登山(中央アルプス)

木曽駒ヶ岳から木曽へ その2

木曽駒ヶ岳から木曽へ その1からの続きです。

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7合目の表示の少し先からは少し眺めがあり、もうだいぶ下って来たけれど、まだまだ民家は遥か先のようです。

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遠見場には石仏があり、向こうには山が見えます。三ノ沢岳かな。随分前に以前に友人と行ったなぁ。。。

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時折登ってくる人はやっぱりランナーさんのような人ばかり。中にはほとんど荷物なしの人もいて吃驚。ここを日曜日に登る人はまあそういう人だよね。途中でこれは何!どうやらギンリョウソウモドキらしい。これは初めて見たと思います。

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ひたすら樹林帯を下っていると少し登りがあり、さらに下っていくと胸突き八丁の表示。この手前も急だったけど、ここから先がまた急降下が続きました。

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岩場にはやっぱり石碑。

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金懸岩と思われる岩場の下を通過します。水場があるはずでしたが、水音はありませんでした。涸れている模様。金属製の柄杓がありました。

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ということで5合目の金懸小屋に到着。静かな小屋。開けたら畳敷きのこじんまりした小屋ですが、二階もある模様。泊まってみるのも良いかなという小屋でした。

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しばらく急降下の後、やがて高い笹の中の道になります。蒸し暑くなってきて不快な下りできついです。足元も石ゴロで下りにくく、足の筋肉にかなりきます。やっと4合目。

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下っていくとやがて青笹に変わります。だいぶ下ると崩壊した所があってジャンプで越えましたが、ちょっと注意が必要。こんな所にと思うような谷状の所に3合目の表示がありました。

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蒸し暑い中を下っていくと滝不動尊がありました。

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右から左に下りました。右奥に滝があり、涼しい沢風が吹いていましたが、一般的には近づけないみたいでそちらへ向かう道はなかったです。

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林道歩きになりました。少し進むと左に風越山という道標がありますが、示しているのは大きな川の先。こんな大きな川を渡渉しないといけないのでよほどの人しか行けない道のようです。

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暑い日差しを浴びながらひたすら林道を進みます。もう木曽駒ヶ岳あたりはガスっている模様。この先で上松駅5.6Kmの道標を見て、素直にその方向へ行けばよかったのに、左の道に入ってしまいました。くだっていくと大きな工事用車両が止まっていて、なんかおかしい。地図を見て間違ったことに気づき、すぐ先に右へ行く道があったのでそちら行ったら、アルプス山荘の下の道に出てしまいました。

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アルプス山荘からタクシーを呼んで上松駅に出ようと思っていたけれど、無理みたい。また断られる可能性もあるし、ということで駅まで歩くことに。先へ下ってくと4.6Kmの表示で右に入ります。

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地図でも徳原という集落を過ぎて歩く方が近いなぁと思っていたら、その通りになりました。それにしても直射日光が厳しい。ひたすら暑い中を下ります。水飲みまくりでもう残りが少なくなりました。へろへろになりながらここまで下れば、もう国道が近い感じ。

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集落の中で石段とか下らされてこれまた足が痛いこと。それでも信号を過ぎてさらに進み、右に行けば、やっと上松駅に到着!滅多に飲まないけれど脱水気味なので自販機でスポーツドリンクを買って飲みました。なんとか12時台の松本駅行きに乗れました。

木曽駒ヶ岳の標高2956mから上松駅の標高は709mくらい。なので2247mの標高差を降りてきた記録になりました。

 

木曽駒ヶ岳から木曽へ その1

木曽から木曽駒ヶ岳への続きです。

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早朝に起きてテント場からの御来光を眺めました。

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ということでテントだらけのテント場を出発。

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まずは木曽駒ヶ岳へ。昨日は見えなかったけど、今日は雲海などを眺められました。

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御嶽山も見ることができました。

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山頂の神社で今日の長い下りを無事に歩けるようにお祈りします。

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まずは昨日と同じ道を玉ノ窪山荘まで下ります。昨日はあちらから登って来たんだなぁ。。。

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前に見えるは木曽前岳。登りましょう。

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そんなにきつい登りではなく、しばらく頑張れば前岳。

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おお、コマウスユキソウは久しぶり!かわいい小さなお花です。

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トウヤクリンドウも準備中。そろそろ秋だね。

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ちょっと崩壊地があり、ロープが付いていたので問題ないけど注意が必要でした。先に進むと石祠のある場所。

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少し先に行くと牙岩や麦草岳への道が分かれていますが、崩壊していて難路だとか。

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下りに入りますが、先に見える尾根がこれから下っていく尾根。人家は遥か遠くのようです。

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木段で整備されているけれど、かなりの急降下が続きました。高度感ありあり。さらに岩場の下りはなかなかきつかったです。

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その下に降りていくと草が濡れていて、ズボンがずぶ濡れ。もう今更なので雨具は付けず、そのまま歩きました。振り返るともう前岳が高い。

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巻き道と合流します。歩きやすくなって濡れている草も減ってありがたいです。少し先に進むと金剛力士像や石碑が立ち並んでいました。

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さらに大きな石碑がいくつもある小さな広場に出るとそこが8合目。

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樹林帯になって下っていきます。右手にはちらりと崩壊している麦草岳が見えました。

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7号半の表示を過ぎて進むとなんともう登って来る人に会いました。やっぱりランナーさんはすごいなぁ。

長いので続く。

 

木曽から木曽駒ヶ岳へ

8/5は木曽へ。

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たまにやりたくなる無茶な登り。テント装備持って1日で標高差1600m登るコースにトライします。

前日の深夜に松本に着き、ステーションビバーク。朝を待って始発に乗り込み、木曽福島駅へ。タクシーはおらず、電話で呼ぶもあまり良い返事なし。もう今日は無理かなと諦めかけたその時、一台のタクシーが!有り難く乗車してコガラ登山口へ。手前にキャンプ場があって結構車が多かったです。これで予定通り、登れるかな。山が先に見えるけど、山頂はどこだよってくらい高そう。

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スキー場跡はいくつか道の分岐があり、分かりにくいです。草刈りの人がいたので教えてもらいながら進みました。朝から暑いこと。しばらく歩いて渡渉点。橋はなく、飛び石で渡ります。前を歩いている人達をパスします。

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斜面をひたすら小さなじぐざぐで登っていきます。先週の北岳の登りが足に効いているのか、結構登れます。

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尾根に出ると4合目の表示。ここまでは順調。

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さらにきつい登りを登っていくと力水。4合半のようです。

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水場の水はちょろちょろで汲むほどではないものの、少し手に掬って飲むとまずまずでした。

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少しだけ斜度が緩むけれど、それなりの登り。このあたりまで来ると林相が少し変わりました。

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イチヤクソウが咲いてました。

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6合目の表示。さすがに少し涼しくなってきた感じ。

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岩場を通ると見晴台の表示があったけど、何も見えません。

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さらにしばらく登ると7合目の避難小屋がありました。少し休憩。

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先へ行くとトラバース気味に登る道が多くなります。岩の下を歩いたり、巻いたりしながら進みます。

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山姥の表示のある7合半。大岩が連なり、確かに山姥が住んでいそう。ガスって霧が来ると涼しかったです。

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先へ進むと桟道が。ちょっと間が空いたりしているけれど、しっかりはしていました。

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ガスっていて何も見えなかったけど、急にちらりとガスが上がり、おお、木曽駒ヶ岳が見えた。意外に近くなったじゃん。

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8合目の小さな場所にザックを置いてわずかに下ると水場。しっかり汲めるほど出ていて、手が切れそうに冷たい水。滅茶苦茶美味しかったです。もちろんたっぷり汲みます。

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先にちらりと小屋が見えたけれど、また見えなくなり、ひたすら緩やかに登っていく道。どこを歩いているのかわからず、意外に細かいアップダウンとか岩が邪魔したりしてなかなか進みません。

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やっと広い所に出た、と思ったら目の前に山の壁が。写真だと簡単そうに見えるけれど、実際に見るとかなりの斜度でこれ登るの~って感じです。

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今日もウサギギクが。のんびりしか登れないので、お花も撮りながら登ります。

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やっと小屋に到着。玉ノ窪山荘は静かそうな小屋。ここまで来れば、木曽駒ヶ岳はもうちょっと。

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先に進むと大きな石碑が立ち並び、上は岩峰があり、やっぱり何か荘厳な雰囲気の場所。

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神社がありました。木曽駒ヶ岳を開山した行者の像らしいです。元々、木曽側から登山道は開かれたみたいですからね。

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小屋を見て、さらに登れば、ガスっていて何も見えない山頂に到着。実に長い登りでした。長居しても仕方ないので、下って頂上山荘のテント場へ。かなりのテントで岩の多い場所しか残ってなかったです。

続く。

 

桂小場から木曽駒ヶ岳 その2

前日からの続きです。

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早朝にみなさん起き出すので、自分も起きました。外に出てみると晴れのようです。
目の前にある山に登ると久しぶりにご来光が見られました。

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自分は素泊まりなので、パンとコーヒーの朝食を取って早めに出発。
まだ先に見える千畳敷には雲がかかっていました。

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しばらく歩いて下っていると遭難記念碑。新田次郎氏「聖職の碑」の元となった大正時代の遭難を風化させないためのもののようです。

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歩いていくともうすっかりガスが上がってきれいに見えました。

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馬の背を登りますが、なかなかきつい登り。

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手前のピークまで登るとようやく木曽駒ヶ岳が見えました。右奥が木曽駒ヶ岳の山頂。

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ミヤマシオガマが咲いていました。

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頑張って登って、久しぶりの木曽駒ヶ岳の山頂。平日でしたが、さすがに人が多かったです。木祠や神社がありました。

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さすがに素晴らしい眺め。随分前に友人と来たことがありましたが、その時は天気が悪く、ガスガスで何も見えない山頂でした。
向こうに見えるのは空木岳や南駒ヶ岳でしょうか。縦走したのが懐かしい。

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しっかり富士山も見えました。手前は南アルプスの山々でしょうか。

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名残付きない山頂を後にして宝剣岳に向かいます。下って登り返すと中岳。

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下ると目の前の宝剣岳にはもうガスがかかり始めていました。

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岩場を登って山頂らしき所には木祠。

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先へ向かいますが、結構危険な道。その上、ルートがちょっと分かりにくい所があります。

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岩場を歩いていた途中で転倒。
よくわかりませんが、足元を岩にでも引っ掛けたようで、ちょうど一回転してザックを下にして、
溝のような所で止まったので奇跡的に助かりました。
その先は崖になっていて、もう一転がりしていたら崖から転落していた所でした。
しばらく放心状態で座り込んで落ち着くのを待ち、怪我が大きくない事を確認してから進みました。
岩場が終わって三ノ沢岳への分岐に着けば、もうホッと一安心。

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極楽平から下っていきます。たくさんの人が登ってきました。キンポウゲの群落。

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久しぶりのキバナノコマノツメ。手前はチングルマでしょう。

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ヨツバシオガマでしょうか。

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駒ケ岳ロープウェイの千畳敷駅に着いて終了。もうすっかり稜線はガスになっていました。
無事に帰ることができてよかったです。

 

桂小場から木曽駒ヶ岳

自分の短い夏休み。台風が来てしまい、比較的小型のようで影響はそれほど大きくなかったようだけど、南アルプス縦走を諦めました。
ということで7月29日は一泊二日で木曽駒ヶ岳へ。

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伊那市駅からタクシーに乗り、桂小場へ。このあたりは標高1300m弱のようです。

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やはりよく整備されていて、歩きやすい道。歩く人もそれなりにいるようですね。

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ぶどうの泉の水場。たっぷりと流れていて、しっかり冷たい水を汲んでおきました。まあ、水場の多い道なので、そんなに持たなくてもいいはずなんですけどね。ボッカ訓練を兼ねて持ってきた二リットルに一リットル追加で三リットル持ちました。

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ひたすら登りが続きます。湿気が多いのが今年らしいです。

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野田場の水場。少し流れていて顔を洗える程度かな。

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キバナノヤマオダマキがよく咲いていました。っていうか、珍しく咲いているのはキバナばかりでした。

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馬返しでは右に権兵衛峠方面への道があったけど、笹に埋もれている感じにも見えました。

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ちょっと雰囲気が変わってだいぶ上がってきた感じになりました。

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大きな木を見て登ると大樽小屋。静かな避難小屋のようです。ちょっと昼食。

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先へ進むと少しきつい登りでそろそろ胸突八丁の登りにとりかかります。

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それなりにきついけど、しっかり登れます。途中には休憩ベンチ。

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上部になってくるとさすがに疲れてきました。津島神社は神社らしいものはなく、岩が積み重なる場所。
覗いたら、ヒカリゴケがわずかにありました。

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ひたすら登ってようやくの事で胸突ノ頭。でも、実際の山頂はまだ先みたいです。道はここから左へ行きました。

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コオニユリが咲いていました。

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緩やかに進んでいくとそろそろ西駒山荘が近くなってきたのかな。

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稜線に出て、振り返るとなかなかの景色。見えているのは行者岩のようです。

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イワツメクサがちらほら。

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トラバース気味の道をひたすら進むとようやく山荘が見えてきました。

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手前の水場に寄ります。たっぷりと水が出ていました。とっても冷たくて美味しい水でした。

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早く着いたので、将棊頭山へ。さすがにガスガスで何も見えませんでした。

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小屋の近くにはコマクサがたくさん。地元の小学生が植えているようです。

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西駒山荘はきれいな小屋。数年前に建てられたようです。
手前の石室は大正時代に作られたもの。以前は小屋として使われていたらしいです。
ボッカ大会などで運ばれたレンガなどが敷かれていて、一部は木の床が設置されていて、休憩するのにいい小屋でした。

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のんびりしていると雷雨に。一時は激しく降りました。雨が上がると虹がきれいでした。

次の日の木曽駒ヶ岳に続く。

 

千畳敷から空木岳、越百山へ2

その1からの続きです。

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朝起きると、小屋からも南アルプスが見渡せます。今日も良い天気になりそう。

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空木岳にもう登っている人がいました。

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のんびり出発して空木岳へ。宝剣岳は特徴的なので分かりやすいですね。

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山頂の写真を撮って縦走開始です。

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さすがにまだ涼しいので歩きやすいです。右手前が赤椰岳、その向こうが南駒ヶ岳です。アップダウンがやっぱりありますね。

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思ったよりも早く赤椰岳を通過します。しばらくすると左側に百間ナギと摺鉢窪避難小屋が見えてきます。カールもいい感じですね。

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避難小屋分岐付近。目の前の南駒ヶ岳が大きいです。

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頑張りましたが、昨日の空木岳ほどではありません。南駒ヶ岳山頂には誰もおらず、展望の良い静かな山頂を独り占め。

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この先は標高を落としてしまうので、縦走路は見納め。宝剣岳も随分遠くなりました。

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反対側はこれから歩く道。見にくいですが左から二つ目のピークが仙涯嶺、真ん中の少し奥が越百山でした。

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祠がありますので、祠にこれからの安全をお祈りしていきます。

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しばらく進んでから大きく下っていきます。ザレてロープの付いた所もありました。登り返しもそれなりにあって、鎖場もありました。ようやく仙涯嶺の山頂。越百小屋方面から来た団体さんに占拠されていました。

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もう越百山は遠くなさそう。でも、しっかり距離はあります。

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しばらく進むとガスが上がってきて展望を隠してしまいます。ようやく着いた越百山。はるばる来た気がしますが、越百小屋から登ってきた登山者がいました。

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この写真ではほとんど分かりませんが、左下に黄色の越百小屋を肉眼でもはっきり見ることができました。

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樹林帯の道は意外に長く、ようやく着いた越百小屋。布団干しの真っ最中でした。ここに泊まるつもりでしたが、まだ11時前。明日は雨もありの今ひとつの天気らしいし、これなら今日中に帰れそうです。

伊奈川ダムからのタクシーが予約できないか聞いてみましたが、各自でやってくれとのこと。しょうがないのでジュースを買いました。小さな缶で300円とちょっと高めでしたが梅ジュースは体に染みました。小屋の付近で2社は携帯が入るということでしたが、自分の携帯は入りません。この上に登ればもう1社が入るということで、期待して登りました。

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しばらく登った所で携帯を出してみると、しっかりアンテナが立っているではありませんか。タクシー会社に電話してみると、しっかりかかってくれて、3時に上がってきてくれるように頼む事ができました。これで帰れると一安心。ちょっとひんやりした樹林帯を下っていきます。

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上の水場に到着。水場は分岐から1分くらいと近いです。しかも手が切れそうな冷たい水が流れていて、素晴らしい水場でした。たっぷり飲んで、たっぷり汲んで、これで水の心配がなくなりました。

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しばらく下ると展望台。でも、こんなわずかしか見えず、今では展望台というほどのものではないようです。

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下っていくと蒸し暑さが増していきます。上のコルは道標もなく、なんとなく通り過ぎ、下のコルにはしっかり板きれが残っていました。

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さらに下っていくと登山道からわずかに入った所に下の水場がありました。ここは沢水ではなく、湧き水の様子。水量は少ないですが、ちょろちょろと冷たい水が出ていました。

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どんどん下っていき、堰堤を見れば、林道はすぐそこ。ようやく着きました。

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あとはのんびり林道を歩いていくだけ。ゆっくり目に歩いたつもりですが、それでもコースタイムよりだいぶ早く歩いてしまい、駐車場には2時に着いてしまいました。

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何もない場所で1時間待ちを覚悟したのですが、30分以上前にタクシーが上がってきてくれたので助かりました。中央本線須原駅まで乗ると5,250円。6千円以上はすると思っていたのでこれも予定外。その上、3時17分の電車に間に合い、これまた予定外。ちなみに次の電車は5時43分なので、本当にラッキーでした。でも、下界はやっぱり暑かったです。

千畳敷から空木岳、越百山へ

今年の夏縦走は中央アルプスへ。

夜行バスで萱の台へ。バスを降りるともうすでに列ができていました。でも早い方に並ぶことができて、2台目のバスに乗ることができましたので、千畳敷についたのはまだ6時15分でした。

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ロープウェイを降りると気持ち良い晴れ。南アルプスが並んでいました。

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まずは極楽平に向かっての登り。朝一番はやはりきついです。

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お花畑にはチングルマがよく咲いていました。

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極楽平から少し進むと島田娘。この付近から歩く稜線が見渡せます。真ん中左が空木岳、その右は南駒ヶ岳です。

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結構細かいアップダウンがあって、鎖場なんかもあり、直射日光もきついので、なかなか辛いです。

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その先もさらにアップダウンが続きます。風があまりなくて、ひたすら下って登ってを繰り返し、だんだん辛さが増します。

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東川岳の一つ前だったか二つ前だったかのピークは岩稜をまさに越えると言う感じで本当に辛いものでした。もうガスが上がってきています。

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大きく下ると木曽殿山荘。予約がないと泊まれないみたいです。

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木曽義仲の力水に行ってみました。小さな沢になっていて水量は少なかったですが、それなりには流れていました。水を汲むのも含めて往復20分ぐらいかかったかな。

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そして問題の空木岳への登りは辛いなんてもんじゃありません。とにかくひたすら下を見ながら登っていって、偽ピークを過ぎて、さらにこれが見えてきますが、これも実は偽ピーク。少し右を巻いてさらに鎖場を登らないといけないんです。

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久しぶりにへろへろになって山頂に到着。もうガスで何も見えませんでした。

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少し下には駒峰ヒュッテがあります。今夜はここに泊まることにしました。食事はなく、自炊の小屋です。水場がないのが辛い所。管理人さんがいれば、ペットボトルの水500mlが200円、ポカリスエットが300円で買えます。もっと水場で汲めば良かったと後悔でした。30数人が泊まったようでかなり混みました。シュラフを持って行ったので寝具なし素泊まりでした。

その2に続く。

守屋山

7日(土)は長野の守屋山へ。

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茅野駅から守屋山登山口経由高遠行きのバスは4月のわずかな期間のみの季節運行です。今年2012年は4月7日~22日までの運行になっています。なので一度は行ってみたいと守屋山に出掛けました。

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しばらく登っていくと林道が左に見えます。今は雪があるけどない時期ならばもう少し先まで入れるのかな。緩やかに下ると守屋山が見えました。

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ザゼンソウの群生地がありますが、もちろん咲いていません。まだしばらくかかるでしょうね。

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大きな表示のある登山口を通ります。

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守屋山東峰に着きます。広い眺めの山頂ですが、やはり雲が多くそれほどは見えませんでした。下に見える諏訪湖もぼんやりという感じでした。

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少し先には柵に覆われた石祠があります。守屋山神社奥宮だそうです。

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しばらく歩くと守屋山西峰に着きます。

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大きな一等三角点ですが、だいぶ摩耗していますね。角も削られてしまっているようです。

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なんとか中央アルプス方面を少し見ることができました。しかし寒いこと。風花も舞い、急に冷気がやってきて食事を終えたらさっさと下山にかかります。

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守屋山登山口へ戻るのが普通ですが、そこはバス利用なので片倉を目指します。踏み跡もありますが、あまり歩かれていない感じ。でも地元の方が付けたと思われる片倉を示す白いプレートが点々とあって迷うことはないでしょう。

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しばらく下っていくと分岐があり、右に松尾峠への道が分かれます。時計と相談しながら松尾峠に行ってみることにしました。

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さすがにこちらへ入る人は少ないようで踏み跡を辿ります。しばらくすると作業道のような道がありましたが、松尾峠の直前では断崖に出てしまいました。少し戻り、踏み跡もない斜面をなんとか下って道路に降り立ちました。

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車道だと遠回りなので、地形図の点線コースが気になり、探してみました。旧道をしばらく探索しますが入口が見つかりません。仕方なく、えいやと尾根らしき所を下ると、踏み跡を見つけることができ、古い峠道であることが分かりました。だいぶ倒木などで埋もれ掛けている道でした。

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下部まで続いていて林道に降り立ち、少し進むと橋があって沢を渡れました。反対側には片倉に続く道が伸びていて、それを辿りました。

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フェンスの扉を通り、のんびり下っていくと、首尾良く片倉のバス停に出ることができました。土日は13時30分頃に1本だけ高遠行きのバスがあります。30分ほど待って来たバスはやはり乗客は自分一人でした。

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