道しるべに会いに行く 浅井紀子著 三宅岳写真
風人社の一冊。
岩田澗泉さんの道標の写真と浅井さんによる道標文字の書き起こしによる記録です。三宅岳さんの写真が巻頭にたくさん載せられています。
著者の浅井紀子さんからコンタクトがあり、拙い自分の道標の写真を数枚載せて頂いた上に、贈呈頂いたという貴重な本でもあります。
元々、岩田さんの道標については、自分も丹沢の不老山周辺を歩いた時に興味を持ち、道標の写真などをできる限り撮っていました。
数年前に鬼籍に入られたということで、もう道標は風化していくばかりです。
どこかの道標に不老山を愛する会二名と書かれていましたが、もうお一人の方はさらに高齢だったようですので、
楽しい新しい道標は立てられることは無くなってしまい、とても残念です。
岩田さんの道標は一枚の板にたくさんの文字が記入され、限られた時間の中での登山中にすべてを読むことは難しい道標でした。
おそらく多くの方が主な部分だけ読まれ、詳細までは読まれていなかった方が多かったのではないでしょうか。自分もその一人でした。
そんな内容について詳細に書き起こされていて、岩田氏の世界にひたることができるのは、やはり貴重な記録だと思います。
自分以外にも何人かの方のホームページやblogなどのページも紹介されています。
その筋では有名な岡澤さんも含まれています。時間があるときに見に行きたいですね。
発行は少部数のようですので、一般の書店での購入は難しいようです。
もし少しでもご興味がある方は、お早めに直接、風人社か、amazonなどで購入されることをお勧めします。
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