ということで、磐城石川駅から11時50分の大久田行きのバスに乗り、竹貫の鎌倉岳へ。

もちろん乗客は自分一人。矢崎バス停で下車します。土休日も同じですが、帰りのバスが17時近くまでしかないので、平日だと15時後半にあるので、平日でないと厳しいです。

少し手前に戻って橋を渡ります。桜が咲いていましたが、さすがにもう頂点を過ぎている感じでした。
この日の天気予報は晴れのちくもり、やはり雲がやってきたようで、どんより気味でした。

渡って少し進むと市神の碑。このあたりは磐城から浜通りに通じる街道の途中にあり、荷市場という地名はその中間点に当たり、物資の交換地点として栄えたことなどから地名が付けられたということでした。この碑は元応巳年(1319)とあり、中世の板碑に後から市神の文言を追加したとの説明書きがありました。

しばらく歩けば鎌倉岳登山口。駐車場があって数台、車が停められていました。

登山口にはちらほらニリンソウが咲いていました。

登山口からきつい登りの登山道をひたすら登ります。しばらく登ると木祠が。雷神社でしょうか。

かなり急な尾根をひたすら登っていくとちょっとした岩ゴツの尾根になりました。

岩の上をしばらく登るとようやく西登山口分岐。

少し尾根を登ると一部登山道が歩けなくなっていて注意書きがありました。

少し登って人の声が聞こえてきたので分岐で少し待つと女性グループが。
教えてもらうとお花が咲いているということてなので、そちらの道に入りました。
やはりイワウチワが咲いていました。

カタクリもよく咲いていて、春の雰囲気でした。

途中、神社への道は通行止めになっていてロープがありました。トラバース道を少し行くと右回りコースとの分岐に出ました。

ちょっとトラバース気味に進むと山頂分岐に出ました。

ということでしばらくきつい登りで山頂に到着。三角点がしっかりありました。

天気が悪くなってしまったものの、良い眺めでした。

まだ時間があるので、右回りコースを歩きます。
稜線はなかなかアップダウンがきついですが、小さなピークには石仏かいくつか置かれていました。

登りの時に上の方にちらりと見えた休憩舎まで行きました。同じ道を下山するつもりでしたが、まだ余裕があるので、やはり下山は違うコースにすることにして、同じ道を戻りました。

山頂分岐から少し下ると天狗の足跡。岩場にちょっとした彫りのようなものがありますが、あまり天狗っぽくは見えませんでした。

さらに下ると小平地に降り立ち、右にはふれあいの小径という踏み跡が分岐していました。

少し下るとヤマザクラがよく咲いていましたが、さすがにもう終わりかけの雰囲気がありました。

林道っぽい広い山道をしばらく下れば、駐車場のある大作登山口でした。

しばらく林道を下っていきました。随分長く感じたけど、行きに登った登山道入口に戻りました。

少し下ると神社がありました。
もう社殿も古くなっている神社でしたので、鳥居の前から良い山を歩けたことを感謝してお祈りしました。

矢崎のバス停からは夕方遅い時間からしかバスがありませんので、バス停一つ歩きます。
近くにはコンビニもありましたので立ち寄って、ドーナツパンとコーヒーを買いました。
横川バス停でのんびり待つと小野方面から曲がってきたバスがやってきました。平日限定で15時過ぎや16時頃にもバスがあります。
もちろん乗客は自分一人。でも、途中の小学校から地元の小学生がたくさん乗ってきて、スクールバス代わりに使われているようです。
そのおかげかどうか桜の多い川沿いの奥の集落にバスは立ち寄り、バス内から花見ができました。
もちろん、途中の集落で小学生はそれぞれ下車して、結局、駅まで乗ったのはやはり自分一人でした。
本当に良い山を良い時期に歩くことができ、楽しい山旅でした。

たくさんのイワウチワに会えたのも良い思い出になりました。
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