目に入った。写真を撮ろうと思ったが駅からは撮れないようだ。駅を降りて跨線橋を登ってみると風避けのプラスチックの板が邪魔するが、浅間山を見ることができた。駅前はタクシー会社があるくらいで何もない。少し磯部温泉方面に歩くとベンチがあった。日当たりがよく暖かいのでそこでしばらく待ってから駅に戻った。ここから安中榛名駅行きのバスに乗る。地元の人が2~3人乗ったくらいだった。初めての安中榛名駅で下車する。

2025032001

 新幹線でもここは降りたことのない駅である。売店で何か買おうかと入ってみたが、まだ9時前で営業していなかった。諦めて四十七石像に向かう。左に進んで雪の残る道をしばらく進むと道路に出る。左に行くと四つ角に出る。そのまま先に進みそうになったが、さきほどバスに乗っていたときに景色が良かったことを思い出して少し戻ると四つ角からは素晴らしい白い妙義山の眺めが楽しめた。明らかに白い雪が付いた妙義山は自分はあまり見たことがなかったので、ちょっと新鮮な感じであった。

2025032002

 先に進む。バイパス道らしく、車の通行はときたまである。かなり高い所を通っているようだ。下を新幹線が走っているようで、ゴォーという音とともに新幹線が走り去っていくのが分かる。歩いていくと右に曲がって進む。相変わらず寒く、冬用パーカーは着たままである。やがて分岐がある。早咲きの桜が咲いているが、この寒さなのに不思議なくらいである。樹林の中に入ると雪が残り、かなり寒い。少し進むと左に駐車場がある。すぐ右手に石像や御殿山の案内があり、そこから山道に入る。

2025032003

 道の雪は溶けていて、道の脇にあるくらいで助かった。昨日は午後に晴れたので溶けたのだろう。落ちてくるしずくもごくわずかで問題はない。右に木段をしばらく登っていくと左に曲がって左上に岩棚がある場所の下を通る。案内板があり、岩戸観音堂があった場所であると書かれていた。古い石積みや石段だったと思われる所もあって、一段上に行けるが、特に行く気にはならず、そのまま道を先へ進む。左上には何体かの石仏も見かけた。

2025032004

 しばらく進むと赤穂四十七義士石像に出る。案内板や後で見た安中市のホームページによると下秋間館の生まれの元助という人が、家出して伊勢参宮を志したが路銀が尽き、通りがかりの情けにすがっていた所、近くの乞食どもにいじめられていたのを浅野内匠頭の代参に伊勢神宮へ来た片岡源五右衛門に助けられて下僕となった。討ち入りの前夜に解雇を言い渡され討ち入りには参加させてもらえず、のちに20年かけて石像を彫ったようである。その後諸国を巡歴して安房国和田浦の黒滝不動の岩屋に入定したそうである。ずらりと並ぶ石仏はある意味霊場的な感じを受けた。

2025032005

 先に踏み跡がある。右に登ってから左に折り返す。岩場の上に直登している踏み跡もあるようでピンクテープも付いていたが、雪があるので、そのままトラバース気味に進む道を少し雪を踏んで進む。

2025032006

 再び登りになって左に登ると尾根に出る。右の山へも踏み跡があるようだ。左に折れて明るい尾根を雪を踏みながら登るとすぐに御殿山の頂上に着いた。

2025032007

 木があるのであまり眺めはよくはないが、少し開けた所から見えるのは安中市街であろう。ソーラーパネルがたくさん置かれているのが見えるのが今一つだが。日射しが暖かく、ちょっと休んでいきたい気もしたが、まだ先が長いので、さっさと降りることにする。

2025032008

 往路を戻り、再び石像の横を通って先へ下る。下りはあっけなく駐車場の所に戻った。右の林道を進んで石尊山に向かう。車は通行できない旨の表示があり、やはり木からの堆積物がたまっていて車は入っていないことが分かる。しばらく進んでいくと倒木などもあるので避けながら進んでいくとやがて倒木がひどい所に出る。林道が終わった感じで倒木の下を抜けるように細い道になり、先へ進むと右に曲がって樹林の中を抜けて道路に出た。

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 遠くには雪の付いた山が見え、あたりにも雪が残っているが、日差しはちょっと春の気配が感じられる感じであった。道標に従って右の道を登っていく。しばらく登って道が分かれている。石尊山へは直進の表示があるが、右の道を取る。民家の間を抜けて右に曲がって進んでいく。梅が咲いている。白梅はちょっと遅い感じだったが、紅梅はちょうどいい感じに咲いていてきれいだった。やがて稜線コースと書かれた石尊山への道標があり、そこから山道となる。

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 少し進むとやはり雪道となった。そんなに雪は多くはなく、登山靴で問題はなかった。ストックは持ってこなかったが、いつものようにシューズチェーンは入れてある。急な登りがあれば出せばよいだけである。雪を踏みながら進んでいく。天気もよく明るい樹林の中を先へ進む。わずかに急な所もあるが、特に問題はなく登っていける。やがてベンチのある所に出た。右手には白い榛名山が並び、左奥には真っ白な雪山が見えるが、草津方面の山だろうか。

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 さらに先へ進む。しばらく登って少し斜度のある登りをこなすと石祠のある所に出た。大きな石祠がいくつも置かれている。樹林の中で雪もあり、少し寒い。先に進んで左側の眺めが良い所に出る。右には標柱があり、石尊山と書かれている。石祠にお参りしてベンチに座る。遠くに山々が並んでいるが、西上州の方の山だろうか。御荷鉾山あたりかもしれない。さすがにスノーハイキングは汗をかかされる。しばらく休んで水を飲んだ。

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 さて、先へ進むことにする。左手にも踏み跡があるが、これは道標に安中榛名駅と書かれていて、直登してくるコースである。石祠の横を通って戸谷山を示す道標の方に進む。そちらに進むとやはり日陰ということもあって若干雪が多いようだ。しかし一人くらいの歩いた跡があり、特に問題なさそうである。少し進むと緩やかな尾根を下るようになる。日が差し込み、明るい尾根で右手には樹林越しに残雪の山などが見えてなかなかである。やはり踏み跡は一人のようである。動物の足跡もたくさん残されていたが、これはうさぎではないようだ。大きくはない動物だと思うがなんだろうか。

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 思ったほどの雪ではなく、どんどん下っていく。緩やかな下りが続いて歩きやすい。道らしきへこみは分かりやすく、問題なく進んでいくとやがて道が見える所に出る。右に進んでからちょっと細い所を下ると問題なく道路に降り立つことができた。

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 安中市の表示があり、石標があるようだ。左に少し進むと戸谷山への道標がある。擁壁を石で登るが少し登りにくい。すぐ先にはこちらも石標があるようだ。樹林の中はやはり寒い。少し進むと壁のような斜面が立ちふさがり、これ登るのかと思ったが、道は左に折れて緩やかに登っているので安心する。やはりこちらの方が若干雪が増えたようだ。それでもそんなに歩きにくくはなく、緩やかな道を登っていく。やがて樹林を抜けて明るい所を進むようになる。今日はサングラスは持ってこなかったが、こう雪があると眩しい。道標を見て先に行くと少し林道っぽい感じの道になる。

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 先の方にピークが見えてきて、もう戸谷山も近くなったようだ。吹き溜まりは少しズボッといく感じの所もあるが、普通に登っていける。やがて左上に踏み跡があったのでそれに従って左上に出ると広く伐採されて雪の斜面になっている所に出た。広い眺めがある。遠くに山々が見えて良い所である。少し先に進むとそこが戸谷山の山頂で、標柱が立っていた。右には三角点があり、石も置かれている。それに座らせてもらうことにした。

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 眺めを楽しみながら持ってきた菓子パンを食べた。

☆秋間梅林へ

 腰を上げてさて先に進もうかと思ったら、一人後ろから登ってきた。挨拶を交わして先に進むことにする。さきほどの踏み跡を戻ろうかと思ったが、左に施設の脇を通れる所があり、わずかに進むと雪が付いているが木段になっているようだった。それを数段下るとさきほどの林道らしき道に出る。道標があった。

 左に進む。しばらく林道らしき道を進んでいくと道が分岐している。そのまま先なのかと思っていたが、よく見ると左に恵宝沢と書かれている。そちらに進んだ方がよさそうだ。道標通りに左へ行く。左手は伐採された斜面になっている。しばらく進んでいくと左に休憩舎などを見る。さらに進むと木段で道路に降り立った。ここは右に行くように道標がある。右に少し進むとトイレがあったので立ち寄った。小さなトイレであまり使われていないようだが問題なかった。すぐ先に道標があり、そこから左下へ道が下っている。そちらに入る。

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 雪に隠れた木段を下る。すぐに雪は少なくなり、樹林の中を下っていく。ところどころにはやはり雪はあるものの、たいしたことはない。あまり歩かれていない雰囲気だが、道は問題ない。しばらく進むと道標があり、そこから尾根らしくなる。また少し急な下りになり、雪がまだ残っているので滑りやすい。ちょっとカニ歩き的に下る。

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 少し下ると木段が出て来たのでホッとした。さらに下ると雪が少なくなって歩きやすくなった。尾根から谷に向かって下っていくようになる。またところどころ急で滑りやすい所があり、閉口しながらしばらく下るとやがて右へ右へと進んでいくようになる。谷から離れて右へ下るが、このあたりは道がわずかに分かりにくく、こっちで大丈夫かなと少し心配になったが、さらに下ってみると木段が出て来たので問題なさそうだ。少し道が悪くなっていたが、別な林道らしき道が右から来ていたところに降り立った。そこにも道標があった。

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 そこから左へ下るのだが、少しの間、雪があるせいかかなりぬかるんだ感じになっていて歩きにくかった。なんとか歩きやすい所を探しながらしばらく下ると右にもう使われていないと思われる建物がいくつか出てくるようになって簡易舗装らしき道路に変わる。歩きやすくなり、ペースも上がる。もうここからは林道歩きが続くようだ。どんどん歩いていくとやがて民家が出てきて、集落と思われる所を通る。青空が気持ち良い歩きである。どんどん下っていくとやがて四つ角に出て、道標を見て左に下る。あたりには梅林があり、白梅がよく咲いていたが、少し時間が経っているものが多かった。このあたりが般若沢の集落であろう。気分よく下っていくとやがて道路に出る。

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 関東ふれあいの道の看板があり、左に秋間梅林観光口のバス停がある。行ってみると乗ろうと思っていた13時過ぎのバスは土曜日運休の表示がある。この時点で自分は祝日のはずなのに、土曜日と勘違いしていた。横にも時刻があり、14時台に3月の日曜日・祝日運転のバスがある。これも乗れないと思っていた。仕方ないなと先へ行くことにした。

長いので続く。

 

吾嬬山、薬師岳へ

2024110919(吾嬬山から薬師岳を望む)

【 山 名 】吾嬬山、薬師岳
【 山 域 】吾妻の山
【 日 時 】2024年11月9日(土)
【 天 候 】快晴
【 ルート 】岩島駅8:40→9:45林道分岐→10:10林道峠→10:45薬師岳10:50→11:20林道峠→12:10吾嬬山12:15→12:50林道分岐→13:30岩島駅

☆薬師岳へ

 この山は青春18切符で冬に行こうと思っていた山である。しかし、先日ニュースでも話題になったが、青春18切符が劇的に改変されてしまい、とてもサラリーマンの土日ハイカーに使える切符ではなくなってしまった。グループで使えないというのは問題ないが、5日間もしくは3日間連続でしか使えないというのが一番の問題である。果たして3日券として一日約3333円を3日間、毎日普通列車だけで旅行する人が本当にいるのだろうか。ごく一部のマニアだけなのではないか、もしくは平日に毎日遠距離通勤している人しか使えないのではないかと思う。土日の二日利用であれば、一日5000円以上使わなくてはいけない。5000円を普通列車で一日旅行しようと思ったら、新潟くらいまで行かないといけない。これは要するに使えなくして利用者が少ないから廃止、という流れにしたいという表れであろう。なので、冬や春にこだわる必要がなくなってしまった。

 また、この山は久しぶりの「藪山辿歴」という本に紹介されている山でもある。北側の姉山集落を抜ける古い道を辿ったようだが、か細い踏み跡だったようである。吾嬬山を先に登り、薬師岳から北東へ伸びる尾根を降りたようである。ということで気になっていた山で、とても天気が良い予報になっていたので出かけてみることにする。

2024110901

 また3時起きで出かけた。今日はかなり気温が低くなるということで冬用フリースを着て来た。さすがにパーカーまでは持ってこなかったが、早朝の高崎駅で下車するとかなり寒く、上からウィンドブレーカーを着ても寒かった。吾妻線で岩島駅で下車する。他にも下車する人たちはそれなりにいるようだった。駅を降りて右にはバス停があり、この週までは吾妻渓谷シャトルバスが運行しているようである。軽装の人を見かけるが、やはり吾妻渓谷の軽いウォーキングに出かけるのであろう。線路を渡って右へ行く。さすがにこちらに向かうような人は皆無である。まだ寒いのでフリースを着たまま道を歩いていく。駅のホームを右に見ると突き当り、道は左に折れて登る。左右に通っている道路に出て、左に進み、少し行くと右に入るように道標がある。そちらに入ってさらに登っていく。まだ寒くて薄手だが手袋を付けた。しばらく進むと再び道標がある分岐に着く。石仏も置かれていた。林道なら右だが、徒歩なら左のようだ。左へ進む。

2024110902

 左に進んで民家の間を通り、左に行くと山に入る感じになる。カーブで登って右へ進むと明るい所に出る。暖かくなったのでフリースを脱いだが、どうも行きすぎた感じがする。少し戻ると壊れかけた道標を見つけたが、それが示している方向は背の高い笹ヤブである。これ入るのかとちょっと躊躇したが、決心して入ってみる。少しの間笹が繁茂したところの間を縫って進むと先は山道が続いているようで少し安心する。しかし、その山道もほとんど使われていないので倒木や枝などが多く、歩きにくい。それでもなんとか続いているので登っていく。動物避けのために電気柵があるようだ。黄色の取っ手を掴んで開けることができるので、上だけ開けてまたいで通った。さらに進むとときどき曲がりながら登っていく。ヤブは少ないものの倒木や落ちた枝は相変わらず多い。ショートカットにはなるが、回り道でも林道を歩いた方が良かったようである。しばらく登っていくとやっと林道に出た。

2024110903

 少し先に再び山道の入口がある。さきほどの道の続きであれば、林道を登った方が良いかと思ったが、一応、そちらの道に入ってみる。するとこちらは歩かれているようでヤブも倒木もなく、問題ない道である。帰りはここまで山道を歩いてそこから林道を下ることにしよう。しばらく緩やかに登っていく。分岐があるが、こちらがメインだろうと思われる方向に進む。やがて右上に鉄塔が見えた所で分岐がある。どちらに進もうかと思ったが、左の道を進むことにした。あまり使われていない雰囲気はあったが、進んでしばらく登ると道路に出た。右へ少し道路を進むと吾嬬山などの案内板があった。

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 すぐ横の階段を登って進む。うす暗い樹林の中をしばらく登っていく。やがて道らしくなってそれを追う。右から左に曲がって登るが少し道が細い所がある。滑った跡などもあって気を付けながら登っていく。やがて林道に登りつくとそこには道標が立っていた。

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 吾嬬山と薬師岳のどちらを先に登るか微妙だが、薬師岳を先に登ることにした。進路が分かりにくいらしいので、ルートファインディングが必要な方を先に登った方が良いと思ったからである。林道を右へ進む。この道は作業用に作られた道のようだが、あまり使われていないようだ。草が結構生えてススキも多い。それでも、細々とは歩かれているようで進んでいけば日陰などは草もあまりなく、普通の林道だったりする。途中、左から水が出ている所があり、そこは直進できないので、横の草を踏んで進んだ。進んでいくとうす暗い樹林の中の道となる。道はよくなるが、かなり冷えている。先へ行くと左に沢があり、水が流れているが、橋になっているようで林道の下を流れているようで問題ない。右に進んでいく。さらに進んでいくと右手がわずかに開けた所がある。どこの山かは分からなかったが、遠くに山を見ることができた。しかし、今日は本当に良い天気である。こんな日はヤブ山を歩いても気分がよい。ボケッと考え事をしながら歩いていてふと気づき、あれ、峠過ぎてないだろうかと心配になったが、少し先の左に裏返しの道標があり、回り込むと薬師岳と吾嬬山の分岐であった。

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 さて、そこから薬師岳に向かうが、入口は少しヤブになっている。どこから入ろうかとあたりを伺うと先にピンクテープがあったので、突破して先に行く。すぐに普通の山道という感じになる。樹林の中はやはり少し寒い。少し行くと山道という感じではなく、ただの細い尾根に変わって小さなギャップへ登る。そこからさらに尾根を進んでいく感じのようだ。山道というよりは踏み跡だろう。あまり歩く人もいないようだ。尾根は分かりやすいが、小さなギャップをいくつも越えるため、登ったり下ったりが連続する。しかもなかなかきつい登りの所もある。先の方に薬師岳と思われる山がちらりと見えたが、まだ遠い。木には赤ペンキが塗られたり、境界見出票をいくつも見かける。しばらく進んでいくと目の前が壁のような登りの所があった。特に先の方がかなりの斜度だ。登りもかなりきつい。これは下りが大変そうだ。ずり落ちないように注意しながら登っていくと再び尾根に登りつく。右に進む。少し行くと境界見出票67の付いた小ピークに出る。そこには右手に枝尾根が分岐している。ここは帰りに間違えないようにしなければいけなさそうだ。後で調べるとどうやら昔の道が姉山へあったようで、その名残かもしれない。

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 そこからもまだ下って登ってと忙しい。ギャップを右へ巻いて進んでその先へ登っていくと樹林の向こうに榛名山と思われる山が遠くに見えた。黄葉がまずまずな感じだった。

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 もうそろそろ薬師岳が近くなった感じである。

2024110910

 しばらく進んでいくと石祠が置かれている場所に着いた。そこが薬師岳であろう。

2024110911

 石祠の先のスペースに行くと先に中之条と思われる街並みが樹林の合間から少し見える。どこの山かは分からなかったが、雪を抱く山もちらりと見えた。確かに北東へ向かって尾根があるように見えたが、歩くような人はいるのだろうか。わずかに戻ると薬師岳の山名板も付けられていて、下には頭だけ出している三角点もあった。二等三角点である。普段だと早いお昼にする時間であるが、吾嬬山まで行ってお昼を食べることにしたい。水だけ飲んで往路を戻ることにする。

2024110912

☆吾嬬山へ

 往路を戻るが、やはり下りの方が少し分かりにくい。少しの間落ち葉で踏み跡が分かりにくく、こっちだったよなと思いながら進むと尾根の下りになって分かりやすくなる。さきほど巻いたギャップも巻いて進み、急な登り返しで境界見出票67の小ピークに戻る。やはり何も考えないと左の枝尾根を下りそうである。右へ進む。しばし進んで急降下になる。

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 横向きのカニ歩きで少しずつ下る。しばらく高度を下げれば、普通に下れるようになってついつい足早になって下ると普通に尾根の歩きになった。先へ行き、登り返しがやはりきつい。それでも頑張って進んでいくと、また細い所を進んで山道らしくなり、林道峠に戻った。

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 さて、吾嬬山へ向かおう。先ほどの道標の所から登り始める。プラスチック階段が埋め込まれているが、落ち葉が溜まっていて進路が分かりにくい。よく見ると階段があるのでそれをしばらく辿る。するとやっぱり進路が分からなくなったが、少し登ると左に明瞭な道が続いていたのでホッとする。それを辿って進んでいく。しばらくは急な登りはなく、緩やかに登っていく感じであった。先へ進んでいくと左下の方で物音がして、見るとシカが逃げていくのが見えた。手をパンパンと叩いて自分がいることを知らせる。

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 少し進むと右上に鉄塔がある。道標があって上に登るのかなと思って見ていたら、突然、バタバタバタバタという大きな音がしたので吃驚する。キジが飛び去って行くのが見えた。あんまり驚かすなよと思う。右上に向かって階段のきつい登り、それから右へ進んでから折り返して進む。鉄塔近くに出るが、それだと斜面の登りがきつくなりそうなので、右によじ登ると尾根上に踏み跡があるようなのでそれを追う。しばらくは辿れたが、やがて踏み跡が怪しくなり、右に出て尾根上を登る。しかし、これもかなりの斜度の登りでそれなりにきつい登りが続く。だいぶ登って一旦斜度が緩んだ。目の前にはまだ大きな山がある。

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 先へ進み、再び急登になる。登るとさらに斜度が増す。これ厳しすぎないかと思う頃、やっと道標が上に見えるが、そこへたどり着くのも容易ではない。やっとのことで道標の所まで登る。右へは寺社原、大竹と書かれていた。

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 左へ細い道を登るが、これもまだかなりの斜度。少しずつしか登れない。やがて右へ折り返すが、このあたりもひたすらきつい。また折り返して左へ登ると尾根に出た。そこにも道標があって、左に岩下と書かれていた。これが帰りにとる道のようである。

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 もう山頂は近いようだ。少し登ると明るい所に登りつく。三等三角点があり、その先に山名板と山名の書かれた標柱が置かれていた。中之条の街並みを眺めることができる。相変わらず良い天気、左に少しだけ行くとちょうど座れそうな岩があったので、その岩で昼食を取ることにした。久しぶりにお湯を持ってきたので白湯を飲んだ。

 今日は誰も登ってこないようだ。静かな山である。このあたりの山は熊が出没するのでこの時期はあまり登る人はいないのかもしれない。ちょっと樹林が邪魔するが、さきほど登った薬師岳が眼下に見える。200mほどこちらの方が高いようである。

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 さて、山頂を後にして下山にかかる。下ればすぐにさきほどの分岐を過ぎる。その先に進むが、あまり踏み跡がない。やはり登って来る人も少ないようだ。尾根上には灌木があって進みにくいが、これを進むので合っているはずである。ピンクテープをときどき見かけるがこういう時は有り難い。しばらく進むと急降下となる。足元に注意しながら下る。少し下ると少し平な所に出る。その先に見えるギャップから左へ行けばよさそうだが、進路がよく分からない。ショートカットするように左に進む。登って小尾根に出るが、やはり踏み跡はない。それでも左へ行けばよいはずと進むとギャップで右に枝尾根が分かれている。ただ左が正解だとそのまま進むと下りになってまたピンクテープがあったので正しいと分かる。どんどん下っていくが、このあたりもところどころきつい所がある。それでも下っていくと緩やかに下っていくようになり、踏み跡が多少分かりやすくなってきた。

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 やがて明らかな山道と思われる所に出る。ピンクテープもあり、右に行くのが正解なようだ。その山道を追って下っていく。しばらく下ると分かりにくい所もあったが、よくよく見れば先に道が続いていた。さらに進んで折り返して下る。何度か折り返して下るようになり、そろそろ林道が近いのではと思いながら下っていく。下部になると倒木なども出てくるようになって少し歩きにくくなる。やがて左下に林道が見える。山道は右へ続いていたが、左下にピンクテープもあったので、道を外れて左下目掛けて適当に降りる。すると再び踏み跡を見て、それを下ると道標のある所で林道に降りることができた。

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 さて、ここまでくれば、もう後は楽勝である。右へ林道をしばし進むと登りにみた道標の所に出る。そこから下っていく。山道をそのまま下ったら、どうも行きとは違った所を歩いているようだ。それでも続いているので問題ないだろうとしばらくその道を下る。やはり倒木などがあって少し歩きにくい所もあったが、下っていくと登りで見覚えのある場所に出て安心する。折り返して下っていき、再び林道へ出た。もちろんそのまま直進する。すると鉄塔に出るが、そのあたりが歩きにくい。登りで分岐のあった場所で左へ進んだのは正解だったようだ。踏まれていない歩きにくい所を少し下り、踏み跡に出て右手を目掛けて降りると登りの分かれていた所に出た。そこからはそのまま道を下っていく。しばらく下れば林道に出る。

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 もちろん、そこからは林道を下る。左へ下っていくとゲートがある。ここも電気柵があり、フックを外してまたいで通る。ゲートは右から通る。ゲートはロープで巻かれていて、車で来て開けられるのかは分からなかった。明るい道になって下っていく。畑が出てきて、近くの人が耕作しているのであろう。のんびりと下っていく。時間も早く、この分なら温泉に入浴して帰ることができそうだ。だいぶ下ると石仏のある分岐に着く。ここまでくれば駅は遠くはない。来た道を降りていき、広い道路を左に進んで右に折れて下る。駅手前で右に折れて進むと踏切が鳴りだした。おいおい、また目の前で列車が通り過ぎるタイミングか?と思ったが、近づいてくる音は背後からだった。高崎方面からの列車のようである。踏切まで行くと踏切の警報器は鳴りやんだ。どうやら特急だったようだ。またすぐに閉まりそうな気がしたので慌てて踏切を渡る。左へ進み、少し行くとまた踏切が鳴りだした。最初は特急列車は回送だったのかと思っていたが、もしかすると列車が来るために停車していたのではないかと思う。少し急ぎ足で駅に向かい、写真を撮って中に入ると左の方から列車が来る音がした。やっぱりそうか。時刻表を見るとやはり普通列車のようである。慌てて階段を駆け上っていると列車が入ってきた。階段を下りれば間に合って乗ることができた。早い時間の列車に乗れて有り難い。小野上温泉で途中下車して久しぶりに小野上温泉で入浴する。十分に温まり、次の列車に乗る。高崎駅でも途中下車してお土産のこんにゃくを買い込んだ。思ったよりも早い帰宅となった。

マニアックな山で踏み跡も薄いので十分に注意が必要。また、吾妻の山は熊がよく出没するため、春・秋は特に要注意。

蓬峠から朝日岳、笠ヶ岳、白毛門(朝日岳、笠ヶ岳、白毛門編)

2024101317(笠ヶ岳から朝日岳を振り返る)

【 天 候 】13日 霧のち晴れ
【 ルート 】13日 清水峠5:40→7:30ジャンクションピーク→7:50宝川温泉分岐→水場→8:00朝日岳8:05→9:20笠ヶ岳9:30→10:30白毛門10:35→12:55登山口→13:10土合駅

2024101301

☆朝日岳から笠ヶ岳、白毛門へ

 3時に近くの人のアラームが鳴る。さすがに早すぎる。再び3時半に別な人のアラームも鳴る。みなさん続々と出発していくようだ。この時期は昼間でもそんなには暑くないし、暗い中を歩きたくもない。そんなに早く出ても自分はしょうがないので、明るくなってから出発したい。それでも4時過ぎには起きて朝食を作る。テントを開けるとだいぶ結露したようでフライがまるで雨のように濡れた状態だった。周りはガスで何も見えない。やっぱり出たくないなと思う。みなさん続々と出発していく。朝食をゆっくり食べて、水はたっぷり残っているので、紅茶も入れて飲んだ。することもないが、暗い中テントを畳む気にならず、そのままテントの中で時間の経つのを待つ。5時15分頃に畳むことにしてしばらく地図などを見て過ごした。やっと時間になったので出てみるともう近くにあったテントがほとんどない。一張だけ残っていて、自分とその人だけだったようだ。ヘッドランプを点けてテントを畳んでいるとさすがに少し明るくなってきた。荷物をまとめて出発とする。

2024101302

 まずは朝日岳への登りである。わずかに下って左へ分岐しているのは清水への道であろう。右に進んで登りになる。すぐ上にテントを張っていた人たちがいるようで出発の準備をしているようだった。そこから登っていく。しっかり踏まれている道でそんなにきつい登りでもなく、登りやすい角度である。だいぶ明るくなってきたが、ガスは上がりそうにない。ひたすら登っていく。送電鉄塔を見てさらに先に進む。緩やかな道が続いてあまりきつくはない。少し下るような所もある。ガスで先が見えないのでこの道で良いのかちょっと不安になるが、しっかりと道は続いている。下ってくる女性に会った。どこに泊まったのだろうか。まさか下からじゃないよね。やはりわずかに紅葉しているようだ。あまりきれいな色ではないが、少し赤くなっていて、悪くはない。

2024101303

 さらに登っていくと少しきつい道になる。するとまた下って来る人たちに会う。結構続々と下ってくる。軽装の人が多く、あまり泊まったという感じではない人が多い。下からきてこの時間にこんな所を歩いているとは驚異的である。世の中、足の強い人がどれだけ多いことか。ふと汗を拭こうとズボンのポケットを探るとどこにも見当たらない。どうやら途中で落としたようである。どこに落としたのかも分からず、戻る気にもなれない。諦めることにする。汗が出るとちょっと面倒だが仕方がない。左に右にと折れながら登っていく。少しガスが切れて目の前に山が現れたが、これはごく近くのみである。まだまだ降りてくるランナーさんに会う。一旦下ってから再び登りとなる。登りが少しきつくなった。ときどき岩交じりの場所を登ったりする。斜めに岩場を進むような所はちょっと登りにくい所もある。それでもまた緩やかに登ったり、ガスでどこを登っているのか分からないからひたすら道を進むだけである。もうそこまで行けばピークかなと思うが、まだその先に続きがある。そんな状態が何度かあった。さらに登るとまた緩やかになり、その先はまたそれなりにきつくなる。ザレた登りの所もあったりしながら先へ行くとやっと道標のある所に登りついた。そこがジャンクションピークである。左に難路と書かれているが巻機山を示す道が分かれている。しかし、すぐ先は笹ヤブになっていて、いかにもヤブ漕ぎが大変そうである。

2024101304

 水を飲んで先へ行く。緩やかな道を進んでいくと木段の登りが出てくる。そろそろ朝日岳が近づいた証拠だろう。しばらく木段を登り、ガスの中、草紅葉を見ながら緩やかに進む。木道を進むとやがて下りに変わり、左下には池塘も見る。いかにも朝日ヶ原であろう。

2024101305

 歩いていると急に明るくなってきた。もしかして晴れるのかなとちょっと思いながら進むと分岐に出た。

2024101306

 ちょうど前からグループが下ってきた所だった。水場に寄ってみようかとそちらを見ると一人そちらから来ていた。水は出ていますかと聞くと、少ないけど出てますということだった。木道を進み、少し下ると水場に着く。プラスチックの樋から水が出ている。確かにそんなに水量は多くないが、下にも流れている。まだ4L近く持っているし、これ以上汲む必要はまったくないので、カップで水を飲んだだけとした。

2024101307

 するとまた急に明るくなり、ガスが上がりだした。全部は切れないが、だんだん良くなってきているようだ。あたりの草紅葉の湿原が良い感じとなった。木道を分岐に戻り、先へ進む。緩やかな登りが続き、あまりきつくもなく登っていくと朝日岳の山頂に着いた。

2024101308

 お一人休んでいる人がいた。やはりまだガスは切れず、ガスの山頂となったようだが、それでもようやくこの山頂を踏むことができた。山頂には山名柱とお地蔵さん、三角点がある。少し離れた所に石祠が見える。ザックを置いてカメラだけ持って石祠の所まで行ってみる。すると下はガスが切れ始めていて下の谷が見え始めていた。左手には少し紅葉した木々を見ることができた。

2024101309

 古くは笠ヶ岳が朝日岳と誤認されていたようだが、昭和30年代に訂正されたということである。1920年に武田久吉氏が宝川温泉から登頂したのが初めとされているようである。

2024101310

 戻って水を飲む。ガスの中で寒い山頂に長居は無用である。再びザックをかつぎ、下りに入る。あたりにはホソバヒナウスユキソウと思われる細い葉っぱをたくさん見かける。たくさん咲いている時期に来てみたいとは思うが、果たして来ることはあるのだろうか。

2024101311

 先へ下ろうとすると急に目の前の山のガスが晴れて見えるようになった。おお、これなら良い天気になるかも。急に日差しも出てきて、いかにもアルペン的風景が展開された。これには吃驚である。あたりは少し紅葉していて、それも良い感じである。

2024101312

 どんどん目の前の山のガスが上がっていく。大烏帽子だろうか。先へ進むと続々と登って来る人達に会う。やはり連休らしい。ときどき立ち止まって先にいかせたり、行かせてくれたりしながら進んでいく。大烏帽子の山頂近くあたりを過ぎるあたりは、細かいアップダウンがいくつも連続していてなかなかにしんどい。右側の斜面が紅葉しているし、それなりに赤く紅葉している低木もあって、ときどき立ち止まって写真を撮った。

2024101313

 先へ進む。下ったあたりから見た紅葉と笠ヶ岳、そして先にある谷川岳の眺めは忘れられない思い出になりそうである。振り返るともう歩いてきた大烏帽子、小烏帽子などの稜線の道がよく見える。やはりこんな天気の良い日は、楽しい稜線である。ガスが上がってくれて良かったと思う。先へ進んでまた下っていく。ふと振り返るとやはり大烏帽子の左側も紅葉している木々が少しオレンジ色が多かったものの、悪くはなかった。

2024101314

 やっと笠ヶ岳が近づいたがそこから大きく下る。まだまだたくさんの人が登ってくる。やはり猛者は多いようである。かなりの急な下りである。やっと下まで降りた所で登り返しになる。やはりちょっときつい登りが続く。降りてくる人もやはり多い。だいぶ登るとかまぼこ型の避難小屋がある。笠ヶ岳避難小屋であろう。思ったよりは大きい感じ、4~5人泊まれるらしいが、水場がないのが残念である。

2024101315

 そこからわずかに登れば笠ヶ岳の山頂であった。

2024101316

 お一人休まれている。馬蹄形ですかと聞かれたので、いや半分だけですと返答する。朝日岳へ行かれるのですかと逆に聞いてみると、ここで戻りますということだった。普通のハイカーであれば、日帰りであればこのあたりが限界であろう。この先まで行くとさらに先へ行くのはよいが、戻るのは時間的に難しくなると思う。もう白毛門はさほど遠くはないが、下ってからまた登り返しをさせられそうだ。やはり谷川岳や茂倉岳の眺めが良いが、まだあちらは上の方に少しガスがかかっていた。振り返るとまだ大烏帽子あたりは少しガスが残り、朝日岳が随分遠い。このあたりが最後の眺めだろうか。目に焼き付ける。水もだいぶ飲んだが、まだまだ残りがある。下山まで何の心配もいらないだろう。まだ早いが昼食のパンを食べるとお腹も満たされた。

2024101318

 下り始めるとやはり登ってくる人にたくさん会う。しばらく下ると黄葉がきれいな所があった。振り返るとやはり笠ヶ岳や大烏帽子が大きくなっていた。先に進むが、近いように見えてもなかなか時間がかかる。だいぶ足も重くなって荷物もずっしりと感じられる。コースタイムよりかかりそうだなと思いながら先へ進む。ひたすら人に会いながら進み、登りになるが、結構きつい登りの所もあり、また緩やかな登りの所もあり、なかなか進まない感じがする。最後は明るい所を左から右に回り込み、岩っぽい所に休んでいる人を見る。もう白毛門の一角、少し先が山頂で展望盤なども置かれていた。休んでいる人も何人かいて、登って来る人ももちろんいる。

2024101319

 岩に座り込んで最後の眺めを楽しむ。こんなにきれいに谷川岳と岩壁を見られることも珍しい。

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 振り返ればやはり笠ヶ岳と大烏帽子、さすがにここまで来ると朝日岳は見えなかった。随分歩いてきたなという気がする。

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 さあ、下山にかかろう。道標には土合まで145minと書かれている。まだ随分遠い。下りに入るとやはり急峻な尾根を下ることが分かる。かなり高度感のある道をしばらく進み、鎖場に出る。登って来る人達がいて、しばらく待たされた。ようやく登ってきた人が途切れたので鎖場を降りるが、これがまた重荷だとかなり厳しい。鎖が付いている所を掴むまでが何もない岩場でちょっと足がすくむ感じだし、鎖を掴んでからもその下へ向かうのがまた足場が少ないのできつい。登って来る人はその時はいなかったので助かった。なんとか鎖場をこなして先へ行くと今度は岩交じりの急降下。これがまたかなりきつい下りが続く。足を滑らせたら転落する角度の下りなので十分に注意して下らなくてはいけない。その上、足を載せる岩が少ない所もあって、ときどきどうやって降りようか考えなくてはいけない所もあった。しばらく降りていくと、今度は谷状の地形の所にロープが付けられている所に出るが、これがまた厳しい下り。足場が少なく、ロープに縋るしかない。重い荷物なのでまた一苦労だ。一度、足場が見当たらず、ずるっと片足が滑り、肝を冷やした。が、なんとか降りることができてホッとする。しかし、その先もまだまだ岩の急降下が続く。ひたすら下っていくと、途中で登ってきた女性に話しかけられる。あそこに見えるのが山頂ですかと聞かれて、もう少し先かなと答えたのだが、これは間違いでもう少し進んで後で振り返った時に見たら、先の右手が実際の山頂だった。つい余計な事を言ってしまう。11時を過ぎたら戻ろうと思っていたと言っていたが、今日は天気も良いのでもう少し進んでみたらと話をした。それでも山頂までいくのはこの時間からだとちょっと無理かもしれなかった。

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 その先もまだまだ岩場の下りがひたすら続く。岩場をトラバースするような所もあり、さらに鎖場もあった。やがて直下降な感じの道になってひたすら下る。まだまだ登って来る人に会う。途中で休んでいる人たちはどこで引き返そうかと考えている人たちもいるようだった。松ノ木沢ノ頭はもうすぐですか、と途中で聞かれたが、自分は何も考えずひたすら降りていたのでどこだったのか分からず、すみません、分からないですと答えた。まだまだ下降は続き、足が痛くなるが、これは序の口である。やがて樹林の中に入ってさらに下ると涼しい風が吹き上げてきて気持ち良い。樹林の中の下降が続くが、もう下は近いのかと思ったけれど、途中で右に見えた谷川岳を見るとまだかなりの高度にいることが分かる。

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 さらに下っていく。ようやく少し急峻な下りがわずかに緩む。左側は眺めが開けている。どんどん先に進んでいく。さすがに12時を過ぎると登って来る人には会わなくなった。風に吹かれると気持ちよいが場所によるようだ。さすがに疲れてきたので、途中でザックを置いて休憩する。ここまで背負ってきたペットボトルの麦茶を開けて飲むとまだ冷たかった。少し休んで再び歩き始める。再び急な道で下る。大きな木が出てきて、その根を踏みながら下ったり、巻いたりして進む。登り返さなくてはいけない所もあって、これがまた微妙に辛い。先へ進むとさらに急降下が続く。木の根の多い道をひたすら下る。段差が大きく、ここも転がったりしたら大変だ。左右に少しずつ段差の少ない所を探しながら下る。足に来る下りである。次から次へとそんな場所が続き、やはりここの道は厳しいなと思いながら下る。さすがにもう随分下ってきたようだが、まだまだ続く。チリンチリンと鈴の音が聞こえる。後ろから人が来たのかと思ったが、そうではなく、前を下っている人であった。しばらくすると追いついてパスさせてもらう。まだまだ急降下、それでもだいぶ下になってきたような雰囲気である。左右に曲がりながら下っているとランナーさんが一人上から下ってきたのでパスさせる。歩きにくい道をさらに下るとようやく道標のある所に下り着いた。道標の写真を撮っていたら、さきほどとは違う人が一人通って行った。

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 もう緩やかな道を先へ進む。少し行くと再び道標を見て左に曲がる。右には河原があった。しばらく進んでいくとまた急な道で折れて下り、川横を進むと橋に出る。橋は足元の板がだいぶ古くなっていて、欠けている所もあった。先へ進むとすぐに駐車場に着く。かなりの車が止められていた。先へ降りれば土合橋に出る。左にバス停があり、バス時刻を見ると20分ほどでバスが来る時間である。土合駅まで行こうと思い、左へ進む。右は渋滞した車の列が数珠繋ぎになっていた。途中に土合山の家があり、営業中とあるが、温泉は14時からなので、まだこの時間は入浴できないようだった。先へ進んで踏切を渡り、土合駅に着く。バス停で時間を確かめ、駅に行ってみる。越後湯沢方面は13時台に列車があるが、水上方面は15時までない。

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 バス停に戻ってしばらくバスを待つ。すると家族連れも含めて数人がやってきた。家族連れのおとうさんが電話を掛け始め、バス会社に電話して状況を聞いているらしい。どうやらバスはかなり遅れているようだ。やがて電話を切って、ロープウェイまで渋滞しているから、しばらくバスは来ないですよと言う。途中でバスは見たが、確かにあの渋滞ではとても来そうにない。水上温泉での入浴を諦めて、越後湯沢まで足を延ばすことにした。土合駅に入って時間を確かめると10分ほどで列車が来る時間、確かホームまで10分くらいかかるよなと思いつつ、乗車票をボタンを押して受け取り、トンネルに入る。

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 自分は昔、夜行列車で土合駅で降りたことが一度だけある。下るのは初めてである。長い階段の下りをこなしてホームに行くと、見学の人も含めてかなりの人がいた。乗る人も多いようだ。しばらく待つと長岡方面行きの列車が入ってきた。降りる人も結構多かった。越後湯沢駅に出る。帰りの列車まで一時間ほど、それを逃すと3時間近く待ちになる。明日も休みなので急いで帰る必要はなかったが、さすがに3時間は待てないし、新幹線を使うほどでもない。駅中のぽんしゅ館で入浴する。30分で入浴し、お土産を買い込んで残りの時間は駅中の立ち食い蕎麦屋で蕎麦を食べた。時間があまりなかったので慌てて食べたが、まだ10分の余裕があった。帰りの列車は座席はそんなに埋まっていなかった。それでも土合駅に着くとたくさんの人が乗り込んでくる。ちょうど目の前にはさきほど土合駅でバスが来ないと教えてくれた家族が座ったのには吃驚した。結局バスが来ないので列車に乗ることにしたのだろう。やはり越後湯沢で入浴したのは正解だったようであった。のんびりと帰宅した。

 

蓬峠から朝日岳、笠ヶ岳、白毛門(蓬峠から清水峠編)

【 山 名 】蓬峠、七ツ小屋山、冬路ノ頭、清水峠、ジャンクションピーク、朝日岳、笠ヶ岳、白毛門
【 山 域 】谷川連峰
【 日 時 】2024年10月12日(土)~13日(日)
【 天 候 】12日 晴れのちくもり
【 ルート 】12日 土樽駅8:55→9:45林道終点→10:55中の休場→12:15蓬峠12:20→13:20七ツ小屋山→14:10清水峠(テント泊)

☆蓬峠から清水峠へ

 自分には馬蹄形縦走をやるほどの体力も気力もない。特に土合から白毛門を経由して清水峠まで行くなんていう行程はかなり無理がある。車で入って早朝から登りだせば行けなくはないのだろうが、鉄道利用だと前泊しなくてはならず、土合駅にステーションビバークもきつい。やはり、なかなか踏み出すことができなかった。もう十数年前になるが、以前に蓬峠から谷川岳へは歩いている。なので、残りの半分が気掛かりであった。特に朝日岳は行ってみたいと思っていた。やはり行ける行程としては、清水峠から白毛門に向かうしかない。しかし、後半、疲れた頃に白毛門の急坂を下るのが、かなりしんどいと思う。

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 久しぶりに3時に起きて出かける。電車を乗り継いで土樽駅で下車する。今日は自分を含めて3人が下車した。先日歩いたのと同じ道を歩き出す。さすがに秋の空気に変わり、ひんやりとした風が気持ち良い。少し肌寒くも感じるくらいだが、昼は暑くなるのだろう。しばらく進むと駐車場があるが、そこに高波吾作像が置かれていた。こんな所にあったのか。吾作新道を下山した時に気づかなかったのが不思議なくらいであった。近くには水が出ている。水はたっぷり持っているので汲む必要はないが、カップで水を飲んだ。

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 先に歩いていき、吾作新道の分岐も過ぎ、さらに茂倉岳への分岐も過ぎる。信号機が設置されているが今日は使われていないようだ。樹林の中に入って少し斜度が上がる。樹林の中はひんやりした空気が漂っていた。歩いていくと下ってきた人に会う。蓬峠に泊まっていたのだろうか。その後も何人か会った。道路を淡々と登って進んでいく。やがて樹林の中を抜けて明るい所に出る。砂利道でだいぶ道が悪くなっている。しばらく進んで緩やかに左に曲がると先の方の山が見えるようになった。しばらく進むと車が二台ほど駐車している。そこが林道終点であった。

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 そこから登山道らしくなり、草が少し生えているが、道は問題ない感じである。やはり沢沿いらしく、少し石が多いので歩きやすいとは言い難い。でもそれなりには進んでいく。先に進んでいく。途中、道が細くなった所にはアルミ製の足場が組まれていて、問題なく通り抜けられる。しばらく進むと沢水が流れている。少し水を飲むとなかなか旨い。蓬新道の道標があった。

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 先に進んでいくと時折左側から沢が入ってくるが、渡渉というほどの事はなく、飛び石で先に進むことができる。普段は涸れている沢でも先日降り続いた雨で水が流れているのだろうと思う。ひたすら進んでいくとやがて右の河原に出る。その先の道がよく分からない。あたりを見回すと先にピンク色のテープが付いていたので、そちらに進む。しばらく河原の大きな石が多い所を進む。歩きにくく、こんな道が続くのかと思ったら、やっと左に入る。ホッとしたのも束の間、道を少し進んで再び右に出る。また少し進んで左に入ると今度はアルミの梯子がある。それを登らされるが、重荷ではちときつい。トラバース気味に進むと今度はまたアルミの梯子で下る。なんだよ、こんな道か。なかなかしんどい。人に会って、その先に行くと大きな沢を渡る。ロープが付いていて、それを掴んで渡ろうとして岩に足を載せたら、つるっと滑り、ザックの重さで振られてすっ転ぶ。ロープを掴んでいたのと岩があったので岩に乗った格好になって水没は避けられたが、もしロープを掴んでいなかったら、沢がちょうど一段滝のようになっていたので転がり落ちて水没する所であった。沢は水量があり、足を置くスペースが少ない。木が何本か渡されているので、それを進むが、滑りやすい。そろそろと進んでなんとか渡り切った。

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 そこから先は歩きやすい道に変わって沢から離れて登っていく。しばらく登ると右から左へ折れて登っていく。さきほどの沢が東俣沢出合だったようである。左から右にとしばらく登っていく。しばらく登った所で片斜面の道をしばらく進むが、右上に稜線が見えてまだ遠く高いなと思いながら進む。やがて先の右手に滝らしきものを見るとちょっと歩きにくい細い道を登る。右に転落すると大変なので注意しながら登る。左に折れて進むが、そこも左斜面はかなりの高さで、道も細いので少し慎重に歩く。また右に折り返して登っていく。しばらく登ると小さなスペースがある所を通る。通り過ぎるところだったが、振り返ると「中の休場」と書かれたプレートが木の根本に置かれていた。水だけ飲んで先へ進む。

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 さらにしばらく登っていくとどんどん右斜めに登って進んでいく。比較的登りやすい斜度だが、ときどき木の根を乗り越えて、また下ったりする道で、意外にきつい。樹林の中で眺めもないので、どのくらい進んでいるのかよくわからず、ひたすら進むだけである。だいぶ登ってきたなと思う頃、明るい道を進むようになり、右手が少し開けて稜線が見える。さらに進むと水の流れる沢を渡る。結構水量があり、ここでも水が汲めそうであるが、以前登った時にはもっと上にある水場で汲んだ覚えがある。それでも少し水を飲んだ。少し先に行くと再び小沢があった。さらに進んでいく。やがて沢音が右から近づき、沢に出る。上には稜線が壁のように見える。

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 飛び石で渡って少し下流側に進み、左に取りつく。明るい開けた道を進む。やがて左に折り返して登っていく。しばらく折り返して登っていき、やがてまた右手が開けた。もう右手の斜面が近くなり、左に進んで登っていくとどんどん谷に近づく。向こう側の斜面に道が見えて、明らかに沢を渡ると思われる。

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 風が吹いて少し涼しい。その予想通り、どんどん先へ進むとやはり谷を渡る。もう先へ登れば稜線は近そうだけれど、ヤブが多く、水も流れている。

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 右に進んでいくともう随分高い所へ登ってきた感じである。するとやはり水場に着いた。

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 最後の水場と書かれた札があり、たっぷりの水量がある。冷たい水で美味しい。1.5L汲み、さらに持っていたペットボトルのお茶に水を加えた。これで4.5L、これだけあれば明日まで持つと思われる。さらに水を飲んだ。

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 ザックを持つとやはり水の重さ分かなり重くなった。ちょっとずっしり感がある。それでももう蓬峠まではそんなに遠くはなさそうだ。まだ折り返して登っていく。風が強くなり、少し肌寒くなってきた。それでも登りなのでそのまま登る。やがて先に小屋が見えて、蓬ヒュッテの前に出た。

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 小屋の外のベンチに座って昼食にする。先に見えているのは武能岳、その向こうは先日登った茂倉岳、さらに先には谷川岳が見えていた。風に吹かれるとやはり寒い。随分気温が低いようで秋という感じである。寒いので長袖シャツを着込んだ。菓子パンを食べていたら、上から一人降りてきた。

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 さて、清水峠までここから二時間ほどかかる。時計を見るとまだ12時半前、これなら余裕で15時には清水峠に着けるであろう。まずは階段の登りである。登っていくとやはり下って来る人に会う。しばらく登ると右手に見える連なっている山が朝日岳、笠ヶ岳、白毛門などの山々であろう。明日はあそこを歩くのである。少し上の方は紅葉が始まっているようである。

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 先の方に見えるのは七ツ小屋山、なかなか大きい。振り返るともう谷川岳や茂倉岳あたりにはガスが来ているようだった。左手に見える鋭鋒は大源太山であろう。随分前に七ツ小屋山から歩いた事があるが、もうすっかり忘れている。左から来る風がかなり冷たい。ジャケットを出そうかとも思ったが、そのまま行く。下ってから登り返し、しばらく登ると人の声が聞こえてきて分岐に着く。三人ほどの女性グループが左へ降りようとしていた所のようだった。

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 やはり七ツ小屋山は大きい。手前のピークからさらに登らなくてはいけないようだ。進んでいく。ちょうど人もおらず、静かな道である。この広い眺めと人の少なさ、これがまた良い感じである。進んで登っていくと小さな湿原に出る。水はわずかだが、小さな池があり、登山道にも少し水たまりができていた。草紅葉している中、目の前の七ツ小屋山の眺めが良い感じであった。

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 先に進んで登りにかかる。やはりそれなりには登らされる。下って来る人に会った。ここはもっぱら前から来る人ばかり、こちらから進むような人はまれらしい。思ったほどではなく、少し緩やかになったが、もう少し登ると小さな山頂だった。三角点が置かれている。目の前にはやはり朝日岳などの山々が広がっていた。七ツ小屋山は陸地測量部が七つの天幕を長期間張って測量したことから名づけられたらしいが、沢名が山の名に転じたという説もあるようである。

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 先に進む。左手には大源太山が近く、それを見ながら進む。

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しばらく進むと分岐に着く。左へ大源太山の道を見て、右に進む。

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少し足に来た。もう登りは少ないだろうと思うが、小さめのピークがある。冬路ノ頭だろうか。

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 下っていくとたまに人に会う。ランナーさんが多い。さらに下っていくと道が細く、結構急な所もあってなかなか下りにくい。あまりペースも上がらない。まあ、清水峠まではもう少し、特に急ぐ必要はない。小さなギャップを過ぎるとまた次のギャップが見えてくる。下りではあるが容易には歩かせてくれない稜線である。下っていき、やっと最後のピークを過ぎると下にJRの監視小屋を見る。

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 しかし、そこからの下りもきつい下りである。その上、まだ登って来る人達がいる。狭い登山道で避けるのも一苦労だった。かなりの人に会いながら下り、やっと監視小屋の横に出る。そこに張っている人も見かけた。もう少し進むと避難小屋がある。裏手がテント場になっている。何張かすでに張られていたが、まだスペースがあったので入口近くに張った。

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 テント場の奥に見えているのは、巻機山に続く稜線であろう。踏み跡程度の道が続き、水場もないのでヤブの薄い残雪期ぐらいしか歩けないと思われる稜線である。巻機山と思われる山にはガスがかかってわずかしか見えていなかった。

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 日本山岳会の本によると清水峠は上杉謙信の軍勢がこの峠を越して上州に攻め入ったと言われ、謙信尾根の名前が残っているのとことである。1874年清水越道路が作られ、1885年には新国道として設けられたが、2年後には雪害により廃道になったということである。

 まだ時間が早いが少し酒を飲むことにした。水場が遠いし荷物を少なくしたいので酒は少な目にしたがほろ酔いにはちょうど良かった。水は足りるとは思ったが、近くに水場があるらしい。時間もまだ早いので行ってみることにした。サブザックで監視小屋の先に行くと分岐がある。下る道ではなく、左へ行く道に入る。ちょうど立ち止まっている人がいて水場はこちらですかと聞くとそうらしいです、谷のあたりにあるらしいですと言う。しばらくそちらに行くと何かの水道施設のようなものがあり、その上に水が出ていた。それを汲んでおいた。さきほどの人も来たようである。

 そんなにかからずにテントに戻る。やはり寒くなってきたので持ってきた薄手のダウンジャケットが役に立った。しばらくすると近くにいた人たちが山談義を始めるので参加する。なんとなく、話をしていた中のお二人はどこかのテント泊か避難小屋でお会いしたことがありそうな気がした。

 5時くらいになるとやはりガスが降りてきて寒くなった。みなさんテントに入り、食事などの準備に取り掛かる感じだった。自分もテントに入り、お湯を沸かして食事を作る。もちろん軽量化と水消費の少なさを兼ねて尾西のチキンライスである。随分前に食べたときにあまり美味しくなかったけれど、今回久しぶりに買ってみたら、意外に美味しい。入れた調味粉末の混ぜ具合とか出来上がりまでの時間だとかによって随分違うのかもしれない。食事が終わればすることもない。今日はそれなりに寒くなりそうだ。シュラフにシュラフカバーをして潜り込む。もうすっかり暗くなったが、まだこの時間でもやって来る人がいるようだった。さすがにここには張れず、監視小屋の方へ張りに行ったりしているようだった。しばらく寝ているとやはり寒さが強くなり、ドローコードを絞って顔だけ出している状態にしたが、それでも寒くなった。ダウンジャケットを着込むか迷ったが、そのまま寝た。夜半には風が吹いてテントがバタついたりした。

続く。

 

茂倉岳から一ノ倉岳、谷川岳(谷川岳へ編)

2024091307(一ノ倉岳から谷川岳へ向かう道)

【 天 候 】13日 朝のうち霧のち晴れ
【 ルート 】13日 茂倉岳避難小屋5:50→6:10茂倉岳→6:30一ノ倉岳→7:30オキノ耳→7:45トマノ耳7:50→分岐→西黒尾根→8:55ラクダのコル→10:35登山口→10:45谷川岳ロープウェイバス停

☆谷川岳から西黒尾根

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 今日は谷川岳から下山するだけの予定、6時に出発できればよいだろうと5時にアラームをかけていた。他に泊まりの人がいると4時くらいには起こされるが、一人だとそんな事もないので目覚めたら4時50分だった。窓から入る光が鈍いので、おそらくガスっているだろうと外へ出てみるとやはりガスっていた。ゆっくり食事を作って支度をする。水はまだ3L以上あるので、下山まで持つから水場へ行かなくても良いだろう。出発は予定通り6時前となった。

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 昨日登った道を再度登る。わずかに足元が濡れるが気にせず登る。そんなにかからずにやはりガスの茂倉岳に着いた。別に特に思い入れのある山頂という訳でもない。水を飲んで先へ進む。最初は緩やかな下り、小さなギャップをいくつも越えていくのでのらりくらりとアップダウンがある。少しガスが切れ始めて、ときおり先が見えるようになった。

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 一ノ倉岳の登りはそれなりに登らされる。岩まじりの道はなかなかしんどかった。

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 一ノ倉岳の山頂にはかまぼこ型の避難小屋がある。昔からこれだが、もう何年モノなのだろうか。

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 谷川岳に向かうと大きく下る。随分ガスが切れて先が見えるようになった。

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 右手の山も再び見えるようになり、万太郎岳の向こうに平に見える山は平標山だろうか。わずかの間見えていて写真を撮ったが、再びガスがやってきて見えなくなってしまった。

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 先に進んで谷川岳に向かって登っていくが、やはりしんどい道でそれなりに岩場の登りなどもある。鎖の付いた所もあった。

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 そろそろ谷川岳が近いのではと思う頃、鳥居が出てきた。そこまでいくと左に石祠が置かれていて、そこが奥の院であった。手を合わせてこの先も事故など無いようにお祈りした。

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 先へ進む。まだ岩場のような登りもありながら進むとやっと谷川岳のオキノ耳に着く。やっぱりガスである。

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 先に進む。少し下ってから先へ行き、登っていくとトマノ耳に着く。

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ここもガスであるが、それでも反対方向はうっすらと下の谷が見え、わずかに青空も見えていた。時間が経てば晴れるかもしれないが、そこまで待つ気はなかった。水を飲んで昼食のパンを少し食べた。

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 少し進むと分岐がある。右へ行けば肩の小屋、直進は西黒尾根である。特に肩の小屋に立ち寄る必要はないので、そのまま西黒尾根に向かう。

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 やはり天気がよくなってきたようで晴れてきた。日差しがきついので帽子をかぶるとやはり暑い。

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 やがてガスが上がり、右手の先には天神平とロープウェイなどの建物を見ることができた。

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 下っていくと少しきつい下りに変わる。するともう登って来た人に会う。「この道を降りるんですか?」とちょっと吃驚したような感じで言われたので、「前にも下ったことがあるんです。」と返した。自分的には、こんなきつい尾根登るんですか、という感じである。標高差は1400mくらいあるはずである。

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 もう西黒尾根を下るのは三度目である。ラクダのコルを過ぎた先の鎖場がきつかった覚えがある。その時は雨だったので余計きつかった。今日は岩は濡れてもいないので、以前よりは楽に下れるであろう。ただし、下はかなり暑そうだが。やはり岩場の下りはそれなりにしんどい。こんな平日でも登って来る人は十人以上に会っただろう。金曜日だから多少は多いのかもしれない。

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 淡々と岩場の下りを下っていき、やっと巌剛新道の分岐を過ぎる。

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 わずかに登り返すとラクダのコルに着く。振り返るとやっぱり上の方はガスに包まれていた。

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 先へ進むと鎖場がある。二つ目くらいの鎖場が長く、足場が悪い。途中から足の置き場がなくなる感じである。ここが覚えていた厳しい鎖場であろう。右に木の枝があるのでそれを利用してなんとか降りた。

 そこからはもう鎖場はなくなり、樹林帯に入る。やはりここまで降りてくるとかなり蒸し暑い。水を飲む。水はもう下にいけばいくらでも手に入るので、持たせる必要もない。かなりガブ飲みした。昨日入れた水なのであまり冷たくはない。やはり朝も水場に行って冷たい水に入れ替えた方が良かったかもしれなかった。ひたすら樹林帯の中を下る。やはりたまに登って来る人に会う。この暑さでこの時間に登るのはかなり大変そうだ。今日は天気が不安定なようなのでひどい天気にならないと良いが。足も痛くなってきて、スピードが落ちる。しかし、きつい下りはまだまだ続く。そろそろ終わっても良いのだがと思いながら下る。ケルンが積まれているわずかに平坦に近い所が途中にあり、そこでザックを下して水を飲んで少し休憩する。再び歩きだし、下っていくとまた急降下。やがて送電鉄塔のある所を通るが、暑くて日差しのあるところで休憩などしたくない。そのまま道を下る。まだまだ急な下りは続く。右に進んで下り、ひたすら下ると水の流れている所に出た。古い鉄製の棒に溝が作られていて、そこから水が流れていた。まずまず冷たい水で美味しかった。

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 先へ下ると車の音や機械音などが聞こえてくる。どんどん下っていくと大きな道標の立つ登山口に降り立った。やっと終わったという感じである。地図を見ていたらガイドの案内の話が聞こえて小型のバスがやってきた。最近は一ノ倉沢までバスがあるのでそのバスであろう。西黒尾根もガイドさんが、「急登が続く尾根で上まで5時間ほどかかります」なんてガイドしていて苦笑したくなった。

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 道路を降りていく。しばらく降りて左に折り返して下るとロープウェイの建物に着く。バス時間を見ると30分ほどでバスがあるようだ。念のために土合駅からの列車の時刻も調べるが、バスで水上駅に出る方が早い。バスで行くことにした。ロープウェイ駅の中にも入ってみたが、特にこれというものもなく、しばらくバスを待つ。来たバスに乗ったは二人くらいであった。途中で何人か乗り込み、水上駅に着く。結構バス代が高かった。

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 谷川岳の帰りには、よく上牧の温泉に立ち寄ったが、今は休業中のようなので駅からちょっと離れているが、水上温泉の立ち寄り湯に向かう。駅から歩き出すとポツポツと雨が降り出した。少しすると本降りの雨になってきたので、傘を出してザックカバーを付けて歩く。まさか下に降りてこんな雨に降られるとは思っていなかったのでちょっと吃驚。だいぶ道を下ってから橋を渡って先に進むと温泉街となり、さらに歩いていると豪雨になった。ひどい雨の中を歩いてふれあい交流館に着く。目の前で傘やザックカバーをしまって建物に入る。施設の人も洗濯物を出しっぱなしだなんて話をしていたので地元の人でも想定していなかった雨らしい。平日の昼間なので入浴している人もおらず、強い雨音の中、一人でのんびり入浴して温まった。

 少し休憩所で休んでいたら、すっかり雨は収まったようだった。施設を出るともう雨は降っていない。のんびりと歩いて駅に戻った。お腹がすいたので蕎麦屋に入って蕎麦を食べる。他のお店でお酒を買い、しばらく電車を待って、のんびりと帰宅した。

 

茂倉岳から一ノ倉岳、谷川岳(茂倉岳編)

2024091251(イワインチン)

【 山 名 】茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳
【 山 域 】谷川連峰
【 日 時 】2024年9月12日(木)~13日(金)
【 天 候 】12日 晴れのち曇り
【 ルート 】12日 土樽駅10:05→10:35登山口→12:55矢場ノ頭13:05→14:30茂倉岳避難小屋→14:50茂倉岳→15:05避難小屋(泊)

☆茂倉岳へ

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 遅れた夏休みの続きだが、やはり天気はあまり良くないようだ。やたらと暑い上に大気は不安定、高山に行く気もしない。それでも雨はなさそうなので、まだ歩いたことのない土樽駅から茂倉岳への道を歩いてみることにする。早い人ならば、車で入って早朝に谷川岳から土樽まで日帰りで下山してしまうが、電車やバス利用の自分では無理があるので、やはり茂倉岳避難小屋泊まりが妥当であろう。

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 地元の駅からだと各駅停車を乗り継ぐと土樽駅で下車するのは10時になる。避難小屋には15時頃には着けるのでちょうどよいであろう。ただし、標高が低いので、かなり暑いのは覚悟の上である。土樽駅で下車したのは自分と地元の人と思われる人が一人だけだった。駅を出て歩き出すが、日差しもあってすでに暑い。近くでは高速道路の橋げたの工事をしているようである。右手に進んで降りていくと橋を渡る。山の上の方には雲がかかり、やはりあまり天気は良くないだろうと思われた。

2024091203

 工事関係者と思われる車が走り去っていった。ひたすら汗をかかされながら進む。しばらく進むと吾作新道への分岐、人生初のビバークが思い出される。先に進んで駐車場横に小さなパイプがあり、水が出ている。あまり冷たくはなかったが、軽くひたいにつけて先に進む。今年はいったいいつになったら涼しくなるのだろうか。さらに進んで茂倉岳へ向かう分岐、立ち止まって写真を撮ろうとしたら、後ろからダンプカーが通って行った。このあたりだいぶ工事がされていて、平日は工事用の車の通行が多いようだ。右へ進むとやはり工事関係者の車両がたくさん止められている所を見て先に進むと山に近くなる。右に曲がって山裾を進んでいくとようやく車が何台か駐車されている所に出る。

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 右に進みかけたが、ここが登山口であろう。車が邪魔している横を進んで先に進むと草の生えた道となり、しばらく進むと山に取りつく。樹林の中なので木漏れ日で済む。やはり登りはそれなりにきつい登りが続く。ひたすら厳しい登りが続く。汗をひたすらかいて登っていくとわずかに斜度が緩んだ。それでもそれなりには登らされて進んでいくとちょっと倒木が多い。乗り越えたりしながら進む。細いがブナの林も通る。残念ながらあまりひんやりとはせず、ひたすら蒸し暑い。

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 再び急な道に変わり、ロープの付いた所もある。ひたすら登っていく。やがて少し先に山がちらりと見えた。おそらくあれが矢場ノ頭だろうか。少しガスがかかっているようだ。檜廊下になったようで大きな木があり、根ッこを踏んだりしながら先へ進む。やはりきつい所はあり、そろそろ休憩にしようかと先がわずかに見えるところで休む。もうすっかりシャツもズボンまでびしょびしょに汗濡れ。ここまで汗をかいたことは滅多にない。やはり今年の暑さは半端がないようだ。曇っているのでまだマシなような気がするが、それでも厳しい暑さである。どうせ誰も来ないだろうとシャツを脱いで上半身裸になって、シャツを絞った。

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 しばらく休み、再び歩き出す。しばらくは大きな木の根っこなどを踏んだりしながらひたすら先へ進む。登りはそれほどではないものの、それなりには登っているようだ。それよりもやはり歩きにくい登りが続く方が厳しい。ガスが来たがあまり涼しくはない。かえって湿気で蒸し暑い感じもする。やがて樹林帯を抜ける。ひたすら上を目指して登っていく。随分登ってきたなと思う頃、初めて一人降りてきた人に会った。さらにしばらく登ると矢場ノ頭に登りついた。

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 周りはガスガスで何も見えない。まあこんなものだろう。水を飲む。やはり随分水を消費しているようだ。今日は念のために3.5L持ってきた。もし茂倉岳避難小屋の水場で水が得られなくても節約すれば、なんとか帰りの途中までの水は確保できるだろうと思う。

2024091208

 先に進むとお花が多くなる。コゴメグサ、ウメバチソウなどが多い。やはりコゴメグサは好きなお花なので会えると嬉しい。特にウメバチソウはこの付近では巨大化しているのか、普段、長野や山梨、東北などの高原や山などで見ているものと違い、かなり大きい。

2024091209

 フウロソウも咲き残りがわずかに見られた。登りは少し緩んだが、いくつもギャップを越えていくような登りでそれなりにはしんどい。やがて少しガスが動き、進路が少し見えたりした。まだまだ登らなくてはいけないなぁと思いながらひたすら登る。

2024091210

 途中にはこちらの山でたまに見かけるシオガマの類のお花がある。同定はできないけれど、おそらくオニシオガマではないかと思うのだが、図鑑などで見るオニシオガマとは少し違っていて、上の方にしか花がない。尾根の途中だし、湿地ではないので生息地とも違う。ただのシオガマギクなのかとも思うが、それも図鑑で見るのと異なる。先日の三岩岳でも見たのだが、果たしてこのお花はなんというお花なのだろうか。

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 だいぶ上の方に来ているなとは思っていたが、急にガスが晴れて明るくなり、日差しがでるようになった。すると暑さがやはりきつい。帽子をかぶる。

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 一気にガスが上がって右手の山々も見えるようになった。右手はおそらく谷川岳から仙の倉山に繋がる稜線であろう。

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 先にはうっすらとピークも見えだした。奥のピークが茂倉岳と思われた。まだしばらくは登らなくてはならない。登っているとさきほどまでのガスが嘘のように晴れてきた。大きいのは万太郎山だろうか、その先の山まで見えていた。

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 やがて前にピークが三つ見えるようになり、すぐ先は小ビーク、右は茂倉岳手前のピーク、左が茂倉岳であろう。そろそろ避難小屋が見えてきてもよいはずと思いながら重い足どりで登る。見えていた小ピークに登ると先に避難小屋が見えた。あとわずかであるが、そこへの登りはまだ長い。それでも頑張って登るとやっと避難小屋に着いた。

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 写真を撮っていると小屋で休んでいる人たちを見かけた。小屋に荷物を置いても良かったが、なんとなくそのまま登る。果たしてこのまま晴れたまま山頂に着くかと思っていたが、登っているとやっぱり再びガスがやってきた。登山道はやはり歩く人が若干少ないようで草が伸びているが、道は続いている。しばらく登って左に曲がり、さらにしばらく頑張ると山頂に着く。

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 すっかりガスガスになってしまって、やっぱり眺めのない山頂となってしまった。ハクサンフウロがよく咲いていた。

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 長居する必要もないので、再び下り始める。すぐにさきほど避難小屋にいた人たちが登ってきた。もう15時近い時間なので、おそらく谷川岳か蓬峠に泊まるのであろう。下っていくと避難小屋に着くが、やはりガスだった。中に入ると誰もいない。適当な場所を確保する。さて、水場に行くことにする。サブザックにボトルなどを入れて水場に向かう。

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 小屋の裏手の踏み跡を下る。問題はない道だが、ちょっと左に踏み外したら意外に深くてバランスを崩して倒れそうになった。気を付けないといけない。右に進むと源頭に出る。水は細いが出ていた。カップに入れて飲んでみると冷たくてなかなか美味しい。少し汲むのに時間はかかるが、それでも十分に汲むことができた。4L汲む。たぶん明日まで持つだろうと思うけれど、足りなければ近いのでまたくればよいと思う。

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 小屋に戻り、することもないので小屋の前のベンチで酒を飲み始める。今日もラジオを聞く。山の上の方なのでFMが結構入った。天気予報を聞くと、やはり明日は曇りで天気は不安定、午後は雷雨などがありそうだ。早めに下山するのが良いだろう。やはり誰もやってくることもなく、今日も一人宿泊だろうなと思っていたら、4時頃に軽装のランナーさんが一人下っていった。最近は馬蹄形縦走を一日でやってしまう猛者が増えたようだが、どこから来たのだろうか。その後は通る人もなく、やはり一人宿泊が決定、風もなく、静かな一夜となる。シュラフに入った頃に雨らしい音がちらりとしたが、一分くらいで止んでしまい、その後は雨が降るような事もなかったようであった。

2024091219(小屋前の道は霧の中)

続く。

 

 

天神峠から相馬山

2024072025(ユウスゲが咲いていた)

【 山 名 】氷室山、天目山、相馬山
【 山 域 】榛名山
【 日 時 】2024年7月20日(土)
【 天 候 】くもり一時雨のち晴れ
【 ルート 】天神峠バス停9:50→10:10氷室山→10:40天目山→11:35榛名旭岳→12:10磨墨(スルス)峠→休憩5分→12:35鳥居→13:00相馬山→13:35磨墨峠→ゆうすげの道→14:05沼の原バス停

☆榛名の外輪山へ

2024072001

 どうも今年はやたらと暑いうえに、梅雨明けしても雨が多いようで、天気予報を見ると必ず雨マークが付いている。この暑い中に近場の低山は厳しすぎるので、雨に降られそうな気はしたが榛名山へ行くことにした。天神峠からの道は、もう20年以上前の冬場に歩いたことのある道だが、すっかり忘れている。

 高崎駅には随分早く着いたので、駅を出たところのベンチでしばらくバス待ちする。東京は朝から異様な暑さでいるだけで消耗しそうな感じだったが、高崎はそれほどではなく、ビルにあった温度計は29度を示していた。それなりには暑いが日陰なら我慢できないほどでもなかった。バス停に行くと数人がバスを待っていた。やはり日向はきついので日陰で待つ。後から人が来て、立ち客が数人出る程度で出発したが、途中で乗り降りがあるものの、それなりの人数が榛名山へ向かう。榛名神社で数人下車して、残りは榛名湖まで行くようだ。こんな道だったか、急勾配の登りが続いた後、ようやく天神峠に着く。降りたのは自分一人だった。

 すぐ横の道に入ってわずかに登ると左に石燈籠がある。肉眼でも文化十二年と書かれているのがはっきりと読める。その頃はここまで登ってくるのも大変であったろう。今のような舗装道路はあたりまえながら無いので、この石燈籠も人の手で運ばれたのか、長い時間をかけてここで細工したのであろう。すごい事である。

2024072002

 舗装された道をしばらく緩やかに登るとやがて道は終わり、そこからは登山道になる。道標で右に折れると急な木段になる。古くなっているので間が空いていて登りにくい。少し登ると山道に戻るがだいぶ横の草や木の枝が伸びていて歩きにくい。左にちらりと榛名湖と山が見えた。先に進むと再び木段の登りになるが結構きつい。ようやくそれを登ると日差しがある所に出てこれまた暑い上に段差のある所を登らされる。それでもそんなに長くはなく、小さな山頂の氷室山に着く。なぜかいくつも湯呑が置かれていた。古い環境庁の看板がある。

2024072003

 道標を見て左に下る。急降下で下るが、風もなく暑い。急な木段を下ると樹林の中に入る。すると風が来て少し助かる。その先も急な登り、下りがあってなかなか忙しい。やがて天目山への登りになると長い登りになる。

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 木段は歩きにくい上に草が生えてさらに歩きにくくなっている。そのせいか別に道が作られてしまっていて、そちらを歩く方が普通になってしまっている。ここは関東ふれあいの道だと思うのだが、あまり手を入れてくれていないようである。

2024072005

 登っていると薄暗くなり、パラパラという音がし始めた。最初は風で草が音を立てているのかと思ったが、どうやら違って雨らしい。まあすぐに止むだろうと思いながら登る。まだ樹林の中までには浸透していないのでそのまま登る。すると静かな天目山に着く。ベンチがいくつかあった。樹林の合間からちらりと山が見えるくらいである。ザックを置いて水を飲んだ。

2024072006

 さて、下りにかかるとやはりかなり草が道にかかっている。するとパラパラ雨が強くなって本降りになりそうな気配である。こりゃいかんとザックカバーを慌てて取り出して付ける。蒸し暑いので雨具はつける気にならず、傘だけ取り出してさした。

 再び下り始める。雨はそれなりに降る。木段はやはり古くなっていて、木段を下ったり、横の道を下ったりしながら降りていく。たいぶ降りた所で道標が左を指しているが、これは榛名湖への道。直進すると道路に降りられるようだ。そちらが先に向かう道だろうと地図を取り出すとやはり正しそうだ。そちらの道を下るが、草がかなり雨で濡れていてズボンがだいぶ濡れた。道路に出た所には古い案内板がある。先に登る道があるようだ。見ていたら、再び雨が強くなった。これはやはり雨具を付けるしかないか。道路を渡って木段をわずかに登った所で雨具を下だけ履いた。上はやはり暑いのでそのまま傘で歩く方を選択した。

2024072007

 登ってから先へ進んでしばらく下った所で緩やかに先に進むが、前から若いグループがやってきた。傘なども持っておらず、かといって雨具を付けているようにも見えない。雨の用意をしてこなかったのであろう。先に進んで下ると再びグループに会う。その人たちはしっかりと雨具を付けていた。でもこの蒸し暑さの中で雨具の上を着るのはちょっと辛いものがあるよね。ふと気づくと雨は止んでいた。シモツケが咲いているが少し時間が経っているのも多かった。やがて道標があり、分岐になっている。先には踏み跡があるようだ。ここが榛名旭岳への分岐だった。

2024072008

 この雨の後にこんな藪道を登らなくてもと思いつつ、草をかきわけて進む。登りはそれなりにきつく、しばらく頑張る。すると岩のある細い尾根に変わる。踏み跡を辿って登り、岩を踏んで登る。しばらく登ると眺めのある所に出たが、頂上はもう少し先である。枝などをかいくぐって登ると頂上に出た。

 するとまた急に雨が降り出した。それでも構わず展望を眺める。左手には榛名富士、正面は相馬山であろう。右手にはこんもりした山が見え、その先には遠くの街並みが霞んでいた。

2024072009

 さて、往路を戻る。再び傘をさすがちょっと枝などが邪魔するのでときどきすぼめないといけなかった。登りはきつかったが、下るのは早い。急坂を下って再び藪の多い道を下ると道標まで戻った。そこから右へ進む。またこの道もちょっと枝が伸びた道、やはり傘が邪魔する道である。雨具を着ようかとも思ったが、そのまま行く。とうとう靴の中まで濡れてきてしまったようだ。歩くとブジュブジュと空気の入る音がする。やがて再び道路に出る。横断して先に進むと緩やかに進む。しばらく進むと先に人がいるのが見えた。その人は地図の書かれた案内板を確認していたようである。右に木段があるので、自分が先に登る。しかし、やはり途中でその人に追いつかれるので、パスしてもらう。後から登っていく。しばらく登って緩やかにアップダウンの道となる。ここへ来てまた急に明るくなり、雨は止んだようである。それでも先へ進むと岩の横を通る。分岐があり、見ると先ほどの人が右へ入っていくのが見えた。自分はそのまま先へ下る。すぐに着いたのが磨墨峠であった。

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 左にゆうげの道への道があるが、右へ行く。少し進んで登ると休憩舎がある。時計を見るとお昼を回っている。そこでパンを食べることにした。ザックをおいて休むと風がある。急速に天気が回復しているようだ。あの雨はなんだったのか。それにここにいると風が少し吹いてきて涼しい。目の前には榛名富士が大きい。パンを食べていたらさきほどの人がやってきた。ここを歩くのは初めてだと言っていた。相馬山に登るか聞かれたので登りますと答える。雨具の下を外してもよいかもとも思ったが、この先も草がありそうなのでそのまま登ることにした。

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 先へ進むと緩やかに登り、草の多い道を進むと樹林の中でまた木段の登りとなる。しばらく登っていくと鳥居が出てきた。そこが相馬山への分岐、左にヤセオネ峠への道が分かれている。鳥居をくぐるといくつも石碑が立っている。それを見ながらきつい登りを登っていく。すると梯子が出てきた。久しぶりの鉄梯子である。二段くらいあってなかなか長い。それを終えても石段の多い急登は続く。やっぱり長いなと思いながらひたすら登る。しばらく登ると鳥居を見る。右には踏み跡のようなものがあるが、誤って入らないようにロープが張られていた。降りてくる人たちに何人か会う。登っていくと左にロープの付いている所もある。再度、鳥居のある所に出る。そこからはほぼ平な道を進むと左に小屋のような建物を見てその横を進むとそこが山頂だった。

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 小屋のような建物は神社であった。お参りする。右手には石像などが置かれていた。案内板には黒髪山神社と書かれていた。やはり眺めは霞んでいて、街並みがなんとなく見えたくらいであった。曇っているが、なんとなく暑い。

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 戻ると鳥居の所には石碑が置かれていた。そこは樹林の中なのでさきほどの場所よりは涼しい。そこで水を飲んでわずかに休んだ。

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 さて、再び下り始める。しばらく下ると先ほどの人が登ってきた。さらにどんどん下ってまた鉄梯子を下る。

2024072014

 特に問題もなく下り、その下の急降下も無事に下って鳥居の所に戻った。時計を見るとまだ時間が早い。このままヤセオネ峠に下ってもよいが、今日はゆうすげを見に来たので咲いているか分からなかったが磨墨峠に戻ることにした。

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 下っていくと登ってきた人に会った。さらにしばらく下って磨墨峠に着く。

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 せっかくなのでさきほどの分岐を進んでみることにしてわずかに先に行く。行人窟と書かれた分岐を左に入り、歩きにくい道を少し進むと岩穴があり、そこに不動明王像や石像が置かれていた。

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 再び磨墨峠に戻ってゆうすげの道に向かう。緩やかな道をしばらく歩くと明るい所に出る。帽子をかぶり、歩くがやはり暑い。

2024072022

 アヤメやマツムシソウを見つけたが、ユウスゲは咲いていないようだ。ちょっと時間が早かったか。

2024072021

 しばらく歩いて道路に出て、右へ行くと左右に通っている車道に出る。右へしばらく歩いて沼の原バス停に行く。

2024072024

 こんな所から乗る人も滅多にいないのではないかと思われる。何のためかテントが設置されていたので有り難くバス時間まで日よけに中に入らせてもらった。

2024072023

 バス停前でしばらく待つとバスがやってきたので乗り込む。伊香保バスターミナルまで乗った。今日は時間もあるので露天風呂まで行く。のんびりと露天風呂に浸かった。やはり気温のせいかお湯は熱めでぬるい方でもそれなりの温度だった。しかし、さっぱりとした。ゆっくり入浴してから出て、温泉饅頭を買い、伊香保温泉バス停に行くと誰もいなかった。しばらく待つと少し遅れたバスがやってきたので乗り込む。渋川駅に出ると気温表示は35度を示していた。ここで35度あったら、東京は何度なのだろう。電車で帰宅したが家の近くまで来ると雷雨による豪雨に打たれることになった。雨づいた一日だった。

 

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