縞枯山、茶臼山から渋の湯へ
(ベニバナイチヤクソウ)
狭霧苑から冷山のコル、渋の湯への道は石が多く歩きにくい所が多いので時間がかかります。ガスなどの日は道迷いにも注意。滅多に人にも会わないと思われるため十分な装備を。
【 山 名 】縞枯山、茶臼山、雨池峠、大石峠、オトギリ平、出会いの辻
【 山 域 】北八ヶ岳
【 日 時 】2025年8月6日(水)
【 天 候 】霧ときどき曇りのち雨
【 ルート 】北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅11:00→11:20雨池峠→11:40縞枯山→11:55展望台→12:20茶臼山→展望台→12:50大石峠→13:05オトギリ平→13:20出会いの辻→13:30狭霧苑→14:10冷山のコル→14:45渋の湯バス停

☆縞枯山、茶臼山へ
今年は異常なほどの猛暑と日照り続きの日が続いたが、自分の夏休みになったら雨予報になっていた。アルプス縦走は無理なようである。今年は残念ながらパスすることにした。なんとか6日は歩けそうな天気である。と言っても近くの山は暑いし、北八ヶ岳へ行くことにした。北八ヶ岳のほとんどの道は歩いているが、まだ冷山のコルを渋の湯へ降りたことはなかったと思う。これを歩いてみようと思う。茅野駅からのバスは各方面行きのバスがほぼ同じ時間に発車する時刻になっている。以前よりもさらに遅い時間に設定されていて、日帰りには少し厳しい時間になっている。そのかわり、渋の湯からの帰りのバスは以前は2時台しかなかったが、3時と4時前に設定されていて、こちらは少し遅い時間になったようだ。それならばなんとか歩けるだろうと行ってみることにする。

早い時間に茅野駅に着き、しばらく待ちである。少し晴れ間も見えるが、あまり天気は良くなさそうだ。久しぶりに立ち食い蕎麦を食べたりして時間を潰す。券売所でバスの切符を買うが、北八ヶ岳ロープウェイ駅まで2000円である。この路線は定期観光路線となっていて、通常の路線バスではない。平日にも関わらずバスは二台出て、一台目は車山高原行き、二台目は北八ヶ岳ロープウェイ駅行きになっていた。バスはそれなりには乗ったが、さすがに平日だし、天気も今一つのようなのであまり人は多くなく、一台で十分なんじゃないかなと思うぐらいだった。途中のバス停からもときおり人が乗ってきたが、パラパラという感じであった。北八ヶ岳ロープウェイ駅で下車するとさすがに少し寒いくらいだった。

ロープウェイに乗り込み、上がっていくとやはり上はガスである。山頂駅に着くとやはりガスガス、どうも自分がここへ来るとこんな天気の事が非常に多い気がする。やはり寒いくらいの気温、雨具を下だけ履くことにした。雨池峠に向かう。ハクサンフウロがいくつか咲いていた。ときおり観光客に会う。坪庭を散策している人たちであろう。しばらく進むとオトギリソウが咲いていた。

坪庭からの道を過ぎると人は少なくなる。

しばらく進むと縞枯山荘がある。中では休んでいる人がいるのが見えた。

あたりはやはりオトギリソウが多かった。右の縞枯山にかかる霧が気分を落とす。緩やかに進んでいくと雨池峠に着く。静かな雰囲気である。右に縞枯山への道に入る。

テントなどの大きな荷物を持って登ると結構きつい登りだが、今日は日帰りの軽い荷物、ぐんぐん登っていける。テント泊らしき大型ザックを持ったおじさんが一人降りて来たが、それからは人に会わない。やはり上部がきつくなり、岩の多い道を登っていくと登り着いた所に縞枯山を示す標柱がある。

そのまま展望台に向かう。やはり足元にはオトギリソウが多かった。

相変わらず霧で風が吹き付けると少し寒いくらいである。少し下って進むと展望台の分岐、せっかくなので行くことにする。左に進んで岩を登ると展望台に着くが、もちろんガス、写真だけ撮ってさっさと戻る。

下っていくとたまに登って来る人に会う。
(イチヤクソウ)
鞍部で右に道を分け、さらに登り返しになる。

しばらく登っていくと茶臼山に着く。グループが休んでいた。やはり右へ展望台に行く。樹林の中をうねうねと進んで、樹林から出ると向こうからの風をまともに受ける。右に少し登ると展望台の表示、やはりガスなので写真を撮っただけで引き返す。

分岐まで戻る。ここで昼食にしようかと思ったが、さきほどのグループが休んでいるので先で食べることにして大石峠に向かう。下り道はきつく、それなりの急坂が続く。やがて樹林から出て進むと中小場という場所に出た。大きな石がゴロゴロしている所である。ガスっていて眺めもないのでそのまま進む。

樹林の中に再び入り、下っていく。やはり登って来る人にときどき会う。だいぶ下って緩やかになり、しばらく進むと右に道が分岐していて、左の先に道標が立っていた。ここが大石峠であろう。旧峠道跡という古い木柱が立っていた。

右の道に入って進む。足元に草が少しかぶり、霧で濡れているので足元が濡れる。やはり雨具の下を履いていて良かったようである。しばらく進むと樹林がなくなり、広い所に出る。

晴れていれば気持ちの良い所なのかもしれないが、この霧でどんよりした天気だと人気のなさが逆に不安をあおる道である。お腹も減ったし、この先も良い所がありそうになさそうなので立ったままパンを齧り、水を飲んだ。

先に進むが、道は平坦に近いのだが、下がでこぼこしていて結構歩きにくいので進んでいくのに時間のかかる道である。こんなに広い所なのに一人でぽつんと歩いていると本当に孤独感を感じる。樹林の中に入るとけものみちなのか人が歩いた道なのか、道が錯綜していて、途中で道を少し外してしまったようだ。踏み跡を適当に進んでいたら、左にまともな道を見つけたので、それに戻った。少し進むとオトギリ平の表示がある。

左への道はまともな道のように見えたが、先に進む道は笹がかぶっている。少し思案したが、やはり予定通り先に進むことにする。笹の道を進むが、足元に石があって躓きそうになった。足元が見えないので注意しないといけない。少し進むと笹の中から出て、樹林の中に入る。するとピンクテープなども付いていて、まともに歩けるようになった。しかし、どうも涸れた沢のあたりを進む道なのだが、その横をめぐって右に行ったり、左に行ったり、なかなか分かりにくい道である。

ピンクテープを探しながら進む。八ヶ岳らしい深い樹林を楽しめるが、この霧の天気の中では寂しさが強いだけである。緩やかな下りが続き、ひたすら樹林の中を進んでいくと裏になっている大きな案内板が斜めっている。回り込むと北八ヶ岳自然休養林と書かれた大きな案内板で、ここが出会いの辻であった。

時計を見るともう13時20分過ぎである。やはり歩き出しが遅いので時間がかかってしまうようだ。渋の湯の日帰り入浴は15時までなので、これでは渋の湯で入浴する時間はなさそうに思える。また、15時のバスに間に合うか、ぎりぎりである。道標には「苔の道」という表示があった。

狭霧苑へ向かうと緩やかな道、わずかに登りもあるが、たいしたことはなく進んでいく。じゃりのひかれた道で通る人は多そうだ。しばらく進めば国道に出る。車がたまに通っていく。そのまま先に入れる所があったが、道路を左に少し進むと再び北八ヶ岳自然休養林の看板、そこから右に降りて道を進む。

木道があるが、すぐに分岐、先の道には木道はない。そちらに入って進む。

しばらくは緩やかな道が続く。道の横には苔が生えていて、いかにも良い雰囲気の道である。

ただ、霧が濃さを増してきているようなのがちょっと気になる。緩やかだが登り道が続くようだ。しばらく進むと右に曲がって進み、深い樹林の中を進むようになる。途中でパラパラという音がして雨かと思ったが、どうやら木についた霧が雨となって少し降ってきただけのようである。それでも天気はあまりよろしくないようで、だいぶうす暗くなり、雨が降りそうな感じになってきた。降られる前に渋の湯に辿りつけるだろうか。

渋の湯を示す道標があり、右にロープの付いた所を進む。右は平坦で踏み跡があるように見えなくもない。誤って進むような人がいないとも限らないのでロープでコースを示しているのであろう。深い樹林の中はどこを歩いているのか全く分からない。先に進むと明るい所に出るが、大きな岩の上を進む道となる。斜めっている岩が多く、進むのがしんどい。その上、岩なので進路が分かりにくい。なんとか岩を登って進むと再び樹林に入るが、まだまだ登りは続く。どうやら冷山のコルまで登りが続くようだ。あまり地図をよく確認していなかったので、ずっと下り道かと思っていた。予想外の登りは結構きつい。先に進むと道の両横に岩があり、それが斜めって邪魔している道を進む。いちいち岩にちょっと登って越えたりしながら進むので、結構きついし、進むのにも時間もかかる。ようやくそんな所が終わって樹林の中の細い道を進む。またパラパラと雨が来た。雨具の上を出そうかと思ったが、そのまま進んでいると止んでくれたようだ。そろそろ冷山が近いと思うが、ひたすら道を進む。随分歩いた所に道標があった。しかし、まだ細い道はしばらく続く。

やがてうす暗い樹林の中で小さな渋の湯などを示すプレートが下に置かれた所があった。保安林の表示が左にあり、薄い踏み跡が左にあるようだが、木で塞がれていた。

右にも薄い踏み跡があるようだったが、これは冷山のピークへの踏み跡かもしれない。天気が良ければ、行ってみたいが、こんな天気でしかも時間が押しているので、とても行く気など起きなかった。

先へ進んでいく。しばらくは緩やかな道だったが、やがて右へ下りとなって下っていく。ときどき折れて道は下っている。マイナーコースらしく細い道が続く。倒木なども出てきたり、道が悪い所もあり、それなりに通過に時間もかかる。まったくどこを歩いているのかさっぱり分からず、ひたすら道を追うだけである。急な道をひたすら下り、やがて右へ進むようになって少し緩やかになった。ザックを下して水を飲む。さすがにもう渋の湯まではそんなに遠くはないだろうと思う。

さらにしばらく進むと今度は左下に向かって再び急な道を下る。いくつか踏み跡が分かれているようだが、適当に下れば問題なかった。何度か小さく折り返して下り、沢音が近づいてきて、目の前に沢が見える明るい所に出た。写真を撮ろうと思ったら、急に雨が降り出した。我慢しきれなくなった雨がとうとう本降りになったようだ。雨具の上を取り出して付けた。もう右には建物がある。ちょっと進む道に迷ったが、なんとか進んでいくと堰堤に出て、その先は石が置かれた道になっていた。先の建物は廃屋のようだ。以前に立ち寄って入浴したことのある宿だが、もう随分前に廃業して建物はそのままになっているようだ。左に橋があり、どちらへ進むのか今一つ分からなかったが、見たら、案内板があり、高見石などへの登山道のようでこれは山に入る道である。反対の廃屋の横を進むと渋御殿湯の建物がある。

バスの切符が買えるようなので、立ち寄る。時計を見ると2時45分。お願いすれば入浴もできたかもしれないが、バスの切符を買っただけとした。再び雨に濡れながらバス停に行く。バス停は今年は道路工事のためにわずかに離れた場所になっている。すでにバスが止まっていたので乗り込む。数人が乗車した。
(雨だったので車内からバス停を撮影)
バスが発車してしばらく走るとどうやら雨は止んでいるようだ。ごく部分的な雨だったようだ。途中からも人が乗って来る。この路線も定期観光路線なので、途中からはバス停はなく、駅まで直行する。下へ降りて行けば、晴れ間も見える天気、やはり山は雨、下は晴れの天気だった。茅野駅に着く。やはり雨で濡れたので温泉に入りたくなった。上諏訪温泉に行くと晴れていて暑い。いつもの片倉館に浸かる。温まってさっぱりとして帰宅の途についた。
(アサマフウロ)






















(権現岳から赤岳の、記憶に残したい眺め)
























(ミヤマシャジン咲きまくり)
(乙女の水場からの西岳)






































































































































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