登山(東北)

茶臼岳、源太森、八幡平

2024091014(広い湿原と池塘)

最終日はやっぱり八幡平へ。

【 山 名 】茶臼岳、源太森、八幡平
【 山 域 】八幡平
【 日 時 】2024年9月10日(火)
【 天 候 】くもりときどき晴れ
【 ルート 】茶臼口バス停11:10→11:40茶臼山荘→11:50茶臼岳→茶臼山荘→13:00源太森→八幡沼→13:35八幡平頂上13:40→14:10八幡平頂上バス停

☆八幡平へ

2024091001

 最終日は松川温泉からそのまま帰宅しても良かったが、せっかくなので再び八幡平へ行くことにした。始発と言っても10時前なので、のんびり朝風呂に入ってから宿を出て、バスに乗る。途中の八幡平マウンテンホテルで乗り換える。マウンテンホテルにはそれなりの人数の人達が泊まっていたようだ。多くは観光客である。自分のような大きな荷物を持った人などいないのでかなり浮いていた。しばらく待つと今日も八幡平行きの自然散策バスがやってきたので乗り込んだ。

2024091002

 今日は茶臼口で下車する。他にも数人が下車した。朝は天気が良かったが、少し雲が多くなったようである。みなさんゆっくり支度をしているようなので、先に歩き出して茶臼岳に向かう。車道をわずかに進むと登山口、案内図を見てそこから一旦降りて登り始める。やはり湿気はそれなりにあるようだ。登りはそれなりにきついが、しばらく登ると緩やかになる。日差しが少し出て暑くなる。先に茶臼岳のこんもりした山が見えてきた。しばらく進むと右手を登っていくようになる。さすがに直登の道ではないようである。しばらく登っていくとあっけなく茶臼山荘に登りついた。

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 左へ進む。緩やかな道で樹林の中を進み、登りになって少し登ると茶臼岳の山頂に着く。岩場の多い山である。

2024091004

 おとといから昨日にかけて歩いた山々を見ることができるが、黒い雲が出てしまい、眺めは今一つである。岩手山も途中から上は雲の中であった。あまり長居をする気にもならず、写真を撮って戻ることにする。

2024091005

 往路を戻り、茶臼山荘に着く。山荘のテラスのベンチに座って昼食にした。

 さて、先へ進む。緩やかな下りで石ごろの道を進む。そういえば昔歩いた時に確かにこのあたりスピードモードで歩いたなぁとちょっと懐かしくなる。あの頃は若かったので今よりももう少し早かったが。

2024091006

 どんどん歩いていき、ようやく下りから普通の平に近い道となり、さらに先に進んでいくと湿地が広がるようになる。天気が悪くなり、黒っぽい雲に覆われて雰囲気も今一つになってしまった。こんな天気では人もおらず、静かなものである。

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 木道を進むが、だいぶ木道も壊れている所が多い。一部は補修されたりしている所もあるが、すべてに手を入れるほどには回らないのであろう。しばらく木道を進み、テラスがあり、ベンチも置かれている所に着く。広大な湿原はやはり八幡平らしい感じである。

2024091008

 先へ進むと緩やかな登りが続くようになる。木段の所もあり、長い登りは意外にしんどい。久しぶりに降りてくる人に会った。天気はどんよりしたり、急に日差しが出たりと忙しい天気である。あまり良くないことだけは間違いなさそうだ。随分長く登ったのちに安比岳分岐に着く。そこからさらに先に進む。やはり緩やかで木道の道も進む。

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 ヤマハハコがたくさん横に咲いている木段道の登りとなる。しばらく登って折り返して進む。

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 緩やかになって進むと右に源太森の山頂への道が分かれている。そちらに入って登るとわずかで源太森の山頂である。一人眺めを楽しんでいる人がいて、自分が到着したら吃驚していた。

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 かなり雲がどんよりとしていてあまり気分がいい眺めではない。

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 風もあるのですぐに先へ進むことにする。

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 しばらく下ってから先へ行くと木道の道となる。あたりは湿原の感じとなり、やがて分岐に出る。分岐を右へ行き、陵雲荘へ向かう。人が歩いているものの人数は少ない。わずかに草紅葉している感じである。天気が悪いこともあって広々とした湿原は荒涼とした感じがある。

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 左にカーブして歩いていくと陵雲荘に出る。

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 その先からは緩やかに登る。テラスがあり、八幡沼をよく見ることができた。

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 すぐ横にもテラスがあり、そちらからはガマ沼を見ることができる。

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 先へ緩やかな道を進む。このあたりはたくさんの人が歩いていた。緩やかに登って八幡平頂上、展望デッキがあるので登る。

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 残念ながらの天気で薄っすらと先の方の山が見えたくらいであった。

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 降りて石畳の道を進む。しばらく進むとメガネ沼がある。二つの池が真ん中から見るとメガネのように見えるからであろう。

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 さらに先に進むと鏡沼がある。今日は風があり、さざ波が立って鏡のようには映っていなかった。

2024091022

 あとは八幡平頂上のバス停に戻るだけ、もう終わりかとちょっと残念な気持ちにもなる。のんびり下っているとウツボグサが咲き残っていた。

2024091023

 八幡平頂上のバス停に戻る。レストハウスなどがあり、売店に入って土産物を買った。自然散策バスをしばらく待つ。少し八幡平頂上方面は薄いガスがかかったようである。やってきたバスに乗り込む。来た時と同様の人数が乗り込んだようである。

2024091024

 八幡平温泉郷で下車して、目の前にある森乃湯に行く。この時間はほとんど地元の方ばかりのようだ。バスまで1時間はなかったので短時間の入浴となったが、硫黄泉のお湯は汗を流して十分に温まった。どうせ自分ひとりだろうとバス停でバスを待っていると女性の登山者が一人やってきた。岩手山からこちらに降りてきたらしい。後で地図を見ると七滝コースというのを降りたようである。聞くと足場の悪い所もあったらしい。来たバスは乗客がいなかったが、途中からは地元の人が乗り込んだ。このバスは普通の路線バスのため、高速には乗らない。地元の人が降りたり乗ったりなかなか忙しい。そのせいかバスは盛岡への到着がかなり遅れたようだ。帰宅予定の新幹線まで時間があまりなくなり、盛岡で美味しいものでも食べようと思っていたが、無理なようだった。土産物を買い、駅に入って駅弁を買おうと思ったら、それもすべて売り切れ。諦めてつまみだけ買いこみ、新幹線の中で軽い打ち上げとなった。

 

裏岩手縦走(大深山荘~三ツ石山~姥倉山)

続きです。

2024090928(シラタマノキ)

【 天 候 】9日 晴れときどき曇り
【 ルート 】9日 大深山荘5:40→6:00源太ケ岳分岐→6:10大深岳→6:25八瀬森分岐→7:05小畚山→覘標ノ台→7:55三ツ石山→8:20三ツ石山荘8:30→9:00大松倉山→9:55網張温泉分岐→10:00犬倉山10:15→水場立ち寄り5分→11:10姥倉山分岐11:20→11:30姥倉山→12:55湯ノ森→13:15松川温泉登山口

☆三ツ石山へ

2024090901

 4時頃には早い人は出発した。自分はそんなに早く出発する気にはならなかったので6時に出られればよいかと思ったが、他の人が動き出すので、合わせて4時半に起きた。昨日は予定よりも水を使ったので、もう一度水場へ行くことにする。水場への道に入ると先の方に雲海を見ることができた。今日も良い天気になりそうな気配である。カメラを持ってこなかったので写せなかったのが残念である。木道を下って水場に行くと昨日よりもさらに水量が増えた感じもした。

2024090902

 山荘に戻り、支度を済ませて出発する。まずは大深岳への登り、最初はきついが、その先は普通の登りである。すぐにまた水場への分岐がある。さらに先へしばらく登るとあっけなく分岐に着く。笹が多く、歩いてきた方面が少し見えるくらいである。源太ヶ岳に登るか迷ったが、そのまま大深岳に向かう。これも緩やかな道で登っていく。風が少し強く、わずかに肌寒いので長袖シャツを上から着た。笹が高いがなんとか雲海を見ることができた。進んでいけば曲がり角のような所に大深岳の標柱が立っていた。

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 先へ進むと右手には広い湿原か草原のような平な感じの場所が見え、その向こうにも山が見える。秋田駒ケ岳あたりだろうか。

2024090904

 左手には岩手山がだいぶ近くなった感じである。やっぱりもう一泊で縦走するべきだったか。

2024090905

 緩やかに進んで下ると右に八瀬森への道が分かれている。乳頭温泉から縦走したのもやはり20年以上前の事である。再び歩いてみたい気もしなくはないが、おそらく永久にないであろう。

2024090906

 先へ進むと目の前に大きな小畚山が見えるが、かなり下って登り返さなくてはいけない道らしい。

2024090907

 急な道をどんどん下っていくようになる。途中で一人会った。三ツ石山荘あたりに泊まっていたのだろうか。さらに下っていくと標高を落としたせいか暑くなる。鞍部のあたりまで下って長袖シャツを脱いだ。

2024090908

 登りに入るとやはり湿気がかなり感じられる。ひたすらの登りはさすがにきつい。つづら折りの道を登っていく。上部になるとやはりまた風が吹くようになってくる。随分登らされてようやく小畚山の頂上に着いた。

 だいぶ雲が出てきたようだ。昨日ほどのよい天気にはならないようだが、雨はなさそうである。風がやはりあるようだ。先には小屋のようなものが見える。後で知るが、これは小屋ではなく、三ツ石山の岩であった。

2024090909

 先に進むとしばらく下ってから緩やかに登り返す。このあたりでも一人会った。先に進んでいき、小ピークへ登ると三ツ石山への道標が立っていた。さらに先へ緩やかな道を進んでいくと左に池がある。三ツ沼と標柱に書かれていた。

2024090910

 そこからはまた登り返しである。しばらく登って先が見える所まで来るとちょっとした岩がある。山頂50mと書かれていたのでもう三ツ石山なのかと思ったが、先に進んだら、随分先に岩が見える。どう見ても50mでは着きそうもない。自分が見間違えたのか、高度差が50mなのかよく分からないなと思いながらしばらく登る。ようやく大きな岩の所まで登り、岩を右へ巻く。再び風が強く吹き、寒くなった。長袖シャツを羽織り、先へ進む。巻いた所で振り返ると踏み跡がある。その踏み跡をしばらく登ると岩の上に着くが、そこに三ツ石山の表示があった。

2024090911

 来た方向は壁のような山が連なっている。八瀬森方面にはほとんど人が踏み入れない場所と思われる所に湿原のような平な場所が見える。岩手山もなかなか格好いい。しばし眺めを楽しんだ。

2024090912

☆姥倉山分岐へ

 降りてわずかに進むと道標があり、三ツ石山と書かれていた。そこから三ツ石山荘に向かう。下りは結構急で石ゴロなので下りにくい。足に負担のかかる下りである。大きく下って右へ行き、ようやく下まで降りると先に山荘が見え、あたりには湿原がある。木道を進む。

2024090913

 一人休んでいる人が出発するようだ。大深山荘に泊まっていた人のようである。三ツ石山荘に着き、外のベンチで休憩する。やはり水場で汲んだ水は冷たくて旨い。山荘の中に入ってみるとそれなりに古い小屋のようで、大深山荘ほどではないが、きれいな小屋である。

2024090914

 さて、先へ進む。

2024090916

 少し先に松川温泉への分岐がある。天気が悪ければ、ここから松川温泉に下山しようと思っていたが、特に問題もないので先へ進むことにする。

2024090915

 大松倉山への登りは長い。やはりこちらの道に入ると少し歩く人が減るのか、草が多くなった感じである。それでも問題はなく、ひたすら登っていく。だいぶ登った所で急に稜線に出た。森林限界を過ぎたようで低木しかない。右側は草しかなく、右手の山々を眺めながら歩く感じである。緩やかな道で進みがはかどる。途中にはハクサンフウロが咲き残っていた。

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 しばらく進んでいくと大松倉山に着く。さきほどの女性が休んでいた。

2024090919

 もう秋田駒ヶ岳なども遠くなっていたし、三ツ石山、小畚山もそれなりに距離があるように見えた。水を飲んで先に進む。

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 先へ進むと下りになるが、道が悪くなる。かなり掘れた感じの道の上に歩く人が少ないようでかなり横のヤブが繁茂して足元が見えにくかったりする。しばらく嫌な下りが続いた。途中で女性をパスし、先に進む。道はやがて緩やかな登りに転じるが、なかなか長い道で地味にきつい道である。それでもひたすら登っていくと先に案内板のようなものが見えてそこが網張温泉分岐だった。今は網張温泉へのバスが廃止されてしまっているので、宿泊しないと降りるのは無理なようだ。先に見えているのが犬倉山であろうか。せっかくなので犬倉山に立ち寄ることにしよう。少し登ると巻き道が分岐する。ふと振り返ると一人男性がやってきた。どこから来た人であろうか。

2024090921

 犬倉山への登りになるが、結構きつい。足にくる登りである。しばらく登ると木段になる。これもきつい登りで頑張ると山頂の標柱がある。そこにザックを下したが、さきほどの人が登ってきて右の道へ行った。地図を見ると周回路になっているようだ。自分もそちらへ行って右から左へ回り込んでわずかに登ると眺めのある所に出た。

2024090922

 そこにはベンチがあり、さきほどの人が休んでいた。自分もベンチに座って休む。歩いてきた道が見えるが、随分遠い。三ツ石山でさえ遠いが、その向こうに広がる八幡平の山々は随分遠かった。まだ早いがお腹がすいたので、パンを食べる。八幡平頂上でおにぎりを持っていたのに誤って一口食べてしまったパンである。なので食べかけではあるが、それなりにお腹は満たされた。せっかくなので、周遊してみる。左に進むとちょっと横の草がうるさい道をしばらく辿り、少し下ると元の標柱の所に戻ることができた。

2024090923

 さて、先に進む。下りは少しきつい。それでもどんどん下っていくと分岐に着く。ここまで来ると標柱には岩手山を示すプレートが付けられている。先へ進むとちょっと広い所に出た。そこにも標柱があり、水場30mと書かれている。30mならば行ってみようか。水もだいぶ飲んで間に合うとは思うけれど、少し心細くなった所である。そちらに入ると下り道になり、やがて急降下する。すると小さな沢があるようだ。降りると右奥から水が滾々と出ていた。飲んでみるとかなり冷たい。せっかくなので500mlくらい汲んでおく。美味しいけれど、大深山荘の水場とは少し違う感じの味である。悪くはないのだが、水の美味しさから言うと大深山荘の水場の方が美味しいように思えた。こちらの方がミネラル分を含んで少し硬いのかもしれなかった。

2024090924

 戻ろうとすると降りてきた人に会う。冷たくて美味しいですよと挨拶して登る。先に進むと樹林の中を緩やかな道で進む。相変わらずどこを歩いているのかよく分からない道でどんどん先へ進む。このあたり結構な人数のグループに何組か会った。木道もときどきあった。進んでいくと樹林の中の緩やかな登りがしばらく続く。やがて樹林の中を抜けると急登に変わる。木段も古くなっていて登りがちょっと大変な所もあった。左は大きな山になっていて、これが姥倉山なのだろう。ひたすら登るが、本当にきつい登りである。しかも日差しがあって、かんかんと照り付けるのでこれまた厳しい。やっとの事で登りきるとそこが姥倉山分岐だった。大松倉山の先でパスした女性が休んでいた。自分が犬倉山に登っているときに巻き道を進んだのかもしれなかった。岩手山まで行くのだろうか。岩手山の最後の眺めを楽しむ。ここまで来ると本当に近い。やっぱりちょっと後悔である。カメラを持って少し先まで行って写真を撮る。八幡平の山はもう遠い。左のポコンとした山は畚岳であろう。遥か遠くという感じである。随分歩いてきたものである。

2024090925

 さて、後ろ髪引かれる感じがするが、松川温泉に向かうことにする。岩手山をバックに登り始める。さきほど犬倉山で追いついてきた人も前を登っている。

2024090926

 しばらく登ると緩やかになり、松川温泉方面から来たのか、二人ほどこちらに向かっていて、その人と話をしていた。緩やかな道をしばらく進むと先ほどの人がなんと戻ってくる。これから岩手山方面に向かうのだろうか。わざわざ姥倉山を踏みに来たようである。少し進むと頂上右の表示があり、右にわずかに登るとすぐに頂上である。三角点が置かれていた。最後の眺めを楽しみ、松川温泉に向かう。

2024090927

 下り始めると左手には今日歩いてきた山々を見渡すことができる。普通、縦走したときに振り返ると歩いてきた山々を見ることができるが、下山中に見るような事はマレである。この道は戻るような方向に向かうからであろう。しばらくそんな眺めを楽しみながら下った。やがて急坂に変わり、ぐんぐん下っていく。樹林の中に入って眺めもなくなる。ひたすら下る道はやはり厳しい所も多かった。随分下ると道標があった。ザックを置いて一休みする。水を飲んで再び歩き始める。

2024090929

 どんどん下るが、まだしばらくきつい下りは続く。ただ、少しずつ斜度が緩んできた感じもする。樹林が変わり、針葉樹が目立つようになってきた。左には小さな沢でもあるのか水流が聞こえたが、登山道はすぐに離れてしまうようであった。標高を落としてきたせいか蒸し暑くなってくる。それでも東京近辺に比べたら相当マシである。緩やかになった道をひたすら下っていく。やがて涸れた沢を渡ったりしながら進んでいく。ようやく湯ノ森が近づいたと思う頃、平な所に出る。長い下りで疲れたのでザックを下して休憩する。水を飲んで、もう残りが少なくなってきたが、まだ1.5Lはあるので問題ない。

2024090930

 先に進むと緩やかに登ってブナが点在する所を通る。あまり大きくはないが、まずまずである。しかし気温はだいぶ上がったようだ。ちょっと下ってから再び登りになって少し登ると登山道の真ん中にデンと聳えている大木がある。何の木かは分からなかったが、それなりに大きな木である。少し下ると湯ノ森の表示のある所に着いた。あまり山頂らしくない場所であるが、そこから先は急傾斜の下りになっている。

2024090931

 下りに入ると足の痛くなる急降下が続く。どんどん下っていくとようやく少し緩んだ所があり、さらに先へ進むと再び少し斜度が上がる。ただ、さきほどのような急降下はなく下っていける。途中に大きなブナの木がある。巨木まではいかないものの、それなりに大きな木である。さらに下っていくと騒音が聞こえてくるようになった。どんどん下れば、一旦下りついた。先に光るものが見えてそこに向かうと、登りになって登山口に出た。光るものは止められている車のガラスに光が反射したものであった。岩手山の八合目避難小屋の料金表などが掲示されていた。

2024090932

 まだ時間が早い。この日は久しぶりの松川温泉泊まり。山の疲れを癒し、白濁のお湯を満喫、美味しい食事を堪能した。

 

裏岩手縦走(八幡平~大深山荘)

多忙で遅くなりましたが、9/8は八幡平へ。

2024090808(リンドウがよく咲いていた)

【 山 名 】裏岩手連峰縦走(畚岳、諸桧岳、前諸桧、嶮岨森、大深岳、小畚山、覘標ノ台、三ツ石山、大松倉山、犬倉山、姥倉山、湯ノ森)
【 山 域 】八幡平、岩手山付近
【 日 時 】2024年9月8日(日)~9日(月)
【 天 候 】8日 晴れときどき曇り
【 ルート 】8日 八幡平頂上バス停11:30→11:40登山口→11:55分岐→12:05畚岳→12:15分岐→12:55諸桧岳→13:35前諸桧→14:10嶮岨森→14:40大深山荘(泊)水場往復15分

☆裏岩手連峰縦走へ

 八幡平に行ったのはちょうど2000年の今頃、もう24年も前の事である。今年は忙しくて夏休みが取れなかったが、9月に入ってようやく取れることになったので、ずっと心の中で温めていた裏岩手縦走路を歩いて見る気になった。関東や南東北は天気が悪そうだったが、北東北は悪くなさそうである。

 久しぶりに新幹線で盛岡へ行く。はやぶさに乗るのは久しぶりである。停車駅が少なく、とても早い。盛岡まで2時間半かからずに着いてしまうほどである。途中、仙台付近は雨が降っていて黒い雲で覆われていて、大丈夫かなと心配になったが、先へ行くと明るくなり、盛岡近くなるとしっかり晴れていて安心した。

2024090801

 盛岡駅で下車してバス停に行く。日曜日なのでそれほどはバスは混まないだろうと予測したが、それなりには列ができているようだ。まずはバスの切符売り場に行ってバス券を買う。1700円とそれなりの額だが、東京近辺のバス代に比べるとそれほど高くはない。樹海ラインは通行止になっていて、バスも臨時ダイヤになっている。バスはしばらく走って東北自動車道を走り、松尾八幡平のICで降りて八幡平へ向かっていく。やがて物産館のある所で休憩となる。15分ほど休憩となったので、何かないかと物産館に入ってみたら、山ぶどうジュースが売られていた。小瓶で400円くらいとそれなりにしたが、買ってみた。山ぶどうと普通のぶどうジュースを混ぜたもののようである。それでも山で飲めば美味しいだろうと思う。再びバスの乗客となり、バスはどんどん登っていく。茶臼口で数人下車し、さらに乗った八幡平頂上で下車した。

2024090802

 やはり下車すると少し涼しい。ただ、湿気はそれなりにあるようだ。さすがに少し雲があったりはするが、それでも悪くない天気である。左手には畚岳がしっかりと見えていた。トイレなどを済ませて出発する。

2024090803

 しばらくは道路歩きである。時折、車がやってくるが、大型バスもやってきて、そういう時に限ってこちら側からも車がやってくるので、たまたま道の横にスペースがあったのでそこに避けたが、もしスペースがない所だったら、どうしようもなかったと思った。先へ進んでいくと登山口に着く。車が何台も駐車されている。畚岳やその先まで日帰りで入る人が結構いるようである。

2024090804

 先に進むとリンドウがよく咲いている。道は緩やかなアップダウンであまりきつい登りはない。右手に見える山々は秋田との県境の山々だろうか。やはり八幡平はかなりの高さがある場所だから、比較的楽な歩きである。途中パリバリという音とともにヘリが近くを飛んでいた。何かあったのだろうか。数人パスさせてもらって先へ進み、しばらくで畚岳への分岐に着く。

2024090805

 

 もちろん立ち寄ることにして右の道を登る。そのあたりにもリンドウがよく咲いていた。わずかにきついが、そんなに長くはなく、眺めの良い山頂に着いた。休んでいる人が数人いた。

2024090806

 降りていくとあっという間に分岐に戻る。後ろから来た人だろうか、数人のグループが休んでいたが、自分の方が先に出発する。緩やかに下っていく道が続く。少し掘れた感じの所もあって歩きにくい所もある。大抵、左や右に踏んだ跡があり、溝をそのまま進むか、上の踏み跡を辿るか、選択が難しいときもあった。日帰りの人たちであろう、数組に会った。

2024090807

 途中には小さな湿原なども見る。だんだんと人の気配のない雰囲気の中を進むようになって深山の雰囲気がしてくる。道の不安がないのが有り難い。こんな所でガスって一人で歩いていたら、かなり不安になるだろうと思うが、今日はほぼ晴れで良い雰囲気である。先に森を見て登りになる。大きな石が多い道でそんなにきつい登りではないものの、それなりにかかる感じである。しばらく登って先へ進んでいくと笹が広がっている中を進むようになった。もちろん道には笹はないのでまったく問題はない。そこでも人に会う。さらに先へ進むと急に道標の立っている所に着いた。そこが諸桧岳であった。

2024090809

 道は左へ曲がっている。後で地図をみるとどうやらこのあたり一帯が諸桧岳のようである。あまり明瞭な山頂ではないようである。先に進むと広い斜面の中に一筋の登山道が見える。

2024090810

 緩やかに下っていき、再び登っていくようである。ちょっと暑いが、風は少し涼しい。やはり北東北の山である。右手の遠くには山々が眺められるが、どこの山か分からないのが残念である。樹林の中の道をひたすら歩いていくと左に池が見える所に出る。石沼と書かれているのであろうか、道標が古くなっていて、読みにくいので分かりにくい。木道があるのだが、かなり古くなっていて壊れていたりする所も多い。できるだけ歩きやすい所を選んで進む。

2024090811

 先に行くと再び沼を見る。リンドウがそのあたりもよく咲いていた。さらに進むと前諸桧の道標のある所に着いた。

2024090812

 そこから進むと鈴の音が聞こえてくる。どうやら先を歩いている人がいるようだ。少し進むと左側が開けて、先に岩手山がきれいに見えている。今回、岩手山まで歩くプランにはしなかったが、避難小屋二泊で岩手山まで縦走した方が良かったかなとちょっと思う。

2024090813

 右に進むと先へ大きく下るようだ。一人、先へ向かって登っていくのが見えた。ツリガネニンジンを一つだけ見かけた。

2024090814

 進むと先に岩のある山が見えてくる。あれが嶮岨森であろう。登りはそれなりにきつそうだ。その前にかなり下らなくてはいけなかった。その向こうに見えているのは秋田駒ヶ岳であろうか。

2024090815

 一気に下っていき、鞍部らしい所に嶮岨森0.5Kmの表示がある。今回のボス山は、目の前に立ちふさがるようにある嶮岨森であろう。頑張って登っていく。途中で先を歩く人をパスさせてもらい、先へ登る。どんどん登れば、思ったほどではなく、山頂手前の岩場に登りつく。

2024090816

 振り返ると前諸桧やその向こうに広い斜面が広がっていた。

2024090818

 山頂はわずか先のようである。風があって涼しい。左下には池があるようだ。その池と先に見える岩手山の眺めもなかなかだった。

2024090825

 少し先に行くと嶮岨森の山頂である。

2024090817

 休んでいた人たちが前諸桧の方へ歩き出す所だった。これから戻ると結構な時間になるだろうが、車ならなんとでもなるのだろう。やはりヘリがバリバリと飛んでいる。やはり何かあったのだろう。

2024090820

 先に山荘が見えている。しかし、結構登りのようである。大深岳は大きな斜面の上なのであろうか。

2024090819

 歩き出して先に進んでいく。緩やかな登りが続く。やはり途中にはリンドウがよく咲いていた。登っていくとようやく大深山荘に着いた。

2024090821

 開けてみるが、誰もいないようだ。きれいな小屋でトイレもある。汲み取り式だが比較的きれいである。ザックを置いて水場へ行ってもよいが、水場まで3分と書かれているし、ちょっと不安なのでそのまま水場へ行ってみることにする。

2024090822

 山荘の上から左へ入る道を進む。樹林の中を少し進むと下りに変わり、草原が広がる中を木道で緩やかに下る。木道はやはり古くなっていて壊れかけているところもあるので注意が必要だった。下っていくとやがて水音が聞こえてきて、やっと水場に着いた。自分の足では5分くらいだろうか。水はたっぷり出ている。こないだの八ヶ岳の水場と同様にシェラカップから飛び出してしまうくらいの勢い良い水量である。手が切れそうな冷たい水で飲むとこれまた美味しい水である。たっぷりと汲んだ。

2024090823

 山荘に戻る。ザックを置いてしばらく休んでいると一人やってきた。さきほど抜いてきた人だろうか。しかし、ここには泊まらないようで、再び出発したようで静かになった。日曜日の宿泊だから人も少ないかなと思う。することもないので、飲み始めることにする。外にベンチがいくつもあるので、そこに座ってラジオを付けて聞く。結構FM局が入る。里に近いからだろうか。やはり水場の水で割る焼酎もなかなか美味しかった。今日も一人だろうかなんて思っていると16時近くなって人がやってくるようになった。この日の宿泊は5人ほどであった。夕方、サンダルで少しだけ大深岳方向に登ってみる。夕焼けに先に越えてきた嶮岨森が良い感じであった。

2024090824

早めに寝るが、なかなか寝付かれず、その上に何度も夜中に目が覚めた。

続く。

 

窓明山へ

三岩岳からの続きです。

2024080402(オトギリソウ)

【 天 候 】4日 くもりときどき晴れ
【 ルート 】4日 避難小屋5:30→6:05三岩岳6:05→6:30避難小屋6:40→7:00水場→7:40窓明山→8:50家向山手前9:00→9:45巽沢山→10:20保田橋登山口→10:40窓明の湯

☆再び三岩岳と窓明山へ

2024080401

 朝目覚めて時計を見ると4時過ぎだった。4時半にアラームをセットしておいたが、それよりも早く自力で目覚めた。外へ出るとあまり寒くないが、ガスっているようである。これでは今日はまったく展望はないだろう。山頂には行かないでそのまま窓明山に行くというプランも考えたが、時間的に早すぎる。11時頃に下山できればよいかと考えていたので、これからの行程を踏まえて、やはり行くことにする。食事を作っていると明るくなってきた。もしかすると晴れる可能性もなきにしもあらずという感じである。

2024080403

 再びサブザックで小屋を出て、昨日と同様に登る。やはりアブが来たが、一匹くらいで数は多くないようだ。昨日咲いていたタテヤマリンドウは閉じていたが、代わりに昨日は蕾だったお花はオトギリソウであった。しっかり咲いていた。やはり周りは白一色、明るくなってはいたが、やはり眺めなどはない。淡々と登って山頂に着くが、やはりガスであった。

2024080404

 ガスの山頂に長居する必要はない。写真だけ取ったら、さっさと下る。ガスの中を下っていくと少し日差しが出てきた。避難小屋に戻るとそのあたりはガスから抜けたようだ。今日も暑くなりそうである。

 さて、再び重いザックを持って出発とする。しっかりと避難小屋の扉を閉めた。

2024080405

 すぐ先の分岐には時間も書かれている。窓明山まで70分ほどのようだ。道を進むとやはり人が少ないせいか下草が多いのとやはりぬかるんでいる所が多々ある。その上に下草は濡れているので、ズボンがかなり濡れてしまう。雨具の下を出すのも面倒でそのまま進んだ。相変わらずアブは飛び回るが、昨日よりは少ないようだ。緩やかな下りがしばらく続き、少し先に山がちらりと見えたが、まだガスが多い。

2024080406

 下っていくと足元に水が流れるようになる。沢が近いと思っていると左に岩から水が流れている所がある。ここが水場だろうか。特に表示などはなかったが、ここで水を汲むことにした。まだ2L持っていたので、1Lだけ汲んだ。これだけあれば十分であろう。飲むとなかなか冷たい水で美味しかった。近くにはシオガマギクが咲いていた。

2024080407

 先に下ると右に曲がり、沢から離れる。やはりそこが水場であったようだ。しばらく進んでいくと小湿原に出る。やはりあまりお花はなく、先はガスである。

2024080408

 湿原が終わってしばらく進むと尾根に出る。ちょっと片斜面の道となり、わずかに歩きにくい所もある。振り返るとやはり三岩岳はガスの中、その上にガスが下降気味、あまり良い天気ではないようである。

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 先の窓明山方面もガスだが、右手にこんもりした山は家向山であろうか。そちらはなんとか見えている感じである。

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 先に進むと明るくなり、ガスが上がり始めた。日もさしてきて蒸し暑い。しばらく尾根道を登ったのち、先へ進むと再び小湿原を通る。そこもキンコウカが咲いていた。

2024080411

 そろそろ山頂が近くなってきた。登りも少し緩やかになり、やがてコンクリートに金属盤の付いた道標がある。窓明山の山頂はわずか先のようだ。ザックをデポし、カメラだけ持って先へ行くと山名板のある山頂に着いた。

2024080412

 ガスと湿気のせいで薄ぼんやりとした眺めで近くの山が見えたくらいであるが、なかなか良い感じの眺めであった。トンボがたくさん飛んでいる。トンボは自分的には益虫である。まだアブは飛んでいるが、トンボが多くなるとそのうちにアブも減るはずである。写真を撮り、また分岐に戻った。

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 そこから先へ進むが、気持ちの良い尾根道を下る。トンボが多いがアブも多い。しかし、気分よく下れる道である。笹は刈払いされている。先月の山開きの時に刈ってくれたのであろう。問題なくどんどん下ってまた眺めのない道となる。緩やかに下っていく道はしばらく続く。

2024080414

 樹林帯に入り、アブも少なくなる。その上、風が通ってひんやりする。またブナがあるからひんやりするのか、ひんやりするからブナがあるのか、いずれにしても悪くない場所で気分よく通る。長い道を下っていき、やがて右手が少し開けた所に出ると先に山が見えた。あれが家向山であろう。

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 まだしばらく先に下ると少し急な下りの所も過ぎて先に緩やかに進むと今度は一転して急な登りに変わる。ここまでずっと下りが続いたので、この登り返しは斜度もあり、かなりきつかった。それでも頑張って登るとピークらしき所に出て、左にロープの張られている所を見る。そこが家向山分岐らしい。

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 ロープが張られているものの道はなく、ここも激藪である。時間と踏み跡があれば家向山に行こうかと思っていたが、雪の時期でないと行くのは困難なようである。こんな状況を見ればあっさり諦めもつく。座り込んで少し休憩する。下には古い道標らしきものが落ちているが書いてあった字は見えなくなっていた。予定よりも早く下山してしまいそうだ。来た方を振り返るとかなり大きな木を見かける。その先にはちらりと肉眼では窓明山が見えたが、写真に撮るのは無理だった。

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 さて再び下り始める。日の当たるところはやはり暑い。それでも風がたまにあり、ちょっとだけ救われる。下っていくとかなりの太さのブナを見かける。巨木のサイズではないが、ブナにしてはかなりの太さである。ブナは成長が遅いのでこのサイズになるまでどのくらいの年月が経っているのであろうか。

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 どんどん下ってロープの付いた所なども下った。やがて少し緩やかに進む所に出る。

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 するとホツツジが群落で咲いていた。ホツツジの群落は滅多に見たことがなかったので、目にしたのは随分久しぶりなような気がする。

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 どんどん先に進んでわずかに緩やかな登りが続くとそこが巽沢山であった。

2024080421

 ここまでくれば、もう下山口まではそう遠くはないだろうと思った。しかし、先へ進むとそれなりに急な下りが続くようになる。わずかに登り返しなどもあるが、概ね急な下りが多い。周りの展望はないので、もう相当下ったのかなと思いながら下っていくとちらりと右が見えるところがあった。しかし、それを見るとまだまだ高い所にいる事が分かる。これでは下まで降りるまで相当ありそうだ。

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 やはりすぐ先からはかなりの斜度の急降下となる。ロープも付いている。これは登ってくるのは大変そうだ。

2024080423

 あっという間に高度を落としていく。ひたすら下っていくとやはり暑くなる。日差しがある所は強烈である。それでも構わず下っていくとやがて車やバイクの音が聞こえるようになってきて、さらに下ると右手に沢音が聞こえてくる。だいぶ降りると急に左に折れる。そこからもまだ急な下りが続き、ロープを掴まないとダメな所もあった。その下りをこなすと下りついたのか、右に曲がり、緩やかに進んで左に折れると登山口に着いた。

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 やっぱり暑い。スノーシェッド手前の温度表示は28度で昨日より1度高いようである。時計を見るとまだ10時半にもなっていなかった。

 さてあずき温泉に向かう。しばらく歩くと昨日登った登山口を右に見て、さらに進む。スノーシェッドに入れば涼しいかと思ったが、案に相違してやはり暑かった。かえって左側に雪避けのプレートが設置されているので風が来ないので余計に蒸し暑く感じた。車はスピードを出して走り去るが、歩道的なものがあるので大丈夫である。少し進むと一旦スノーシェッドを抜ける。右に上がる道があるが、そこが昔の黒檜沢の登山口であろう。整備されていないせいか、表示などは撤去されているようであった。再びスノーシェッドに入って先へ進む。またしばらく歩くとあずき温泉のバス停がある。

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 少し先に左に道がある。そちらに出るとそこは駐車場らしい広場になっていた。左にロープの付いた道がある。ロープをくぐって先に行ったら、建物があるが閉鎖されていた。これは以前のあずき温泉の建物らしく、今営業している窓明の湯はもう少し先らしい。スノーシェッドに戻って先へ進む。しばらく進むとスノーシェッドを抜けた先に新しい感じの建物があり、そこが窓明の湯であった。

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 入ろうかと思ったら、目の前に止まっていた車からおばさんが下りてきて、11時からですと言う。施設の人であった。ひとまず自販機で麦茶を買う。めちゃくちゃ冷えていたので飲むと体に染みわたった。ようやく時間になり、入浴する。檜枝岐に行きたかったのでバス時間まで40分弱しかない。カラスの行水で入ろうと思っていた。さくっと入浴する。道路横に出て、日差しの暑い中でしばらく待つとバスがやってきて手を挙げる前にウィンカーを出してくれたようだった。日曜日のせいか乗客は一人くらいだったようだ。桧枝岐まで乗る。まるやというお蕎麦屋さんに立ち寄る。さすがに昼時でしばらく待たされたが、美味しいお蕎麦と天ぷらで軽くお酒を飲んだ。

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 時間がまだ少し余った。しばらく歩いて道の駅まで行く。スキー場で雪まつりが開かれているのがバスの中から見えたからである。行ってみるとこの暑いのに確かに雪が残っていた。冬の雪の多い時期に覆いをかけておいて、今の時期まで持たせたものと思われた。入らなかったが、道路から眺めた。日当たりの良いバス停でバスを待つが、やはり厳しい暑さだった。やっと来たバスはやはり乗客は数人だったようである。会津高原駅に出て、いつものようにリバティーと各駅停車を乗り継いで帰途についた。

 

猛暑の三岩岳

2024080317(イワイチョウ)

【 山 名 】三岩岳(三ツ岩岳)、窓明山、巽沢山
【 山 域 】南会津
【 日 時 】2024年8月3日(土)~4日(日)
【 天 候 】3日 晴れのちくもり
【 ルート 】3日 国体コース登山口10:45→旧道分岐→12:25水場12:35→旧道分岐12:45→14:35避難小屋14:45→15:25三岩岳15:30→16:00避難小屋(泊)

☆猛暑の三岩岳へ

 やたらと暑い今年の夏。もう何度もレポを挙げているが、やはり暑い。その上に天候不安定、どうも高山に行こうという気が起きない。この猛暑に中級山岳はかなり暑いが、それでも三岩岳の標高は2000mを超える。ということで行ってみることにした。以前は黒檜沢から登る道が普通だったようだが、随分前の大雨以来、登山道は整備されていないようなので尾根を登る道が一般登山道である。ちなみに登山口から山頂までは標高差1300mあるようだ。

2024080301

 いつものようにリバティに乗り、会津高原駅で下車する。バス券を買ってバスに乗る。運転手さんにあずき温泉の手前で下車したい旨を告げて乗車した。軽い荷物を持った人や観光客がいるが、登山者らしき人はわずかだった。バスが走りだすと道路の温度表示は35度を示していた。しかし、しばらく走った所では33度と少し減った。随分乗ってあずき温泉のアナウンスでブザーを押し、運転手さんにスノーシェッドの手前でとお願いする。止まってくれたのは登山口の目の前であった。すぐ先のスノーシェッドの前に温度表示があり、その温度表示はなんと27度を示していた。しかし、そんなに涼しくはない。湿度が高いせいだろうか。

2024080302

 鈴の音が聞こえて一人降りてきた。避難小屋に泊まるのか聞かれたのでそうですと答えると扉が傾いていて開けにくいということであった。後で水場の事を聞くのを忘れてしまったと思った。近くには沢があるらしく、水音がしていた。登り始めるとのっけから木段の登りで少しきつい登りである。その先もやはりきつめの登りが続いて汗をかかされる。樹林の中なので木漏れ日であるのが有り難い。どんどん登っていくと少し緩やかな道になる。途中にはなかなか太い木もあって良い感じである。

2024080303

 一人下ってきたので水場について聞いてみたが、途中で降りてきたので分からないということだった。この暑さなので取りやめて引き返したのであろう。数年前はたくさん出ていたから大丈夫だろうということであった。しばらく進むと再び斜度が上がってそれなりにきつい登りが続く。途中、わずかに先が見えるところがあり、山頂と思われる山が先に見えたが遥かに遠い。あんな所まで登らなくてはいけないのかとちょっと思う。

2024080304

 ひたすら樹林の中の登りが続く。ロープが付いた所はそれなりにきつい登りである。何本か付いていて、しばらく頑張っているともう一人降りてきた。こんにちはと挨拶を交わしただけで先に進む。まだまだ登りは続く。さらに登っていき、そこそこ大きな木のある所を過ぎて、さらに先に行くと緩やかな登り道となる。また少し登ってから進むとわずかに下る。再び登りになってさらに登り、進むと左にテープの付いた所に出た。

2024080305

 この時点で水は2Lほど持っていた。しかし、避難小屋の前にも溜まり水があるようだけれど、まともな水場までは20分くらいあるらしい。ここから持ち上げようと旧道の方に入る。ガイドでは5分くらい下れば枝沢で水が汲める事が書かれていた。重いザックを持ったまま旧道の方に入る。あまり歩かれていないので枝などがあるが、このあたりは道は問題ない。緩やかに下っていくと思ったよりも早く、ちょろちょろと水の流れる所がある。二つくらい流れを見て、そのもう一つ先が少し水が流れているが、さらにもう一つ先の沢がそれなりに流れていたので、そこで汲むことにした。水はそれなりには冷たく、コップに入れると悪くない水である。流水なので煮沸した方が良いとは思うが、それなりに飲んだ。後でも特にお腹を壊すような事はなかった。2.5Lほど汲む。これで4.5Lになった。時間も良いので、冷たい水を飲みながら昼食のパンを食べた。

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 さて、避難小屋まで頑張ろう。再び道を登るが、沢のあたりは足場が悪く、バランスを崩しそうになった。ザックも重いのでふられないようにしないといけなかった。それほどかからず分岐に戻る。奥に先の山が見える所があるが、明日行く家向山あたりであろうか。

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 登り始めるとザックの重みがきつい。やはり4.5L水を持つとひしひしとその重みが感じられた。登りもそれなりにきつい斜度の登りが続く。ちょっと日が陰ったりすることが多くなり、そのあたりは救われた。日陰は帽子をぬぐ。風もたまに吹いてくれて、わずかに涼むこともできた。やはり高度を少し上げたせいか若干はよくなったが、登れば暑い。長い登りがひたすら続き、途中でバテて一本立てる。さらに登るとたくさんのトンボが飛ぶ。しかし、中に大きなアブが混じりだし、ブンブンと羽音を立てながらちょっかいを出してくる。長袖シャツなのでまだ良かったが、半袖シャツでは被害が酷かったろう。頭にも体当たりを食らわせるやつがいたので、少し曇っていたが帽子をかぶって防御した。さらに登っていると見えない所から指の腹を噛まれる攻撃。すぐに手を振り払うことで刺されはしなかったが、なにげに痛かった。しばらく格闘しながら登る。その上に樹林もなくなって日差しもまた復活し、上が空いているのできつい登りが続いた。木がある所が日陰になっていたのでたまらずにまた休憩。日陰で動かないと少しアブも少なくなるのが嬉しい。しかし、休憩を終えて登り始めると飛んできて増える。二酸化炭素に反応するらしいが、勘弁してもらいたい感じである。

2024080308

 ようやく少し登りは緩む。なかなか避難小屋が出てこない。こんな遠いのか。しばらく少しじめっぽい道を進む。わずかにぬかるみのある所もあった。さらに進むとやっと小湿原に出る。この時期、特に目ぼしいお花などはないようだ。古くなっている木道を進んでさらにまた草の生える道を登る。しばらく進むと少し岩などが出てきてわずかに水が流れている所がある。そこをさらに登っていくとやっと避難小屋に着いた。時計を見るとやはり標準タイムをかなりオーバーしていた。

 アブ攻撃を避けるために中に入る。やはり扉がなかなか開かない。全部は開かないようだが、入れるくらいには開いた。誰もおらず静かなようだ。忘れ物かあえて置き残したのか銀マットがたくさんあった。自分も銀マットは持ってきたのだが、せっかくなので使わせてもらうことにする。二階もあるようだが、たぶん来る人は少ないだろうから一階にする。

☆山頂へ

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 少し休んでからやはり三岩岳に向かうことにする。ザックを置いていくのは少し心配だが、サブザックを取り出して水やカメラなどを入れる。持ってきた虫よけスプレーをシャツや帽子などに吹きかけておく。多少は体に影響があるかもしれないが、アブに刺されるよりはマシである。一歩外へ出るとまたどこからともなくアブがやってきた。

 わずかに先が分岐になっていて、右に窓明山への道が分かれている。三岩岳へは直進である。少しの間はちょろ水が流れていたが、すぐに草の道になる。やはり問題なく道は続いている。わずかにぬかるんでいる所があるので避けたりしながら先へ進む。少し登ると小湿原が出てくる。キンコウカがよく咲いていた。木道は古いので少し斜度があると滑りやすいので注意しながら登る。まだまだアブはしつこく飛んでいる。小屋に戻るまでこの調子であろう。ただ、虫避けスプレーのせいか、刺されることはなかったので助かった。しばらく登っていく。もう雲がだいぶ出ていて、湿気もあるのでぼんやりと霞んでいるようだ。振り返ると登ってきた方面が見えた。随分登ってきたものだ。

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 やがてまた小湿原、そのまま木道を進んだら行き止まりだった。わずかに戻ると左に木道があった。そちらに入り、また登る。右に曲がって先に行くともう先のピークが山頂だろうか。

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 緩やかに登ってそのピークへの登りをこなす。するとやはり少し先が山頂で、文字のかすれている山名板が置かれていた。

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 先にも小ピークがあるが、そこへの道はなく、ハイマツなどの激藪になっている。残雪期には会津駒ケ岳へ行く人もいるようだが、この時期は無理である。できれば先の小ピークまで行きたかったがとても無理であろう。その先は低い雲とガスがかかり始めていて、会津駒ケ岳はもちろん見えなかった。

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 左をのぞき込むと低い山々が連なっている。雲が重いので遠望は無理である。でも、この暑い中を登り、山頂までこれただけで十分に満足であった。

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 さて、往路を戻る。アブの邪魔は相変わらずだが、少し風が吹いてきてわずかに涼しくなったのと、天候が悪くなるのか、登りよりアブの数が減った感じだった。途中に咲いていたイワイチョウやタテヤマリンドウなどの写真を撮りながら下る。

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 左に曲がるあたりは先に進むと三ツ岩らしいが、そこも激藪なのでとても行けるような場所ではなかった。

2024080316

 下っていくと先に窓明山と思われる山が見えた。しかし、さらに雲が増えて暗くなってきた。どんどん下り、再びキンコウカの咲く湿原を見てさらに下っていけば、避難小屋に戻ることができた。

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 誰か来ているかと思ったが、誰も来ていないようだ。もしかすると今日は自分一人かもしれないなと思う。時計を見るともう16時になっていた。水は明日も汲めるはずなので、酒を飲んでも大丈夫であろう。小屋の前に出て、持ってきた酒を飲む。座り込むとアブが高速で飛び回る。ただ、歩いたりしないせいか、近くを通るだけで通過していく。やはり動きがあるとターゲットとして見られるような感じである。ただ座っているだけならば虫避けスプレーの効果もあるのかもしれないが、特にまとわりつかれるような事はなかった。やはり誰も来る人はなく、静かなものである。17時半近くなったので食事を作る。やはり今日は一人であろう。一人の避難小屋宿泊は久しぶりである。少なくなったはずのアブが火を付けるとあっという間に数が増える。二酸化炭素を目当てにやはりやってくるようだ。食事を終えるとすることもないので、まだ少し暑いがドアを開けたままにして中に入る。シュラフカバーで寝ることにした。19時くらいまでは明るかったが、やがて暗くなる。とても静かな夜でたまにガタンという何かの音がしたり、遠くの地響きが聞こえてくるくらいである。

 しかし、21時を過ぎた頃にパタパタという音がする。これはネズミではとライトを付けてあたりを確認する。その時は見つからなかったが、ライトを消して少し寝るとまたパタパタと音がしたので再びライトを付けて探すとやはり白いネズミらしい小動物がちらりと動くのがみえた。こりゃ、このままだと食材とかを齧られたりしそうだ。このためではなかったが、今日は蚊取り線香を持ってきた。若干煙いが、齧られるよりはマシである。ライターを探したが見当たらなかったのでガスバーナーで点火した。適当な大きさに切って点けたが、1時間くらいは燃えていただろう。さすがにこの匂いには勝てなかったらしく、静かになってくれた。その後はぐっすりと寝ることができた。

続く。

大柴山から花渕山へ

2024060907(大柴山:なぜか猿のぬいぐるみがある)

【 山 名 】大柴山、花渕山
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2024年6月9日(土)
【 天 候 】くもりときどき霧
【 ルート 】テレキャビン山頂駅9:20→9:45大柴山→10:55花渕山11:05→12:20登山口→12:30尿前の関→13:00鳴子温泉駅

☆大柴山、花渕山へ

2024060901

 さて、二日目はテレキャビンで登ってしまうルートである。時間的には短いがどうなるのだろうか。宿を出るとあまり良い天気ではなく、どんよりとしている。それに涼しくもなく、湿気が感じられる。山には低い雲がかかって山頂付近はほぼ見えない。もしかするとわずかに雨が来たりするかもしれないなと思う。一駅乗って鳴子温泉駅で下車する。今日はバスがあるだろうとバス停に行くともう止まっていた。リゾートパークで下車する旨を告げてバスに乗り込む。やはり乗客は今日も自分一人である。リゾートパークまでは昨日と同様に500円である。

2024060902

 まだテレキャビンは朝の準備中のような感じだった。この天気ではあまりお客も来ない感じである。一人お願いしますと頼むと片道ですかと聞かれる。表示は往復料金しかなかったので往復しかないのかと思っていた。では片道をお願いしますと言うとパラグライダーの方ですかと聞かれる。いや、花渕山の方へと言うと入山届を記入して下さいということで名前や住所、電話番号などを記載した。片道は1000円であった。乗り込んで出発する。スキーに行くような気分だが、まだ誰も乗っておらず、動くテレキャビンは自分だけである。上に行くとガスの中に入って、風が寒いくらいに涼しい。今日はずっとガスの中だろうか。しばらく乗ってようやく山頂駅に着く。降りると右手に眺めがある場所がある。遠くはもちろん見えないが、意外に下は見えていた。すぐ先にはリフトの終点があり、そちらはスキー場なのだろう。先には月山や船形連峰と書かれているが、見えないのが恨めしい。まあ、雨でないだけマシという所だろうか。

2024060903

 さて、地図を見ると進む方向は反対側のようである。建物を右から回り込んで進むと笹の生えた道があるようだ。ただ道標のようなものは何もない。左右の笹がうるさく、だいぶ道にかぶっている。これで大丈夫なのかとちょっと心配になるくらいの道である。かき分けながら進まないといけない所もある。それでも下の道は続いているので、丹念にそれを追う。少し怪しくなっている所もあったりしたが、少し先に行くとなんとかまた道が見つかる。こりゃ入る人は少ないだろうな。しばらくそんな道が続いた。

2024060905

 しかし、やがて先の方に山が見えてきた。すると森が変わって笹が減り、歩きやすくなってホッとする。細いがブナであろうか。下りに変わってしばらく下る。先へ進んで再び登る。しばらく登っていくと通過点みたいな所に大柴山のプレートと木に猿のおもちゃが付けられていた。下には三角点が置かれている。静かな山である。

2024060906

 先に進む。人の気配などまるでない深山の雰囲気である。このあたり少しガスがかかっているようで進んで緩やかに下ると暗くなってきた。道は問題ないようだ。かえってテレキャビンからの道と比べると遥かに歩きやすい。

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 またマイヅルソウが足元にたくさん咲いている。

2024060909

 先へ進むとまたブナの森、やはりひんやりする。

2024060910

 緩やかに登ったのち、再び少し急な下りになる。気を抜いて歩いていたら、滑って尻もちをついてしまった。気を付けなれば。大木を見て先へ進む。

2024060911

 やがて道が左と右に分かれている所に出た。標柱があり、右が花渕山のようである。左は地図にある破線路であろう。あまり歩く人はいないのかもしれないが、道は続いているようだった。

2024060912

 先へ進む。空は明るくなったり暗くなったりを繰り返す。暗くなると雨が来そうだと思うが、特に降るようなことはない。やがて先へ進んでいくと二重山稜のような所の右側を通る。左は小さな谷になっていて、左手にも尾根らしきものが見える。

2024060913

 そこから先へ進むとどうやらシロヤシオと思われる木が並んでいる。下を見ると白い花がいくつも落ちていたが、残念ながら花期は過ぎているようで咲いている花は見かけなかった。まあ5月下旬頃のようだから、温暖化でさらに早まってもうこの時期では遅いのだろう。しばらく細い道を木の間を抜けて緩やかに登っていく。

2024060914

 さらに先へ進んでいく。左右の灌木の間を進んだり、樹林の中を進んだりと忙しい。ひたすら先へ行くと緩やかに下っていく。特にこれというものもなく、ひたすら道を先へ追う。やがて少し登りになって進んでいくとだいぶ山頂が近づいたのかなという気になる。細い道で右に進み、そこを抜けると左に入れる道がある。そちらに入って進むとそこが花渕山の山頂であった。樹林の中で眺めはない。三角点と山名柱があるだけである。手前には何かの観測用らしき小屋のようなものがあった。ちなみにここの三角点は後で知ったのだが一等三角点であった。道理で少し大きかった訳である。

2024060915

 早朝に食事をしただけなのでお腹も減ったし、ここで昼食のパンを食べることにした。静かな山である。あまり訪れる人もいないのであろう。この時間なら早い時間に下れそうだ。のんびり温泉に浸かって帰ることにしよう。

2024060916

 先へ進む。すると熊注意の看板があり、木槌と木の板がある。叩いて通ろうかとも思ったが、逆に刺激そうなのでそのまま進む。特に熊がいる気配はなかった。しばらく進むとやはりガスがかかっていて霧の中を進む。進んでいくと急に明るい所に出た。そこには鉄塔があり、先にはリフトの終点らしいものが見えた。そのまま進むとリフトの終点に出るが、もう木の板が腐って落ちていて使うことはできない状態である。昔のスキー場跡でリフトは放置されたままなのであろう。

2024060917

 道は左に曲がって下っていく。草や灌木が多く、あまり良い気分の道ではない。しかし、かなり人間臭く感じる道でもある。しばらく下ると先の方に下の方の民家などがちらりと見えたが、まだ遠いようだ。

2024060918

 さらに進むと右に曲がって樹林の中に入る。するとそこにも熊注意の看板と木槌。このあたりはよく出るのだろう。先へ進むと細い道を進み、樹林の中を緩やかに下っていく。

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 静かな樹林の緩やかな下降が続く。しばらく下って右へ進んで左に折れて進むと細いがブナの森の中を緩やかに下る。やがてまたリフトの近くに出る。そこを下っていくと先に建物が見えて、初めて道標を見る。登山道と書かれていてもう雄沼は過ぎたようだ。先に出ると明るいゲレンデだった場所は草地になっている。右の建物は展望レストランだったらしい。

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 再び道標を見て進むと木や草の多い道を下る。やがて草深い道を左に進んで樹林の中に入る。右に進んでいくと比較的歩きやすい道となる。再びブナの森を通った。

2024060921

 しばらく歩いていくと急に道が細くなって右に登る。すると再びリフトの残骸を見て下に向かう。またクマ注意の表示を見かけた。さらに先に進むと以前のスキー場の看板を見て、そこからは階段で急降下、さらに道が細くなり、歩きにくい道が続く。やがてロープ場が出てきて、急降下。エゴノキがあってたくさんの白い花が落ちていた。さらに左に進んでから再びロープの急降下となるが、ロープは4、5本続いただろうか、かなり長い急降下で降りる。杉林になってちょっとホッとすると緩やかな道になる。平坦な所を歩いていると先の方の車の通行音などが大きくなった。どんどん先へ進み、下っていくと目の前に道路が出てきて、やっと登山口に降り立つことができた。

2024060922

 左に道なりに進むとスキー場の駐車場だったらしい場所をみて左右に通っている道路に出る。道標があり、左に行けば尿前の関に行けるようだ。左へ進む。左手を振り返ると降りてきたと思われる山が見えたが、上の方にはまだ雲がかかっていた。しばらく進むと左に道があり、そちらに進めば尿前の関のようだ。道に入るとここは「おくのほそ道」らしい。階段で急降下すると下を通っている道路に出る。左に行くと駐車スペースがあり、そこに入り口があり、道標もある。入ってまた階段で下る。下っている途中では山菜らしき葉を取っている人たちがいた。さらに下ると道路に出た。右に尿前の関の案内板などがある。

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 さて、先の方に鳴子温泉が見えている。約3Kmほど歩かなくてはいけない。そのまま道を先へ進むとさきほどの車道に出る。そのまま進み、橋を渡る。左手に見える山が歩いてきた花渕山などであろう。低い雲が垂れこめていた。しばらく歩道を歩いて進むと橋の手前で右に人道橋があり、そちらを渡って先に進むと鳴子温泉駅に向かう道である。民家を見ながら進み、緩やかに登ると踏切で渡って商店を見る。もう鳴子温泉駅はそれほど遠くはなかった。

2024060926

 さて、最後はもちろん温泉に浸かって帰ろう。駅で列車の時刻を見ると1時間後にあるが、それを逃すとしばらく列車がなく、次は2時間40分後である。特に急いで帰らなくてはいけないことはないので乗り逃してもよいやと思う。少し下ったあたりに見つけた旅館で日帰り入浴をお願いする。たまたま一緒に入浴した人がいたが、その人も山歩きをする人で、歩いた山々に関しての話で盛り上がった。お湯も黒湯でよく、楽しい一時であった。

2024060927

 お風呂を出て時計を見ると思ったよりも早く出たので、列車に間に合いそうだ。旅館を出て、間に合わなくてもよいかと思いながら坂を登る。駅に着くとまだ発車まで余裕があった。列車に乗り込む。のんびりと走り、古川で停車したが、新幹線には乗らず、そのまま小牛田駅まで乗る。仙台駅行きの列車に乗り換えるが、少し遅れた。仙台駅に出て、一杯やる。お土産を買い込み、新幹線で帰宅した。

 

禿岳へ 下山編

Dsc_0770(ツバメオモト)

☆下山

2024060820

 最後の眺めを楽しんでいると誰かが残雪のある山が鳥海山だろうというので見てみるとわずかに雪のある山が遠くに見えたが、もちろん雲に隠れて山頂などは見えなかったので本当にそうなのかどうかは分からなかった。山頂にある標柱には最上町2Kとある。山形の方から登ることも可能なようだ。さて、下山にかかろう。

2024060822

 さすがに花立峠へ向かう道は歩く人も多く、良い道である。少し下ると登って来る人達に会う。少し下ると雪渓が遅くまで残っていたのではないかと思われるようななだらかな場所があり、そこにはミツバオウレンがこれでもかとたくさん咲いていた。

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 イワイチョウも咲いていた。少し進むと9合目の表示がある。右に入ると壊れかけた石祠の中に石仏が置かれていた。石祠にはロープが巻かれていて「祈再建」という札が付けられていた。

2024060824

 先へ進む。緩やかな下りになり、途中にはアカモノがまとまって咲いていた。

2024060825

 今日もオオバキスミレを見かけることができた。

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大きく下っていくようになる。先が見えて花立峠はまだかなり下らなくてはいけないようだ。ウラジロヨウラクがあったが、数本だけだった。

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 さらに下っていく。比較的緩やかな下りが続く。途中で水を飲んでいたら、早いおじさんが通っていった。しばらくすると5合目の表示があり、手前でグループが休んでいた。そこから急降下となる。ロープの付いている所もある。先を行くおじさんはやはり早く、追いつくことはなくていつの間にか見えなくなった。やがて急降下が終わると少し緩やかな下りが続くようになる。ブナの森も通る。

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 降りている人達をパスする。ひたすら先へ進んで下っていく。あまり急な所はなく、距離をかせぐ。どんどん進んでいくと少し登り返しが増えるようになった。やがて1合目の表示を見る。

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 先に行くと樹林を抜けて明るい所に出る。ヤマツツジがよく咲いていた。左手の眺めが広がり、だいぶ低くなったが、まだ下に集落や田んぼなど広い景色を見る。風も流れていて爽やかで気持ちよい。天気は良くなったようである。

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目の前にも山があるが、ちょっと登ってみたいものの、止めておくのが無難だろう。気分よく緩やかに下ると花立コース入口の標柱を見て花立峠に出る。舗装道路が通っていて、車がたくさん止められている。右の山形方面は通行止らしい。

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 さて、ここからは長い道路歩きとなる。それでも爽やかな風で気分は上々、道路を下り始める。タニウツギがよく咲いていた。そのせいかどうかは分からないが、何か植物の毛のようなものがたくさん飛んでいた。どんどん歩いて下っていく。さすがに長い歩きである。随分歩いた所で左を見上げるともう禿岳が大きく高かった。ついさきほどあそこにいたのだなと思うと感慨深い。

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 まだ時間が早いせいか、通る車はほとんどなく、たまに一、二台通り、峠バイカーが数台登っていった。随分下ると樹林の中で大きなじぐざぐで下って広い所に出る。広々としていて気分が良い。上よりは少し温度が上がったが、まだ気分よく歩ける。しばらく歩いていたら、車が一台止まって乗って行くかと言われたが、お礼を言ってそのまま歩く。もうリゾートパークはそんなに遠くないと思われた。さらにしばらく歩いてゲートのようなものがあり、さらに先に進む。途中で近道のような林道に入って進んだら、キャンプをしているのか椅子などを出して座っている人たちがいた。私有地だったのか申し訳なく思う。でもこんにちはと挨拶してくれたので安心した。そこから下に降りると道路に出て、先へ行けば、ホテルの入口を右に見る。さらに歩いて進み、少し登ると右にテレキャビンのセンターがあり、その横にバス停があった。

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 時刻を見ると45分ほどの待ちである。テレキャビンのセンターに入ってジュースを買って飲んだ。日差しがあるので日当たりのよい所で休みたくない。バス停横の建物はこの時期は使われていないようなので、そのあたりの日陰に座り込んでバス待ちした。時間になると10数人乗りの小型バスがやってきたので乗る。乗客は自分一人で、途中からも誰も乗って来ないので駅まで一人だった。

 列車に一駅乗って鳴子御殿湯駅で下車する。この日は東鳴子温泉に宿泊した。

 

禿岳へ 登り編

2024060835(イワカガミ)

【 山 名 】禿岳
【 山 域 】宮城の山
【 日 時 】2024年6月8日(土)
【 天 候 】晴れときどきくもり
【 ルート 】田野原8:45→9:15登山口→10:50七合目→11:25禿岳11:40→12:45花立峠→13:55リゾートパークオニコウベバス停

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☆田野原から禿岳へ

 今回は鬼首付近の山に行くことにする。日曜日はあまり良い天気予報ではなかったが、土曜日は悪くなさそうだ。また今回も土曜日は頑張り、日曜日は若干緩めのプランで行くことにする。やはり夜行バスに乗り、仙台へ。一駅新幹線を利用して古川から陸羽東線に乗る。しばらく乗った鳴子温泉駅で下車する。しかし、バス停へ行くとなんと乗ろうと思っていたバスがない!

 ネットで調べたのは休日ダイヤ、土曜日も休日に含まれるというのが東京付近のバス時刻では一般的だが、この休日ダイヤはまさしく日曜日と祝日しか運転されていなかったのだ。またやっちまったな~。しかし、明日は天気悪いから今日行かないと登る気力がなさそうだ。仕方なくタクシーで行くことにする。

 駅前にはタクシーが数台待機している。料金を聞いたのだが、年配の運転手さんも田野原までは行ったことがなかったようだ。リゾートまで5千いくらとのことだった。登山口まで乗るつもりはなかったが、集落までなら6~7千円で行けるのではと思う。タクシーは快調に飛ばして走る。長いトンネルをいくつも通ってオニコウベに向かう。トンネルが終わったあたりでスマホで地図を確認する。現在走っている位置が表示され、便利な世の中になったものである。地図を見ていれば問題なく田野原のあたりで右にカーブする前の登山口に向かえそうな道の入口で止めてもらえた。5250円と予想よりは低かったので助かった。10300円を渡すとお釣りはまさに禿岳へGOGO!(5050円)である。

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 禿岳には雲がかかっていたが、晴れている。やはり天気は良さそうだ。午後は暑くなるかもしれない。今はそれほど暑くはない。地図を見ながらしばらく道を歩いていく。特に道標などはない。田んぼを見ながら歩き、やがて林道らしい道に変わる。しばらくは舗装されている道だったが、やがて分岐があるとそこからはじゃり道に変わった。もう暑くなってきた。長袖のシャツを脱いでTシャツで歩く。樹林の中を歩くことが多く、あまり日差しが当たらないのが有り難い。それでも汗はかかされた。少しずつ登り基調に変わり、くねくねと曲がりながら進んでいくと道も悪くなって車は入れない道であろう。右に曲がって進むと禿岳登山道と書かれた標柱の立つ場所に着く。そこには簡単な地図もあり、新中峰コースの案内図がある。以前は別な所から登ったようだが、登山道の崩落などで付け替えられた道のようである。

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 草の生えた林道だったと思われる道を進む。ところどころ日当たりがよい所を歩くので少し暑い。それでもまだ空気は爽やか、まだ六月の蒸し暑さまではいかないようだ。風も少しあるので有り難かった。さすがに先の方に禿岳が近くなってきたが、随分登らされそうだ。直線的な道をしばらく進んでから右に曲がり、しばらく進むと再び登山道の標柱がある。そこからは本格的に山道のようだ。水を飲む。

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 のっけからロープの付いた急な登りである。すぐに左の小尾根に乗るが、そこから先も急登が続く。見上げる急登はえらくきつい。これでは登る人は少ない訳である。ここはじっくりと登るしかない。途中には緑色の大量の糞が落ちていた。鹿のものよりはかなり大きく、イノシシやクマのものだろう。まさか出てこないよね。頑張って登っていくと一合目の表示を見る。水を一口飲む。まだまだ急登は続き、ロープの付いている所もある。登りならば特に掴む必要はなかったが、きつい道は続く。やがて大きな木も出てくる。ブナであろうか。さらに登るとギンリョウソウ軍団があった。細いがブナの森を通る。二合目の表示は倒れていた。それにしても急登は終わらない。どのくらい登ればこの急登は終わるのだろうか。合目表示が出てこないなと思いながら登るとやっと三合目。これも倒れている。合目ごとに一口水を飲むことにした。

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 登っているとまた糞を見る。これは黒っぽく、熊のものと思われた。やっぱりこのあたり結構いそうである。もう少し先にも見かけた。道は悪くなく、続いているので問題はない。それでもたまにしか人は入らなさそうである。

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 やっと四合目の表示がある。登ってきたせいか暑くもなく、比較的快適である。雲が多いせいか日差しもそれほどではない。

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 ようやく少し斜度が緩くなり、右手に眺めがある所に出る。中腹あたりまで来ただろうか。右手には山が連なっている。雲が低いが、さきほどかかっていた低い雲はなくなったようである。ちょっとした岩の多い道を登る。それなりに登らされるが、ときどき右を眺めながら登る。やがて先に進むと五合目の表示が出てきた。

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 そこを通過してさらに先に進むとイワカガミが咲いている。薄ピンク色が良い感じである。たくさん咲いていた。先に進むとあまり見かけない。さらに登っていく。

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 先にピークがあるが、そこまで登るのかなと思っていたが、だいぶ登ると左に進む。すると六合目と思われる場所の標柱は折れていて合目表示がばらばらになって落ちていた。

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 そこからは左へ進むようだ。先に大きな山が見えるが、それは禿岳ではなく手前のピークらしい。久しぶりに少し下る道になるが、道には草がかぶる。左に下の眺めが広がり、田んぼなどを見下ろすことができる。足元が悪いので歩きやすくはないが、気分の良い道である。足元にはマイズルソウがたくさん咲いている。

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 左は草や灌木だが見えない部分が斜面になっているようで落ちそうになるので注意して右側を進む。まだ禿岳までは距離があるようだ。歩いてはいるのだが、道があまり良くないので時間がかかる。少しずつ登って七合目の表示があった。そのあたりが1164mだろうか。

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 さらに先に進み、緩やかに登る。アカモノも咲いていた。イワカガミも再び出てきた。八合目と思われる標柱は倒れていて合目表示は見当たらなかった。だいぶ道に笹や灌木の枝がはみ出していて、草も多い。ときおり枝などを払い避けながら進む。

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 マイズルソウもわずかだが咲いていた。草原を先に見ながら右に登る。近くにはなかったが、遠くにコバイケイソウが咲いているのを見かけた。さらに登ると禿岳への稜線がもう近くなった。さすがにここまでくれば山頂は遠くないだろう。九合目らしい標柱があった。

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 進んでいくと先に禿岳の山頂と思われる場所が見え、数人が動いているのが見えた。もう山頂は近いと思うとミツバオウレンが咲いていた。細かいアップダウンで進むと人の声が聞こえてきて、山頂に飛び出た。

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 禿岳山頂の大きな石標が立っている。数グループが休んでいた。天気はあまり良いとは言えず、どんよりとしているが、涼しい風が吹き、かえってこの方が良かった。登った先に見えるのは花立峠やその先の山々であろう。反対側にも山々が並んでいるのだが、どこの山か分からなかった。昼食にする。

続く。

 

湯ノ岳へ

12/23はいわきへ。

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湯ノ岳に行ってみたかったけれど、このあたりバスが非常に少なくなっていて乗るのが難しい状態。利用は無理かなと思っていましたが、なんとか川平という登山口近くへはバスがあり、東京からでも乗れそう。これを使うことにしましたが、これさえも電車と接続が非常に悪く、3時起きで出かけました。いわき駅でコーヒー飲んで時間を潰してようやく川平というバス停へ。登山口には川平住宅の方が近いですが、わずか先の終点です。

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少し歩くと住宅地の先に登山口。

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緩やかに登っていきます。先に見えるのが湯ノ岳と思われますがまだ遠いなぁ。この先高速の上を橋で渡りました。

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登山道は問題ないですが、途中、少し荒れた所があります。道標を見て安心。

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明るい所をどんどん登っていきます。歩く人は多くはなさそうだけど、道はそれなりにしっかりしています。

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ひたすら登ると稜線に辿りつきました。右に展望台があるようなので行ってみます。

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道路に出て、しばらく道路を歩きました。何か置かれていて狭い駐車場を通り抜けて展望台。

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近くには三大明神山という山、左には低い山々の連なりを見ることができました。

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戻る橋の上からはいわき市街と海を眺められました。

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電波塔がたくさんあるのを見ながら進むと道路脇に湯ノ岳の山頂。

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昼食を取るにはあまりにも寂しいので、そのまま下りました。しばらく下って道路を渡り、さらに進むと観音堂跡。ここで昼食にしました。

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どんどん下っていくと途中には数人が下っていました。パスして先へ下ると登り返して丸山公園近くの登山口に到着。

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帰りの足がないので、ひたすら道路を下ります。丸山公園口のバス停への道を過ぎてさらに進んで下ると小野田の集落。平日ならバスがあるけれど、土日はなし。左へ行けば川平バス停に戻れますが、右へ駅へ向かいました。

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ひたすら歩いてさらに丘陵みたいな所を通る道路を登って下っていきました。もうやってないと思うけれど、古い旅館だったと思われる建物がありました。やっと湯本の街っぽくなりました。

 

仙台の戸神山へ

12/3は戸神山へ。

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また相変わらずのボケぶり。上愛子小学校と愛子小学校を勘違いしていて、昨日乗れなかった錦ヶ丘行きのバスに乗ってしまいました。愛子駅を過ぎた所で気づいたのですが、もう遅し。たくさん人が降りた錦ケ丘のバス停で自分も下車。愛子駅まで歩いて下り、いろいろ調べたら、愛子駅前というバス停から作並温泉行きのバスがあるらしい。駅前というから駅に来るのかと思ったら、違うみたい。結局、少し歩いた所にバス停があり、一時間待ち。すぐに発車する定義行きのバスがあり、上愛子小学校前を通ったらしい。失敗ばっかりで、結局、上愛子小学校前のバス停に着いたのは、10時30分近い時間でした。とほほ。

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しばらく道路を歩いてようやく登山口。フェンスがありますが、横から抜けられます。

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浄水場を過ぎるとあまり使われていない山道という雰囲気になり、ヤブの中に旧白沢峠分岐という表示。左にあまり使われていなさそうな道が分岐していました。

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しばらく歩いていくと手製の道標のたくさん付いた分岐。戸神山への道は地元の有志の方が整備されているだけのようです。

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表コースを右に見て裏コースの先に進みます。道は続いているけどちょっと細く、若干歩きにくい所もあり。樹林の向こうに見える山は戸神山でしょう。

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細くて歩きにくい所を過ぎるとなかなか良い雰囲気。昔の東北の峠道はこんな感じだったのかなと思わせてくれる良い道。

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だいぶ歩いて右に入り、しばらく進むと戸神山へのショートカット道がありますが、そのまま進みます。

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だいぶ歩いていくと左に緩やかな道と分かれて右に折り返して女戸神山に向かいます。

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ちょっと横の枝がうるさいけれど、問題のない日だまりの道を進みます。

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緩やかに登って女戸神山に到着。静かな小さなビーク。

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戸神山まではもう少しですね。

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少し歩けばもう戸神山の鞍部。帰り道が左に分かれています。

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ロープも付いたかなりの急登をこなすと戸神山の山頂。案に相違して誰もおらず。

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広い眺めを楽しめました。ゆっくりと昼食を取りました。近くに見えるのは白沢五山かな。

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下ろうと思ったら、遠くには雪山。もしかしたら、右は泉ヶ岳と正面は船形山かな。きつかったけど思い出の山々だなぁ。。。

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表コースは表なのにあまり歩かれていない感じ。途中踏み跡っぽくなってどこへ下ればいいの、とちょっと不安になりましたが、その先は分かりやすくなって問題なく下れました。途中には炉端と書かれた所がありました。ここで焚火とかするのかな。

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のんびり下って登山口に出ました。ホントは白沢五山も一部は歩いてみようと思ったけれど、朝の失敗があるので、またの機会に歩くことにしました。上愛子小学校前のバス停まで戻りました。

 

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