登山(東北)

荒雄岳へ

2026061441(山頂から栗駒山の眺め)

【 山 名 】荒雄岳
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2026年6月14日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】吹上キャンプ場前バス停8:50→9:30八つ森コース登山口→10:25 856m→10:50稜線→11:00荒雄岳11:05→11:45片山コース登山口→12:15八つ森コース登山口→12:50間けつ泉前バス停→13:00地獄谷遊歩道→13:20間けつ泉前バス停

☆荒雄岳へ

 二日目は荒雄岳である。たまにしか人が入らない山のようなのでちょっとクマが心配な所ではあるが、この時期、お花も少ないし、食べるものもそれほどないだろうからどこかへ移動している可能性の方が高そうだ。なので遭う可能性は低いのではないかと勝手に思う。早朝から日の出で明るくなり、起こされる。窓の障子を開けると快晴のようだ。これは暑くなりそうだ。あまり天気が良すぎるのも微妙である。宿を早めに出て駅で8時過ぎの鳴子温泉行きの列車を待つ。やはり素晴らしい青空である。鳴子温泉で下車し、今日は歩く時間はそんなに長くはないと思って1.5Lのペットボトルを持っていたのだが、この天気だとかなり水の消費量が高そうなので自販機で水を1本購入しておく。バスに乗り込むと他に二人ほど先客がいた。登山者ではなく観光客のようである。20分ちょっと乗った吹上キャンプ場前で下車する。先客の二人は間けつ泉前で下車するようだった。

2026061401

 わずかに先に進むとトイレがあるので立ち寄る。キャンプ場にはたくさんのキャンプが張られているのが見えた。すぐ先の左に片山地獄と書かれた案内板が指し示す林道に入る。林道はやはり登りが続いてなかなかきつい。その上、天気が良すぎてすでに暑い。今日はどのくらい汗をかかされるだろうか。今日もこんな時に便利なクールタイプのシャツは忘れてしまった。日射し避けに長袖シャツを着たまま登っていく。しばらく登るとやがて砂利道になる。左に眺めが広がっている所があり、そこから見えているのは禿岳などであろうか。

2026061402

 さらに進んでいくと樹林から出てしまい、日射しが厳しい道となる。おそらく林道の先に見えた左の山が荒雄岳ではないだろうかと思う。

2026061403

 やっぱり暑い。風もあまりない。ひたすら先に進むとようやく少し下って再び樹林の中に入る。谷状の所に出て、先へ再び登っていく。やっぱり登山口まではかなり長い歩き。こういう所は車でカットしたいなとちょっと思う長さである。曲がりながら登っていくとすごく良い道になり、さきほどの砂利道はなんだったのと思うくらい良い道である。しばらく進んで登るとやっと右に標識があり、左に小さな道が分かれている。そこが八つ森コース登山口だった。

2026061405

 左の林道に入るとやはり草の生えた道、青空が恨めしいくらいである。しばらく進むと右に折れて直線的に登る。暑い暑いと言いながらひたすら登る。随分登ると荒雄岳登山道案内図という看板が落ちていた。どうもここが林道終点だろうか。

2026061406

 そこからはさらに草が生えた道になる。一部は伐採されたのか、木はまばら、日差しがあって風もなく、酷く暑い。道なりに登っていくが、やがて先に急傾斜の山が見えてきた。近くになると右に行ったり、左に行ったりしながら進み、やがて右に進んで左に折れると樹林の中に入る。するといきなりブナがある。その上、ブナの樹林の中に入ったせいか日影でひんやりとしていてさきほどまでの道と雲泥の差である。少し登るとやはり日影が続きそうなので長袖シャツも脱いで半袖シャツ一枚になるととても快適である。

2026061407

 やはりブナの森は良い感じである。左右に曲がりながら登っていく。そんなにきついという感じではないが、どこまでも左右に進んで長い登りが続く。やはり所々大きなブナを見る。随分登ると途中にはヤマツツジがまだ咲いていた。

2026061408

 さらに登っていく。左に大きく進むが、また右に大きく戻る、そんな道を何度か進んで登るようになる。ひたすら頑張って登っていくとやっと尾根に登り着いた。先にはやはり大きなブナがあるが、だいぶ損傷しているようだ。ここまでくれば856mは遠くないようだ。進むと右に山が見えるが、あれが荒雄岳であろう。

2026061409

 緩やかに登ってあまりピークらしくない856mを通過するとわずかに下る。先の山が壁のように見えてくる。まだやはりそれなりには登らされそうだ。

2026061410

 しばらく進んでからまた登りになる。やっぱり左右に進んで曲がりながら登っていく。だいぶ来たなと思う頃、尾根を外れて右にトラバース道っぽい登り道になる。道が細く、転落するほどではないけれど、少し歩きにくい。倒木も増え、かなりの大木が倒れていたり、枝が邪魔したりするので、越えたり、枝をどけながら進んだりとなかなか時間がかかる。やはり太い木を見る。

2026061411(歩きにくい細いトラバース気味の道の途中にも大木)

 しばらくそんな道が続いたが、尾根が近づき、左に登ると道標のある所に出た。来た方向に八ツ森コースの表示がある。おそらく左が廃道であろう。もう一つ古い道標があるが、おそらく左右を示していたようだが、すでに外されている。右が山頂である。

2026061412

 雰囲気の良い道だが、さすがに曇ってしまったようで少しどんよりとした感じになってしまった。

2026061413

 あれだけ晴天だったのにやはりこのあたり気象の変化が早い。それでも遠くの山はまだ晴れているようだ。この山のあたりだけ雲がかかっているのだろう。しばらく登るとやがて山頂に着く。

2026061414

 小さな石碑らしきものがあり、その前にやはり小さな鳥居が置かれている。後で調べると荒雄川神社という神社で山頂が奥宮らしい。先には山が見える。これは栗駒山らしい。栗駒山に行ったのはもう20年近く前である。今もイワカガミが群れ咲いているのであろうか。山を見ながら座り込んでパンを食べた。

2026061415

 さて、帰りのバスが気になる。15時前のバスには余裕があるが、もしかするとこの時間ならば13時台のバスに乗れるかもしれない。13時台のバスに乗れると温泉に入ってゆっくりしてから列車に乗り、仙台まで行くことができる。15時のバスだと温泉に浸かると次の列車は乗り継ぎが悪いので古川から新幹線に乗らないといけなさそうだ。なのでできれば13時台のバスに乗りたいと思っていた。下山路がどうなっているか分からないが、頑張ってみようと思う。

2026061416

 下りに入る。するとやはり登りの道よりもさらに道が細い。往復する人が多いのだろうか。それでも道は続いているのでそれを追って下る。こちらもやはり左に行き、右に行きと曲がりながら下っていく。何度も何度も折り返して下る。たまに枝が落ちていたり、倒木があって乗り越えたりしながらも下っていく。しばらく下った所で大木が道を塞いでいて、一瞬通れないのかと思ったが、よく見ると上にテープと踏み跡があり、倒れた木の上を登って通るようになっていて下ると先に道が続いていて安心した。さらにどんどん先へ道を進んでいく。やはりこちらもブナが散見される。ただ、登りのときよりは大木は少ないように思えた。足早に下っているから余計見落としているのかもしれなかったが。ギンリョウソウが少し咲いていた。もう6月だなと思う。

2026061417

 だいぶ枝などが散乱している倒木地帯を乗り越えたりして通り過ぎ、草の生えた細い道をさらに下る。すると左に沼のような場所を見るが、その右手を進んでそちらには行かず、さらに先に行くと緩やかに進んで先へ進む。やがてまた急坂にさしかかり、また左右に曲がりながら下っていく。何度も曲がって下り、最後に谷状の所まで下ると急に登り返す。わずかな登りだったが下りが続いた後なのできつかった。しかし、そこから先は少し道が広がって歩きやすくなる。しばらくは良い道だったが、また道が細くなり、草の生えている所もある。それでも進めば道は続いていて問題はない。少し斜度が緩んできた。どんどん下っていく。あまり慌てて下ると危ないので適当にスピードを緩めつつもそれなりのスピードで下っていく。

2026061418

 やはりブナのある森で緩やかになり、足元にはニガナがたくさん咲いていた。さらに下っていく。もう片山コース登山口が近いと思われる。

2026061419

 さらに緩やかになって道は曲がったりしながら先へ進んでいくと木柱の立っている所に出る。林道っぽい感じ、右に進むともう一つ木柱があり、そこに行きにもあった荒雄岳登山道案内図が置かれていた。時計を見ると11:45、うまくいけばやはり13時過ぎのバスに間に合いそうだ。

2026061420

 そこから林道のようなそうでないような草の生えた道をしばらく下る。するとこれは林道っぽい道に出て、そこからさらに下ると舗装された道路に出た。これが行きに登ってきた林道の続きであろう。

2026061421

 そこから右へ林道を下っていく。やはり下りが多く、スピードを出して下っていく。ちょっと強歩気味に歩いていく。しばらく歩くと林道の先に荒雄岳が見えた。

2026061422

 歩いていると初めて車が一台通って行った。ただワゴン車で登山者の車ではないようだ。何度も曲がりながら歩いていく。景色が同じようなのでどこを歩いているのか分からなくなり、ただひたすら道に沿って歩いていく。随分歩かされてようやく行きに曲がった八つ森コース入口に着いた。時計を見るとまだ12時15分、登りで40分ほどで歩いたから、13時前にはキャンプ場前に着けるだろう。これで間に合いそうなことが分かり、ホッとする。

2026061423

 のんびり歩いていく。また今朝と同様に日当たりの良い道に出るとやはり暑い。ただ、朝よりは雲が増えて薄日のようになったのと風が多少あったこともあって、行きよりも多少マシだった。随分歩いて樹林に入ろうとするところに右側に鳥居があり、分かれた木の根元に石祠が置かれていて、中に「山神」と書かれたものが入っていた。お参りしていたら、砂埃を上げながら乗用車が一台通っていった。

2026061424

 また歩いていく。樹林の中に入り、やがて舗装道路になり、下っていくとキャンプ場前に出る。朝とは違ってキャンプはほとんど撤収されていてがらんとした草地が広がっていた。

2026061425

 時計を見るとまだバスまで時間がありそうだ。トイレに再度立ち寄ったのち、間けつ泉の方に歩く。しばらく歩くとバス停があるのが見えた。

2026061426

 行ってみて時刻を確認すると自分が覚えていた時間は平日の時間で13:10だったが、休日は13:24でまだ30分くらいあるようだ。それならば間欠泉を見に行ってみようか。

2026061427

 道路を右に下っていくと間欠泉の入口というのがあったが、そこまで行くと入場料金500円と書かれている。自分は別な所で間欠泉は見たことがあるので、そこまで料金払って見ようという気にはならなかった。道路を戻って見ると地獄谷遊歩道330mと書かれている。時間が後25分くらいしかないが、行ける所まで行ってみよう。時計を見つつ、しばらく歩くと入口に着く。現在は途中までしか歩けないようだ。階段を下り、橋を渡ると沢沿いの道となり、木道なども続いている。少し進むと確かにボコボコとお湯が湧いていたり、硫黄の香りと熱気が漂っている。ざるもあって温泉玉子が作れるらしい。

2026061428(左にお湯が沸き、蒸気も噴出)

 さらに先へ行くと右手に紫地獄と書かれていて、石が積まれたようになっている所から上記がシューシューと吹きあがっている。これを見ただけで間欠泉を見たのと同じくらいな気持ちになった。

2026061429(紫地獄は蒸気を吹き上げている)

 もう少し先に行ってみるとやはり高温のお湯が湧き出している。手など付けたら火傷してしまうだろう。やはりすごい所である。

2026061431(高温のお湯が沸いている)

 時計を見るともう10分、そろそろ戻らないと思うが、すぐ先には通行止の表示があり、現在歩けるのはそこまでだったのでちょうど良かった。

2026061430(この先通行止)

 急ぎ足で戻る。橋までは楽に戻れたが、さすがに階段はきつい。道路に出て、時間を見ると後10分、バスに間に合うだろう。ちょっとだけ急ぎ足で戻ると3人ほどバスを待っていた。さすがに少し急いだせいか少し暑くなった。しばらくするとバスがやってきて乗り込む。駅まで乗り、下車する。列車に接続しているが、やはり温泉に入って帰ろう。

 今日も滝の湯に行く。やっぱり今日も熱いお湯だったが、たっぷり硫黄臭くなった。駅に行くが、次の列車までは時間があってしばらく待った。列車は空いていて、そのまま小牛田駅まで乗り、乗り換えて仙台駅に出る。新幹線の予約を済ませ、打ち上げ。はやぶさに乗ったが、人が多く、ちょっと車内が暑かった。約1時間半で東京駅。やはり早かった。

 

胡桃ヶ岳へ

2026061307(中ノ岳から潟沼、右奥は花淵山か)

【 山 名 】胡桃ヶ岳、中ノ岳
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2026年6月13日(土)
【 天 候 】晴れ、一時雷雨
【 ルート 】鳴子御殿湯駅10:00→10:40胡桃ヶ岳登山口→10:55胡桃ヶ岳11:00→11:20中ノ岳11:30→11:45潟沼→11:55レストハウス→12:30鳴子温泉駅

☆胡桃ヶ岳、中ノ岳へ

 久しぶりに温泉泊まり山行に行くことにした。土曜日は天気がちょっと不安定なようだ。それでも小さな山だから大丈夫だろう。新幹線で古川駅へ。仙台駅までは天気が良かったが、その先に行くと雲が多くなり、くもりっぽい所も多くなった。どうも朝は濃霧だったらしく、古川駅で下車すると、そんな雰囲気が残っていて雲が多かった。陸羽東線の列車が少なく、しばらく待たされる。駅にある喫茶店でコーヒーをゆっくり飲んでようやく列車に乗る。鳴子御殿湯駅で下車する。晴れてはいるものの、雲が多い感じ、さすがにちょっと蒸し暑い。

2026061301

 歩き出して以前に泊まった高友旅館の前を通過する。最近はあまり宿泊できないようである。それでも日帰り入浴はできるようだ。先へ進んでいき、分かれている道を右に入る。少し進んで再び右に進むと緩やかに登り道となって、しばらく進むと右に折れる。そこからは山に向かって登っていく。広い道路で山中の道とは思えない感じの道である。しかし、通る車はない。結構きつい坂でなかなか登っていくのも骨が折れる。やはり蒸し暑いので汗をかかされる。ひたすらS字カーブもこなして道路を登っていくと途中で車が止まっていて、大きな葉などを取っている人を見かける。自分は知らないが、山菜の一種なのだろう。

2026061302

 さらに先へ進んでいくと右に道が分かれている所があり、そこが鳴子温泉駅からの道の分岐だった。わずかに先に進むとすぐに左に胡桃ヶ岳登山口があった。

2026061303

 登山口の案内板はだいぶ黒ずんでいて目立たない。しかし、細い道は続いている。入って細い道を進む。少し横の草がうるさいが、それでも問題なく登っていく。やはり蒸し暑く、結構汗をかかされる。遠くで何やら音がうるさい。定期的にドーンという音がしていて、クマなどの動物避け対策で音を鳴らしているのかなとも思ったが、それにしては頻度が高すぎるのでちょっと違うようだ。眺めもない細い道をひたすら登っていくとやっと胡桃ヶ岳の山頂に登り着いた。

2026061304

 ここもやはり眺めはない。三等三角点が置かれている。少し先にわずかにスペースがあるので座り込んで水を飲んだ。あまり長居する山頂ではない。先に進む。大崎市が付けたクマ注意の看板がある。左右に曲がりながら下るが、倒木なども邪魔している所があったりした。それでも道は続いていて、細い道を追って下っていく。笹なども多く、意外に山深い感じ、その割には下の道路などからの音も聞こえてきて深山とも言えないので不思議な感じもする。やがて先に少し盛り上がった山が見えたが、あれが中ノ岳であろう。下っていくと鞍部に出る。右に道があり、潟沼へ降りることもできるが、足元で急に何か動いて吃驚!大きな蛇で思わずうわっと声を上げてしまった。かなり大きいやつだったが、あまり攻撃的ではないようで、すぐに草むらの中に入っていった。踏まなくて良かったとホッとして通り過ぎる。

2026061305

 再び登っていく。少し雲が多くなり、ちょっと日当たりのよい場所も通過するが、日差しが陰ったせいであまり暑くなく助かった。さらに進んで登っていくとロープの付いた登りになる。雨の後などは滑りやすそうだが、今日は特に問題もなく、登りということもあって特に掴まなくても問題なかった。明るい所に出るとそこが中ノ岳の山頂、右にこけしの看板があり、潟沼が見える。相変わらず音がうるさい。地図を見ていたら、先には射撃場があるようで、なるほど、そこからの音だったようだ。右の山は花淵山だろうか。以前に歩いた山である。

2026061306

 反対方向にはさきほど列車が通ってきた方面が見える。ベンチがあり、そこに座って昼食のパンを食べた。

2026061308

 下りに入る。淡々と樹林の中の道をしばらく下っていく。やがて分岐に出る。特に案内板などはないが、道が分かれている。これを取れば潟沼へ5分ほどで出られるようだ。

2026061309

 先に進んでもあまり面白くもなさそうなので、この道を下る。草が少し多かったが、踏み跡は続いていて、何度か曲がりながら下っていくと潟沼に沿った道が見え、やがてそれに降りることができた。

2026061310

 苔の生えた道はふかふかで気持ち良い。湿気が多いので、このように苔が生えているのであろう。しばらく進んでいくと右に潟沼が見える。硫化水素が発生しているようなのであまり近づかない方が良いらしい。さらに進むと休憩舎があり、そこから潟沼を見ることができた。対岸にはお店があるようだ。

2026061311

 さらに左に歩いていく。相変わらず射撃場の音がうるさい。進んでいくと温泉が湧いている所があり、どこかへ引き湯もしているようだ。広い所に出てさらに先に行けばお店に出る。立ち寄る気にはならなかったので、目の前の潟沼の景色を写真に撮っただけとした。

2026061312

 先ほどの休憩舎が対岸にあった。少し先の公衆トイレに立ち寄ってから鳴子温泉駅に向かうことにする。茂吉と書かれた歌碑の石碑が置かれていた。斎藤茂吉の歌碑だろう。ここも訪れたようである。

2026061313

 坂を上っていくが、車ならともかく、足で歩くと結構きつい。それでもあまり長くはなく、緩やかになり、さらに進むとさきほどの胡桃ヶ岳の登山口に出る。車が通って行くが、左の道には入らず、そのまま直進していくようだ。左に折れて鳴子温泉駅に向かう。のんびり歩いていたら、急に空に黒い雲が出てきて、ぱらぱらと細かい雨が降って来たようだ。やがてピカッと光る。その後にドドーンと雷の音。今日は雷注意報が出ていたと思うけど、こんなに早く雷が来るとは思わなかった。樹林の中を下るので、あまり影響はしないが、途中で折り畳み傘を取り出して準備。しばらく下っているとまた雷音。音だけ聞くと結構近そうに思えたけど、光ってから時間が経っていたので実際はまだ遠いようだ。車は一台も通らない。やはりあまりこちらには来ないようだ。さらに下ると温泉施設が見えてきて、そこに降りていく。途中には共同浴場があるようだったが、地元の人のためのもので外来者は入浴禁止と書かれていた。さらに降りていく。民家の間を抜ける道でこれなら車が通らないのも頷ける。雨はまだ大丈夫なようだが、左手の山には霧のようなものがかかっていて、もう雨が降っている感じである。下っていくと商店街に出るが、左に曲がって駅に向かおうとするとやはり雨が降り出した。傘をさして歩く。しばらく歩けば鳴子温泉駅である。

2026061314

 さて、まだ宿に向かうには早すぎる時間である。滝の湯で入浴することにする。傘をさしたまま道を登っていく。しばらく登った所にある滝の湯で入浴。かなり昔、温泉旅行で来た時に入浴したことがあるので、随分久しぶりである。やはり白濁の硫黄泉は良い感じだったが、広い浴槽はかなり熱めだった。外へ出るともう雨は止んでいた。

 駅に戻って列車を待ち、鳴子御殿湯で下車。この日は勘七湯という旅館に宿泊する。建物は新しくはないが、良い部屋に入れてくれて自炊施設なども揃っていたので完璧だった。とろっとしたお湯に何度も浸かって温泉も堪能できた。

 

花塚山へ 下山編

花塚山へ 山頂へ編からの続きです。(時間等は山頂へ編に掲載)

2026041222(花塚山頂からの眺め)

 岩に座って眺めを楽しみながら少し休んだ。やはり風が結構吹いていた。今日は安達太良山、吾妻連峰などを見ることができた。比較的近くの山はどこの山だろうか。後で調べると麓山や口太山らしい。

2026041223

 さて、バスの時間も気になるのでさっさと下山にかかる。萩平からのバスは17時台だが、30分歩いて川俣高校前まで歩けば16時頃のバスに乗れるはずである。時間的にはぎりぎりだろうか。まあ間に合わなくても17時のバスには乗れるだろうから帰れなくなるような事はない。のんびり歩くことにしよう。しばらく往路を戻る。さすがに帰りは左下への道に入ると木段などで急降下、結構きつい道だった。先へ進むとこの時間で登ってきた人に会った。車でどこかの山と掛け持ちなのだろう。登り返しが少し大変だったが、先へ行くと再び分岐に戻った。少し先に行くと岩があり、これが護摩壇岩かと思った。

2026041224

 左に岩の上に出られるので出てみると先に安達太良山などがよく見えた。しかし、これはそうではなく、少し先に行くとしっかり護摩壇岩の表示のある大きな岩があった。ロープが付いていた。先に展望台があるが、木が邪魔しているように思えたので登らなかった。あたりには何かの資材がたくさん置かれていた。新たに何か設置するのだろうか。

2026041225

 先に進み、北峰を目指す。最初は緩やかな道だったが、やがて少しきつい下りの所もある。目の前の北峰が高くなった。

2026041226

 下っていくと道が左右に分岐している。右にも道があるとは思っていなかった。飯舘村にも登山口があるようだ。先へ登る。

2026041227

 きついというほどではないものの、それなりに登らされる。しばらく登っていくと大きな岩があった。左に進むと休憩舎があるがテープで立入禁止になっていた。ご多分に漏れず老朽化しているのだろう。

2026041228

 このあたりが北峰、ペットボトルの茶を飲んで少し休み、先へ進む。天気も良く、誰もおらず、静かな道をのんびり進む。緩やかに下ると堅石への道が分かれている。花塚の里へ下るならばそちらの道を進むのが正解だが、峠の森自然公園への道が気になってしまった。スマホの地図を見る限り、時間的にはそれほどではなく、バス停へは少し近くなると思われる。やはりそちらへ降りてみることにする。

2026041229

 先に進むとカタクリがちらほら咲いていた。数はあまり多くなかったが、今日もカタクリに会えた。

2026041230

 緩やかなアップダウンでしばらく進んでいく。やはり歩く人はそれほど多くはないのが好ましい道である。天気の良い日はやっぱり気分も良い。やがて緩やかに下っていくようになった。のんびり下っていくと結構長く感じる。随分歩いた感じで下ると道標の立っている分岐に着く。左から道が登ってきていた。こちらから花塚の里へ向かうこともできるようだが、ここも歩く人は少ないだろう。

2026041231

 さらに先に進むと急降下の道となる。古い木段もあるが、かなりの道でゆっくり降りていく。足が悪い時に選ぶ道じゃないなと思いながら下っていく。途中で後ろを振り返ったら、こんな所降りてきたんだと思うような感じだった。登りに取らなくて正解だった。

2026041232

 まだまだ急な道は続き、カニ歩き的に下っていくと赤松の林に変わる。そこでも道標があって、あまり踏まれていない道が右に分かれていたが、そのまま先へ進む。

2026041233

 さすがに緩やかな道となって進んでいくと伐採された場所が左に見える。眼下に町並みが見え、その先に安達太良山などが見えていた。右から左に回り込んで下り、伐採地を左に見ながら下ると木段で道路に降りた。再び木段で登り返して先へ進み、緩やかに下ると峠の森自然公園の駐車場、先に行ってみるとやはり桜が咲いていた。

2026041234

 左にベンチがあり、そこからは町並みと安達太良、吾妻連峰が眺められた。

2026041235

 時計を見るとまだ14時半前であった。

2026041236

 駐車場の先から右へ降りていく。しばらく下って右へ曲がり、さらに下ると民家が出てくる。のんびり気分で道路を下っていくが、やっぱり長い。随分下ってようやく行きに通った道に出た。

2026041237

 右に折れてバス停に向かう。川俣高校前16時のバスには余裕だなと思いながら下っていく。

2026041238

 バス道路に出て左に曲がり、しばらく下ってバス停に向かっていると振り返らなかったが、なんとなくバスと同じ走行音の車が来るなと思っていたら、通り過ぎたのはやっぱりバスだった!バス停の数10メートルくらい手前である。もう見送るしかなかった。少し歩いてバス停に行って時刻を見ると15時1分の時刻が書かれていた。あちゃ~、後5分早く着くか、バスが少し遅れてくれば間に合ったのになぁ。残念。

2026041239

 仕方なく川俣高校前まで歩くことにする。やはり途中には桜、写真を撮りながらのんびり歩いていく。歩いていくと左手に企業の敷地があり、そのあたりにもたくさんの桜が植えられていてよく咲いていた。さらに歩いていくとコンビニの看板が見えてきて時間潰しに立ち寄ってもよいなと思いながら歩いていくとその手前が川俣高校前のバス停だった。

2026041240

 バス停で時刻を見るとなんと10分後に15時半のバスがある。これはラッキーだ。コンビニに立ち寄るのは止めてバス停で少し待った。自分一人を乗せてバスは走り出す。すぐに川俣町の街中のバス停で数人が乗車した。昨日と同じ十二社バス停を通り過ぎ、眺めは同じだが、今日は天気もよい。ただ、この温かさと風で、もう桜はそろそろ終わりの雰囲気に変わっていた。福島駅で下車する。新幹線の切符を買うが、少ない切符の自動販売機にはかなりの行列、みどりの窓口も混んでいた。仕方なく反対側に行ってそちらで切符を買う羽目になった。そちらも並んでいたが、券売機の数が少し多くて助かった。お土産などを買い込んで新幹線の乗客となる。車内で一杯やって打ち上げとした。

 

花塚山へ 山頂へ編

2026041201(イワウチワの群落)

【 山 名 】花塚山
【 山 域 】福島の山
【 日 時 】2026年4月12日(日)
【 天 候 】快晴
【 ルート 】萩平バス停10:50→11:40花塚の里→12:40分岐→12:50花塚山13:00→13:30北峰→14:25峠の森自然公園→15:01萩平→15:20川俣高校前バス停

☆花塚山へ

 二日目は花塚山へ行ってみる。本当は一日目に歩こうと思っていたのだが、天気が思わしくないので女神山に変更したのだった。今日は朝から快晴、ただし今日も強風注意報が出ていて、寝ている時にホテルの部屋で風の音が結構聞こえていた。駅に行くと強風の影響で磐越東線、磐越西線ともに運転中止だったようだ。そちらの山でなくて良かった。郡山駅から福島駅までは問題なく列車は走っていたが、その先の東北本線もやはり運転見合わせだったようである。

2026041202

 福島駅から萩平を経由するバスは6時台の早朝に一本あるのだが、福島駅周辺に泊まっていないと無理だろう。福島駅付近では花見山観光などのインバウンドのせいか、宿泊代が非常に高いので泊まりたくない。ということで二番バスに乗るのだがこれは9時50分という遅い時間である。それでも帰りのバスは遅くまであるので天気さえ良ければ問題ないだろう。川俣高校前のバス停からも歩けるが、30分かかるようだし、到着から歩きを考えると萩平を通過するのはあまり大差ない時間になりそうだ。足の事もあるので少しでも距離を少なくする萩平から行こうと思う。

2026041203

 福島駅から原町駅行きのバスに乗る。長距離走るバスなので通常の路線バスだが、車両は高速バスのような車両であった。やはり数人の乗車だった。萩平までは50分ほどの乗車、さすがに長い。やはり沿道の桜が楽しい。川俣営業所でトイレ休憩ができるという案内放送があったが、遅れていたのかあまり停車せず、数人乗車するとすぐに出発だった。川俣高校前のバス停の位置を頭に入れて少し走った萩平のバス停で下車する。

2026041204

 目の前の民家の桜からして満開である。少し先に歩くと右に道が分岐していて、花塚山を示す道標もあった。のんびり歩いていく。たまに車が通るがほとんど地元の人の軽トラなどである。道が分岐している所に出て、左に峠の森自然公園への道が分かれる。そちらからも登れるみたいだが、やはり花塚の里から登る方が良さそうだ。右の道を歩いていく。点在する民家や桜などを見ながらしばらく緩やかに登っていくと左に消防団の建物があるが、そのあたりの桜がきれいだった。

2026041205

 さらに先に進むとピンクの桜などがたくさん咲いている所がある。まさに桃源郷のような雰囲気で、去年の花見山を思い出した。やっぱり良いものだ。

2026041206

 先に進むとまだ桜が咲いている。やはりたまに強い風が吹くと桜が舞う。先に進んでいくとこんな山中に車の修理を行うお店があるようで看板が出ていた。その先は山の中に入っていくようである。今日は日曜日なので誰もいないが、工事をしている雰囲気の場所を横目に見ながら進んでいくと花塚の里を示す案内板があり、左の道に入る。

2026041207

 登り道を進んでいくとやがて左に道路が見えて右から回り込んでその道に出た。少し左から右の道に入ると花塚の里と言われる所のようだが、公園らしい。駐車場を見ながらそのまま進む。車止めの柵があり、そこから舗装された細い道に変わる。

2026041208

 しばらく登っていくと右から左に曲がって進む。左手に道があるようにも見えたが、そのままその道を進んだ。やがて舗装が終わって土道に変わり、さらに進んでいく。左手に鳥居が見えたが、やはりそのまま進むと広場のような所の近くに出て、トイレ左の表示で左へいく。小さなトイレがあったので立ち寄る。水が豊富なようで蛇口をひねるとしっかり水が出た。もうお昼である。少し先に休憩舎があったのでそこでパンの昼食にする。ストックが一本置かれていたものの、石づきのあたりが壊れていた。誰かが忘れたのか、壊れたから故意に置いていったのかもしれなかった。

2026041209

 話声が聞こえてきて降りてきた人達が見えた。休憩舎からわずかに進むと神社がある。

2026041210

 無事をお祈りしておく。そこから山頂までは50分くらいのようである。登り始めると結構な急登が続く。

2026041211

 しばらく頑張って登っていくと烏帽子岩と書かれた岩が出てきた。

2026041212

 そこからは岩が結構あった。たまに降りてくる人に会うようになった。またしばらく登ると行者戻しの岩と書かれた岩がある。見上げると上に手の爪でひっかいたような岩があるのが見えた。

2026041213

 細いロープも付いていて登れるのかもしれないが、足の悪い今は無理である。右に巻く道を進む。左手に巻いて登ったところに左に小さな階段があり、岩の上に登れるようだった。

2026041214

 先に進んでまだまだそれなりに急な道が続く。やがて登っていくと姥神様と書かれた石仏の置かれている所に着いた。ここのは見た感じあまり怖そうな姥神様ではないようだ。左に中央御室岩1分とあったので左に行ってみると岩の間に小さな岩屋があったのが見えた。立入禁止という表示があるので、すぐに戻った。

2026041215

 また少し登ると左に岩場への道があるが、普通は右へ巻くようなので右へ進む。岩を見ながら巻いていく。坐禅岩という表示があった。山頂稜線が少し近くなってきただろうか。左へ進んで胎内くぐり岩と表示のある所に出る。岩が割れていて間を通れるようだ。入ってみるとなんとか通れた。

2026041216

 戻って先へ進む。まだ急な登りは続く。それでももう稜線が近くなり、ようやく斜度が緩んできた。

2026041217

 左へ進んで登ると道標のある所に出た。護摩壇岩が左にあるようだが、後でそちらへ進むことになるので右へ山頂に向かう。山頂まで15分と書かれていた。

2026041218

 緩やかな道を進むが、やがて岩場を右下に大きく降りるようだ、そのまま進めそうな踏み跡があったので、左へ進むとやはり踏み跡が続いていた。道は細いがなんとか進んでいくと再び右下から来た道と合流した。

2026041219

 さらに進んで登ると右に展望のある場所に出る。富士山が撮影された場所のようである。後で調べると富士山遠望の北限はこの山らしい。もちろん今日は春らしく霞んでいた。富士見岩という場所らしい。

2026041220

 先へ進み、またしばらく登らされる。手前で降りてくる人達に会ったが、山頂は誰もいなかった。

2026041221

続く。

 

 

微笑んでくれるのか女神山

2026041131(カタクリ平のカタクリ)

【 山 名 】女神山
【 山 域 】福島の山
【 日 時 】2026年4月11日(土)
【 天 候 】晴れのちくもり
【 ルート 】十二社バス停9:45→10:20堀切登山口→11:00月舘分岐→11:20女神山11:30→11:40月舘分岐→12:00月宮登山口→12:35堀切登山口→13:10十二社バス停

☆女神山へ

2026041101

 再び福島の小さな山である。今回は新幹線で行く。さすがに東京から栃木あたりは桜も終わりかけという感じだったが、福島に入って山の中はまだきれいな桜が散見された。朝一番の新幹線に乗ったので、かなり早く福島駅に着いた。駅前には人が多く、バス待ちの行列が出来ていたりした。喫茶店でコーヒーを飲んで時間を潰し、バス停に行く。来たのは水素を使った新型車両だった。さすがに川俣高校前行きのバスは人は多くはなく、数人が乗ったくらいだった。沿道には桜が多く、少し見頃を過ぎているものもあったが、まだまだきれいな桜が多く見られた。30分ちょっと乗った十二社バス停で下車する。やはり近くにも桜があり、風で桜の花びらが舞っていた。今日は強風注意報が出ていて、確かに風が少し強かった。

2026041102

 バス停の少し先に神社があるので立ち寄る。正一位春日神社と鳥居に書かれていた。

2026041103

 近くに「大フジ」という案内板があり、どれがそれなのかよく分からなかったが、古いフジがあるようだ。参道を進んでお参りする。本殿には明かりが灯され、近くの人に愛されている神社なのであろう。

2026041104

 左に出るとグラウンドがあったが、そこに桜がよく咲いていた。少し雲が多いのが残念だが、なんとか天気は持ってくれそうだ。

2026041105

 バス停に戻って先へ進み、右に折れるが、女神山ふれあい登山という看板が出ている。次週の日曜日の日付が書かれている。山開きでも行われるのだろうか。やはり桜を見ながら歩き、先に山が見えてくる。あれが女神山であろう。

2026041106

 途中で右の道に入って歩いていく。やはり風がたまに強く吹き付ける。わずかに暑いもののウィンドブレーカーで歩いていく。淡々と歩いていくと椚平登山口への分岐、右に進んで堀切登山口を目指す。

2026041107

 先に進んでいくと左にシダレザクラが咲いていた。そこそこの大きさ、平成桜と書かれていて平成の頃に植樹したのだろうか。途中で暑くなり、ウィンドブレーカーは脱いだ。さらに歩いて登るとやっと堀切登山口に着いた。

2026041108

 そこから登り始める。カウンターが設置されていたので押しておく4番目だったようだ。ガードレールの付いた道を登る。さすがに日差しがあると少し暑いくらいだ。やはり春はどんどん短くなってすぐに夏になってしまう感じである。しばらく登りが続くと左に折れて山の中に入る。ちらちらとタチツボスミレが咲いていた。溝のような道をしばらく登っていくと左に展望台があるようだ。「休んでみっせ展望台」と書かれていて、左に入ると阿武隈の山々が並んでいるのが見えた。

2026041109

 再び登っていき、木が伐採された所をさらに登っていくとやがて簡易トイレがあった。すぐ先で林道に出る。そこにもカウンターがあったが、こちらは37番目くらいだったようだ。車で来る人が大半だから、下から登る人は少ないのだろう。少し急な道を登っていくと気持ちの良い樹林の中の道となる。天気が良くなり、青空が気持ち良い。登っていくとフデリンドウが一輪咲いていた。

2026041110

 高度を上げたせいか、少し風が冷たく感じられるようになった。再びウィンドブレーカーを着込む。しばらく登っていくと月舘分岐に着いた。後でそちらの道を降りる予定である。そのまま進むとすぐに左に椚平登山口への道が分かれている。

2026041111(距が長めのタチツボスミレ)

少し登りがきつくなってわずかに登るとまた左に道が分かれている。さらに登っていく。なかなか足が進まない感じでゆっくり登っていると早い人が後ろから来て抜いていった。さらに少し登ると左に展望がある。「吾妻安達太良展望台」と書かれていたが、残念ながら黒い雲に覆われていて安達太良山も見えなかった。

2026041112

 また登っていくと少し急な道で登る。

2026041113

 するとカタクリが咲いていた。

2026041114

 少し登った所がカタクリ平という表示があり、それなりにカタクリが咲いていた。そんなにすごい数ではないが、それなりにはまとまって咲いていた。

2026041115

 左へ進んでもう少し登ると山頂である。石祠が置かれていて、その先は小手姫神社と書かれていた。

2026041116

 苔の付いた岩に鎖が巻かれていて、あまり神社とは思えない。右から回り込むと錆びた銅剣が置かれていて古い案内板があった。この岩が御神体のようである。先には三角点があるが、一等三角点のようで大きい三角点であった。

2026041117

 さきほどと同様に安達太良山方面は見えないが、ベンチに座ってパンを食べた。阿武隈方面は晴れているが、ぼんやりという感じだった。近くのこんもりした山は千貫森であろう。いつかは登ってみたい。先には胎内くぐりと書かれていたが、岩場の急降下になりそうだし、足が悪いので行かなかった。

2026041118

 さて、山頂に分かれを告げて下山にかかる。下り始めると登って来た人達に二組くらい会った。急な下りで月舘分岐まで戻る。

2026041120

 そこから左の道に入る。するとやはり歩く人は少ないようで枯れ葉の多い道となる。それでも道型は明瞭で問題はない。樹林の中の道なのでちょっと空気がひんやりとしている。少し緩やかに進むと右に曲がって下っていく。右には谷があり、その横を降りていく感じである。どんどん下っていくと谷から離れて左に下って道路に出た。これを右へ行けば、さきほどの2つ目のカウンターがある所に出られるはずである。先に道が続いていて道標はなく、歩けるのかと思いながらその踏み跡を下る。やはり歩く人はさらに少ない感じ、下の落ち葉を柔らかく踏みながら下ると樹林から出て視界が開けた。

2026041121

 先には草地が見えて、良い雰囲気である。少し下ると左には畑などがあった。道は問題なく、下っていくと左に民家が見えたので、そのまま下に向かう草の生えた所を下る。すると月宮登山口に着いた。数台置ける駐車場と案内板などがあったが、車はいなかった。案内板によると蛇石などの名石が点在しているようだ。またいろいろな伝説のある山のようだ。

2026041122

 道路を少し歩いていくとタムシバだろうか白い花をたくさん付けた木があった。

2026041123

 月宮神社の近くには大きな桜の木があった。石段を登って月宮神社でお参りする。植えられた水仙などがきれいだった。

2026041124

 車の走る道路に出て、登り返しになる。しばらく登り返して先へ進むと右に道が分かれている。

2026041125

 そちらに入って左に浄水場らしきものを見るとそのあたりに咲いていた桜がまたきれいだった。

2026041126

 沿道に咲く桜を楽しみながら下っていき、再び車道に出る。しばらく下っていくと右に道が分かれていて、そちらに入って堀切登山口に戻るが、これも緩やかだが登りのある道である。淡々と歩いていくと堀切登山口に戻った。この時間だと13時台後半のバスまでかなりの余裕がありそうだ。それを逃すと15時過ぎまでバスがないのでこれは有り難かった。のんびり道路を歩いていく。椚平登山口への分岐の所で少し右奥に行ってみる。先の方に駒ザクラという大きな桜の木があるようだが、徒歩では難しい。車なら簡単に見られるのであろう。

2026041127

 少し先に行くとやはり桜が咲いていた。しかし、天気が悪くなって曇ってしまった。

2026041128

 さきほど歩かなかった女神川沿いの道を歩く。やはり沿道の桜を楽しみながら歩いた。十二社バス停に戻る。まだ時間に余裕があるので、再び神社に行ってみた。朝はグラウンドの小さな小屋のような所に地元の方が数人いるのが見えたが、もう誰もいなくなっていた。

2026041129

 バス停に戻り、昭和の頃からのものだろうか、古い待合所で天井の板も壊れている感じだが、まだ待合所としては使える。しばらく座って待ち、時間近くなってバス停で待つ。やはり数人程度の乗車のバスがやってきた。帰りも新型車両だった。やはり桜を見ながら福島駅に出る。この日は郡山での宿泊。在来線でのんびり一時間弱揺られて郡山駅に出た。夜は一杯やってゆっくり休んだ。

 

片曽根山へ

2026032940(展望台から移ヶ岳を見る)

【 山 名 】片曽根山
【 日 時 】2026年3月29日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】船引駅10:10→10:40館屋敷→11:20分岐→11:40片曽根山11:55→12:30総合福祉センター→12:50船引駅

☆片曽根山へ

 福島の小さな山に行ってみる。3時に起きて隣駅の始発に乗った。山手線などは特に問題はなく、郡山まで問題ないかと思ったら、なんと宇都宮線が土呂駅付近で止まってしまう。線路に異音があったということで30分以上停車してしまった。これでは郡山で磐越東線の列車に間に合わない。乗り継ぎプランはこれで終わってしまった。宇都宮駅で黒磯駅行きには乗り継げたものの、一本遅い列車である。仕方なく、那須塩原駅で降りて新幹線で郡山に向かうことにした。余計なお金がかかったし、那須塩原駅でもだいぶ待たされたし、こんなことなら3時に起きた意味がなくなってしまって悲しかった。

2026032901

 新幹線は全く問題はなく、各駅停車タイプだったから、自由席はそんなに混んでもいなかった。郡山駅で下車し、磐越東線の列車に乗る。今日は蒸気機関車を使った列車の運行があるようだ。そのせいか同じホームにはたくさんの人がその列車を待っていたようだ。実際に横を蒸気機関車がバックしているのを見かけた。やはりSLにはロマンがある感じだ。こちらの列車は多少は人が乗ったが、日曜のせいか、まだ空席が目立った。しばらく乗った船引駅で下車した。

2026032902

 駅前から歩き出す。今日も良い天気である。車は多いが、歩いている人は滅多にいない。左へ商店街をしばらく進む。左に立派な建物があったが、これは市役所のようである。先に進んで右に曲がると先に片曽根山が見えてきた。川があり、左を見ると木が並んでいるが、これは桜だろうか。まだ咲くのはこれからのようである。橋を渡った先から左に折れて川沿いの道を歩いていく。ネットだと往復に近いコースを歩いている人が多いが、あえて舘屋敷という東側から登る道を取ってみることにした。川や沿道の風景を見ながら、のんびりと歩いていく。途中少し道が細くなるが、比較的広い道が続いていて、車もときどき通るようだ。結構温かい。気温はそれなりに上がりそうだ。上着はいらず、長袖シャツで歩いた。ときどき曲がりながら進んでいくとようやく舘屋敷と思われるあたりに出る。

2026032903

 右に神社があった。立派な鳥居と細いが高い杉がある。鳥居には御霊神社と書かれていた。立ち寄ることにする。

2026032904

 石段を登ると神社があり、お参りする。左手の先には片曽根山がしっかり見えていた。

2026032905

 戻ろうとするとシダレザクラと思われる大きな木がある。もちろんまだ咲いていない。もう少しすれば華やかな花を咲かせるのであろう。

2026032906

 少し先の道を右に折れて片曽根山に向かう。いくつか道の分岐があるが、メインらしき道を山に向かって進めば良いようだ。民家を見ながらしばらく進んでいく。民家の奥の方に梅の花がよく咲いていた。道はカーブしながらどんどん登っていき、やがて民家が少なくなって山に入っていく感じになる。やがてあたりが伐採されている所を通る。以前は直登できる道があったようだが、この伐採でどうなっているか分からない。もしかしたら登れるのかもしれないが、普通に林道を歩いた方が正解なように思えたので、そのまま長ったらしいが林道を進んでいく。

2026032907

 左に進むようになると左手の眼下に民家などが見えるが、もうそれなりには登ってきた感じである。さらに林の中に入ってくねくねと登りながら進んでいく。さすがに暑くなってきてだいぶ汗をかかされた。途中には登山道を示す案内板があったが、まだまだ登らされるようだ。ひたすら林道を先へ歩いていくと再び道標があった。

2026032908

 先の道を歩いている人がいる。道標は左が山頂を示し、直進は福祉センターを示していた。さきほどの人は山頂から降りてきて、福祉センターの方に戻る人なのであろうと思われた。

2026032909

 細い土道に変わる。林道っぽい雰囲気もあるが、登山道とも言える感じではある。しばらく緩やかに登っていき、右から左に進むと再び道標があって、右上に向かって一直線の登山道が分かれていた。

2026032910

 登山道を直登する。見た目は緩やかに見えたが、登ると地味にきつい。しばらく頑張ると巨大な馬頭尊の石碑が立っている。大正11年の表示があった。その当時だから、おそらく人力で持ち上げたのだろう。よほどの力持ちが数人で持ち上げたのだと思うが、それにしてもこんなものをよくここまで持ち上げたなと思う。昔の人の偉大さには驚かされる。その横を通って、まだしばらく登っていく。なんとなく地形が城跡っぽい感じがする。右から回り込んで左に登る。後で調べるとこの山はやはり中世の山城があったようだ。その時の名残であろうか。

2026032911

 緩やかに進んでいくと先に電波塔がいくつも見えてくる。右手に伐採されている所があり、そこからは船引などの方面がちらりと見えた。一番の高みを通り過ぎる。三角点などがあると思われるが、自分は見つけられなかった。フェンスの向こうにあったらしい。

2026032912

 テレビ局の名前の入った電波塔や施設を見ながら進むと先には広い場所が見えた。

2026032913

 右に折れると山頂表示がある。結構大きなアンテナを持ち込んで無線をやっている人がいた。車で登ってくればすぐ下まで来れるので、そんなものを持って来ることも可能なのだろう。草地が多く、和やかな雰囲気でベンチもいくつかあるので、その一つに座り込んで昼食とした。

2026032914

 右へ少し行ってみる。石祠が置かれていて、それが片曽根神社であった。

2026032915

 お祈りして先へ進むと展望デッキがある。行ってみると遠望は効かなかったが、広い眺めを楽しむことができた。

2026032916

 少し離れた所に山が見えたが、あれが移ヶ岳だろうか。行ってみたいが、バスは使えず、タクシー利用なのでちょっと敷居が高い山である。

2026032917

 さて、下山にかかることにする。少し戻って道路を下ることにする。日当たりがよく、車も来ないので静かである。のんびり下るとすぐに右に観音への道があって少し興味を惹かれたが、どのくらいかかるのか分からなかったので行かなかった。後で調べるとそれほど時間のかかる道ではなかったようだ。行けばよかったと後悔した。下っていくと左右に通っている車道に出て、さらに右に下っていく。しばらく下ると左に熊注意の看板のある、踏み跡が続いている道がある。もしかして下れるのかなとそちらに入ってみる。最初は少し急な下りだったが、しばらく下ると左に進み、緩やかに下っていく。特に問題もなく、たまには歩く人がいる感じの道である。やがて林道っぽい道に一旦でる。左に進めばよいのかなと少し進むとさらに先に向かって分岐している道があったので、そちらに入る。下っていくとカタクリの葉が多かった。蕾が付いているのは少なかったが、さらに下るとちょこっと咲いているのを見かけた。

2026032931

 さらに下っていく。やがて右下に建物が見えて、さらに先に下る。山頂を示す看板が出てきたのでやはり登山道として使われているようだ。そのまま下ると公園のような所に出る。

2026032918

 遊具がたくさん置かれている。遊んでいる子供は少ないようだったが、遠くに家族連れがいるのが見えた。公園の中を下っていくとさらに下にもたくさん遊具があり、そちらでは子どもたちがたくさん遊んでいた。右には福祉センターの建物が見えている。しかし、そこへ降りるのは大変そうだ。そのまま進んで左に出ると茅葺きの民家があり、民俗資料館になっていたが開いてなかった。左手に道があり、そちらだと遠くなりそうだと思っていたら、民家の前から右に道があった。それを降りれば、福祉センターの下に出ることができて問題なかった。

2026032919(御前池公園と書かれていた)

 後は駅までのんびり歩くだけ、13時頃には着きそうなので、13時台の列車には間に合うだろう。その次だと15時台になってしまうので、遅くなってしまうのでできれば13時台の列車に乗りたかった。

2026032920(道端にはノジスミレがたくさん)

 先へ進んでいくと郵便局を見てさらに先に進む。車道を横断歩道で渡り、そのまま直進すると川に出る。川の右側の道は歩けるのか分からなかったので、少し歩いてから左に橋を渡り、町なかの道を進む。しばらく歩いて左に折れれば、駅は近かった。

2026032921

 しばらく駅で待ち、郡山に出る。まだ時間が早いが、駅の中で軽く一杯やる。美味しい福島のお酒が楽しめて満足した。もちろん帰りも各駅停車で帰る。帰りは特に問題は発生せず、思ったよりも早く家に帰り着くことができた。

2026032922(駅の魔除けの神様「お人形様」)

2026032930(きれいなアズマイチゲにも会えた)

 

岩岳へ

2025112316(山頂からの広い眺め)

【 山 名 】岩岳
【 山 域 】阿武隈の山
【 日 時 】2025年11月23日(日)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】不動尊前バス停9:20→10:00第三登山口→10:45岩岳11:10→11:40第三登山口→12:20不動尊公園キャンプ場→キャンプ場入口バス停

2025112301

☆岩岳へ

 さらに小さい山に行くことにする。郡山から電車で福島駅へ。初めて阿武隈急行線に乗り換えるが、乗り換え方法がよく分からず、危なく乗り遅れる所だったが、なんとか8時過ぎの列車に間に合った。もし乗り遅れると到着は2時間以上遅くなるはずである。列車はJRの列車とあまり変わらないなと思ったら、どうも車両製作所が同じ所の車両のようだ。なるほど、それだからJRの車両と同じ作りになっているのだろう。乗客はそれなりに乗っていたが、途中の駅でそれなりに下車していく。霊山という山に行きたいけれど、今はバスがなくなっている。最寄り駅と言ってもかなり遠いが保原駅という駅を通った。さらに先へ進むと乗客も少なくなる。やがて山の中という感じの駅になり、阿武隈駅という駅は秘境駅な感じ、その先は阿武隈川に沿ってトンネルも多く、随分長い一駅間でようやく丸森駅に着いた。

 土日はウィークエンドバスというバスが運行されていて、これに乗れば岩岳に行くことができる。すぐに駅を出て、左にバス停があり、もうバスが止まっていた。バスの所に行き、乗り込む。もちろん乗客は自分一人である。どこで下車するか聞かれたので不動尊前と答えた。バスは少し走って橋を渡り、ライン下りの前などを通り、さらに街中をしばらく走ったのち、先に進んでやがて山に近くなって不動尊前のバス停に着いた。

2025112303

 歩き出すと紅葉がまずまずである。分岐があるが、右に進めばよいらしい。道路を歩いていくと先ほどのバスが折り返してくるのが見えた。終点まで乗った方が良かったようである。左にカーブして進むとキャンプ場入口のバス停があった。帰りはここから乗ることにしよう。キャンプ場の駐車場を右に見て、先へ進んでいく。やはり道路歩きが長い。でもやはり途中の紅葉はなかなかきれいである。左には川が流れ、渓谷美が悪くない感じである。そんな景色を見ながら歩いていく。途中で左に林道を分岐する。以前は第二登山口や第一登山口から登ることができたが、今はこの林道が通行止になっているのでそちらから登ることができない。先の方に通行止の表示がちらりと見えた。

2025112304

 歩いていくと古い郡見というバス停があった。もちろん時刻表はなく、廃線になっているのだろう。草に埋もれた待合所が寂しい。さらにしばらく歩いたところに車が止まっている所があったが、そこで下の河原を渡渉している人を見かけた。こんな所に登山道などあるはずもなく、バリコースを登るのか、それとも岩の多い山なので岩登りでもするのだろうか。

2025112305

 先へ随分歩くと第三登山口に着く。登山口と言っても何か標識がある訳でもなく、単にわずかな車が置けるスペースが手前にあるのとピンクのテープが付いているくらいである。ガードレールに切れ目がないのでガードレールを跨ぐ。すぐに堰堤のようなところに降りる。水が流れていて少し靴を濡らすことになるが、たいしたことはなく渡ることができた。

2025112306

 少し進むと鳥居がある。鳥居には羽山神社と書かれていた。

2025112307

 先へ進むと少し笹が多いが、特に問題はなく道を進む。右が少し崩壊気味の所がある。そこは道が細いので少し注意して進む。すぐに普通の道になり、折り返して登る。

2025112308

 小沢の近くを進むと疑似木段が出てきて少し急な登りになった。しばらく急な登りが続く。今日はあまり風がなく、昨日よりは温かい感じになりそうだ。それほど寒くもないのでウィンドブレーカーで十分である。どんどん登っていくと一旦少し緩む。先に見えてくるのが岩岳であろうかと思いながら進む。再び急な登りになるとさきほどよりもさらに斜度が上がり、かなりきつい。少しずつ登っていく。この山はあまり長い時間歩く訳ではないから少しぐらい時間をかけても問題はない。

2025112309

 きつい道を登っていくがどこまでも疑似木段の登りが続く。やっと上部という感じになって少し緩やかになると道標があり、右に第一登山口への道が別れていた。

2025112310

 先へ進む。すぐに岩っぽい道になる。岩の間を抜けて進んだりすると岩場に石祠が置かれていた。

2025112311

 その先の道が分からず、大きな岩を下るのかなと右の岩の上から少し飛び降りるような感じで降りて進んだら、どうも左側を巻くのが正しかったようだ。下って再び岩を掴んで登る。そこの岩にも石祠が置かれていた。先へ進むと左に展望があり、雪を抱く山が見えた。先へ進み、また岩っぽい道を登っていくと山頂と思われる岩場に着く。

2025112313

 しかし、特に山名板などはないようだ。眺めを楽しむ。

2025112315

 先に見えるのは昨日も見た吾妻連峰だろう。山々の眺め、眼下には先ほど歩いた林道がよく見えた。反対側にも山が連なっているが、近くの山が意外に高いのでその先の山は見ることができなかった。

2025112317

 少しすると先の方から一人登ってきた。話をすると第二登山口から登って第一登山口へ降りると言っていた。反対側の林道から車で来たのだろう。

2025112314

 コンビニで買ったパンを食べる。あっという間に食べてしまった。先に進んでみようかと少し先に行ってみたが、その先は急な岩場の下りになっていた。リスクがありそうだし、特に何がある訳でもなさそうなので止めることにした。しばらく山頂でのんびりと休む。こんなにのんびりな山も珍しい。早く降りてもバスはないし、待ち時間が増えるだけである。それでもしばらく休むと時間を持て余したので下ることにした。

2025112318

 往路を戻る。岩場の下りはたいしたことはなく、さきほど岩から飛び降りた感じの所はきちんと右から巻くように進んでから下った。第一登山口への分岐を過ぎれば、疑似木段の急降下、登りはきつかったが下りは早い。どんどん下って細かった場所を通ると先から一人登ってきた。話をすると宮城の人らしい。バスで来たというと吃驚していた。まあ滅多にいない人だよね。先へ進むとあっという間に鳥居を過ぎ、再び渡渉点に出て、渡って道路に出た。道路には一台車が止められていたが、さきほど会った人のものであろう。再び道路を歩いていく。行きはどちらかというと登りだったが、帰りは下りなので少し早い。歩いていたら、コミュニティバスだろうか、ワゴンタイプの車が通っていった。後で調べたら予約制の乗合タクシーがあるようだ。地元の人だけを対象にしたものなのであろう。どんどん歩いていく。

2025112319

 再び紅葉していた木を見ると朝は光の加減かかなりきれいだった木が随分色が違って見える。かなり枯れたように見えた。やはり紅葉は光の魔術師なのかもしれない。

2025112320

 そんなことを考えながら歩いていくと思ったよりも早くキャンプ場に着いた。コーヒーの幟が出ていたのでなんとなく立ち寄って見ようかと入口にあった案内板を見ていたら、キャンプ場の係員と思われる方が散策ですかと聞かれたので岩岳に行ってきましたと答える。すると中を散策して良いですよ、とおっしゃってくれた。有り難く中に入る。管理棟でコーヒーを買う。外にあるベンチで紅葉を楽しみながらコーピーを飲み、ゆっくりとした時間を過ごす。バスまでは今日も一時間ほどの待ちである。

2025112321

 のんびりしていたが30分ほど前に飽きたのでバス停に行く。川の反対側に見えた紅葉がきれいそうに思えた。橋は工事中で通行止めのようだったが、今日は工事は休みのようだ。山靴ならば行けるだろうと工事中の道を降りて橋を渡る。

2025112322

 するとやはりオレンジが主であったが紅葉がきれいだった。

2025112323

2025112324

 キャンプ場入口のバス停に戻る。

2025112325

 しばらく待つとバスがやってきた。また自分一人かなと思ったら、不動尊前から小さな子供連れの比較的若いお母さんが乗ってきた。地元の人という感じではなかったが、かといって観光客という感じでもなく、不思議な感じだった。街なかのバス停で下車していった。駅まで乗って下車する。しばらく待って福島行きの列車に乗り込んだ。

2025112326

 やはり最後は温泉に入って帰りたい。今回は久しぶりに飯坂温泉で入浴することにした。随分前に友人と高湯温泉に泊まったことがあったが、その帰りに飯坂温泉に立ち寄った。そのときは鯖湖湯という共同浴場で入浴した。今回は時間もあまりないので、駅近の波来湯で入浴することにする。駅から少し進むとすぐに見つかった。お風呂は地下に階段を降りると受付があった。結構駅前のせいか人が多い。人数によっては入場制限が実施されるようだ。自分のときはぎりぎりで入浴できた。さっぱりしてお風呂を出ると女性は入場制限になっていた。時計を見ると次の列車まで10分ほど、慌てて駅へ向かい、福島行きの電車に乗ることができた。再び郡山駅に出て、何か美味しいものでも食べようと思ったが、入ろうと思っていた駅のお店には列ができていて、まあいいかと酒とつまみだけ買って新幹線の中で軽く飲んで帰宅した。

 

口太山へ

2025112227(山頂から安達太良山を眺める)

【 山 名 】口太山
【 山 域 】阿武隈の山
【 日 時 】2025年11月22日(土)
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】針道中央バス停10:25→11:10不動坂→11:25口太山登山口→11:50孔子岩→12:15迷い平→12:25口太山12:35→12:50針道登山口→12:55夏無沼→13:50針道バス停

☆口太山へ

 今回も阿武隈の小さな山が目的である。口太山は自分のガイドだとバスで不動坂へ行くことになっているが、もう随分前にバスは廃線になっている。コミュニティバスがあるようだが、平日のみだし、あまり調べた訳ではないが、おそらく登山には不向きな時間に運行されているのだろう。となれば、タクシーを使うか、歩くしかない。針道行きのバスは本数が少ない。それでも9時台のバスで入り、帰りは15時台なので、時間は十分にあるだろう。長いトンネルも歩きたくないなぁと地図を調べているとトンネルの左に道が書かれている。トンネルを通らなくても行けそうな雰囲気だ。これで行ってみることにした。

2025112211

 新幹線で郡山駅、東北本線に乗り継いで、二本松駅で下車する。以前に日山へ行くのに泊まったことがあるので懐かしい感じである。少し歩いて駅入口のバス停に行く。小浜行きのバスは今も健在である。残念ながら少し先の泊まった時に入ったやきとり屋は無くなってしまっていた。今日は東和小学校行きのバスに乗る。バスまで時間があるので以前に行けなかったすぐ横の二本松神社に行ってみる。前は暗い時間に到着し、出発は早朝だったので立ち寄る時間がなかったのである。石段を登ると紅葉が赤くなっていてきれいである。しっかりお参りする。なかなかよい神社であった。バス停に戻ってしばらく待つ。少し遅れてバスがやってきた。地元と思われる女性が二人ほど乗り込んだ。もちろんしばらく走った所で二人とも降りて行ったので、その先は自分一人となる。段々と山地という感じになるが、途中には小さな町もある。随分走ってようやく針道の町、さらに進んだ針道中央でバスを降りた。

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 さて、口太山に向かおう。ほんの少し進むと左にタクシー会社がある。タクシーはなく、出払っているようだ。もし乗るのであればやはり予約が必要なようである。まあ、乗らなくてもなんとかなるのだろうと思いながら先へ進む。しばらく歩いていくとあたりの山はやはり紅葉している。はっとするような色合いではないが、それでも地味にきれいな感じである。雲が多く、少し風があり、若干寒いけれど、晴れ間もあり、青空が多く、このあとはもう少し天気が良くなるかもしれない。ひたすら道を歩いていき、やがてバイパス道と合流してさらに進んでいく。大きなカーブを曲がって進んでいき、トンネルに近くなった所で木幡山を示す看板がある。そちらの道に入る。

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 少し急な登りで左から右にカーブして登る。進むと右下に民宿があるようだ。その先は民家はなくなり、樹林に入って進む。すると右下から登ってきた人がいた。地元の人であろう。地図には書かれていないが、民家から登る道があるようだ。散策しているといった雰囲気だった。自分は先へ行く。道路は広く、トンネルができる前の旧道であろう。進むと左にやはり木幡山への道が分かれている。先に進むと明るい所に出て、進むともう小さな峠を越えたのか、下りになる。少し下ると先の方に民家が見えた。右に進んで下っていく。やがて右下にバイパス道路が見えてきて、緩やかに下ってそれに出る。しかし、歩きたい道は右後方から始まっていた。しょうがないなと右へ戻るように歩き、その道に入る。バイパス道に並行しているようだが、これも旧道なのだろうか。少し進むと左にバイパス道から入れるようになっていた。なんだ、そのまま進んでもこの道に入ることができたようだ。さらに進むと口太山入口という木柱の立っている道が分岐していた。

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 近くには柿の木があり、たわわに実っていた。このあたりはクマは大丈夫なのかなとちょっと思いながら細い道に入って進む。少し下ると右に大神宮などの石碑が置かれている。近くに神社があるのかもしれない。先は再び道の分岐になっていて、こちらはしっかりと目立つ口太山入口の表示があった。

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 右に折れてその道に入る。しばらく緩やかに登っていく。あたりの木々は地味ながらも紅葉している。先に見えた山が口太山であろう。

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 さすがに暑くなって冬用ジャケットは脱いで薄手のウィンドブレーカーに着替える。しばらく進んでいると車が一台通って行った。さらに進むと駐車場を示す案内板があり、左に進んでいくと広い駐車場と思える場所に出る。左の山の紅葉がなかなかきれいに見えたが、写真に撮るのは難しい。

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 駐車場を先に進むとさきほど通った車の持ち主と思われる人が弁当を食べていた。こんにちはと挨拶して近くの案内板の写真を撮る。その案内板には、昔、山蔭中納言藤原実友という公家が、阿古屋の松を探して陸奥の国を旅していたが、一人の老人に会い、案内してやると言われたので付いていくと老人がさけび、山猿の群れに襲われた。そこで一句を読むと白い鹿が現れ、山猿から救ってくれた上に山里まで案内してくれたそうな。白い鹿は楓山に飛んで移り、中納言はそこに春日宮を祭った。この歌にある「朽ち人」に由来して口太山と称するようになった、という伝説が書かれていた。

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 先へ進む。細い道になって少し進むと舗装が終わってじゃり道に変わる。少し斜度が上がってしばらく進んでいくと右に石尊神社コースが分岐している。少し先が実際の登山口、案内板がいくつも立っていた。右には樋があったが水は出ていない。さらに右には別な所から引いた水場があり、そちらはポタポタと水が出ていた。乳清水の伝説が書かれていて、この村に隣村から美しい娘が嫁いできて子供ができた所、乳が出なくて困っていたが、この水を飲んだ所たちまち乳が出るようになって、いつしか乳清水と言われるようになったと書かれていた。

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 さて、自分はやはりごく一般的な猿の首取コースを登ることにする。そのまま直進して登る。道は少し落ち葉が多い。踏み跡も少し分かりにくいが、まっすぐ登っていけば良いだけなので問題はない。しばらく登ると緩やかになり、そのまま先へ行くと沢沿いの感じになる。樹林の中を少し進むと小さな木橋を渡り、左へ登る。斜度が上がって右へ進んで登ると右下は沢を見てその近くを登っていく。知らないうちに猿滑りの滝は過ぎてしまったようである。山頂への道を示す看板に突き当り、そこから左へ谷から離れて登っていく。

 少し風が出てきて、ちょっと寒い。特に日が陰ると寒くなる。今日は季節風が少し強めに吹くようだ。ウインドブレーカーも脱いで登っていたが、さすがに寒くなってきたのでウィンドブレーカーを再び着込んだ。少し登ると左に孔子岩160mの表示がある。そのまま進んでも良かったが、たぶん時間には余裕ができそうな気がしたので、立ち寄ってみることにした。左に進むと細い道を少し登って再び手製の小さな木の道標がある。ここから山頂に向かうことができるようだ。孔子岩は先のようなので、そのまま先へ進む。うす暗い樹林の中を谷へ緩やかに進む感じ、少し降りていき、岩が出てくると孔子岩の表示があった。

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 なんだ岩だけか、とちょっと思ったが、下に木の桟道がある。木の葉で隠れ気味だったが、なんとか強度はありそう、慎重に強度を確かめながら進むと岩の間にしっかりと苔の付いた観音様が置かれていた。岩の影なので来てみないと分からない位置にあった。お祈りして道を戻ることにする。

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 少し戻ってさきほどの小さな道標から左に山頂へ向かう。少し登るとすぐに右下から来たさきほどの道の続きに出た。そこからはじぐざぐで登っていく。やはり風が強く吹いたり、止まったり、なかなか忙しい。風が強く吹くと帽子が飛ばされそうになるので、しっかりと紐を引いて飛ばされないようにした。もちろん、もうこのあたりは冬枯れの感じである。さらに登っていくと岩が出て来た。特に難しいという所もなく、適当に岩を掴んで登れば通り過ぎる。このあたりに猿の首取りと言われる岩があったはずなのだが、それも気が付かずに通り過ぎたようである。

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 さらにしばらく登ると笹が増えて少し平な所に登り着く。迷い平の表示があった。

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 そこからは再びじぐざぐで少しずつ高度を上げていく。

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 もう山頂は近そうな雰囲気である。

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 やがて明るく日差しが少し差し込む道を登っていくと山頂に着いた。

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 小広い感じの山頂でベンチがいくつかある。先には雪を抱く山が見えるが、左は安達太良山、右は吾妻連峰だろうか。吾妻連峰の山には雪がしっかり付いているようだ。ただ、どちらにも上部に雲が結構かかっているのがちょっと残念である。写真を撮る。

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 ベンチに座って休むが、やはり風が来て少し寒い。さくっとパンを食べて持ってきた白湯を飲む。今日は紅茶のティーバッグを入れるのを忘れてしまった。それでも暖かいお湯を飲めば少し落ち着く。さきほど登山口で出合ったおじさんはまだ登ってこないようだ。車だし時間など気にせずのんびり登るのだろう。事前の天気予報だと曇りときどき晴れだったが、予想より良いようだ。再び来ることもないだろうと思いながら山頂を後にすることにする。

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☆夏無沼へ

 さて、下山は夏無沼の方に降りることにする。そちらの道に入ると落ち葉が溜まり、さきほど登ってきた道に比べるとそれほど歩かれていないような雰囲気である。それでも道は問題がある訳ではなく、そのまま緩やかに進む。すると小さな道標があり、左に道が分岐している。南口下山口と書かれていたが、そちらを見ると笹が茂り、あまり道があるようには見えなかった。

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 先へ進むと急な下りになる。ロープが付いているので道と分かるが、どこを下れば良いのか最初は少し迷った。それでも急な下りをしばらく下ると多少歩きやすくなる。少し進むとまた少し急な下りになってしばらく下る。すると明るい所に出た。日が差し込む道は陽だまりの道、歩きやすい感じで進むと大きな木がある。口太の夫婦松と書かれた古い木の案内板があった。松は大きくなるまでにかなりの時間がかかる。これだけ大きな松になるまでにどのくらいの時間が経ったのだろうか。しかし、一本にしか見えない。もう一つの松はどこにあるのだろうか。先には山が見えている。大きな山は麓山などであろうか。しばし眺めを楽しんだ。

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 先に進み、下っていくとあっけなく登山口に出る。細い林道のような道に出て、少し先に進むと道路に出る。右に進んで歩くと広い場所があるが、そこが駐車場らしい。今日は一台も車はいなかった。道を下っていくと左手に池が見えてきて、それが夏無沼であった。見た感じは沼というよりは池である。観光協会の看板があり、伝説などが書かれていた。

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 先へ道を下る。左に分かれている道があり、そちらの道に入ってさらに下っていく。通る車も人もなく、一人で静かな道を下っていく。天気はよく気分は悪くない。少し樹林の中を下ると右手が紅葉していて、見た目は悪くなかった。やがて下っていくと左右に通っている車道に出る。ごくたまに車が通っていく。右に進んで針道を目指す。

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 少し下ると右に滝がある。そこは「夏無の不動滝」という滝であった。水量は少ないが、確かに滝である。横には白滝不動尊と書かれた石碑が置かれていた。

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 カラマツの紅葉などを見ながら下っていく。

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 やはり青空の日は気分も良い。途中には大きなイチョウの木があったり、紅葉している木々を見る。

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 民家近くにはたくさんの柿の木もあった。

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 随分歩いてバイパス道近くまで行くと右に二本松市東和支所という立派な建物があった。進むと道路に出る。信号を渡り、先に行くとバス停がある。そこからも乗れるが、同じバスである。時間にかなり余裕があるので、針道まで歩くことにした。右に折れてしばらく歩けば、降りた針道中央のバス停に出る。タクシー会社にはこの時間はタクシーが戻ってきていたようだった。左に折れて針道のバス停に行く。ペンチがあったのでそこで帰りのバスを待つことにした。

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 バスは一時間待ちである。本を読んだりしたが、やはり一時間は長い。随分待たされて体も冷えた頃、ようやくバス時間になる。バス停で立って待つとやはり誰も乗っていないバスがやってきた。乗り込んで二本松駅に向かう。やはり途中で乗ってくるような人はいなかった。このバスは二本松駅前に入るので、駅前で下車した。郡山行きの列車をホームで待つと随分寒い。持ってきたダウンを着込んだ。この日は郡山駅近くのホテルに泊まる。近くの飲み屋に入り、馬刺しで一杯やって、一日を終えた。

 

石投山へ

2025110321(山頂から海を眺める)

【 山 名 】石投山
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2025年11月3日(月)祝
【 天 候 】くもりときどき晴れ
【 ルート 】女川駅8:30→9:05登山口→10:05石投山10:10→10:45登山口→11:15女川駅

☆石投山へ

 朝、宿を出るとポツポツと雨が降っていた。今日はくもりときどき晴れの予報、果たしてどうなるだろうか。傘をさして駅まで歩くが、途中止む。傘を畳んで歩いたら、また降り出した。駅でしばらく女川行きの列車を待つ。少し青空も見えているのだが、やはり黒っぽい雲がいて、天気は微妙である。椅子に座っていたら、寒くなる。寒気が入り、雷もあるかもしれないと予報で言っていた。持ってきた薄手のフリースを着込んだ。ようやく来た列車で女川駅に向かう。途中は薄日もさしていた。女川駅に近づくと右手には湾のようなものが見える。万石浦という内海になっているようだ。そんな景色を見ながら列車は走り、ようやく女川駅に着く。

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 駅は大きな建物になっていて、横には女川温泉ゆぽっぽという施設がある。帰りに入ることにしよう。青空が広がっていて、薄日がさし、天気は悪く無いようだ。駅から歩き出し、石投山に向かう。女川は東日本大震災で大きな被害が出た所である。すっかり整備されて高台の土地が作られ、そこに住宅などもあるが、何かよそよそしい感じがするのもまだ復興が途中という印象を受けた。歩いている人は見かけず、たまに車が通る。町営バスが走っているのを見かけた。しばらく道路を登って進むと先に石投山と思われる山が見えて来た。

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 広い土地を見ながら進む。右手にはスタジアムがあるようだ。先へ進むとまだ整備中という感じの土地が広がり、その中の広い道を進んでいく。やがて橋があり、そこに石投山を示すプレートが付いていたので、橋を渡って先へ進む。トラックが先から走ってきた。道を進んでいくと道標があり、カウンターがあった。11月でリセットされたのか0になっていたので、1番ゲットした。樹林の中に入ってもやはり車が通る。先に工事をしている所があるらしく、トラックが通りますという看板があった。しばらく進んでやはり工事用の車が置かれている場所などを見て進んでいくと小さな駐車場があった。車で来た人か登っていく人を見かけた。近くには山神の石碑も置かれている。少し先の橋を渡った所が石投山への登山道の入口だった。

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 左に進むと登山口の表示がある。

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 近くには沢が流れている。以前は木橋でもあったのだろうが、豪雨などで流されてしまって道を変えたのだろう。

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 そこから少し急な道を登る。少し頑張るとすぐに緩やかになって先へ進む。湿気があるせいか、寒くはない。ウィンドブレーカーを脱いで登っていく。林道っぽい道を先へ進むと左手には沢が流れているようだ。沢音を聞きながら登っていくとまだ先に道は続いていそうだが、右に曲がって登るようだ。右に折れて登る。少し登ると再び左に折れて、少しきつい登りで登っていく。さきほど見かけた人たちか前を歩いているようだ。どんどん高度を上げていく。風が少し出て来た。東京は木枯らしが吹くという予報なので、こちらももしかしたら強風が吹くかもしれない。しばらく登って右に折れ、さらに登ると小尾根に出る。左に折り返して小尾根を登るが、前を歩いている人達に追いついたのでパスさせてもらった。

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 小尾根はそれなりの斜度で少しきつめ。淡々と登る。しばらく登っているともう降りてくる人に会った。天気はどんよりになってしまったようで、まあ、こんなものだろう。やがて少し急な登りが終わって緩やかな尾根を登っていくようになった。淡々と進んでいく。色づいている木があったりするものの、あまり色は良くない。

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 このあたりは海風で暖かい風が吹いたり、寒かったり、気温の変化が激しそうだ。うまく色が出ないのであろう。やがて小さなギャップを左から巻いて進むと石投山への登りに取りつくが、かなりの急登が続くようになった。

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 ひたすら下を見ながら登っていく。途中には少しオレンジに色づいた木があった。それにしても急登は長く続く。まだまだ登らされるようだ。少し踏み跡が薄い所があり、わずかに道を外してしまったりしたが、なんとか道の続きに戻って先へ登る。ようやく急登が終わると、もう先に山頂らしき場所が見え、伐採されて右手は広そうだ。樹林から出ると、右手には海が見えた。

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 少し先が石投山の山頂、三等三角点が置かれていた。右や左にも道があるようだ。右は海岸へ続く道だと思われるが、交通の便が悪い。最初から計画していなければ、往路を戻る方が無難だ。

2025110312

 海を見ながら休む。まだ昼食には早すぎる。座り込んで眺めを楽しみながら持ってきたペットボトルの麦茶を飲み、しばらく食べていなかったグミを取り出していくつか食べた。

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 さて、まだ時間は早いが、山頂を後にすることにする。もう一度、山名板を探してみたら、木に付けられていた。

2025110314

 写真を撮ってわずかに往路を戻ると、さきほどパスした人達が登ってきていた。その先でまた急降下。登りはきつかったが、下りはあっという間である。特に道を外すこともなく、問題なく下っていった。左のギャップを見て右を進み、尾根を進んでいく。少し長く感じたが、どんどん下って右に折れて進む。再び左に折れて下ると下から登ってきた単独の女性に会う。驚いたようだったが、自分が黒っぽいウィンドブレーカーを着ていたからクマと出合ったように思ったのだろうか。さらに下っていく。やはり下りは早い。また右に折れて沢沿いの道に出て、左に進めば、急降下で登山口に出る。

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 左に進んで道路に出て、右に橋を渡って先へ行く。明るくなってきて天気が良くなってきたようだ。どうも自分が山にいる間は天気が悪かったのかな。やはりトラックなどの通行が多く、ときどき横に避けて車を通した。樹林を抜けて先へ行く。後はもう駅までのんびり歩くだけである。再びスタジアムを見て、住宅地を見ながら下っていくと駅までは遠くはなかった。

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 さて、ゆぽっぽで温泉に入ろう、と思ったら、なんと11月1日の大雨で設備不具合のため臨時休業の表示。あらら、これにはがっくし。まあ、仕方ないよね。そんなに汗をかいた訳ではないから良いけど。しょうがないなと少しあたりを散策。

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普段は静かな海という感じである。東日本大震災の遺構として旧女川交番がある。

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コンクリート造りの建物だが、根本から倒れている。鉄筋コンクリート造りの建物が津波で倒れたというのは世界的にも珍しい事象ということで残されることになったと書かれていた。ものすごい津波の威力がまざまざとこれを見れば分かる感じであった。

2025110319

 さて道の駅へ。お店が並んでいる所に入るといかの丸焼きと焼きカキがあったのでそれを頼んだらとても美味しかった。特にいかはとびきり柔らかく、今までに食べたどのイカよりも柔らかく美味しいものだった。その後は別なお店で刺身がいっぱい乗っている女川丼というのを食べる。これがまた美味しい。仕上げに女川バーガーというサーモンを使ったハンバーガーを食べておなかいっぱい。たっぷりグルメを堪能した。お土産を物色し、クジラの缶詰を買った。

2025110320

 午後の列車に乗り込む。やはり汗を流して帰りたいなと調べると石巻市内に元気の湯という施設があるようだ。陸前山下という駅から15分くらい歩くようだが、なんとか歩けない距離ではないだろう。石巻駅で列車を乗り換えて一駅の陸前山下駅で下車する。快速は一時間に一本でちょうど一時間後くらいだが、間に合いそうにはない。スマホのナビで歩いたが、どうも曲がり角を通り過ぎたようで、随分先まで歩いてしまった。その上通り雨に降られた。やはり天気は不安定だったようだ。戻るように歩いてなんとか施設に着いた。やはり温泉に入ればさっぱりする。施設を出たら雨は止んでいた。

 再び駅に戻るが、次は各駅停車である。それに乗り込む。やはり各駅停車はかなり時間がかかる。仙台まで快速で約一時間だが、各駅停車は約一時間半。次の快速で仙台に出るのとあまり変わらない時間だった。仙台駅で新幹線の切符を買おうと思ったら、やはり三連休のせいかほとんど指定席が埋まっている。なんとか2時間以上後の各駅停車タイプの列車は空いていたので、自由席でも良いかとは思ったけど、これで帰ることにした。東京駅に着いたのは深夜に近い時間、家に帰るのが遅くなったが、楽しい山歩きだった。

 

鎌倉山(作並)へ

2025110210(山頂付近の紅葉)

【 山 名 】鎌倉山(作並)
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2025年11月2日(日)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】作並駅9:10→9:35登山口→10:10鎌倉山10:20→10:45登山口→11:10作並駅

☆鎌倉山(作並)へ

 再び宮城の山を歩きたくなった。今回は小さな山が目的である。仙台なのに鎌倉山、通称はゴリラ山というらしい。事前の天気予報だと晴れの予報だったが、前日は東京でも強い雨が降るということでそれがどのくらい影響するのかが読めなかった。あまり長時間の歩きではないので、新幹線で仙台に行く。いつものように山形行きの列車に乗り換えて作並駅で下車する。作並温泉に向かう人達か、結構な人数が下車したようだ。駅のホームからもすでに鎌倉山が見える。紅葉しているようである。

2025110201

 写真を撮っていたら、みなさんバスや車などに乗り込んだようで、自分が出発しようとするときにはわずかな人しかいなかった。なかなかのよい天気である。

2025110202(こけしがお出迎え)

 駅から鎌倉山を見ながら歩いていく。車の通りの多い車道に出る。有り難いことに歩道があるので特に問題はない。左側をずっと歩けば良かったのだが、なんとなく右に渡って歩いていく。しばらく歩くと鎌倉山が近づく。左に渡るが、車がなかなか途切れない。やはり左側を歩けば良かったと思うが後の祭りである。しばらく待って渡った。

2025110203

 少し先に進むと左に入れる道があり、それに入ると一軒のお宅がある。その右に鎌倉山左を示す道標が立っていて、左に折れる。草の生えた道が続いている。草を踏んで進んでいくと小さな踏切に出る。登山者のためか、しっかりと警報機などが設置されている。

2025110204

 渡って進むと下を水が流れていた。その先もじめじめした所が多かった。樹林の中に入ったあたりがだいぶ水たまりになっていて、脇の方を進んだ。先に行ってもじめついた道が続く。右に分かれ道があったが、これは違うようだ。そのまま左を進んでいく。ようやくじめついた道が終わって歩きやすい林道らしい道を緩やかに登る。右に曲がって進んでいくと登山口と思われる所に着いた。鎌倉山登山入口という古い手書きの案内板が置かれているのが見えた。

2025110205

 そこから登っていく。しばらく緩やかに登っていく。倒木があったりするがたいしたことはない。先に進んでいくとやがて谷状の地形の登りとなる。ロープがあるが、登りなら掴む必要はなかった。それでも少し滑りやすい感じなので注意して登る。しばらくで登りきると先の自然林がなかなかよい雰囲気だ。まだ色づいてはいないが、もう少したてば色が付くかもしれない。

2025110206

 少し進路が分かりにくい所がある。あたりを見回すとなんとなく先が見えるので落ち着いて進む。ちょっとトラバース気味の所もあり、進んでいくと右に曲がるところに小さな矢印の道標と忘れられてからだいぶ経っていると思われる帽子があった。

2025110207

 そこから右に急な登りとなる。途中には細いがロープなども設置されている所があり、軽く掴んで登ったりした。

2025110208

 登っていくと紅葉が良い感じになる。もう山頂は近そうだ。少し色づいた木を見ながら緩やかに登る。

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 やはり赤は少なめ、朱色が多いが、それでもやはり青空のある日は紅葉は良い感じである。楽しい道をしばらく登れば、こじんまりとした山頂に着く。三等三角点が置かれていた。

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 わずかに先に行くと明るい所で左手には近くの山がちらりと見えた。あまりそちらへ行くと断崖になっているはずなので、近づかないようにする。

2025110212

 右に少し進むとどこの山か少し大きな山が木の葉の合間から見えた。

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 三角点に所に戻って少し休み、下りにかかることにする。

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 再び紅葉を見ながらしばらく下れば、さきほどのロープの付いた所に出て、急な下りをしばらく下る。

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 直進と左との分かれ道のようだが、無難に往路を戻ることにする。下りは特に迷うこともなく、そのまま踏み跡を下って、また谷状の下りになる。下っていくと登って来る人に初めて会った。さらに下っていく。足取りも軽く、あっという間に登山口に戻った。来た時にはなかった轍があった。バイクでも来たのだろうか。でも、バイクらしいものは見当たらない。戻ったのだろうか。しばらく下ってまた水たまりの多い道を進み、やっぱり樹林を出るあたりは水たまりを避けて進む。明るい所に出て、先へ行けば、踏切だった。踏切を渡り終えると急に警報機が鳴りだして吃驚する。ちょうど列車が来る時間だったようだ。先へ少し進むと列車の音が聞こえてきて、山形方面に走っていくのがちらりと見えた。再び一軒家の横に出て、右に出れば、もう道路、のんびり駅へ向かうが、まだ時間は早かった。

2025110216

 しばらく歩いて作並駅の近くに出る。この時間なので、まだ行ったことのない作並温泉で入浴してみたい。作並温泉方面のバス停は道路の反対側なので、また道路を渡ってバスの時刻を見ておくとまだ20分ぐらいあった。駅へ行って鎌倉山は終了である。トイレに行ってから再びバス停に行く。乗るのは自分だけかと思ったが、若い三人組のグループが同じようにバスを待つようだ。しかし、予定時刻を過ぎてもバスは来ない。渋滞などで遅れているのだろうか。10分過ぎてもバスは来ない。結局、17~18分くらい遅れてようやくバスがやってきた。しかし、乗車時間は5分ほどで作並温泉に着く。なんだこんな近いなら歩いても良かったな。

 終点まで乗ったので、近くにあった大江戸温泉物語の旅館で入浴できるか聞いてみたら、15時からということで入れなかった。仕方ないなと思う。前に調べておいたホテルで入浴しようかと歩いていたら、かけ流しをうたっている看板が目についた。素通りしそうになったが、やっぱり行ってみるかと看板のある所の道を曲がって奥に行く。都の湯という家族経営という感じの施設である。小さな内湯のみだが、単純温泉にしてはとても温まるお湯である。いいお湯に低料金で入浴できて温まった。ちなみに泊まることもできるらしい。

 近くの山も少し紅葉しているようだ。山の眺めを楽しんだ。少し待つとバスがやってきた。再び作並駅前で下車する。近くにお団子屋さんがある。気になったので入ってみる。ずんだ、あずき、しょうゆの三本ほど頼んだがとても美味しかった。お腹も満たされて駅でしばらく待つ。列車は遅れていた。しばらく待ってようやくやってきた列車に乗り込んだ。仙台駅に出てしばらく待ち、快速列車に乗って石巻駅へ。石ノ森萬画館が有名なようである。着いたのはもう16時頃だったのでそのまま宿へ向かった。近くの居酒屋に入り、刺身の盛り合わせや「ほやのへそ」で一杯やって、石巻の夜を楽しんだ。帰りにはパラパラと弱い雨が降っていたようだった。

 この山はニリンソウがたくさん咲く山のようです。お花の好きな方はその時期に行けばもっと楽しめると思います。

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